JP2019149618A - 画像形成装置 - Google Patents

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孝 臼井
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Abstract

【課題】貼付対象物の表面の大きさや形状に対応させて印刷画像を貼付対象物に貼り付けるために、貼付対象物の大きさ等を考慮して印刷画像を調整するユーザの調整作業の負担を軽減させることを課題とする。【解決手段】表示部と、印刷画像を取得する印刷画像取得部と、印刷画像を貼り付ける貼付対象物の表面の画像である対象物画像を取得する貼付対象物画像取得部と、取得された印刷画像と前記対象物画像とを合成する画像合成部と、印刷画像と対象物画像とが合成された画像を前記表示部に表示する合成画像表示部と、表示部に表示された印刷画像と対象物画像との合成画像を編集する画像編集部と、編集後の合成画像を出力する出力部とを備え、画像編集部は、合成画像を利用して、貼付対象物の表面の所定の領域に、取得された前記印刷画像の一部または全部が貼り付けられるように、印刷画像を編集することを特徴とする。【選択図】図2

Description

この発明は、画像形成装置に関し、特に、貼付対象物に貼り付ける画像を取得して編集および印刷する機能を有する画像形成装置に関する。
従来から、画像形成装置が利用されているが、書類の複製機能に加えて、書類の読取(スキャン)機能や、読み取った画像の大きさや色等を変更して印刷する機能を有する複合機が利用されている。
また、紙媒体だけでなく、透明フィルム等に画像を印刷することができる画像形成装置もあり、たとえば、特許文献1には、透明性を有する媒体に、主画像と白インク等による背景画像とを重ねて印刷する場合に、主画像が印刷される表面と反対側の背景画像の裏面に、背景画像に対する主画像の位置と色に対応させて、裏移り抑制画像も印刷して、主画像の裏移りを目立ち難くした印刷装置が記載されている。
さらに、画像が印刷された媒体のうち、画像が印刷された部分を切り取って所定の対象物の表面に貼る場合は、画像が印刷された部分を貼る対象物の大きさ、形状、色などを考慮して、ユーザが、所定の入力操作をして印刷すべき画像の大きさ等を調整編集した後、編集後の画像を媒体に印刷していた。
特開2012−76371号公報
しかし、特許文献1の印刷装置を含め従来の画像形成装置では、印刷すべき画像を所定の対象物に貼るために、印刷すべき画像の大きさ等を調整する場合、事前に、ユーザが、対象物の表面の大きさや形状を測定し、測定された対象物の表面の大きさ等に基づいて、印刷すべき画像を貼り付ける正確な位置を決めて、印刷すべき画像の大きさや位置を調整する作業をする必要があった。
また、印刷すべき画像を貼り付ける対象物の表面に、画像を貼り付けてはいけない部位がある場合、たとえば、操作ボタンやカメラのレンズなどが対象物の表面にある場合には、操作ボタンやレンズの位置に画像がかからないように、印刷すべき画像の大きさや位置を正確に決定して、印刷すべき画像を調整する必要があった。
このような印刷すべき画像の調整作業をした後、印刷すべき画像を媒体に印刷して、印刷すべき画像を媒体から切り取って対象物の表面に貼り付けようとした場合、画像の位置がずれているために、何度も調整作業や印刷をやり直すことが必要な場合もあり、大変な時間と労力を要していた。
また、貼り付ける対象物の現物が手元にない場合は、対象物の大きさ等の確認が容易にはできないため、対象物のだいたいの大きさを推定して、印刷すべき画像を調整する必要があった。また、対象物の現物が手元にないので、調整後の画像を、すぐに対象物に貼り付けて画像の調整に問題がないことを確認することができないという問題があった。
すなわち、印刷すべき画像の調整作業には、多くの時間と手間がかかり、調整作業をするユーザの作業負担が非常に大きかった。
そこで、この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、所定の貼付対象物の表面の大きさや形状に対応させて印刷画像を貼付対象物に貼り付けるために、貼付対象物の大きさ等を考慮して印刷画像を調整する場合に、ユーザが行う印刷画像の調整作業の負担を軽減させることができる画像形成装置を提供することを課題とする。
この発明は、表示部と、印刷画像を取得する印刷画像取得部と、前記印刷画像を貼り付ける貼付対象物の表面の画像である対象物画像を取得する貼付対象物画像取得部と、取得された前記印刷画像と前記対象物画像とを合成する画像合成部と、前記印刷画像と前記対象物画像とが合成された画像を前記表示部に表示する合成画像表示部と、前記表示部に表示された前記印刷画像と前記対象物画像との合成画像を編集する画像編集部と、前記編集後の合成画像を出力する出力部とを備え、前記画像編集部は、前記合成画像を利用して、前記貼付対象物の表面の所定の領域に、取得された前記印刷画像の一部または全部が貼り付けられるように、前記印刷画像を編集することを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
また、操作部をさらに備え、前記画像編集部は、前記操作部を利用して、前記表示部に表示された前記対象物画像を考慮して、前記印刷画像の大きさ、形状、貼付位置を調整することを特徴とする。
また、取得した前記対象物画像の輪郭を検出する輪郭検出部と、前記検出された輪郭を確定する対象物輪郭情報を生成する輪郭線生成部とをさらに備え、前記画像合成部が、取得された前記印刷画像と、前記対象物画像の輪郭を確定する対象物輪郭情報とを合成し、前記合成画像表示部が、前記印刷画像と前記対象物輪郭情報とが合成された画像を前記表示部に表示することを特徴とする。
また、前記合成画像表示部が、前記対象物輪郭情報を、前記編集後の合成画像を出力したときに切り取る位置を示した切取線として表示し、前記画像編集部が、前記表示部に表示された前記印刷画像と前記切取線との合成画像を編集した後、前記出力部が、前記印刷画像と前記切取線とからなる合成画像を出力することを特徴とする。
また、前記対象物輪郭情報は、前記対象物画像の外側の輪郭を確定する情報と、前記貼付対象物の表面の内部における前記印刷画像を貼り付けない非貼付領域の輪郭を確定する情報とを含むことを特徴とする。
また、前記印刷画像を貼り付けない非貼付領域を、印刷画像を印刷しない印刷除外領域に設定し、前記出力部は、前記印刷画像と前記対象物画像との合成画像から前記印刷除外領域に属する印刷画像を除去した編集後の合成画像を出力することを特徴とする。
また、前記出力部が、前記印刷除外領域に属する印刷画像を除去した編集後の合成画像を、透明シートに印刷することを特徴とする。
また、前記画像編集部によって行う編集処理には、前記表示部に表示された前記印刷画像の一部分の画像を選択するトリミング処理が含まれ、トリミング処理された印刷画像の一部分の画像の外側に、貼付対象物の表面と同じ色の輪郭着色領域を生成し、前記出力部が、前記輪郭着色領域を含む前記編集後の合成画像を出力することを特徴とする。
また、前記貼付対象物画像取得部が、前記貼付対象物の表面と、予め大きさと色がわかっている定型パターンとを含む読取画像を取得することを特徴とする。
