JP2019141233A - 遊技機 - Google Patents
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Description
この遊技機が備える照明装置は、透光性を有する材質で形成されたスピーカレンズと、前記スピーカレンズの背面側に配置された光源とを備えている。
前記スピーカレンズは、正面から見た外形が略矩形状であり、前記スピーカレンズは左右方向(長手方向)に対してスリット状に形成された孔である通音孔を備えている。前記光源は、基板に実装されたLEDであり、前記基板は左右方向に対してスリット状に形成された孔である通音部を備えている。前記基板の背面側にはスピーカが配置されており、前記スピーカから出力される音は、前記通音孔および前記通音部を介して外部に放音されるようになっている。
なお、以下の説明においては、基本的に「前後」とは、スロットマシンの前側に遊技者が居る場合に、遊技者側が「前」で、スロットマシン側が「後」を意味し、「上下」とはスロットマシンの上面側が「上」で、下面側が「下」を意味し、「左右」とはスロットマシンを遊技する遊技者の左手側が「左」を意味し、右手側が「右」を意味する。
図1はスロットマシンMを示す正面図である。
このスロットマシンMは、筐体1を備えており、この筐体1は、底板、左右の側板、天板および背板を備え、当該筐体1の正面側に開口する正面開口部を有する箱形に形成されている。なお、底板の上面には、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット、メダルを貯留するとともにメダルを払い出す払い出し装置としてのホッパーユニット等が設けられている。
前記筐体1内には、交換ユニットが着脱可能に設けられている。この交換ユニットは、略直方体状に組まれた金属枠である枠体と、枠体に支持されたリールユニットと、枠体に固定された基板ユニットとを備えている。
リールユニットは、枠体に設けられた3個のステッピングモータと、各々のステッピングモータの出力軸に固定された3個の回転リールとを備えている。また、基板ユニットは、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えた基板を、基板ケースに収納したものである。そして、基板ユニットは、スロットマシンMの遊技を制御するための遊技制御装置として機能する。
そして、3個の回転リールが停止したときに入賞有効ライン上に停止した図柄の組み合わせによって当選役が入賞したか否かが表示される。
また、上扉30の上部には、表示窓31より大きい表示窓32がほぼ鉛直に設けられている。この表示窓32は上扉30に設けられた表示ユニットの表示面を見るために設けられたものであり、この表示ユニットでは、その表示面に遊技機における演出用の画像が表示されるようになっている。
また、上扉30の表示窓32の上側中央部には、報知や演出などを行うための横長の照明装置33,38が設けられている。
また、表示窓32と表示窓31との間には報知や演出などを行うための横長の照明装置34,35,34が左右に隣接して設けられている。
また、表示窓31の左右両側には報知や演出などを行うための演出用パネル61が設けられ、右側の演出用パネル61には演出ボタン62が設けられている。演出ボタン62は、遊技者によって押下操作されるものであり、押下されることで例えば表示窓32を通して見える画像表示装置に表示される演出画像の態様を変化させ、遊技者に対して遊技への参加意識を高めるとともに、興趣を高めるようにしたものである。例えば、演出ボタン62の操作に連動して画像表示装置に表示される演出画像を選択することができる。なお、演出ボタン62の配置は、これに限定されるものではなく、遊技者が押下操作可能な位置に設けられていればよい。
さらに、上扉30の左右両側にはそれぞれ報知や演出などを行うための照明装置37が設けられている。
また、ストップボタン54は、前方を向くように配置されており、前方から後方に向かって押し込まれるように形成されている。ストップボタン54の操作力は、約0.7Nとなっている。すなわち、ストップボタン54の操作力は、MAXベットボタン56の操作力よりも小さくなっている。
また、演出ボタン62は、前方を向くように配置されており、前方から後方に向かって押し込まれるように形成されている。演出ボタン62の操作力は、MAXベットボタン56の操作力よりも大きいか、あるいは同等のものとなっている。演出ボタン62の操作力は、例えば、約3.0Nとなっている。
また、ストップボタン54および演出ボタン62は、MAXベットボタン56と同様に、押圧部と弾性部材とを備えており、ストップボタン54および演出ボタン62の押圧部は、弾性部材によって前方に付勢されている。
また、既述のとおり、MAXベットボタン56の操作力は約1.0Nとなっているが、換言すれば、押圧部を押し込んで弾性部材を弾性変形させ、MAXベットボタン56が備えるセンサからスイッチON信号(ボタンが押された旨の信号)が出力される位置まで押圧部を移動させるのに必要な荷重(センサ検知荷重)が約1.0Nとなっている。本実施の形態の遊技機においては、センサには、フォトセンサが用いられているが、押圧部の押し込みを検知できるものであればその他のセンサを用いてもよい。フォトセンサは、例えば、押圧部の押し込みによって動く検出物体によって、発光素子から受光素子に向かう光が変化したことを検知すると、スイッチON信号を出力するようになっている。押圧部は、センサ検知荷重より大きな荷重が加えられると、弾性部材を弾性変形させながらさらに移動し、メカストッパーに当接して停止するようになっている。ストップボタン54(操作力約0.7N)および演出ボタン62(操作力約3.0N)についても同様である。
