JP2019149447A - プローバ - Google Patents

プローバ Download PDF

Info

Publication number
JP2019149447A
JP2019149447A JP2018033120A JP2018033120A JP2019149447A JP 2019149447 A JP2019149447 A JP 2019149447A JP 2018033120 A JP2018033120 A JP 2018033120A JP 2018033120 A JP2018033120 A JP 2018033120A JP 2019149447 A JP2019149447 A JP 2019149447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
interface
probe card
contact portion
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018033120A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7209938B2 (ja
Inventor
市川 武清
Takekiyo Ichikawa
武清 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Seimitsu Co Ltd filed Critical Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority to JP2018033120A priority Critical patent/JP7209938B2/ja
Publication of JP2019149447A publication Critical patent/JP2019149447A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7209938B2 publication Critical patent/JP7209938B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】テストヘッドとプローブカードとを低荷重で確実に接続することができるインターフェイスを備えたプローバを提供する。【解決手段】本発明のプローバ10のインターフェイス58は、複数本のコンタクトピン96を有し、コンタクトピン96は、軸状のばね部98と、ばね部98の一端に形成されてコンタクト部55の端子55Aに接触される軸状の第1接触部100と、ばね部98の他端に形成されてプローブカード56の端子56Aに接触させる軸状の第2接触部102と、を有し、ばね部98、第1接触部100及び第2接触部102は一体構成物である。【選択図】図7

