JP2019140072A - ジョイントコネクタ構造 - Google Patents

ジョイントコネクタ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2019140072A
JP2019140072A JP2018025248A JP2018025248A JP2019140072A JP 2019140072 A JP2019140072 A JP 2019140072A JP 2018025248 A JP2018025248 A JP 2018025248A JP 2018025248 A JP2018025248 A JP 2018025248A JP 2019140072 A JP2019140072 A JP 2019140072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
joint connector
joint
resistor
dummy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018025248A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6966349B2 (ja
Inventor
塚本 真史
Masashi Tsukamoto
真史 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2018025248A priority Critical patent/JP6966349B2/ja
Publication of JP2019140072A publication Critical patent/JP2019140072A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6966349B2 publication Critical patent/JP6966349B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

【課題】ボディアース接地用電線を削減して、部品を共通化できるジョイントコネクタ構造を提供する。【解決手段】終端部ジョイントコネクタ19(ジョイントコネクタ11)は、第1の抵抗と、この第1の抵抗に直列に接続された第2の抵抗と、これら第1の抵抗及び第2の抵抗の間に一端が接続されるとともに他端が接地されるコンデンサとを有するアースコネクタ29と、複数の共用キャビティ37及び共用キャビティ37に共通して電気接触部が配置される少なくとも1つの分岐用端子を備え、アースコネクタ29を任意に共用キャビティ37に嵌合させることにより異なる回路の接続を許容するジョイントコネクタ本体35と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、ジョイントコネクタ構造に関する。
自動車等における複数の回路を連結する処理法として、ジョイントコネクタが使用されている(例えば特許文献1、2参照)。特許文献1のジョイントコネクタは、自動車等の例えば運転席側に装備された各電気系統からの複数本の電線が、エンジンルーム側から引き出したアース用電線(ボディアース接地用電線)に一括して電気接続される。また、特許文献2の車載用多重通信装置は、本線回路の終端部での反射を防ぐために、終端部に終端抵抗回路を設けて更にボディへ接地させる。この場合、ジョイントコネクタは、終端抵抗回路ユニットが着脱式とされている。終端抵抗回路ユニットは、第1の抵抗と、この第1の抵抗に直列に接続された第2の抵抗と、これら第1及び第2の抵抗の間に一端が接続されると共に他端が接地されるコンデンサとを有する。コンデンサの他端は、ジョイントコネクタにボディアース接地用電線を別途接続することにより接地される。
特開平7−161419号公報 特開2003−204340号公報
しかしながら、従来のジョイントコネクタは、ボディアース接地用電線を接続する専用の嵌合構造(アース端子保持部等)を必須で備えるため、部品を共通化しにくく、汎用性も低かった。また、従来のジョイントコネクタは、複数本の電線が、エンジンルーム側から引き出したアース用電線(ボディアース接地用電線)に一括して電気接続されたり、ボディアース接地用電線が別途接続されたりする必要があり、部品点数が増えるとともに、接地用電線の接続作業工数が別途発生した。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、ボディアース接地用電線を削減して、部品を共通化できるジョイントコネクタ構造を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 第1の抵抗と、この第1の抵抗に直列に接続された第2の抵抗と、これら第1の抵抗及び第2の抵抗の間に一端が接続されるとともに他端が接地されるコンデンサとを有するアースコネクタと、電子制御装置に接続されるコネクタと、端子を有しないダミーコネクタと、複数の共用キャビティ及び前記共用キャビティに共通して電気接触部が配置される少なくとも1つの分岐用端子を有し、前記アースコネクタ、前記コネクタ、及び前記ダミーコネクタを任意に前記共用キャビティに嵌合させることにより異なる回路の接続を許容するジョイントコネクタ本体と、を備えることを特徴とするジョイントコネクタ構造。
