JP2019141774A - 表面処理金属板の製造方法 - Google Patents

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【課題】端部の皮膜が過厚にならず、均一な表面処理皮膜を得ることができる表面処理金属板の製造方法を提供することを目的とする。【解決手段】金属板の表面に表面処理液を塗布し、表面処理皮膜を形成する表面処理金属板の製造方法において、金属板の進行方向と同じ方向に回転する第一のロールを金属板と接触させ、さらに、前記第一のロールに接触し、かつ鋼板に接触しない位置に第二のロールを設置することを特徴とする表面処理金属板の製造方法。【選択図】図3

Description

本発明は、金属板に表面処理液を塗布して表面処理金属板を製造するための表面処理金属板の製造方法に関する。なかでも亜鉛めっき鋼板、特に溶融亜鉛めっき鋼板にクロメートフリー表面処理を施して表面処理亜鉛めっき鋼板を製造する場合に有用である。
従来、鋼板などの金属材料(以下、鋼板を例に説明する。)の表面に耐食性、耐熱性、耐指紋性、塗装性などの特性を付与するための表面処理法として、クロメート処理が広く行われてきた。しかし、近年、クロメート処理は環境負荷が大きいという理由から、クロメートを用いないクロメートフリー表面処理の開発が行われている。
塗装方法として、スプレーなどを用いて塗装を行った後、鋼板の進行方向と同じ回転方向のロールで膜厚の均一化を行うものがある。
一方で、鋼板の進行方向と同じ方向に回転させたロールを使用する場合、鋼板幅方向端部に液膜が過厚になる領域が存在し、それが欠陥の原因となる。特許文献1には、このような欠陥を防ぐために、空気などの気体を鋼板幅方向端部に吹き付ける技術が記載されている。
特開平5−311461号公報
しかしながら、特許文献1に記載される方法では、鋼板幅方向端部の液膜をある程度は除去することが可能であるが、除去量が不十分であり、表面処理液の種類によっては、効果が不十分な場合がある。また、特許文献1のような、通常圧力(数kgf/cm)でのエアー吹き付けだけでは、数ミクロン程度の膜厚に対して10%程度膜厚を薄くする程度なので、膜厚の均一化は現実的には難しく、50%以上膜厚を薄くする必要があるといったような場合には、適用できないという問題もある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、端部の皮膜が過厚にならず、均一な表面処理皮膜を得ることができる表面処理金属板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、特許文献1に記載の方法において検討を行った。その結果、以下のような知見を得た。
図1は、特許文献1に記載のような、鋼板幅方向端部に気体を吹き付ける方法の一実施形態である表面処理液の塗布設備を示す模式図である。図1に示すように、鋼板1は、全体を遮蔽物(カバー5)で覆れた表面処理液の塗布設備に搬送され、鋼板1の表裏面に対してスプレーノズル2から表面処理液の液滴3が噴射される。その後、リンガーロール4で液膜が絞られ、また、エアーノズル6により鋼板1幅方向端部に気体を吹き付けることで、液膜が均一化される。
本発明者が検討した結果、リンガーロール4において液膜絞りを行う際、図2に示すように、鋼板幅方向端部の膜厚が過厚になることがわかった。この解決策として、リンガーロール4の鋼板幅方向端部に相当する位置に付着する液膜を平滑化すれば良いことを見出した。
本発明は、以上の知見に基づいて完成されたものであり、その要旨は以下の通りである。
[1]金属板の表面に表面処理液を塗布し、表面処理皮膜を形成する表面処理金属板の製造方法において、金属板の進行方向と同じ方向に回転する第一のロールを金属板と接触させ、さらに、前記第一のロールに接触し、かつ鋼板に接触しない位置に第二のロールを設置することを特徴とする表面処理金属板の製造方法。
本発明によれば、鋼板幅方向端部の膜厚過厚を防止し、良好な均一な膜厚の表面処理皮膜を有する表面処理金属板が得られる。
図1は、従来技術(特許文献1)の一実施形態を説明する、表面処理液の塗布設備の模式図である。 図2は、従来技術(特許文献1)を用いて得られる表面処理皮膜における、鋼板幅方向の膜厚分布を示す模式図である。 図3は、本発明の一実施形態を説明する、表面処理液の塗布設備の模式図である。 図4(a)は、鋼板のリンガーロール通過に伴い、一部の表面処理液が液だまり8に供給される様子を示す、鋼板幅方向中央部の断面図であり、図4(b)は、リンガーロールに付着した液集中部の様子を示す模式図である。 図5は、平滑化ロールの設置位置を示す模式図である。 図6は、リンガーロールの配置を示す模式図である。 図7は、リンガーロールの配置を示す模式図である。
