JP2005000331A - 電気掃除機 - Google Patents

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Shoji Hayashi
正二 林
Koji Iwase
幸司 岩瀬
Tadashi Kitagawa
直史 北川
Susumu Sato
佐藤  進
Kyoichi Sugano
恭一 菅野
Shigehiko Suzuki
成彦 鈴木
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Abstract

【課題】小型で取り扱い易いサイクロン分離式の集塵部を備えた電気掃除機を実現する。
【解決手段】塵埃を遠心分離して捕捉するサイクロン分離筒104と第1の補助フィルター106を内部に有する集塵ケース105を着脱可能に並べて掃除機本体1の下ケース101に装着し、内筒131は筒部134と、この筒部134に螺旋状に巻き付いた隔壁132と、入口管115と前記筒部134を結ぶ案内壁137とで構成し、前記内筒の外壁139と前記サイクロン分離筒131の外筒135の間に、前記隔壁132が螺旋状に変化している部分に隙間147を設け、サイクロン分離筒104の排気と集塵ケース105の排気を合わせて、電動送風機に流入させた。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な電気掃除機は、吸口から吸い込んだ含塵空気を掃除機本体に導き、この掃除機本体内の集塵部を通して除塵し、除塵によって清浄になった空気を掃除機本体外に排気する構成である。集塵部は、紙フィルターによる濾過によって塵埃を捕捉して除塵し、または、サイクロン分離筒による遠心分離によって塵埃を捕捉して除塵する構成である。
【0003】
サイクロン分離式の集塵部を備えた電気掃除機は、特開2001−29288号公報に記載されている。この電気掃除機における集塵部は、1つのサイクロン分離筒による遠心分離によって塵埃を捕捉して除塵する構成である。
【0004】
また、電気掃除機におけるサイクロン分離式の集塵部として、特表平10−511880号公報に記載された塵埃分離装置は、サイクロン分離筒を外側分離筒と内側分離筒の2重構造に構成し、外側分離筒内で粗大塵を遠心分離して除塵し、内側分離筒内で微細塵を遠心分離して除塵することを提案している。
【特許文献1】
特開2001−29288号公報
【特許文献2】
特表平10−511880号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一般家庭で使用する電気掃除機は、小型で取り扱い易いことが重要であり、集塵部の小型化と捕捉した塵埃廃棄操作の簡易化が必要である。
【0006】
1つのサイクロン分離筒によって塵埃を捕捉する集塵部は、粗大塵と微細塵を一緒に捕捉しているので、捕捉塵埃を廃棄するときに微細塵が飛散し易く、塵埃廃棄操作が面倒である。また、塵埃捕捉(集塵=除塵)性能を高めようとすると、サイクロン分離筒が長くなって大型化してしまう。
【0007】
内外2重分離筒構造のサイクロン分離式の塵埃分離装置(集塵部)は、外側分離筒と内側分離筒を一体的に組み合わせた構成であることから、小型で取り扱い易い形態に構成することが困難である。一般的な家庭における使用では、粗大塵が多量に捕捉されて該粗大塵を廃棄するための操作頻度が高くなるが、内外2重分離筒構造の集塵部は、粗大塵を捕捉している外側分離筒のみを取り出して該粗大塵のみを廃棄操作することができない。
【0008】
本発明の1つの目的は、小型で取り扱い易いサイクロン分離式の集塵部を備えた電気掃除機を提案することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、小型で塵埃捕捉(集塵)性能が高いサイクロン分離式の集塵部を備えた電気掃除機を提案することにある。
【0010】
本発明の更に他の目的は、捕捉した微細塵を飛散しないように確実に保持しておくことができるサイクロン分離式の集塵部を備えた電気掃除機を提案することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、含塵空気から塵埃を分離する分離室の下部に、含塵空気を流し入れる入口部と、分離室の上部に、分離室の側面に置いた集塵ケースに至る連通口とを設けた電気掃除機において、この分離室の内部に下から上への流れを形成する案内板を設け、この案内板の外周側と前記分離室との間に隙間を設けたことを特徴とする。
【0012】
また、サイクロン分離筒の下部に含塵空気を流し入れる入口部と、このサイクロン分離筒の上部に、サイクロン分離筒の側面に置いた集塵ケースに至る連通口とを設けた電気掃除機において、このサイクロン分離筒の内部に設けた内筒の筒部に、該内筒の根元側から先端側へ螺旋状の隔壁を設け、前記内筒の外壁と前記サイクロン分離筒の外筒との間に、前記隔壁が螺旋状に変化している部分に隙間を設けたことを特徴とする。
【0013】
