JP2019142417A - 連結装置、連結移動装置及び自律移動装置 - Google Patents

連結装置、連結移動装置及び自律移動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】引掛け部材を備える構成で、連結後の連結対象との相対的な位置を安定させることが可能となる連結装置、連結移動装置及び自律移動装置を提供する。【解決手段】連結対象2に引掛け部材12を備える連結装置10において、連結対象2に突き当たる突き当て部材40と、突き当て部材40を連結対象2に向けて移動させる突き当て部材移動手段43とを備え、連結装置10から離れる方向への連結対象2の移動は引掛け部材12で防止し、連結装置10に近づく方向への連結対象2の移動は突き当て部材40で防止して、連結後の連結装置10と連結対象2との相対的な位置を固定する。【選択図】図1

Description

本発明は、連結装置、連結移動装置及び自律移動装置に関するものである。
従来、連結対象に引掛ける引掛け部材を備える連結装置が知られている。
特許文献1には、この種の連結装置を備える連結移動装置として、連結対象であるカゴ台車に引掛け部材である爪部材を引掛けて連結し、カゴ台車を搬送するカゴ台車用補助車両が記載されている。
特許文献1に記載の連結移動装置で、引掛け部材が連結対象に引掛かった状態では、連結対象が連結装置から相対的に離れることを防止し、連結移動装置が連結対象を牽引して移動することができる。しかし、引掛け部材が連結対象に引掛かった状態では、連結装置と連結対象とが相対的に近づくことは可能である。このため、例えば、連結移動装置が連結対象と引掛け部材で連結し、連結対象を牽引して移動している状態から停止すると、連結移動装置が停止した後に、慣性力によって連結対象が連結移動装置に近づく方向に移動し、相対的な距離が近づく。このように、引掛け部材を用いた連結装置は、連結装置と連結対象との相対的な位置関係を安定させる、という観点で改善の余地がある。
上述した課題を解決するために、本発明は、連結対象に引掛ける引掛け部材を備える連結装置において、前記連結対象に突き当たる突き当て部材と、前記突き当て部材を前記連結対象に向けて移動させる突き当て部材移動手段とを備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、引掛け部材を備える連結装置で、連結後の連結対象との相対的な位置を安定させることが可能となる、という優れた効果がある。
連結装置がカゴ台車に連結し、前側下部フレームを挟み込む過程を側方から見た説明図。 実施形態の自走ロボットとカゴ台車との説明図。 ID表示パネルの説明図、(a)は、ID表示パネルが配置されたカゴ台車の斜視図、(b)は、カラーコードの一例の説明図、(c)は、濃淡バーコードの一例の説明図。 物流倉庫の一例の説明図。 本実施形態の搬送システムを模式的に示す説明図。 自走ロボットが仮置きエリアから保管エリアにカゴ台車を搬送する動作の流れを示すフローチャート。 第二保管エリアの拡大図。 搬送システムの変形例を模式的に示す説明図。 連結装置の斜視説明図、(a)は連結爪が開いた状態の説明図、図9(b)は連結爪が閉じた状態の説明図。 連結装置について、固定部材に対して回動する回動部分と、固定部材に固定された固定部分との説明図。 連結爪及びバンパーに駆動を伝達する駆動伝達機構の拡大斜視図。 駆動伝達機構における駆動伝達の概略を示すブロック図。 連結爪とバンパーとで前側下部フレームを挟み込んだ状態の概略上面図。 爪昇降用シャフトと連結爪との側面図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例について説明する。
図2は、実施形態の自律移動装置である自走ロボット1と、連結対象であるカゴ台車2との説明図である。
本実施形態は、カゴ台車2のような被牽引台車に自動で接続して、牽引することで所望の搬送先へ被牽引台車を自動搬送する自走ロボット1のような自律移動装置と、この自走ロボット1を用いた搬送システムに関する実施形態である。
自走ロボット1は、搬送物を積載するカゴ台車2に自動で連結する機能を持った自律移動装置である。これにより、自走ロボット1には積載可能な構成を持たせることなく、簡易な移動装置によってカゴ台車2を牽引させることができ、カゴ台車2に積載された多数の搬送物を搬送させることができる。
自走ロボット1は、装置本体であるロボット本体部100、磁気センサ3、コントローラ4、カメラ5、電力源であるバッテリー6、動力モータ7、モータドライバ8、測域センサ9、連結装置10、駆動車輪71及び従動車輪72等を備える。
磁気センサ3及び測域センサ9は、自走ロボット1の周辺環境を認識する環境認識手段である。
本実施形態の搬送システムでは、自走ロボット1の走行可能な経路の床面に磁気テープを設置し、磁気センサ3を用いて磁気テープを検出することにより自走ロボット1が走行可能な経路上に位置していることを認識することができる。床面にテープを設置する誘導方式としては、磁気テープを用いる構成に限らず、光学テープを用いる構成としてもよい。光学テープを用いる場合は、磁気センサ3の代わりに反射センサやイメージセンサなどが利用できる。
また、本実施形態の搬送システムでは、二次元あるいは三次元地図と測域センサ9の検出結果との照合によって自己位置を認識する自律走行を行うことができる。測域センサ9は物体にレーザー光を照射してその反射光から物体までの距離を測定するレーザー測域センサである。検出結果と二次元あるいは三次元地図との照合によって自己位置の認識に用いるセンサとしては、ステレオカメラやデプスカメラなども利用できる。
自走ロボット1は、磁気センサ3や測域センサ9の検出結果に基づいてコントローラ4がモータドライバ8を介して動力モータ7の駆動を制御し、動力モータ7が駆動車輪71を回動駆動することで自走ロボット1が自律走行を行う。
カゴ台車2は、搬送物を積載する底板32と、底板32上に積載された搬送物の周囲を囲むカゴ部20と、四角形状の底板32の四隅の下方に配置されたキャスター23と、カゴ部20の側面に配置されたID表示パネル21とを備える。
所定の場所に置かれたカゴ台車2には認識用のマーカーが表示されたID表示パネル21が取り付けられている。マーカーは、二次元のカラーコード等を用いて、カゴ台車2の識別番号情報、搬送先情報、搬送の優先度情報がコード化されている。
ID表示パネル21は、カゴ台車2に取り付けられており、搬送位置などの情報もしくはテーブル参照によって認識できるID情報を読み取れるようになっている。マーカーのIDの表示方法は一般的なバーコードやQRコード(登録商標)が使える。また、IDとしてカラーコードや、濃淡バーコードによって単位面積当たりの情報量を増やすことで、より遠くから認識できるようになる。
