JP2019141516A - 遊技用装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設定値を推測するための作業負荷を少しでも軽減することによって、設定値の推測に対する意欲を向上させ、ひいては遊技の興趣を高めることが可能な遊技用装置を提供すること。【解決手段】設定された大当たり確率に応じて予め定められた確率で所定の遊技動作を実行する遊技機1と、遊技者の計数操作に応じて所定の計数動作を実行する携帯型計数装置5と、を含む遊技用装置1Sは、遊技者と対面する所定位置に携帯型計数装置5を装着可能な装着部17を備えており、携帯型計数装置5を装着部17に装着した状態で遊技者が計数操作を行うことが可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、遊技用装置に関する。
従来、例えば下記の特許文献1に記載されているように、大当たり確率を複数段階で設定可能な遊技機で遊技する際には、大当たり確率が高い設定値の遊技機を選択して遊技することが遊技者にとっての最重要事項となっている。遊技者は、遊技機に設定された設定値が高いのか低いのかを常に推測しながら遊技をしている。
具体的には、設定値に応じて異なる確率で発生する特定動作(例えば、特定小役の入賞、特定演出の実行など)を遊技中、常に計数し、その計数値を各設定値の理論値と照合することによって、いずれの設定値であるのかを推察するという作業を行っている。この場合、上記特定動作を計数するための携帯型計数装置を持参し、その携帯型計数装置を操作しながら遊技を行う遊技者が増えている。
特開2009−172198号公報
ところで、上記のような設定値を推測する行為はそれ自体が遊技における1つの楽しみとなっている一方で、遊技中に携帯型計数装置を手に持って操作する作業は結構な負荷を生じることから、そのような作業を嫌う遊技者も少なくないという実情がある。
本発明は、上記事情に鑑み、設定値を推測するための作業負荷を少しでも軽減することによって、設定値の推測に対する意欲を向上させ、ひいては遊技の興趣を高めることが可能な遊技用装置を提供するものである。
本発明の遊技用装置は、設定された大当たり確率に応じて予め定められた確率で所定の遊技動作を実行する遊技機と、遊技者の計数操作に応じて所定の計数動作を実行する携帯型計数装置と、を含む装置である。この遊技用装置は、遊技者と対面する所定位置に携帯型計数装置を装着可能な装着部を備えており、携帯型計数装置をこの装着部に装着した状態で遊技者が計数操作を行うことが可能である。
本発明の遊技用装置によれば、遊技機に携帯型計数装置を装着した状態で計数作業を行うことができるため、携帯型計数装置を手に持つ必要が無くなり、遊技者の作業負荷を軽減することができる。本発明の遊技用装置によれば、設定値の推測に対する意欲を向上させ、ひいては遊技の興趣を高めることが可能である。
パチンコ遊技機と計数カウンタを含む遊技用装置の説明図。 液晶表示部の表示画面の正面図。 カウンタ装着部を示す説明図。 パチンコ遊技機の電気的な構成を示すブロック図。 設定値毎の当たりの当選確率を示す説明図。 設定値毎の特定リーチ演出Aの選択確率を示す説明図。 計数カウンタを示す斜視図。 確変時短状態下の液晶表示部の表示画面の正面図。 計数カウンタをパチンコ遊技機に装着した状態を例示する説明図。 計数カウンタの正面図((a)計数モード、(b)確率モード)。 その他の設定値毎の特定リーチ演出の選択確率を示す説明図。 その他のカウンタ装着部を示す斜視図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、大当たり確率を複数段階で設定可能なパチンコ遊技機1と、遊技中の特定動作の計数に便利な携帯型計数装置の一例である計数カウンタ5と、を含む遊技用装置1Sに関する例である。この内容について、図1〜図12を参照して説明する。
本例の遊技用装置1Sを構成するパチンコ遊技機1は、大当たり確率が異なる複数段階の設定値のいずれかを遊技場側が選択的に設定可能な遊技機である。このパチンコ遊技機1では、大当たり確率だけでなく、特定リーチ演出などの特定動作の発生頻度が設定値に応じて異なるので、特定動作を計数等することで設定値を推測可能である。
遊技機の一例であるパチンコ遊技機1は、特定動作の計数に便利な計数カウンタ5を装着するためのカウンタ装着部17を有している。このパチンコ遊技機1を含む遊技用装置1Sでは、遊技者が計数カウンタ5をカウンタ装着部17に装着した状態で計数操作を行うことが可能である。遊技者は、パチンコ遊技機1本体の所定位置に計数カウンタ5を装着した状態で計数操作を行うことができるので、遊技中であっても容易に特定動作を計数できる。したがって、このパチンコ遊技機1を含む遊技用装置1Sによれば、設定値を推測しようとする遊技者側の意欲を損なうことがなく、設定値を推測して楽しむように遊技者を仕向けることができる。
以下、遊技用装置1Sを構成する(A)パチンコ遊技機、(B)計数カウンタ、の構成を説明した後、(C)パチンコ遊技機の動作、(D)計数カウンタの利用、を順番に説明する。
(A)パチンコ遊技機
図1のパチンコ遊技機1は、玉を遊技媒体として遊技される遊技機である。このパチンコ遊技機1は、始動口への入賞に応じて当たり抽選が実行され、大当たりに当選したときに大当たり図柄が表示されて大当たり状態が発生するセブン機である。