また、前記出力部が、所定の印刷用紙に、前記編集後の合成画像を印刷することを特徴とする。
また、前記貼付対象物の所定の表面の画像情報と、前記貼付対象物の表面に貼り付けようとする原稿の画像情報とを読み取る画像入力部をさらに備え、前記表面の画像情報を対象物画像として取得し、前記原稿の画像情報を印刷画像として取得することを特徴とする。
また、この発明は、入力された画像を編集して出力することが可能な画像形成装置の画像処理方法であって、印刷画像を取得し、前記印刷画像を貼り付ける貼付対象物の表面の画像である対象物画像を取得し、取得された前記印刷画像と前記対象物画像とを合成し、前記印刷画像と前記対象物画像とが合成された画像を表示し、前記表示された印刷画像と対象物画像を利用して、前記貼付対象物の表面の所定の領域に、取得された前記印刷画像の一部または全部が貼り付けられるように、前記印刷画像を編集し、前記編集後の合成画像を出力することを特徴とする画像形成装置の画像処理方法を提供するものである。
この発明によれば、印刷画像と、印刷画像を貼り付ける貼付対象物の表面の画像である対象物画像とを取得して、これらの印刷画像と対象物画像とが合成された画像を表示部に表示して、表示された印刷画像と対象物画像の合成画像を利用して、貼付対象物の表面の所定の領域に、取得された印刷画像の一部または全部が貼り付けられるように、印刷画像を編集するので、貼付対象物の表面の大きさや形状に対応させて印刷画像を貼付対象物に貼り付けるために、貼付対象物の大きさ等を考慮して印刷画像を調整するユーザの作業負担を軽減させることができる。また、印刷画像を貼る貼付対象物の表面の画像を利用して印刷画像を編集するので、出力した後に印刷画像を再度調整のやり直しをする必要がない。
この発明の画像形成装置の一実施例の構成ブロック図である。 この発明において、貼付対象物と印刷画像の読取から合成画像の印刷までの作業の一実施例の説明図である。 この発明において、透明シートに印刷画像を印刷する場合の画像編集などの一実施例の説明図である。 この発明において、印刷画像をトリミングした後、輪郭着色領域を含むトリミング画像データを、貼付対象物に貼り付けるまでの一実施例の説明図である。 この発明において、貼付対象物と、定型パターンとを含む読取画像を取得する一実施例の説明図である。 この発明の画像形成装置における印刷画像と貼付対象物の読取処理と、印刷画像の編集生成処理の一実施例のフローチャートである。 貼付対象物画像の中において、貼り付け領域を指定する一実施例の説明図である。 貼付対象物の貼り付け領域に、編集印刷画像データを貼り付ける実施例の説明図である。
以下、図面を使用して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の実施例の記載によって、この発明が限定されるものではない。
<画像形成装置の構成>
図1に、この発明の画像形成装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
画像形成装置(以下、MFP:Multifunction Peripheral、複合機とも呼ぶ)1は、画像データを処理する装置であり、たとえば、複写機能、印刷機能、原稿読取機能(スキャン機能)、原稿編集機能、FAX機能、通信機能などを備えた電子機器である。
この発明では、特に、原稿読取機能と、原稿編集機能とを利用して、印刷画像を貼り付ける貼付対象物の画像(対象物画像)と、印刷画像とを取得した後、対象物画像を利用して印刷画像を調整および編集して、後述するような合成画像を印刷する処理を実行する。
貼付対象物は、所望の画像などを含む印刷画像を貼り付ける物体であり、たとえば、事務用品、文房具、家電製品、スマートホンや携帯電話などの通信端末、ボード、壁、車両、包装資材などが含まれる。
この発明では、貼付対象物の表面の画像データ、特に、印刷画像を貼り付ける表面領域の画像データを、対象物画像として取得する。
印刷画像は、画像形成装置によって出力すべき画像や文字などの情報を意味し、画像形成装置によって出力することが可能な2次元媒体、たとえば、印刷用紙、シール、透明シート、封筒、包装紙、包装資材、フィルムなどの媒体に印刷される情報である。
また、印刷画像は、貼付対象物の表面のうち所定の領域に貼り付けることができるように、調整および編集された後の画像データである。
画像形成装置によって印刷用紙等の2次元媒体に印刷された印刷画像は、ユーザによって、その全部または、一部が切り取られて、貼付対象物の表面の所定の領域に、貼り付けられる。
図1において、この発明の画像形成装置(MFP)1は、主として、制御部11、操作部12、画像入力部13、表示部14、出力部15、印刷画像取得部16、貼付対象物画像取得部17、輪郭検出部18、輪郭線生成部19、画像編集部20、画像合成部21、合成画像表示部22、記憶部50を備える。
制御部11は、画像入力部などの各構成要素の動作を制御する部分であり、主として、CPU、ROM、RAM、I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータによって実現される。
CPUは、ROM等に予め格納された制御プログラムに基づいて、各種ハードウェアを有機的に動作させて、この発明の画像入力機能、画像編集機能などを実行する。
また、上記構成要素のうち、輪郭検出部18、輪郭線生成部19、画像編集部20、画像合成部21、合成画像表示部22は、CPUが、所定のプログラムに基づいて実行する機能ブロックである。
操作部12は、文字などの情報の入力や、機能の選択入力をする部分であり、たとえば、キーボード、マウス、タッチパネルなどが用いられる。
また、この発明では、後述するように、ユーザが、表示部14に表示された印刷画像と対象物画像を見ながら、操作部12を利用して、印刷画像のサイズ変更や位置合わせなどの編集作業を行う。
画像入力部13は、画像情報を入力する部分であり、たとえば、画像や文字図形等が記載された原稿などの情報を入力する。
この発明では、特に、貼付対象物の所定の表面の画像情報と、貼付対象物の表面に貼り付けようとする原稿の画像情報とを読み取る。
貼付対象物の表面の画像情報は、対象物画像として取得し、原稿の画像情報は、印刷画像として取得する。
入力された情報は、電子データとして、記憶部50に記憶される。
画像入力部13としては、情報が印刷された原稿を読み取るスキャナ(読取装置)を用いる。
画像情報を入力する方法は種々の方法があるが、たとえば、印刷画像が記載された原稿をスキャナで読み取り、印刷画像の電子データを、記憶部50に記憶する。
また、貼付対象物における貼付領域の画像も、スキャナで読み取ればよい。ただし、カメラで撮影した貼付領域の画像データを、入力してもよい。
また、画像などの情報を入力する方法は、以上のものに限るものではなく、たとえば、USBメモリなどの外部の記憶媒体を接続するインタフェースが、画像入力部13に該当する。
入力したい印刷画像や貼付対象物の画像などの電子データファイルを、USBメモリなどの外部の記憶媒体に保存しておき、USBメモリ等をUSB端子などの入力インタフェースに接続し、操作部12で所定の入力操作を行うことによって、USBメモリ等に保存された所望の電子データファイルを読み出して、記憶部50に、電子データとして記憶してもよい。特に、貼付対象物が手元にない場合でも、事前に、貼付対象物の画像を取得してUSBメモリ等に記憶しておくことにより、貼付対象物を考慮した印刷画像の編集が可能となる。
