JP2019140845A - モータ駆動回路、ファンモータ、駆動制御回路及びモータシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動制御回路の消費電力を低減するモータシステムを提供すること。【解決手段】モータと、前記モータのロータの位相を検出する位相検出デバイスと、前記モータを駆動する駆動電流を出力する出力段と、前記出力段の駆動を制御する駆動制御回路とを備え、前記駆動制御回路は、所定の回路ブロックと、前記回路ブロックに接続される電源ラインと、前記電源ラインの電圧が一定になるように前記電源ラインに電流を出力する定電圧レギュレータと、前記位相検出デバイスから流れ出る電流を前記電源ラインに流し込む電流経路とを備える、モータシステム。【選択図】図2
Description
本発明は、モータ駆動回路、ファンモータ、駆動制御回路及びモータシステムに関する。
家電等に使われるモータ(例えば、ファンを回転させるモータ)を駆動するモータ駆動回路に対しては、消費電力を低減することが強く求められる。モータ駆動回路の消費電力には、モータを駆動する駆動電流を出力する出力段が消費する電力と、出力段の駆動を制御する駆動制御回路が消費する電力とが含まれている。出力段については、PWM(パルス幅変調)駆動をすること等によって、高効率化と省電力化が図られている。これに対し、駆動制御回路については、その消費電流が元々小さいこともあり、消費電力の大きさがあまり問題にされていない。
しかしながら、例えば冷蔵庫の庫内ファンを回転させるモータのように、低速で回転している時間が比較的長いモータにおいては、モータを駆動する駆動電流を出力する出力段が消費する電力が非常に小さい。そのため、相対的に駆動制御回路自体が消費する電力の割合が増え、駆動制御回路の消費電力を無視できないことがある。
そこで、本開示では、駆動制御回路の消費電力を低減することを課題とする。
本開示は、
モータを駆動する駆動電流を出力する出力段と、
前記出力段の駆動を制御する駆動制御回路とを備え、
前記駆動制御回路は、
所定の回路ブロックと、
前記回路ブロックに接続される電源ラインと、
前記電源ラインの電圧が一定になるように前記電源ラインに電流を出力する定電圧レギュレータと、
前記モータのロータの位相を検出する位相検出デバイスから流れ出る電流を前記電源ラインに流し込む電流経路とを備える、モータ駆動回路を提供する。
モータを駆動する駆動電流を出力する出力段と、
前記出力段の駆動を制御する駆動制御回路とを備え、
前記駆動制御回路は、
所定の回路ブロックと、
前記回路ブロックに接続される電源ラインと、
前記電源ラインの電圧が一定になるように前記電源ラインに電流を出力する定電圧レギュレータと、
前記モータのロータの位相を検出する位相検出デバイスから流れ出る電流を前記電源ラインに流し込む電流経路とを備える、モータ駆動回路を提供する。
また、本開示は、
当該モータ駆動回路と、前記モータと、前記モータにより回転するファンとを備える、ファンモータを提供する。
当該モータ駆動回路と、前記モータと、前記モータにより回転するファンとを備える、ファンモータを提供する。
また、本開示は、
モータを駆動する駆動電流を出力する出力段の駆動を制御する駆動制御回路であって、
所定の回路ブロックと、
前記回路ブロックに接続される電源ラインと、
前記電源ラインの電圧が一定になるように前記電源ラインに電流を出力する定電圧レギュレータと、
前記モータのロータの位相を検出する位相検出デバイスから流れ出る電流を前記電源ラインに流し込む電流経路とを備える、駆動制御回路を提供する。
モータを駆動する駆動電流を出力する出力段の駆動を制御する駆動制御回路であって、
所定の回路ブロックと、
前記回路ブロックに接続される電源ラインと、
前記電源ラインの電圧が一定になるように前記電源ラインに電流を出力する定電圧レギュレータと、
前記モータのロータの位相を検出する位相検出デバイスから流れ出る電流を前記電源ラインに流し込む電流経路とを備える、駆動制御回路を提供する。