パチンコ遊技機1は、図示しない台枠に取り付けられた開閉扉13の内側に略円形状の遊技領域130を有している。開閉扉13は、パチンコ遊技機1に対面して左側のヒンジ133を介して回動可能な状態で台枠に固定されている。開閉扉13には、遊技領域130に対応する略円形状の透明窓139が設けられている。透明窓139の上部両側には装飾ランプ部136が配置され、遊技領域130の下部両側には一対のスピーカ131が配置されている。
遊技領域130の下方には上皿台15及び下皿137が設けられ、上皿台15の右下には操作ハンドル135が立設されている。上皿台15には、入賞に応じて払い出された玉(賞球)や貸玉等を受け入れる上皿150が設けられている。下皿137は、上皿150の玉が一杯になったときに賞球の玉を払い出したり、遊技者の操作に応じて上皿150の玉を回収するための受け皿である。操作ハンドル135は、遊技領域130に打ち込む玉の発射強度を調節するために遊技者が操作するハンドルである。
遊技領域130は、玉が流下する領域である。遊技領域130には、液晶表示部190を含む表示装置19を中心として、第1及び第2始動口11、12、通過ゲート14、開閉式の大入賞口160等が配置されている。遊技領域130の最下部には、入賞することなく流下した玉を回収するためのアウト孔138が開口している。遊技領域130の左側の外周部には、7セグメントの表示器である第1特図表示部181、第2特図表示部182、及び普図表示部183が外縁に沿って配置されている。
通過ゲート14は、通過玉を検知するゲートであり、遊技者側から見て表示装置19の左側の領域に配置されている。玉を通過させるのみの通過ゲート14には、賞球の払い出しが設定されていない。通過ゲート14が通過玉を検知すると、普通図柄の当否判定(以下、普図判定という。)用の抽選用乱数が抽出され、普図判定が実行される。この普図判定の当否は、上記の普図表示部183により表示される。
第1始動口11は、第1の特別図柄の当否判定(以下、第1特図判定という。)の契機となる始動口である。第2始動口12は、第2の特別図柄の当否判定(以下、第2特図判定という。)の契機となる始動口である。なお、第1特図判定及び第2特図判定の当否は、第1特図表示部181あるいは第2特図表示部182により表示される。
第1始動口11は、表示装置19の直下に配置され、入賞率が変動しない、いわゆるへそタイプの始動口である。
第2始動口12は、第1始動口11の直下に配置された電チュータイプの始動口である。第2始動口12の開口部120には、一対の可動羽根が回動して第2始動口12への入賞確率を高める電動チューリップ121が取り付けられている。この電動チューリップ121は、普図判定の当選(普図当選)に応じて動作し、第2始動口12を開放する。電動チューリップ121の開放時間は、通常状態において0.2秒×1回、時短状態(確変時短状態を含む)において3秒×1回となっている。
大入賞装置16は、大入賞口160を開口する、いわゆるアタッカーと呼ばれる可変入賞装置である。このアタッカー16は、第2始動口12の下側に配置されている。アタッカー16は、横長矩形状の大入賞口160と、下開きで回動してこの大入賞口160を開閉する蓋部材161と、を有している。アタッカー16では、通常、蓋部材161が遊技領域130をなす盤面と略面一をなしており、大入賞口160が閉鎖されている。蓋部材161が手前に回動したときに大入賞口160が開放状態となる。なお、大入賞口160に入賞したときの払出は15個となっている。
アタッカー16は、第1特図判定または第2特図判定により大当たり又は小当たりが発生すると開放状態になる。大当たりを契機とする大当たり状態では、30秒経過あるいは10個入賞するまでアタッカー16が開放されるラウンド処理が16回繰り返される。小当たりを契機とする小当たり状態では、1回当たり3秒間のアタッカー16の開放状態が2回繰り返される。
表示装置19は、図1のごとく、略中央に液晶表示部(演出表示部)190が配置された装置である。液晶表示部190は、遊技を演出するための各種の画面を表示したり、遊技に関する情報を表示する。上記の第1特図判定及び第2特図判定(適宜、特図判定という。)の当否は、第1特図表示部181あるいは第2特図表示部182で表示されるほか、液晶表示部190による演出用の図柄変動表示によって遊技者に解り易く表示される。なお、パチンコ遊技機1の遊技では、液晶表示部190による図柄変動表示の実行回数が、図柄変動回数あるいはスタート回数として取扱いされる。
図2は、通常状態において図柄変動表示を実行している最中の液晶表示部190の表示画面を例示する図である。この表示画面では、特図判定の当否の報知領域である特図報知エリア191が略中央に配置され、右下の隅部に、第1及び第2特図判定用の抽選用乱数の保留数を表示する特図保留表示エリア195が配置されている。
特図保留表示エリア195では、第1特図判定の保留数と第2特図判定の保留数とが2桁の数字のように並べて表示される。上位桁の数字195Lが第1特図判定の保留数を表し、下位桁の数字195Rが第2特図判定の保留数を表している。なお、第1及び第2特図判定の保留数の上限は、いずれも4個となっている。