Description

本発明は、半導体ウェーハに形成された複数のチップの電気的特性の検査を行うプローバに関する。
半導体製造工程は、多数の工程を有し、品質保証及び歩留まりの向上のために、各種の製造工程で各種の検査が行われる。例えば、半導体ウェーハに複数のチップ(半導体装置とも言う。)が形成された段階で、ウェーハレベル検査が行われる。
ウェーハレベル検査は、各チップの電極パッドにプローブを接触させるプローバを使用して行われる(例えば、特許文献1参照)。プローブは、テストヘッドのコンタクト部に電気的に接続されており、テストヘッドからプローブを介して各チップに電源及びテスト信号を供給するとともに、各チップからの出力信号を検出して正常に動作するかを検査する。
半導体製造工程においては、製造コストを低減するために、ウェーハの大型化と一層の微細化(集積化)が進められており、1枚のウェーハに形成されるチップの個数が非常に多くなってきている。それに伴って、プローバでの1枚のウェーハの検査に要する時間も長くなっており、スループットの向上が求められている。そこで、スループットの向上を図るため、多数本のプローブを設けて複数個のチップを同時に検査できるようにするマルチプロービングが行われている。
一方、特許文献2には、プローブを有するプローブカードとテストヘッドとを、ポゴフレームを介して接続したプローバが開示されている。このポゴフレームは、テストヘッドとプローブカードとを接続するインターフェイスとして機能し、テストヘッドとプローブカードとを電気的に接続する多数本のポゴピンを備えている。
また、特許文献2に開示されたプローバは、第1吸着固定部と第2吸着固定部とを備えている。特許文献2のプローバによれば、第1吸着固定部によってテストヘッドとポゴフレームとを吸着固定し、第2吸着固定部によってプローブカードとポゴフレームとを吸着固定する。このような第1吸着固定部と第2吸着固定部の吸着力によって、多数本のポゴピンをテスタのコンタクト部とプローブカードとにそれぞれ接触させている。
特開2009−60037号公報 特開2016−192549号公報
しかしながら、特許文献2では、ポゴフレーム等のインターフェイスの具体的構造については開示されていない。ここで、ポゴピンとしては、例えば中空のチューブと、チューブに挿入配置された圧縮コイルばねと、チューブの一端側開口部に摺動自在に取り付けられた第1ピンと、チューブの他端側開口部に摺動自在に取り付けられた第2ピンとから構成されるものが考えられる。このようなポゴピンをプローバに適用する場合には、圧縮コイルばねの付勢力を利用して、第1ピンとテストヘッドのコンタクト部とを圧接し、第2ピンとプローブカードとを圧接することが考えられる。
上記のようなポゴピンを有するインターフェイスは、多数本の圧縮コイルばねを同時に圧縮させなければ、テストヘッドをプローブカードに確実に接続することが困難である。上記の如くポゴピンは、チューブ、圧縮コイルばね、第1ピン及び第2ピンからなる複数の部品によって構成されているため、圧縮コイルばねを圧縮するためには、各部品間で生じる摩擦抵抗を加えた大きな圧縮荷重が必要になる。つまり、多数本の圧縮コイルばねを同時に圧縮させるには、上記の摩擦抵抗にポゴピンの本数を乗じた圧縮荷重が余計に必要になるので、結果的に大きな圧縮荷重が必要になるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、テストヘッドとプローブカードとを低荷重で確実に接続することができるインターフェイスを備えたプローバを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るプローバは、コンタクト部を有するテストヘッドと、複数のプローブを有するプローブカードと、 テストヘッドとプローブカードとの間に配置され、複数のプローブをコンタクト部に電気的に各々接続する複数のコンタクトピンを有するインターフェイスと、を備え、コンタクトピンは、軸状のばね部と、ばね部の一端に形成されてコンタクト部に接触する軸状の第1接触部と、ばね部の他端に形成されてプローブカードに接触する軸状の第2接触部と、を有し、ばね部、第1接触部及び第2接触部は一体構成物である。
本発明の一形態は、インターフェイスには、複数のピンユニットが着脱自在に取り付けられ、複数のピンユニット毎に複数のコンタクトピンが設けられていることが好ましい。
本発明の一形態は、テストヘッドとインターフェイスとの間には、リング状の第1シール部材が設けられ、インターフェイスとプローブカードとの間には、リング状の第2シール部材が設けられ、テストヘッドとインターフェイスと第1シール部材とによって囲まれた内部空間、及びインターフェイスとプローブカードと第2シール部材とによって囲まれた内部空間を各々減圧することにより、テストヘッド、インターフェイス及びプローブカードが一体化されることが好ましい。
本発明によれば、テストヘッドとプローブカードとを低荷重で確実に接続することができる。
本発明の一実施形態に係るプローバの全体構成を示した外観図 図1に示したプローバを示した平面図 図1の測定ユニットの内部構造を示した測定ユニットの正面図 測定部の構成を示した概略図 インターフェイスの外観を示す斜視図 図5に示したインターフェイスの要部拡大図 図5に示したインターフェイスの概略縦断面図 検査開始可能な状態の測定部を示した概略図
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るプローバ10の全体構成を示した外観図である。図2は、図1に示したプローバ10の平面図である。
図1及び図2に示すように、実施形態のプローバ10は、検査するウェーハW(図4参照)を供給及び回収するローダ部14と、ローダ部14に隣接して配置され、複数の測定部16を有する測定ユニット12とを備えている。測定ユニット12では、ローダ部14から各測定部16にウェーハWが供給されると、各測定部16でそれぞれウェーハWの各チップの電気的特性の検査(ウェーハレベル検査)が行われる。そして、各測定部16で検査されたウェーハWはローダ部14により回収される。ローダ部14及び測定ユニット12は、筐体30(図3参照)に収容されている。なお、プローバ10は、操作パネル21、及び各部を制御する制御装置(不図示)なども備えている。