上記(1)の構成のジョイントコネクタ構造によれば、ジョイントコネクタ本体の共用キャビティに、アースコネクタ、コネクタ、及びダミーコネクタのいずれかを嵌合させることにより、使用箇所(用途)に応じて、機能させることができる。即ち、第1の抵抗、第2の抵抗、及びコンデンサにより構成される終端抵抗回路が内蔵されたアースコネクタは、ジョイントコネクタ本体に嵌合可能となる。これにより、終端抵抗回路が必要なジョイントコネクタと、終端抵抗回路が不要な中間部ジョイントコネクタとの双方に共通のジョイントコネクタ本体を使用できる。その結果、異なる箇所で機能させる場合であっても、同一のジョイントコネクタ本体を使用することができ、ジョイントコネクタ本体の共用化が可能となって汎用性を高めることができる。また、車種仕様等により電子制御装置の数量が少なくて分岐用端子の極数が余る場合は、コネクタ機能を有しないダミーコネクタをジョイントコネクタ本体の共用キャビティに嵌合することもできる。この場合、ダミーコネクタは、ジョイントコネクタ本体の端子保護部材としても機能することになる。
(2) 上記(1)に記載のジョイントコネクタ構造であって、前記共用キャビティに嵌合される前記アースコネクタ、前記コネクタ、及び前記ダミーコネクタは、被固定部に対する固定手段を備えることを特徴とするジョイントコネクタ構造。
上記(2)の構成のジョイントコネクタ構造によれば、アースコネクタ、コネクタ、及びダミーコネクタが、車体またはワイヤハーネス等の被固定部に対する固定手段を備えることにより、固定手段を備えたこれらコネクタの1つが、ジョイントコネクタ本体の共用キャビティに嵌合されると、その固定手段を介して被固定部にジョイントコネクタ本体を固定できる。また、本構成のジョイントコネクタは、端子を有しないダミーコネクタをジョイントコネクタ本体へ嵌合すれば、被固定部へ絶縁固定することもできる。
(3) 上記(2)に記載のジョイントコネクタ構造であって、前記アースコネクタが有する前記固定手段は、一端に、前記コンデンサに接続されるコンデンサ接続部が形成されるとともに、他端に、前記被固定部の金属面に接する導通固定板部を有した板金部材に設けられることを特徴とするジョイントコネクタ構造。
上記(3)の構成のジョイントコネクタ構造によれば、ボディアース接地用電線を別途設けずに、アースコネクタの導通固定板部を介して被固定部ヘジョイントコネクタを導通固定することができる。
即ち、本構成のアースコネクタは、終端抵抗回路がコンデンサを介して板金部材の導通固定板部(LA端子部)に接続されている。ジョイントコネクタ本体の共用キャビティに嵌合されたアースコネクタは、ジョイントコネクタ本体に係止されたアースコネクタの導通固定板部を被固定部ヘボルト締結固定することにより、ジョイントコネクタの分岐用端子を被固定部に導通固定させることが可能となる。その結果、終端抵抗回路用のボディアース接地用電線を削減することができる。
本発明に係るジョイントコネクタ構造によれば、ボディアース接地用電線を削減して、部品を共通化できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の実施形態に係るジョイントコネクタ構造を有するジョイントコネクタが用いられた多重通信回路の一例を示す概念図である。 図1に示した多重通信回路の一例をより具体的に表した全体構成図である。 図2に示した終端部ジョイントコネクタの分解斜視図である。 図3に示したアースコネクタの要部分解斜視図である。 図2に示した中間部ジョイントコネクタの分解斜視図である。 (a)は固定手段がボルト固定穴である変形例に係る中間部ジョイントコネクタの斜視図、(b)は(a)の分解斜視図である。 (a)は固定手段がバンドクランプである変形例に係る中間部ジョイントコネクタの斜視図、(b)は(a)の分解斜視図である。 (a)はダミーコネクタを備えた中間部ジョイントコネクタの斜視図、(b)は(a)の分解斜視図である。 (a)は固定手段がボルト固定穴である変形例に係るダミーコネクタを備えた中間部ジョイントコネクタの斜視図、(b)は(a)の分解斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るジョイントコネクタ構造を有するジョイントコネクタ11が用いられた多重通信回路13の一例を示す概念図である。
