JP2019150568A - 椅子及び階段式移動観覧席 - Google Patents
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Abstract
Description
このような構成であれば、上述した本開示の一態様の椅子と同様に、座り心地の向上と、背もたれを配置するために必要な空間の縮小と、を実現することができる。
このような構成であれば、少なくとも1つの連結部材の厚さが大きくなってしまうことが抑制され、背もたれ全体として厚くなってしまうことを抑制できる。ここでいう厚さとは、少なくとも当該椅子が第1状態にある場合の略前後方向の厚さである。また、少なくとも1つの連結部材が上記長手方向に幅を有するため、シート状部材の広い範囲を囲うこととなり、着席者の背中へ物が当たることを高度に抑制できる。
このような構成であれば、着席者の背中が少なくとも1つの連結部材に強く当たることによって着席者が不快に感じてしまうことを抑制できる。
また、当該椅子を前記第1状態としたときに、少なくとも前記一対の保持部における上下方向の中央よりも下部において、前記少なくとも1つの連結部材が配置されていてもよい。このような構成であれば、少なくとも背もたれの下方部分を少なくとも1つの連結部材により囲うことができる。
[1.第1実施形態]
[1−1.全体構成]
図1A〜図5に、本実施形態の椅子1を示す。椅子1は、階段式移動観覧席に用いられる。なお以下の説明において、上下、左右、及び前後の方向は、椅子1に正しく着席した使用者(以下、着席者)を基準とした方向である。また特に断らない限り、上記の方向は図1A〜図3に示される後述する第1状態のときの方向を意味する。
図6A〜図6Cを用いて、背もたれ12の構成を説明する。背もたれ12は、シート状部材41と、一対の保持部42と、複数の連結部材43と、を備える。
裏側枠体52は、図8A〜8Cに示されるように、矩形の枠型である。裏側枠体52は、複数の連結部材43と一体に形成されている。裏側枠体52における枠型部分には、前方に突出する凸部54が形成されている。この凸部54は、上述した凹部53に挿入可能に構成されている。凸部54を凹部53へ挿入した状態でネジ等により固定することで、表側枠体51と裏側枠体52とが一体に構成される。なお、本実施形態では、シート状部材41は前述の特許第3845049号公報に開示される手法にて表側枠体51と一体成型されており、シート状部材41の端部は、裏側枠体52によって覆い隠されている。
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)椅子1は、背もたれ12における着席者の当接する部分に弾性を有するシート状部材41を用いているため、硬い背もたれを用いた椅子と比較して、着席者が背もたれ12に当接したときに良好に背中にフィットすることとなり、座り心地が向上する。
[2−1.全体構成]
第2実施形態において第1実施形態と共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
基部111は、当該椅子101が設置される平面である設置面103に配置される。脚部113は、基部111に設けられた回転軸を中心として前後に揺動可能に構成されている。なお図9Aは脚部113が後方に揺動し、背もたれ117が後方に移動して机102との間隔が大きくなった第1状態であり、図9Bは脚部113が前方に揺動し、背もたれ117が前方に移動して机102との間隔が小さくなった第2状態を示している。
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)、(1d)、(1e)に加え、以下の効果が得られる。
[3−1.全体構成]
第3実施形態において第1実施形態と共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
図10A〜図11Cに示される本実施形態の椅子201は、第1実施形態の椅子1と比較して背もたれの構成が相違する以外は同一の構成である。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
椅子201に用いられる背もたれ211は、正面視で略矩形である。また背もたれ211は、平面視では、左右両端ほど前方に位置し、中央ほど後方に位置するように緩やかにカーブしている。
背板221は、当該椅子201の着席者の背中に当接する位置に配置される。この背板221は、全体として薄い板状であり、シート状部材に相当する。
また図13に示されるように、背板221は、下側の端部が最も厚さが大きく、上側に向かって徐々に厚さが小さくなるように形成されている。図13は椅子1の左右方向の中央の断面図であるが、背板221は左右方向のいずれの位置でも上側ほど厚さが小さくなるように形成されている。
以上詳述した背もたれ211を備える第3実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)と同様の効果を奏し、さらに以下の効果が得られる。
(3ア)背もたれ211の具体的な形状は第3実施形態に示した形状に限定されるものではない。例えば、背もたれは矩形である必要はなく、丸みを帯びた形状、左右が非対称な形状など、様々な形状を採用することができる。また、突出部223、屈曲部224の形状も特に限定されない。例えば、それらが設けられる位置、突出量、厚さ、幅などは任意に定めることができる。また、背もたれ211には突出部223及び屈曲部224の一方又は両方が設けられていなくてもよい。
また第1領域及び第2領域は、背板の上下方向の全域であってもよいし、背板の上下方向の一部の領域であってもよい。例えば背板の上端部と下端部を除く範囲としてもよい。
このような背もたれ331及び背もたれ351は、シート状部材に相当する。
