JP2019143449A - ホームドアの基礎構造、その構築方法及びねじ込み治具 - Google Patents

ホームドアの基礎構造、その構築方法及びねじ込み治具 Download PDF

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Abstract

【課題】上載荷重の制限の厳しい盛土によって形成されるプラットホームにドア装置を設置するための簡易な構成のホームドアの基礎構造を提供する。【解決手段】盛土11によって形成されるプラットホーム1に可動式ホーム柵2を設置するためのホームドアの基礎構造である。そして、プラットホームの線路側縁部1aに設置される可動式ホーム柵の支柱21を接続させるスラブ板3と、スラブ板の線路側縁部3aから離隔した位置において、上部の鋼管部41と下部のスパイラル部42とを有して盛土の内部に打設されるスパイラル杭4とを備え、スパイラル杭の上端部411はスラブ板の貫通穴に挿通されて連結部5を介して結合される。【選択図】図1

Description

本発明は、盛土によって形成されるプラットホームに、可動式ホーム柵やプラットホームスクリーンドアなどのドア装置を設置するためのホームドアの基礎構造、その構築方法及びねじ込み治具に関するものである。
特許文献1には、盛土によって形成された盛土式プラットホームに、プラットホームドア装置を設置するための固定構造及び固定方法が開示されている。この文献には、プラットホームドア装置を載置するために盛土の上面にコンクリート版を設置し、周囲に注入されたグラウトによって盛土に固定されるロックボルトでコンクリート版を支持させる構造が記載されている。
この特許文献1に開示された方法では、ロックボルトを盛土に打設して削孔との隙間にグラウトを注入するために、注入装置などの施工機械や施工設備をプラットホーム上に設置することになる。
一方、特許文献2には、平鋼を螺旋状に捩じり加工したスパイラル部と、その上部に接続された鋼管とによって構成されたスパイラル杭が開示されている。このスパイラル杭は、小型標識やカーブミラーなどの支柱を支持させるために、地盤に基礎として埋め込まれる。
特開2014−62407号公報 特開2017−40110号公報
しかしながらプラットホームにおける工事は、列車の運行スケジュールや利用客の安全確保などの制限を受けながら実施しなければならないため、プラットホーム上に設置する施工機械や施工設備は、少ない方が効率よく施工することができる。さらには、線路側が土留め壁によって保護される盛土式プラットホーム上に、設計荷重を超えるような大型の施工機械などを設置する場合は、事前に土留め壁を補強する工事などを実施しなければならない。
そこで、本発明は、上載荷重の制限の厳しい盛土によって形成されるプラットホームにドア装置を設置するための簡易な構成のホームドアの基礎構造、その構築方法及びねじ込み治具を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明のホームドアの基礎構造は、盛土によって形成されるプラットホームにドア装置を設置するためのホームドアの基礎構造であって、前記プラットホームの線路側縁部に設置される前記ドア装置の支持部を接続させるスラブ板と、前記スラブ板の線路側縁部から離隔した位置において、上部の鋼管部と下部のスパイラル部とを有して前記盛土の内部に打設されるスパイラル杭とを備え、前記スパイラル杭の上端部は前記スラブ板の貫通穴に挿通されて連結部を介して結合されていることを特徴とする。
ここで、前記スパイラル杭の上端部の外周面には突起部が設けられており、前記貫通穴と前記上端部との隙間に充填された固化材と前記突起部とによって、前記スパイラル杭の軸まわりの回転が阻止される構成とすることができる。
また、前記スパイラル杭の上端部の外周面にはネジ溝が刻まれており、前記連結部は前記ネジ溝にねじ込まれる鍔部を有するワッシャーナットを備えている構成とすることもできる。さらに、前記ワッシャーナットの鍔部は、前記スラブ板の下面側に配置される構成とすることができる。
また、ホームドアの基礎構造の構築方法の発明は、前記スパイラル杭を前記盛土に打設する工程と、前記スパイラル杭が打設された位置に合わせて前記スラブ板に前記貫通穴を穿孔する工程と、前記スパイラル杭の上端部に前記貫通穴を通すことで前記スラブ板を設置する工程と、前記連結部により前記スラブ板と前記スパイラル杭の上端部とを結合する工程とを備えたことを特徴とする。