本実施形態に係るジョイントコネクタ11は、多重通信回路13に好適に用いることができる。多重通信回路13は、例えば図1に示すように、被固定部である車体1におけるエンジンルーム15と、乗員ルーム17と、トランクルーム等に亘って配索される。多重通信回路13は、終端部ジョイントコネクタ19と終端部ジョイントコネクタ21との間に、複数の中間部ジョイントコネクタ23及び中間部ジョイントコネクタ25が介装される。これら終端部ジョイントコネクタ19、中間部ジョイントコネクタ23、中間部ジョイントコネクタ25、終端部ジョイントコネクタ21のそれぞれには、各種補機を制御する複数の電子制御装置27(ECU)が接続される。
図2は図1に示した多重通信回路13の一例をより具体的に表した全体構成図である。
本実施形態に係るジョイントコネクタ11は、上記の終端部ジョイントコネクタ19、中間部ジョイントコネクタ23、中間部ジョイントコネクタ25、終端部ジョイントコネクタ21として用いることができる。
本実施形態に係るジョイントコネクタ構造を有するジョイントコネクタ11は、アースコネクタ29、メスコネクタ(コネクタ)67、及びダミーコネクタ33(図8参照)のうちの何れか1つと、コネクタ31と、ジョイントコネクタ本体35とを基本構成として備えている。即ち、図2に示すように、終端部ジョイントコネクタ19及び終端部ジョイントコネクタ21は、ジョイントコネクタ本体35と伴にアースコネクタ29と複数のコネクタ31とを備え、中間部ジョイントコネクタ23及び中間部ジョイントコネクタ25は、ジョイントコネクタ本体35と伴にメスコネクタ67と複数のコネクタ31とを備える。
図3は図2に示した終端部ジョイントコネクタ19の分解斜視図である。
本実施形態に係る終端部ジョイントコネクタ19及び終端部ジョイントコネクタ21は、図3に示すように、アースコネクタ29と、複数のコネクタ31と、ジョイントコネクタ本体35とを有する。終端部ジョイントコネクタ19及び終端部ジョイントコネクタ21は、同様の構成であるので終端部ジョイントコネクタ19を代表例として説明する。終端部ジョイントコネクタ19は、ジョイントコネクタ本体35に、1つのアースコネクタ29と、複数(4つ)のコネクタ31とが嵌合される。
本実施形態に係るジョイントコネクタ本体35は、電気絶縁性の合成樹脂により例えば直方体に形成される。ジョイントコネクタ本体35には、同一の嵌合構造を有する複数(本実施形態では5つ)の共用キャビティ37が並んで形成される。1つの共用キャビティ37には、アースコネクタ29、コネクタ31、ダミーコネクタ33、及びメスコネクタ67の何れもが嵌合可能となる。ジョイントコネクタ本体35は、複数(本実施形態では5つ)の電気接触部39を有する少なくとも1つの分岐用端子41(図4参照)を備える。本実施形態において、分岐用端子41は、2つ設けられる。分岐用端子41は、それぞれの電気接触部39が、各共用キャビティ37に共通して配置される。このジョイントコネクタ本体35は、アースコネクタ29、コネクタ31、ダミーコネクタ33、及びメスコネクタ67を任意に共用キャビティ37に嵌合させることにより、異なる回路の接続を許容する。
本実施形態に係るアースコネクタ29、コネクタ31、ダミーコネクタ33、及びメスコネクタ67には、ロック爪43がそれぞれ形成される。ロック爪43は、ジョイントコネクタ本体35の各共用キャビティ37に形成されている被ロック部(図示略)に係止ロックされる。
本実施形態のコネクタ31及びメスコネクタ67は、それぞれの共用キャビティ37に配置された電気接触部39に接続され、電子制御装置27に電気的に接続されたり、複数のジョイントコネクタ本体35間を電気的に接続する中継回路用のコネクタとして使用されたりする。
更に、共用キャビティ37に嵌合されるアースコネクタ29、メスコネクタ67、及びダミーコネクタ33は、被固定部である車体1またはワイヤハーネス45(図7参照)に対する固定手段を備える。
図4は図3に示したアースコネクタ29の要部分解斜視図である。
本実施形態に係るアースコネクタ29は、第1の抵抗47と、この第1の抵抗47に直列に接続された第2の抵抗49とを有する。直列に接続された第1の抵抗47と第2の抵抗49の両端は、それぞれ端子部51となる。この端子部51は、分岐用端子41の電気接触部39に電気的に接続される。アースコネクタ29は、これら第1の抵抗47及び第2の抵抗49の間に、コンデンサ53の一端が接続される。このコンデンサ53の他端は、後述の導通固定板部57から車体1へ接地される。
本実施形態のアースコネクタ29は、図3に示すように、車体1に対する固定手段が、板金部材55の導通固定板部57に設けられる。導通固定板部57は、一端に、コンデンサ53に接続されるコンデンサ接続部59が形成される。板金部材55は、他端に、車体1の金属面に接する導通固定板部57が形成される。コンデンサ接続部59と導通固定板部57とは、導電性金属板をプレス加工することによりL字形に折り曲げ形成されている。導通固定板部57には、ボルト61が挿通される固定手段としてのボルト固定穴63が穿設される。ボルト固定穴63を挟んでコンデンサ接続部59の反対側には、車体1の位置決め穴4への位置決め用突起65が折り曲げ形成されている。
