JP2019149228A - コードスイッチの端末封止方法 - Google Patents

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公俊 藁谷
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Abstract

【課題】チューブの脱落を抑制可能なコードスイッチの端末封止方法を提供する。【解決手段】弾性及び絶縁性を有する中空の管状部材2と、管状部材2の内側に互いに離間した状態で配置された複数の電極線3と、を備えたコードスイッチ1の一端に、水密封止部4を形成する方法であって、管状部材2の端部を覆うように、加熱により収縮する樹脂からなるチューブ42を設けるチューブ配置工程と、管状部材2と重なる位置のチューブ42を加熱して収縮させ、チューブ42を管状部材2の外周に固定する熱チャック工程と、チューブ42内に硬化樹脂を注入し硬化して水密封止部4を得る封止工程と、を備えた。【選択図】図4

Description

本発明は、コードスイッチの端末封止方法に関する。
従来、車両のスライドドア等に異物(例えば人体)が挟み込まれるのを防止するために、コードスイッチが用いられている。車両のスライドドアに異物(例えば人体)が挟み込まれるのを防止する場合、コードスイッチは、スライドドアのドア縁部に沿って設置される。
コードスイッチは、弾性及び絶縁性を有する中空の管状部材と、管状部材の内側に離間した状態で配置された複数の電極線と、を備えている(例えば、特許文献1参照)。コードスイッチの一端は、電極線の接触を検知するセンサ装置に接続され、コードスイッチの他端は、樹脂により封止され水密封止部が形成される。
コードスイッチの端部には、終端抵抗器(ターミナル)等が接続される場合がある。この終端抵抗器等を保護するために、水密封止部の形成の際には、管状部材の端部と終端抵抗器とを覆うように、樹脂製のチューブを設けることが行われている。
従来のコードスイッチの端末封止方法では、予めチューブに縦方向(軸方向)に沿って切れ目を入れておき、このチューブに切れ目を開きつつ管状部材の端部を覆うようにチューブを設けた後、チャック装置によってチューブを径方向内方に押して切れ目を閉じさせ、その後、チューブ内に硬化樹脂を注入し硬化させることで、水密封止部を形成していた。
特開平10−228837号公報
しかしながら、従来方法においては、使用するチューブの内径のばらつきの影響により、チャック装置でチューブを押しても切れ目を十分に閉じさせることができず、チューブが管状部材から脱落してしまう場合があった。
そこで、本発明は、チューブの脱落を抑制可能なコードスイッチの端末封止方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、弾性及び絶縁性を有する中空の管状部材と、前記管状部材の内側に互いに離間した状態で配置された複数の電極線と、を備えたコードスイッチの一端に、水密封止部を形成する方法であって、前記管状部材の端部を覆うように、加熱により収縮する樹脂からなるチューブを設けるチューブ配置工程と、前記管状部材と重なる位置の前記チューブを加熱して収縮させ、前記チューブを前記管状部材の外周に固定する熱チャック工程と、前記チューブ内に硬化樹脂を注入し硬化して前記水密封止部を得る封止工程と、を備えた、コードスイッチの端末封止方法を提供する。
本発明によれば、チューブの脱落を抑制できる。
本発明の一実施の形態に係るコードスイッチの端末封止方法に用いるコードスイッチを示す図であり、(a)は長手方向に垂直な断面図、(b)は斜視図である。 コードスイッチの水密封止部を示す平面図である。 本発明の一実施の形態に係るコードスイッチの端末封止方法の手順を示すフロー図である。 熱チャック工程を説明する図である。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
(コードスイッチの説明)
図1は、本発明の一実施の形態に係るコードスイッチの端末封止方法に用いるコードスイッチを示す図であり、(a)は長手方向に垂直な断面図、(b)は斜視図である。
図1(a).(b)に示すように、コードスイッチ1は、弾性及び絶縁性を有する中空の管状部材2と、管状部材2の内側に互いに離間した状態で配置された複数の電極線3と、を備えている。