特図報知エリア191では、3桁の演出用の数字図柄が変動表示され、停止表示された数字図柄の組み合わせに応じて特図判定の当否が報知される。3桁のゾロ目が大当たりを報知する大当たり図柄である。また「123」、「345」、「567」、「789」など、麻雀でいう順子(シュンツ)の組み合わせが小当たりを報知する小当たり図柄となっている。
さらに、大当たり図柄のうち、「333」、「777」など奇数図柄の組み合わせは、大当たり状態の終了後に確変時短状態が発生する確変大当たりの報知図柄となっている。なお、本例のパチンコ遊技機1では、大当たりが発生した際の確変大当たりの振分率が50%となっている。したがって、大当たりの2回に1回が確変大当たりということになる。
なお、液晶表示部190による報知演出では、左と右で同じ数字図柄が停止し、中央の図柄の変動表示が継続しているリーチ状態を含むリーチ演出が実行される場合がある。さらに、このリーチ演出の中には、図柄変動の途中でシーン切替等が発生する期待度の高い特定リーチ演出が含まれている。この特定リーチ演出の内容については後で説明する。
遊技領域130のすぐ下の上皿台15は、遊技者側に張り出して形成され、パチンコ遊技機1の幅方向全域に亘る棚面を形成している。上皿台15は、奥行方向におけるパチンコ遊技機1側の基部151と、遊技者側の張出部152と、により形成されている。基部151は、その上面が水平な面により形成されている一方、張出部152の上面は遊技者側に向かって前下がりの傾斜面をなしている。パチンコ遊技機1では、この張出部152にカウンタ装着部17が設けられている。
基部151の上面には、上記の上皿150をなす窪みが穿設されているほか、遊技に使用する玉の貸出を要求する貸玉ボタン153等が配置されている。基部151における上皿150は、遊技者側から右側の端部を残して形成されており、その右側の端部に当たる基部151の上面に貸玉ボタン153が配置されている。
張出部152がなす棚面は、上記の通り、遊技者側に向かって前下がりの傾斜面をなし、遊技者側から向かって左側にカウンタ装着部17が配設されている。張出部152の前下りの棚面は、カウンタ装着部17に装着された計数カウンタ5を、遊技中の遊技者が斜め下方に見下げるときの視線方向と略直交する傾斜面となっている。
カウンタ装着部17は、図3のごとく、パチンコ遊技機1の遊技者と対面する所定位置に計数カウンタ5を装着可能な装着部である。カウンタ装着部17は、横長の長方形の窪み170により構成されている。この窪み170の深さは、一般的な計数カウンタ5の厚さよりも少し浅くなっている。開口形状の大きさは、遊技者が使用する各種の計数カウンタ5の多くを収容可能な程度の大きさとなっている。さらに、開口形状の左側部には、指を差し入れ可能な凹部171が外側に向けて張り出すように形成されている。この凹部171は、例えば、カウンタ装着部17に装着された計数カウンタ5の左側部を指先で引き起こす等に利用できる。
次に、パチンコ遊技機1の電気的な構成について、図4を用いて説明する。パチンコ遊技機1は、主制御部20を中心として構成されている。主制御部20に対しては、上記の構成のほか、玉の払出を制御する払出制御部33、玉の打込を制御する発射制御部34、設定値を設定するための確率設定部37、入賞玉あるいは通過玉の検出センサ311〜314、第2始動口12を開放する電チューソレノイド322、アタッカー16を開放させる大入賞口ソレノイド324、遊技演出を制御する演出制御部35等が電気的に接続されている。さらに、主制御部20には、電力を供給するための電源回路部328が接続されている。
払出制御部33は、入賞が発生したとき、主制御部20からの指示を受けて払出装置331を制御し、所定数の玉の払出を実行させる。
発射制御部34は、操作ハンドル135の操作量に応じて発射装置341を制御することで、玉の打ち出し強さをコントロールする。
確率設定部37は、大当たりの当選確率を複数段階で設定するための設定手段である。この確率設定部37は、開閉扉13を開けたときにアクセス可能な遊技機の内部に設けられている。さらに確率設定部37には、操作のための専用の設定キー370が用意されている。したがって、設定値の変更作業等は、設定キー370を所持する一部の従業員が、閉店後などの営業時間外において設定値の切替作業を実行する運用が一般的となっている。
入賞玉あるいは通過玉の検出センサとしては、図4のごとく、第1始動口11(図1)への入賞玉を検出する第1特図入賞センサ311、第2始動口12への入賞玉を検出する第2特図入賞センサ312、通過ゲート14の通過玉を検出する普図始動センサ313、及び大入賞口160への入賞玉を検出する大入賞センサ314がある。
演出制御部35は、遊技演出動作を制御するための副制御部としての機能を有し、主制御部20と同様、図示しないCPU、ROM、RAM等を含んで構成されている。演出制御部35のROMは、CPUに実行させる各種の処理プログラムを記憶しているほか、特図判定の当否を報知するための報知演出の種類を決定するための演出抽選テーブルを記憶している。演出制御部35には、スピーカ131を駆動するアンプ351や装飾ランプ部136が電気的に接続されているほか、液晶表示部190の表示画面を制御する表示制御部36が通信可能に接続されている。
演出抽選テーブルは、上記の特定リーチ演出を含む各種の演出の当選乱数が規定された抽選テーブルである。演出抽選テーブルは、設定値1〜6の6段階の設定値毎に用意されている。例えば特定リーチ演出Aの当選乱数の規定数は、設定値5や6などの高設定になるほど多くなっており、図6の通り、高設定になるほど特定リーチ演出Aの当選確率が高くなっている。