また、前記内筒の外壁と、前記サイクロン分離筒の外筒との間に設けた隙間を下流側に行くに従って、拡大したことを特徴とする。
【0014】
含塵空気を遠心分離により除塵するサイクロン分離筒の下部に、含塵空気を流し入れる入口部と、このサイクロン分離筒の上部に、サイクロン分離筒の側面に置いた集塵ケースに至る連通口とを設けた電気掃除機において、このサイクロン分離筒の内部に設けた内筒の筒部に、螺旋状の隔壁を設け、前記内筒の筒部は、前記隔壁が螺旋状に変化している部分より下側まで延びていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態を示す電気掃除機の外観斜視図である。図2は、この掃除機本体の斜視図である。図3は、この掃除機本体の上蓋を開いた状態を示す斜視図である。図4は、この掃除機本体の集塵ケースを取り除いた状態を示す斜視図である。図5は、この掃除機本体の集塵ケースとサイクロン分離筒を取り除いた状態を示す斜視図である。図6は、上蓋と上ケースを取り除いた横平面図である。図7は、この掃除機本体内の空気の流れを示す模式図である。
【0016】
この実施の形態における電気掃除機は、図1に示すように、掃除機本体1とホース2と手元操作管3と伸縮継ぎ手管4と吸口5を備え、掃除機本体1と手元操作管3をホース2で接続し、この手元操作管3に伸縮継ぎ手管4を介して吸口5を接続して使用する。
【0017】
掃除機本体1は、電動送風機(後述する)を内蔵し、この電動送風機の吸気力によって吸口5から吸気することによって該吸気流に乗せて塵埃を吸い込み、吸い込んだ含塵空気を伸縮継ぎ手管4と手元操作管3とホース2を介して掃除機本体1に吸い込ませ、サイクロン分離式の集塵部(後述する)で除塵(集塵)した後に機外に排気する。
【0018】
掃除機本体1は、図2から図6に示すように、下ケース101と上蓋102の間にサイクロン分離筒104と集塵ケース105を着脱可能に装着し、下ケース101と上ケース150の間に第2の補助フィルター112と電動送風機107とコードリール110とを内蔵する。
【0019】
この掃除機本体1は含塵空気をホース2を介して、図7に示すように、入口管115より、サイクロン分離筒104に流し入れて旋回させることにより遠心分離作用で塵埃を分離して、上部の連通口117を通して集塵ケース105に塵埃を搬送し、サイクロン分離筒104からの排気は内筒131を通って、サイクロン分離筒104の下部に設けた排気口120に排気される。また、一部の空気は集塵ケース105に流れ込み、第1の補助フィルター106によって塵埃を捕捉する。集塵ケース105の排気は第1の補助フィルター106の後方のサイクロン部流出口146から第2の補助フィルター112を通って電動送風機107に吸込ませる。この時サイクロン分離筒104からの排気も前記排気口120から連絡通路145を通過し、前記サイクロン部流出口146を流出し、前記集塵ケース105の排気と合せて電動送風機107に吸込ませる。この電動送風機107からの排気はフィルター108を介して、一部は排気流路(図示せず)を介し、一部はコードリール110に流してこれらを冷却し、その後に機外に放出される。
【0020】
下ケース101は、この掃除機本体1を床面に走行させるための走行車輪208と案内車輪(図示せず)を備え、サイクロン分離筒104と集塵ケース105を独立して着脱可能に並べて縦置きに装着し、更に、第2の補助フィルター112を並べて設置する。
【0021】
上蓋102は、上ケース150の上側後部に転回可能に取り付け、閉じた状態でサイクロン分離筒104の入口管115とホース接続口部116とが気密状態に当接し、サイクロン分離筒104の連通口117と集塵ケース105の上部開口118とが気密状態に当接するように付勢し、また、サイクロン分離筒104の下部の排気口120と集塵ケース105の下部に設けた連絡通路145とが気密状態に当接し、サイクロン部流出口146と第2の補助フィルター112が収納されるフィルターケース113との間を気密状態に当接するように付勢する。サイクロン分離筒104の軸方向は鉛直方向を向いているが、鉛直方向でなく斜め方向に傾いていてもかまわない。
【0022】
集塵ケース105の上部の取っ手123を持って、集塵ケース105を取り出すことができ、集塵ケース105内の第1の補助フィルター106を開けることによって、集塵ケース105内の塵埃を廃棄する。
【0023】
さらに、サイクロン分離筒104の内部が汚れた場合には、上部の取っ手125を持って、下ケース101から持ち上げ、サイクロン分離筒104を分解して清掃することができる。
【0024】
ここで、サイクロン分離筒104の内表面や、集塵ケース105の内表面に、クリヤー系UV硬化型コーティング処理をしている。このため、前記サイクロン分離筒104内に塵埃が流入し、塵埃が遠心分離され、前記集塵ケース105に流入する際に、このサイクロン分離筒104内の表面や、集塵ケースの内面に塵埃が衝突し、こすれた場合でも、表面に傷が入りにくく、汚れを付着しにくくするととともに耐擦性,耐汚染性を向上させることができる。このため、サイクロン分離筒104の外筒135や、集塵ケース105を透明のプラスチック材で製作した場合でも、塵埃のたまり具合を目視で確認することができる。
