JP2019141317A - 電気掃除機 - Google Patents

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幸弘 藤原
Yukihiro Fujiwara
幸弘 藤原
古林 満之
Mitsuyuki Furubayashi
満之 古林
山浦 泉
Izumi Yamaura
泉 山浦
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Abstract

【課題】簡単に塵埃の排出処理を行える電気掃除機を提供することを目的とする。【解決手段】吸引される空気に含まれる塵埃を分離・捕集する集塵装置8を備え、集塵装置8は、吸引した空気に旋回気流を生じさせるケース上部37の下方に配置され内部に略円筒形状のろ過フィルター36と、その外周方向に外周吸引通路41を有した内筒枠34よりなる第1分離部33と、第1分離部33の下方に配され、内部がろ過フィルター36と連通し、下端に略逆円錐台状の傾斜面42を設けたカップ状の粗塵収容部38と、第1分離部33の上方に位置し、第1分離部33を通過した細塵を分離する複数の旋回筒部58を有する第2遠心分離部56と、第2遠心分離部56の下方に位置し分離された細塵を溜める細塵収容部57とを備え、第1分離部33の下流側と第2遠心分離部56の上流側の間に、側壁54aに少なくともの1つの微細孔を有する略円錐部品54を設けた。【選択図】図4

Description

本発明は、第1次分離部と第2次遠心分離部を有した電気掃除機に関するものである。
従来、この種の電気掃除機は、複数個の旋回筒部からなる第2遠心分離部の配置が、第1遠心分離部の上側でかつ第1遠心分離部の5の外周よりもさらに外周で構成され、第2遠心分離部で分離された細塵は、その直下に区画された塵埃溜め部へと直接落下させて溜めるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5368645号公報
しかしながら、前記特許文献1に示された従来の電気掃除機の構成では、塵埃は、第1遠心分離部内に設けられた内筒のフィルター部を通り第2遠心分離部へ向かう構成であり、フィルター部に毛髪等の細く長い塵埃が内筒部に絡みつき、その上に塵埃が張り付き積層していくことで、フィルター部が目詰まりし、塵埃を捨てる際にフィルター部から塵埃を取り除かなければならない課題を有していた。
また、第2遠心分離部の下部に設けられた外郭をなすケース内の塵埃溜め部のケース上部と塵埃溜め部の底面距離は浅く、塵埃を捨てる際に、外部から塵埃溜め部に流入する空気により細塵が舞い上がり周囲に飛散するという課題を有していた。また、塵埃を捨てる際にカップ状のケースと第一遠心分離部構成の内筒を分割する際にケース内の塵埃をケース外に流出させて周囲に飛散させるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、塵埃を捨てる際に毛髪等の細く長い塵埃が筒部に絡みつくことなく、粗塵と細塵が混ざることで発生する細塵の舞い上がりによる人や衣服への付着やゴミ箱周囲の汚れを抑えた衛生的な電気掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体と、前記掃除機本体に着脱可能に設けられ、前記電動送風機により吸引される空気に含まれる塵埃を分離して捕集する集塵装置とを備え、前記集塵装置は、前記空気を吸引する吸気口を有し、前記吸気口から吸引した前記空気に旋回気流を生じさせるケース上部と、前記ケース上部の下方に配置され、内部に略円筒形状のろ過フィルターを有するとともに前記ろ過フィルターの外周方向に外周吸引通路を有した内筒枠よりなる第1分離部と、前記第1分離部の下方に前記第1分離部と連通した状態で配置され、内部が前記ろ過フィルターと連通し、下端には略逆円錐台状の傾斜面を設けたカップ状の粗塵収容部と、前記第1分離部に連通され、前記第1分離部の上方に位置し、前記第1分離部を通過した空気に含まれる細塵を分離する複数の旋回筒部を有する第2遠心分離部と、前記第2遠心分離部の下方に位置し分離された細塵を溜める細塵収容部とを備え、前記第1分離部の下流側と前記第2遠心分離部の上流側の間に、空気を整流化するために側壁に少なくともの1つの孔を有する略円錐部品を設けたもので、第1分離部に内筒が無いため、毛髪等の長い塵埃が絡みつくことはなく、また吸気口から流入した塵埃を含んだ空気は、ケース上部で
旋回気流成分を与えられ、ろ過フィルターの表面を旋回下降しながら粗塵収容部へと導かれ、その後、粗塵収容部の底面形状と、ろ過フィルターの中空部で生じている旋回気流によって、塵埃自身がスピンして転がり続ける。