ローダ部14は、ウェーハカセット20が載置されるロードポート18と、測定ユニット12の各測定部16とウェーハカセット20との間でウェーハWを搬送する搬送ユニット22とを有する。搬送ユニット22は、図示しない搬送ユニット駆動機構を備えており、X方向及びZ方向に移動可能に構成されるとともに、θ方向(Z方向周り)に回転可能に構成されている。また、搬送ユニット22は、搬送アーム24を備えており、上記搬送ユニット駆動機構により搬送アーム24を前後に伸縮させることが可能となっている。搬送アーム24の上面部には図示しない吸着パッドが設けられており、搬送アーム24は、この吸着パッドでウェーハWの裏面を真空吸着してウェーハWを保持する。これにより、ウェーハカセット20内のウェーハWは、搬送ユニット22の搬送アーム24によって取り出され、その上面に保持された状態で測定ユニット12の各測定部16に搬送される。また、検査の終了した検査済みのウェーハWは逆の経路で各測定部16からウェーハカセット20に戻される。
図3は、図1の測定ユニット12の内部構造を示した図であり、測定ユニット12を正面側(ローダ部14側)から見た図である。
図3に示すように、測定ユニット12は、複数の測定部16が多段状に積層された積層構造を有しており、各測定部16はX方向及びZ方向に沿って2次元的に配列されている。実施形態では、一例として、X方向に4台の測定部16がZ方向に3段積み重ねられた測定ユニット12が示されている。
測定ユニット12は、複数のフレームを格子状に組み合わせた格子形状を有する筐体30を備えている。この筐体30は、X方向、Y方向、Z方向にそれぞれ延びる複数のフレームを格子状に組み合わせて構成されたものであり、これらのフレームで囲まれた空間部は略直方体形状になっている。そして、この空間部に測定部16の構成要素が配置される。
図4は、測定部16の構成を示した概略図である。
図4に示すように、各測定部16は、いずれも同一の構成を有しており、ウェーハWを保持するウェーハチャック50と、ヘッドステージ52と、テストヘッド54と、プローブカード56と、テストヘッド54とプローブカード56の間に配置されてテストヘッド54とプローブカード56とを電気的に接続するインターフェイス58とを備えている。
テストヘッド54は、不図示の支持部材によってヘッドステージ52の上方に支持されている。テストヘッド54は、その下部にコンタクト部55を有している。このコンタクト部55は、インターフェイス58を介してプローブカード56に電気的に接続される。これにより、テストヘッド54は、電気的検査のためにウェーハWの各チップに電源及びテスト信号を供給することができ、各チップからの出力信号を検出して正常に動作するかを検査することができる。
ヘッドステージ52は、筐体30の一部を構成するフレーム部材34に支持されており、インターフェイス58の平面形状に対応した円形状の開口からなるインターフェイス取付部53を有する。インターフェイス取付部53は位置決めピン63を有しており、インターフェイス58は位置決めピン63により位置決めされた状態でインターフェイス取付部53に固定される。
図5は、インターフェイス58の外観を示す斜視図である。図6は、図5に示したインターフェイス58の要部拡大斜視図である。また、図7は、インターフェイス58とコンタクト部55とプローブカード56を含む概略縦断面図である。
図5に示すように、インターフェイス58は、中央に円形の開口部82が形成されたリング状のフレーム80を有する。フレーム80の開口部82には、図6の如く、格子部材84が取り付けられており、格子部材84の壁部84Aによって囲まれた複数の空間がピンユニット86の収容部88として構成されている。
次に、ピンユニット86について説明する。
図6及び図7に示すように、ピンユニット86は、角筒状のピンユニット本体90と、ピンユニット本体90の上面開口部(不図示)を封止する上蓋92と、ピンユニット本体90の下面開口部(不図示)を封止する底蓋94とから構成される、ピンユニット本体90の内部には、複数本のコンタクトピン96が上下方向に沿って収納される。このコンタクトピン96については後述するが、コンタクトピン96を構成する軸状のばね部98が、ピンユニット本体90に収納されている。また、ばね部98の上端に形成された軸状の第1接触部100が、上蓋92を貫通して上方に突設され、ばね部98の下端に形成された軸状の第2接触部102が、底蓋94を貫通して下方に突設されている。
ピンユニット86の上蓋92の互いに対向する縁部には、一対のブラケット104が形成されており、これらのブラケット104には、止めねじ106を挿通する貫通孔108が形成されている。
このように構成されたピンユニット86は、図6に示すフレーム80の複数の収容部88にそれぞれ挿入され、止めねじ106を貫通孔108に挿通して格子部材84に締結することにより、格子部材84を介してフレーム80に着脱自在に取り付けられる。
図7に示す実施形態のコンタクトピン96は、ばね部98、第1接触部100及び第2接触部102が同一の材料によって一体に構成された一体構成物(ワンピース)である。コンタクトピン96は、一例として、ばね部98、第1接触部100及び第2接触部102のそれぞれ直径が100μm以下の細い軸状部材である。このような細径のコンタクトピン96を多数本備えることにより、実施形態のインターフェイス58はマルチプロービングの検査が可能に構成されている。
実施形態のコンタクトピン96は、金属等の導体を機械加工、エッチング、又はMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等の微細加工技術によって製造することができる。なお、コンタクトピン96のばね部98は、圧縮コイルばねと同等の機能を有し、軸方向に圧縮された際に生じる付勢力を第1接触部100及び第2接触部102に付与する。
コンタクトピン96の第1接触部100は、ピンユニット86の上蓋92から上方に突設されて、図7の如く、コンタクト部55の下面に形成された各端子55Aに接触される。また、コンタクトピン96の第2接触部102は、ピンユニット86の底蓋94から下方に突設されて、プローブカード56の上面に形成された各端子56Aに電気的に接触される。
図4に戻り、インターフェイス58のフレーム80の上面及び下面の外周部には、それぞれリング状のシール部材60、62が設けられている。また、プローバ10は、コンタクト部55とインターフェイス58とシール部材60とによって囲まれた内部空間、及びプローブカード56とフレーム80とシール部材62とによって囲まれた内部空間は、吸引管路110を介して吸引装置(例えば、真空ポンプ)112にそれぞれ接続されている。
コンタクト部55とインターフェイス58とシール部材60とによって囲まれた内部空間が吸引装置112によって減圧されることにより、図8の如く、コンタクト部55とインターフェイス58とが相対的に引き寄せられて吸着固定される。また、これと同時に、プローブカード56とインターフェイス58とシール部材62とによって囲まれた内部空間が吸引装置112によって減圧されるので、図8の如く、インターフェイス58とプローブカード56とが相対的に引き寄せられて吸着固定される。これにより、テストヘッド54、インターフェイス58及びプローブカード56が一体化される。