主制御部20は、図4に示すごとく、CPU(Central Processing Unit)21、記憶素子であるROM(Read Only Memory)22・RAM(Random Access Memory)24、所定範囲の乱数を発生する乱数発生部27、抽選用乱数を抽出する乱数抽出部26、及び入出力インタフェースをなすI/O(Input/Output)25等を備えている。
ROM22は、CPU21に実行させる各種の処理プログラムを記憶しているほか、第1特図判定及び第2特図判定に共用される抽選テーブル(以下、特図判定用の抽選テーブルという。)と、普図判定用の抽選テーブルと、を記憶している。
普図判定用の抽選テーブルは、普図判定の当選乱数が規定された抽選テーブルである。普図判定用の抽選テーブルとしては、通常状態下の普図判定に適用する抽選テーブルと、時短状態(確変時短状態を含む)下の普図判定に適用する抽選テーブルと、の2種類が用意されている。普図判定用の抽選テーブルは、6段階の設定値について1種類の抽選テーブルが共用される。そのため、普図当選の確率については、設定値による違いが生じない。
特図判定用の抽選テーブルは、特図判定の当選乱数として大当たりと小当たりの当選乱数が規定された抽選テーブルである。特図判定用の抽選テーブルとしては、設定値1〜6の6段階の設定値毎に、通常状態(時短状態を含む)下の特図判定用の抽選テーブルと、確変時短状態下の特図判定用の抽選テーブルと、が用意されている。つまり、特図判定用の抽選テーブルとしては、6段階の設定値、及び確変時短状態であるか通常状態であるか、の組合せによる12種類が用意されている。第1特図判定あるいは第2特図判定時には、この12種類の抽選テーブルのうちのいずれかが、設定値及び遊技状態の種類に応じて択一的に選択される。
特図判定の当選乱数の個数は設定値に応じて相違しており、設定値5や6などの高設定ほど当選乱数が多く設定されている。これにより、例えば通常状態下の当たり確率を示す図5のごとく、設定値毎の大当たり確率及び小当たり確率は、高設定ほど高い確率になっている。図示は省略するが、確変時短状態下で選択される特図判定用の抽選テーブルについても同様に、高設定ほど当選乱数が多く設定されている。
RAM24は、図4のごとく、CPU21のワークエリアや一時書き込みに利用される読み書き可能な記憶素子である。RAM24の記憶エリアには、各4データ分の第1及び第2特図保留エリア241A・B及び普図保留エリア243に加えて、特図読出エリア245、普図読出エリア246が割り当てられている。
特図保留エリア241A・Bは、特図判定用の抽選用乱数である保留乱数の記憶領域である。第1特図保留エリア241Aは第1始動口11への入賞に対応し、第2特図保留エリア241Bは第2始動口12への入賞に対応している。普図保留エリア243は、普図判定の保留乱数の記憶領域である。特図読出エリア245は、特図保留エリア241A・Bから読み出された各保留乱数の格納領域である。普図読出エリア246は、普図保留エリア243から読み出された保留乱数の格納領域である。
主制御部20は、図4のごとく、ROM22から読み出したプログラムをCPU21に実行させることにより、以下の(1)〜(4)の各手段としての機能を実現する。また、演出制御部35は、同様に、以下の(5)(6)の手段としての機能を実現する。
(1)抽選手段:当たり抽選である特図判定を実行する手段。
(2)保留手段:特図判定用及び普図判定用の抽選用乱数を特図保留エリア241A・Bあるいは普図保留エリア243に保留する手段。
(3)読出手段:特図判定用の抽選用乱数を特図保留エリア241A・Bから読み出す手段。読出手段は、第2特図保留エリア241Bからの読出しを第1特図保留エリア241Aからの読出しに優先して実行する。
(4)当たり状態発生手段:特図判定の当否に応じて、大当たり状態あるいは小当たり状態を発生させる手段。
(5)遊技動作実行手段:確率設定部(設定手段)37により設定された設定値に対応する大当たり当選確率に応じて予め定められた確率で所定の遊技動作を実行する手段。なお、本例では、計数対象の特定動作となる遊技動作として、大当たりに当選したことを遊技者に対して示唆するための特定演出動作である特定リーチ演出Aを設定している。
(6)演出抽選手段:特図判定結果の報知演出の種類を決定するための演出抽選を実行する手段。
(B)計数カウンタ
次に、計数カウンタ5は、遊技者が携帯可能で、遊技者の計数操作に応じて所定の計数動作を実行可能な携帯型計数装置である。計数カウンタ5は、例えば特定リーチ演出Aの発生回数等を計数することで、パチンコ遊技機1の設計値を推測するために利用できる。
計数カウンタ5は、図7のごとく、遊技者の手のひらに収まる程度の横長の略直方体形状をなす装置である。計数カウンタ5の内部には、CPU、ROM、RAMが1チップ化されたマイコンが実装された電子基板(図示略)が収容されている。計数カウンタ5では、この電子基板が各種の演算処理や、液晶表示画面51に各種の表示を実行させるための制御処理等を実行する。計数カウンタ5の正面には、横長の液晶表示画面51のほか、各種の操作ボタンが配置され、右側の側端面には電源スイッチ59が配置されている。
