JP2019139897A - 燃料電池システム - Google Patents

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遥 広瀬
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Abstract

【課題】燃料電池の発電電圧が昇圧後電圧よりも大きくなり燃料電池用コンバータが昇圧停止状態になることを抑制する。【解決手段】燃料電池システムは、燃料ガスと酸化ガスの供給を受けて発電する燃料電池と、燃料電池の発電電圧を調整する燃料電池用コンバータと、燃料電池からの電力によって回転動力を発生可能な駆動モータと、駆動モータの駆動要求電圧に応じて燃料電池用コンバータに発電電圧を目標電圧に昇圧させて駆動モータに供給させる昇圧処理を実行可能な制御部と、を備える。制御部は、昇圧処理において、発電電圧が、燃料電池への酸化ガスの供給が増加することにより上昇する場合の第1電圧推定値と、燃料電池の発電電流が減少することにより上昇する場合の第2電圧推定値と、駆動モータのモータトルクが減少することにより上昇する場合の第3電圧推定値のうちで最も大きい値を目標電圧の下限値とする。【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
燃料電池車両の燃料電池システムにおいて、ECUは、駆動モータ用インバータの入力端直流電圧、すなわち、燃料電池の発電電圧を昇圧させた後の電圧(以下「昇圧後電圧」と呼ぶ)と燃料電池の発電電圧との差が予め定められた許容電圧値(電圧センサの誤差電圧の和)以上である場合に、燃料電池昇圧コンバータに燃料電池の発電電圧を昇圧させる(例えば特許文献1)。
特開2016−015855号公報
燃料電池システムでは、燃料電池の発電電圧が昇圧後電圧よりも大きい場合に、燃料電池昇圧コンバータが昇圧停止状態になる。従来技術では、統合ECUは、燃料電池の発電電圧よりも大きな値を昇圧後電圧の目標値として、燃料電池昇圧コンバータの昇圧動作を制御する。しかしながら、異なるECUの間の通信遅れや燃料電池昇圧コンバータの応答遅れ等が存在するため、昇圧後電圧が目標値に達する前に燃料電池の発電電圧に急激な変動が起こった場合、例えば、発電電圧が急激に上昇して目標値以上になった場合に、燃料電池昇圧コンバータが昇圧停止状態になってしまい、駆動要求電流不足によるトルクショックが発生する虞がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、燃料電池システムが提供される。この燃料電池システムは、燃料ガスと酸化ガスの供給を受けて発電する燃料電池と、前記燃料電池の発電電圧を調整する燃料電池用コンバータと、前記燃料電池からの電力によって回転動力を発生可能な駆動モータと、前記駆動モータの駆動要求電圧に応じて前記燃料電池用コンバータに前記発電電圧を目標電圧に昇圧させて前記駆動モータに供給させる昇圧処理を実行可能な制御部と、を備える。前記制御部は、前記昇圧処理において、前記発電電圧が、前記燃料電池への酸化ガスの供給が増加することにより上昇する場合の第1電圧推定値と、前記燃料電池の発電電流が減少することにより上昇する場合の第2電圧推定値と、前記駆動モータのモータトルクが減少することにより上昇する場合の第3電圧推定値のうちで最も大きい値を前記目標電圧の下限値とする。
この形態の燃料電池システムによれば、制御部は、第1電圧推定値と第2電圧推定値と第3電圧推定値のうちで最も大きい値を目標電圧の下限値とするので、燃料電池の発電電圧が昇圧処理の間に上昇しても、目標電圧を燃料電池の上昇後の発電電圧以上に設定することができ、発電電圧が目標電圧よりも大きくなり燃料電池用コンバータが昇圧停止状態になることを抑制できる。
本発明は、上記以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、燃料電池車両等の形態で実現することができる。