このとき、図7の如く、第1接触部100とコンタクト部55の端子55Aとが相対的に押し付けられ、第2接触部102とプローブカード56の端子56Aとが相対的に押し付けられる。これにより、ばね部98が軸方向に圧縮され、これによって生じたばね部98の付勢力により第1接触部100が端子55Aに圧接され、第2接触部102が端子56Aに圧接される。実施形態のプローバ10によれば、このような減圧による吸着固定動作によって、テストヘッド54をプローブカード56に確実に接続することができる。なお、シール部材60が本発明の第1シール部材に相当し、シール部材62が本発明の第2シール部材に相当する。実施形態では、シール部材60、62の双方をインターフェイス58に設けたが、テストヘッド54側(例えばコンタクト部55)にシール部材60を設けてもよく、プローブカード56にシール部材62を設けてもよい。
一方、プローブカード56は、図4の如く、ウェーハWの各チップの電極に対応した多数本のプローブ66を有する。各プローブ66は、プローブカード56の下面から下方に向けて突出して形成されており、プローブカード56の上面に設けられる各端子56Aに電気的に接続されている。本例のプローブカード56は、検査するウェーハWの全チップの電極に対応した多数本のプローブ66を備えており、各測定部16ではウェーハチャック50に保持されたウェーハWの全チップの同時検査が行われる。
ウェーハチャック50は、一例として真空吸着によりウェーハWを吸着して固定する。ウェーハチャック50は、アライメント装置70に着脱自在に支持され、アライメント装置70によってX、Y、Z、θ方向に移動可能となっている。また、ウェーハチャック50の上面(ウェーハ載置面)の外周部にはリング状のシール部材64が設けられている。そして、図示しない吸引装置(例えば、真空ポンプ)によって、プローブカード56とウェーハチャック50とシール部材64とによって囲まれた内部空間が減圧されることにより、ウェーハチャック50とプローブカード56とが相対的に引き寄せられる。これにより、図8の如く、プローブカード56の各プローブ66がウェーハWの各チップの電極パッドに接触して検査を開始可能な状態となる。
実施形態のプローバ10のインターフェイス58は、既述したように、複数本のコンタクトピン96を有し、このコンタクトピン96は、ばね部98と第1接触部100と第2接触部102とを有し、また、ばね部98、第1接触部100及び第2接触部102は一体構成物である。
このようにコンタクトピン96を構成することにより、ポゴピンのように複数の部品を組み立てて構成したコンタクトピンと比較して、部品同士の摺接部を無くすことができるので、摺接部に起因する摩擦抵抗を無くすことができる。よって、実施形態のコンタクトピン96をインターフェイス58に適用することにより、実施形態のプローバ10によれば、テストヘッド54とプローブカード56とを低荷重で確実に接続することができる。
なお、実施形態のコンタクトピン96は、前述の如く一体構成物なので、コンタクトピン96の形状と寸法を変えるだけでコンタクトピン96のばね定数を調整することができる。これにより、実施形態のコンタクトピン96によれば、安定した低荷重(例えば、0.05〜0.20N)のコンタクトピン96を実現できる。
ここで、テストヘッド54とプローブカード56とを接続する際に要する圧縮荷重について、実施形態のコンタクトピン96と従来のポゴピンとを比較する。
一例として、1本当たりの圧縮荷重が0.3Nのポゴピンを10000本備えたインターフェイスの場合、全てのポゴピンを圧縮するために要する荷重は3.0×10Nとなる。これをウェーハWの直径(例えば、300mm)と同じ平面積(0.071m)で圧縮する場合、真空吸着では−42.5kPa以上の圧縮荷重が必要となる。そして、例えばポゴピンを20000本に増加させた場合に要する荷重は6.0×10Nとなり、−85kPa以上の圧縮荷重が必要となる。このような高圧縮荷重を生成することは、工場の用力の面で非常に困難であり、一般的には工場の用力の限界値を超えてしまう。なお、工場の用力を考慮すると、−70kPa程度の圧縮荷重が一般的に好ましい。
これに対して、実施形態のコンタクトピン96は、前述したように一体構成物なので、ポゴピンよりも1本当たりの圧縮荷重が小さい。例えば、1本当たりの圧縮荷重が0.05Nのコンタクトピン96では、60000本使用したとしても全てのコンタクトピン96を圧縮するために要する荷重は3.0×10Nで済むので、工場の用力で十分に対応可能である。
このように実施形態のコンタクトピン96によれば、ポゴピンでは実現できない低圧縮荷重を実現することができるので、コンタクトピン96を高密度に配置したインターフェイス58を提供することができる。
また、実施形態のインターフェイス58は、図6に示したように、格子部材84によってフレーム80の開口部82に複数の収容部88を形成し、この収容部88にピンユニット86を着脱自在に取り付けたので、インターフェイス58の組み立てが容易になり、また、コンタクトピン96の損耗時の交換も容易になる。なお、収容部88を形成することなく、開口部82に多数本のコンタクトピン96を取り付けてもよい。この場合には、コンタクトピン96を支持する支持部材をフレーム80の開口部82に取付けることが好ましい。
また、実施形態のコンタクトピン96は一体構成品なので、コンタクトピン96に対しメッキなどの表面処理を容易に施すことができる。これにより、耐摩耗性及び耐環境性などの付加機能をコンタクトピン96に容易に付与することができる。
以上、本発明のプローバについて説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
10…プローバ、12…測定ユニット、14…ローダ部、16…測定部、18…ロードポート、20…ウェーハカセット、21…操作パネル、22…搬送ユニット、24…搬送アーム、30…筐体、50…ウェーハチャック、52…ヘッドステージ、54…テストヘッド、55…コンタクト部、56…プローブカード、58…インターフェイス、60…シール部材、62…シール部材、64…シール部材、66…プローブ、70…アライメント装置、80…フレーム、82…開口部、84…格子部材、86…ピンユニット、88…収容部、90…ピンユニット本体、92…上蓋、94…底蓋、96…コンタクトピン、98…ばね部、100…第1接触部、102…第2接触部、104…ブラケット、106…止めねじ、108…貫通孔、110…吸引管路、112…吸引装置