一方、ねじ込み治具の発明は、上部の鋼管部と下部のスパイラル部とを有するスパイラル杭を地盤にねじ込むためのねじ込み治具であって、前記鋼管部の外径より大きな内径が形成された筒体部と、前記筒体部の外周面から径方向の外側に向けて張り出される突出棒部と、前記筒体部の内周面に設けられて前記鋼管部の外周面に設けられた受力部に接触可能となるように形成された凸部とを備えたことを特徴とする。
このように構成された本発明のホームドアの基礎構造は、ドア装置の支持部を接続させるスラブ板と盛土の内部に打設されるスパイラル杭とを備えている。そして、スパイラル杭の上端部は、スラブ板の貫通穴に挿通されて連結部を介して結合されている。
スパイラル杭は、専用の重機を使用しなくても盛土に打設することができるので、上載荷重の制限の厳しい盛土によって形成されるプラットホームであっても、ドア装置を設置するための簡易な構成のホームドアの基礎構造を設けることができる。
また、スパイラル杭の上端部の外周面に突起部を設けて、スラブ板の貫通穴に充填された固化材と突起部とによってスパイラル杭の軸まわりの回転が阻止される構造とすることで、構築後にスパイラル杭が回転してスラブ板や盛土との結合を弱めることを防ぐことができる。
さらに、スパイラル杭の上端部のネジ溝にワッシャーナットをねじ込ませることで、スラブ板を鍔部で下から受けたり、鍔部で上から押し付けたりすることができるようになり、一体性に優れた連結部とすることができる。特に、ワッシャーナットの鍔部をスラブ板の下面側に配置することで、スラブ板を下からスパイラル杭4によって支持させることができる。
そして、ホームドアの基礎構造の構築方法の発明では、スパイラル杭が打設された位置に合わせてスラブ板に貫通穴を穿孔するため、例えば地中障害物等により設計通りの位置にスパイラル杭を打設できず、若干のずれが生じた場合でも別の位置に貫通穴を穿孔することが可能であり、スパイラル杭の打設精度を厳密に管理する必要がなく、迅速に施工を行うことができる。
また、ねじ込み治具の発明では、スパイラル杭の上部の鋼管部に筒体部を嵌めることで、人力などの小さい力でも盛土にスパイラル部をねじ込ませることができるようになるので、プラットホーム上に大型の施工機械や施工設備などを設置しなくても施工可能となる。
本発明の実施の形態のホームドアの基礎構造が構築されたプラットホームの構成を説明する断面図である。 本発明の実施の形態のホームドアの基礎構造が構築されたプラットホームの構成を説明する平面図である。 スパイラル杭の構成を説明する図であって、(a)は側面図、(b)は(a)のA−A矢視方向で見た断面図である。 ねじ込み治具の構成を説明する図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 長尺のねじ込み治具の構成を説明する側面図である。 本発明の実施の形態のホームドアの基礎構造の連結部の構成を説明する断面図である。 スパイラル杭の上端部に設けられる突起部の構成を説明する平面図である。 実施例1のホームドアの基礎構造の連結部の構成を説明する断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1,2は、本実施の形態で例示するプラットホーム1の構成を説明する図である。プラットホーム1は、列車が走行する線路Rに沿って構築される。
このプラットホーム1は、土砂や粘土などの盛土11によって形成された盛土式プラットホームであって、線路R側は土留め壁12によって保護されている。盛土11は、N値が2〜5程度の比較的に軟らかい地盤であることが多い。
プラットホーム1の上層としては、例えばモルタルなどの下地層131の上にタイルなどの床仕上げ層13が設けられる。また、アスファルトコンクリート等が敷き均された舗装部を上層とすることもできる。さらに、上層の線路R側には、ノンスリップタイルや点字ブロックが配置される。
プラットホーム1の線路側縁部1aに設置されるドア装置には、可動式ホーム柵やプラットホームスクリーンドアなどがある。本実施の形態では、ドア装置として可動式ホーム柵2を例に説明する。