一実施形態における燃料電池システムの電気系の概略構成を示す図。 昇圧処理の詳細を表すフローチャートの一例。 燃料電池の電流−電圧特性グラフと発電電力グラフを示す図。
図1は、本発明の一実施形態における燃料電池システム10の電気系の概略構成を示す図である。燃料電池システム10は、例えば動力源として車両に搭載される。
燃料電池システム10は、燃料電池100と、電流検出部190と、電圧検出部180と、燃料電池用コンバータ110と、バッテリコンバータ120と、駆動モータ(M)用インバータ130と、駆動モータ(M)140と、エアコンプレッサ(ACP)用インバータ160と、エアコンプレッサ(ACP)170と、二次電池200と、ポンプインバータ230と、水素ポンプ(HP)240と、冷却水ポンプ(WP)250と、制御部300と、アクセルペダルセンサ310と、ブレーキペダルセンサ320と、回転速センサ330と、を備える。
燃料電池100は、例えば固体高分子形燃料電池を採用可能である。燃料電池100は、燃料ガスと酸化ガスの供給を受けて、電気化学反応により発電する。燃料ガスは、例えば水素を採用可能であり、酸化ガスは、例えば空気を採用可能である。燃料電池100は、図示しない複数の単セルが積層された燃料電池スタックによって構成される。
電流検出部190は、燃料電池100の発電電流を検出する。電圧検出部180は、燃料電池100の発電電圧を検出する。燃料電池用コンバータ110は、燃料電池100の発電電圧を調整するDC/DCコンバータである。燃料電池用コンバータ110は、制御部300からの制御信号に応じて、燃料電池100の発電電圧を駆動モータ140で利用可能な高電圧に昇圧する。また、燃料電池用コンバータ110は、制御部300からの制御信号に応じて、燃料電池100に対して電流の掃引を行う。「電流の掃引」とは、電流を燃料電池100から引くことを意味している。
駆動モータ用インバータ130は、燃料電池用コンバータ110によって昇圧された直流電圧を交流電圧に変換するものであり、制御部300からの制御信号に応じて交流電圧の周波数と電圧を調整して駆動モータ140に供給し、駆動モータ140を制御する。駆動モータ140は、燃料電池100からの電力によって回転動力を発生可能である。エアコンプレッサ用インバータ160は、燃料電池用コンバータ110によって昇圧された直流電圧を交流電圧に変換するものであり、制御部300からの制御信号に応じて交流電圧の周波数と電圧を調整してエアコンプレッサ170に供給し、エアコンプレッサ170を制御する。エアコンプレッサ170は、燃料電池100に酸化ガスとしての空気を供給する。エアコンプレッサ170には、空気流量計175が設けられている。空気流量計175は、エアコンプレッサ170が燃料電池100に供給する空気の流量を測定する。
バッテリコンバータ120は、双方向のDC/DCコンバータである。すなわち、バッテリコンバータ120は、制御部300からの制御信号に応じて、燃料電池用コンバータ110によって昇圧された直流電圧を降圧し、又は、二次電池200の電圧を昇圧する。二次電池200は、駆動モータ140やエアコンプレッサ170、水素ポンプ240、冷却水ポンプ250等の電源として機能する。二次電池200は、燃料電池100からの電力によって充電される。二次電池200は、例えば、リチウムイオン二次電池や、ニッケル水素二次電池等を採用可能である。
ポンプインバータ230は、二次電池200の電圧又はバッテリコンバータ120によって降圧された直流電圧を交流電圧に変換するものであり、制御部300からの制御信号に応じて交流電圧の周波数と電圧を調整して水素ポンプ240と冷却水ポンプ250に供給し、水素ポンプ240と冷却水ポンプ250を制御する。水素ポンプ240は、燃料電池100に燃料ガスとしての水素を供給する。冷却水ポンプ250は、冷却のために燃料電池100に冷却水を供給する。