順次流入する塵埃は、このスピンしている塵埃に巻き込まれて、特に、髪の毛等の糸くずは、糸巻きのように塵埃に巻き付くため、塵埃はマリモのようなボール状の形となって、次第に膨れ上がっていく。塵埃が互いに絡み合うことで、塵埃を捨てる際には、塵埃がバラけることがなく、捨てることができる。また、塵埃がろ過フィルターの表面を旋回するため、ろ過フィルター面の塵埃が取り除かれ、塵埃を捨てる際にろ過フィルターに張り付いた塵埃を取り除く作業をなくすことが出来る。
ろ過フィルターを通過したろ過フィルターの孔より小さい比較的細かい細塵は、第1分離部の下流側と第2遠心分離部の上流側の間に位置して構成された塵埃を含む空気を整流化するために側壁に孔を設けた略円錐部品を通る。略円錐部品を通過する際に側壁に設けた孔により塵埃を含む空気が整流化され、第1分離部の上方に位置した旋回気流から発生する遠心力により空気と細塵に分離する複数の旋回筒部を有した第2遠心分離部で空気と細塵に分離される。整流化をすることで第2遠心分離部の各旋回筒部には均等に塵埃を含んだ空気を流すことができる。塵埃が旋回筒部のどれかに偏ることで旋回筒部の分離能力が追いつかずに分離能力が落ちるという事態を回避することができ、集塵装置全体の分離能力を高めることができる。第2遠心分離部の下方には細塵を溜める着脱可能な細塵収容部に堆積して溜まる。
本発明の電気掃除機は、第1分離部で粗塵、第2遠心分離部で細塵を分離し各集塵室に溜める構成で、塵埃の大きさを分けることで、塵埃を捨てる際に毛髪等の細く長い塵埃が筒部に絡みつくことなく、粗塵と細塵が混ざることで発生する細塵の舞い上がりによる人や衣服への付着やゴミ箱周囲の汚れを抑えた衛生的な電気掃除機を提供することが出来る。また、略円錐部品を第2遠心分離部手前に設け空気を整流化することで第2遠心分離部の各旋回筒部へ細塵を偏りなく吸引することで各旋回筒部の分離能力を高めた電気掃除機を提供することが出来る。
本発明の実施の形態1における電気掃除機の全体斜視図 同電気掃除機の掃除機本体の中央断面模式図 同電気掃除機の集塵装置の全体斜視図 同集塵装置の断面模式図 (a)同集塵装置の集塵容器の断面図、(b)同集塵容器内の旋回気流および塵埃挙動を示す模式図 同電気掃除機で捕集された塵埃の塊の状態を示した図 同集塵装置の旋回部および遠心分離装置の分解図 同旋回部と遠心分離部蓋を示す斜視図
第1の発明は、電動送風機を収容した掃除機本体と、前記掃除機本体に着脱可能に設けられ、前記電動送風機により吸引される空気に含まれる塵埃を分離して捕集する集塵装置とを備え、前記集塵装置は、前記空気を吸引する吸気口を有し、前記吸気口から吸引した前記空気に旋回気流を生じさせるケース上部と、前記ケース上部の下方に配置され、内部に略円筒形状のろ過フィルターを有するとともに前記ろ過フィルターの外周方向に外周吸引通路を有した内筒枠よりなる第1分離部と、前記第1分離部の下方に前記第1分離部と連通した状態で配置され、内部が前記ろ過フィルターと連通し、下端には略逆円錐台状の
傾斜面を設けたカップ状の粗塵収容部と、前記第1分離部に連通され、前記第1分離部の上方に位置し、前記第1分離部を通過した空気に含まれる細塵を分離する複数の旋回筒部を有する第2遠心分離部と、前記第2遠心分離部の下方に位置し分離された細塵を溜める細塵収容部とを備え、前記第1分離部の下流側と前記第2遠心分離部の上流側の間に、空気を整流化するために側壁に少なくともの1つの孔を有する略円錐部品を設けたもので、第1分離部に内筒が無いため、毛髪等の長い塵埃が絡みつくことはなく、また吸気口から流入した塵埃を含んだ空気は、ケース上部で旋回気流成分を与えられ、ろ過フィルターの表面を旋回下降しながら粗塵収容部へと導かれ、その後、粗塵収容部の底面形状と、ろ過フィルターの中空部で生じている旋回気流によって、塵埃自身がスピンして転がり続ける。
順次流入する塵埃は、このスピンしている塵埃に巻き込まれて、特に、髪の毛等の糸くずは、糸巻きのように塵埃に巻き付くため、塵埃はマリモのようなボール状の形となって、次第に膨れ上がっていく。塵埃が互いに絡み合うことで、塵埃を捨てる際には、塵埃がバラけることがなく、捨てることができる。また、塵埃がろ過フィルターの表面を旋回するため、ろ過フィルター面の塵埃が取り除かれ、塵埃を捨てる際にろ過フィルターに張り付いた塵埃を取り除く作業をなくすことが出来る。
ろ過フィルターを通過したろ過フィルターの孔より小さい比較的細かい細塵は、第1分離部の下流側と第2遠心分離部の上流側の間に位置して構成された塵埃を含む空気を整流化するために側壁に孔を設けた略円錐部品を通る。略円錐部品を通過する際に側壁に設けた孔により塵埃を含む空気が整流化され、第1分離部の上方に位置した旋回気流から発生する遠心力により空気と細塵に分離する複数の旋回筒部を有した第2遠心分離部で空気と細塵に分離される。
整流化をすることで第2遠心分離部の各旋回筒部には均等に塵埃を含んだ空気を流すことができる。塵埃が旋回筒部のどれかに偏ることで旋回筒部の分離能力が追いつかずに分離能力が落ちるという事態を回避することができ、集塵装置全体の分離能力を高めることができる。第2遠心分離部の下方には細塵を溜める着脱可能な細塵収容部に堆積して溜まる。