可動式ホーム柵2は、列車の乗降口に対向させる開閉式の扉部23と、扉部23を可動可能に支持して開放時に収容させる戸袋部22とによって主に構成される。戸袋部22は、図2に示すように、プラットホーム1の線路側縁部1aの延伸方向に間隔を置いて配置される支柱21,21によって支持される。本実施の形態の可動式ホーム柵2では、この支柱21が支持部となる。
支柱21は、支圧板24の上に立てられ、支圧板24は固定アンカー25によってプラットホーム1の上層に固定される。本実施の形態では、図1に示すように、固定アンカー25の先端は、後述するスラブ板3に埋設されて定着される。
本実施の形態のホームドアの基礎構造は、上述したような盛土11によって形成されるプラットホーム1にドア装置である可動式ホーム柵2を設置するため支持構造である。可動式ホーム柵2を設置すると、自重の他に、風荷重(列車通過に伴う風荷重も含む)や群集による水平荷重も作用することになる。
本実施の形態のホームドアの基礎構造は、可動式ホーム柵2の支柱21を接続させるスラブ板3と、スラブ板3のホーム側縁部3b側の領域で盛土11の内部に打設されるスパイラル杭4と、スラブ板3とスパイラル杭4とを結合させる連結部5とによって、主に構成される。
スラブ板3には、プラットホーム1の線路側縁部1aに設置される可動式ホーム柵2の支柱21,21を載置させる。この支柱21,21を載せるためのスラブ板3は、線路側縁部3aから反対側のホーム側縁部3bに向けて延伸される。
図2に示すように、例えば平面視長方形に形成されるスラブ板3は、支柱21の設置箇所に合わせて、プラットホーム1の線路側縁部1aの延伸方向(線路Rの延伸方向)に間隔を置いて設置される。
スラブ板3は、例えば繊維補強コンクリートやレジンコンクリートなどの高強度のコンクリート材料によって成形される。例えば、セメントと、最大粒度が2mm以下の骨材粒子と、一次粒子粒度が1μm以下のポゾラン反応粒子と、長さが2mm以上で長さと径の比が20以上の金属繊維とを主に含有する、金属繊維強化コンクリートによって成形することができる。
このような金属繊維強化コンクリートの力学特性は、引張強度が12 MPa以上、曲げ強度が25 MPa以上、圧縮強度が150 MPa以上となり、非常に高い強度を示す。また、緻密な成形物になるため、耐久性の高いスラブ板3を形成することができる。
一方、レジンコンクリートは、セメントに代えて液状の樹脂を結合材として骨材を結合させたコンクリートである。レジンコンクリートは、樹脂と触媒による重合反応によって高い結合力で短時間に硬化することから、高強度で耐久性に優れた緻密な成形物にすることができる。レジンコンクリートの力学特性は、引張強度が10 MPa以上、曲げ強度が20 MPa以上、圧縮強度が100 MPa以上となる。
このような金属繊維強化コンクリートやレジンコンクリートによってスラブ板3を製作するに際しては、通常のコンクリートを使用する場合のように鉄筋を配置する必要がない。また、PC鋼線を配置してプレストレスを導入する必要もない。例えば、スラブ板3は、長辺側の長さを1.2mから1.5m程度、短辺側の長さ(幅)を1m程度、厚さを70mm程度にしたパネル状に成形できる。このようなスラブ板3は、打設したスパイラル杭4の位置に合わせるなど任意の位置に貫通穴31を穿孔することができる。
スラブ板3を盛土11に定着させるためのスパイラル杭4は、図1及び図3(a)に示すように、上部の鋼管部41と、下部のスパイラル部42とを備えている。例えば鋼管部41を1mから1.5m程度、スパイラル部42を1mから2m程度の長さにすることができる。また、杭径は、70mmから120mm程度、好ましくは100mm程度にすることができる。
スパイラル杭4は、スラブ板3の線路側縁部3aから離隔したホーム側縁部3b側に配置される。スパイラル杭4と土留め壁12との間に介在される盛土11を、スパイラル杭4に作用する水平力に対する抵抗にするためには、土留め壁12からある程度の距離を離した位置にスパイラル杭4を打設させる必要がある。
1枚のスラブ板3に対しては、4本から8本程度のスパイラル杭4,・・・が配置されることになる。例えばスラブ板3の線路側縁部3aからホーム側縁部3bに向けて、1列から3列程度となるようにスパイラル杭4,・・・が配置される。
図3(a)に示すように、スパイラル部42は、例えば平鋼を螺旋状に捩じり加工することによって製作することができる。スパイラル部42は、45度のねじり面を有しているので、引き抜きと押し込みの両方向に同等の鉛直支持力を発揮させることができる。