以下、本発明の表面処理金属板の製造方法について説明する。ここでは、一例として、表面処理の対象が亜鉛めっき鋼板など、連続して走行する鋼板の表裏面(以下、表面処理を行う鋼板表裏面を、便宜的に「鋼板表面」と称する。)に水溶性表面処理液を塗布し、表面処理皮膜を形成する表面処理鋼板の製造方法について説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
図3は、本発明の一実施形態である表面処理液の塗布設備の模式図である。図3に示すように、連続して走行する鋼板1は、塗布設備内に搬送される。鋼板1の上方および下方には、微粒化した表面処理液を噴射するスプレーノズル2が複数配置されている。また、スプレーノズル2から微粒化した表面処理液(液滴3)が周囲に飛散しないように、塗布設備全体は遮蔽物(カバー5)に覆れている。塗布設備内に搬送された鋼板1に対して、各スプレーノズル2から微粒化した表面処理液の液滴3を鋼板1幅方向の全域(全幅)にわたり噴射する。その後、表面処理液を鋼板表面に均一に成膜するため、鋼板の進行方向に回転するリンガーロール4を鋼板1の表裏面に押し付けることで液膜を絞り、鋼板1の表面に均一な成膜を行う。その後、公知の加熱処理により鋼板1表面が乾燥させればよい。
表面処理液を塗布した後、リンガーロール4は鋼板1の進行方向と同じ方向に回転するため、リンガーロール4を鋼板1に押し当てることにより、鋼板1上に塗布された表面処理液の液膜が絞られ、一部はリンガーロール4を通過し鋼板1に成膜され、一部はリンガーロール4に付着し、残りはリンガーロール4入側に液だまりとして存在する。
図4(a)に示すように、鋼板1のリンガーロール4通過に伴い、一部の表面処理液が液だまり8に供給される。液だまり8に供給された表面処理液は、鋼板1の幅方向端部から排出される。その際、排出された表面処理液は、図4(b)に示すように、鋼板1幅方向の端部に相当する位置に液集中部9としてリンガーロール4に付着する。この鋼板1幅方向の端部に集中した表面処理液が、リンガーロール4出側において鋼板1端部に付着する。その結果、鋼板1幅方向端部に表面処理液の過厚部が発生する。
このような鋼板幅方向端部の過厚部発生を抑止するために、本発明では、第一のロールであるリンガーロール4に、第二のロールである平滑化ロール7を押し当て、リンガーロール4の表面処理液付着を平滑化する。その結果、鋼板1幅方向端部の表面処理液の過厚を防止する。平滑化ロール7の回転方向は、リンガーロール4と同方向でも逆方向でも良い。平滑化ロール7は、リンガーロール4に接触し、かつ鋼板1に接触しない位置に設置する必要がある。平滑化ロール7を鋼板に接触させると、平滑化ロール7にも液集中部が生じるため、平滑化ロール7を鋼板1に接触させないことが必要である。なお、平滑化ロール7の設置位置については特に限定されないが、平滑化ロール7からの処理液落下がある可能性を考慮すると、図3や図5に示すように、平滑化ロール7は鋼板1に接触せず、かつリンガーロール4入側の位置に設置することが好ましい。また、図5に示すように、リンガーロール4の鋼板に対する垂直方向の中心線と、平滑化ロール7との接点とのなす角度が、15〜75度であることが好ましい。
また、平滑化ロール7と同様の効果を発現するようなものであれば、例えばドクターブレードなど、他の方法でも良い。
平滑化ロール7の幅については、リンガーロール4に付着した液集中部を平滑化することさえできれば良いので特に限定されないが、平滑化ロール7とリンガーロール4を同じ幅にすることが好ましい。
なお、アプリケーターロールとピックアップロールを備えるロールコーター設備の場合、アプリケータ―ロールとピックアップロールの周速比が適正範囲に入っていないとローピングと呼ばれる欠陥が発生する。これに対して、本発明では、ロールコーター設備のような周速比制御が不要である。
平滑化ロール7は後述のリンガーロール4と同様に、金属芯にゴムをライニングしたものであればよい。
液膜の均一化を行うリンガーロール4については、平滑化ロール7と同様に金属芯にゴムをライニングしたものであればよい。リンガーロール4の配置については、図6のように、鋼板表裏面に対して対称に配置しても良いし、図7のように、オフセットを与えて配置しても良い。なお、オフセットさせる場合、搬送ライン入側に配置するリンガーロール4は、鋼板表裏面のどちらのリンガーロールでもよく、例えば図7に示すように、鋼板表面側のリンガーロール4が搬送ライン入側(図7における左側)に配置されてもよいし、(図示しないが)鋼板裏面側のリンガーロールが搬送ライン入側に配置されてもよい。また、オフセットさせる場合、鋼板の長手方向(搬送方向)に500mm以下オフセットさせることが好ましい。また、リンガーロール4の押し付け圧力については、膜厚が必要かつ十分な厚さになるように適切に設定すれば良い。