第2の発明は、特に、第1の発明の略円錐部品の側壁に複数の孔を設けたもので、細塵は略円筒形状で構成されたろ過フィルターを通過する際に集塵容器内部に全周に広がる。その後、例えば複数の孔を側壁全周に設けることで、細塵が風路損失の少なく、無駄が少なく第2遠心分離部に入り遠心力により分離される。風路損失が少なく分離効率の優れた衛生的な電気掃除機を提供することができる。
第3の発明は、特に、第2の発明の略円錐部品の複数の孔の各孔を、ろ過フィルターの通気孔の各孔より大きい開口面積で構成したもので、ろ過フィルタを通過した細塵が略円錐部品の側壁に設けたろ過フィルタより大きい開口面積を有する各々の穴に詰まりや張り付くことがなくなり、孔をふさぐことによる風路損失の低下を防ぐだけでなく、塵埃を捨てる際に側壁に張り付いた塵埃を取り除く作業をなくすことが出来、より風路損失が少ない分離効率の優れた衛性的な電気掃除機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における電気掃除機の全体斜視図、図2は、同電気掃除機の掃除機本体の中央断面模式図、図3は、同電気掃除機の集塵装置の全体斜視図、図4
は、同集塵装置の断面模式図、図5(a)は、同集塵装置の集塵容器の断面図、図5(b)は、同集塵容器内の旋回気流および塵埃挙動を示す模式図、図6は、同電気掃除機で捕集された塵埃の塊の状態写真、図7は、同集塵装置の旋回部および遠心分離装置の分解図、図8は、同旋回部と遠心分離部蓋を示す斜視図である。
本実施の形態における電気掃除機100は、図1に示すように、掃除機本体1と、掃除機本体1の前方に設けた吸入口2に接続されるホース3と、ホース3の先端に設けられた接続パイプ4と、接続パイプ4に接続される延長管5と、延長管5の先端に接続されると共に塵埃を吸引する開口部(図示せず)を底面に有する吸込具6からなり、掃除機本体1には、塵埃を吸引する為の吸引風を発生させる電動送風機7(図2参照)と、塵埃を集塵する集塵装置8が内蔵されている。
図2に示すように、掃除機本体1は、掃除機本体1の下面を形成する下枠体9と、掃除機本体1の上面を形成する上枠体10から構成されており、下枠体9と上枠体10は図示しない爪やネジ等によって結合されている。掃除機本体1の上枠体10の上部には、塵埃を含む空気から塵埃をろ過分離と遠心分離にて捕集する集塵装置8が掃除機本体1に所定角度傾斜した状態で着脱自在に取り付けられる。
ここで、本実施の形態においては、集塵装置8が掃除機本体1の走行方向に対し、後方側に略45度傾斜した状態で掃除機本体1に取り付けられるように構成されている。
また、下枠体9の下面の前方には、走行用のキャスター11が回動自在に取り付けられており、下枠体9の後方の左右両側面には、走行用の車輪12が設けられており、少なくとも前後方向に沿って走行可能に構成されている。なお、以下、前後方向および左右方向は、掃除機本体1の走行方向を基準としている。
図2において、電動送風機7は電動送風機ケース13に内包されており、電動送風機7の吸引口14が掃除機本体1に対して鉛直上方向になるように配置されている。また、電動送風機7の鉛直上方向にはフィルター部15を収納したフィルターケース16が配置されており、電動送風機ケース13とフィルターケース16は、図示しない爪やネジ等によって結合されている。
図3に示すように、集塵装置8の外郭は、吸引した塵埃を捕集する集塵容器17と、集塵容器17の上面を覆い、集塵容器17に着脱自在に構成された上蓋18と、集塵容器17の下面を覆い、集塵容器17に回動自在に軸支した底蓋19とから構成されている。上蓋18は、集塵装置8内部の空気を掃除機本体1に排出するため、掃除機本体1に接続される排気口20と略円筒状の側壁21および天面(図示せず)から構成されている。また、上蓋18には、持ち運び用の把手部22と、それを軸支する把手部おさえ23と、飾り板24が取り付けられ、集塵容器17に上蓋18を保持固定する尾錠25を側面の2箇所に軸支している。
以上のような構成により、吸込具6から吸い込まれる塵埃の混じった空気は、掃除機本体1の前方に設けた吸入口2を経由して、略円筒状の集塵容器17内へ接線方向に配置された吸気口26に吸い込まれる。
集塵容器17の中央部分には吸引した塵埃を集塵容器17内に導く吸気口26と、集塵容器17内部を清掃する為のお手入れブラシ27を保持するブラシ保持部28とを形成している。吸気口26は、集塵容器17の接線方向に向くように形成されている。
底蓋19は、集塵容器17に設けたヒンジ部29で回動可能で、係止部30で集塵容器
17に係止され、底蓋19に取り付けられた底蓋パッキン31によって集塵容器17とエアータイト(気密性が保持)される。
底蓋19は、係止部30が回動することでロックが外れて、開閉できる構成となっており、操作レバー32を押し下げることで係止部30が開き、底蓋19が開放される。