自走ロボット1には、マーカー読取装置が設置されている。マーカー読取装置はID認識手段であるカメラ5と復号部とからなる。本実施形態ではコントローラ4が復号部としての機能を有する。カメラ5の撮影画像からマーカーの特徴の画像認識によってマーカーのコードを認識する。復号部では認識したマーカーのコード情報をデコードすることで、カゴ台車2の認識番号情報、搬送先情報、優先度情報を得る。
本実施形態では、カゴ台車2に設置されたマーカーとして、カラーコードを用いているため、カメラ5を用いて読み取っている。IDを表示するマーカーがバーコードやQRコードの場合は、ID認識手段としてバーコードリーダが使用できる。マーカーが濃淡バーコードの場合はレーザー測域センサの反射強度情報をIDコードに用いることができる。
自走ロボット1は、環境認識手段として、周辺環境との距離を取得するレーザーレンジファインダ(LRF)等の測域センサ9を備える。コントローラ4は、測域センサ9によって位置を認識したID表示パネル21と測域センサ9との距離情報からID表示パネル21の位置座標を算出する。算出したID表示パネル21の位置座標を用いて、コントローラ4が動力モータ7の駆動制御を行うことで、自走ロボット1をカゴ台車2におけるID表示パネル21正面の所定の位置に位置決めする。
カゴ台車2との連結動作を制御するために、カゴ台車2に設置されたID表示パネル21の位置を認識するID表示パネル位置認識手段としては、ID認識手段でID表示パネル21の位置も読み取れる場合には兼用することが出来る。例えば、ID表示パネル21のマーカーのIDとして濃淡バーコードをID認識手段としてレーザー測域センサで読み取る場合は、レーザー測域センサによってID表示パネル21の位置を検出しながらID表示パネル21のIDを読み取ることができる。また、マーカーのIDとしてカラーコードを用いる場合もカメラ5で、ID表示パネル21の位置を検出しながらID表示パネル21のIDを読み取ることができる。
また、濃淡バーコードは、レーザーレンジファインダによる検知が可能であり、レーザーレンジファインダは、高精度なID表示パネル21の位置検出手段及び自律走行のための環境認識センサとしても使用できる。
図3にカゴ台車2とID表示パネル21の例とを示す説明図である。
図3(a)は、カゴ台車2にIDがカラーコードからなるマーカーを表示するID表示パネル21が配置された例の斜視図である。図3(b)はカラーコードの一例の説明図であり、図3(c)は濃淡バーコードの一例の説明図である。
QRコードやカラーコードはバーコードと異なり、カメラを使った読み取りを行うことで、コードのID情報とともにカメラによって撮像された撮像画像に基づいてカメラに対するID表示パネル21の位置情報を同時に取得することができる。このため、読み取る対象物(本実施形態ではID表示パネル21)が置かれている位置を認識することができる。
IDが濃淡バーコードの場合は、レーザー測域センサで読み取ることができる。図3(c)に示す濃淡バーコードは、黒色の濃度の異なる複数種類の線状マークを用いており、それぞれの濃度に対してコード番号が割り当てられている。濃淡バーコードを用いる構成では、コントローラ4に、各濃度の線状マークに対応した反射光の受光強度に対してコード番号を記憶しておき、レーザー測域センサの受光強度に応じて、コード番号を認識する。
レーザー測域センサは、レーザー光の照射部を水平方向に回転させて、レーザー光の照射方向を周期的に変化させてレーザー光で周囲を走査し、照射したレーザー光の反射光によってレーザー光を反射した物体までの距離情報を取得することができる。また、レーザー光の照射方向に基づいてレーザー光を反射した物体の位置についてのレーザー測域センサからの角度情報を取得することができる。さらに、反射光の受光強度の変化に基づいて濃淡バーコードを見つけることができる。
濃淡バーコードを見つけたときに、濃淡バーコードの距離情報と角度情報とに基づいて、濃淡バーコードが付されたID表示パネル21とレーザー測域センサとの相対的な位置情報を得ることが出来る。このため、濃淡バーコードをレーザー測域センサで読み取る構成では、レーザー測域センサで取得した情報を、連結時の自走ロボット1の位置決めに用いるフィードバック情報として用いることができる。
自走ロボット1を用いた本実施形態の搬送システムは、物流倉庫などにおける、カゴ台車などのキャスター付き搬送対象を搬送する作業を自動化するものである。
自走ロボット1による搬送動作は、次の(1)〜(3)の三つの作業に分割される。
(1)仮置きエリアでの搬送対象の探索および連結。
(2)走行エリアの走行。
(3)保管エリアでの保管場所探索と荷卸し。
図4は、本実施形態の搬送システムを適用することが想定される物流倉庫1000の一例の説明図である。図4に示す物流倉庫1000では、作業者Mが、トラック2000からプラットフォーム1001に荷卸しされた荷物を整列しておき、他の作業者Mがこの荷物をエレベータ1002の前のエリアに搬送して、他階に移送する。この物流倉庫1000では、上記(1)の仮置きエリアは、プラットフォーム1001で荷卸しされた荷物を整列しておく場所が想定される。上記(3)の保管エリアは、エレベータ1002で他階へ移送する場合のエレベータ1002の前のエリアが想定される。また、上記(2)の走行エリアは図4中の矢印によって仮置きエリアと保管エリアとの往復経路を示す場所が想定される。
自走ロボット1は、本線動作は床面に設置された磁気テープや光学テープのラインをセンサで認識するライン認識による誘導方式で移動する。また、ラインの横にある番地マークを検出してエリアを判断する。また、ID表示パネル21は搬送エリアの情報と優先順位の情報が含まれている。
図5は、本実施形態の搬送システムを模式的に示す説明図である。
図5に示す搬送システムは、走行エリア50と、仮置きエリアAと、第一保管エリアBと、第二保管エリアCとを備える。走行エリア50には自走ロボット1の誘導用の磁気テープまたは光学テープがライン状に設けられ、自走ロボット1が走行する本線51が設けられている。本線51上には自走ロボット1のスタート位置Sがある。また、走行エリア50における仮置きエリアA、第一保管エリアB及び第二保管エリアCの入り口には、本線51の近傍に番地マーク52が配置されている。
図6は、自走ロボット1が仮置きエリアAから保管エリア(BまたはC)にカゴ台車2を搬送する動作の流れを示すフローチャートである。