管状部材2は、長手方向に沿って中空部2aを有する円筒状(外部から押圧力が加えられていない状態において円筒状)に形成されている。管状部材2は、圧縮永久歪が小さく、柔軟性、耐寒性、耐水性、耐薬品性、耐候性などの優れた材質からなることが望ましい。具体的には、管状部材2としては、例えばエチレン‐プロピレン‐ジエン共重合体を架橋したゴム系組成物や、架橋工程が不要なオレフィン系やスチレン系熱可塑性エラストマ組成物などからなるものを好適に用いることができる。管状部材2の外径は、例えば4mmである。
複数の電極線3は、複数の金属素線31aを撚り合わせた導体31と、導体31の外周を被覆する導電性被覆層32と、をそれぞれ有している。図1(a),(b)では、管状部材2の内面に、周方向に等間隔に4つの電極線3が配置されている場合を示しているが、電極線3の本数はこれに限定されるものではなく、2本以上であればよい。
本実施の形態では、複数の電極線3は、管状部材2の内側に螺旋状に配置されている。これにより、コードスイッチ1をどの方向から押圧しても電極線3同士が接触し易くなり、異物接触の検知漏れを抑制可能となる。
導体31に用いる金属素線31aは、銅や銅合金からなる。金属素線31aの表面には、耐熱性を高める目的で、スズ、ニッケル、銀、亜鉛等でメッキされていてもよい。金属素線31aの外径は、例えば0.1mmである。
導電性被覆層32としては、弾性及び導電性を有するものが用いられる。また、導電性被覆層32としては、管状部材2と同様に、圧縮永久歪が小さく、柔軟性、耐寒性、耐水性、耐薬品性、耐候性などの優れ、かつ、導電率が高く弾性絶縁体への密着性が高いものが用いられる。導電性被覆層32としては、管状部材2に用いる樹脂にカーボンブラック等の導電性充填剤を配合したものを用いることがより好ましい。つまり、導電性被覆層32と管状部材2とは、主成分が同じ材料から構成されることが望ましい。具体的には、導電性被覆層32としては、例えばエチレン‐プロピレン‐ジエン共重合を架橋したゴム系組成物や、架橋工程が不要なオレフィン系やスチレン系熱可塑性エラストマ組成物に、カーボンブラック等の導電性充填剤を配合したものを用いるとよい。
コードスイッチ1では、外部から押圧力が加えられると、管状部材2が弾性変形し、中空部2aが潰れて、電極線3が互いに接触する。よって、電極線3の接触(短絡)を検知することで、人体等の異物がコードスイッチ1に接触したことを検知できる。
(水密封止部4の説明)
図2は、コードスイッチの水密封止部を示す平面図である。図2に示すように、コードスイッチ1の一端には、中空部2aへの水の侵入を抑制するための水密封止部4が形成されている。
水密封止部4は、各電極線3の導体31が接続される終端抵抗器(ターミナル)41と、終端抵抗器41と管状部材2の端部とを覆うように設けられた終端抵抗器41を保護するためのチューブ42と、チューブ42内に硬化樹脂を注入し硬化して形成された封止樹脂43と、を有している。
チューブ42としては、加熱により収縮する樹脂からなるものを用いることができる。チューブ42の内径は、管状部材2の外径と同等とされ、管状部材2の端部を容易に覆うことができる程度の径とされる。本実施の形態では、PET(ポリエチレンテレフタレート)からなるチューブ42を用いた。
封止樹脂43に用いる硬化樹脂としては、例えば、紫外線を照射することにより硬化する紫外線硬化樹脂を用いることができる。封止樹脂43は、チューブ42内に充填されると共に、チューブ42の先端面(管状部材2の延出側と反対側の端面)を覆うように設けられており、そのチューブ42から突出している部分の形状が半球状となるように設けられている。なお、チューブ42の外周面を覆うように硬化樹脂を設けてもよい。
(コードスイッチの端末封止方法)
図3は、本実施の形態に係るコードスイッチの端末封止方法の手順を示すフロー図である。図3に示すように、本実施の形態に係るコードスイッチの端末封止方法では、まず、ステップS1にて、電極線3を終端抵抗器41に接続するターミナル接続工程を行う。ステップS1では、端末から所定長さの管状部材2及び導電性被覆層32を除去し、各電極線3の導体31を露出させた後、当該露出させた導体31を終端抵抗器41にはんだ接続する。
その後、ステップS2にて、終端抵抗器41及び管状部材2の端部を覆うようにチューブ42を設けるチューブ配置工程を行う。管状部材2とチューブ42との重なり長については、次の熱チャック工程の固定が十分に行える程度とすればよい。また、終端抵抗器41の全体がチューブ42に覆われていることが望ましいが、その一部がチューブ42から露出していても許容される。