制御部300は、中央処理装置と主記憶装置とを備えるマイクロコンピュータによって構成されている。制御部300は、図示しない互いに通信可能な燃料電池ECUや、燃料電池用コンバータECU、電力制御ECU等を備える統合ECUである。制御部300には、車両のアクセルペダル(図示せず)の踏込量を検出するアクセルペダルセンサ310と、ブレーキペダル(図示せず)の踏込量を検出するブレーキペダルセンサ320と、駆動モータ140の回転速度を検出する回転速センサ330とが接続されている。制御部300は、これら各センサからの検出信号に応じて、燃料電池システム10内の各部の動作を制御する。また、制御部300は、電圧検出部180によって検出された燃料電池100の発電電圧と、電流検出部190によって検出された燃料電池100の発電電流と、空気流量計175によって測定された空気流量とを取得する。なお、制御部300は、駆動モータ140の駆動要求電圧に応じて燃料電池用コンバータ110に燃料電池100の発電電圧を目標電圧に昇圧させて駆動モータ140に供給させる昇圧処理を実行可能である。
図2は、制御部300の昇圧処理の詳細を表すフローチャートの一例である。図2に示す昇圧処理は、燃料電池システム10の運転中に繰り返して実行される。なお、昇圧処理は、制御部300が燃料電池100の発電電圧を取得開始してから燃料電池用コンバータ110の出力電圧が目標電圧になるまで予め定められた時間(以下「昇圧完了時間」と呼ぶ)が必要である。昇圧完了時間は、例えば以下のいずれか二以上の時間の合計を採用可能である。
(1)制御部300が燃料電池100の発電電圧を取得するために必要な時間。
(2)制御部300において、燃料電池100の発電電圧を取得するECUと、目標電圧の下限値(後述)を決定するECUが異なる場合、これら二つのECUが通信するために必要な時間。
(3)制御部300が目標電圧の下限値を決定する処理を行うために必要な時間。
(4)制御部300において、目標電圧の下限値を決定するECUと、目標電圧を決定するECUが異なる場合、これら二つのECUが通信するために必要な時間。
(5)制御部300が目標電圧を決定する処理を行うために必要な時間。
ステップS110において、制御部300は、駆動モータ140の駆動要求電圧Vmを決定する。「駆動要求電圧」とは、駆動モータ140に運転者の要求に見合った回転動力を発生させるための電圧である。駆動要求電圧Vmは、例えば、アクセルペダルセンサ310とブレーキペダルセンサ320の検出信号や、回転速センサ330の検出信号を用いて決定することができる。ステップS120において、制御部300は、駆動要求電圧Vmが燃料電池100の最大発電電圧よりも大きいか否かを判定する。燃料電池100の最大発電電圧は、予め制御部300に記憶されていてもよいし、他の記憶装置から取得してもよい。制御部300は、駆動要求電圧Vmが燃料電池100の最大発電電圧以下である場合(ステップS120、No)には、ステップS130に移行する。
ステップS130において、制御部300は、燃料電池100の発電電圧Vcfcを電圧検出部180から取得する。ステップS140において、制御部300は、燃料電池100の第1電圧推定値Ves1を計算する。「第1電圧推定値Ves1」は、仮に燃料電池100の発電電圧が昇圧完了時間内に燃料電池100への酸化ガスの供給が増加することにより上昇する場合の上昇後推定発電電圧である。第1電圧推定値Ves1は、例えば以下の式(1)、(2)、(3)によって計算できる。
Qacp=Td×Racp …(1)
Vacp=Kacp×Qacp …(2)
Ves1=Vcfc+Vacp …(3)
Qacp:エアコンプレッサ170の空気流量増加量
Td:昇圧完了時間
Racp:エアコンプレッサ170の空気流量増加率
Vacp:空気流量が空気流量計175から取得した空気流量Qcacpから流量Qacpだけ増加した場合の燃料電池100の発電電圧の上昇量