計数カウンタ5の横長の長方形状の正面は、大まかには、横長の液晶表示画面51のエリア、液晶表示画面51に下縁に沿って操作ボタンが横一列をなすように複数配置された計数操作エリア52、及び右側の側端部の設定操作エリア53、の3つのエリアに区分けされている。また、計数操作エリア52の左側に当たる箇所には、LEDランプ54が配置されている。
設定操作エリア53には、動作モードを切り替えるモード切替ボタン531、及び各種の計数値などをゼロクリアするためのリセットボタン532が上下に並べて配置されている。モード切替ボタン531を押下操作すれば、計数作業を実施する計数モードと、計数値に基づく確率値を表示させる確率モードと、の間で動作モードを切替可能である。
横長の液晶表示画面51には、5か所のデータ表示欄511、512A〜Dが横一列に並べて配置されている。左端のデータ表示欄511は、遊技開始時のスタート回数(図柄変動回数)など、遊技者がセットするプリセット値の表示欄である。ただし、確率モード下で、確率値を表示させるための後述の所定の操作が行われた場合には、データ表示欄511に確率値が切替表示される。そして、データ表示欄512A〜Dは、この確率値を演算するための元データである計数値の表示欄である。
計数操作エリア52には、計数操作やゲーム数の入力等に使用する各種の操作ボタンが配置されている。計数操作エリア52では、左から右に向かって、プリセットボタン521、トリガーボタン522A〜Dが横一列に配置されている。プリセットボタン521は、確率計算に必要なスタート数などのプリセット値をセットするための操作ボタンであり、三角形と逆三角形との2個一対のボタンにより構成されている。三角形のプリセットボタン521Aは、プリセット値を加算するための操作ボタンである。逆三角形のプリセットボタン521Bは、プリセット値を減算するための操作ボタンである。データ表示欄511に表示されるプリセット値の増減を確認しながら、プリセットボタン521A、Bを適宜、操作することで所望のプリセット値をセットできる。
トリガーボタン522A〜Dは、動作モードに応じて機能が異なる操作ボタンである。計数モード下のトリガーボタン522A〜Dは、それぞれ、データ表示欄512A〜Dの計数値を加算するための操作ボタンとして機能する。確率モード下のトリガーボタン522A〜Dは、データ表示欄512A〜Dに表示された計数値に基づく確率値を、データ表示欄511に表示させるための操作ボタンとして機能する。
例えば、確率モード下でトリガーボタン522Aが押下操作されたとき、データ表示欄521Aの計数値に基づく確率値がデータ表示欄511に表示される。同様に、トリガーボタン522Bが押下操作されたとき、データ表示欄521Bの計数値に基づく確率値がデータ表示欄511に表示される。さらに、本例の計数カウンタ5は、2種類以上の複数種類の遊技動作のいずれかが発生した確率、すなわち、複数種類の遊技動作の合成確率を演算する機能を備えている。例えば、確率モード下でトリガーボタン522A・Bが同時に押下操作された場合には、データ表示欄521Aの計数値と、データ表示欄521Bの計数値と、の合計値に基づく確率値が、データ表示欄511に表示される。
(C)パチンコ遊技機の動作
次に、以上のような構成のパチンコ遊技機1及び計数カウンタ5を含む遊技用装置1Sの動作について、遊技の流れに沿って説明する。
パチンコ遊技機1は、操作ハンドル135が右回転方向に操作されたとき、その操作量に応じた強度で玉を発射する。発射された玉は、通過ゲート14などが配置された遊技領域130を流下する。入賞しなかった玉は、遊技領域130の最下部に設けられたアウト孔138から回収される。
玉が流下する間に通過ゲート14を通過した場合には、乱数発生部27が発生する乱数の中から普図判定用の抽選用乱数を抽出する抽選が実行される。抽選用乱数は、普図判定用の抽選テーブルと照合され、普図判定の当否が決定される。普図判定に当選すると、電動チューリップ121が解放状態となり、第2始動口12の入賞確率が格段に高くなる。なお、上記の通り、電動チューリップ121の開放時間は、通常状態で0.2秒、時短状態及び確変時短状態で3秒である。
第1(第2)始動口11(12)へ玉が入賞した場合には、主制御部20は、特図判定用の抽選用乱数を抽出することで特図判定を実行する。特図判定用の抽選用乱数は、第1(第2)特図保留エリア241A(B)に随時、格納(保留)される。ただし、第1(第2)特図保留エリア241A(B)の保留数が4個である場合には、第1(第2)特図保留エリア241A(B)に格納されることなく消去される。
主制御部20は、特図報知エリア191での図柄変動が停止しており、かつ、大当たり状態及び小当たり状態の発生中ではないとき、第1及び第2特図保留エリア241A・Bの保留乱数(特図保留)を読み出して特図読出エリア245に格納する。このとき、主制御部20は、第1特図保留に対して第2特図保留を優先して、記憶タイミングが古いものから順番に1つずつ特図保留を読み出す。第2特図保留が優先的に読み出されるので、第1特図保留は、第2特図保留がゼロのときに読み出される。
主制御部20は、設定された設定値及び遊技状態の組み合わせに対応する特図判定用の抽選テーブルを選択し、特図読出エリア245に読み出された特図判定用の抽選用乱数を照合することにより特図判定を実行する。この特図判定では、大当たりか、小当たりか、はずれか、の当否と共に、特図判定の当否を報知する際の図柄変動時間が決定される。主制御部20は、特図判定結果として当否及び図柄変動時間などを演出制御部35に入力する。