【0025】
また、サイクロン分離筒104や、集塵ケース105を帯電防止樹脂剤を用いて成形したり、表面に帯電防止剤を塗布することにより、前記サイクロン分離筒104や、集塵ケース105に塵埃が付着しにくくなり、清掃回数を減らすことができる。
【0026】
次に、図6を参照して、電気掃除機本体1内部の配置について説明する。図6は上ケース150と上蓋102を取り外した状態の平面図である。ホース接続口部116は上方から見て本体1の幅方向の中央にあり、かつ、前記本体1の前面に配置している。サイクロン分離筒104の中心軸は幅方向の中央からずらして位置し、サイクロン分離筒104の略接線方向に空気を流入させる入口管115とホース接続口部116が直線状になるように配置されている。また、集塵ケース105はサイクロン分離筒104の中心軸とは幅方向の反対側に設置される。同様に、電動送風機107はサイクロン分離筒104の中心軸とは幅方向の反対側に設置され、その前面には第2の補助フィルター112が設けられている。コードリール110は電動送風機107の横に設置され、幅方向でサイクロン分離筒104の中心軸を同じ方向に設置されている。
【0027】
このように配置したことで、本体の長さを短くでき、小型軽量を達成できる。また、サイクロン分離筒104の入口部分に曲りなどを設ける必要が無いため、損失を小さくできる効果が得られる。
【0028】
ここで、前記サイクロン分離筒104で遠心分離された塵埃が連通口117を通じてサイクロン分離筒104から流出する方向は、サイクロン分離筒104内での旋回方向で、かつ、サイクロン分離筒104の接線方向である。このため、本実施の形態では、サイクロン分離筒104の連通口117と、この連通口117と連通する集塵ケース105の上部開口118の両者を、前記集塵ケース105内の開閉する第1の補助フィルター106から最も離れた電気掃除機本体1の前面側(ホース接続口部116側)に配置することができる。ここで、サイクロン分離筒104で遠心分離された塵埃は、開閉する第1の補助フィルター106付近から堆積し、サイクロン分離筒104の連通口117と、この連通口117と連通する集塵ケース105の上部開口118側へと、順に堆積していくので、前記集塵ケース105に塵埃が充填されるまで、塵埃が前記連通口117と前記上部開口118を塞ぎにくい。つまり、前記集塵ケース105の容積を有効利用することができる。
【0029】
ここで、サイクロン分離筒104と集塵ケース105の詳細について、図8から図17を参照して説明する。図8はサイクロン分離筒104の外観斜視図、図9は集塵ケース105の外観斜視図、図10は図6のA−A断面図、図11はサイクロン分離筒104の入口管部分を含む断面図、図12はサイクロン分離筒104と集塵ケース105の連通口117を含む断面図、図13は集塵ケース105を排気側から見たときの側面図、図14は内筒131を上側から見た斜視図である。図15は、内筒131を下側から見た斜視図である。図16は、内筒131の案内壁137形状を示す図である。図17は、サイクロン分離筒104と集塵ケース105を一体にした場合の外観斜視図である。
【0030】
サイクロン分離筒104の外筒135にはその空気取り入れ口である入口管115が、このサイクロン分離筒104の中心軸方向長さの中央より下部に設けられ、略円筒形をなすサイクロン分離筒104の略接線方向に空気が入るように設置されている。サイクロン分離筒104の中央より上部に連通口117が設けられ、集塵ケース105に塵埃とともに空気を流入させる。サイクロン分離筒104の下部には内筒131が設けられ、下部の排気口120につながっている。ここで、内筒131にネジなどで内筒キャップ152を取り付け、排気口120と連絡通路145間は弾性シール部材153を介し、外筒135と内筒131は弾性シール部材151を介して取り付ければ気密を取り易い。内筒131は筒部134と、この筒部134に螺旋状に巻き付いた隔壁132と、入口管115と前記筒部134を結ぶ案内壁137と、前記隔壁132の外周側に配置した外壁139で構成され、筒部134には網フィルター133として樹脂繊維性の網を筒部134と一体にインサート成形により構成している。
【0031】
網フィルター133は図11に示すように、側面の円筒部分に構成してもよく、また、筒部の上平面と側面の円筒部分を合せて構成してもかまわない。ここでは、前記網フィルター133による内筒131の開口部は、前記内筒131の側面の円筒部分全周に設けるのではなく、前記入口管115付近のおよそ90度程度は、前記開口部を設けていない。このため、前記入口管115から髪の毛などの細い塵埃が流入しても、前記網フィルター133に直接当たることを防げ、刺さったりして絡み付くことを防ぐことができる。さらに、前記入口管115から針などの尖った塵埃が流入した場合にも、前記網フィルター133に直接当たることが無いので、前記網フィルター133が破れ、塵埃が流出することを防げる。