Kacp:空気流量が空気流量計175から取得した空気流量Qcacpから流量Qacpだけ増加した場合の燃料電池100の発電電圧の上昇係数
Ves1:第1電圧推定値
Vcfc:燃料電池100の発電電圧
なお、燃料電池100の発電電圧の上昇量Vacpは、式(2)によらず、空気流量計175から取得した空気流量Qcacp及びエアコンプレッサ170の空気流量増加量Qacpを用いて実験又は経験によって得ることができる。
ステップS150において、制御部300は、燃料電池100の第2電圧推定値Ves2を計算する。「第2電圧推定値Ves2」は、仮に燃料電池100の発電電圧が昇圧完了時間内に燃料電池100の発電電流が減少することにより上昇する場合の上昇後推定発電電圧である。第2電圧推定値Ves2は、例えば以下の式(4)、(5)によって計算できる。なお、燃料電池100の発電電流は、例えば、燃料電池用コンバータ110の電流掃引量が減少することによって減少する。
Ifdc=Td×Rfdc …(4)
Ves2=Vcfc+Vfdc …(5)
Ifdc:燃料電池100の発電電流減少量
Td:昇圧完了時間
Rfdc:燃料電池用コンバータ110の電流掃引減少率
Ves2:第2電圧推定値
Vcfc:燃料電池100の発電電圧
Vfdc:燃料電池100の発電電流が電流検出部190から取得した電流Icfcから電流Ifdcだけ増加した場合の燃料電池100の発電電圧の上昇量
なお、燃料電池100の発電電圧の上昇量Vfdcは、図3によって得られる。
図3は、燃料電池100の電流−電圧特性グラフと電力グラフを示す図である。グラフG0は、燃料電池100の電流−電圧特性を示すグラフである。グラフG1とグラフG2は、燃料電池100の発電電圧と発電電流との積として算出される発電電力を示すグラフである。グラフG1とグラフG2については後述する。図3によれば、燃料電池100の発電電流が電流Icfcから電流Ifdcだけ増加した場合の燃料電池100の発電電圧の上昇量Vfdcを得られる。
図2に戻り、ステップS160において、制御部300は、燃料電池100の第3電圧推定値Ves3を計算する。「第3電圧推定値Ves3」は、仮に燃料電池100の発電電圧が昇圧完了時間内に駆動モータ140のモータトルクが減少することにより上昇する場合の上昇後推定発電電圧である。第3電圧推定値Ves3は、例えば以下の式(6)、(7)、(8)によって計算できる。
Tm=Td×Rtrq …(6)
Pm=Nm×Tm …(7)
Ves3=Vcfc+Vtrq …(8)
Tm:モータトルクの減少量
Td:昇圧完了時間
Rtrq:モータトルクの減少率
Pm:モータトルクの減少によるモータ動力の減少量
Nm:回転速センサ330から取得した駆動モータ140の回転速度
Ves3:第3電圧推定値
Vcfc:燃料電池100の発電電圧
Vtrq:モータ動力の減少量Pmに応じた燃料電池100の発電電圧の上昇量
なお、燃料電池100の発電電圧の上昇量Vtrqは、図3によって得られる。
図3において、グラフG1は、駆動モータ140の回転速度Nmに応じたモータ動力Pm0と対応する燃料電池100の発電電力を示すグラフである。グラフG2は、モータ動力Pm0から動力Pmだけ減少した場合の燃料電池100の発電電圧を示すグラフである。グラフG1及びグラフG2のそれぞれのグラフG0との交差点は、燃料電池100の動作点である。図3によれば、グラフG1からグラフG2に変化した場合の燃料電池100の発電電圧の上昇量、すなわち、モータ動力の減少量Pmに応じた燃料電池100の発電電圧の上昇量Vtrqを得られる。
