JP2016127632A - 電力システム - Google Patents
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Abstract
【課題】発電機及び蓄電池を備える電力システムにおいて、発電機を断続的に動作させる場合に、受電装置に対して好適に電力を出力する。
【解決手段】燃料電池11と、燃料電池11により発電された電力を充電可能な蓄電池12と、を備える電力システムにおいて、電力システムは、給電装置30に対して電力供給が可能な状態で接続され、電力システムに要求される要求電力が蓄電池12から出力可能な電力である出力可能電力以上である場合に、燃料電池11による発電を実施する制御部20を備え、制御部20は、蓄電池12の出力電圧と、給電装置30の入力電圧の下限値との比較に基づいて、燃料電池11による発電を実施することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】燃料電池11と、燃料電池11により発電された電力を充電可能な蓄電池12と、を備える電力システムにおいて、電力システムは、給電装置30に対して電力供給が可能な状態で接続され、電力システムに要求される要求電力が蓄電池12から出力可能な電力である出力可能電力以上である場合に、燃料電池11による発電を実施する制御部20を備え、制御部20は、蓄電池12の出力電圧と、給電装置30の入力電圧の下限値との比較に基づいて、燃料電池11による発電を実施することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
発電機と、その発電機により発電された電力を充電可能な蓄電池と、を備える電力システムに関する。
近年、燃料電池及び蓄電池を備える燃料電池車において、燃料電池及び蓄電池と給電装置(受電装置)とを接続し、燃料電池及び蓄電池から給電装置に電力を供給するシステムが知られている(例えば、特許文献1)。
燃料電池のような発電機では、出力電力の小さい領域では、電力効率が低いという特性を有する。そこで、要求電力が小さい領域では、発電機による発電を抑制するために、要求電力が蓄電池の出力可能電力以下であることを条件として、発電機による発電を停止する構成が考えられる。これにより、発電機の出力電流の低下に伴う発電機の電力効率の低下を抑制することができる。
しかしながら、燃料電池の電力効率の低下を抑制することができる一方、蓄電池の充電率(SOC: State of Charge)の低下に伴って、蓄電池の出力電圧は低下する。このため、受電装置に対する電力システムとしての出力電圧が低下し、問題が生じることが考えられる。
本発明は、発電機及び蓄電池を備える電力システムにおいて、発電機を断続的に動作させる場合に、受電装置に対して好適に電力を出力することを目的とする。
本発明は、発電機(11)と、その発電機により発電された電力を充電可能な蓄電池(12)と、を備える電力システムにおいて、前記電力システムは、その電力システムの外部の受電装置(30)に対して電力供給が可能な状態で接続され、前記電力システムに要求される要求電力が前記蓄電池から出力可能な電力である出力可能電力以上である場合に、前記発電機による発電を実施する制御部(20)を備え、前記制御部は、前記蓄電池の出力電圧と、前記受電装置の入力電圧の下限値との比較に基づいて、前記発電機による発電を実施することを特徴とする。
蓄電池の充電率の低下に伴って、蓄電池の出力電圧は低下する。受電装置に入力電圧の下限値が存在する場合に、蓄電池の出力電圧が、その下限値より低下することが考えられる。そこで、本発明では、蓄電池の出力電圧が受電装置の入力電圧の下限値との比較に基づいて、発電機による発電を実施する。これにより、電力システムから受電装置への出力電圧が受電装置の入力電圧の下限値より低くなることを抑制し、受電装置に対して好適に電力を出力することが可能になる。
図1に本実施形態における電力システムを表す概略図を示す。電力システムは、燃料電池車である車両10に搭載されている車載電力システムである。電力システムは、燃料電池11(発電機)、及び、燃料電池11により発電された電力を充電可能な蓄電池12、制御部20を備えている。なお、制御部20は、CPU、ROM、及び、RAMなどを備えるマイクロコンピュータである。また、車両10は、インバータ13,14、DCDCコンバータ15,16、モータジェネレータ17(走行用モータ)、エアポンプ18、及び、補機19、及び、給電装置30との接続用のコネクタ21が搭載されている。
