JP2019149637A - 干渉妨害波を検出するテレビジョン受像機 - Google Patents

干渉妨害波を検出するテレビジョン受像機 Download PDF

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Abstract

【課題】対象チャンネル信号への干渉レベル、及び干渉の有無を判定するテレビジョン受像機を提供することを目的とする。【解決手段】テレビジョン受像機(100)は制御部(12)を備え、上記制御部は、アンテナ部(80)への供給電源を停止したうえで、対象チャンネル信号への干渉の有無、及び干渉レベルを判定する。【選択図】図1

Description

本発明は高度衛星放送受信における干渉妨害波の検出に関する。
2018年から開始される8K/4K高度衛星放送は左旋円偏波を新しく使用する。該衛星放送には、宅内配線として1軸伝送が採用されており、アンテナのLNB出力は2224〜3224MHzを使用する。この出力帯域においては、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の既存の無線システム、及び電子レンジの周波数(2.4GHz)と重なる部分のチャンネルが存在する。
既存の無線システム、電子レンジ等の周波数が、干渉波として高度衛星放送の受信を妨げ、ブロックノイズ、音途切れ等が発生する場合がある。また、高度衛星放送の受信が不可能となる場合もある。
例えば、特許文献1には、隣接チャンネルによる受信妨害が生じないテレビジョン受信装置及びテレビジョン受像機が開示されている。
また、特許文献2には、ビット誤り率を基に受信品質レベルを判断し、マルチパス干渉が生じていると判定した場合は、その旨を表示部に表示し、ユーザーに注意喚起する表示端末が開示されている。
特開2006−270693号公報(2006年10月5日公開) 特許4161159公報(2002年2月15日公開)
一方で、ローカルエリアネットワーク等の送受信モジュールも、テレビジョン受像機にとっての新たな干渉源になり得ることが発明者の知見により得られている。これらの新たな干渉源からの干渉に対しては、特許文献1及び特許文献2の技術を用いても対処することはできない。
本発明の一態様は、上記課題を解決するものであって、チューナ部とは異なる送受信モジュールが存在する場合であっても、干渉の有無を判定することのできるテレビジョン受像機を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るテレビジョン受像機は、制御部を備え、アンテナ部への供給電源を停止したうえで、対象チャンネル信号への干渉の有無、及び干渉レベルを判定する。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るテレビジョン受像機の制御方法は、アンテナ部への供給電源を停止したうえで、対象チャンネル信号への干渉の有無、及び干渉レベルを判定する。
本発明の一態様によれば、対象チャンネル信号への干渉レベル、及び干渉の有無を判定することができる。
本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機の構成要素を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機のチューナ部及び復調部の構成要素を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機の表示部が表示する通知の例である。 本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。以下の特定の項目(実施形態)における構成について、それが他の項目で説明されている構成と同じである場合は、説明を省略する場合がある。また、説明の便宜上、各項目に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。
〔テレビジョン受像機〕
図1に示すように、本実施形態に係るテレビジョン受像機100は、メインシステム部10、送受信モジュール40、スピーカ60、表示部70を備えている。また、本実施形態に係るテレビジョン受像機は、外部のアンテナ部80と接続されている。なお、記載の簡潔性を担保する観点から、本実施形態に直接関係のない部分は構成の説明及びブロック図から省略した。ただし、実施の実情に則して、テレビジョン受像機100は省略した構成を含んでもよい。