また、本開示は、
モータと、
前記モータのロータの位相を検出する位相検出デバイスと、
前記モータを駆動する駆動電流を出力する出力段と、
前記出力段の駆動を制御する駆動制御回路とを備え、
前記駆動制御回路は、
所定の回路ブロックと、
前記回路ブロックに接続される電源ラインと、
前記電源ラインの電圧が一定になるように前記電源ラインに電流を出力する定電圧レギュレータと、
前記位相検出デバイスから流れ出る電流を前記電源ラインに流し込む電流経路とを備える、モータシステムを提供する。
モータと、
前記モータのロータの位相を検出する位相検出デバイスと、
前記モータを駆動する駆動電流を出力する出力段と、
前記出力段の駆動を制御する駆動制御回路とを備え、
前記駆動制御回路は、
所定の回路ブロックと、
前記回路ブロックに接続される電源ラインと、
前記電源ラインの電圧が一定になるように前記電源ラインに電流を出力する定電圧レギュレータと、
前記位相検出デバイスから流れ出る電流を前記電源ラインに流し込む電流経路とを備える、モータシステムを提供する。
本開示によれば、駆動制御回路の消費電力を削減することができる。
以下、本開示の一実施形態に係るモータシステムを図面を参照して説明する。最初に、本開示の一実施形態に係るモータシステムを説明する前に、本開示の一実施形態に係るモータシステムと比較される一比較例について説明する。
図1は、本開示の一実施形態に係るモータシステムと比較される一比較例を示す図である。図1に示される一比較例であるモータシステム100は、モータ160を駆動するモータ駆動回路110を備える。モータ駆動回路110は、モータ160を駆動する駆動電流Imを出力する出力段130と、出力段130の駆動を制御する駆動制御回路120とを備える。
出力段130は、駆動電流Imをモータ160に供給するトランジスタ131〜134を有する。一方、駆動制御回路120は、定電圧レギュレータ121と、駆動波形生成回路122と、ゲートドライバー123とを有する。定電圧レギュレータ121は、定電圧Vregを生成する回路である。駆動波形生成回路122は、モータ160のロータの位相に応じて位相検出デバイス140から出力される複数の位相信号Vh+,Vh−に基づいて、複数の駆動波形信号を生成する。ゲートドライバー123は、駆動波形生成回路122により生成される複数の駆動波形信号に従って、トランジスタ131〜134のゲートを駆動する回路である。
図1に示すモータシステム100では、定電圧レギュレータ121により生成される定電圧Vregは、駆動波形生成回路122の電源電圧として使用されるとともに、位相検出デバイス140の電源電圧として使用される。つまり、定電圧レギュレータ121から出力される電流Iregの電流値は、駆動波形生成回路122に供給される電流Iaの電流値と、位相検出デバイス140に供給される電流Isの電流値との和に略等しくなる。また、位相検出デバイス140に供給される電流Isは、位相検出デバイス140の内部回路を経由して、位相検出デバイス140のグランド端子からグランド(GND)にそのまま流れ出る。
これに対し、図2に示すモータシステム1は、電源ライン24の電圧が一定になるように電源ライン24に電流Iregを出力する定電圧レギュレータ21と、位相検出デバイス40から流れ出る電流Isを電源ライン24に流し込む電流経路25とを備える。これにより、定電圧レギュレータ21から出力される電流Iregの電流値は、駆動波形生成回路22に供給される電流Iaの電流値から、位相検出デバイス40から流れ出る電流Isの電流値を引いた差に略等しくなる。つまり、駆動波形生成回路22が必要とする電流Iaの少なくとも一部は、位相検出デバイス40から流れ出る電流Isで賄われるので、定電圧レギュレータ21から出力される電流Iregは、定電圧レギュレータ21での電圧フィードバックにより小さくなる。