【0032】
また、網フィルター133は前記内筒131の内向きに力を受けるので、前記網フィルターの内径側に内筒のリブ136を設ければ良い。ここで、網フィルター133に帯電防止処理を施すと、前記網フィルター133に付着した塵埃が離れやすく、清掃が容易にできる。また、前記網フィルター133に撥水処理を行えば、前記内筒131を水洗いした場合の清掃性が向上する。
【0033】
ここで、内筒131の筒部134が、この筒部134に螺旋状に巻き付いた隔壁132よりも下側まで延びている。このため、網フィルター133を前記筒部134と一体にインサート成形により構成する場合、前記網フィルター133の部材の形状は略長方形とすればよい。このようにすることで、前記筒部134の周方向に一様に前記網フィルター133を構成する部材があるため、成形時に前記筒部134が変形しにくい。また、前記網フィルター133の部材の形状を略長方形にできるので、この部材の材料取りがよくなる。
【0034】
さらに、内筒131の筒部134が、この筒部134に螺旋状に巻き付いた隔壁132よりも下側まで延びているため、網フィルター133を通過して、前記筒部134から排気口120へと流れる空気流の全てが、前記網フィルター133を通過するまで、流路に急拡大分が無いので、空気流は急激な減速を起こさないため、空気流の流れ方向に逆らった逆圧力勾配を生じにくい。つまり、空気流の下流側である前記筒部131内側から、この空気流の上流側である前記内筒131の外側へと該空気流は逆流しにくいので、空気流の剥離を抑制でき、前記筒部134から前記排気口120へと流れる空気流の損失が増加するのを防げる。
【0035】
なお、内筒131の筒部134が、この筒部134に螺旋状に巻き付いた隔壁132より外筒135と反対側に延長され、この筒部134の円筒部分に網フィルター133を設けた構成とすれば、含塵空気をサイクロン分離筒104の上から下に流し入れたり、サイクロン分離筒104を横置きにし、旋回流の中心軸が略水平方向に配置した場合でも同様の効果が選られる。
【0036】
また、サイクロン分離筒104の外筒135にはその空気取り入れ口である入口管115が、このサイクロン分離筒104の中心軸方向長さの中央より下部に設けられているので、前記入口管115に連通するホース接続口部116も、サイクロン分離筒104の中心軸方向長さの中央より下部に配置することができる。このため、前記ホース接続口部116は、掃除機本体1の下部に配置することができるので、前記掃除機本体1を、前記ホース2を介して手元操作管3で引き回した場合、前記掃除機本体1が転倒しにくく、安定して引き回す事ができる。
【0037】
さらに、前記ホース接続口部116を前記掃除機本体1の下側に配置できるので、上蓋102に前記ホース接続口部116を配置する必要が無く、集塵ケース105や、サイクロン分離筒104を前記掃除機本体1から取出す時に、前記ホース2を取り付けたままでも容易に、前記上蓋102を開閉することができる。
【0038】
ここで、前記内筒131の隔壁132は、サイクロン分離筒104内の空気の流れを上方に持上げるように、巻き開始位置138から螺旋状に上方に持ち上がっている。このため、入口管115からサイクロン分離筒104に流入した塵埃は、この螺旋状の隔壁132に沿って上昇するとともに、前記サイクロン分離筒104内を旋回し、遠心分離され、連通口117、上部開口118通じ、集塵ケース105へと搬送される。このように、前記隔壁132を螺旋状に上方に持上げているので、塵埃は前記サイクロン分離筒104内を上昇する強い作用を与えられ、DCコードレス掃除機などの毎分1立方メートル以下の低風量で動作する掃除機でも、塵埃を集塵ケース105へ搬送することが可能である。ここでは、サイクロン分離筒104の軸方向は水平方向ではないので、上述の低風量時に、前記サイクロン分離筒104内に流入した比重の大きい塵埃が旋回の途中で、旋回できずに落下し、サイクロン分離筒104に何度も衝突することを防げ、サイクロン分離筒104の傷つきや、破損を防ぐことができる。なお、巻き開始位置138は、案内壁137付近から設けてもかまわない。
【0039】
ここで、サイクロン分離筒104の内部に設けた内筒131の筒部134に、該内筒131の根元側から先端側へ螺旋状の隔壁132を設け、前記内筒131の外壁139と前記サイクロン分離筒131の外筒135の間に、前記隔壁132が螺旋状に変化している部分に隙間147を設けている。この隙間147は前記外筒135の半径方向に5mm程度の間隔を有している。このため、掃除機運転中は前記サイクロン分離筒104内に旋回流があり、前記隙間147内にも旋回流が生じており、前記外壁139と前記外筒135の間の前記隙間147にゴミが侵入したとしても、この隙間147にゴミはたまりにくく、集塵ケース105へと搬送される。
【0040】