図5は図2に示した中間部ジョイントコネクタ23の分解斜視図である。
本実施形態に係る中間部ジョイントコネクタ23及び中間部ジョイントコネクタ25は、図5に示すように、メスコネクタ67と、複数のコネクタ31と、ジョイントコネクタ本体35とを有する。中間部ジョイントコネクタ23及び中間部ジョイントコネクタ25は、同様の構成であるので中間部ジョイントコネクタ23を代表例として説明する。中間部ジョイントコネクタ23は、ジョイントコネクタ本体35に、1つのメスコネクタ67と、複数(4つ)のコネクタ31とが嵌合される。
本実施形態のメスコネクタ67は、図5に示すように、コネクタ31と同一構造のメスコネクタハウジングに、車体1に対する固定手段が設けられる矩形板形状の車体固定部69が一体に樹脂成形される。メスコネクタハウジングには、コネクタ31と同一の端子が装着される。つまり、メスコネクタ67は、コネクタ31に車体固定部69が一体に設けられた構成とされている。車体固定部69には、車体1に穿設された車体側固定穴6に係止される固定手段としての樹脂クランプ71が突設される。複数のコネクタ31を嵌合したジョイントコネクタ本体35は、共用キャビティ37に嵌合されたメスコネクタ67における車体固定部69の樹脂クランプ71を介して車体1に絶縁固定される。
図6(a)は固定手段がボルト固定穴63である変形例に係る中間部ジョイントコネクタ73の斜視図、(b)は(a)の分解斜視図である。
図6に示した変形例に係る中間部ジョイントコネクタ73は、樹脂クランプ71の代わりに、車体固定部69Aに、ボルト固定穴63を備える。中間部ジョイントコネクタ73は、ジョイントコネクタ本体35に嵌合したメスコネクタ67Aの車体固定部69Aが、ボルト61により車体1の車体側ネジ穴2へ固定されて、車体1に対して絶縁固定される。
図7(a)は固定手段がバンドクランプ75である変形例に係る中間部ジョイントコネクタ77の斜視図、(b)は(a)の分解斜視図である。
図7に示した変形例に係る中間部ジョイントコネクタ77のメスコネクタ79は、樹脂クランプ71の代わりに、車体固定部69Bに、固定手段としてのバンドクランプ75を備える。このメスコネクタ79は、コネクタ31と同一構造のメスコネクタハウジングに、車体1に対する固定手段が設けられる矩形板形状の車体固定部69Bが一体に樹脂成形される。
この車体固定部69Bには、先端が自由端となったバンド81の基端が固定されている。車体固定部69Bには、バンド81の先端が挿通される係止孔82が形成される。係止孔82は、挿入されたバンド81の抜けを係止爪等により規制する。係止爪は、バンド81の表面に形成された微小な係止凹凸部83を係止することにより、バンド81の後抜けを規制する。中間部ジョイントコネクタ77は、ジョイントコネクタ本体35に嵌合したメスコネクタ79の車体固定部69Bが、バンドクランプ75によりワイヤハーネス45へ巻回されて絶縁固定される。
ワイヤハーネス45は、複数の電線85がテープ巻きにより束ねられている。このテープ87の間からは、複数本の電線85が引き出されている。ワイヤハーネス45から引き出された電線85にはコネクタ31及びメスコネクタ79が接続されている。これらコネクタ31及びメスコネクタ79は、ジョイントコネクタ本体35の共用キャビティ37にそれぞれ嵌合される。
図8(a)はダミーコネクタ33を備えた中間部ジョイントコネクタ89の斜視図、(b)は(a)の分解斜視図である。
ジョイントコネクタ本体35には、図8に示すように、端子を備えないダミーコネクタ33が嵌合可能である。ダミーコネクタ33は、車体1に対する固定手段が設けられる矩形板形状の車体固定部69が一体に樹脂成形される。車体固定部69には、車体1に穿設される車体側固定穴6に係止される固定手段としての樹脂クランプ71が突設される。そこで、中間部ジョイントコネクタ89は、ジョイントコネクタ本体35の共用キャビティ37に嵌合したダミーコネクタ33の車体固定部69が、樹脂クランプ71により車体側固定穴6へ固定されることにより、車体1に対して絶縁固定される。
図9(a)は固定手段がボルト固定穴63である変形例に係るダミーコネクタ33Aを備えた中間部ジョイントコネクタ91の斜視図、(b)は(a)の分解斜視図である。
ダミーコネクタ33Aは、樹脂クランプ71の代わりに、車体固定部69Aに、固定手段としてのボルト固定穴63を備える。そこで、中間部ジョイントコネクタ91は、ジョイントコネクタ本体35の共用キャビティ37に嵌合したダミーコネクタ33Aの車体固定部69Aが、ボルト61により車体1の車体側ネジ穴2へ固定されることにより、車体1に対して絶縁固定される。
次に、上記した構成の作用を説明する。