メインシステム部10は、アンテナ部80から入力されたテレビジョン放送信号を処理し、当該放送信号の示す音声をスピーカ60から出力し、当該放送信号の示す映像を表示部70から出力する。メインシステム部10は、制御部12、チューナ部14、復調部16、デスクランブルおよびデマックス処理部18、音声処理部20、表示処理部24、記憶部26、フラッシュメモリ28、及び高速デジタルI/F部30を備えている。
制御部12は、テレビジョン受像機100の各部を統括的に制御するものである。制御部12の各機能、及びテレビジョン受像機100に含まれる全て機能は、例えば記憶部26、フラッシュメモリ28等の記憶素子に記憶されたプログラムを、CPUが実行することによって実現されてもよい。制御部12は、本実施形態では、特に各部より送信される対象チャンネル信号の品質及び送受信状態等から対象チャンネル信号への干渉の有無、及び原因を判定する。
チューナ部14は、外部のアンテナ部80から受信した放送信号の伝送チャンネルを選局する。チューナ部14が備える詳細な部については後述する。
復調部16は、チューナ部14から得られた放送信号を復調してデジタル信号を生成する。復調部16が備える詳細な部については後述する。
デスクランブルおよびデマックス処理部18は、復調部16から入力された放送信号のスクランブルの解除処理を行い、解除処理した信号を映像信号と、音声信号と、その他の信号(字幕用データ等)とに分割する。分割された映像信号は表示処理部24に出力され、分割された音声信号は音声処理部20に出力される。
表示処理部24は、制御部12、及びデスクランブルおよびデマックス処理部18の少なくとも1つから入力された信号を表示部70に表示できるように処理を行うことによって表示用データを生成し、生成した表示用データを表示部70へ出力する。
表示部70は、表示処理部24から入力される表示用のデータを、表示面に表示する。表示部としては、表示機能を有する装置であればよく、ハードウェアの種類は限定されない。例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、ELディスプレイ等の表示素子と、表示処理部24から入力された表示用のデータに基づいて、当該表示素子を駆動するドライバ回路とを備える装置等で、表示部70を構成できる。
音声処理部20は、制御部12、及びデスクランブルおよびデマックス処理部18の少なくとも1つから入力された信号の処理を行うことによって音声データを生成し、生成した音声データをスピーカ60へ出力する。音声処理部20は、例えば、アンプ等の音声出力処理回路で構成できる。
スピーカ60は、音声処理部20から入力される音声データを外部へ出力する。
記憶部26は、制御部12が制御プログラムを展開する主記憶部として使用される。記憶部26としては、例えば、半導体RAM(randam access memory)を挙げることができる。
フラッシュメモリ28は、各種の情報を格納可能な不揮発性の記憶機器であり、主記憶部である記憶部26に対し、補助記憶部として使用される。本実施形態においてフラッシュメモリを想定しているが、不揮発性のメモリであればよく、フラッシュメモリ以外では、例えば、ハードディスクドライブ、ROM等が挙げられる。本実施形態において、フラッシュメモリ28は、制御部12が判定した干渉に関する情報を適宜記憶してもよい。
高速デジタルI/F部30は、送受信モジュール40との通信部である。本実施形態において、高速デジタルI/F部30は、送受信モジュール40において検出された送受信状態についての結果を受け取り、その結果を制御部12へ送信する。
送受信モジュール40は、信号の送受信をできるモジュールであればよく、例えば、WiFiモジュール、Bluetoothモジュールが挙げられる。送受信モジュール40は、受信信号品質、電界強度、変調方式及びコーディングレート等、通信路に関係する情報を収集し、高速デジタルI/F部30へ送信する。
図2では、チューナ部14、及び復調部16の構成要素を示す。図2に示すように、チューナ部14はアンテナ82の電源部1、干渉レベル検出器2、増幅器4、低雑音増幅器5、フィルタ6、可変利得増幅器7、を備える。
電源部1は、アンテナ82に電力を供給する。特に本実施形態において、電源部1は、制御部12によって電源の入切が制御される。
アンテナ部80が受信した放送信号は、まず増幅器4へ送信される。増幅器4は、アンテナ部80から供給された所定の周波数帯域の周波数の放送信号を増幅させる。増幅器4は、増幅させた信号を、低雑音増幅器5へ送信する。
低雑音増幅器5は、増幅器4から受信した放送信号を低雑音指数にて増幅する。低雑音増幅器5は、増幅した信号をフィルタ6へ送信する。