図4に示すように、集塵容器17内には、その略同心状に複数の中空円筒を多段に連ねた形状で設けられ、上段から順にケース上部37、略円筒形状の第1分離部33、粗塵収容部38が設けられ、略円筒形状の第1分離部33は、内筒枠34と内筒枠34にある内筒開口部(図示せず)を覆うろ過フィルター36とで構成されている。
ケース上部37には、塵埃を含む空気を導入する吸気口26を備えており、吸気口26は、ケース上部37の内部に設けた中空円筒39に対し、その円周断面の接線方向から気流が流入するように、偏心した位置に配置させている。このように吸気口26を配置することで、吸気口26よりケース上部37の中空円筒39内に流入した空気が、中空円筒39内周面に沿って流れるため、それまでの直線的な気流がここで旋回気流(サイクロン気流)に変わることになる。
ここで、本実施の形態では、吸気口26をケース上部37の中空円筒39も内周接線方向に配置させて旋回気流を発生させているが、吸気口26が中央に位置していても案内路(図示せず)やガイド(図示せず)等で旋回気流が発生する構成であっても構わない。
次に、ケース上部37の下方に配置した第1分離部33は、その内部に中空部40を有すように、ケース上部37の中空円筒39の外径と外周を一致させたろ過フィルター36を形成し、ろ過フィルター36の外周方向からケース上部37側に空気が流れる外周吸引通路41を形成している。本実施の形態では、ろ過フィルター36の外周全面に無数の通気孔(図示せず)を設けており、ろ過フィルター36は、厚さ0.15mmの金属板をエッチング加工で、約0.2mm径の通気孔を無数に形成したものを、さらに後加工として電解研磨処理を行い、圧延形成で生じる金属板の表面の粗さ、および、エッチング加工で生じた通気孔の間口のエッヂ、通気孔内面の加工粗さを、ミクロンオーダーまで平坦化させた金属フィルターで構成しているため、旋回流が滑らかに流れることが可能である。
また、ろ過フィルター36の素材としては、樹脂や金属製の格子網を用いても良い。また、ろ過フィルター36の代用として筒自体に小さな孔を構成して形成してもよい。
次に、集塵容器17の最下段に位置する粗塵収容部38であるが、粗塵収容部38は、内周がろ過フィルター36の内周と一致した第2中空円筒44と、その下方を略逆円錐台状に約20度の傾斜面42を形成した円錐台をしたカップ状の粗塵収容部38を形成している。
ろ過フィルター36の全周からろ過フィルター36の外周の外周吸引通路41を通り、第1分離部33の上方に位置し、第1分離部33を通過した空気に含まれる細塵を分離する複数の旋回筒部58を有した第2遠心分離部56と、第2遠心分離部56の下方には分離した細塵を溜めるケース状の細塵収容部57とを備え構成されている。
第1分離部33の下流側と前記第2遠心分離部56の上流側の間には、塵埃を含む空気を整流化するために側壁54aに少なくともの1つの孔、例えば微細孔55を設けた略円錐部品54を設け、第1分離部33を通過した一部の細塵を含んだ空気は、略円錐部品54の側壁54aに設けた微細孔55を通過する際に、側壁54aに衝突し分離されることで細塵が偏りなく、微細孔55を通過し略円錐部品54の内部に入る。その後、空気流を
遠心分離する第2遠心分離部56に入り第2遠心分離部56によって細塵が遠心分離され、細塵収容部57に蓄積される。
本実施の形態では、略円錐部品54の外周に通気孔として微細孔55を設けているが、細塵を偏りなく通過する面積であればよく、全周ではなく側壁54aの一部でもよい。また、複数の微細孔55を略円錐部品54に全周にわたり多数の孔を開けることで、開口面積が大きくなり、略円錐部品54の通路抵抗の損失を減らすことができ、電気掃除機の吸込み性能を向上させることができる。
また、微細孔55は、ろ過フィルター36に形成した各通気孔より開口孔面積を大きくすることで、ろ過フィルター36を通過した細塵は、ろ過フィルター36に設けた孔より小さいため、微細孔55をろ過フィルター36の孔より大きくすることで微細孔55への細塵の張り付きや目詰まりを防ぐことができる。
微細孔55は、細塵の塊を防ぎ、気流を整流化するために構成しているものである。また、略円錐部品54の代用としては、樹脂や金属製の格子網を用いても良い。細塵の塊を防ぎ、気流を整流化できればよく、本発明はこれに限定するものではない。
そして、第2遠心分離部56で遠心分離された空気が排気口20を通過し、フィルター部15を通過して電動送風機7の吸引口14へ吸引され、掃除機本体1の外に排気される。
略円錐部品54の中央上方には、1つ孔54bがあり微細孔55を通過した細塵を含む空気が上方の1つ孔54bから吐出され第2遠心分離部56へ入っていく。
図7、図8に示すように、第2遠心分離部56は、集塵容器17と略同心円状に配置された略円錐形状の旋回筒部58が8つ連なって構成される旋回部59と、第2遠心分離部56の天面を覆い、8つの旋回筒部58それぞれの内部中央に突き出すように配置され、旋回筒部58に流入した空気を上方に排出する8つの円筒部60を有する遠心分離部蓋61とが組み合わさることで構成されている。