まず、本線51上に移動体である自走ロボット1を配置してライン認識できている状態でスタートさせることで、自走ロボット1は本線51に沿った走行を開始する(S1)。本線51を走行中はラインの位置を見て指定速度で走行する。仮置きエリアAの番地マーク52を探索しながら走行し、仮置きエリアAの番地マーク52を検出したら(S2で「Yes」)停止する。
仮置きエリアAの番地マーク52を検出して(S2で「Yes」)停止すると、仮置きエリアAへの進入動作を開始する(S3)。
自走ロボット1は、本線51が設けられた走行エリア50から仮置きエリアAに進入すると、走行しながら、仮置きされているカゴ台車2のID表示パネル21のマーカーを読み取り、カゴ台車2のリストを生成する。このとき、IDとX,Y座標、搬送先、および優先順位があれば一緒に記録する。そして、仮置きエリアAの終端の番地マークで走行停止し、生成したカゴ台車2のリストから搬送対象を選定し(S4)、選定した搬送対象のカゴ台車2との連結動作を開始する(S5)。
連結動作では、リスト上のX,Y座標を元に指定されたカゴ台車2の列まで移動する。ID表示パネル21との相対位置情報を使って、カゴ台車2の手前まで移動する。その後、カゴ台車2に近接したら連結装置10によってカゴ台車2と連結する。搬送対象のカゴ台車2との連結を検知すると(S6で「Yes」)、本線51に戻り(S7)、本線51を走行し(S8)、搬送中のカゴ台車2を保管する保管エリア(BまたはC)の番地マーク52を検出したら(S9で「Yes」)停止する。
保管エリア(BまたはC)の番地マーク52を検出して(S9で「Yes」)停止すると、保管エリア(BまたはC)への進入動作を開始する(S10)。
自走ロボット1は、本線51が設けられた走行エリア50から保管エリア(BまたはC)に進入すると、走行しながら、保管されているカゴ台車2のID表示パネル21のマーカーを読み取り、カゴ台車2のリストを生成する。このとき、IDとX,Y座標、搬送先、および優先順位があれば一緒に記録する。次に、保管エリア(BまたはC)の終端の番地マークで走行停止し、生成したカゴ台車2のリストから空き番地を探す(S11)。そして、空き番地の中から搬送中のカゴ台車2を車庫入れする番地を選定し(S12)、選定した空き番地への車庫入れ動作を開始する(S13)。
車庫入れ動作では、リスト上のX,Y座標を元に指定された空き番地の車庫の列まで移動する。その後、指定された空き番地に着いたら搬送中のカゴ台車2との連結を解除する。
連結を解除したら保管エリア(BまたはC)から本線51に戻り、再び仮置きエリアAの探索を開始する(S14)。
図7は、第二保管エリアCの拡大図である。図7では、X軸方向が「列方向」であり、Y軸方向が「行方向」である。
仮置きエリアA、保管エリア(BまたはC)は本線51から外れた位置に配置する。エリア内を探索走行するための走行ライン53と停止マーク54とを付けておく。カゴ台車2を置く位置(駐車場55)には、枠線やマークを付けておき、人が置き易くする。自走ロボット1は、仮置きエリアAまたは保管エリア(BまたはC)に進入したら停止マーク54を検知するまで走行ライン53上をライン誘導によって走行する。
仮置きエリアAでは最初に見つけたカゴ台車2に対して連結する動作を行っても良い。保管エリア(BまたはC)では最初に見つけた空き番地の駐車場55に駐車するように制御しても良い。
自走ロボット1は、移動しながら測域センサ9を使って置いてあるカゴ台車2を探索しリスト化し、停止マーク54を見つけたら停止して、連結対象のカゴ台車2または車庫入れを行う番地(駐車場55)を選定する。
連結の場合は、リスト化されたX,Y座標に移動を始めるが、番地の列方向に移動してから、90[°]旋回して、真っ直ぐに連結対象のカゴ台車2に接近していくと、連結動作がし易い。連結に際しては、ID表示パネル21との相対位置情報を用いて自走ロボット1の走行を制御することで、精度の高い位置決めができる。また、環境地図を使った自律走行を行っている場合には、連結対象のカゴ台車2を環境地図のデータ上に配置して、その座標を元に走行制御しても良い。
車庫入れ動作の場合は、駐車場55の番地のX,Y座標に位置決めするように環境認識をしながら移動しても良いし、位置決め用のラインを敷設して、ラインによる位置決めを行っても良い。
図8は、本実施形態の自走ロボット1を用いることができる搬送システムの変形例を模式的に示す説明図である。
変形例の搬送システムでは、仮置きエリアAと保管エリアDとが本線51のすぐ横にある構成である。変形例では、自走ロボット1は、本線51を走行したまま、仮置きエリアAや保管エリアDのエリア内の探索を行う。仮置きエリアA内に搬送対象となるカゴ台車2を見つけたら、本線51上からカゴ台車2への連結動作に移行する。また、保管エリアDに対しても、本線51上から空き番地を探索して、車庫入れ動作を行う。
変形例の構成では、一台の自走ロボット1が動作中のときは、他の自走ロボット1が通行不可になるが、仮置きエリアAと保管エリアDとの専有面積を狭くすることができ、作業時間も短縮することができる。
物流倉庫や工場では、搬送物を積載する台車として、カゴ台車と呼ばれる、四輪が自在キャスターで構成される汎用の台車がよく用いられる。一般に、自律移動装置による自動連結は、連結位置の認識と自律移動装置の位置決めとによって行われる。
具体的には、連結する対象にマーカーを取り付けて、自律移動装置に取り付けた距離情報の取得装置によってマーカーを認識し、マーカーの位置座標を算出することで、連結位置の認識を行う。そして、認識した連結位置で停止するように、自律移動装置の駆動を制御して位置決めを行う。
その後、アームのような連結機構を動作させて連結する。例えば、充電ステーションのような対象場所に自律移動装置を連結する場合に用いることができる。しかし、前述のような自在キャスターを備える台車に対して連結する場合は、自律移動装置のより正確な位置決めが必要となる。これは、台車に対して位置決めを行う途中で、自律移動装置が台車に接触する場合が考えられるからである。自律移動装置の位置決めと連結機構の動作が完了する前に接触すると、自律移動装置が台車を押してしまうことにより、台車が自律移動装置から離れていってしまう。
上述した充電ステーションのように動かない対象物への位置決めであれば、位置決めの前に自律移動装置が連結対象に接触するような制御でもよい。しかし、頻繁にカゴ台車の搬送作業を行う現場など、キャスターを解除状態で置く運用を行うような台車に対して、同様の動作を行うと、上述した理由により容易には連結できないという課題が生じる。
カゴ台車2のような回転自在なキャスター23を有する台車は、上述したように、連結が完了する前に自走ロボット1が接触すると自走ロボット1から離れる方向に移動する可能性がある。このため、自走ロボット1の連結装置10をカゴ台車2に近接させ、かつ接触しないように自走ロボット1を精密に位置決め制御することが求められる。本実施形態の自走ロボット1の連結装置10では、自走ロボット1が接触したときにカゴ台車2が移動してしまわないように仮保持する機構を備えている。