本実施形態において、低雑音増幅器5と、フィルタ6との間に、放送信号の干渉レベルを検出するための干渉レベル検出器2を備える。本実施形態において、干渉レベル検出器2は、アンテナ部80への供給電源を停止したうえで、対象チャンネル信号の干渉レベルを検出する。アンテナ部80への電源が供給されている場合は、受信電力を測定する受信信号強度指標回路として動作してもよい。
フィルタ6は、低雑音増幅器5によって増幅された信号から、所望の周波数成分を抽出する。すなわち、所望のデジタル放送の放送振動以外の信号を取り除くためのバンドパスフィルタである。フィルタ6は、抽出した周波数成分を有する信号を、可変利得増幅器7に送信する。
可変利得増幅器7は、後述する自動利得制御部55から供給された利得調整信号に基づいて、フィルタ6からの信号を、復調部16に入力可能な電圧まで増幅させる。可変利得増幅器7は、増幅した信号を、復調部16に送信する。
また、復調部16はA/D変換器51、信号復調部52、誤り訂正処理部53、出力I/F54、及び自動利得制御部55を備える。
A/D変換器51は、チューナ部14から受信した放送信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器51は、変換したデジタル信号を信号復調部52に送信する。
信号復調部52は、A/D変換器51から受信したデジタル信号を復調し、復調信号を出力する。信号復調部52は、復調信号を誤り訂正処理部53に送信する。
誤り訂正処理部53は、復調された信号の誤り訂正を行い、出力I/F54を介して復調部16の外部へ出力する。
また、自動利得制御部55は、A/D変換器51から出力されたデジタル信号の電圧を参照して、信号復調部52によって復調された復調信号の最適な強度を算出し、当該算出結果を自動利得調整信号として、チューナ部14の可変利得増幅器7にフィードバックする。
〔干渉の判定処理〕
本実施形態に係るテレビジョン受像機100が備える制御部12は、アンテナ部80への供給電源を停止したうえで、対象チャンネル信号への干渉の有無、及び干渉レベルを判定する。上記の構成によれば、制御部12が、対象チャンネル信号への干渉の有無、及び干渉レベルを判定することができる。制御部12が電源部1に指示することにより、アンテナ部80への供給電源を停止する。アンテナ部80への供給電源が停止されると、アンテナ部80は放送信号を受信しなくなる。しかし、供給電源を停止しても、干渉レベル検出器2等において信号が検出される場合は、外部機器等の影響による干渉が存在する可能性がある。すなわち、アンテナ部80への供給電源を停止したうえで検出される信号強度を測定することで、干渉の有無、及び干渉レベルを判定することができる。
アンテナ部80への供給電源を停止するタイミングは、特に限定されないが、例えば、制御部12によって干渉の判定処理が開始された場合に、制御部12がアンテナ部80の電源部1を切ればよい。
本実施形態において、制御部12は、自動利得制御部55で出力される自動利得調整信号値、及び干渉レベル検出器2で検出される受信信号強度のうち少なくとも1つを参照することにより、対象チャンネル信号への干渉の有無、及び干渉レベルを判定する。上記の構成によれば、制御部12が、対象チャンネル信号への干渉の有無、及び干渉レベルを判定することができる。干渉レベルを示す指標として受信信号強度の値を用いてもよいし、自動利得調整信号値から算出した値を用いてもよい。
(干渉の判定処理1−1)
また、本実施形態において、制御部12は、自動利得調整信号値と、所定の自動利得調整信号値との差が所定の値よりも大きい場合に、対象チャンネル信号への干渉が有ると判定する。上記の構成によれば、制御部12が、対象チャンネル信号への干渉の有無を判定することができる。
自動利得調整信号値は、自動利得制御部55から可変利得増幅器7に送信される信号値である。復調部16に供給される信号が全くない場合、信号復調部52で信号が検出されず、自動利得制御部55がチューナ部14からの出力信号を大きくするよう可変利得増幅器7へ指示する。すなわち、アンテナ部80への供給電源が停止されている場合、通常、自動利得制御部55は、自動利得調整信号値が取り得る絶対値の最大値を可変利得増幅器7に出力する。しかし、ゼロでない信号が復調部16で検出される場合、自動利得制御部55は、所定の自動利得調整信号値よりも小さい値を可変利得増幅器7に出力する。すなわち、制御部12は、自動利得調整信号値と、所定の自動利得調整信号値との差が所定の値よりも大きい場合、対象チャンネル信号への干渉が有ると判定することになる。