その後、ステップS3にて、管状部材2と重なる位置のチューブ42を加熱して収縮(シュリンク)させ、チューブ42を管状部材2の外周に固定する熱チャック工程を行う。図4に示すように、ステップS3の熱チャック工程では、チューブ42と接触するチャック部61を加熱するヒータ62を備えた熱チャック装置6を用い、ヒータ62からの熱をチャック部61を介してチューブ42に伝えつつ、チャック部61によりチューブ42を径方向内方へと押圧する。これにより、チューブ42が収縮し、チューブ42が管状部材2の外周に密着することになり、チューブ42が管状部材2の外周に固定される。
その後、ステップS4にて、チューブ42内に硬化樹脂を注入し硬化する封止工程を行う。硬化樹脂として紫外線硬化樹脂を用いる場合、ステップS4では、紫外線硬化樹脂をチューブ42内に注入すると共に、チューブ42の端面に半球状に盛り上がるように紫外線硬化樹脂を設けた後、紫外線を照射して紫外線硬化樹脂を硬化させる。これにより、封止樹脂43が形成され、水密封止部4が得られる。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明したように、本実施の形態に係るコードスイッチの端末封止方法では、管状部材2の端部を覆うように、加熱により収縮する樹脂からなるチューブ42を設けるチューブ配置工程と、管状部材2と重なる位置のチューブ42を加熱して収縮させ、チューブ42を管状部材2の外周に固定する熱チャック工程と、チューブ42内に硬化樹脂を注入し硬化して水密封止部4を得る封止工程と、を備えている。
熱チャック工程によりチューブ42を管状部材2の外周に固定することで、チューブ42に多少の内径ばらつきが存在する場合であっても、チューブ42を設ける際にチューブ42が管状部材2から脱落しにくくなり、コードスイッチ1の端末封止作業を容易に行うことが可能になる。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]弾性及び絶縁性を有する中空の管状部材(2)と、前記管状部材(2)の内側に互いに離間した状態で配置された複数の電極線(3)と、を備えたコードスイッチ(1)の一端に、水密封止部(4)を形成する方法であって、前記管状部材(2)の端部を覆うように、加熱により収縮する樹脂からなるチューブ(42)を設けるチューブ配置工程と、前記管状部材(2)と重なる位置の前記チューブ(42)を加熱して収縮させ、前記チューブ(42)を前記管状部材(2)の外周に固定する熱チャック工程と、前記チューブ(42)内に硬化樹脂を注入し硬化して前記水密封止部(4)を得る封止工程と、を備えた、コードスイッチの端末封止方法。
[2]前記電極線(3)を終端抵抗器(41)に接続するターミナル接続工程を備え、前記チューブ配置工程では、前記終端抵抗器(41)を覆うように前記チューブ(42)を設ける、[1]に記載のコードスイッチの端末封止方法。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、終端抵抗器41を設ける場合を説明したが、終端抵抗器41以外の電気部品を設けてもよい。また、終端抵抗器41を省略して各電極線3の端部が開放された状態とされていてもよい。さらに、対となる電極線3の導体31同士が直接結線されていてもよい。
また、上記実施の形態では、コードスイッチ1において、複数の電極線3が管状部材2の内面に螺旋状に設けられている場合を説明したが、これに限らず、複数の電極線3が管状部材2の長手方向に沿って並走するように設けられていてもよい。
1…コードスイッチ
2…管状部材
3…電極線
4…水密封止部
41…終端抵抗器
42…チューブ
43…封止樹脂
6…熱チャック装置
61…チャック部
62…ヒータ

Claims (2)

  1. 弾性及び絶縁性を有する中空の管状部材と、前記管状部材の内側に互いに離間した状態で配置された複数の電極線と、を備えたコードスイッチの一端に、水密封止部を形成する方法であって、
    前記管状部材の端部を覆うように、加熱により収縮する樹脂からなるチューブを設けるチューブ配置工程と、
    前記管状部材と重なる位置の前記チューブを加熱して収縮させ、前記チューブを前記管状部材の外周に固定する熱チャック工程と、
    前記チューブ内に硬化樹脂を注入し硬化して前記水密封止部を得る封止工程と、を備えた、
    コードスイッチの端末封止方法。
  2. 前記電極線を終端抵抗器に接続するターミナル接続工程を備え、
    前記チューブ配置工程では、前記終端抵抗器を覆うように前記チューブを設ける、
    請求項1に記載のコードスイッチの端末封止方法。
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