演出制御部35は、特図判定結果を入力すると、特図判定の当否を報知するための報知演出の種類を決定するための演出抽選を実行する。演出抽選の実行に当たって演出制御部35は、パチンコ遊技機1に設定された設定値に応じて予め選択している演出抽選テーブルを利用し、特図判定の当否及び図柄変動時間に応じて報知演出の種類を決定する。
特図判定の当否は、第1特図表示部181または第2特図表示部182に表示されるほか、液晶表示部190の特図報知エリア191(図2)において、上記の演出抽選によって決定された報知演出が実行されて報知される。特図報知エリア191では、演出用の3つの数字図柄の変動表示がスタートし、その後、演出抽選により決定された報知演出の実行を経て停止表示された3桁の数字図柄の組み合わせによって特図判定の当否が報知される。
このとき、演出抽選によってリーチ演出の実行が決定していれば、左→右→中の順番で数字図柄が停止する過程において、左と右で同じ数字図柄が停止し、中央の図柄が変動表示中というリーチ状態が発生する。その後、中央に同じ数字図柄が停止表示されると大当たりとなるため、リーチ演出では遊技者の期待感が高揚される。
さらに、演出抽選により特定リーチ演出が決定していれば、リーチ状態に移行した後、図柄変動途中でのシーン切替等により、例えば人物や動物やロボットなどのキャラクターが降臨し、キャラクターを主人公とするストーリー性のある動画による演出が開始される。特定リーチ演出としては、降臨するキャラクターの種類や、ストーリー展開の種類などが異なる複数種類の演出が用意されている。なお、特定リーチ演出Aは、設定値に応じて選択率が異なっており(図6)、設定値の推定に利用可能である。
特図報知エリア191において大当たり図柄が停止表示されて大当たりが報知されると、大当たり状態が発生する。この大当たり状態では、30秒経過あるいは10個入賞するまでアタッカー16が開放されるラウンド処理が16回繰り返される。大当たりが確変大当たりであれば、大当たり状態が終了した後、特図判定の当選確率が高くなる確変時短状態が発生する。
この確変時短状態下では、液晶表示部190の表示画面において、特図報知エリア191の上側に「CHANCE!」の文字が表示されると共に、下側に図柄変動の残り回数が表示される(図8参照。)。100回を初期値として減算されるこの残り回数がゼロに到達するまでの間に、大当たりが再度、発生すれば、大当たり状態が連続的に発生して連荘となる。一方、残り回数がゼロに到達するまでの間に大当たりが発生しなければ、残り回数ゼロへの到達と共に確変時短状態が終了して通常状態となる。
大当たりが通常大当たりであった場合には、大当たり状態が終了した後、図柄変動100回に亘る時短状態に移行する。そして、この時短状態中に大当たりが発生すれば連荘となり、大当たりが発生しなければ時短状態の終了に応じて通常状態となる。
ここで、図5及び図6を参照して上記した通り、本例のパチンコ遊技機1では、大当たりや小当たりの当選確率や、特定リーチ演出Aの選択確率が、確率設定部37によって設定された設定値に応じて異なっている。設定値5や設定値6などの高設定のパチンコ遊技機1ほど、大当たりや小当たりの当選確率(図5)、及び特定リーチ演出Aの選択確率(図6)が高くなっている。
遊技機メーカの多くは、設定値毎の当たりの当選確率や特定の演出の選択確率等を、遊技スペックとして公開している。この遊技スペックを利用すれば、大当たりや小当たりの当選確率や、特定リーチ演出Aの発生確率に基づいて設定値の推測が可能である。本例のパチンコ遊技機1の場合、大当たりや小当たりの当選確率が1/370〜1/200の範囲であるのに対して、特定リーチ演出Aの選択確率は1/55〜1/35程度となっている。大当たり等よりも発生頻度の高い特定リーチ演出Aの方が設定値の推測に適している。パチンコ遊技機1の遊技者は、例えば、特定リーチ演出Aの発生回数をカウントして発生確率を計算すると良い。計算して求めた発生確率を、遊技スペックとして公開されたデータ(選択確率)と比較すれば、遊技中のパチンコ遊技機1に設定された設定値の推測が可能になる。
このように設定値を推測する際、図9に例示するように、遊技場に持参した計数カウンタ5をパチンコ遊技機1のカウンタ装着部17に装着して遊技すると便利である。カウンタ装着部17に計数カウンタ5を装着しておけば、遊技中に計数カウンタ5を手に持つ必要がなくなるので、設定値を推測するための遊技者側の負担が軽減される。
(D)計数カウンタの利用
計数を行いながら遊技するに当たっては、まず、計数カウンタ5のモード切替ボタン531を押下して計数モードに切り替えたうえ、リセットボタン532の押下操作によってデータをリセットする必要がある。このようなリセット操作を実施すれば、計数カウンタ5が記憶するデータをすべてゼロリセットできる。
リセットした後、当日の営業開始後のスタート回数(図柄変動回数)をデータ表示欄511にセットすれば、その後の遊技により消化されたスタート回数の特定が可能となり計数値に基づく確率の演算及び表示が可能になる。なお、スタート回数は、例えばパチンコ遊技機1の上方に設置された遊技情報表示装置(図示略)が表示する”現在のスタート回数”によって確認できる。図10(a)に例示する計数モードの計数カウンタ5では、遊技開始時のスタート回数として234回がセットされている。