鋼管部41は、円筒状に形成されていて、水平力に対して強い抵抗体とすることができる。この鋼管部41の下端に切り込みを設けて、その溝にスパイラル部42の上端を挿し込んで溶接などによって固着させる。また、鋼管部41の上端部411(スパイラル杭4の上端部411)は、外周面にネジ溝が刻まれた上端ネジ部43に形成される。
また、この上端ネジ部43には、後述する突起部53を設けるための上端穴部44が穿孔される。この上端穴部44は、鋼管部41に対してボルト531を横断させるために対向する一対で設けられる。ここでは、図7に示すように、平面視十字状にボルト531,531を配置するために、上下2段にそれぞれ対となる上端穴部44,44が穿孔される。
さらに、鋼管部41の外周面には、後述するねじ込み治具6,6Aの凸部63に接触させる受力部45が設けられる。この受力部45は、細い鋼棒や鉄筋などによって形成され、溶接などで鋼管部41の外周面に固着される。例えば、図3(b)に示すように、鋼管部41の周方向に90度ずつの等間隔で複数の受力部45,・・・が取り付けられる。
この受力部45は、スパイラル杭4を盛土11にねじ込む際に使用されるねじ込み治具6,6Aからの回転力を受けるために設けられる。図4(a),(b)に示すように、ねじ込み治具6は、筒体部61と、筒体部61の外周面から径方向の外側に向けて張り出される複数の突出棒部62,・・・と、筒体部61の内周面に設けられる複数の凸部63,・・・とによって、主に構成される。
筒体部61は、図3(b)に示すように、鋼管部41の外径より大きな内径が形成される。そして、筒体部61の内周面には、複数の受力部45,・・・にそれぞれ接触させるための複数の凸部63,・・・が取り付けられる。凸部63は、細い鋼棒や鉄筋などによって形成され、溶接などで筒体部61の内周面に固着される。
筒体部61の下端には円環状のフランジ部64が設けられ、突出棒部62の端部は、筒体部61の外周面とフランジ部64の上面とに溶接などで接合される。突出棒部62は、例えば平面視十字状になるように複数取り付けられ、使用時には補助管621の端部が挿し込まれて長さが調整される。
図5には、筒体部61Aが長尺となるねじ込み治具6Aを示している。このねじ込み治具6Aは、スパイラル杭4の上端部411が低い位置にある場合に、作業員が作業しやすい高さで回転させる際に使用される。このため、筒体部61Aの下端付近に凸部63,・・・が設けられ、長尺の筒体部61Aの上端に突出棒部62,・・・が取り付けられる。
図6に示すように、スパイラル杭4の上端部411は、スラブ板3の貫通穴31に挿通されて連結部5を介して結合される。この貫通穴31は、鋼管部41の外径より一回り大きな内径の穴に形成される。例えば、鋼管部41の外径より10mmから20mm程度大きい内径の貫通穴31を設ける。
連結部5は、上端ネジ部43にねじ込まれるワッシャーナット(51,52)と、上端ネジ部43の外周面から外側に突出される複数の突起部53,・・・と、貫通穴31と上端ネジ部43の外周面との隙間に充填された固化材54とによって、主に構成される。
ワッシャーナット(51,52)は、鍔部511,521を有しており、スラブ板3の下面側に配置される下ワッシャーナット51の鍔部511は、スラブ板3の下面に接触させる。一方、スラブ板3の上面側に配置される上ワッシャーナット52の鍔部521は、スラブ板3の上面に接触させる。
突起部53は、無収縮モルタルなどの固化材54に対して回転抵抗となる程度に突出されていればよい。ここでは、ボルト531とナット532によって形成される突起部53を例に説明する。
ボルト531には、例えば頭部のない円柱状の寸切りボルトを使用することができる。図7に示すように、対向する上端穴部44,44にボルト531を挿通させ、鋼管部41の両側に均等に突出されたボルト531の両端に、ナット532,532をそれぞれ装着することで突起部53,53を形成する。なお、頭部のある通常のボルトを使用し、一方の突起部はボルトヘッドによって形成してもよい。
ボルト531,531を上下2段に平面視十字状に配置することで、上端部411の周方向に90度ずつ間隔を置いた4箇所に突起部53,・・・を設けることができる。この結果、スパイラル杭4に軸まわりに回転しようとする力が生じたとしても、突起部53,・・・の周囲の硬化した固化材54の抵抗によって回転が阻止されることになる。