また、インターネットなどのネットワークを介して、印刷画像や貼付対象物の画像を予め記憶したパソコンなどの情報処理装置やサーバに接続して、データ通信によって、印刷画像などを受信してもよい。さらに、通信機能を有するカメラで、印刷画像が記載された用紙や貼付対象物を撮影し、無線通信によってカメラと接続し、撮影された印刷画像や貼付対象物の画像を受信してもよい。
表示部14は、情報を表示する部分であり、各機能の実行に必要な情報や、機能の実行の結果などを、利用者に知らせるために表示する。たとえば、LCD、有機ELディスプレイなどが用いられ、操作部12としてタッチパネルが用いられる場合は、表示部とタッチパネルとが重ね合わせて配置される。
この発明では、印刷画像を編集する場合、印刷画像と貼付対象物の画像(対象物画像)とを合成し、両画像の位置合わせ等が行われるが、ユーザが、位置合わせ等の作業をするために、印刷画像と対象物画像が、表示部14に表示される。
また、後述するように、印刷画像と対象物画像の輪郭線とを合成した画像が表示部14に表示され、さらに、編集作業が終了した後の画像データ(編集印刷画像データ)が、印刷用紙に印刷される。
出力部15は、編集後の画像データ(編集印刷画像データ)を出力する部分であり、特に、後述するように、編集後の印刷画像と対象物画像とからなる合成画像を出力する。
出力部15は、たとえば、プリンタに相当し、所定の印刷用紙(紙媒体)に、編集後の印刷画像と対象物画像とからなる合成画像を、印刷して出力する。
ただし、画像データの出力は、印刷に限るものではなく、USBメモリなどの外部の記憶媒体への画像データの記憶や、インターネットなどのネットワークを介して他の情報処理装置やサーバへの画像データの送信でもよい。
印刷画像取得部16は、主として印刷することを目的とした画像データを取得する部分であり、特に、画像入力部13によって入力された貼付対象物に貼り付けたい印刷画像を取得する部分である。取得した印刷画像は、記憶部50に記憶される。
貼付対象物画像取得部17は、印刷画像を貼り付ける対象である物体(貼付対象物)の表面の画像(対象物画像)を取得する部分である。特に、画像入力部13によって、貼付対象物の表面のうち、印刷画像を貼り付ける表面の画像を入力し、対象物画像として取得し、記憶部50に記憶する。印刷画像の編集作業をするために、対象物画像としては、印刷画像を貼り付ける表面を正面方向から読み取った画像を、取得することが好ましい。
また、後述するように、貼付対象物画像取得部17は、貼付対象物の表面と、予め大きさと色がわかっている定型パターンとを含む読取画像を取得するようにしてもよい。
輪郭検出部18は、取得した対象物画像の輪郭を検出する部分である。
検出する輪郭は、対象物画像の外側の輪郭だけでなく、貼付対象物の表面内部に存在する一様な平坦領域の輪郭や、表面内部に存在する立体的な突起であっても外周が閉じられた領域の輪郭なども含む。たとえば、貼付対象物が携帯電話の場合、表面内部に存在する操作ボタンや、カメラがある位置の透明な開口の輪郭も検出する。
表面内部の輪郭で囲まれた領域は、後述するように、印刷画像を貼り付けない非貼付領域となる部分であり、あるいは、印刷画像を印刷しない印刷除外領域となる部分である。
輪郭線生成部19は、検出された輪郭を確定する情報(対象物輪郭情報)を生成する部分である。
たとえば、印刷画像を貼り付ける対象物画像の表面の外側の輪郭を示す輪郭線を生成する。
あるいは、貼付対象物の表面内部に存在するカメラ等がある位置の透明な開口を示す輪郭線を生成する。
生成された輪郭線は、対象物輪郭情報として、記憶部50に記憶される。
また、印刷画像を貼付対象物の表面全体に貼り付ける場合は、対象物画像の外側の輪郭を示す輪郭線は、印刷用紙に印刷された場合、切取線となる。すなわち、ユーザは、印刷用紙に印刷された輪郭線(切取線)に沿って、印刷画像を切り取る。
さらに、貼付対象物の表面内部の輪郭線も、印刷用紙に印刷された場合、切取線となる。
この場合、表面内部の輪郭線(切取線)に沿って切り取ることによって、たとえば、表面内部に存在するカメラがある位置の開口の内部の画像が切り抜かれる。
あるいは、印刷画像を透明シートに印刷する場合は、貼付対象物の表面内部の輪郭線で囲まれた領域の内部に属する印刷画像は、印刷しないようにしてもよい。
すなわち、印刷画像を貼り付けない非貼付領域を、印刷画像を印刷しない印刷除外領域に設定し、出力部15が、印刷画像と対象物画像との合成画像から印刷除外領域に属する印刷画像を除去した編集後の合成画像を、透明シートに出力(印刷)してもよい。
画像編集部20は、表示部14に表示された印刷画像と対象物画像との合成画像を編集する部分である。
特に、印刷画像と対象物画像との合成画像を利用して、貼付対象物の表面の所定の領域に、取得された印刷画像の一部または全部が貼り付けられるように、印刷画像を編集および調整する。
たとえば、取得した対象物画像から、貼付対象物の表面の大きさ、形状、色を認識し、操作部12を利用して、表示部14に表示された対象物画像を考慮して、貼付対象物の表面に貼り付ける印刷画像の大きさ、形状、貼付位置等を設定、調整する。
また、取得した印刷画像に対して、所定の画像処理を実施してもよく、たとえば、印刷画像の一部分を切り取るトリミング、拡大、縮小、回転、色変換、コントラストの調整、色の三要素(色相、明度、彩度)の調整などの編集作業をしてもよい。
ユーザによる印刷画像の編集作業は、操作部12を利用して行い、タッチパネルを使用する場合は、タッチパネルに対する所定の接触操作で行えばよい。
また、画像編集部20によって行う編集処理には、表示部14に表示された印刷画像の一部分の画像を選択するトリミング処理が含まれるが、トリミング処理を行った場合、トリミング処理された印刷画像の一部分の画像の外側に、貼付対象物の表面と同じ色の輪郭着色領域を生成し、出力部15が、輪郭着色領域を含む編集後の合成画像を出力するようにしてもよい。
印刷画像の大きさの調整は、印刷画像と対象物画像とが重なり合うように、表示部14に合成表示して行えばよい。
また、後述するように、予め大きさや色が分かっている画像(定型パターン)が記載されている用紙と貼付対象物とを並べて、同時に読み取ることにより、取得した定型パターンの大きさと色から、貼付対象物の表面の大きさと色は、相対的に認識することができる。
相対的に認識された貼付対象物の表面の大きさと色とから、合成表示した印刷画像の大きさ等の比較が容易に可能となる。
画像合成部21は、取得された印刷画像と対象物画像とを、合成する部分である。
合成された画像は、表示部14の同じ画面に、重ねて表示される。
合成する貼付対象物の画像は、取得した対象物画像でもよいが、編集作業がしやすいようにするために、対象物画像から生成した輪郭線(対象物輪郭情報)の画像でもよい。
合成された画像は、表示画面データとして、記憶部50に記憶される。
また、取得した印刷画像と対象物画像とを単に合成した時点では、両画像の相対的な大きさが異なる場合があるが、印刷画像あるいは対象物画像に対して、移動、拡大、縮小などの操作をすることによって、相対的な大きさと位置が調整された合成画像が生成される。
