JP2019139857A - 引下線コネクタ - Google Patents

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Masaki Mizumoto
雅己 水本
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Shoichi Hiraoka
正一 平岡
和弘 平田
Kazuhiro Hirata
和弘 平田
真一 西谷
Shinichi Nishitani
真一 西谷
聡太郎 杉村
Sotaro Sugimura
聡太郎 杉村
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Abstract

【課題】高圧架線に掛止可能なフックを備え、引下線コネクタ全体を速やかに高圧電線に取り付け可能であり、引下線を簡単に取り付け可能な引下線コネクタを提供する。【解決手段】上端2a及び下端2bがそれぞれ開口する筒状体2と、筒状体2の内部に挿通される軸体3と、上端2aに取り付けられ、高圧架線50に掛止されるフック4と、引下線を保持する第1の保持部5を備え、筒状体2は、内周面に第1のネジ部6が刻設され、軸体3は、外周面に第1のネジ部6と螺合する第2のネジ部7が刻設され、かつ一端3aに高圧架線50を押圧する架線押圧部8が設けられ、他端3bに係合溝9が設けられ、第1の保持部5は、筒状体2の側壁を貫通し、1本の直線上に配置される貫通孔10,11と、貫通孔10,11に挿入された引下線51を、筒状体2に対して移動不能に固定する固定部材12を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、引下線を高圧架線へ接続する際に用いられる引下線コネクタに係り、特に、その取付状態を目視確認できる引下線コネクタに関する。
従来、引下線は、引下線コネクタを介して高圧架線へ接続される。
この引下線コネクタとして、例えば、高圧架線を挟持する一対の挟持片とナットによって形成される挟持部と、この挟持部に、高圧架線に対して平行に形成され、引下線の芯線が挿入される挿入孔と、一対の挟持片の少なくとも一方の下方に延設される平板状の把持部を備えるものがある。
しかし、高圧架線を挟持部で挟持する場合、引下線コネクタの下方から伸ばしたヤットコで把持部を把持するため、把持部周辺がヤットコの陰に隠れてしまい、挟持片が高圧架線を十分に挟持しているか否かを視認し難いという課題があった。また、挟持部が高圧架線を把持した後で引下線を挿入孔へ挿入する際には、引下線コネクタ全体が高圧架線を中心として回転し易いため、ヤットコで把持部を把持し難く、引下線の挿入に手間取るという課題もあった。
さらに、一対の挟持片で高圧架線を挟持後にナットを締め付けるためには、通常ラチェットハンドルを使用するが、このラチェットハンドルを下方に動かす際に振動で挟持片が高圧架線から外れたり、あるいはナットの締め付けが不足すると挿入孔から引下線が抜け落ちたりするという課題もあった。
このような課題を解決するため、近年、挟持部の代わりに、高圧架線に掛止可能なフックを備える引下線コネクタが開発されており、それに関して既にいくつかの発明が開示されている。
特許文献1には「引下線用コネクタ」という名称で、高圧電線に掛止されるフック状の掛止部を備えた引下線コネクタに関する発明が開示されている。
以下、特許文献1に開示された発明について説明する。特許文献1に開示された発明は、フック状に構成されるとともに高圧電線に掛止される掛止部と、この掛止部とともに高圧電線を挟むように押圧する押圧部と、操作部と、雄ねじが形成された軸部からなり、押圧部を掛止部に対して接近・離反するように操作する操作手段と、操作手段と掛止部とを連結するとともに、掛止部と引下線とを電気的に接続するための連結部と、を有するコネクタ本体を備え、連結部は、掛止部と軸部とを連結する第1連結部と、第1連結部と引下線とを連結する第2連結部とを備え、第2連結部は、筒状に形成され、その内部に、引下線の端部が挿通されて圧着、溶接その他の固着手段によって固着されることを特徴とする。
このような特徴を有する発明においては、芯線を露出させた高圧電線に、コネクタ本体の掛止部を掛け、共用操作棒によって操作部を回転操作し、軸部をその軸心まわりに回転させる。これにより、押圧部が上方に移動して高圧電線に当接して押圧するため、掛止部と押圧部により高圧電線を強固に挟持できる。したがって、ヤットコ等を用いずにコネクタ本体を高圧電線に掛止することができるので、掛止部の視認が容易であり、コネクタ本体を速やかに高圧電線に取り付け可能であるとともに、その際にコネクタ本体が落下することを防止できる。