Claims (3)

  1. コンタクト部を有するテストヘッドと、
    複数のプローブを有するプローブカードと、
    前記テストヘッドと前記プローブカードとの間に配置され、前記複数のプローブを前記コンタクト部に電気的に各々接続する複数のコンタクトピンを有するインターフェイスと、
    を備え、
    前記コンタクトピンは、
    軸状のばね部と、
    前記ばね部の一端に形成されて前記コンタクト部に接触する軸状の第1接触部と、
    前記ばね部の他端に形成されて前記プローブカードに接触する軸状の第2接触部と、
    を有し、
    前記ばね部、前記第1接触部及び前記第2接触部は一体構成物である、プローバ。
  2. 前記インターフェイスには、複数のピンユニットが着脱自在に取り付けられ、前記複数のピンユニット毎に複数の前記コンタクトピンが設けられている、請求項1に記載のプローバ。
  3. 前記テストヘッドと前記インターフェイスとの間には、リング状の第1シール部材が設けられ、
    前記インターフェイスと前記プローブカードとの間には、リング状の第2シール部材が設けられ、
    前記テストヘッドと前記インターフェイスと前記第1シール部材とによって囲まれた内部空間、及び前記インターフェイスと前記プローブカードと前記第2シール部材とによって囲まれた内部空間を各々減圧することにより、前記テストヘッド、前記インターフェイス及び前記プローブカードが一体化される、請求項1又は2に記載のプローバ。
JP2018033120A 2018-02-27 2018-02-27 プローバ Active JP7209938B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018033120A JP7209938B2 (ja) 2018-02-27 2018-02-27 プローバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018033120A JP7209938B2 (ja) 2018-02-27 2018-02-27 プローバ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019149447A true JP2019149447A (ja) 2019-09-05
JP7209938B2 JP7209938B2 (ja) 2023-01-23