燃料電池11は、固体高分子型の燃料電池であり、燃料として水素を用い、触媒として白金系を用いるものである。燃料電池11の水素極には、水素タンク(図示略)から水素.が供給されるともに、酸素極に反応用空気(酸素)が供給される。蓄電池12は、リチウムイオン二次電池である。
モータジェネレータ17は、車両10の走行中において、車両10に動力を与える力行動作、及び、車両10の動力を利用して発電を行う回生動作を行う。インバータ13は、力行動作において、燃料電池11及び蓄電池12(本電力システム)から供給される直流電力を交流電力に変換してモータジェネレータ17に出力する。また、インバータ13は、回生動作において、モータジェネレータ17から供給される交流電力を直流電力に変換して蓄電池12に出力する。
エアポンプ18は、燃料電池11の酸素極に対して反応用空気を供給する。インバータ14は、燃料電池11及び蓄電池12から供給される直流電力を交流電力に変換してエアポンプ18に供給する。補機19は、蓄電池12に接続され電力を供給される。
ここで、燃料電池11の端子間電圧、蓄電池12の端子間電圧、及び、インバータ13,14の入出力電圧はそれぞれ異なるものである。このため、燃料電池11とインバータ13とは、電圧を変換するDCDCコンバータ15を介して接続されている。また、蓄電池12とインバータ14とは、電圧を変換するDCDCコンバータ16を介して接続されている。また、DCDCコンバータ15とDCDCコンバータ16とは互いに接続されている。
また、コネクタ21は、給電ケーブル31を介して蓄電池12及びDCDCコンバータ16と給電装置30(受電装置)とを接続する。つまり、電力システムが、電力システムの外部の給電装置30に対して電力供給可能な状態で接続される。給電装置30は、燃料電池11及び蓄電池12から電力を供給され、家屋などの建物内の電気負荷に対して電力を供給する。なお、給電装置30は、商用電源と蓄電池12とを接続し、蓄電池12の充電を実施する機能を有する。
給電装置30は、制御部20に対して建物内の電気負荷へ供給する給電電力Phを通知する。制御部20は、インバータ14のゲインを調整することで、エアポンプ18の動作を調整し、給電電力Phを満たすように燃料電池11の出力電力を制御する。ここで、燃料電池11の出力電力を発電電力Pf、蓄電池12の入出力電力を電池電力Pb(放電時に正とし、充電時に負とする)、モータジェネレータ17の入出力電力をモータ電力Pm、エアポンプ18の入力電力をエアポンプ電力Paと表記する。また、補機19の入力電力、及び、インバータ及び13,14、DCDCコンバータ15,16における電力損失の和を車載負荷に入力される電力である負荷電力Prと表記する。
給電装置30に対して給電を実施している場合、Pf+Pb=Ph+Pa+Prが成立する。給電電力Phと、エアポンプ電力Paと、負荷電力Prとの和が、電力システムに要求されている電力である要求電力Ptに相当する。なお、給電装置30に対して給電を実施している場合、車両10は停止しているため、モータジェネレータ17の動作は停止しており、モータ電力Pmは0である。
ここで、給電電力Ph、負荷電力Pr、及び、エアポンプ電力Paは、それぞれ建物内の電気負荷の駆動状態、補機19の駆動状態、及び、エアポンプ18の駆動状態によって変動する。また、電池電力Pbは、蓄電池12の開放端電圧や内部抵抗に応じて変動する。蓄電池12の開放端電圧は、蓄電池12のSOCに応じて変動する。
これに対して、発電電力Pfが発電電力目標値Pf*(Pf*=Ph−Pb+Pa+Pr=Pt−Pb)を満たすように、制御部20が燃料電池11における発電を制御することで、給電電力Phを満たすように電力システムを制御することができる。
燃料電池11は、出力電力の小さい領域において、発電効率が低いという特性を有する。そこで、要求電力Ptが小さい領域では、燃料電池11による発電を抑制するとともに、要求電力Ptが蓄電池12の出力可能電力Pb_maxより大きい場合に、燃料電池11における発電を実施する構成とする。これにより、燃料電池11の出力電流Ifの低下に伴う燃料電池11の発電効率の低下を抑制しつつ、要求電力Ptを満たすことが可能になる。