また、演出ボタン62は、例えば、ボーナスに当たったことや、遊技者にとって有利な状態に移行することが決定したこと等の、遊技者にとって喜ばしいことを遊技者に報知する場合や、遊技者にとっての勝負所等の所定のタイミングで、演出の態様を変化させるための押下操作が有効な状態となる。そして、当該押下操作が有効な状態で、演出ボタン62が押下されると、画像表示装置に表示される演出画像の態様が変化したり、可動役物が動いたりして、演出の態様が変化する。
照明装置38は、上扉30における表示窓32の上側の上部ユニット200に設けられている。図2は、上部ユニット200を正面から見た図である。図3は、上部ユニット200の分解斜視図である。
図4は、導光棒70を正面側から見た斜視図である。図5(a)は、導光棒70を正面から見た図である。図5(b)は、図5(a)におけるCC線の断面図である。図6は、導光棒70を背面から見た図である。
以下、図4に示すように、導光棒70が、左右方向に延在する3本の導光棒が連結されて形成されている場合について説明するが、導光棒の数はこれに限定されるものではなく、導光棒70は少なくとも一つの棒状の導光棒を備えていればよい。導光棒70は、前方側(光源側とは反対側)に位置する透光性樹脂部80と、後方側(光源側)に位置する非透光性樹脂部90とが二色成形によって一体に形成されている部材である。
上記のとおり、反射部91には長手方向Eに沿って凹部91bと凸部91aとが交互に形成されており、図7で示した導光部81の内部を進行する光は反射部91の第一傾斜面91cで反射され、導光部81を介して前方側に放射される。これにより、正面側から見た場合に、導光棒70の導光部81が均一に発光しているように視認できる。
ベース部材100は、非透光性の赤色部材であり、例えば、ポリカーボネート樹脂等で形成されている。ベース部材100には、正面から見て左下にスピーカグリル101が形成されている。スピーカグリル101は、斜め格子状に形成されており、複数の三角形状の貫通孔を有している。スピーカグリル101は、後述するスピーカ67(図17に示す)から出力される音を、前方(遊技者側)に通音する部位である。
スピーカグリル101における左右方向略中央部であって、導光棒70のボス94a,94b,94cと対向する位置には、円形状の窪み形状である導光棒取付部102a,102b,102cが形成されている。導光棒取付部102aは、スピーカグリル101の上縁の外側となる位置に形成されており、導光棒取付部102bは、スピーカグリル101の下縁の外側となる位置に形成されている。導光棒取付部102cは、スピーカグリル101における上下方向略中央部に形成されている。導光棒取付部102a〜102cは、導光棒70のボス94a〜94cを内部に挿入可能に形成されている。また、図10に示すように、図9で示した導光棒取付部102a〜102cの底面には、前後方向に貫通した取付孔102dが形成されている。
図9に示すように、スピーカグリル101の右側(左右方向内側)であって、導光棒70の光導入部82と対向する位置には、前後方向に貫通した矩形状の貫通孔である導光棒収容孔103が形成されている。導光棒収容孔103は、図7(b)で示した導光棒70の光導入部82を収容可能に形成されており、光導入部82同士の間を仕切るための仕切り板103aが設けられている。
光源基板120は、LED121を含む複数の素子が前面に実装された板状の部品である。LED121は、導光棒70の光導入部82と対向する位置等に配置されている。LED121から出射された光は、光導入部82の入射面82a,82bに入射するようになっている。
光源基板120およびブラケット130は、背面側からねじ(不図示)を取付孔131、取付孔122および切欠部123を介して、図12で示したボス113のねじ孔113aにねじ込むことによって、ベース部材100(リフレクタ110)に固定されている。
光源基板120およびスペーサ140は、背面側からねじ(不図示)を取付孔141および取付孔122を介して、図12で示したボス113のねじ孔113aにねじ込むことによって、ベース部材100(リフレクタ110)に固定されている。
図5(a)に示すように、導光棒70の連結部93には取付孔74が形成されている。また、導光棒70のフランジ部92には取付孔75が形成されている。
図9に示すように、ベース部材100におけるスピーカグリル101の左右両端であって、取付孔74,75に対向する位置には、ねじ孔104a,104bが形成されている。導光棒70の左側は、前面側からねじ(不図示)を、取付孔74を介してベース部材100のねじ孔104aにねじ込むことによって、ベース部材100に固定されている。一方、導光棒70の右側は、後述する押え部材64によって前方から押えられた状態でねじ締めされて、ベース部材100に固定されている。