本実施形態に係るジョイントコネクタ構造を有するジョイントコネクタ11では、ジョイントコネクタ本体35の共用キャビティ37に、アースコネクタ29、メスコネクタ67(67A)、及びダミーコネクタ33(33A)のいずれかを嵌合させることにより、使用箇所(用途)に応じて、機能させることができる。
即ち、第1の抵抗47、第2の抵抗49、及びコンデンサ53により構成される終端抵抗回路が内蔵されたアースコネクタ29は、ジョイントコネクタ本体35に嵌合可能となる。これにより、図2に示したように、終端抵抗回路が必要なジョイントコネクタ11である終端部ジョイントコネクタ19,21と、終端抵抗回路が不要なジョイントコネクタ11である中間部ジョイントコネクタ23,25との双方に共通のジョイントコネクタ本体35を使用できる。
その結果、ジョイントコネクタ11は、異なる箇所で機能させる場合であっても、同一のジョイントコネクタ本体35を使用することができ、ジョイントコネクタ本体35の共用化が可能となって汎用性を高めることができる。
また、車種仕様等により電子制御装置27の数量が少なくて分岐用端子41の極数が余る場合は、コネクタ機能を有しないダミーコネクタ33(33A)をジョイントコネクタ本体35の共用キャビティ37に嵌合することもできる。この場合、ダミーコネクタ33(33A)は、ジョイントコネクタ本体35の端子保護部材としても機能することになる。
また、本実施形態に係るジョイントコネクタ11では、アースコネクタ29、メスコネクタ67(67A,79)、及びダミーコネクタ33(33A)が、被固定部である車体1またはワイヤハーネス45に対する固定手段であるボルト固定穴63、樹脂クランプ71及びバンドクランプ75を備えることにより、これらの1つが、ジョイントコネクタ本体35の共用キャビティ37に嵌合されると、その固定手段を介して車体1またはワイヤハーネス45にジョイントコネクタ本体35を固定できる。例えば、本実施形態のジョイントコネクタ11は、図8及び図9に示したように、端子を有しないダミーコネクタ33(33A)をジョイントコネクタ本体35へ嵌合して中間部ジョイントコネクタ89(91)を構成すれば、ダミーコネクタ33(33A)に設けたボルト固定穴63または樹脂クランプ71により、車体1へ絶縁固定することができる。
更に、本実施形態に係るジョイントコネクタ11としの終端部ジョイントコネクタ19(21)では、ボディアース接地用電線を別途設けずに、アースコネクタ29の導通固定板部57を介して車体1に終端部ジョイントコネクタ19(21)を導通固定することができる。
即ち、本実施形態に係るアースコネクタ29は、終端抵抗回路がコンデンサ53を介して板金部材55の導通固定板部57(LA端子部)に接続されている。ジョイントコネクタ本体35の共用キャビティ37に嵌合されたアースコネクタ29は、ジョイントコネクタ本体35に係止されたアースコネクタ29の導通固定板部57を車体1ヘボルト締結固定することにより、終端部ジョイントコネクタ19(21)の分岐用端子41を車体1に導通固定させることが可能となる。その結果、終端抵抗回路用のボディアース接地用電線を削減することができる。
従って、本実施形態に係るジョイントコネクタ構造を有するジョイントコネクタ11によれば、ボディアース接地用電線を削減して、部品を共通化できる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
例えば上記の構成例では、アースコネクタ29、メスコネクタ67(67A,79)、及びダミーコネクタ33(33A)がジョイントコネクタ本体35の端の共用キャビティ37に嵌合される例を図示したが、これらアースコネクタ29等は、ジョイントコネクタ本体35の中央の共用キャビティ37に嵌合されてもよい。また、ジョイントコネクタ本体35は、複数の共用キャビティ37を同一方向に並べたものを例示したが、ジョイントコネクタ本体は、それぞれの共用キャビティが異なる向きに並べられていてもよい。
ここで、上述した本発明に係るジョイントコネクタ構造の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 第1の抵抗(47)と、この第1の抵抗(47)に直列に接続された第2の抵抗(49)と、これら第1の抵抗(47)及び第2の抵抗(49)の間に一端が接続されるとともに他端が接地されるコンデンサ(53)とを有するアースコネクタ(29)と、
電子制御装置(27)に接続されるコネクタ(メスコネクタ67)と、
端子(端子部51)を有しないダミーコネクタ(33,33A)と、
複数の共用キャビティ(37)及び前記共用キャビティ(37)に共通して電気接触部(39)が配置される少なくとも1つの分岐用端子(41)を有し、前記アースコネクタ(29)、前記コネクタ(メスコネクタ67)、及び前記ダミーコネクタ(33,33A)を任意に前記共用キャビティ(37)に嵌合させることにより異なる回路の接続を許容するジョイントコネクタ本体(35)と、
を備えることを特徴とするジョイントコネクタ構造。
[2] 上記[1]に記載のジョイントコネクタ構造であって、