したがって、図1に示す構成に比べて、定電圧レギュレータ21から出力される電流Iregの電流値を小さくできるので、定電圧レギュレータ21を備える駆動制御回路20に流入する回路電流Iccの電流値も小さくできる。よって、駆動制御回路20の消費電流を低減することが可能となる。また、定電圧レギュレータ21の入出力間の電位差をΔVとすると、入力される電源電圧VBを定電圧Vregに降圧して出力する際の定電圧レギュレータ21の内部損失(ΔV×Ireg)も、電流Iregの電流値の減少により小さくなる。したがって、駆動制御回路20の消費電力を低減することが可能となる。
次に、図2に示すモータシステム1の構成について、より詳細に説明する。本開示の一実施形態に係るモータシステム1は、モータ60の回転動作を制御するシステムの一例である。モータシステム1は、モータ60と、位相検出デバイス40と、モータ駆動回路10とを備える。
モータ60は、少なくとも一つのコイルを有する。モータ60は、例えば、一つのコイルを有する単相のブラシレスモータである。当該コイルの両端は、モータ駆動回路10の出力段30に接続される。モータ60の具体例として、送風用のファン70を回転させるモータなどが挙げられる。図2において、モータ60が送風用のファン70を回転させるモータである場合、モータシステム1は、ファン70を構成要素として含むファンモータである。ファン70がモータ60により回転することにより発生する風力によって、例えば、機器の内部で発生する熱を機器の外部に排出し、機器の内部を冷却することができる。また、駆動制御回路20の消費電力が低減するので、ファンモータを備える機器の消費電力の低減に貢献することができる。当該機器の具体例として、冷蔵庫等の家電製品、コピー機等のOA機器、パーソナルコンピュータなどが挙げられるが、当該機器はこれらに限られない。
位相検出デバイス40は、モータ60のロータの位相を検出し、検出した位相に応じた複数の位相信号を出力する。図2に示す構成では、位相検出デバイス40から出力される互いに逆相の一対の位相信号Vh+,Vh−は、レベルシフト回路50に入力され、電圧レベルがレベルシフト回路50により低くシフトされて、駆動波形生成回路22に入力される。レベルシフト回路50の詳細については後述する。
位相検出デバイス40は、例えば、モータ60のロータの近傍に配置され、モータ60のロータの位相を検出するホール素子を有する。この場合、位相検出デバイス40は、ロータの駆動用主磁界をホール素子により検出することで、コイルに対するロータの回転位置(回転位相)に対応する一対の位相信号Vh+,Vh−を出力する。
位相検出デバイス40は、例えば、電源電圧VBの電源配線に抵抗41を介して接続される電源端子44と、電流経路25を介して電源ライン24に接続されるグランド端子43とを有する。電源電圧VBの電源配線から抵抗41を介して電源端子44に入力される電流Isは、位相検出デバイス40の内部回路を経由して、グランド端子43からそのまま流れ出る。グランド端子43から流れ出る電流Isは、電流経路25を介して電源ライン24にそのまま流入する。また、電源電圧VBと電源ライン24の電圧との間の電位差から、電流Isによる抵抗41の電圧降下分を差し引いた電圧が、電源端子44とグランド端子43との間に印加される。
モータ駆動回路10は、モータ60を駆動する。モータ駆動回路10は、例えば、モータ60を駆動する駆動電流Imを出力する出力段30と、出力段30の駆動を制御する駆動制御回路20とを備えるIC(集積回路)である。出力段30と駆動制御回路20とは、共通の電源電圧VBを使用する。出力段30に流れる駆動電流Im及び駆動制御回路20に流れる回路電流Iccは、電源電圧VBの電源配線から、モータ駆動回路10の電源端子を介して、供給される。
出力段30は、駆動制御回路20のゲートドライバー23によって生成される複数の駆動信号に従って、モータ60のコイルに駆動電流Imを流すことによって、モータ60のロータを回転させる。