[3A]
椅子に用いられる背もたれであって、
当該椅子の着席者の背中に当接する位置に配置される背板を備え、
前記背板における左右方向の中央の領域を含む第1領域の厚さは、該背板における前記第1領域よりも左右の端部側に位置する領域である第2領域の前記厚さよりも大きい、背もたれ。
[3B]
[3A]の背もたれであって、
前記背板は、上側に向かって徐々に厚さが小さくなる部分を含む、背もたれ。
[3C]
[3A]又は[3B]の背もたれであって、
前記背板の左右の両端部における少なくとも下側の領域には、該背板における周囲よりも剛性が高い高剛性部を備えている、背もたれ。
[3D]
[3A]から[3C]のいずれか1つの背もたれであって、
前記第1領域には、当該背もたれを前記椅子の座体又は前記座体を支持する支持体と連結する連結部が接続されている、背もたれ。
[3E]
[3A]から[3D]のいずれか1つの背もたれであって、
少なくとも前記第2領域には、前記背板の柔軟性を向上させるための柔軟構造が形成されている一方、前記第1領域には、前記柔軟構造が形成されていない、背もたれ。
[3F]
[3A]から[3E]のいずれか1つの背もたれであって、
前記背板の上端には、後方に突出する突出部が設けられている、背もたれ。
[3G]
[3A]から[3F]のいずれか1つの背もたれであって、
前記背板は、左右方向の中央から左右の両端に向かって徐々に厚さが小さくなる領域を含む、背もたれ。
[3H]
[3A]から[3G]のいずれか1つの背もたれであって、
前記背板の左右の両端部のうちの上下方向に関する少なくとも一部は、当該背板における同一の高さの部分のうちの最も厚さの小さい部分である、背もたれ。
[3I]
[3A]から[3H]のいずれか1つの背もたれであって、
前記背板の主たる部分は、熱可塑性エラストマー、又は、熱可塑性エラストマーを含む混合物を素材として成形されている、背もたれ。
[3J]
[3A]から[3I]のいずれか1つの背もたれを備える椅子。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
また連結部材43は、背もたれ12又は背もたれ117の下部にのみ設けられていてもよいし、上部にのみ設けられていてもよい。また、連結部材43は、枠体31の開口の全面を覆うように設けられていてもよい。
また連結部材43は、上記実施形態で示したように背もたれと一体であってもよいし、背もたれとは別個の部材であってもよい。
また、一対の保持部42がシート状部材41を保持するための構成も特に限定されず、シート状部材41を保持することができる様々な構成を採用することができる。
Claims (9)
- 使用者が着座可能な着座面を有する座体と、背もたれと、を備える椅子であって、
前記背もたれは設置面を基準とした前後方向の位置を変更可能に構成されており、
当該椅子は、前記背もたれが相対的に後方に位置する第1状態と、該第1状態よりも前記背もたれが相対的に前方に位置する第2状態と、に遷移可能に構成されており、
前記背もたれにおける着座した前記使用者と当接する部分は、弾性を有するシート状部材により構成されている、椅子。 - 使用者が着座可能な着座面を有する座体と、背もたれと、を備える椅子であって、
前記背もたれは設置面を基準とした傾斜角度を変更可能に構成されており、
当該椅子は、前記背もたれが相対的に後方に傾斜する第1状態と、該第1状態よりも前記背もたれが相対的に前方に傾斜する第2状態と、に遷移可能に構成されており、
前記背もたれにおける着座した前記使用者と当接する部分は、弾性を有するシート状部材により構成されている、椅子。 - 請求項1又は請求項2に記載の椅子であって、
前記背もたれは、
当該椅子を前記第1状態としたときに上下方向に長さを有する柱状であって、左右方向に間隔を開けて設けられ、前記シート状部材を保持する一対の保持部と、
前記シート状部材の後方において前記シート状部材から前後方向に間隔を開けて配置され、前記一対の保持部を架け渡す少なくとも1つの連結部材と、を備える、椅子。 - 請求項3に記載の椅子であって、
前記少なくとも1つの連結部材は、前記一対の保持部の長手方向に幅を有する板状の部材である、椅子。 - 請求項3又は請求項4に記載の椅子であって、
前記少なくとも1つの連結部材は、該連結部材の左右方向の中央が後方に凸となるように湾曲した形状である、椅子。 - 請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の椅子であって、
前記少なくとも1つの連結部材は、複数の連結部材であり、
前記複数の連結部材は、前記一対の保持部の長手方向に並び、かつ、前記長手方向に間隔を開けて配置されている、椅子。 - 請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の椅子であって、
当該椅子を前記第1状態としたときに、少なくとも前記一対の保持部における上下方向の中央よりも下部において、前記少なくとも1つの連結部材が配置されている、椅子。 - 請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の椅子であって、
前記一対の保持部それぞれは、略直線的に延びている、椅子。 - 高さの異なる複数の段床を備え、前記複数の段床が上下方向に重なった状態である収納状態と、前記複数の段床が階段状に展開されて観覧席を構成する状態である展開状態と、に遷移可能な階段式移動観覧席であって、
前記複数の段床には、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の椅子が連結されている、階段式移動観覧席。
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