また、この隙間147を設けておくと、外筒135と内筒131の外壁139間をシールする弾性シール部材151は、螺旋状の隔壁132に沿う必要はなく、略円筒のシール面を構成すればよいので気密をとりやすい。このため、掃除機の真空度の低下を防げ、吸い込み仕事率の向上につながる。さらに、前記弾性シール部材151は、略円筒面を構成すればよいので、シール面の長さを短くすることができ、内筒131をサイクロン分離筒104から取り外し易いため、前記内筒131を取り外してメンテナンスし易い。なお、シール部材151とシール部材153は一体で構成することもでき、一体で構成した場合は成形を一度で行え、組立ての手間も省略できる。
【0041】
さらに、前記隙間147を空気流の下流側であるサイクロン分離筒104の上方に行くに従って拡大すれば、この隙間147にゴミがつまりにくくすることができる。また、前記隙間147にゴミが詰まった場合でも前記内筒131をサイクロン分離筒104から容易に取り外す事ができるので、詰まったゴミを容易に取り除きやすい。
【0042】
なお、案内壁137の形状は、入口管115の幅が内筒131の筒部134の外半径と外筒135の内半径の差(筒部134と外筒135の間の隙間)より大きい場合は、図15(a)に示すように、流れの上流側から小さい円弧137aと、この円弧137と前記筒部134と接する直線部137bとを用いて、前記入口管115と前記案内壁137と前記筒部134が滑らかに接続されるようにする。あるいは、図15(b)に示すように、流れの上流側から入口管115に沿った直線部137cと、この直線部137cと筒部134に接するような円弧137dとを用いて、前記入口管115と前記案内壁137と前記筒部134が滑らかに接続されるようにする。さらに、入口管115の幅が筒部134と外筒135の間の隙間より小さい場合は、図15(c)に示すように、流れの上流側から小さい円弧137eと、この円弧137と前記筒部134と接する直線部137fとを用いて、前記入口管115と前記案内壁137と前記筒部134が滑らかに接続されるようにする。以上のような案内壁137形状にすると、入口管115から流入した流れは、内筒131の筒部134付近で乱れにくく、流れの剥離や逆流による損失を低減することができる。
【0043】
なお、案内壁137の高さHは、入口管115の高さLよりも大きくすれば、入口管115から流入した空気流れと、サイクロン分離筒104内を旋回した空気流れが、干渉や、混合しにくく、これらに付随する乱れを防ぐとともに、流入時の急拡大も防げ、損失を低減することができる。
【0044】
ここで、図には示さないが、螺旋状の隔壁132の勾配が一定でない構成にし、内筒131の排気口120付近までの勾配を大きくすれば、この排気口120の高さ方向寸法を大きくすることができ、この排気口120の面積を大きくすることができ、流速を低減できるため、通気損失を低減することができる。
【0045】
また、入口管115の断面形状を周囲の角が取れた略長方形の形状とすれば、入口管115からサイクロン分離筒104に空気流れが流入する際、外筒135の壁と内筒131の隔壁132に沿って流入できるので、円形断面の入口管115の場合に比べて、サイクロン分離筒104に流入する際の急拡大による流れの損失を低減できる。このように、入口管115の断面形状を略長方形の形状とした場合、ホース2の接続部2aの断面形状をホース側の円形から、入口管115の断面形状である略長方形の形状へと緩やかに形状変化することにより、流れの剥離などによる損失を抑えて、サイクロン分離筒104に流れを流入することができる。
【0046】
サイクロン分離筒104は外筒135と、排気口120を形成する内筒131と内筒キャップ152からなる部材とに分離され、それぞれが着脱自在に嵌着し、それぞれの部材は気密を保って当接している。なお、気密状態の当接を実現するために、当接部間には弾性シール部材151や弾性シール部材153を介在させると良い。サイクロン分離筒104の清掃は、外筒135と、排気口120を形成する内筒131と内筒キャップ152からなる部材を分離して行うことにより可能である。
【0047】
集塵ケース105には、サイクロン分離筒104の連通口117に対向する位置に上部開口118が設けられ、両者は気密状態を保って当接している。集塵ケース105の排気側には、フィルター枠140に取り付けられた第1の補助フィルター106が設けられている。フィルター枠140はその両面が開口となっていて、下部に設けた軸部を中心として回動するように設けられ、フィルター枠140が閉まったときには、集塵ケース105の本ケース141とフィルター枠140は気密状態を保って当接している。
【0048】
ゴミ捨て時には、集塵ケース105上部の取っ手123を持って、集塵ケース105を持ち上げ、フィルター枠140を止めているクランプ部と一体になっているレバー142を押して、フィルター枠140を開いて行う。第1の補助フィルター106の清掃は、フィルター枠140から第1の補助フィルター106を取り出して洗うなどして行うことができる。
【0049】
第1の補助フィルター106は発泡性の洗える素材のウレタンでできたスポンジ、あるいは、洗える不織布、あるいは、洗える濾紙材などを用いるのが望ましい。
【0050】