合成画像表示部22は、取得された印刷画像と対象物画像とが合成された画像を、表示部14に表示する部分である。
上記したように、画像合成部21が、取得された印刷画像と、対象物画像の輪郭を確定する対象物輪郭情報とを合成した場合は、合成画像表示部22は、印刷画像と対象物輪郭情報とが合成された画像を、表示部に表示する。
ユーザは、表示部14に表示された合成画像を見ながら、操作部12を利用して、印刷画像の編集作業を行えばよい。
また、合成画像表示部22が、対象物輪郭情報を、編集後の合成画像を出力したときに切り取る位置を示した切取線として表示した場合は、画像編集部20によって、表示部14に表示された印刷画像と切取線との合成画像を編集した後、出力部15によって、印刷画像と切取線とからなる合成画像を出力すればよい。
編集作業が終了し表示部14に表示された合成画像を印刷してもよい場合は、ユーザは、所定の印刷実行操作をすればよい。印刷実行操作によって、表示された合成画像に相当する現在の表示画像データから、編集印刷画像データが生成され、編集後の合成画像が所定の印刷用紙に印刷され、印刷用紙が出力される。
また、ユーザは、出力された印刷用紙に印刷されている印刷画像を切り取り、貼付対象物の所定の位置に貼り付ければよい。
記憶部50は、この発明の画像処理装置の各機能を実行するために必要な情報やプログラムを記憶する部分であり、ROM、RAM、フラッシュメモリなどの半導体記憶素子、HDD、SSDなどの記憶装置、その他の記憶媒体が用いられる。
記憶部50には、たとえば、印刷画像51、対象物画像52、対象物輪郭情報53、表示画像データ54、編集印刷画像データ55、定型パターン画像データ56などが記憶される。
印刷画像51は、貼付対象物の表面に貼り付ける画像データであり、画像入力部13を利用して、印刷画像取得部16により取得される。
対象物画像52は、貼付対象物の表面のうち、印刷画像を貼り付ける表面の画像データであり、画像入力部13を利用して、貼付対象物画像取得部17により取得される。
対象物輪郭情報53は、対象物画像の外側の輪郭を確定する情報と、貼付対象物の表面の内部における前記印刷画像を貼り付けない非貼付領域の輪郭を確定する情報とを含み、対象物画像52から生成された輪郭線である。
上記したように、輪郭線には、貼付対象物の表面の外側の輪郭線と、表面内部の一様な平坦領域などの輪郭を示す線とがある。
また、対象物画像の外側の輪郭で囲まれた領域内に、所定の模様パターンを付与した情報を、対象物輪郭情報53としてもよい。
表示画像データ54は、表示部14に表示される合成画像であり、編集作業によって変化する。合成画像は、印刷画像51と、対象物画像52とを合成した画像である。あるいは、印刷画像51と、対象物画像52から生成された対象物輪郭情報53とを合成した画像である。
編集印刷画像データ55は、編集終了後の表示画像データ54から生成された合成画像であり、印刷できる形式に変換された画像データである。
たとえば、印刷画像51と、対象物画像52から生成された輪郭線とが重ね合わせられた合成画像データである。
定型パターン画像データ56は、少なくとも、予め大きさと色が分かっている画像である定型パターンの画像データである。この定型パターンに関する情報(パターンの内容、大きさ、色情報など)を、予め記憶部50に記憶しておく。
定型パターンの記載用紙と貼付対象物とを並べて同時に読み取り、定型パターンと貼付対象物とを含む読取画像を取得することによって、定型パターンの画像データは、貼付対象物の画像と同時に取得される。
取得された定型パターンを含む貼付対象物の画像を分析し、定型パターンの部分の画像を切り出し、さらに、貼付対象物の画像も切り出し、それぞれの画像データを取得する。
その後、切り出した定型パターンに関する情報を利用して、定型パターンと同時に取得された貼付対象物の画像の相対的な大きさと色を認識することができる。
<印刷画像の生成処理の実施形態>
(実施形態1)
図2に、この発明において、貼付対象物と印刷画像の読取から合成画像の印刷までの作業の一実施例の説明図を示す。
図2(a1)から図2(a3)には、印刷画像の貼付対象物への貼り付け作業の概略説明図を示す。
図2(a1)は、貼付対象物71の一実施例であり、携帯端末の表面のうち、印刷画像を貼り付ける表面を示している。
図2(a2)は、印刷画像51の一実施例であり、大きさ等が調整および編集された印刷画像51が印刷用紙に印刷され、印刷用紙から切り取られた印刷画像であるものとする。
図2(a3)は、印刷画像51を、貼付対象物71の表面に貼り付けた状態を示している。
この発明では、図2(a2)に示したような貼り付ける印刷画像51は、実際に取得した貼付対象物71の表面の形態(大きさ、形状、色など)を利用して調整した画像データである。
図2(b1)から図2(b4)には、貼付対象物の画像データの取得から、対象物輪郭情報53(切取線)の生成までの概略説明図を示す。
図2(b1)は、図2(a1)と同様に、貼付対象物である携帯端末の表面のうち、印刷画像を貼り付ける表面を示している。
図2(b2)は、画像入力部13によって貼付対象物の表面を読み取った後、貼付対象物画像取得部17によって取得された対象物画像52を示している。
図2(b3)は、取得された対象物画像52を解析し、輪郭検出部18によって検出された輪郭情報を示している。
図2(b4)は、検出された輪郭情報から、輪郭線生成部19によって生成された対象物輪郭情報53に相当する対象物画像の輪郭線(切取線)を示している。
図2(b4)において、対象物画像の表面の外側の輪郭を示す切取線は、後述する印刷用紙に印刷された合成画像を切り取るときの線分に相当する。また、図2(b4)では、
対象物画像の表面の内部に、3つの切取線で囲まれた領域があるが、この3つの切取線で囲まれた領域に対応する貼付対象物の位置には、たとえばカメラや操作ボタンなどが存在するので、これらの切取線で囲まれた領域は、非貼付領域とする必要がある。
すなわち、3つの切取線で囲まれた領域の内部にある印刷画像をそのままで印刷用紙に印刷し、貼付対象物に貼り付けてしまうと、カメラや操作ボタンが隠され、撮影や操作ができなくなるので、切取線で囲まれた領域の内部の画像を切り抜く必要がある。
したがって、以下に示すように、ユーザが切り取る位置を容易に確認できるようにするために、表面の外側の輪郭を示す切取線と、表面の内部にある3つの切取線を、印刷画像と合成して印刷する。
図2(b2)から図2(b4)まで、対象物画像の輪郭線(切取線)の生成までの処理は、たとえば、ユーザが、携帯端末をスキャナの読取面に載置して所定の読み取り操作を行った後、輪郭線生成の要求入力操作を行うことにより、実行される。
図2(c1)から図2(c4)には、印刷画像51と対象物輪郭情報53を利用して、画像合成表示と、合成画像の編集と、合成画像の印刷処理を行う概略説明図を示す。
図2(c1)は、画像入力部13によって印刷画像が記載された用紙を読み取った後、印刷画像取得部16によって取得された印刷画像51を示している。
図2(c2)は、2つの画像を合成した表示画面データ54を示している。ここでは、取得された印刷画像51と、生成された対象物輪郭情報53に相当する切取線の画像を合成した画像データの一実施例を示している。この表示画面データ54は、表示部14に表示される。ユーザは、表示部14に表示された合成画像を見ながら、合成画像の編集作業を行う。