押え部材64は、図8(b)で示した導光棒70のフランジ部92に当接するように形成されている。押え部材64は、非透光性の白色部材であり、例えば、ABS樹脂等で形成されている。図13(a)に示すように、押え部材64には、図5(a)で示した導光棒70の取付孔75と連通する取付孔64bが形成されている。また、図13(b)に示すように、押え部材64には、図7(b)で示した導光棒70の屈曲部84を覆うための窪み形状である複数の凹部64aが形成されている。導光棒70の右側は、前面側からねじ(不図示)を、取付孔64bおよび取付孔75を介してベース部材100のねじ孔104bにねじ込むことによって、ベース部材100に固定されている。
装飾部材63は、ボス63c,63dが装飾部材取付部105a,105bに挿入され、かつ壁部64eが壁部収容部107に収容され、かつ爪部63eが爪嵌合部106に嵌合されている状態でベース部材100に仮固定され、背面側からねじ(不図示)を、取付孔105cを介してボス63c,63dのねじ孔63gにねじ込むことによって、ベース部材100に固定されている。装飾部材63がベース部材100に固定されている状態では、図5(a)で示した導光棒70の突出領域Bが装飾部材63によって覆われているため、突出領域Bは正面側(遊技者側)からは視認されないようになっている。
図15は、スポットレンズ65を正面側から見た斜視図である。スポットレンズ65は、光源基板120に実装された複数のLED121に照らされて発光した状態で、正面側から遊技者に視認される部材である。スポットレンズ65は、透光性を有する透明部材であり、例えば、ポリカーボネート等の樹脂で形成されている。スポットレンズ65は、正面から見て正八角形状であって、前方に向かって先細となるように形成されたレンズ65a,65b,65cを、左右方向に連結させて形成されている。レンズ65aとレンズ65bとの連結部、およびレンズ65bとレンズ65cとの連結部には、前後方向に貫通した取付孔65dが形成されている。
スポットリフレクタ66は、ボス66aが図15で示したスポットレンズ65の取付孔65dに挿通され、かつスポットリフレクタ取付部108に挿入された状態で、背面側からねじ(不図示)を、取付孔108aを介してボス66aのねじ孔66bにねじ込むことによって、ベース部材100に固定されている。スポットリフレクタ66がベース部材100に固定されている状態では、図5(a)で示した導光棒70の突出領域Aがスポットリフレクタ66によって覆われているため、突出領域Aは正面側(遊技者側)からは視認されないようになっている。
図18に示すように、複数のLED121のそれぞれの近傍には、各LED121を識別するための識別符号124が記されている。光源基板120の前面にはn個(nは1以上の整数)のLED121が実装されているが、各LED121には、1〜nまでの通し番号が付与されている。識別符号124は、光源基板120の前面(LED121実装面)における各LED121の近傍となる位置に、通し番号に対応させて記されている「LED1」〜「LEDn」までの文字である。なお、ここでいう文字には、数字や記号等が含まれる。図18は、識別符号124として「LED1」〜「LED9」が記された例を示している。通し番号は、遊技機(光源基板120)の設計者によって定められている。例えば、n個のLED121のうちの1個のLED121が点灯しなくなった場合等に、当該点灯しなくなったLED121の識別符号124を確認することで、点灯しなくなったLED121の通し番号を判別することが可能となる。これにより、当該点灯しなくなったLED121の識別符号124から光源基板120の回路図等を辿ることで、光源基板120の故障個所等を解析することが可能となる。
なお、図示は省略するが、識別符号124としての「LED1」〜「LEDn」の文字のうちの数字部分「1」〜「n」は、リフレクタ110が光源基板120の前面側に配置された状態において、正面側からすべて視認可能な状態となっている。したがって、リフレクタ110が光源基板120の前面側に配置された状態において、光源基板120の前面側に設けられたLED121はすべて、識別符号124により識別可能な状態となっている。
56 MAXベットボタン(ベットボタン)
63 装飾部材(意匠部材)
66 スポットリフレクタ(意匠部材)
70 導光棒
81 導光部
82 光導入部
91 反射部
94 ボス(取付部)
121 LED(光源)
Claims (3)
- 少なくとも一つの棒状の導光棒と、前記導光棒の長手方向における一方の端部に背面側から光を入射する光源とを備えた遊技機であって、
前記導光棒は、
光源側とは反対側に透光性樹脂で形成されて光を導光する導光部と、
前記光源側に非透光性樹脂で形成されて光を導光部側に反射する反射部と、
前記反射部の背面側に立設され、取付相手となる部材に挿入される取付部とを備えていることを特徴とする遊技機。 - 前記取付部は、正面側から見て一部の形状が前記導光棒の外縁から外側にはみ出るように形成されているとともに、前記一部の形状は正面側から意匠部材で覆われるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 複数の回転リールと、
前記回転リールの回転を停止させるための操作が行なわれるストップボタンと、
遊技に使用される遊技媒体をベットするための操作が行なわれるベットボタンと、をさらに備え、
前記ストップボタンを動作させるために必要な力は、前記ベットボタンを動作させるために必要な力よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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