第1の補助フィルター106や、第2の補助フィルター112に帯電防止処理を施すと、第1の補助フィルター106や、前記第2の補助フィルター112に付着した塵埃が離れやすく、清掃が容易にできる。
【0051】
集塵ケース105の下部には連絡通路145とサイクロン部流出口146が一体に設けられている。従って、この集塵ケース105は、本ケース141と連絡通路145とフィルター枠140の下部の部分のサイクロン部流出口146とに分けられるが、両者の接合する部分は気密を保って当接するようになっている。また、サイクロン分離筒104の排気口120とも気密を保って当接している。
【0052】
フィルター枠140は電動送風機107の前に設けられた第2の補助フィルター112を収納するフィルターケース113とも気密を保って当接している。以上説明してきた、気密状態の当接を実現するために、当接部間には弾性シール部材を介在させると良い。
【0053】
このように構成した掃除機本体1は、電動送風機107を運転すると、その吸気力によって、サイクロン分離筒104の入口管115から該サイクロン分離筒104内に含塵空気が流入して該サイクロン分離筒104内で旋回することにより塵埃を遠心分離して該サイクロン分離筒104内の上の方に持ち上げ、集塵ケース105側に搬送する。除塵された空気は、サイクロン分離筒104の内筒131から網フィルター133を通って排気口120に流れ出る。この網フィルター133は、繊維塵や、紙などの塵埃が吹き抜けるのを防止するように機能する。
【0054】
排気口120からの空気は連絡通路145、サイクロン部流出口146を介して、第2の補助フィルター112へと流れる。
【0055】
サイクロン分離筒104の連通口117からの塵埃を含んだ空気は集塵ケース105の上部に設けられた上部開口118より集塵ケース105に流入し、第1の補助フィルター106で空気中の塵埃がせき止められ、第1の補助フィルター106の手前で堆積していく。該第1の補助フィルター106を通過した空気は第2の補助フィルター112側に流れていく。
【0056】
第1の補助フィルター106の除塵性能はそのフィルター材の能力で決定されるが、μmオーダーの塵埃までを分離できる能力を持たせると良い。しかし、除塵能力を高くしすぎると目詰まりも早くなり易いので、全体の除塵能力との兼ね合いで決定するのが望ましい。
【0057】
掃除機本体1内に入ってきた塵埃は、そのほとんどが集塵ケース105内に溜められるので、ごみ捨ては集塵ケース105を掃除機本体1からとり取り出して除塵すれば良い。ごみ捨ては集塵ケース105より塵埃があふれないうちに行うのが望ましい。このため、集塵ケース105には、図9に示すように上部開口118に対抗する位置にごみ捨てライン155を設けておき、使用者がこれを参考にごみ捨てを行えるようにしている。ごみ捨てライン155は、水平あるいは鉛直を向いているのではなく、集塵ケース105内にごみが溜まっていく時には、上部開口118に近接した部分が最後にごみで埋まるので、ごみのたまり具合から斜めに傾斜して設定している。
【0058】
なお、本実施の形態では、掃除機本体1内の空気の流れを図7に示すように2つの経路に分けているので、集塵ケース105内の塵埃には空気の流れ方向に圧力差を生じ、この圧力差によって塵埃が常時圧縮される。この圧力差は、溜められた塵埃が多くなるほど大きくなるので、塵埃が多くなればなるほど圧縮量が多くなるという特徴を併せ持っている。集塵ケース105内の塵埃は、第1の補助フィルター106の手前で層状に堆積していき、かつ微細な粉塵も一緒に堆積していく。このため、繊維塵の間に粉塵がまぎれ込んでいくので、ごみ捨て時に粉塵が舞い上がりにくくなるという効果も得られる。
【0059】
さらに、サイクロン分離筒104の排気口120を通過する空気風量が、集塵ケース105を空気が通過しないときに比べて、少なくなるので、サイクロン分離筒104の通気抵抗を小さくできる。従って、掃除機の吸込仕事率をより大きくすることができるという特徴を持っている。
【0060】
また、サイクロン分離筒104内で、サイクロン分離筒104の入口管115から該サイクロン分離筒104内に含塵空気が流入して該サイクロン分離筒104内で旋回することにより塵埃を遠心分離して該サイクロン分離筒104内の上の方に持ち上げ、集塵ケース105側に搬送する。この際、前記サイクロン分離筒104から、前記集塵ケース105を通じて第1の補助フィルター106から排気される空気の流れが有るため、前記サイクロン分離筒104で遠心分離された塵埃は、前記集塵ケース105側へ流入しやすくなり、塵埃は前記集塵ケース105側へ瞬間分離されるので、捕塵効率を高くできる。
【0061】
さらに、前記サイクロン分離筒104で遠心分離され、前記集塵ケース105側へ搬送された塵埃は、前記サイクロン分離筒104へ逆流しにくいので、前記集塵ケース105側へ搬送された塵埃が再飛散すること無く、捕塵効率を高くすることができる。
【0062】