旋回部59には、中央に1つの分流穴62が設けられ、この分流穴62の外周に等間隔で8つの旋回筒部58が配置され、この分流穴62から8つの旋回筒部58内に旋回気流が発生するように旋回筒部58の接線方向から流入する8つの上部切欠き口63が設けられている。
また、遠心分離部蓋61側には、旋回部59に設けた8つの上部切欠き口63と組み合わさる部分に螺旋状傾斜部64が設けられ、旋回部59の上部切欠き口63と遠心分離部蓋61の螺旋状傾斜部64とが組み合わさることで、旋回筒部58内へ気流を導く8つの流入口65が形成される。なお、螺旋状傾斜部64は、遠心分離部蓋61の円筒部60の外周壁に一体となって構成されている。
第2遠心分離部56へ流入した空気は8つの流入口65から吸い込まれ、遠心分離部蓋61に設けた螺旋状傾斜部64に沿って、旋回筒部58内に下降の旋回気流が発生するように旋回筒部58の接線方向から流入し、さらに遠心分離により細塵を含んだ空気から細塵が分離され、分離された細塵埃は細塵収容部57へと運ばれ堆積される。
図4に示すように、細塵収容部57の底板は、上下に可動可能な可動板68で構成されており、第2遠心分離部56で分離された細塵が落下した際に可動板68の外周部付近から堆積していくように角度がついた略円錐形状で設けてある。
また、可動板68の中心部には、略円錐部品54、第2遠心分離部56を連通し上蓋18と同列に位置している押しボタン22aと締結した駆動軸68aがネジ(図示せず)等で締結されている。押しボタン22aを押し下げることで駆動軸68aが下がり、可動板68も下がることで細塵収容部57に堆積した細塵は、下方にある第1分離部33の中空部40に落下する。可動板68は、パッキン68cによって第1分離部33と細塵収容部57と気密性を保持できるよう空間を分けられている。
第2遠心分離部56で分離された塵埃が、細塵収容部57に落下し堆積していくことができる。細塵収容部57を構成している底部の可動板68の部品材料表面粗さは、第2遠心分離部56を構成している各部品材料の表面粗さ以上に細かくしている。
表面粗さによる摩擦係数が減少することで滑り性能が向上し、第2遠心分離部56から落下した細塵が、可動板68表面を滑り、細塵収容部57へ堆積される。
表面粗さを細かくする手段としては、表面処理を行う方法があり、塗装やメッキ処理、アルマイト等の表面面粗度を改善する方法であれば特に限定しない、表面処理により、表面粗さによる滑り性が向上し、第2遠心分離部56から落下した細塵がすべりやすくなる。
可動板68の傾斜部68bの傾斜角度は、傾斜部68bの一端の最上端から他端の最上端までの軸方向距離が、傾斜部68bの一端の最上端から他端の最上端までの水平方向軸方向に対し直角方向の距離より短く設定することで、傾斜角度が60度以下になるようにしている。
これにより、可動板68の軸方向の長さを短くでき、第2遠心分離部56と細塵収容部57の軸方向長さを短くできるため、集塵装置8が長手方向に長くなることを抑制することができ、電気掃除機100の小型化を実現することができる。
集塵装置8内において、上蓋18に形成された排気口20には、最も電動送風機7からの吸引圧力が高い領域となっており、遠心分離部蓋61において、上蓋18の天面側に突出した円筒部60の高さと直径を変えることで、各々の旋回筒部58に流れる風量が均一になる様に調整している。
その構成としては、図8に示すように、吸引圧力が高い排気口20近くに位置する4つの円筒部60を、円筒部60bとし、排気口20よりも遠くに位置する円筒部60を円筒部60aとし、円筒部60bは、円筒部60aの直径よりも小さくしており、さらに円筒部60bは、円筒部60aの高さよりも、5mm〜10mmの範囲で突出高さを高く伸ばしており、上蓋18の天面と円筒部60bとの壁面間距離を短くする事で、円筒部60b側に流れる通気圧損が増え、排気口20から遠くに位置する円筒部60aとの圧力差が小さくなり、各々の旋回筒部58に流れる風量が均一になる様に調整されている。
つまり、第2遠心分離部56に配置された遠心分離部蓋61において、風量が多く流れる旋回筒部58の円筒部60bを伸ばし集塵装置8の上端に設けられた上蓋18の天部壁面との距離を短くすることで流路圧損を加えており、風量が小さい旋回筒部58との圧力差が小さくなる様に調整しており、並列に配置された複数の旋回筒部58に流れる風量が均一に流れる様になり、含塵空気に含まれる塵埃の分離性能の低下を防ぎ、かつ風切音の発生を抑えることができる。
さらに複数の旋回筒部58への風量均一化を図る為に、旋回筒部58から上方に排出さ
れる円筒部60の直径を変えて開口面積を変えており、第2遠心分離部56に並列に配置された複数の旋回筒部58に流れる風量が均一に流れる様にしたものである。
さらに図7に示すように、円筒部60の下端には、円筒部60内を旋回する気流を遮断する方向に位置する整流リブ76を直径方向に設けており、旋回部59を通じて円筒部60から上方に排出する際に発生する気流の乱を抑制している。