図2に戻り、ステップS170において、制御部300は、目標電圧の下限値を決定する。具体的には、制御部300は、ステップS140〜ステップS160で算出された第1電圧推定値Ves1と、第2電圧推定値Ves2と、第3電圧推定値Ves3のうちで、最も大きい値を目標電圧の下限値とする。ここで、これまで説明したように、第1電圧推定値Ves1〜第3電圧推定値Ves3は、仮に燃料電池100の発電電圧が昇圧完了時間内に上昇する場合の上昇後推定発電電圧である。従って、これらの上昇後推定発電電圧のうちで最も大きい値を目標電圧の下限値とすれば、燃料電池100の発電電圧が昇圧完了時間内にステップS140〜ステップS160のいずれかの理由によって上昇しても、目標電圧を燃料電池100の上昇後発電電圧以上に設定することができるので、発電電圧が目標電圧よりも大きくなり燃料電池用コンバータ110が昇圧停止状態になることを抑制できる。なお、ステップS140〜ステップS160の順番は任意に変更してもよい。また、上述の電圧推定値は、制御部300によって計算される代わりに、予め定められた値として制御部300に記憶されていてもよい。
ステップS180において、制御部300は、目標電圧を決定する。ここで、目標電圧の下限値が駆動要求電圧Vmよりも大きい場合には、目標電圧の下限値以上の値を目標電圧とすることが好ましい。一方、目標電圧の下限値が駆動要求電圧Vm以下の場合には、駆動要求電圧Vmを目標電圧としてもよい。ステップS190において、制御部300は、目標電圧を用いて昇圧処理を実行し、その後昇圧処理を終了する。
ステップS120に戻り、制御部300は、駆動要求電圧Vmが燃料電池100の最大発電電圧よりも大きい場合(ステップS120、Yes)には、ステップS180に移行する。ステップS180において、制御部300は、目標電圧の下限値を考慮せず、駆動要求電圧Vmを目標電圧としてもよい。この場合には、駆動要求電圧Vmが燃料電池100の最大発電電圧よりも大きいので、燃料電池100の発電電圧が昇圧完了時間内に上昇しても駆動要求電圧Vmより大きくならず、燃料電池用コンバータ110が昇圧停止状態になる虞がない。
以上説明したように、本発明の一実施形態では、制御部300は、燃料電池100の上昇後推定発電電圧の第1電圧推定値Ves1と、第2電圧推定値Ves2と、第3電圧推定値Ves3のうちで最も大きい値を目標電圧の下限値とするので、燃料電池100の発電電圧が昇圧完了時間内に上昇しても、目標電圧を燃料電池100の上昇後の発電電圧以上に設定することができ、発電電圧が目標電圧よりも大きくなり燃料電池用コンバータ110が昇圧停止状態になることを抑制できる。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…燃料電池システム
100…燃料電池
110…燃料電池用コンバータ
120…バッテリコンバータ
130…駆動モータ用インバータ
140…駆動モータ
160…エアコンプレッサ用インバータ
170…エアコンプレッサ
175…空気流量計
180…電圧検出部
190…電流検出部
200…二次電池
230…ポンプインバータ
240…水素ポンプ
250…冷却水ポンプ
300…制御部
310…アクセルペダルセンサ
320…ブレーキペダルセンサ
330…回転速センサ

Claims (1)

  1. 燃料電池システムであって、
    燃料ガスと酸化ガスの供給を受けて発電する燃料電池と、
    前記燃料電池の発電電圧を調整する燃料電池用コンバータと、
    前記燃料電池からの電力によって回転動力を発生可能な駆動モータと、
    前記駆動モータの駆動要求電圧に応じて前記燃料電池用コンバータに前記発電電圧を目標電圧に昇圧させて前記駆動モータに供給させる昇圧処理を実行可能な制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記昇圧処理において、前記発電電圧が、前記燃料電池への酸化ガスの供給が増加することにより上昇する場合の第1電圧推定値と、前記燃料電池の発電電流が減少することにより上昇する場合の第2電圧推定値と、前記駆動モータのモータトルクが減少することにより上昇する場合の第3電圧推定値のうちで最も大きい値を前記目標電圧の下限値とする、
    燃料電池システム。
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