さらに、内筒131の網フィルター133に塵埃が付着した場合には、サイクロン分離筒104から除塵した空気を排気する排気口120から排気される空気風量が減少するため、第1の補助フィルター106を通過した前記集塵ケース105からの排気口である集塵ケース排気口144の空気風量が増加する。このため、前記内筒131の前記網フィルター133に付着した塵埃は、集塵ケース105に搬送されるという特徴をもつ。
【0063】
また、前記集塵ケース105から、第1の補助フィルター106を通過した前記集塵ケース105からの排気口である集塵ケース排気口144の断面積を、サイクロン分離筒104から除塵した空気を排気する排気口120の断面積より大きくしている。このため、第1の補助フィルター106の断面積を大きくすることができ、前記第1の補助フィルター106を通過する空気の流速を小さくすることができる。このため、前記第1の補助フィルター106からの塵埃の吹き抜けを低減できる。さらに、前記第1の補助フィルター106を空気が通過する際の圧力損失を低減できるので、掃除機の吸込仕事率をより大きくすることができるという特徴を持っている。
【0064】
ここで、サイクロン分離筒104の連通口117の下流側端部119をR形状としたり、滑り性の良い(低摩擦係数)の部材を貼りつけたりし、前記下流側端部119での塵埃の引っかかりを防止することができる。また、前記下流側端部119の上方側を集塵ケース105からの排気口である第1の排気口144側に傾けた場合(連通口117の開口部を上方の方が広くした場合)、連通口117の下流側端部119に塵埃が引っかかったとしても、塵埃は前記下流側端部119の上方側へ移動し、この移動中にサイクロン分離筒104から集塵ケース105への空気の流れによって、前記連通口117の下流側端部119から引き剥がされやすくできる。
【0065】
また、集塵ケース105内に溜まる塵埃の量が増えると、集塵ケース105を通過するときの抵抗が増えるので、集塵ケース内を流れる流量が低下する。従って、臭いを発生させ易い塵埃が多いときにはその部分を通過する空気の量が減り、臭いを掃除機外に出しにくくなるという効果もある。
【0066】
また、連絡通路145,サイクロン部流出口146内が汚れたときも、集塵ケース105を取り出した状態で簡単に清掃することができる。
【0067】
また、サイクロン分離筒104の入口管115と内筒131を下に設けたので、上部にサイクロン分離筒104の連通口117と集塵ケース105の上部開口118を設けることができ、集塵ケース105に入った塵埃は、重力で下に落ちるので、サイクロン分離筒104へのこぼれを防止できる。
【0068】
また、集塵ケース105の上部開口118は、前記集塵ケース105の前方に配置しているので、掃除機本体1を立てて収納する時には、前記集塵ケース105の上部開口118は、前記集塵ケース105の上方に配置していることとなるので、前記集塵ケース105に入った塵埃が、前記サイクロン分離筒104へこぼれるのを防止できる。
【0069】
また、集塵ケース105をサイクロン分離筒104の側面に配置しているので、掃除機本体1の高さを高くすることなく、サイクロン分離筒104の長さ方向を長くできるので、旋回流によるごみの分離能力を高くできるという特徴を持っている。
【0070】
なお、入口管115付近に、電動送風機107が停止した場合に入口管115を塞ぎ、前記電動送風機107を運転した場合には、前記入口管115と前記サイクロン分離筒104を連通するように、前記サイクロン分離筒104内に配置した内筒131の案内壁137側へ回動する弁を設けてもかまわない。この場合、電動送風機107の運転を停止し、サイクロン分離筒104を取出した時の塵埃のこぼれを防止することができる。
【0071】
なお、図16に示すようにサイクロン分離筒104と集塵ケース105を一体に設けても良く、この場合、ゴミ捨て時に手で持つ質量は大きくなり、取り扱い性は低下するが、サイクロン分離筒104と集塵ケース105との間、排気口120と連絡通路145間が一体となって構成されるので、完全な気密が保たれるので、漏れなどによる損失の増加を抑えることができ、吸込仕事率をより高くすることができるとともに、塵埃の漏れやこぼれを抑制できる。
【0072】
また、連絡通路120、連絡通路145、および連絡口146を下ケース101と当接する別部材の部品で構成しても良いが、連絡通路内が汚れたときに簡単に清掃ができないという面はあるものの、全体の気密を保つ個所を減らすことができる。また、気密を保つ方向を上下方向でできるので、気密が保ち易い特徴を持たせることができる。
【0073】
なお、含塵空気から塵埃を分離する分離室をサイクロン分離筒104として、述べてきたが、前記分離室はサイクロン分離筒104に限らず、この分離室の下部に含塵空気を流し入れる入口部を設け、この分離室の上部に分離室の側面に置いた集塵ケースに至る連通口とを設け、この分離室の内部に下から上へと空気と塵埃を搬送する流れを形成する案内板を設けた電気掃除機とすれば、前記入口部に連通するホース接続口部も、前記分離室の高さ方向の中央より下部に配置することができる。このため、前記ホース接続口部は、掃除機本体の下部に配置することができるので、前記掃除機本体を、前記ホースを介して手元操作管で引き回した場合、前記掃除機本体が転倒しにくく、安定して引き回す事ができる。