出力段30は、トランジスタ31〜34を有する単相インバータである。トランジスタ31,33は、電源電圧VBの電源配線に接続されるハイサイドトランジスタである。トランジスタ32,34は、グランドに接続されるローサイドトランジスタである。トランジスタ31とトランジスタ32との接続点は、モータ60のコイルの一端に接続され、トランジスタ33とトランジスタ34との接続点は、当該コイルの他端に接続される。
トランジスタ31〜34は、ゲートドライバー23からのそれぞれに対応する駆動信号に従って、オン又はオフとなる。トランジスタ31〜34の具体例として、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)が挙げられるが、これに限られない。
駆動制御回路20は、出力段30の駆動を制御する。駆動制御回路20は、駆動波形生成回路22と、ゲートドライバー23と、定電圧レギュレータ21と、電源ライン24と、電流経路25とを備える。
駆動波形生成回路22は、モータ60のロータの位相に応じて位相検出デバイス40から出力される複数の位相信号Vh+,Vh−に基づいて、出力段30の駆動の制御に使用される複数の駆動波形信号を生成する。本実施形態では、複数の位相信号Vh+,Vh−は、後述のレベルシフト回路50により、複数の位相信号VVh+,VVh−に変換される。駆動波形生成回路22により生成される複数の駆動波形信号は、例えば、モータ60のロータの回転を所望の状態に制御するためのPWM(パルス幅変調)信号である。駆動波形生成回路22は、電源ライン24に接続され、電源ライン24の電圧を電源電圧として動作する。駆動波形生成回路22の各機能は、例えば、メモリに記憶されたプログラムに従ってCPU(Central Processing Unit)が動作することにより実現される。
ゲートドライバー23は、駆動波形生成回路22により生成される複数の駆動波形信号に従って、モータ60のロータの回転が所望の状態になるように、トランジスタ31〜34のゲートを駆動する回路である。ゲートドライバー23は、電源ライン24に接続されずに、定電圧レギュレータ21の入力側に接続されている。ゲートドライバー23は、出力段30を駆動するため、出力段30と同じ電源電圧VBを電源電圧として動作する。
定電圧レギュレータ21は、電源電圧VBに基づいて、定電圧Vregを生成する回路である。定電圧レギュレータ21は、本実施形態では、位相検出デバイス40と共通の電源電圧VBに基づいて、電源ライン24の電圧が所定の定電圧Vregになるように、電源ライン24に出力する電流Iregを生成する。定電圧レギュレータ21として、例えば、シリーズレギュレータを用いると、低コスト化が可能である。また、定電圧レギュレータ21として、スイッチングレギュレータを用いてもよく、この場合、効率良く電源電圧VBを定電圧Vregに降圧することが可能である。
電流経路25は、位相検出デバイス40のグランド端子43から流れ出る電流Isを電源ライン24に流し込む。電流経路25の一端は、電源ライン24に接続される。
このように、本実施形態では、電源電圧VBから位相検出デバイス40に供給される電流は、位相検出デバイス40で使用され、位相検出デバイス40で使用された電流Isは、定電圧レギュレータ21の出力経路(電源ライン24)に流し込まれる。つまり、位相検出デバイス40で使用された電流Isは、定電圧レギュレータ21から出力される定電圧Vregを使って動作する回路ブロック(本実施形態では、駆動波形生成回路22)で、再使用されている。これにより、位相検出デバイス40で使用された分の電流を、駆動制御回路20内の回路ブロックで再び使うことになり、駆動制御回路20の消費電力の低減が可能となる。
また、本実施形態では、位相検出デバイス40と駆動制御回路20との間にレベルシフト回路50が設けられている。レベルシフト回路50は、位相検出デバイス40から出力される複数の位相信号を駆動制御回路20に入力する際に、位相検出デバイス40と駆動制御回路20との間でDC(Direct Current)電圧レベルが相違することを防止する。