所定の自動利得調整信号値は、特に限定されないが、自動利得調整信号値が取り得る絶対値の最大値を固定値として所定の自動利得調整信号値としてもよく、また、較正処理等により適宜値が更新されてもよい。所定の値は、特に限定されず、固定値を設定してもよく、使用環境に応じて適宜値を更新してもよい。
(干渉の判定処理1−2)
また、本実施形態において、制御部12は、受信信号強度が所定の受信信号強度以上である場合に、対象チャンネル信号への干渉が有ると判定する。上記の構成によれば、制御部12が、対象チャンネル信号への干渉の有無を判定することができる。
受信信号強度は、チューナ部14が備える干渉レベル検出器2によって検出される。所定の受信信号強度は、特に限定されないが、固定値を用いてもよく、また、較正処理等により適宜値が更新されてもよい。
本実施形態において、制御部12は、自動利得調整信号値、及び受信信号強度のどちらか一方を参照して対象チャンネル信号への干渉レベル、及び干渉の有無を判定するものでもよく、また、両方を参照して干渉の有無を判定するものでもよい。
本実施形態において、干渉の判定処理の開始のタイミングは、特に限定されないが、例えば、テレビジョン受像機の初期設置時等に予めユーザーに決定させてもよい。また、アンテナ部80への供給電源が切断されていないときの全チャンネルの信号品質を評価し、対象チャンネルの信号品質と、対象チャンネル以外のチャンネルの信号品質とを比較し、品質の差が所定の閾値以上であった場合に干渉の判定処理を開始させてもよい。信号品質としては、例えば、チャンネル信号の受信信号強度、キャリアノイズ比、ビット誤り率等が挙げられる。
〔ユーザーに通知する処理〕
本実施形態に係るテレビジョン受像機100が備える制御部12は、干渉に関する情報を表示部70に表示させるよう表示処理部24に指示し、干渉に関する情報をユーザーに通知する。また、制御部12は、対象チャンネルに関する情報、及び干渉の原因に関する情報を更に表示してもよい。上記の構成によれば、ユーザーがどのチャンネルに干渉があるか、及び干渉の原因を知ることができる。図3に表示部に表示する通知例を示す。制御部12は、干渉に関する情報の内容に合わせて、ユーザーへのコメント等をさらに表示してもよい。図3の(a)は受信チャンネルの干渉レベル、(b)は受信チャンネルのそれぞれの干渉レベルと、干渉レベルから干渉の有無を判定した結果について通知する例を示している。また、干渉レベル及び干渉の有無の判定結果に加え、(c)はWiFiによる干渉の可能性を示すコメント、(d)は現在行っている処理の内容、(e)及び(g)は行った処理の結果、(f)は干渉物をテレビジョン受像機から遠ざけるようユーザーに促すコメントを通知する例を示している。制御部12が干渉に関する情報を表示部70に表示させることで、ユーザーは、どのチャンネルが干渉を受けているのか知ることができ、放送のノイズ、音途切れ等のトラブルの原因等をさらに知ることが出来る。また、ユーザーが対象チャンネル信号への干渉に対処することができる。
〔較正処理〕
本実施形態に係るテレビジョン受像機100が備える制御部12は、所定の自動利得調整信号値を較正する第1の較正処理、及び所定の受信信号強度を較正する第2の較正処理の少なくとも何れかの較正処理を行う。較正処理により、所定の自動利得調整信号値、及び所定の受信信号強度が較正され、制御部12が対象チャンネル信号への干渉レベル、及び干渉の有無を正確に判定することができる。
(第1の較正処理)
第1の較正処理では、自動利得調整信号値と所定の自動利得調整信号値との差が所定の値よりも小さい場合に、自動利得調整信号値を所定の自動利得調整信号値に設定する。換言すれば、第1の較正処理では、自動利得調整信号値と所定の自動利得調整信号値との差が所定の値よりも小さい場合に、自動利得調整信号値を用いて、当該所定の自動利得調整信号値を更新する。
(第2の較正処理)
また、第2の較正処理では、受信信号強度が所定の受信信号強度よりも小さい場合に、受信信号強度を所定の受信信号強度に設定する。換言すれば、第2の較正処理では、受信信号強度が所定の受信信号強度よりも小さい場合に、受信信号強度を用いて、当該所定の受信信号強度を更新する。
第1の較正処理、及び第2の較正処理が開始されるタイミングは特に限定されない。例えば、テレビジョン受像機の電源が切られるというユーザーの操作をトリガーとして行われてもよいし、干渉の判定処理において、干渉が無いと判定された場合に行われてもよい。また、較正処理によって較正された所定の自動利得調整信号値、及び受信信号強度は、フラッシュメモリ28等に記憶されてもよく、記憶された所定の自動利得調整信号値、及び所定の受信信号強度を参照して、制御部12が対象チャンネルへの干渉レベル、及び干渉の有無を判定すればよい。