次に、本実施の形態のホームドアの基礎構造の構築方法について説明する。
既存のプラットホーム1に対して施工する場合、少なくともスラブ板3を設置する範囲の床仕上げ層13及び下地層131は事前に撤去される。また、必要に応じてスラブ板3の厚さ分だけ盛土11の上面を掘り下げる。
続いて、スパイラル杭4を盛土11に打設する工程を実施する。スパイラル杭4を打設する際には、まず鋼管部41の長さ分だけ盛土11を余掘りしておく。そして、スパイラル杭4をその余掘りした孔に建て込む。
盛土11の上面から突出した鋼管部41には、ねじ込み治具6を装着する。ねじ込み治具6の突出棒部62,・・・には、長尺の補助管621,・・・を継ぎ足し、小さな力で回転力が与えられるようにする。
4本の補助管621,・・・に対してそれぞれ作業員を配置して一方向(例えば時計回り)に回転させると、図3(b)に示すように、ねじ込み治具6の凸部63,・・・が鋼管部41の受力部45,・・・に引っ掛かって、スパイラル杭4に回転力が付与されることになる。回転力が付与されたスパイラル杭4は、スパイラル部42が盛土11にねじ込まれて下方に向けて推進する。
スパイラル杭4のねじ込みは、上端部411が地面に近付いたときに、長尺のねじ込み治具6A(図5参照)に切り替えられて続けられる。所望する深さまでスパイラル杭4をねじ込んだ後は、隣接する施工箇所に移動して、次のスパイラル杭4の打設を行う。また、スパイラル杭4と盛土11の削孔との隙間には、山砂などを充填する。
本実施の形態では、図2に示すように、1枚のスラブ板3に対して幅方向3本の前後2列で合計6本のスパイラル杭4,・・・が打設される。スパイラル杭4は、作業員の人力で盛土11に打設することができるが、突出する上端部411,・・・の位置は施工箇所ごとに微妙に異なる。
そこで、6本の上端部411,・・・の相対的な位置関係を計測し、スラブ板3のそれらに対応する位置に貫通穴31,・・・を穿孔する。このスラブ板3は、金属繊維強化コンクリートによって成形されていて鉄筋が配筋されていないので、穿孔する際に鉄筋を避ける必要がなく、計測結果に応じて正確な位置に貫通穴31,・・・を穿孔することができる。
スラブ板3を設置する前に、図6に示すように、鋼管部41の上端ネジ部43に下ワッシャーナット51をねじ込む。下ワッシャーナット51は、スラブ板3を設置したい高さに合わせて装着位置が調整される。
続いてその上方の上端穴部44,・・・には、図7に示すようにボルト531を挿し込み、鋼管部41の両側に突出した端部に、それぞれナット532,532を装着する。
次にスラブ板3を搬送して、盛土11の上面から突出したスパイラル杭4の上端部411,・・・に貫通穴31,・・・を通すことでスラブ板3を設置する。スラブ板3の貫通穴31,・・・は、上端部411,・・・の位置に合わせて穿孔されているので、容易に据え付けることができる。
スラブ板3の貫通穴31と上端部411との間の隙間には、図6に示すように無収縮モルタルなどの固化材54を充填する。そして、スラブ板3の上面から突出した上端ネジ部43には、上ワッシャーナット52をねじ込んで締め付ける。また、鋼管部41の内空には、必要に応じて無収縮モルタルを充填する。
このようにして連結部5によりスラブ板3とスパイラル杭4の上端部411とを結合した後に、スラブ板3の線路側縁部3a付近の支柱21を立てる箇所に対して、固定アンカー25,・・・を打ち込む。そして、スラブ板3上の所定の範囲に下地層131及び床仕上げ層13を設ける。続いて、固定アンカー25に支柱21の支圧板24を固定して、可動式ホーム柵2を設置する。
次に、本実施の形態のホームドアの基礎構造、その構築方法及びねじ込み治具の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態のホームドアの基礎構造は、可動式ホーム柵2の支柱21を接続させるスラブ板3と盛土11の内部に打設されるスパイラル杭4とを備えている。そして、スパイラル杭4の上端部411は、スラブ板3の貫通穴31に挿通されて連結部5を介して結合される。
スパイラル杭4は、専用の重機を使用しなくても作業員の人力で打設することができるので、上載荷重の制限の厳しい盛土11によって形成されるプラットホーム1であっても、可動式ホーム柵2を設置するための簡易な構成のホームドアの基礎構造を設けることができる。