自走ロボット1には、搬送対象のカゴ台車2を保持するための連結装置10が取り付けられている。以下、自走ロボット1が備える連結装置10の詳細について説明する。
図9は、連結装置10の斜視説明図であり、図9(a)は連結爪12が開いた状態の連結装置10の説明図であり、図9(b)は連結爪12が閉じた状態の連結装置10の説明図である。
連結装置10は、固定部材30、回動部材11、引掛け部材である連結爪12及び吸着部材である磁石13等を備える。
固定部材30は自走ロボット1のロボット本体部100に対して連結装置10を固定する部材であり、固定ネジ穴30aでロボット本体部100のフレームにネジ止めすることで固定する。
回動部材11は、上下方向に延在する回動軸111を中心に固定部材30に対して回動可能な部材であり、固定部材30が固定されたロボット本体部100に対して回動可能となっている。
図10は、図9に示す連結装置10について、回動部材11に固定され、回動部材11とともに固定部材30に対して回動する回動部分200と、固定部材30に固定された固定部分300との説明図である。図10(a)は、連結装置10の全体図であり、図10(b)は回動部分200の斜視図であり、図10(c)は固定部分300の斜視図である。図10(a)及び図10(c)では、図9に示す駆動分岐部カバー24と爪駆動トルクリミッタカバー38とを透過させている。
回動部材11は、図10(b)中の矢印「G」で示すように回動軸111を中心に回動可能である。
本実施形態の連結装置10は、仮保持機構を構成する磁石13の磁力を利用して仮保持した後に、連結爪12による本保持を行う。図3中の「α」で示す領域は、カゴ台車2の下部フレーム22のうちの前側下部フレーム22aにおける連結爪12を引掛ける位置を示している。
連結装置10は、磁石13を回動部材11に配置して磁石13を用いた仮保持機構が、ロボット本体部100に固定された固定部材30に対して回動可能な構成となっている。この構成によって、自走ロボット1がカゴ台車2に対して傾いた状態で近接した場合にも、回動部材11が回動して、二つの連結爪12をカゴ台車2の前側下部フレーム22aに対して平行にすることができる。これにより、連結爪12とカゴ台車2の前側下部フレーム22aとの位置関係を連結可能な位置関係とすることが容易となる。
固定部材30は板金からなり、回動軸111を保持する軸保持部31を備える。固定部材30はロボット本体部100に固定されており、回動部材11は回動軸111を中心にロボット本体部100に対して回動可能となっている。連結爪12と磁石13とは、回動部材11に取り付けられている。連結爪12は、カゴ台車2の前側下部フレーム22aに引掛けて連結するためのものである。磁石13はカゴ台車2の前側下部フレーム22aに吸着させるためのものである。
一般的にカゴ台車2のフレームはスチール材でできており、磁石13が付くことができるものからなる。連結爪12は、連結していない状態では、連結動作の際にカゴ台車2のフレームに引掛からないように、図9(a)に示すように上方に退避させてある。連結爪12と磁石13との両方を用いるのは、次の理由による。すなわち、連結爪12だけでは連結動作のタイミングが計れずに自走ロボット1の高精度な位置決めが必要になり、磁石13だけでは搬送対象であるカゴ台車2の重量が大きい場合に搬送中に離れることがあるためである。
カゴ台車2のID表示パネル21の正面の所定の位置への自走ロボット1の位置決めと連結動作は、次の三つのステップによって行う。
第一のステップでは、自走ロボット1をカゴ台車2に対して一定の距離でかつ略正対した姿勢になるように駆動する。
第二のステップでは、略正対した姿勢のままでカゴ台車に向かって速度を落として進む。
第三のステップでは、カゴ台車2の前側下部フレーム22aに対する磁石13の吸着が確認された後に自走ロボット1を停止させると共に、連結爪12を動作させて連結する。
自走ロボット1は、磁石13が前側下部フレーム22aに吸着した際に前側下部フレーム22aと接触する磁石13の表面と同一平面に物体が接触したことを検知することが可能な接触式スイッチであるマイクロスイッチ14を備えている。このマイクロスイッチ14によってカゴ台車2の前側下部フレーム22aに対する磁石13の吸着を確認することができる。
ID表示パネル21の位置座標を求めるためのマーカーの読取においては、測域センサ9による検出の誤差及び算出の誤差が含まれる。また、自走ロボット1を駆動する際の車輪のスリップ等による誤差も生じる。このため、自走ロボット1がカゴ台車2に対して傾きと位置ずれとを持った状態になることが通常で、完全に正対させることは困難である。
本実施形態では、上述した第二のステップで磁石13がカゴ台車2に吸着するときに、速度を落として進むだけで良いので、カゴ台車2との接続位置で自走ロボット1を精度良く停止させるような高精度な位置決め動作が不要になる。このため、位置ずれに対して寛容となる。また、自走ロボット1がカゴ台車2に対して傾きを持って近づいた場合でも、回動部材11が回動することによって、磁石13をカゴ台車2の前側下部フレーム22aの表面面に対して平行にすることができ、確実に吸着させることができる。このような構成によって、高精度な位置決めを必要とすることなく、自走ロボット1とカゴ台車2とを確実に連結することが可能となる。
磁石13としては、電磁石を用いることが好ましい。電磁石は電力の供給により「ON−OFF」の制御を行うため、吸着と解除とが自在である。このため、上述した位置決めと連結動作とを行う上述した第二のステップのときに電力を「ON」とするなど、必要なときにだけ吸着させることができる。
電磁石としては永電磁式の電磁石を用いることもできる。永電磁式の電磁石は、電力が「OFF」のときは永久磁石として吸着でき、電力が「ON」のときに解除を行うことができる。永電磁式の電磁石を用いると、停電や断線が生じた場合でも磁力が無くならないため、より確実にカゴ台車2の保持を行うことができる。いずれの電磁石を用いた場合も、自走ロボット1によって所定の場所に搬送したカゴ台車2を、簡単な操作で自動的に切り離し解除するようなシステムとして運用することが可能となる。
磁石13として、永久磁石を用いる構成の場合、所定の場所に搬送したカゴ台車2を切り離すために、カゴ台車2を押圧して、自走ロボット1から離間させる離間機構を設けても良い。
次に、回動部材11に取り付ける磁石13について説明する。
磁石13としては、回動部材11に複数個配置することが好ましい。これは以下の理由による。