〔送受信モジュールの使用帯域を変更する処理〕
本実施形態に係るテレビジョン受像機100は、送受信モジュール40を更に備え、制御部12は、干渉が有ると判定した場合に送受信モジュール40の使用帯域を変更する。上記の構成によれば、制御部12が、対象チャンネル信号への干渉に対処し、干渉を回避することができる。例えば、送受信モジュール40が2.4GHzの帯域を使用しており、干渉の判定処理において対象チャンネルに干渉が有ると判定された場合、制御部12は、送受信モジュール40に使用帯域を2.4GHzから5GHzへ変更させるよう指示してもよい。
〔テレビジョン受像機の判定処理例〕
次に、図4のフローチャートに基づき、テレビジョン受像機100の判定処理について説明する。まず、判定処理を開始し、ステップS(以下「ステップ」は省略する。)101に進む。
S101では、制御部12が、アンテナ部80への供給電源を停止し、S102に進む。S102では、制御部12が、〔干渉の判定処理〕に記載の判定処理を行う。干渉が有ると判定されるのは(1)及び(2)の少なくとも1つの場合である。
(1)自動利得調整信号値と、所定の自動利得調整信号値との差が所定の値よりも大きい((干渉の判定処理1−1)に対応)。
(2)受信信号強度が所定の受信信号強度以上である((干渉の判定処理1−2)に対応)。
S102で干渉が有ると判定された場合は、S103に進む。また、S102で干渉が無いと判定された場合は、S104に進み、〔較正処理〕に記載の較正処理が行われる。
S103では、制御部12が、表示処理部24に干渉に関する情報を表示させるよう指示する。S103の通知の後、〔送受信モジュールの使用帯域を変更する処理〕で記載の処理を行い、再度S102の干渉の判定処理を行ってもよい。また、干渉の判定処理の結果を再度ユーザーに通知してもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
テレビジョン受像機100の制御ブロック(特に制御部12)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、テレビジョン受像機100は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るテレビジョン受像機(100)は、制御部(12)を備えており、上記制御部は、アンテナ部(80)への供給電源を停止したうえで、対象チャンネル信号への干渉の有無、及び干渉レベルを判定する。
上記の構成によれば、制御部(12)が対象チャンネル信号への干渉の有無、及び干渉レベルを判定することが可能になる。
本発明の態様2に係るテレビジョン受像機(100)は、上記態様1において、表示部(70)を更に備え、上記制御部は、上記表示部に干渉に関する情報を表示させる。
上記の構成によれば、ユーザーが干渉に関する情報を知ることが可能になる。
本発明の態様3に係るテレビジョン受像機(100)は、上記態様2において、上記制御部が、自動利得調整信号値、及び受信信号強度のうち少なくとも1つを参照することにより、上記対象チャンネル信号への干渉の有無、及び干渉レベルを判定する。
上記の構成によれば、制御部(12)が対象チャンネル信号への干渉の有無、及び干渉レベルを判定することが可能になる。
本発明の態様4に係るテレビジョン受像機(100)は、上記態様3において、上記自動利得調整信号値と、所定の自動利得調整信号値との差が所定の値よりも大きい場合、及び受信信号強度が所定の受信信号強度以上である場合の少なくとも1つであるときに、上記対象チャンネル信号への干渉が有ると判定する。
上記の構成によれば、制御部(12)が対象チャンネル信号への干渉の有無を判定することが可能になる。
本発明の態様5に係るテレビジョン受像機(100)は、上記態様3又は4において、上記制御部が、上記自動利得調整信号値と所定の自動利得調整信号値との差が所定の値よりも小さい場合に、上記自動利得調整信号値を所定の自動利得調整信号値とする較正を行う第1の較正処理、及び上記受信信号強度が所定の受信信号強度よりも小さい場合に、上記受信信号強度を所定の受信信号強度とする較正を行う第2の較正処理の少なくとも何れかの較正処理を行う。
上記の構成によれば、所定の自動利得調整信号値、及び所定の受信信号強度が較正され、制御部(12)が対象チャンネル信号への干渉レベル、及び干渉の有無を正確に判定することが可能になる。
本発明の態様6に係るテレビジョン受像機(100)は、上記態様2〜5の何れかにおいて、送受信モジュール(40)を更に備え、上記制御部は、上記干渉が有ると判定した場合に上記送受信モジュールの使用帯域を変更する。