Family

ID=67850751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018033120A Active JP7209938B2 (ja) 2018-02-27 2018-02-27 プローバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7209938B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7374037B2 (ja) 2020-03-27 2023-11-06 東京エレクトロン株式会社 ポゴブロック

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11251383A (ja) * 1997-12-29 1999-09-17 Internatl Business Mach Corp <Ibm> テスト・ヘッド
JP2001116806A (ja) * 1999-08-23 2001-04-27 Agilent Technol Inc インターフェイス
JPWO2007142204A1 (ja) * 2006-06-08 2009-10-22 日本発條株式会社 プローブカード
JP2011089891A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Micronics Japan Co Ltd 電気的接続装置及びこれを用いる試験装置
JP2016058506A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 東京エレクトロン株式会社 ウエハ検査装置における検査用圧力設定値決定方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4667215B2 (ja) 2005-11-18 2011-04-06 国立大学法人群馬大学 電気二重層キャパシタ用炭素材と製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11251383A (ja) * 1997-12-29 1999-09-17 Internatl Business Mach Corp <Ibm> テスト・ヘッド
JP2001116806A (ja) * 1999-08-23 2001-04-27 Agilent Technol Inc インターフェイス
JPWO2007142204A1 (ja) * 2006-06-08 2009-10-22 日本発條株式会社 プローブカード
JP2011089891A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Micronics Japan Co Ltd 電気的接続装置及びこれを用いる試験装置
JP2016058506A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 東京エレクトロン株式会社 ウエハ検査装置における検査用圧力設定値決定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7374037B2 (ja) 2020-03-27 2023-11-06 東京エレクトロン株式会社 ポゴブロック

Also Published As

Publication number Publication date
JP7209938B2 (ja) 2023-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4262099B2 (ja) 半導体集積回路の検査治具
JP6071027B2 (ja) プローバ
KR102146731B1 (ko) 시험용 캐리어 및 캐리어 조립장치
JP5405575B2 (ja) 半導体ウェハ試験装置及び半導体ウェハの試験方法
JP4767147B2 (ja) 検査装置および検査方法
KR101141550B1 (ko) 전기적 접속장치 및 이를 이용하는 시험장치
TWI386648B (zh) Probe device
JP2014089121A (ja) 検査ユニット、プローブカード、検査装置及び検査装置の制御システム
JP2011091262A (ja) プローバおよびプローブ検査方法
JP6490600B2 (ja) 検査ユニット
CN106771943B (zh) 半导体装置的评价装置以及半导体装置的评价方法
JP2016095141A (ja) 半導体デバイスの検査ユニット
JP2024014956A (ja) プローバ及びプローブ検査方法
JP2019149447A (ja) プローバ
JP4556698B2 (ja) プローブピンユニット
JP4397960B2 (ja) 半導体ウェハのテスト装置及び半導体ウェハ用プローブカード
US11467099B2 (en) Inspection apparatus
JP2016152334A (ja) プローブ装置
JP2016181639A (ja) プローバ
WO2016159156A1 (ja) プローバ
JP2018125507A (ja) ウエハーレベルパッケージの試験ユニット
JP6365953B1 (ja) プローバ
JP2005345262A (ja) 半導体検査装置およびこれに用いる被検査部品トレー
US10871516B2 (en) Inspection system
JP2018041838A (ja) プローバ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7209938

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150