更に、出力電圧Vbと下限電圧Vh_minとの比較に基づいて、燃料電池11における発電を実施する。具体的には、出力電圧Vbと下限電圧Vh_minとの偏差に基づいて、燃料電池11の発電電力目標値Pf*を設定する。詳しくは、出力電圧Vbが下限電圧Vh_minよりも低いほど、発電電力目標値Pf*を大きく設定する。これにより、給電装置30に対して供給される電力の電圧を安定化させることが可能になる。
図2に燃料電池11の出力電圧−出力電流特性を示す。燃料電池11の出力電流Ifを0から増加させていく場合、領域1において、活性化分極により、出力電圧Vfが急激に減少する。その後、領域2において、抵抗分極により、出力電流Ifに比例して、出力電圧Vfが減少する。その後、領域3において、拡散分極により、出力電圧Vfが急激に減少する。
燃料電池11は、領域1において、触媒の劣化が加速する。また、燃料電池11は、通常の使用領域(領域1及び2)において、発電電力Pfの減少に伴って出力電圧Vfが上昇するような所定の出力電力特性を有する。そこで、燃料電池11の出力電圧Vfが所定の電圧値となるような所定電力を発電電力最小値Pf_minとし、その発電電力最小値Pf_minを発電電力目標値Pf*が下回る場合に、燃料電池11における発電を停止する。このような制御を行うことで、燃料電池11の触媒の劣化を抑制することができる。
また、蓄電池12のみから電力供給を行っていると、蓄電池12のSOCの低下に伴い、蓄電池12の出力電圧Vbが低下していく。出力電圧Vbが低下していくことで、給電装置30の入力電圧の下限値である下限電圧Vh_minを下回ることが考えられる。そこで、本実施形態では、蓄電池12の出力電圧Vbが下限電圧Vh_minとの比較に基づき、燃料電池11における発電を実施する。より具体的には、蓄電池12の出力電圧Vbが下限電圧Vh_minより低下した場合に、燃料電池11における発電を実施する。これにより、電力システムから給電装置30への出力電圧Vbが下限電圧Vh_min以上となり、給電装置30に対して好適に電力を出力することが可能になる。
また、制御部20は、車両10の走行中、及び、外部給電中において、蓄電池12のSOCを所定範囲内に収める制御を実施する。ここで、外部給電中において、蓄電池12のSOCを所定範囲内に収める制御を実施すると、燃料電池11における発電の実施と停止とが繰り返されることになる。この発電の実施と停止との切り替えが短い時間で繰り返されると、例えば、燃料電池11に対して酸素を供給するエアポンプ18が短時間で断続的に動作することになり、ユーザに違和感を与えることになる。
車両10の走行中は、車両10の走行状態によって、モータジェネレータ17の入出力電力が変化するため、電力システムに対する入出力電力の変動が大きい。一方、給電装置30に電力を出力する場合、車両10は停止しているため、電力システムの出力電力(Pf+Pb)の変動が小さい。そこで、給電装置30への電力出力中において、車両10が走行している場合に比べて、SOCの制御範囲を広く設定することで、燃料電池11における発電の実施と停止との切り替え周期を長くし、ユーザに与える違和感を抑制することが可能になる。
図3に本実施形態における制御部20の機能を表す機能ブロック図を示す。
SOC偏差算出部41は、蓄電池12の現在のSOCとSOC上限値SOC_maxとの偏差を算出する。PI制御器42は、SOC偏差算出部41によって算出された偏差を入力値とし、比例積分演算を行う。また、SOC偏差算出部43は、蓄電池12の現在のSOCとSOC下限値SOC_minとの偏差を算出する。これらSOC上限値SOC_max及びSOC下限値SOC_minは、蓄電池12の過充電及び過放電を防止するために設定されている。
PI制御器44は、SOC偏差算出部43によって算出された偏差を入力値とし、比例積分演算を行う。加算部45は、PI制御器42の出力値と、PI制御器44の出力値とを加算する。加算部45の出力が、蓄電池12のSOCに基づく蓄電池12の入力電力目標値に相当する。