また、平滑化ロール7の長さについては、鋼板1の幅よりも長い幅であればよい。なお、鋼板の蛇行が発生した場合の付着量変動防止を考慮し、鋼板の幅+500mm以下が好ましく、鋼板の幅+200mm以下がより好ましい。
スプレーノズル2は、鋼板1のパスラインの上方及び下方の各位置に配置されればよく、たとえば、鋼板の通板方向に間隔をおいて複数のスプレーノズルを配置して、スプレーノズル2群を構成すればよい。なお、図1においては、4段のスプレーノズル2群が設けられている。スプレーノズル2群の段数は、設備の大きさなどに応じて適宜段数は増減してもよい。
また、スプレーノズル2は、鋼板1幅方向において鋼板1の幅以上の長さの噴射口を有していればよく、噴射口から加圧した表面処理液を噴射することで、微粒化させた表面処理液を噴射すればよい。表面処理液の加圧は、例えばポンプで加圧すればよく、ポンプに限らず、ポンプの作用を有するものであれば適用可能である。なお、本発明では、スプレーノズル2の噴射口と鋼板1との距離は、通常、50〜500mmが好ましい。また、スプレーノズル2を複数個配置する場合、鋼板1の幅方向に100mmピッチで配置することが好ましい。
本発明の表面処理金属板の製造方法において、適用対象となる金属板や表面処理の種類について、制限はなく、種々の金属板や表面処理の種類を適用対象とすることができる。なお、本発明は、亜鉛めっき鋼板、特に溶融亜鉛めっき鋼板(合金化溶融亜鉛めっき鋼板を含む)にクロメートフリー表面処理を施して表面処理亜鉛めっき鋼板を製造する場合に適用することができる。
本発明で使用する表面処理液は、例えば、シランカップリング剤、界面活性剤、シリカ、水溶性の有機樹脂、及び溶媒としての水を含む水溶性ベースの液体を用いることが好ましい。表面処理液の粘度は、表面処理液を供給するポンプの性能に依存するが、高粘度の表面処理液を微粒化できる性能を有するポンプであれば、スラリーのような高粘度の表面処理液を用いても良い。また、表面処理液の表面張力は、例えば、鋼板との接触角が90度以下とすることが好ましい。また、固形分濃度は、例えば液の特性や目的に応じて適宜決定するとよい。本発明では、上記した表面処理液を使用することにより、表面処理液塗布後、公知の加熱処理で乾燥させて硬化するまで、均一な状態を保つことができ、均一な膜厚の皮膜を形成することができる。
本発明における表面処理液の付着量については、上述のスプレーノズル2群において、各列のスプレーノズル2の使用・不使用の切り替えや、表面処理液の噴射流量により制御することが好ましい。表面処理液の付着量の制御は、具体的には、鋼板1の通板速度、表面処理皮膜の目標膜厚、各スプレーノズル2からの噴射量などの塗布条件を適宜制御することにより行えばよい。
本発明において、スプレーノズル2から噴射される液滴3の粒径は、例えば、10〜500μmの範囲であればよい。
また、本発明における表面処理液の塗布量(液供給量)は、鋼板1の通板速度と膜厚で決まる。例えば、塗着率80%で、鋼板の通板速度60mpm、板幅1000mmあたりの供給液量が120mL/minの場合、膜厚は1.6μmになる。なお、乾燥後の膜厚は固形分濃度に依存する。
鋼板1の表面に塗布された表面処理液は、加熱処理により乾燥される。加熱処理方法としては、例えば熱風加熱、誘導加熱、赤外線加熱などの方法であればよい。本発明では、乾燥膜厚は1μm以下が好ましい。乾燥膜厚の厚さが過剰な場合、クラックが入る場合もある。
以下、本発明の表面処理金属板の製造方法について、実施例を用いて説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されない。