レベルシフト回路50は、位相検出デバイス40と駆動制御回路20との間でDC電圧レベルを合せる。駆動波形生成回路22は、レベルシフト回路50により電圧レベルが低くシフトされた複数の位相信号VVh+,VVh−に基づいて、複数の駆動波形信号を生成する。つまり、レベルシフト回路50は、位相検出デバイス40から出力される複数の位相信号Vh+,Vh−の電圧レベルを所定の電圧分だけ低くシフトし、その低くシフトした後の複数の位相信号VVh+,VVh−を駆動波形生成回路22に出力する。
図3は、レベルシフト回路50の具体的な一例を示す。レベルシフト回路50は、電源電圧VBの電源配線に一端が接続される抵抗51と、抵抗51の他端に一端が接続されるペアトランジスタ52,53と、ペアトランジスタ52,53の他端に接続される抵抗54,55とを備える。ペアトランジスタ52,53は、それぞれ、例えば、pnp型のバイポーラトランジスタである。
位相検出デバイス40から出力される一対の位相信号Vh+,Vh−は、それぞれ、ペアトランジスタ52,53のベースに入力され、一対の位相信号Vh+,Vh−の電圧に応じてペアトランジスタ52,53のコレクタから出力される電流に変換される。それらの電流は、ペアトランジスタ52,53のコレクタ側に接続される抵抗54,55により電圧変換されることで、一対の位相信号Vh+,Vh−と等価な一対の位相信号VVh+,VVh−が生成される。一対の位相信号VVh+,VVh−は、駆動波形生成回路22に入力される。
また、図3に示されるように、電源ライン24の電圧上昇を防ぐため、電源ライン24の電圧上昇をクランプするクランプ回路42が備えられることが好ましい。なぜなら、駆動波形生成回路22で消費する電流Iaよりも位相検出デバイス40で消費される電流Isの方が大きくなってしまうと、電源ライン24の電圧が、定電圧レギュレータ21が目標とする定電圧Vregよりも上昇するおそれがあるからである。したがって、クランプ回路42は、定電圧レギュレータ21が目標とする定電圧Vregよりも若干高い電圧で、電源ライン24の電圧をクランプすることが好ましい。
図3には、クランプ回路42の一例として、電流経路25(電源ライン24でもよい)に接続されるツェナーダイオードが示されている。図3に示すツェナーダイオードは、アノードがグランドに接続され、カソードが位相検出デバイス40のグランド端子43に接続されており、定電圧レギュレータ21が目標とする定電圧Vregよりも若干高いツェナー電圧を有する。
以上、モータ駆動回路、駆動制御回路及びモータシステムを実施形態により説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、モータの用途は、上述のファンモータに限られない。また、モータの種類や相数は、上述の実施形態に限られない。
例えば、モータ60は、U相コイルとV相コイルとW相コイルとを有する三相のブラシレスモータでもよい。この場合、位相検出デバイス40は、例えば、モータ60のロータの周りに等間隔で配置され、モータ60のロータの位相を検出する3つのホール素子を有する。位相検出デバイス40は、ロータの駆動用主磁界を3つのホール素子により検出することで、各相のコイルに対するロータの回転位置(回転位相)に対応する三対の位相信号を出力する。駆動波形生成回路22は、三対の位相信号Vh+,Vh−に基づいて、出力段30の駆動の制御に使用される三対の駆動波形信号を生成する。ゲートドライバー23は、三対の駆動波形信号に従って、モータ60のロータの回転が所望の状態になるように、三相インバータ構成の出力段30に含まれる6つのトランジスタのゲートを制御する。
また、例えば、位相検出デバイス40とレベルシフト回路50とクランプ回路42とのうち、少なくとも一つは、モータ駆動回路10に外付けされるのではなく、モータ駆動回路10に内蔵されてもよい。また、モータ駆動回路10は、IC(集積回路)として構成される場合に限られず、ディスクリート回路として構成されてもよい。