また、この様な構成にすることで、集塵装置8を、掃除機本体1に対して傾斜状態で配置された場合においても、夫々の旋回筒部58の風量が均一に流れるようにしたもので、遠心分離の際に円筒部60の中央部で生じる上昇気流が、細塵収容部57に溜まってきた細塵を巻き上げて逆流するという課題を解消することができる。
図8に示すように、細塵収容部57には、細塵収容部57と第2遠心分離部56の旋回筒部58の端部との気密性を保持するために、移送部パッキン77が取り付けられている。
図5、図8に示すように、上蓋18の後方には、遠心分離部蓋61の上方と上蓋18の内壁で形成される空間85と電動送風機7とを連通する排気口20を形成している。
以上のように構成された本実施の形態における電気掃除機100について、以下その動作、作用を説明する。
まず、電動送風機7を運転開始すると吸引気流が発生し、吸込具6から吸い込まれる塵埃を含んだ空気は、延長管5、ホース3を経由して、吸気口26から集塵装置8に吸い込まれる。
集塵装置8の下部である集塵容器17の内に構成されたケース上部37には塵埃を含む空気を導入する吸気口26を備えており、吸気口26は、ケース上部37の内部に設けた中空円筒39に対し、その円周断面の接線方向から気流が流入するように、偏心した位置に配置させている。このように吸気口26を配置することで、吸気口26よりケース上部37の中空円筒39内に流入した空気が、中空円筒39内周面に沿って流れるため、それまでの直線的な気流がここで旋回気流に変わることになる。ここで、本実施の形態では、吸気口26をケース上部37の中空円筒39内周接線方向に配置させて旋回気流を発生させているが、吸気口26が中央に位置していても案内路やガイド等で旋回気流が発生する構成であればよい。
次に、ケース上部37の下方に配置した第1分離部33は、その内部に中空部40を有すように、ケース上部37の中空円筒39の外径と外周を一致させたろ過フィルター36を形成し、ろ過フィルター36の外周方向からケース上部37側に空気が流れる外周吸引通路41を形成させている。
本実施の形態では、ろ過フィルター36の外周全面に無数の通気孔(図示せず)を設けておりろ過フィルター36は、厚さ0.15mmの金属板をエッチング加工で、約0.2mm径の通気孔を無数に形成したものを、さらに後加工として電解研磨処理を行い、圧延形成で生じる金属板表面の粗さ、および、エッチング加工で生じた通気孔間口のエッヂ、通気孔内面の加工粗さを、ミクロンオーダーまで平坦化させた金属フィルターで構成しているため、旋回流が滑らかに流れることが可能である。
また、ろ過フィルター36の素材としては、樹脂や金属製の格子網を用いても良い。また、ろ過フィルター36の代用として筒自体に小さな孔を構成して形成してもよい。
次に、集塵容器17の最下段に位置する粗塵収容部38であるが、粗塵収容部38は、内周がろ過フィルター36の内周と一致した第2中空円筒44と、その下方を略逆円錐台状に約20度の傾斜面42を形成した円錐台をしたカップ状の粗塵収容部38を形成している。以上によって綿ゴミを主とした塵埃と空気とにろ過分離される。
図5は、旋回気流による塵埃の挙動を示している。ろ過フィルター36によって分離された綿ゴミを主とした塵埃は、集塵容器17の下方の粗塵収容部38と底蓋19の間の空間に蓄積していき、綿ゴミを主とした塵埃が分離された空気は、第1分離部33によって、第1分離部33に内筒が無いため、毛髪等の長い塵埃が絡みつくことはなく、また吸気口26から流入した塵埃を含んだ空気は、ケース上部37で旋回気流成分を与えられ、ろ過フィルター36の表面を旋回下降しながら粗塵収容部38へと導かれ、その後、粗塵収容部38の底面形状と、ろ過フィルター36の中空部40で生じている旋回気流によって、塵埃自身がスピンして転がり続ける。
順次流入する塵埃は、このスピンしている塵埃に巻き込まれて、特に、髪の毛等の糸くずは、糸巻きのように塵埃に巻き付くため、塵埃はマリモのようなボール状の形となって、次第に膨れ上がっていく(図6)。塵埃が互いに絡み合うことで、塵埃を捨てる際には、塵埃がバラけることがなく、集塵装置8より捨てることができる。
また、空気がろ過フィルター36の表面を旋回するため、ろ過フィルター36の面に付着している塵埃が取り除かれ、塵埃を捨てる際にろ過フィルター36の表面に張り付いた塵埃を取り除く作業をする必要はない。また、第1分離部33内には、内筒等の毛髪等の毛足の長い塵埃が絡まる筒がないため、塵埃を捨てる際に、絡みついた塵埃を除去する作業もなくすことが出来る。
第1分離部33により、ろ過フィルター36に構成された孔より大きい塵埃である粗塵は第1分離部33内の粗塵収容部38へ収容され、分離されたろ過フィルター36の孔より小さい細塵と空気は、第2遠心分離部56へ流入する。