たとえば、印刷画像51と切取線の画像との相対的な位置合わせや、切取線の画像の大きさの調整(移動、拡大、縮小、回転など)を行う。
図2(c3)は、合成画像の編集作業が終了した後の表示画面データに相当する編集印刷画像データ55を示している。
図2(c4)は、編集印刷画像データ55を印刷した後の印刷用紙80を示している。
図2(c1)から図2(c4)まで、合成画像の印刷までの処理は、たとえば、ユーザが、印刷画像を記載した用紙をスキャナの読取面に載置して所定の読み取り操作を行った後、取得しておいた貼付対象物と読み取った印刷画像とを合成した画像の表示を要求する入力操作をして、表示された合成画像に対して所定の編集作業をし、編集後の合成画像を印刷することを要求する入力操作を行うことにより、実行される。
図2(c4)に示す印刷用紙80に印刷された合成画像の場合は、ユーザは、貼付対象物の表面の外側を示す切取線に沿って、印刷画像を切り取り、さらに、貼付対象物の表面の内部にある3つの切取線に沿って、切取線の内部の画像を切り抜き、貼り付ける位置を適切に位置合わせして、切り取った印刷画像を、貼付対象物の表面全体に貼り付ける。
図2(c3)に示すように、印刷画像を編集して編集印刷画像データ55を生成するために、ユーザは、貼付対象物の正確な大きさや形状などの形態を事前に把握する必要はなく、表示された合成画像を見ながら編集および調整作業をすればよいので、作業の容易化と、作業時間を短縮することができ、印刷画像の編集調整作業にかかるユーザの負担を軽減することができる。
(実施形態2)
図3に、この発明において、透明シートに印刷画像を印刷する場合の画像編集などの一実施例の説明図を示す。
ここでは、印刷画像を印刷し出力される用紙が透明な2次元媒体(透明シートと呼ぶ)である場合について説明する。
実施形態1と同様に、透明シートには、印刷画像51と対象物輪郭情報(切取線)53の合成画像を印刷する。
ただし、実施形態1では、貼付対象物の表面の内部にある切取線で囲まれた領域が、非貼付領域であることがわかるように、表面の内部にある切取線を印刷したが、実施形態2では、この表面の内部にある切取線を印刷せずに、切取線で囲まれた領域を、印刷除外領域とする。
すなわち、印刷画像との合成画像を編集する場合、貼付対象物の表面の外側の輪郭を示す切取線は印刷するが、表面の内部にある切取線は印刷しない。また、表面の内部にある切取線で囲まれた領域(印刷除外領域)の内部の印刷画像を、印刷しないようにする。
実施形態2では、合成画像を印刷する媒体が透明シートなので、画像を印刷しない印刷除外領域は、その下の貼付対象物の部分が透けて見える状態となり、たとえば、印刷除外領域にあるカメラによる撮影や、操作ボタンの操作が可能となる。
図3(a1)と図3(a2)には、透明シートを使用する場合の対象物輪郭情報53の生成についての概略説明図を示す。
図3(a1)は、検出された輪郭情報から生成された対象物輪郭情報53に相当する対象物画像の輪郭線(切取線)を示しているが、これは、図2(b4)と同じものである。
図3(a2)は、この実施形態2における透明シートを使用する場合の対象物輪郭情報53を示している。ここで、貼付対象物の表面の内部にある切取線で囲まれた領域(非貼付領域)を示す切取線を削除し、対象物輪郭情報53は、貼付対象物の表面の外側の輪郭を示す切取線のみとなる。すなわち、貼付対象物の表面の外側の輪郭を示す切取線は、印刷画像との合成画像に含まれるが、非貼付領域を示す切取線は、合成画像に含まれない。
透明シートを使用した印刷を行う場合、たとえば、ユーザが、操作部12を利用して、透明シートを使用することを示す入力操作をしたとする。
この場合、貼付対象物の表面を読み取る操作をした後、取得した貼付対象物の画像(対象物画像)から輪郭を検出し、対象物画像の内部に、非貼付領域があることが検出された場合、非貼付領域を示す切取線を削除する。
図3(b1)から図3(b4)には、印刷画像51と対象物輪郭情報53を利用して、画像合成表示と、合成画像の編集と、合成画像の印刷処理を行う概略説明図を示す。
図3(b1)は、画像入力部13によって印刷画像が記載された用紙を読み取った後、印刷画像取得部16によって取得された印刷画像51を示している。これは、図2(c1)と同じ図である。
この後、印刷画像51と図3(a2)の対象物輪郭情報(切取線)53とを合成した画像を表示して、たとえば、印刷画像51と切取線の画像との相対的な位置合わせや、切取線の画像の大きさの調整(移動、拡大、縮小、回転など)を行う。
図3(b2)は、合成画像の調整が終了した後の表示画面データに相当する編集印刷画像データ55を示している。これは、図2(c3)と同じ図である。
ただし、説明のために、対象物輪郭情報(切取線)53として、非貼付領域も示している。
この後、透明シートに印刷を行うので、合成画像の非貼付領域に対応する位置の画像データを変更する。
図3(b3)は、非貼付領域に対応する位置に、印刷除外領域62を生成した場合の合成画像(編集印刷画像データ55)を示している。
印刷除外領域62では、非貼付領域の内部に表示されていた印刷画像を削除する。
すなわち、図3(b3)では、印刷除外領域62を白抜きで示しているが、印刷画像51を印刷する場合、印刷除外領域62には、画像を印刷しないようにする。
また、図3(b3)では、図3(a2)に示した対象物輪郭情報53に相当する切取線61を示している。この切取線61は、印刷される。
図3(b4)は、編集印刷画像データ55を印刷した後の印刷用紙81を示している。
ここでは、印刷用紙81は、透明シートである。
透明シートなので、印刷除外領域62の部分は、画像が印刷されておらず、透けて見える。
図3(b1)から図3(b4)まで、合成画像の印刷までの処理は、たとえば、ユーザが、
印刷用紙として透明シートを使用することを示す入力操作をし、さらに、透明シートが収容されている給紙カセットや手差しトレイを選択する操作をし、印刷画像を記載した用紙をスキャナの読取面に載置して所定の読み取り操作を行った後、取得しておいた貼付対象物と読み取った印刷画像とを合成した画像の表示を要求する入力操作をして、表示された合成画像に対して所定の編集作業をし、編集後の合成画像を印刷することを要求する入力操作を行うことにより、実行される。
透明シートを使用することを示す入力をしているので、対象物画像に印刷除外領域62がある場合は、自動的に、印刷除外領域62の内部の画像が削除されて印刷される。
図3(b4)に示す透明シート81に印刷された合成画像の場合は、ユーザは、貼付対象物の表面の外側を示す切取線に沿って、印刷画像を切り取り、貼り付ける位置を適切に位置合わせして、切り取った印刷画像を、貼付対象物の表面全体に貼り付ければよい。
貼付対象物の表面の内部にある印刷除外領域62には画像が印刷されていないので、切り抜く必要はない。透明シート81なので、印刷除外領域62にあるカメラ等は透けて見ることができ、撮影などは問題なく行うことができる。
実施形態2においては、印刷用紙に透明シートを使用することを入力する必要があるが、
印刷画像に加えて貼付対象物の表面の画像を読み取るので、印刷画像を編集して編集印刷画像データ55を生成するために、ユーザは、貼付対象物の正確な大きさや形状などの形態を事前に把握する必要はなく、また、表示された合成画像を見ながら編集および調整作業をすればよいので、作業の容易化と、作業時間を短縮することができ、印刷画像の編集調整作業にかかるユーザの負担を軽減することができる。