また、スパイラル杭4の上端部411の外周面に突起部53,・・・を設けて、スラブ板3の貫通穴31に充填された固化材54と突起部53とによってスパイラル杭4の軸まわりの回転が阻止されるように回転防止措置を施す。可動式ホーム柵2には、列車通過に伴う風荷重などの水平荷重が繰り返し作用し、スラブ板3を介してスパイラル杭4が回転するような力が伝達されることがあるが、回転防止措置を施すことによって、スラブ板3との結合や盛土11との付着を弱めるようなスパイラル杭4の回転の発生を防ぐことができる。
さらに、上端部411の上端ネジ部43に下ワッシャーナット51と上ワッシャーナット52をねじ込ませることで、スラブ板3を鍔部511で下から受けつつ、鍔部521で上から押し付けることができるようになり、一体性に優れた連結部5とすることができる。特に、下ワッシャーナット51の鍔部511をスラブ板3の下面側に配置することで、スラブ板3を下から確実に支持させることができる。すなわち、スラブ板3に作用した鉛直荷重を、下ワッシャーナット51を介して確実にスパイラル杭4に伝達させることができる。
そして、ホームドアの基礎構造の構築方法では、複数のスパイラル杭4,・・・が打設された位置に合わせてスラブ板3に貫通穴31,・・・を穿孔するため、スパイラル杭4,・・・の打設精度を厳密に管理する必要がなく、人力で迅速に施工を行うことができる。
特に、高強度の繊維補強コンクリートによって成形されたスラブ板3には鉄筋やPC鋼線が配置されないため、穿孔位置の制約を受けることなくスラブ板3の任意の箇所に穿孔が可能で、複数のスパイラル杭4,・・・が打設された位置に容易に合わせることができる。例えば、盛土11内の地中障害物等により設計通りの位置にスパイラル杭4を打設できずに若干のずれが生じた場合でも、実際に打設された位置に合わせて貫通穴を穿孔することができる。
また、スパイラル杭4の上部の鋼管部41にねじ込み治具6,6Aの筒体部61,61Aを嵌めて、受力部45,・・・に凸部63,・・・を引っ掛けることで、人力などの小さい力でも盛土11に簡単にスパイラル部42をねじ込ませることができるようになる。このため、プラットホーム1上に大型の施工機械や施工設備などを設置しなくても、迅速に施工することができる。
以下、前記実施の形態で説明したスラブ板3とスパイラル杭4との連結部5とは別の形態の連結部5Aについて、図8を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一符号を付して説明する。
この実施例1で説明する連結部5Aは、スラブ板3に作用する鉛直荷重が大きい場合や、盛土11が軟弱でスパイラル杭4に大きな鉛直支持力が期待できない場合などに適用される。要するに、スラブ板3に作用する鉛直荷重をすべてスパイラル杭4に伝達させるのではなく、盛土11の上面にも分散して作用させるようにする。
実施例1の連結部5Aでは、上端ネジ部43に下ワッシャーナット51を装着しない。一方、スラブ板3の下面から均等に荷重が伝達されるように、モルタルなどで高さ調整層55を設ける。高さ調整層55の平滑な上面にスラブ板3の下面の全面を密着させることで、局所荷重を発生させることなく均等に鉛直荷重を盛土11に伝達させることができるようになる。
高さ調整層55にスラブ板3を設置した後は、スラブ板3の貫通穴31と上端部411との間の隙間に無収縮モルタルなどの固化材54を充填する。そして、スラブ板3の上面から突出した上端ネジ部43には、上ワッシャーナット52をねじ込んで締め付ける。
このように構成された連結部5Aは、上ワッシャーナット52の鍔部521で上からスラブ板3を盛土11に対して押し付ける。この結果、スラブ板3に作用した荷重を、スパイラル杭4だけでなく、周辺の盛土11にも分散して伝達できるようになり、軟弱な盛土11や上載荷重が大きくなるプラットホーム1においても適用することができるようになる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、ドア装置として可動式ホーム柵2を設置する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、プラットホームスクリーンドアをドア装置として設置する場合にも本発明は適用できる。また、ドア装置の支持部は支柱21に限定されるものではなく、ドア装置の形態によっては、脚部や台座部などが支持部となることもある。