上記の構成によれば、制御部(12)が、対象チャンネル信号への干渉に対処し、干渉を回避することが可能になる。
本発明の態様7に係るテレビジョン受像機(100)は、上記態様2〜6の何れかにおいて、上記制御部は、上記表示部に上記対象チャンネルに関する情報を表示させる。
上記の構成によれば、ユーザーが対象チャンネルに関する情報を知ることが可能になる。
本発明の態様8に係るテレビジョン受像機(100)は、上記態様2〜7の何れかにおいて、上記制御部は、上記表示部に上記干渉の原因に関する情報を表示させる。
上記の構成によれば、ユーザーが干渉の原因に関する情報を知ることが可能になる。
本発明の各態様に係るテレビジョン受像機(100)を動作させるためのプログラムであって、上記制御部としてコンピュータを機能させるための制御プログラムである。
上記の構成によれば、制御部(12)が、対象チャンネル信号への干渉の有無、及び干渉レベルを判定することが可能になる。
本発明の態様9に係る制御方法は、アンテナ部(80)への供給電源を停止したうえで、対象チャンネル信号への干渉の有無、及び干渉レベルを判定することを特徴とする。
上記の構成によれば、制御部(12)が、対象チャンネル信号への干渉の有無、及び干渉レベルを判定することが可能になる。
本発明の各態様に係るテレビジョン受像機(100)は、制御部(12)がコンピュータによって実現されてもよく、この場合には、コンピュータを上記制御部が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記制御部をコンピュータにて実現させる制御部の制御プログラム、及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
100 テレビジョン受像機
12 制御部
40 送受信モジュール
70 表示部
80 アンテナ部

Claims (10)

  1. 制御部を備えたテレビジョン受像機であって、
    上記制御部は、
    アンテナ部への供給電源を停止したうえで、対象チャンネル信号への干渉の有無、及び干渉レベルを判定することを特徴とするテレビジョン受像機。
  2. 表示部を更に備え、
    上記制御部は、上記表示部に上記干渉に関する情報を表示させる、請求項1に記載のテレビジョン受像機。
  3. 上記制御部は、
    自動利得調整信号値、及び受信信号強度のうち少なくとも1つを参照することにより、上記対象チャンネル信号への干渉の有無、及び干渉レベルを判定する請求項2に記載のテレビジョン受像機。
  4. 上記制御部は、
    上記自動利得調整信号値と、所定の自動利得調整信号値との差が所定の値よりも大きい場合、及び受信信号強度が所定の受信信号強度以上である場合の少なくとも1つであるときに、上記対象チャンネル信号への干渉が有ると判定する請求項3に記載のテレビジョン受像機。
  5. 上記制御部は、
    上記自動利得調整信号値と所定の自動利得調整信号値との差が所定の値よりも小さい場合に、上記自動利得調整信号値を用いて上記所定の自動利得調整信号値を更新する第1の較正処理、及び
    上記受信信号強度が所定の受信信号強度よりも小さい場合に、上記受信信号強度を用いて上記所定の受信信号強度を更新する第2の較正処理の少なくとも何れかの較正処理を行う請求項3又は4に記載のテレビジョン受像機。
  6. 送受信モジュールを更に備え、
    上記制御部は、上記干渉が有ると判定した場合に上記送受信モジュールの使用帯域を変更する請求項2〜5の何れか1項に記載のテレビジョン受像機。
  7. 上記制御部は、上記表示部に上記対象チャンネルに関する情報を表示させる、請求項2〜6の何れか1項に記載のテレビジョン受像機。
  8. 上記制御部は、上記表示部に上記干渉の原因に関する情報を表示させる、請求項2〜7の何れか1項に記載のテレビジョン受像機。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載のテレビジョン受像機を動作させるためのプログラムであって、上記制御部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
  10. 制御部を備えたテレビジョン受像機の制御方法であって、
    アンテナ部への供給電源を停止したうえで、対象チャンネル信号への干渉の有無、及び干渉レベルを判定することを特徴とするテレビジョン受像機の制御方法。
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