(実施形態3)
図4に、この発明において、印刷画像をトリミングした後、輪郭着色領域を含むトリミング画像データを、貼付対象物に貼り付けるまでの一実施例の説明図を示す。
ここでは、合成画像を編集しているときの表示画像データ54において、貼付対象物の所定の位置に貼り付けたい画像部分を選択して切り出すトリミングをする場合について説明する。
図4(a1)に、編集中に表示部14に表示されている表示画像データ54の例を示す。
ユーザが、この表示画像データ54を見て、取得された印刷画像の中にある特定の部分画像を抜き出して、貼付対象物の表面の特定の位置に貼り付けたいと考えたとする。
たとえば、表示画像データ54において、人物の顔と上半身の一部分だけを抜き出して貼り付けたいと考えたとする。
この場合、合成画像の編集処理において、ユーザは、切取線を印刷しないように設定し、操作部12によって、表示された印刷画像の中にある所望の部分画像を抜き出すトリミング操作をする。
図4(a2)に、トリミング操作をした後のトリミング画像データ63を示す。
トリミング画像データ63は、トリミング操作によって抜き出された所望の部分画像を含む領域の画像である。
トリミング操作によって、トリミング画像データ63のみが表示され、取得された印刷画像のうち、トリミング画像データを除く部分の画像は削除される。
図4には図示していないが、次に、ユーザが、トリミング画像データを印刷する操作をすることにより、トリミング画像データ63を、印刷用紙に印刷してもよい。
これにより、ユーザは、印刷用紙に印刷されたトリミング画像データ63の部分を切り取り、貼付対象物の所望の位置に、貼り付ければよい。
ただし、一般的に、印刷用紙に印刷されたトリミング画像データ63のすぐ外側は、印刷用紙の色(たとえば白色)のままであるので、トリミング画像データ63の外側周辺を含めて大きめに切り取った場合は、トリミング画像データ63の外側周辺に印刷用紙の色の枠がある画像が、貼付対象物に貼り付けられることになり、見栄えが悪い場合がある。
そこで、貼り付けた後の見栄えをよくするためには、印刷用紙に印刷されたトリミング画像データ63を、小さめに切り取ることが好ましい。
あるいは、トリミング画像データ63を貼付対象物に貼り付けた後の輪郭が、貼付対象物の表面と同化し、貼り付けた後の見栄えをよくするために、図4(a3)に示すように、トリミング画像データ63の外側に、貼付対象物の表面と同じ色の輪郭着色領域64を生成してもよい。
貼付対象物の表面を読み取るときに、カラー画像として読み取ることにより、取得した対象物画像から、貼付対象物の表面の色を認識することができる。
図4(a3)に、トリミング画像データ63の外側周囲に、貼付対象物の表面と同じ色の輪郭着色領域64を生成した後のトリミング画像データを示す。
輪郭着色領域64の大きさは、貼付対象物の表面の大きさを考慮して決めればよいが、たとえば、トリミング画像データの外側であって数ミリメートル程度の幅の外枠領域に、輪郭着色領域64を設ければよい。
トリミング画像データ63を貼り付ける貼付対象物の表面が単色である場合は、輪郭着色領域64を、表面と同じ色で塗りつぶすものとする。
あるいは、貼付対象物の表面が、模様や異なる色彩がある表面である場合は、その模様や異なる色彩を利用して、輪郭着色領域64を生成すれよい。これにより、輪郭着色領域64は貼付対象物の表面と同化しやすいので、貼付後の見栄えもよくなり好ましい。
また、トリミング画像データ63の輪郭と、輪郭着色領域64との境界を目立たなくするために、輪郭着色領域64の色を、内側から外側に向かって、トリミング画像データ63の色に近い色から、貼付対象物の表面の色に徐々に変化するようにしてもよい。
また、トリミング画像データ63の領域を明確にするために、輪郭着色領域64の色を、貼付対象物の表面の色と異なる色にしてもよく、輪郭着色領域64に、装飾パターンを形成してもよい。
図4(b1)に、図4(a3)に示した輪郭着色領域64を含むトリミング画像データ63を印刷した印刷用紙80を示す。
印刷用紙80が出力されると、ユーザは、輪郭着色領域64の一部を含めてトリミング画像データ63を切り取ればよい。
図4(b2)に、切り取ったトリミング画像65を示す。
トリミング画像データ63の周囲に、貼付対象物の表面の色と同じ色の輪郭着色領域64があるので、正確にトリミング画像データ63を切り出す必要がなく、切り取り作業の容易化と、切り取りにかかる時間を短縮できる。
図4(b3)に、切り取ったトリミング画像65を、貼付対象物71に貼り付けた状態を示す。
輪郭着色領域64と、貼付対象物の表面の色とが同じ色であるので、貼り付けた用紙の輪郭が目立ちにくく、貼り付けた後の見栄えもよい。
(実施形態4)
図5に、この発明において、貼付対象物と、定型パターンとを含む読取画像を取得する一実施例の説明図を示す。
上記の実施形態では、貼付対象物画像取得部17が、貼付対象物の表面の画像を単独で取得していたが、ここでは、貼付対象物の表面と、予め大きさや色が分かっている定型パターンとを含む読取画像を取得する場合について説明する。
この読取画像を利用することにより、印刷画像と対象物画像を合成した画像を表示するときに、両画像の大きさの比較や、位置合わせや、色の調整等の編集作業が容易になる。
図5(a1)では、貼付対象物71と、定型パターン72が記載された用紙(定型パターン記載用紙82)とを並べて、同時に読み取ることを示している。
読み取った画像は、読取画像73として取得し記憶する。
読取処理は、スキャナなどの画像入力部13を用いて行えばよいが、カメラを利用して、貼付対象物71と、定型パターン記載用紙82とを含む画像を撮影してもよい。
図5(a2)には、貼付対象物71と定型パターン72とを含む読取画像73を示している。
読取画像73の中の貼付対象物71に相当する対象物画像の部分を認識し、対象物画像から輪郭を検出し、対象物画像の部分を、切取線で表示してもよい。
印刷画像51との合成画像を表示する場合、印刷画像51と、図5(a2)に示した読取画像73を合成した画像を表示してもよい。
あるいは、取得した読取画像73の中の定型パターン72を認識し、定型パターン72の大きさから、隣の貼付対象物71のおおよその大きさが計算できるので、取得した印刷画像51の大きさも分かっている場合は、印刷画像51と貼付対象物71の大きさを調整した合成画像を表示するようにしてもよい。
合成画像を表示するとき、最初から同じスケールで調整した印刷画像51と対象物画像52とを表示することにより、容易に、位置合わせ等の編集作業をすることができる。
(実施形態5)
上記の実施形態では、印刷画像と貼付対象物の表面の対象物画像とを合成した画像から編集した編集印刷画像データを生成し、この編集印刷画像データを印刷用紙に出力するものを示した。編集印刷画像データを印刷用紙に出力することに限るものではなく、編集印刷画像データを、他の記憶媒体に記憶したり、他の情報処理装置に転送したりしてもよい。
たとえば、図2(c3)に示した編集印刷画像データ55や、図4(a3)に示した輪郭着色領域を含むトリミング画像データ63を、USBメモリに記憶してもよい。