遊技者は、計数カウンタ5の4箇所のデータ表示欄512A〜Dのいずれかに、計数対象の特定動作を割り当てると良い。例えば、設定値に応じて選択確率が異なる特定リーチ演出A(図6)を計数対象とする場合、例えば図10(a)のように、データ表示欄512Aを特定リーチ演出Aの回数表示に割り当てることができる。
遊技中は、計数対象の特定リーチ演出Aが発生する毎に、データ表示欄512Aに対応するトリガーボタン522Aを1回ずつ押下操作することで、データ表示欄512Aに表示される計数値を1回ずつ加算できる。その際、LEDランプ54が1回ずつ点灯するので、計数値の加算を確認できる。遊技を継続している間、このような計数操作を繰り返せば、遊技中の特定リーチ演出Aの発生回数を計数できる。なお、図10(a)に例示する計数モード下の計数カウンタ5は、特定リーチ演出Aの計数値が11回であることを表示している。
特定リーチ演出Aの発生確率を計算する際には、モード切替ボタン531を押下操作して確率モードに切り替えると共に、図10(b)のようにプリセットボタン521を操作し、その時点の”現在のスタート回数”をデータ表示欄511にセットすれば良い。同図は、現在のスタート回数として1194回がセットされた例である。また、同図の例では、データ表示欄512Aが表示するように、そのときの特定リーチ演出Aの計数値が24回に達している。
遊技を行った後の現在のスタート回数をセットした状態で、計数値が表示されたデータ表示欄512Aに対応するトリガーボタン522Aを押下操作すれば、計数カウンタ5の内部で、確率値=計数値/(現在のスタート回数−遊技開始時のスタート回数)の演算処理が実行される。そして、この演算処理が終了すると、データ表示欄511の表示が、上記のようにセットされたスタート回数から、演算処理により求められた確率値に切り替わる(図10(b)上段から同図下段への切替)。
なお、データ表示欄511には、上記の演算処理による演算値の逆数の小数点以下を丸めた値が確率値として表示される。例えば図10(b)上段図のように計数値24回、遊技中に消化したスタート回数が(1194−234)=960回であれば、上記の演算処理による演算値が24/960→1/40になる。したがって、データ表示欄511には、図10(b)下段図のように確率値40が表示される。
例えば、上記のように計数カウンタ5が表示出力する確率値と、遊技機メーカ等が遊技スペックとして公表している各設定値のデータ(確率など)と、を比較すれば、遊技中のパチンコ遊技機1の設定値を遊技者側で推測できる。例えば図10(b)に例示の場合であれば、特定リーチ演出Aの確率値として40(1/40)が表示されている。この確率値40は、図6の各設定値の特定リーチ演出Aの選択確率のうち、設定値5の選択確率と一致している。したがって、図10(b)に例示の場合であれば、特定リーチ演出Aの発生確率として計数カウンタ5が表示する確率値40に基づいて、遊技中の遊技機について設定値5が設定されている可能性が高いと推測できる。
以上のような構成の遊技用装置1Sは、設定された大当たり確率に応じて予め定められた確率で所定の遊技動作を実行するパチンコ遊技機1と、遊技者の計数操作に応じて所定の計数動作を実行する計数カウンタ5と、を含む装置である。この遊技用装置1Sを構成するパチンコ遊技機1は、遊技者と対面する所定位置に計数カウンタ5を装着可能なカウンタ装着部17を備えており、計数カウンタ5をこのカウンタ装着部17に装着した状態で遊技者が計数操作を行うことが可能になっている。
この遊技用装置1Sによれば、遊技者が持参した計数カウンタ5をパチンコ遊技機1に装着した状態で計数作業を行うことができるため、計数カウンタ5を手に持つ必要が無くなり計数作業中の遊技者側の作業負荷を軽減できる。この遊技用装置1Sは、演出などの特定動作の発生回数を計数することで設定値を推測して楽しむ遊技者を支援できる有用な装置である。この遊技用装置1Sによれば、設定値を推測しようとする遊技者側の意欲を向上でき、遊技の興趣を高めることが可能である。
本例では、設定された大当たり確率に応じて予め定められた確率で実行される所定の遊技動作として、大当たりに当選したことを遊技者に対して示唆するための特定動作である特定リーチ演出Aを例示している。設定値を推測する際の計数対象として特定リーチ演出を設定すれば、大当たりの報知演出に対する遊技者側の注意を喚起でき、遊技に対する集中度合いを向上できる。
本例の構成に代えて、あるいは加えて以下のような構成を採用することも良い。また、以下の各構成を適宜組み合わせて採用することも良い。
本例では、玉を遊技領域130に打ち込んで遊技が行われ、入賞が発生したときに玉を払い出すパチンコ遊技機1を例示している。このパチンコ遊技機1とはタイプが異なる遊技機に対応することも可能であり、例えば玉が封入されており得点を消費してその玉を発射する封入式パチンコ遊技機や、スロットマシンに本発明を適用することも可能である。
スロットマシンの場合、設定されたボーナス確率(大当たり確率)に応じて予め定められた確率で実行される所定の遊技動作として、設定値に応じて発生確率が異なる特定演出の実行や、設定値に応じて当選確率の異なる特定の小役の入賞など、を設定できる。この場合には、特定演出の発生回数や、小役の入賞回数等が計数対象の特定動作となる。スロットマシンの遊技においても、これらの特定動作の発生回数を計数することで設定値の推測が可能である。