【0074】
【発明の効果】
本発明は、上向きに旋回流を発生させるサイクロン分離筒と、この側面に内部にフィルターを有する集塵ケースを配置して、掃除機本体に装着したことにより、小型で取り扱い易いサイクロン分離式の集塵部を実現することができる。
【0075】
下側から空気を吸い込み、下側に排気するサイクロン分離筒と、排気の一部を集塵ケース内の下部に設けたフィルターに流すことにより、小型で塵埃捕捉(集塵)性能が高く、集塵容量の大きいサイクロン分離式の集塵部を実現することができる。
【0076】
内筒の隔壁を螺旋状に上方に持上げているので、低風量で動作する掃除機でも、塵埃は前記サイクロン分離筒内を上昇する強い作用を与えられ、塵埃を集塵ケースへ搬送することが可能である。ここで、内筒の筒部で急激な減速を起こさないため、空気流の流れ方向に逆らった逆圧力勾配を生じにくく、空気流の下流側である前記筒部の内側から、この空気流の上流側である前記筒部の外側へと該空気流は逆流しにくいので、空気流の剥離を抑制でき、損失が増加するのを防げる。
【0077】
さらに、内筒の外壁と外筒間に隙間があり、この隙間内にも旋回流が生じているので、前記外壁と前記外筒の間の前記隙間にゴミが侵入したとしても、この隙間にゴミはたまりにくく、集塵ケースへと搬送される。
【0078】
さらに、入口管からサイクロン分離筒へ流入した空気流れの、干渉や、混合による損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す電気掃除機の外観斜視図である。
【図2】図1に示した電気掃除機における掃除機本体の斜視図である。
【図3】図1に示した電気掃除機における掃除機本体の上蓋を開いた状態を示す斜視図である。
【図4】図1に示した電気掃除機における掃除機本体の上蓋を開いて、集塵ケースを取り外した状態を示す斜視図である。
【図5】図1に示した電気掃除機における掃除機本体内の上蓋を開いて、集塵ケースとサイクロン分離筒とを取り外した状態を示す斜視図である。
【図6】掃除機本体における上ケースと上蓋を取り外した状態を示す平面図である。
【図7】空気の流れを示す模式図である。
【図8】サイクロン分離筒104の外観斜視図である。
【図9】集塵ケース105の外観斜視図である。
【図10】図6のA−A断面を示す断面図である。
【図11】サイクロン分離筒104の入口管部分を含む断面図である。
【図12】サイクロン分離筒104と集塵ケース105の連通口117を含む断面図である。
【図13】集塵ケース105を排気側から見たときの側面図である。
【図14】内筒131を上面から見た斜視図である。
【図15】内筒131を下側から見た斜視図である。
【図16】内筒131の案内壁137形状を示す図である。
【図17】サイクロン分離筒104と集塵ケース105が一体となったときの外観斜視図である。
【符号の説明】
1…掃除機本体、101…下ケース、102…上蓋、103…集塵部、104…サイクロン分離筒、105…集塵ケース、106…第1の補助フィルター、107…電動送風機、112…第2の補助フィルター、115…入口管、117…連通口、120…排気口、131…内筒、132…隔壁、145…連絡通路、146…サイクロン部流出口、150…上ケース

Claims (4)

  1. 含塵空気から塵埃を分離する分離室の下部に、含塵空気を流し入れる入口部と、分離室の上部に、分離室の側面に置いた集塵ケースに至る連通口とを設けた電気掃除機において、
    この分離室の内部に下から上への流れを形成する案内板を設け、この案内板の外周側と前記分離室との間に隙間を設けたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 含塵空気を遠心分離により除塵するサイクロン分離筒の下部に、含塵空気を流し入れる入口部と、このサイクロン分離筒の上部に、サイクロン分離筒の側面に置いた集塵ケースに至る連通口とを設けた電気掃除機において、
    このサイクロン分離筒の内部に設けた内筒の筒部に、該内筒の根元側から先端側へ螺旋状の隔壁を設け、前記内筒の外壁と前記サイクロン分離筒の外筒との間に、前記隔壁が螺旋状に変化している部分に隙間を設けたことを特徴とする電気掃除機。
  3. 請求項2において、
    前記隙間を下流側に行くに従って、拡大したことを特徴とする電気掃除機。
  4. 含塵空気を遠心分離により除塵するサイクロン分離筒の下部に、含塵空気を流し入れる入口部と、このサイクロン分離筒の上部に、サイクロン分離筒の側面に置いた集塵ケースに至る連通口とを設けた電気掃除機において、
    このサイクロン分離筒の内部に設けた内筒の筒部に、螺旋状の隔壁を設け、前記内筒の筒部は、前記隔壁が螺旋状に変化している部分より下側まで延びていることを特徴とする電気掃除機。
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