あるいは、編集印刷画像データ55やトリミング画像データ63を、ネットワークを介して、情報の記憶管理をするサーバや、画像編集をしたユーザが所有するパソコンに送信してもよい。
(実施形態6)
ユーザによる合成画像の編集および調整処理としては、上記したように、印刷画像と対象物画像との位置合わせ、大きさの変更、コントラストの変更、色変換、色の3要素の調整などがあるが、これに限るものではない。
たとえば、印刷画像の形状の変更、回転、変形、複数の印刷画像の合成、文字や記号の追加、装飾の追加、フィルタ処理、テクスチャ合成、階調変換(ポスタリゼーション)などの処理をしてもよい。
また、印刷画像を貼り付ける詳細な位置の指定、切取線の位置の変更、直線に限らず曲線を含めた種々の形状の切取線の追加、装飾枠の追加などの編集処理をしてもよい。
(実施形態7)
上記の実施形態では、合成画像を表示して行う編集作業を、画像形成装置で行うものを示したが、これに限るものではない。
たとえば、画像形成装置において、印刷画像と、貼付対象物の対象物画像を取得して記憶した後、印刷画像と対象物画像を、USBメモリなどの記憶媒体に記憶しておき、ユーザのパソコンに、USBメモリに記憶された印刷画像と対象物画像を取り込んで、合成画像を表示させて、パソコンにおいて編集作業をした後、編集後の編集印刷画像データを、画像形成装置に転送して、印刷してもよい。
また、画像形成装置で取得した印刷画像と対象物画像を、ネットワークを介して、ユーザのパソコンやサーバなどに送信し、ユーザのパソコンや他の情報処理装置において、合成画像を表示させて、編集作業をしてもよい。
この場合、印刷画像と貼付対象物の対象物画像を取得する画像形成装置と、パソコンにおいて編集作業をした後の編集印刷画像データを印刷する画像形成装置が、異なるものであってもよい。
(実施形態8)
上記した実施形態では、貼付対象物の輪郭を示す対象物輪郭情報53を、切取線で表示するものを示したが、これに限るものではない。
たとえば、貼付対象物の対象物画像の外側の輪郭や、対象物画像の内部にある非貼付領域の輪郭が目立つように、合成された印刷画像では使用されていない色を用いた実線や破線の輪郭線で、輪郭を表示してもよい。
また、印刷画像の編集時において、対象物画像の外側の輪郭で囲まれた内部領域を、印刷画像では使用されていない色により着色してもよく、あるいは、その内部領域に区別可能な模様パターンを形成してもよい。
さらに、印刷画像の編集時において、対象物画像の内部にある複数の非貼付領域の輪郭がそれぞれ区別して認識できるように、非貼付領域ごとに輪郭の色や内部の模様パターンを異ならせてもよく、あるいは、非貼付領域をそれぞれ点滅させて表示してもよい。
(実施形態9)
また、印刷画像の切り取り領域を明確に示すために、切取線で囲まれた内部の領域を、オーバーコートする表面加工処理をしてもよい。
オーバーコートは、たとえば、画像形成した後、保護用の透明インクを転写する際に、切取線で囲まれた内部の領域とそれ以外の領域とで、あるいは、切取線上とそれ以外の領域とで、エネルギー量を変えたり、エネルギーのかけ方を変えるなどの処理を行えばよい。また、透明フィルムを張り付ける方法であれば、切取線で囲まれた内部の領域とそれ以外の領域とで、あるいは、切取線上とそれ以外の領域とで、透明フィルムの貼り付けに係るエネルギー量を変えたり、エネルギーのかけ方を変えるなどの処理を行えばよい。
あるいは、貼付対象物に貼り付ける印刷画像の全体を保護するために、印刷画像の全体をオーバーコートしてもよい。
(実施形態10)
上記した実施形態では、取得された対象物画像を解析し、輪郭検出部によって検出された輪郭情報を用いるものを示したが、これに限るものではない。
たとえば、貼付対象物のうち、輪郭が検出できない領域であっても、印刷画像を貼り付けたい領域(貼り付け領域)を、ユーザが直接指定してもよい。
また、貼付対象物画像中のユーザーが指定した領域を切り抜き、印刷画像データを重ね合わせれば、貼付対象物への貼付の際に位置合わせが容易になるし、貼付対象物に合わせて作られた貼付画像であることが明示できる。
図7に、貼付対象物画像の中において、貼り付け領域を指定する一実施例の説明図を示す。
図7(a)は、貼付対象物の表面の対象物画像の一実施例を示している。
ここでは、貼付対象物は、商品パッケージである。
ユーザが、この商品パッケージの画像の中で、「開封後は、お召し上がりください」という文章が印刷された領域を、「開封後は、お早めにお召し上がりください」に訂正したいと考えたとする。
この場合、「開封後は、お召し上がりください」という文章が印刷された領域に、異なる印刷画像を貼り付けるために、ユーザは、貼り付け領域を、手動で指定する。
たとえば、図7(b)に示すように、ユーザが、操作部12を用いて、「開封後は、お召し上がりください」という文章が印刷された領域を囲むように、貼り付け領域を指定する。
(実施形態11)
上記の実施形態では、印刷画像と貼付対象物の表面の対象物画像とを合成した画像から編集した編集印刷画像データを生成し、この1つの編集印刷画像データを印刷用紙に出力するものを示したが、単に1つの編集印刷画像データを1枚の印刷用紙に出力することに限るものではなく、1つの編集印刷画像データを複数のデータに複写して、1枚の印刷用紙に割り付けて印刷してもよい。
図8に、貼付対象物の貼り付け領域に、編集印刷画像データを貼り付ける一実施例の説明図を示す。
図8(a)に、印刷画像データの実施例を示す。
ここでは、印刷画像データは、「開封後は、お早めにお召し上がりください」という文章であり、上記実施形態で、ユーザが訂正したいと考えた訂正後の文章である。
図8(b)に、印刷画像データを複写した4つの編集印刷画像データを印刷した印刷用紙を示す。
ここでは、図8(a)に示した「開封後は、お早めにお召し上がりください」という文章を、4つ複写して、1枚の印刷用紙に割り付けて印刷したものを示している。
また、1つの編集印刷画像データは、印刷画像データと、図7(b)に示した貼付対象物の表面の貼り付け領域に含まれる画像とを合成した画像を示している。
図8(c)は、ユーザが、図8(b)の印刷用紙から、1つの編集印刷画像データを切り取り、その編集印刷画像データを、図7(b)に示した貼付対象物の貼り付け領域に、貼り付けた状態を示している。
<この発明の印刷画像の編集生成処理のフロー>
図6に、この発明の画像形成装置における印刷画像と貼付対象物の読取処理と、印刷画像の編集生成処理の一実施例のフローチャートを示す。
ここでは、主として、実施形態1における処理について示す。
図6のステップS1において、印刷画像取得部16が、画像入力部13を利用して、印刷画像を取得し、記憶部50に記憶させる。
ステップS2において、貼付対象物画像取得部17が、画像入力部13を利用して、貼付対象物の表面の画像を取得し、対象物画像52として、記憶部50に記憶させる。
ステップS3において、輪郭検出部18が、対象物画像52から、貼付対象物の表面の外側の輪郭を検出する。
輪郭を検出する方法としては、既存の技術を利用すればよい。
ステップS4において、輪郭検出部18が、対象物画像52から、対象物画像の内部にある平坦領域の輪郭を検出する。平坦領域の輪郭は、カメラや操作ボタンが存在する領域の輪郭である。
平坦領域の輪郭を検出する方法としては、既存の技術を利用すればよい。