また、前記実施の形態では、ねじ込み治具6,6Aを使用してスパイラル杭4を人力のみで盛土11に打設する方法について説明したが、これに限定されるものではなく、小型の打撃装置をスパイラル杭4の上端に装着して打撃を付与することによっても打設を行うことができる。
さらに、前記実施の形態では、1枚のスラブ板3に対して6本のスパイラル杭4,・・・を結合させる例について説明したが、これに限定されるものではなく、配置するスパイラル杭4の本数、配置パターン、スラブ板の中での配置される平面位置については、設計によって任意に設定することができる。
また、前記実施の形態では、無筋の繊維補強コンクリートによって成形されたスラブ板3を例に説明したが、これに限定されるものではなく、鉄筋コンクリート製やPCコンクリート製のスラブ板であってもよい。この場合は、スパイラル杭4の打設位置管理を厳密に行うか、鉄筋等を避けた位置に大き目の貫通穴を設けておくことになる。
また、前記実施の形態では、ねじ込み冶具6,6Aの突出棒部62は、平面視十字状になるように複数取り付けられると説明したが、これに限定されるものではなく、例えば平面視120度毎に3本取り付けられても良く、突出棒部62の本数は任意に設定することができる。
1 :プラットホーム
11 :盛土
1a :線路側縁部
2 :可動式ホーム柵(ドア装置)
21 :支柱(支持部)
3 :スラブ板
3a :線路側縁部
31 :貫通穴
4 :スパイラル杭
41 :鋼管部
411 :上端部
42 :スパイラル部
43 :上端ネジ部(ネジ溝)
45 :受力部
5,5A:連結部
51 :下ワッシャーナット(ワッシャーナット)
511 :鍔部
52 :上ワッシャーナット(ワッシャーナット)
521 :鍔部
53 :突起部
54 :固化材
6,6A:ねじ込み治具
61,61A:筒体部
62 :突出棒部
63 :凸部
R :線路

Claims (6)

  1. 盛土によって形成されるプラットホームにドア装置を設置するためのホームドアの基礎構造であって、
    前記プラットホームの線路側縁部に設置される前記ドア装置の支持部を接続させるスラブ板と、
    前記スラブ板の線路側縁部から離隔した位置において、上部の鋼管部と下部のスパイラル部とを有して前記盛土の内部に打設されるスパイラル杭とを備え、
    前記スパイラル杭の上端部は前記スラブ板の貫通穴に挿通されて連結部を介して結合されていることを特徴とするホームドアの基礎構造。
  2. 前記スパイラル杭の上端部の外周面には突起部が設けられており、前記貫通穴と前記上端部との隙間に充填された固化材と前記突起部とによって、前記スパイラル杭の軸まわりの回転が阻止されることを特徴とする請求項1に記載のホームドアの基礎構造。
  3. 前記スパイラル杭の上端部の外周面にはネジ溝が刻まれており、前記連結部は前記ネジ溝にねじ込まれる鍔部を有するワッシャーナットを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のホームドアの基礎構造。
  4. 前記ワッシャーナットの鍔部は、前記スラブ板の下面側に配置されることを特徴とする請求項3に記載のホームドアの基礎構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のホームドアの基礎構造の構築方法であって、
    前記スパイラル杭を前記盛土に打設する工程と、
    前記スパイラル杭が打設された位置に合わせて前記スラブ板に前記貫通穴を穿孔する工程と、
    前記スパイラル杭の上端部に前記貫通穴を通すことで前記スラブ板を設置する工程と、
    前記連結部により前記スラブ板と前記スパイラル杭の上端部とを結合する工程とを備えたことを特徴とするホームドアの基礎構造の構築方法。
  6. 上部の鋼管部と下部のスパイラル部とを有するスパイラル杭を地盤にねじ込むためのねじ込み治具であって、
    前記鋼管部の外径より大きな内径が形成された筒体部と、
    前記筒体部の外周面から径方向の外側に向けて張り出される突出棒部と、
    前記筒体部の内周面に設けられて前記鋼管部の外周面に設けられた受力部に接触可能となるように形成された凸部とを備えたことを特徴とするねじ込み治具。
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