すなわち、カゴ台車2における連結対象となる前側下部フレーム22aは、一般的に高さ方向に短く、幅方向に長い。これに対し汎用の磁石は円筒型また角型のものが多いので、例えば小型の磁石を二個横方向に並べて使うことで、横長のフレームに対して磁力を作用させる面を大きくでき、大型の磁石を一個用いるよりも安価で確実に吸着させることができる。
自律移動装置である自走ロボット1は、ロボット本体部100に対して回動可能な回動部材11を備え、さらに、回動部材11に磁石13と連結爪12とを設けている。そして、磁石13によって搬送対象であるカゴ台車2と自走ロボット1とを仮保持したところに連結爪12が作動して、連結爪12がカゴ台車2のフレームに引掛かる構成である。このような構成によって、カゴ台車2に対する自走ロボット1の高精度な位置決めを必要とせずに、自走ロボット1がカゴ台車2を確実に保持でき、所望の搬送先へ自動搬送できる。
また、自走ロボット1がカゴ台車2に対して傾いた状態で近接しても、磁石13と連結爪12とを有する回動部材11が回動して、二つの磁石13と二つの連結爪12とをカゴ台車2の前側下部フレーム22aに対して平行にすることができる。このため、磁石13及び連結爪12と、カゴ台車2の前側下部フレーム22aとの位置関係を連結可能な位置関係とすることが容易となり、自走ロボット1とカゴ台車2とを連結し易い構成を実現できる。
ここで、本実施形態の自走ロボット1のように、磁石13と連結爪12と回動部材11に配置した構成で、回動部材11が回動可能な状態のまま自走ロボット1が走行を開始すると、走行中にカゴ台車2にふらつきが生じ易くなることが懸念される。カゴ台車2にふらつきが生じると、自走ロボット1の移動速度が低下し、カゴ台車2の搬送速度が低下するため、搬送効率が下がってしまうことが懸念される。
自走ロボット1は、連結対象であるカゴ台車2に突き当たるバンパー40と、バンパー40のカゴ台車2に向けて移動させるバンパー突出機構43とを備える。バンパー突出機構43は、連結が完了した後に回動部材11の可動域を無くすことで、走行中のカゴ台車2のふらつきを抑えるための機構である。
図10(b)に示す回動部分200は、連結爪12と磁石13とによる接続機構を備える部分である。図10(c)に示す固定部分は、固定部材30を介してロボット本体部100に固定されたバンパー突出機構43を備える部分である。
また、本実施形態の連結装置10は、一つのモータによって連結爪12の昇降動作と、バンパー40の突き出し及び退避動作とを行うことにより、駆動源の数の増加を抑制し、低コスト化を図る構成となっている。
図11は、連結爪12及びバンパー40に駆動を伝達する駆動伝達機構400の拡大斜視図である。図10(a)及び図10(c)と同様に、図11でも駆動分岐部カバー24と爪駆動トルクリミッタカバー38とを透過させている。
図12は、駆動伝達機構400における駆動伝達の概略を示すブロック図である。図11及び図12に示す駆動伝達機構400によって、一つのモータによって、連結爪12の症状動作と、バンパー40の突き出し及び退避動作とを行う構成を実現できる。
図1は、連結装置10がカゴ台車2に連結し、前側下部フレーム22aを挟み込む過程を側方から見た説明図である。図1(a)は、図9(a)の状態の連結装置10の側面図であり、連結動作が行われる前の初期状態を示している。初期状態では、連結爪12は上方に退避し、バンパー40はロボット本体部100側(図1中の左側)に退避した状態である。図1(b)は、バンパー突出カム64が初期状態から90[°]回転した状態を示しており、連結爪12は下降し、バンパー40はロボット本体部100側(図1中の左側)に退避したままの状態である。図1(c)は、図9(b)の状態の連結装置10の側面図であり、バンパー突出カム64が初期状態から270[°]回転して、連結動作が完了した状態である。連結動作が完了した状態では、バンパー突出カム64によってバンパー40が前側下部フレーム22aに向けて押し出されている。図1(c)に示す状態では、連結爪12とバンパー40とによって前側下部フレーム22aを挟み込んでいる。
図1(a)及び図9(a)に示す初期状態から、連結モータ15が駆動することにより、モータシャフト16が回転し、モータシャフト16に固定された出力ギヤ17が回転する。そして、出力ギヤ17に噛み合う共通駆動ギヤ18が固定された共通駆動シャフト19が回転する。共通駆動シャフト19には、連結爪12に駆動を伝達する爪駆動プーリー25とバンパー駆動プーリー60とが固定されており、共通駆動シャフト19が回転すると、これらのプーリー(25、60)も回転する。
爪駆動プーリー25が回転すると、爪駆動ベルト26を介してトルクリミッタ前プーリー27が回転し、トルクリミッタ前プーリー27が固定されたトルクリミッタ前シャフト28が回転する。トルクリミッタ29に作用するトルクが制限する値に満たない状態では、トルクリミッタ前シャフト28の回転駆動は、トルクリミッタ後シャフト33に伝達され、トルクリミッタ後シャフト33に固定された爪昇降駆動出力プーリー34が回転する。爪昇降駆動出力プーリー34が回転すると、爪昇降ベルト35を介して爪昇降駆動入力プーリー36が回転し、爪昇降駆動入力プーリー36が固定された爪昇降用シャフト37が回転する。これにより、爪昇降用シャフト37に固定された連結爪12が、下降して図12(b)に示す状態となる。
爪駆動ベルト26から回転駆動を連結爪12に伝達する連結爪駆動伝達機構44は、トルクリミッタ前シャフト28、トルクリミッタ29、トルクリミッタ後シャフト33、爪昇降駆動出力プーリー34及び爪昇降ベルト35を備える。さらに、連結爪駆動伝達機構44は、爪昇降駆動入力プーリー36と爪昇降用シャフト37とを備える。
バンパー駆動プーリー60が回転すると、バンパー駆動ベルト61を介してバンパーシャフト回転プーリー62が回転し、バンパーシャフト回転プーリー62が固定されたバンパー突出用シャフト63が回転する。これにより、バンパー突出用シャフト63に固定されたバンパー突出カム64が回転する。バンパー突出カム64は回転することによって、回転中心からカムフォロワ65と接触する部分までの距離が変動する。この距離が大きくなることでバンパー突出カム64が、カムフォロワ65を押して、カムフォロワ65に固定されたバンパー40を連結対象であるカゴ台車2の前側下部フレーム22aに押し付けることができる。
図12(a)に示す初期状態では、連結爪12は上方に退避して連結は解除状態であり、バンパー40は退避状態である。図12(b)に示すように、バンパー突出カム64が初期状態から90[°]回転したとき、連結爪12は下降して、前側下部フレーム22aに引っ掛かった状態となる。一方、バンパー40は退避状態のままである。これは、バンパー突出カム64が初期状態から90[°]回転するまでの間は、バンパー突出カム64におけるカムフォロワ65と接触する部分の径が一定で、回転中心からカムフォロワ65と接触する部分までの距離が変動しないためである。