ステップS5において、輪郭線生成部19が、ステップS3とステップS4で検出された輪郭を利用して、輪郭線を生成する。輪郭線は、対象物輪郭情報53として、記憶部50に記憶する。輪郭線は、上記した切取線に相当する。
ステップS6において、画像合成部21が、取得された印刷画像51と対象物画像52とを合成する。合成画像表示部22が、合成された画像から、表示画面データ54を生成し、印刷画像51と対象物画像52との合成画像を、表示部14に表示させる。
印刷画像51と対象物画像52との合成において、対象物画像52そのものの代わりに、対象物画像52から生成した輪郭線(切取線)を、印刷画像51に合成してもよい。
ステップS7において、ユーザによる操作部12を用いた入力操作に基づいて、画像編集部20が、合成画像を編集し、編集印刷画像データ55を生成する。
ステップS8において、合成画像の編集が終了した後、ユーザによる印刷指示を意味する入力操作がされた場合に、出力部15が、編集後の合成画像に相当する編集印刷画像データ55を、所定の用紙に印刷し、印刷用紙を出力する。
以上により、ユーザは、印刷画像51と対象物画像52との合成画像を表示部に表示させて、貼付対象物の表面を考慮しながら、印刷画像51の編集および調整作業ができるので、ユーザが行う編集調整作業の容易化と時間短縮ができ、ユーザの作業負担を軽減できる。
1 画像処理装置(MFP)、
11 制御部、
12 操作部、
13 画像入力部、
14 表示部、
15 出力部、
16 印刷画像取得部、
17 貼付対象物画像取得部、
18 輪郭検出部、
19 輪郭線生成部、
20 画像編集部、
21 画像合成部、
22 合成画像表示部、
50 記憶部、
51 印刷画像、
52 対象物画像、
53 対象物輪郭情報、
54 表示画像データ、
55 編集印刷画像データ、
56 定型パターン画像データ、
61 切取線、
62 印刷除外領域、
63 トリミング画像データ、
64 輪郭着色領域、
65 切り取ったトリミング画像、
71 貼付対象物、
72 定型パターン、
73 読取画像、
80 印刷用紙、
81 印刷用紙(透明シート)、
82 定型パターン記載用紙

Claims (12)

  1. 表示部と、
    印刷画像を取得する印刷画像取得部と、
    前記印刷画像を貼り付ける貼付対象物の表面の画像である対象物画像を取得する貼付対象物画像取得部と、
    取得された前記印刷画像と前記対象物画像とを合成する画像合成部と、
    前記印刷画像と前記対象物画像とが合成された画像を前記表示部に表示する合成画像表示部と、
    前記表示部に表示された前記印刷画像と前記対象物画像との合成画像を編集する画像編集部と、
    前記編集後の合成画像を出力する出力部とを備え、
    前記画像編集部は、前記合成画像を利用して、前記貼付対象物の表面の所定の領域に、取得された前記印刷画像の一部または全部が貼り付けられるように、前記印刷画像を編集することを特徴とする画像形成装置。
  2. 操作部をさらに備え、
    前記画像編集部は、前記操作部を利用して、前記表示部に表示された前記対象物画像を考慮して、前記印刷画像の大きさ、形状、貼付位置を調整することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 取得した前記対象物画像の輪郭を検出する輪郭検出部と、
    前記検出された輪郭を確定する対象物輪郭情報を生成する輪郭線生成部とをさらに備え、
    前記画像合成部が、取得された前記印刷画像と、前記対象物画像の輪郭を確定する対象物輪郭情報とを合成し、
    前記合成画像表示部が、前記印刷画像と前記対象物輪郭情報とが合成された画像を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記合成画像表示部が、前記対象物輪郭情報を、前記編集後の合成画像を出力したときに切り取る位置を示した切取線として表示し、
    前記画像編集部が、前記表示部に表示された前記印刷画像と前記切取線との合成画像を編集した後、
    前記出力部が、前記印刷画像と前記切取線とからなる合成画像を出力することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記対象物輪郭情報は、前記対象物画像の外側の輪郭を確定する情報と、
    前記貼付対象物の表面の内部における前記印刷画像を貼り付けない非貼付領域の輪郭を確定する情報とを含むことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記印刷画像を貼り付けない非貼付領域を、印刷画像を印刷しない印刷除外領域に設定し、
    前記出力部は、前記印刷画像と前記対象物画像との合成画像から前記印刷除外領域に属する印刷画像を除去した編集後の合成画像を出力することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記出力部が、前記印刷除外領域に属する印刷画像を除去した編集後の合成画像を、透明シートに印刷することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像編集部によって行う編集処理には、前記表示部に表示された前記印刷画像の一部分の画像を選択するトリミング処理が含まれ、
    トリミング処理された印刷画像の一部分の画像の外側に、貼付対象物の表面と同じ色の輪郭着色領域を生成し、
    前記出力部が、前記輪郭着色領域を含む前記編集後の合成画像を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記貼付対象物画像取得部が、
    前記貼付対象物の表面と、予め大きさと色がわかっている定型パターンとを含む読取画像を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記出力部が、所定の印刷用紙に、前記編集後の合成画像を印刷することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記貼付対象物の所定の表面の画像情報と、前記貼付対象物の表面に貼り付けようとする原稿の画像情報とを読み取る画像入力部をさらに備え、
    前記表面の画像情報を対象物画像として取得し、前記原稿の画像情報を印刷画像として取得することを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 入力された画像を編集して出力することが可能な画像形成装置の画像処理方法であって、印刷画像を取得し、
    前記印刷画像を貼り付ける貼付対象物の表面の画像である対象物画像を取得し、
    取得された前記印刷画像と前記対象物画像とを合成し、
    前記印刷画像と前記対象物画像とが合成された画像を表示し、
    前記表示された印刷画像と対象物画像を利用して、前記貼付対象物の表面の所定の領域に、取得された前記印刷画像の一部または全部が貼り付けられるように、前記印刷画像を編集し、
    前記編集後の合成画像を出力することを特徴とする画像形成装置の画像処理方法。
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