電圧偏差算出部46は、現在の蓄電池12の出力電圧Vbと出力電圧上限値Vb_maxとの偏差を算出する。PI制御器47は、電圧偏差算出部46によって算出された偏差を入力値とし、比例積分演算を行う。また、電圧偏差算出部48は、現在の蓄電池12の出力電圧Vbと出力電圧下限値Vb_minとの偏差を算出する。これら出力電圧上限値Vb_max及び出力電圧下限値Vb_minは、蓄電池12の過充電及び過放電を防止するために設定されている。
PI制御器49は、電圧偏差算出部48によって算出された偏差を入力値とし、比例積分演算を行う。加算部50は、PI制御器47の出力値と、PI制御器49の出力値とを加算する。加算部50の出力が、出力電圧Vbに基づく蓄電池12の入力電力目標値に相当する。
加算部51は、加算部45の出力と加算部50の出力とを加算する。加算部51の出力が、蓄電池12の入力電力目標値(−Pb*)に相当する。加算部52は、給電電力Phと、負荷電力Prと、エアポンプ電力Paとを加算し、要求電力Ptを出力する。このように、要求電力Ptを、負荷電力Pr及びエアポンプ電力Paの和(第1要求電力)と、給電電力Ph(第2要求電力)との和として設定する。これにより、給電装置30に対する給電機能を持たない既存の電力システムに対して、その給電機能を新たに実装する場合に、その実装を簡易に実施することが可能になる。
加算部53は、加算部51の出力である入力電力目標値(−Pb*)と、要求電力Ptとを加算し、発電電力目標値Pf*を出力する。判定部54には、要求電力Ptと、発電電力目標値Pf*と、SOCと、出力電圧Vbとが入力される。判定部54は、これらの入力値に基づいて、燃料電池11における発電の実施と、発電の停止とを切り替える。
図4に本実施形態における、燃料電池11の発電実施及び発電停止の切り替え処理を表すフローチャートを示す。本処理は、制御部20において所定周期毎に実施される。
ステップS01において、外部給電中か否かを判定する。外部給電中か否かの判定は、例えば、制御部20と給電装置30との通信が確立しているか否かに基づいて判定することができる。外部給電中でないと判定されると(S01:NO)、ステップS02において、通常時の処理が行われる。
外部給電中であると判定されると、ステップS03において、蓄電池12のSOC範囲を広く設定する。具体的には、通常走行中において、蓄電池12のSOC下限値SOC_minは45%に設定され、SOC上限値SOC_maxは50%に設定されている。これを変更し、蓄電池12のSOC上限値SOC_maxを60%にする。次に、ステップS04において、燃料電池11の発電電力目標値Pf*を、蓄電池12の入力電力目標値(−Pb*)及び要求電力Ptに基づいて設定する。詳しくは、要求電力Ptと燃料電池11の入力電力目標値(−Pb*)を加算(要求電力Ptから燃料電池11の出力電力目標値Pb*を減算)して、発電電力目標値Pf*を設定する。
ステップS05において、蓄電池12の現在のSOCがSOC下限値SOC_min未満であるか否かを判定する。蓄電池12の現在のSOCがSOC下限値SOC_min未満である場合(S05:YES)、ステップS06において、燃料電池11における発電を実施し、処理を終了する。
蓄電池12の現在のSOCがSOC下限値SOC_min以上である場合(S05:NO)、ステップS07において、要求電力Ptが蓄電池12の出力可能電力Pb_maxより大きいか否かを判定する。要求電力Ptが出力可能電力Pb_maxより大きい場合(S07:YES)、ステップS06において、燃料電池11における発電を実施し、処理を終了する。
要求電力Ptが出力可能電力Pb_max以下である場合(S07:NO)、ステップS08において、蓄電池12の出力電圧Vbが、給電装置30の下限電圧Vh_minより小さいか否かを判定する。出力電圧Vbが給電装置30の下限電圧Vh_minのより小さい場合(S08:YES)、ステップS06において、燃料電池11における発電を実施し、処理を終了する。
ステップS09において、発電電力目標値Pf*が、発電電力最小値Pf_minより小さいか否かを判定する。発電電力目標値Pf*が発電電力最小値Pf_minより小さい場合(S09:YES)、ステップS10において、燃料電池11における発電を停止するとともに、蓄電池12から給電装置30に対する電力供給を実施する。要求発電電力が発電電力最小値Pf_min以上の場合(S09:NO)、ステップS06において、燃料電池11における発電を実施し、処理を終了する。
(他の実施形態)