バンパー突出カム64の回転角度が90[°]を超えると、回転角度が大きくなるほど、バンパー突出カム64におけるカムフォロワ65と接触する部分の径が大きくなる。これにより、カムフォロワ65にバンパー40を押し出す向きの変位が生じる。そして、図12(c)に示すように、初期状態からのバンパー突出カム64の回転角度が270[°]に達したところで、バンパー40の押し出しが完了し、連結爪12とバンパー40とで前側下部フレーム22aを挟み込むことができる。
図12(a)に示す初期状態から連結モータ15を駆動し、図12(b)に示すように連結爪12が下降した後も、連結モータ15の回転によってバンパー突出用シャフト63を回転させる。このため、本実施形態の連結装置10は、図11及び図12に示すように、共通駆動シャフト19から爪昇降用シャフト37までの駆動伝達系にトルクリミッタ29を配置している。これにより、連結爪12が最下点に達したあとは、爪昇降用シャフト37側への駆動伝達が切れ、バンパー突出用シャフト63側への駆動伝達を続けることが可能になり、図12に示した連結動作を実現することができる。
図13は、連結爪12とバンパー40とで前側下部フレーム22aを挟み込んだ状態の概略上面図である。前側下部フレーム22aに対して、連結爪12によって図13中の矢印「F1」で示す力が作用し、バンパー40によって図13中の「F2」で示す力が作用する。これにより、連結爪12によって連結対象が連結装置10から離れる方向に移動することを防止し、バンパー40によって連結対象が連結装置10に近づく方向に移動することを防止する。よって、連結装置10に対するカゴ台車2の相対的な位置を固定することができる。
図14は、爪昇降用シャフト37と連結爪12との側面図である。
爪昇降用シャフト37に対する連結爪12の取り付け方法は、図14中の実線に示すように、連結が完了した状態で、爪昇降用シャフト37の下方に連結爪12が位置するように取り付けることが好ましい。このように取り付けることで、搬送対象であるカゴ台車2の前側下部フレーム22aと接触する連結爪12における接触部12aが爪昇降用シャフト37の回転中心37aよりも下方となる。これにより、前側下部フレーム22aに連結した状態の連結爪12を上昇させるときに、接触部12aは図14中の矢印「E」方向に移動するが、前側下部フレーム22aから離れる方向(図14中の右方向)への分力(図14中の矢印「E1」)が生じる。矢印「E1」で示すような分力が生じることで、路面の傾斜などにより、連結を解除しようとする際に、カゴ台車2と連結爪12とが引っ張り合っている状態となっていても、連結爪12による連結を確実に解除することが可能となる。
従来の連結移動装置として、特許文献1に記載の連結移動装置は、連結対象と連結する際には、連結装置と連結対象との相対的な位置を合わせて、引掛け部材を連結対象に引掛けるものである。引掛け部材を引掛けるときに、連結装置と連結対象との相対的な位置が離れていると、引掛け部材を連結対象に引掛けることができない。しかし、連結装置と連結対象との相対的な位置を、引掛け部材を引掛けることができる位置にするために、連結移動装置を連結対象に近づけると、連結移動装置が連結対象に接触することがある。この接触により、連結移動装置が連結対象を押してしまい、連結対象が連結移動装置から離れる方向に移動することが懸念される。
本実施形態の連結装置10は、連結対象であるカゴ台車2の下部フレーム22に吸着する吸着部材である磁石13を備える。磁石13が下部フレーム22を吸着するため、自走ロボット1がカゴ台車2に接触しても、カゴ台車2が自走ロボット1から離れる方向に移動することを抑制できる。そして、磁石13が下部フレーム22に吸着した状態で、連結爪12を下降させる連結動作を行うことにより、下部フレーム22と連結装置10とを容易に連結することできる。
また、特許文献1に記載の連結移動装置では、連結対象と連結しようとしたときに、連結移動装置が、連結対象に対して正対して静止した状態で、連結動作を行わないと、連結できないことが懸念される。
これに対して、本実施形態の連結装置10は、連結装置10の本体部を構成する固定部材30に対して回動可能な回動部材11を備え、連結爪12と磁石13とを回動部材11に設けている。このような構成により、固定部材30が固定されたロボット本体部100が連結対象であるカゴ台車2に対して傾いて近接しても、回動部材11が回動することで、連結爪12と前側下部フレーム22aとの位置関係を連結可能な状態とすることが容易となる。
よって、自走ロボット1では、連結対象であるカゴ台車2に対して完全に正対して静止した状態でなくても、引掛け部材である連結爪12による連結動作を行うことができる。
このように、連結装置10は、連結爪12で連結する前に連結対象を吸着する磁石13を備え、さらに、磁石13と連結爪12とを保持し、回動可能な回動部材11を備えることで、連結対象との連結を容易に行うことが可能となる。
自律移動装置の高精度な位置決めを必要としない構成として、パラレルリンク機構を用いた自動連結方法が考えられるが、複雑な機構と高精度なパラレルリンク機構の制御が必要となる。これに対して、本実施形態の自走ロボット1では、磁石13と連結爪12という簡易な構成で自動連結を行うことができる。
また、連結対象と連結する磁石13と連結爪12とを有する回動部材11が、自走ロボット1の走行時にも、ロボット本体部100に対して回動可能であると、走行中にカゴ台車2がふらつくことが懸念される。
これに対して、連結装置10は、回動部材11に配置された磁石13と連結爪12とによって連結対象と連結した後に、二本のバンパー40を突き出す。これにより、回動部材11に連結された連結対象が回動部材11の回動軸を中心に回動しようとすると、二本のバンパー40のうちの一方に連結対象が突き当たり、ロボット本体部100に対する連結対象の回動範囲がなくなる構成としている。これにより、走行中にカゴ台車2がふらつくことを防止できる。
連結装置10は、連結対象であるカゴ台車2との連結を容易に行うことでカゴ台車2と確実に保持でき、カゴ台車2を所望の搬送先に自動搬送でき、搬送中にカゴ台車2のふらつきを防止して搬送効率を保つことができる。
連結爪12は、爪昇降用シャフト37を中心に回転して、折れ曲がった先端が昇降移動する。このような連結爪12の折れ曲がった先端が、上方に退避した状態から下降することで、カゴ台車2の共通の形である跳ね上げ式の底板32と下部フレーム22との間に連結爪12を差し込める。このため、幅広い種類のカゴ台車2に対して無改造で連結を行うことが可能となる。