なお、遊技機に装着された状態の計数カウンタ5が電源の供給を受けるように構成することも良い。例えば、遊技機側に電力供給機能を実現するための給電部を設けると共に、遊技機に装着された状態で電源の供給を受けるための受電部を計数カウンタ5に設けると良い。この場合には、遊技中の電池切れ等の心配がなくなるので、遊技者が遊技に集中できるようになる。電力供給機能としては、例えば、Qi(チー)などのワイヤレス給電規格を利用して構成すると良い。また例えば、計数カウンタの背面や側面に受電部を設けると共に、カウンタ装着部17をなす窪み170の内周面のうち計数カウンタ5の受電部が対面する箇所に給電部の給電エリアを設けると良い。
特図判定の当たりとして、本例では、大当たりと小当たりとの組み合わせを例示している。本例のパチンコ遊技機1では、大当たりと小当たりの当選確率はほぼ同等に設定されているが、小当たりの当選確率を高くすると良い。この場合には、小当たりの入賞回数の計数によって比較的容易に設定値を推測できる。
本例では、設定値に応じて選択確率が異なる演出として特定リーチ演出Aを例示している。設定値に応じて選択確率が異なる特定リーチ演出を複数種類設けることも良い。この場合、例えば図11のように、選択確率が最も高くなる設定値のピークが高設定(設定値5、6)にある特定リーチ演出A・B、同ピークが低設定(設定値1、2)にある特定リーチ演出C、同ピークが中間設定(設定値3、4)にある特定リーチ演出Dを設定することも良い。
さらに、通常状態、確変時短状態、時短状態の各遊技状態に応じて、特定リーチ演出の選択確率を異ならせることも良い。このような遊技機側の構成に対応できるよう、計数カウンタ5について、複数種類の計数モードを設けると共に、計数モードを切り替えるための操作ボタンを設けると良い。この場合には、遊技機の遊技状態が変わる毎に、複数種類の計数モードのうちのいずれかに切り替えることで、遊技状態毎の特定動作の発生回数を計数できるようになる。
カウンタ装着部17の中で計数カウンタ5を固定できるよう、図12のごとく、計数カウンタ5の側面を押圧する押さえ板175を設けることも良い。この押さえ板175は、スプリング176による弾性力により窪み170の内側に付勢されている。計数カウンタ5を装着する際には、計数カウンタ5の側面を押し当てて押さえ板175を押し込みながら計数カウンタ5をカウンタ装着部17の窪み170に収容すれば良い。このように弾性的に変位しカウンタ装着部17の内寸を変更する押さえ板175を採用すれば、サイズの異なる様々な計数カウンタ5をスプリングの弾性力により挟み込んでしっかりと保持できる。
本例では、動作モードに応じてトリガーボタン522A〜Dの機能が相違する計数カウンタ5を例示している。この計数カウンタ5では、確率モード下でトリガーボタン522A〜Dのいずれかかが押下操作されたときには、データ表示欄512A〜Dのうちの対応するデータ表示欄に表示された計数値に基づく確率値が演算されてデータ表示欄511に表示される。計数カウンタとしては、このように動作するものには限定されない。例えば、計数モードから確率モードへの切替が行われたとき、データ表示欄512A〜Dに表示された各計数値に基づく確率値が一斉に演算され、データ表示欄512A〜Dの各表示が確率値に切り替わる計数カウンタ等であっても良い。
以上、実施例のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形、変更あるいは適宜組み合わせた技術を包含している。
1 パチンコ遊技機(遊技機)
1S 遊技用装置
130 遊技領域
15 上皿台
17 カウンタ装着部(装着部)
19 表示装置
20 主制御部(抽選手段、保留手段、読出手段、当たり状態発生手段)
35 演出制御部(遊技動作実行手段、演出抽選手段)
37 確率設定部(設定手段)
5 計数カウンタ(携帯型計数装置)
51 液晶表示画面
511、512A〜D データ表示欄
52 計数操作エリア
521 プリセットボタン
522A〜D トリガーボタン
53 設定操作エリア
531 モード切替ボタン
532 リセットボタン

Claims (3)

  1. 大当たりの当選確率を複数段階で設定可能な設定手段と、当該設定手段により設定された大当たり確率に応じて予め定められた確率で所定の遊技動作を実行する遊技動作実行手段と、を備えた遊技機と、遊技者が携帯可能で、遊技者の計数操作に応じて所定の計数動作を実行可能な携帯型計数装置と、を含む遊技用装置であって、
    遊技機の遊技者と対面する所定位置に前記携帯型計数装置を装着可能な装着部を備え、遊技者が前記携帯型計数装置を当該装着部に装着した状態で前記計数操作を行うことが可能に構成されたことを特徴とする遊技用装置。
  2. 前記遊技動作は、前記大当たりに当選したことを遊技者に対して示唆するための特定演出動作であることを特徴とする請求項1に記載の遊技用装置。
  3. 前記携帯型計数装置は、遊技機に装着された状態で電源の供給を受けるように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技用装置。
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