・上記実施形態では外部給電中において、SOC範囲の上限値であるSOC上限値SOC_maxを増加させる構成としたが、これを変更し、SOC範囲の下限値であるSOC下限値SOC_minを減少させる構成としてもよい。また、SOC上限値SOCの増加と、SOC下限値SOC_minの減少をともに実施する構成としてもよい。
・上記実施形態では外部給電中において、SOC範囲の上限値であるSOC上限値SOC_maxを増加させる構成としたが、これを変更し、SOC範囲の下限値であるSOC下限値SOC_minを減少させる構成としてもよい。また、SOC上限値SOCの増加と、SOC下限値SOC_minの減少をともに実施する構成としてもよい。
・上記実施形態では、蓄電池12の出力電圧Vbが下限電圧Vh_minより低下した場合に、燃料電池11における発電を実施する構成とした。これを変更し、蓄電池12の出力電圧Vbが、下限電圧Vh_minと許容値ΔVの和(Vh_min+ΔV)より低下した場合に、燃料電池11における発電を実施する構成としてもよい。
・出力電圧Vbが下限電圧Vh_minよりも低いほど、発電電力目標値Pf*を大きく設定する構成としたが、これを変更し、出力電圧Vbが下限電圧Vh_minよりも低い場合に、所定の発電電力目標値Pf*に設定する構成としてもよい。
・発電機は、燃料電池に代えて、内燃機関の駆動軸の回転により発電を行うオルタネータであってもよい。この場合、車両は、燃料電池車に代えて、プラグインハイブリッド自動車となる。
・燃料電池は、固体高分子型の燃料電池に代えて、リン酸型、固体酸化物型、及び、溶融炭酸塩型などの他の種類の燃料電池であってもよい。また、上記実施形態の構成は、車載電力システムに代えて、携帯型燃料電池システムに適用されるものであってもよい。また、蓄電池は、鉛蓄電池や、ニッケル水素蓄電池などの他の種類の蓄電池であってもよい。
・給電装置が制御部を備える構成であってもよい。
11…燃料電池、12…蓄電池、20…制御部、30…給電装置。
Claims (5)
- 発電機(11)と、その発電機により発電された電力を充電可能な蓄電池(12)と、を備える電力システムにおいて、
前記電力システムは、その電力システムの外部の受電装置(30)に対して電力供給が可能な状態で接続され、
前記電力システムに要求される要求電力が前記蓄電池から出力可能な電力である出力可能電力以上である場合に、前記発電機による発電を実施する制御部(20)を備え、
前記制御部は、前記蓄電池の出力電圧と、前記受電装置の入力電圧の下限値との比較に基づいて、前記発電機による発電を実施することを特徴とする電力システム。 - 前記発電機は、燃料電池であって、
前記制御部は、前記要求電力から前記蓄電池の出力電力を引いた値が所定電力を下回る場合に、前記燃料電池における発電を停止するとともに、前記蓄電池から前記受電装置に対する電力供給を実施することを特徴とする請求項1に記載の電力システム。 - 前記電力システムは、車両(10)に搭載され、前記車両の走行用モータに電力を供給する車載電力システムであって、
前記制御部は、前記蓄電池の充電率が所定の範囲となるように、前記発電機における発電を実施するものであって、
前記受電装置に前記電力システムが接続されている場合に、前記車両が走行している場合に比べて、前記範囲を広く設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の電力システム。 - 前記制御部は、前記蓄電池の出力電圧と前記受電装置の入力電圧の下限値との偏差に基づいて、前記発電機の出力電力を設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電力システム。
- 前記電力システムは、車両に搭載され、前記車両の走行用モータに電力を供給する車載電力システムであって、
前記制御部は、前記車両に搭載されている車載負荷が要求する第1要求電力と、前記受電装置が要求する第2要求電力の和として、前記要求電力を設定し、前記発電機の出力電力と前記蓄電池の出力電力との和が前記要求電力となるように、前記発電機の出力電力を制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電力システム。
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