引掛け部材としては連結爪12のような爪部材に限るものではない。本実施形態では、先端が直角に曲がった爪部材という簡易な構成で連結対象と連結する構成を実現することが出来る。
バンパー40はゴム材等の弾性材料からなり、連結装置10は、バンパー40を保持し、カムフォロワ65を一体的に移動するバンパーシャフト41と、バンパーシャフト41を固定部材30に対してスライド可能に支持するバンパー支持部42と備える。
バンパー40にゴム材等の弾性部材を用いることで、カゴ台車2との連結時やカゴ台車2の牽引搬送時に、カゴ台車2とバンパー40とが接触することに起因する音の発生やカゴ台車2のフレームの損傷を防ぐことができる。
バンパーシャフト41としては、付勢部材によってバンパー突出カム64に向けて付勢されている構成であることが望ましい。バンパーシャフト41をバンパー突出カム64に向けて付勢することにより、カムフォロワ65がバンパー突出カム64に常に接触する状態にでき、バンパーシャフト41がスライド方向にガタ付くことを防止できる。なお、バンパーシャフト41を付勢する付勢部材を備えない構成であっても、初期状態からのバンパー突出カム64の回転角度が270[°]に達したときに、バンパー40を前側下部フレーム22aに押し付ける構成を実現できる。
初期状態のバンパー40の位置としては、バンパー40の先端が磁石13よりも先にカゴ台車2に接触しないように、磁石13よりもバンパー40が出っ張らない配置とすることが望ましい。バンパー40を配置することで、自走ロボット1の弾性を有さない部分とカゴ台車2との接触を防止し、接触に起因する損傷を防ぐことが可能となる。
図9に示すように、本実施形態の連結装置10では、横方向における外側からバンパー40、連結爪12、磁石13の順に配置している。すなわち、横方向の中心から外側に向けて二つ磁石13を配置し、その外側に二つの連結爪12、さらに外側に二つのバンパー40を配置する構成である。これら三つの横方向の配置の順番としてはどのような順番であってもよい。
図2及び図3に示すように、カゴ台車2のカゴ部20は、複数の横フレームと複数の縦フレームとを組み合わせたカゴ状であり、連結装置10は、連結爪12をカゴ部20の横フレーム(前側下部フレーム22a)に引掛ける構成である。
このため、連結装置10の連結爪12としては、カゴ台車2の連結面の中心に対して、二つの連結爪12がカゴ部20の縦フレームに干渉しない間隔となるように配置する。そして、上述したID表示パネル21をカゴ台車2の連結面における横方向の中心となる位置に設置し、このID表示パネル21の位置を、測域センサ9を用いて認識することで、二つの連結爪12を縦フレームに干渉させずに連結させることが可能となる。
上述した実施形態では、動力モータ7及び駆動車輪71等の移動手段と、連結対象であるカゴ台車2と連結する連結装置10を備える連結移動装置が、移動手段をコントローラ4で制御する自律移動装置としての自走ロボット1である場合について説明した。連結装置10を備える連結移動装置としては、自律走行装置のように自動で走行するものに限らず、人間が運転する車等の走行装置であってもよい。
本実施形態の連結移動装置は、路面上を走行する自走ロボット1であるが、本実施形態に係る連結装置10を備える連結移動装置としては、路面上を走行するものに限らない。水上や水中、空中を移動する装置に連結装置10を配置した連結移動装置であってもよい。
また、連結移動装置としては、連結した連結対象を牽引する構成に限らず、連結対象を押して移動させたり、持ち上げて移動させたりする構成であってもよい。
上述した実施形態の連結装置10は、図11及び図12に示すように、駆動伝達機構400が複数のベルトとプーリーとを備える。そして、一つのモータ(連結モータ15)によって連結爪12の昇降動作と、バンパー40の突き出し及び退避動作とを行う構成である。しかし、連結爪12の昇降動作を行う駆動源と、バンパー40の突き出し及び退避動作を行う駆動源とを個別に設けても良い。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
カゴ台車2等の連結対象に引掛ける連結爪12等の引掛け部材を備える連結装置10等の連結装置において、連結対象に突き当たるバンパー40等の突き当て部材と、突き当て部材を連結対象に向けて移動させるバンパー突出機構43等の突き当て部材移動手段とを備えることを特徴とする。
これによれば、上述した実施形態について説明したように、連結対象に引掛け部材を引掛けることで、連結装置から離れる方向へ連結対象が移動することを防止できる。また、突き当て部材を連結対象に向けて移動させ、突き当て部材を連結対象に突き当てることで、連結装置に近づく方向へ連結対象が移動することを防止できる。このように、連結装置から離れる方向への連結対象の移動は引掛け部材で防止でき、連結装置に近づく方向への連結対象の移動は突き当て部材で防止できるため、連結後の連結装置と連結対象との相対的な位置を安定させることが可能となる。
(態様2)
態様1において、突き当て部材は、連結対象との接触時の衝撃を緩和する緩衝手段であることを特徴とする。
これによれば、上述した実施形態について説明したように、連結対象と突き当て部材とが接触することに起因する音の発生や連結対象の損傷を防ぐことができる。
(態様3)
態様1または2において、引掛け部材を移動させる連結爪駆動伝達機構44等の引掛け部材移動手段と、突き当て部材移動手段とは駆動源(連結モータ15等)が共通であることを特徴とする。
これによれば、上述した実施形態について説明したように、駆動源の数の増加を抑制し、低コスト化を図ることができる。
(態様4)
態様3において、駆動源からの駆動伝達を引掛け部材移動手段と突き当て部材移動手段とに分岐する共通駆動シャフト19等の分岐部を備え、引掛け部材移動手段は、分岐部から引掛け部材までの間にトルクリミッタ29等のトルクリミッタを備えることを特徴とする。
これによれば、上述した実施形態について説明したように、引掛け部材が連結対象に引っ掛かったあとは、引掛け部材側への駆動伝達を切って、突き当て部材移動手段への駆動伝達を続けることが可能となる。これにより、一つの駆動源で、引掛け部材移動手段と突き当て部材移動手段とを駆動する構成が実現できる。
(態様5)
態様1乃至4の何れかの態様において、突き当て部材移動手段は、回転運動を往復運動に変換するバンパー突出カム64等のカムを備えることを特徴とする。
これによれば、上述した実施形態について説明したように、突き当て部材の突き出しを簡易な構成で実現することができる。
(態様6)
態様1乃至5の何れかの態様において、連結対象を吸着する磁石13等の吸着部材を備えることを特徴とする。