本発明例については、図3に示す塗布設備を用いて、表面処理を施し表面処理金属板を製造した。具体的には、合金化溶融亜鉛めっき鋼板を被処理金属板とし、これにクロメートフリー表面処理を施して表面処理合金化溶融亜鉛めっき鋼板を製造した。表面処理液はポンプで加圧してスプレーノズル2に供給し、スプレーノズル2噴射口から微粒化させた表面処理液を噴射した。また、鋼板幅方向において鋼板幅以上の領域に表面処理液を噴射可能とする複数個のスプレーノズル2を配置し、該スプレーノズル2を、鋼板パスラインの上方及び下方の各位置に、通板方向に間隔をおいて4段配置した塗布設備で、鋼板の表面処理を行った。スプレーノズル2により、微粒化した表面処理液を鋼板幅方向の全域にわたり噴射し、その後、リンガーロール4により膜厚の均一化および膜厚調整を行った。なお、リンガーロール4には、平滑化ロール7を併設している。平滑化ロール7の配置については、図5に示すようにリンガーロール入側に配置し、表1に示す角度とした。また、オフセットについては、表1に示す条件とし、図7に示すような、鋼板表面側のリンガーロール4が搬送ライン入側に配置するようにオフセットさせた。表面処理液を塗布した後の鋼板1は、熱風乾燥炉に装入して塗布液の乾燥処理を行った。
なお、図3に示すように、塗布装置をカバー5で覆い、各スプレーノズル2から噴射後、鋼板1に付着しなかった表面処理液を回収し分離する装置(図示しない)を用いて、分離後の表面処理液を処理液タンクに戻すという操作を行った。
一方、比較例については、平滑化ロール7を併設していない図1の方法を用いて表面処理を行った。平滑化ロール7を併設していない点を除き、本発明例と同様の条件(表面処理液、スプレーノズル2の群数)で表面処理を行った。
なお、表面処理液は、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、有機ケイ素化合物、Zrフルオロ化合物、リン酸、オキシ硫酸バナジウム、ポリエチレンオキサイドを含む薬液を所定の固形分濃度になるように純水で希釈したものを用いた。この表面処理液は、粘度10mPas、表面張力40mN/m、溶質濃度20〜30mass%、比重1である。
また、本発明例、比較例ともに、表面処理皮膜の膜厚は、ノズルの使用段数を1〜4段の範囲で変更することにより適宜調整した。
得られた表面処理合金化溶融亜鉛めっき鋼板について、鋼板幅方向端部の付着量測定、耐食性及び外観の評価を行った。
(1)鋼板幅方向端部の付着量
乾燥後の表面処理皮膜の膜厚の均一性については、得られた鋼板の全幅を5mmピッチでせん断し、膜厚を測定した。鋼板端部〜5mmのせん断部分(端部5mm部分)の付着量(g/m)と、鋼板幅方向中央部の5つのせん断部分(幅中央部分)の平均の付着量(g/m)とを比較し、下記基準に照らして評価し、記号○を合格とした。
幅中央部分の値が端部5mm部分の値の2倍以上:×
幅中央部分の値が端部5mm部分の値の2倍未満:○
(2)耐食性
耐食性については、得られた鋼板3枚(サイズ:150mm×70mm)に対し、それぞれJIS Z2371に準拠した塩水噴霧試験をおよび72時間実施して、最も悪い結果のものを採用し、評価した。下記基準に照らし、記号○を合格とした。
○:72時間で錆発生面積が全体の10%未満
×:72時間で錆発生面積が全体の10%以上
(3)外観判定
外観判定については、300mm×300mmの範囲を目視により確認を行い、下記基準に照らして評価し。記号○を合格とした。
○:目視で塗布模様が確認できない。
×:目視で塗布模様(粒模様)が確認できる。
結果を表1に示す。
比較例では、耐食性、外観については共に○で問題なかったが、鋼板幅方向端部の付着量評価が×で、鋼板幅方向端部が過厚であった。
これに対して本発明例では、耐食性、外観については共に○で問題なく、鋼板幅方向端部の付着量評価も○で、鋼板幅方向端部の過厚を抑制できた。
1 鋼板
2 スプレーノズル
3 液滴(表面処理液)
4 リンガーロール
5 カバー
6 エアーノズル
7 平滑化ロール
8 液だまり
9 液集中部
本発明は、以上の知見に基づいて完成されたものであり、その要旨は以下の通りである。
[1]金属板の表面に表面処理液を塗布し、表面処理皮膜を形成する表面処理金属板の製造方法において、金属板の進行方向と同じ方向に回転する第一のロールを金属板と接触させ、さらに、前記第一のロールに接触し、かつ金属板に接触しない位置に第二のロールを設置することを特徴とする表面処理金属板の製造方法。
[2][1]に記載の表面処理金属板の製造方法において、
表面処理液を塗布した後、前記第一のロールを金属板と接触させ、前記第二のロールは前記第一のロール入側の位置に設置することを特徴とする表面処理金属板の製造方法。

Claims (1)

  1. 金属板の表面に表面処理液を塗布し、表面処理皮膜を形成する表面処理金属板の製造方法において、
    金属板の進行方向と同じ方向に回転する第一のロールを金属板と接触させ、
    さらに、前記第一のロールに接触し、かつ鋼板に接触しない位置に第二のロールを設置することを特徴とする表面処理金属板の製造方法。
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