第1分離部33の下流側と前記第2遠心分離部56の上流側の間には、塵埃を含む空気を整流化するために側壁54aに少なくともの1つの孔(本実施の形態では微細孔55)を設けた略円錐部品54を設け、第1分離部33を通過した一部の細塵を含んだ空気は、略円錐部品54の側壁54aの微細孔55を通過する際に、側壁54aに衝突し分離されることで細塵が偏りなく、微細孔55を通過し略円錐部品54の内部に入る。その後、空気流を遠心分離する第2遠心分離部56に入り第2遠心分離部56によって細塵が遠心分離され、細塵収容部57に蓄積される。
本実施の形態では、略円錐部品54の外周に通気孔として微細孔55を設けたが、細塵を偏りなく通過する面積であればよく、全周ではなく側壁54aの一部でもよい。また、多数の微細孔55を略円錐部品54の全周にわたり設けることで、開口面積が大きくなり、略円錐部品54の通路抵抗の損失を減らすことができ、電気掃除機100の吸込み性能を向上させることができる。
また、微細孔55は、ろ過フィルター36に形成した各通気孔より開口孔面積を大きくすることで、ろ過フィルター36を通過した細塵はろ過フィルター36に設けた孔より小さいため、微細孔55をろ過フィルター36の孔より大きくすることで微細孔55への細塵の張り付きや目詰まりを防ぐことができる。
微細孔55は、細塵の塊を防ぎ、気流を整流化するために構成しているものである。ま
た、略円錐部品54の代用としては、樹脂や金属製の格子網を用いても良い。また、微細孔55ではなく、縦長や横長のいわゆる長方形状スリット形状、楕円形状、長穴形状の開口部でもよく、細塵の塊での流入を防ぎ、細塵を含んだ気流を整流化できればよいものであり、本発明はこれに限定するものではない。
第2遠心分離部56は、ろ過フィルター36の全周からろ過フィルター36外周の外周吸引通路41を通り、第1分離部33の上方に位置し、第1分離部33を通過した空気に含まれる細塵を分離する複数の旋回筒部58を有している。
第2遠心分離部56と、第2遠心分離部56の下方には、分離した細塵を溜める細塵収容部57と備え、細塵収容部57は、第2遠心分離部56とケース上部37との間で構成されている。
細塵収容部57の底板は、上下に可動可能な可動板68で構成されており、第2遠心分離部56で分離された細塵が落下した際に可動板68の外周部付近から堆積していくように角度がついた略円錐形状で設けてある。
また、可動板68の中心部には、第2遠心分離部56と略円錐部品54を連通し上蓋18と同列に位置している押しボタン22aと締結した駆動軸68aがネジ(図示せず)等で締結されている。
押しボタン22aを押し下げることで、駆動軸68aが下がり、可動板68も下がることで細塵収容部57に堆積した細塵は、下方にある第1分離部33の中空部40に落下する。可動板68はパッキン68cによって第1分離部33と細塵収容部57と気密性を保持できるよう空間が分けられている。
ろ過フィルター36を通過したろ過フィルター36面に構成した無数の通気孔(図示せず)より小さい比較的細かい塵埃の細塵は、ろ過フィルター36を通過したあと略円錐部品54の側壁に設けられた複数の微細孔55を通過する際に側壁54aに衝突し、微細孔55を通る際には偏りなく空気と流れることができる。
そして、第1分離部33に連通され、第1分離部33の上方に位置した細塵と空気を旋回気流から発生する遠心力により分離する複数の旋回筒部58を有した第2遠心分離部56で分離され、第2遠心分離部56の下方に細塵を溜めるカップ状ケースの細塵収容部57に堆積して溜まる。
細塵収容部57に溜められた細塵は、押しボタン22aを押し下げることで駆動軸68aが下がり、可動板68も下がることで、細塵収容部57に堆積した細塵は、下方にある第1分離部33の中空部40に落下するので、粗塵と細塵が別々に保存され、別々のタイミングで捨てることが可能である。これにより、粗塵と細塵が混ざり合い発生する細塵の舞い上がりによる人や衣服への付着やゴミ箱周囲の汚れを抑えることができる。
第2遠心分離部56を通過した塵埃を含まない空気は、旋回筒部58内部に突き出した遠心分離部蓋61の円筒部60から流出し、上蓋18に形成した排気口20を通過し、フィルター部15を通過して電動送風機7の吸引口14へ吸引され、掃除機本体1の外に排気される。
集塵装置8より塵埃を外部に排出するには、押しボタン22aを押し下げることで駆動軸68aが下がり、可動板68が下がり、細塵収容部57に堆積した細塵は、下方にある第1分離部33の中空部40に落下する。
操作レバー32を下方に摺動することにより、底蓋19に設けた係止部30が動作して集塵容器17との係止が解除され、底蓋19が開放することで、集塵容器17下方の粗塵収容部38や細塵収容部57に蓄積した塵埃を集塵装置8の外部へ排出される。
尚、本実施の形態では、塵埃を排出する動作を押しボタン22aを押した後に操作レバー32を下方に動かし、底蓋19を開放したが、押しボタン22aを引き上げて可動板68を引き上げる構成や押しボタン22aを回転させ、可動板68を回転させる構成、押しボタン22aの操作押しや引き上げで可動板68を回転させる構成でもよい。