前記共用キャビティ(37)に嵌合される前記アースコネクタ(29)、前記コネクタ(メスコネクタ67)、及び前記ダミーコネクタ(33,33A)は、被固定部(車体1、ワイヤハーネス45)に対する固定手段(ボルト固定穴63、樹脂クランプ71、バンドクランプ75)を備えることを特徴とするジョイントコネクタ構造。
[3] 上記[2]に記載のジョイントコネクタ構造であって、
前記アースコネクタ(29)が有する前記固定手段(ボルト固定穴63)は、一端に、前記コンデンサ(53)に接続されるコンデンサ接続部(59)が形成されるとともに、他端に、前記被固定部(車体1)の金属面に接する導通固定板部(57)を有した板金部材(55)に設けられることを特徴とするジョイントコネクタ構造。
1…車体(被固定部)
11…ジョイントコネクタ
19…終端部ジョイントコネクタ
21…終端部ジョイントコネクタ
27…電子制御装置
29…アースコネクタ
33…ダミーコネクタ
35…ジョイントコネクタ本体
37…共用キャビティ
39…電気接触部
41…分岐用端子
45…ワイヤハーネス
47…第1の抵抗
49…第2の抵抗
53…コンデンサ
55…板金部材
57…導通固定板部
59…コンデンサ接続部
63…ボルト固定穴(固定手段)
67…メスコネクタ(コネクタ)
71…樹脂クランプ(固定手段)
75…バンドクランプ(固定手段)

Claims (3)

  1. 第1の抵抗と、この第1の抵抗に直列に接続された第2の抵抗と、これら第1の抵抗及び第2の抵抗の間に一端が接続されるとともに他端が接地されるコンデンサとを有するアースコネクタと、
    電子制御装置に接続されるコネクタと、
    端子を有しないダミーコネクタと、
    複数の共用キャビティ及び前記共用キャビティに共通して電気接触部が配置される少なくとも1つの分岐用端子を有し、前記アースコネクタ、前記コネクタ、及び前記ダミーコネクタを任意に前記共用キャビティに嵌合させることにより異なる回路の接続を許容するジョイントコネクタ本体と、
    を備えることを特徴とするジョイントコネクタ構造。
  2. 請求項1に記載のジョイントコネクタ構造であって、
    前記共用キャビティに嵌合される前記アースコネクタ、前記コネクタ、及び前記ダミーコネクタは、被固定部に対する固定手段を備えることを特徴とするジョイントコネクタ構造。
  3. 請求項2に記載のジョイントコネクタ構造であって、
    前記アースコネクタが有する前記固定手段は、一端に、前記コンデンサに接続されるコンデンサ接続部が形成されるとともに、他端に、前記被固定部の金属面に接する導通固定板部を有した板金部材に設けられることを特徴とするジョイントコネクタ構造。
JP2018025248A 2018-02-15 2018-02-15 ジョイントコネクタ構造 Active JP6966349B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018025248A JP6966349B2 (ja) 2018-02-15 2018-02-15 ジョイントコネクタ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018025248A JP6966349B2 (ja) 2018-02-15 2018-02-15 ジョイントコネクタ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019140072A true JP2019140072A (ja) 2019-08-22
JP6966349B2 JP6966349B2 (ja) 2021-11-17

Family

ID=67695462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018025248A Active JP6966349B2 (ja) 2018-02-15 2018-02-15 ジョイントコネクタ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6966349B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021019349A1 (en) 2019-07-30 2021-02-04 Ricoh Company, Ltd. Capturing unit and vehicle control unit

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6490835A (en) * 1987-09-30 1989-04-07 Kubota Ltd Wire harness for vehicle
JP2001023722A (ja) * 1999-07-08 2001-01-26 Sumitomo Wiring Syst Ltd ジョイトコネクタ