また、駆動制御回路20と出力段30が、一つのモータ駆動回路10に備えられる場合に限られず、駆動制御回路20は、単独のIC(集積回路)として構成されてもよい。
また、電源ライン24に接続される所定の回路ブロックに含まれる回路は、駆動波形生成回路22に限られず、他の機能を備えた回路でもよい。
1,100 モータシステム
10,110 モータ駆動回路
20,120 駆動制御回路
21,121 定電圧レギュレータ
22,122 駆動波形生成回路
23,123 ゲートドライバー
24 電源ライン
25 電流経路
30,130 出力段
40,140 位相検出デバイス
50 レベルシフト回路
60,160 モータ
70 ファン
10,110 モータ駆動回路
20,120 駆動制御回路
21,121 定電圧レギュレータ
22,122 駆動波形生成回路
23,123 ゲートドライバー
24 電源ライン
25 電流経路
30,130 出力段
40,140 位相検出デバイス
50 レベルシフト回路
60,160 モータ
70 ファン
Claims (9)
- モータを駆動する駆動電流を出力する出力段と、
前記出力段の駆動を制御する駆動制御回路とを備え、
前記駆動制御回路は、
所定の回路ブロックと、
前記回路ブロックに接続される電源ラインと、
前記電源ラインの電圧が一定になるように前記電源ラインに電流を出力する定電圧レギュレータと、
前記モータのロータの位相を検出する位相検出デバイスから流れ出る電流を前記電源ラインに流し込む電流経路とを備える、モータ駆動回路。 - 前記定電圧レギュレータは、前記位相検出デバイスと共通の電源電圧に基づいて、前記電源ラインに出力する電流を生成する、請求項1に記載のモータ駆動回路。
- 前記回路ブロックは、前記位相検出デバイスから前記モータのロータの位相に応じて出力される複数の位相信号に基づいて、前記出力段の駆動の制御に使用される駆動波形信号を生成する駆動波形生成回路を含む、請求項1又は2に記載のモータ駆動回路。
- 前記駆動波形生成回路は、レベルシフト回路により電圧レベルが低くシフトされた前記位相信号に基づいて、前記駆動波形信号を生成する、請求項3に記載のモータ駆動回路。
- 前記電源ラインの電圧上昇は、クランプ回路によりクランプされる、請求項1から4のいずれか一項に記載のモータ駆動回路。
- 前記クランプ回路は、前記電流経路又は前記電源ラインに接続されるツェナーダイオードである、請求項5に記載のモータ駆動回路。
- 請求項1から6のいずれか一項に記載のモータ駆動回路と、前記モータと、前記モータにより回転するファンとを備える、ファンモータ。
- モータを駆動する駆動電流を出力する出力段の駆動を制御する駆動制御回路であって、
所定の回路ブロックと、
前記回路ブロックに接続される電源ラインと、
前記電源ラインの電圧が一定になるように前記電源ラインに電流を出力する定電圧レギュレータと、
前記モータのロータの位相を検出する位相検出デバイスから流れ出る電流を前記電源ラインに流し込む電流経路とを備える、駆動制御回路。 - モータと、
前記モータのロータの位相を検出する位相検出デバイスと、
前記モータを駆動する駆動電流を出力する出力段と、
前記出力段の駆動を制御する駆動制御回路とを備え、
前記駆動制御回路は、
所定の回路ブロックと、
前記回路ブロックに接続される電源ラインと、
前記電源ラインの電圧が一定になるように前記電源ラインに電流を出力する定電圧レギュレータと、
前記位相検出デバイスから流れ出る電流を前記電源ラインに流し込む電流経路とを備える、モータシステム。
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JP2018024195A JP2019140845A (ja) | 2018-02-14 | 2018-02-14 | モータ駆動回路、ファンモータ、駆動制御回路及びモータシステム |
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