また、本実施の形態における可動板68は、上下に可動する構成ではあるが可動板68上に溜まった細塵が落ちやすくするために、可動板68を押しボタン22a、駆動軸68aと連動し旋回することで遠心力により細塵を落下させる方法や、駆動軸68aを上下に動かすことで可動板68に振動を与え、(例えば駆動軸68aに溝(図示せず)を構成して溝を通過する際に振動を起こす等)可動板68から細塵を落としやすくする方法もあり、本発明はこの順序や方法に限定するものではない。
また、排出方法も、細塵が少量の場合は、押しボタン22aを押し下げない状態で、操作レバー32を可動し粗塵のみを塵埃を排出すればよい。また、細塵を粗塵の混ざりによる舞い上がりを減らすために、操作レバー32を操作して粗塵を排出した後に押しボタン22aを押し下げ細塵を排出することも可能である。
尚、本実施の形態では、旋回部59に設けた旋回筒部58を8個設けた例で説明したが、8個に限定されるものでなく、複数個設けてあれば同様な効果が得られるものである。
尚、集塵装置8では、基本的にすべての塵埃をろ過分離と遠心分離して捕集することができるが、電動送風機7の起動時や運転終了時などの流入空気量が不安定な状態である場合に、集塵装置8でろ過分離と遠心分離しきれなかった塵埃を含んだ空気が一部、電動送風機7に吸い込まれるのを防止するためにフィルター部15を設けている。
またフィルター部15の濾材としてHEPAフィルターなどを採用することで、より集塵捕集性能を高め、清浄な空気の排気を実現することができる。
以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、吸込まれた塵埃が円錐台振り子状に旋回動作するように、集塵部の形状と気流を構成したことによって、塵埃が互いに絡まり合い、また、髪の毛/糸くずが巻きつくことで、マリモのような塊となり、塵埃を捨てる際、塵埃がバラけて拡がって落ちることを抑えることができ、塵の舞い散りもなく簡単に排出処理が行えるようになり、家庭用の電気掃除機だけでなく、業務用電気掃除機などさまざま種類の電気掃除機に使用することが可能となる。
1 掃除機本体
2 吸入口
3 ホース
4 接続パイプ
5 延長管
6 吸込具
7 電動送風機
8 集塵装置
9 下枠体
10 上枠体
11 キャスター
12 車輪
13 電動送風機ケース
14 吸引口
15 フィルター部
16 フィルターケース
17 集塵容器
18 上蓋
19 底蓋
20 排気口
21、54a 側壁
22 把手部
22a 押しボタン
23 把手部おさえ
24 飾り板
25 尾錠
26 吸気口
27 お手入れブラシ
28 ブラシ保持部
29 ヒンジ部
30 係止部
31 底蓋パッキン
32 操作レバー
33 第1分離部
34 内筒枠
36 ろ過フィルター
37 ケース上部
38 粗塵収容部
39 中空円筒
40 中空部
41 外周吸引通路
42 傾斜面
44 第2中空円筒
54 略円錐部品
54b 1つ孔
55 微細孔(孔)
56 第2遠心分離部
57 細塵収容部
58 旋回筒部
59 旋回部
60、60a、60b 円筒部
61 遠心分離部蓋
62 分流穴
63 上部切欠き口
64 螺旋状傾斜部
65 流入口
68 可動板
68a 駆動軸
68b 傾斜部
68c パッキン
76 整流リブ
77 移送部パッキン
85 空間
100 電気掃除機

Claims (3)

  1. 電動送風機を収容した掃除機本体と、前記掃除機本体に着脱可能に設けられ、前記電動送風機により吸引される空気に含まれる塵埃を分離して捕集する集塵装置とを備え、前記集塵装置は、前記空気を吸引する吸気口を有し、前記吸気口から吸引した前記空気に旋回気流を生じさせるケース上部と、前記ケース上部の下方に配置され、内部に略円筒形状のろ過フィルターを有するとともに前記ろ過フィルターの外周方向に外周吸引通路を有した内筒枠よりなる第1分離部と、前記第1分離部の下方に前記第1分離部と連通した状態で配置され、内部が前記ろ過フィルターと連通し、下端には略逆円錐台状の傾斜面を設けたカップ状の粗塵収容部と、前記第1分離部に連通され、前記第1分離部の上方に位置し、前記第1分離部を通過した空気に含まれる細塵を分離する複数の旋回筒部を有する第2遠心分離部と、前記第2遠心分離部の下方に位置し分離された細塵を溜める細塵収容部とを備え、前記第1分離部の下流側と前記第2遠心分離部の上流側の間に、空気を整流化するために側壁に少なくともの1つの孔を有する略円錐部品を設けたことを特徴とした電気掃除機。
  2. 略円錐部品の側壁に複数の孔を設けた請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 略円錐部品の複数の孔の各孔を、ろ過フィルターの通気孔の各孔より大きい開口面積で構成した請求項2に記載の電気掃除機。
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