JP2002010438A (ja) * 2000-06-20 2002-01-11 Sumitomo Wiring Syst Ltd プロテクタ
JP2002015817A (ja) * 2000-06-28 2002-01-18 Sumitomo Wiring Syst Ltd アース接続用部品
JP2002075516A (ja) * 2000-08-31 2002-03-15 Yazaki Corp 端子用カバー
JP2003204340A (ja) * 2001-10-31 2003-07-18 Yazaki Corp 車載用多重通信装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6490835A (en) * 1987-09-30 1989-04-07 Kubota Ltd Wire harness for vehicle
JP2001023722A (ja) * 1999-07-08 2001-01-26 Sumitomo Wiring Syst Ltd ジョイトコネクタ
JP2002010438A (ja) * 2000-06-20 2002-01-11 Sumitomo Wiring Syst Ltd プロテクタ
JP2002015817A (ja) * 2000-06-28 2002-01-18 Sumitomo Wiring Syst Ltd アース接続用部品
JP2002075516A (ja) * 2000-08-31 2002-03-15 Yazaki Corp 端子用カバー
JP2003204340A (ja) * 2001-10-31 2003-07-18 Yazaki Corp 車載用多重通信装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021019349A1 (en) 2019-07-30 2021-02-04 Ricoh Company, Ltd. Capturing unit and vehicle control unit

Also Published As

Publication number Publication date
JP6966349B2 (ja) 2021-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000512375A (ja) 電気的構成要素を装備した導体路構造部を有するプラグコネクタ及びこのようなものの製造方法
TW200402175A (en) Electrical connector with wire management module
CN110994287A (zh) 线束
JP6830466B2 (ja) ワイヤハーネス
CN110979207A (zh) 线束
JP2019140072A (ja) ジョイントコネクタ構造
JP4900689B2 (ja) インストルメントパネル裏面側の電線配策構造
US20200101911A1 (en) Wire harness
JP2647641B2 (ja) 自動車のワイヤーハーネス装置
JP2001287604A (ja) 自動車の配線構造
JP5936061B2 (ja) ワイヤーハーネスシステム
JPH0729585B2 (ja) 自動車のワイヤーハーネス装置
US9796346B2 (en) Motor vehicle plastic panel having an integral electrical unit
JP3545510B2 (ja) 自動車用ワイヤハーネス
JP6889643B2 (ja) 電子部品内蔵ユニット
JP5991105B2 (ja) ワイヤーハーネスシステムの製造方法
JPS6242453Y2 (ja)
US7195502B2 (en) Multi-function connector for vehicles
JP5991106B2 (ja) ワイヤーハーネスシステム
JP2014102931A (ja) 電子部品ユニット及びワイヤーハーネスシステム
JP3559227B2 (ja) ワイヤハーネス構造
JPS5816310B2 (ja) タジユウデンソウヨウコネクタ
JP2024039990A (ja) 車載用の電気接続箱
JP2004180486A (ja) フラットハーネスの固定構造
JPS62113633A (ja) 車輌用ワイヤハ−ネス装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211019

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211022

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6966349

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350