これによれば、上述した実施形態について説明したように、吸着部材が連結対象に吸着するため、連結装置または連結装置を備える装置が、連結対象に接触しても連結対象が連結装置から離れる方向に移動することを抑制できる。そして、吸着部材が連結対象に吸着した状態で、引掛け部材による連結動作を行うことにより、連結対象と容易に連結することできる。
(態様7)
態様6において、連結装置の本体(固定部分300等)に対して回動可能な回動部材11等の回動部材を備え、引掛け部材と吸着部材とを回動部材に設け、突き当て部材を本体に設けることを特徴とする。
これによれば、上述した実施形態について説明したように、回動部材に設けられた引掛け部材と吸着部材とによって連結される連結対象に突き当て部材が突き当たることで、連結後に回動部材と連結対象とが回動してふらつくことを抑制できる。
(態様8)
動力モータ7及び駆動車輪71等の移動手段と、カゴ台車2等の連結対象と連結する連結手段と、を備える自走ロボット1等の連結移動装置において、連結手段として、態様1乃至7の何れかの態様に係る連結装置10等の連結装置を備えることを特徴とする。
これによれば、上述した実施形態について説明したように、連結対象と容易に連結することできる連結移動装置を実現することができる。
(態様9)
動力モータ7及び駆動車輪71等の移動手段と、カゴ台車2等の連結対象と連結する連結手段とを有する連結移動手段と、移動手段を制御するコントローラ4等の制御手段とを備える自走ロボット1等の自律移動装置において、連結移動手段として、態様9に係る連結移動装置を備えることを特徴とする。
これによれば、上述した実施形態について説明したように、連結対象と容易に連結することできる自律移動装置を実現することができる。
(態様10)
態様9において、連結対象に配置されたID表示パネル21等の標識を認識するカメラ5等の認識手段を備え、制御手段は、認識手段の認識結果に基づいて、連結対象の認識と、連結対象に連結するための位置決めを行うための移動手段の制御とを行う。
これによれば、上述した実施形態について説明したように、連結対象に自動で連結し、所望の搬送先に自動で搬送する自律移動装置を実現することができる。
1 自走ロボット
2 カゴ台車
3 磁気センサ
4 コントローラ
5 カメラ
6 バッテリー
7 動力モータ
8 モータドライバ
9 測域センサ
10 連結装置
11 回動部材
12 連結爪
12a 接触部
13 磁石
14 マイクロスイッチ
15 連結モータ
16 モータシャフト
17 出力ギヤ
18 共通駆動ギヤ
19 共通駆動シャフト
20 カゴ部
21 表示パネル
22 下部フレーム
22a 前側下部フレーム
23 キャスター
24 駆動分岐部カバー
25 爪駆動プーリー
26 爪駆動ベルト
27 トルクリミッタ前プーリー
28 トルクリミッタ前シャフト
29 トルクリミッタ
30a 固定ネジ穴
30 固定部材
31 軸保持部
32 底板
33 トルクリミッタ後シャフト
34 爪昇降駆動出力プーリー
35 爪昇降ベルト
36 爪昇降駆動入力プーリー
37 爪昇降用シャフト
37a 回転中心
38 爪駆動トルクリミッタカバー
40 バンパー
41 バンパーシャフト
42 バンパー支持部
43 バンパー突出機構
44 連結爪駆動伝達機構
50 走行エリア
51 本線
52 番地マーク
53 走行ライン
54 停止マーク
55 駐車場
60 バンパー駆動プーリー
61 バンパー駆動ベルト
62 バンパーシャフト回転プーリー
63 バンパー突出用シャフト
64 バンパー突出カム
65 カムフォロワ
71 駆動車輪
72 従動車輪
100 ロボット本体部
111 回動軸
200 回動部分
300 固定部分
400 駆動伝達機構
1000 物流倉庫
1001 プラットフォーム
1002 エレベータ
2000 トラック
A 仮置きエリア
B 第一保管エリア
C 第二保管エリア
D 保管エリア
M 作業者
S スタート位置
特開2005−178504号公報

Claims (10)

  1. 連結対象に引掛ける引掛け部材を備える連結装置において、
    前記連結対象に突き当たる突き当て部材と、
    前記突き当て部材を前記連結対象に向けて移動させる突き当て部材移動手段とを備えることを特徴とする連結装置。
  2. 請求項1の連結装置において、
    前記突き当て部材は、前記連結対象との接触時の衝撃を緩和する緩衝手段であることを特徴とする連結装置。
  3. 請求項1または2の連結装置において、
    前記引掛け部材を移動させる引掛け部材移動手段と、前記突き当て部材移動手段とは駆動源が共通であることを特徴とする連結装置。
  4. 請求項3の連結装置において、
    前記駆動源からの駆動伝達を前記引掛け部材移動手段と前記突き当て部材移動手段とに分岐する分岐部を備え、
    前記引掛け部材移動手段は、前記分岐部から前記引掛け部材までの間にトルクリミッタを備えることを特徴とする連結装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の連結装置において、
    前記突き当て部材移動手段は、回転運動を往復運動に変換するカムを備えることを特徴とする連結装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の連結装置において、
    前記連結対象を吸着する吸着部材を備えることを特徴とする連結装置。
  7. 請求項6の連結装置において、
    前記連結装置の本体に対して回動可能な回動部材を備え、
    前記引掛け部材と前記吸着部材とを前記回動部材に設け、
    前記突き当て部材を前記本体に設けることを特徴とする連結装置。
  8. 移動手段と、
    連結対象と連結する連結手段と、を備える連結移動装置において、
    前記連結手段として、請求項1乃至7の何れか一項に記載の連結装置を備えることを特徴とする連結移動装置。
  9. 移動手段と、連結対象と連結する連結手段とを有する連結移動手段と、
    前記移動手段を制御する制御手段とを備える自律移動装置において、
    前記連結移動手段として、請求項8の連結移動装置を備えることを特徴とする自律移動装置。
  10. 請求項9の自律移動装置において、
    前記連結対象に配置された標識を認識する認識手段を備え、
    前記制御手段は、前記認識手段の認識結果に基づいて、前記連結対象の認識と、前記連結対象に連結するための位置決めを行うための前記移動手段の制御とを行うことを特徴とする自律移動装置。
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