次に、特許文献2には「引下線用コネクタ」という名称で、高圧線に対して上方から引っ掛け可能なフック部を備えた引下線コネクタに関する発明が開示されている。
以下、特許文献2に開示された発明について説明する。特許文献2に開示された発明は、高圧線を保持して電気的接続状態を得る高圧線保持部と、引下線を保持して電気的接続状態を得る引下線保持部と、を有し、高圧線保持部は、 コネクタ本体部から突出して形成され高圧線に対して上方から引っ掛け可能なフック部と、コネクタ本体部に螺入可能なボルト状部材にて形成され、先端部が高圧線に当接される押圧部となる高圧線押さえ手段を有し、引下線保持部は、コネクタ本体部の外側面に設けられ、引下線を外方から装填可能な溝部と、溝部に装填された引下線を引下線押さえ手段であるボルトからなることを特徴とする。
このような特徴を有する発明においては、高圧線をフック部の内側に入れ込み、引下線用コネクタ全体を高圧線に引っ掛ける。次いで、ボルト状部材の下端に操作棒を挿通し、回転させることにより、押圧部を上方に移動させて高圧線に当接させ、押圧・固定する。これにより、押圧部が上方に移動して高圧線に当接して押圧するため、フック部と押圧部により高圧線を強固に挟持できる。最後に、溝部に引下線を装填し、絶縁工具を用いてボルトを回転させボルトの先端を引下線に押し当ててこれを固定する。したがって、特許文献1に係る発明と同様に、フック部の視認が容易であるとともに、高圧線にコネクタ本体部を確実かつ速やかに取り付けることや、その際のコネクタ本体部の落下を防止することができる。
特開2010−277831号公報 特開2010−118264号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明においては、コネクタ本体を速やかに高圧電線に取り付け可能であるものの、引下線の固定は、その端部が筒状に形成される第2連結部の内部に挿通されて圧着、溶接その他の固着手段によって固着される。そのため、例えば溶接の場合には、ロウ材や熱源が必要であり、引下線の固定に手間取る可能性がある。
次に、特許文献2に開示された発明においては、高圧線にコネクタ本体部を確実かつ速やかに取り付け可能である。しかし、溝部に装填した引下線に対し、ボルトの先端を押し当ててこれを固定することから、引下線の側面に対して圧力が加わる箇所は1箇所のみである。そのため、振動によって、ボルトの先端が引下線から外れる可能性があり、引下線が落下するおそれがある。
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、高圧架線に掛止可能なフックを備えることで、引下線コネクタ全体を速やかに高圧電線に取り付け可能であるとともに、引下線を簡単に取り付け可能な引下線コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、上端及び下端がそれぞれ開口する筒状体と、この筒状体の内部に挿通される軸体と、筒状体の前記上端に取り付けられ、高圧架線に掛止されるフックと、引下線を保持する第1の保持部を備え、筒状体は、内周面に第1のネジ部が刻設され、軸体は、外周面に第1のネジ部と螺合する第2のネジ部が刻設され、かつ一端にフックの内側に配置された高圧架線を押圧する架線押圧部が設けられるとともに、他端に共用操作棒の先端係合部が係合する係合溝が設けられ、第1の保持部は、筒状体の側壁を貫通し、1本の直線上に配置される貫通孔と、この貫通孔に挿入された引下線を、側壁に対して移動不能に固定する固定部材を備えることを特徴とする。
上記のうち、筒状体とフックは、金属製であり、導電性を有する。よって、第1の保持部は、高圧架線にフックを掛止した際に、引下線が筒状体を介して高圧架線と電気的に導通している状態を保持する。
また、第1の保持部において、貫通孔が1本の直線上に配置されるのは、これらの貫通孔に引下線を容易に挿通させるためである。なお、貫通孔は、少なくとも一つ備えられ、一つの貫通孔が設けられる場合として、例えば、貫通孔が円筒形状の筒状体において側壁の内部をその接線方向に沿って貫通、又は角型の筒状体において角部を構成する側壁の内部を貫通する構成が考えられる。また、二つの貫通孔が設けられる場合として、例えば、面同士が互いに平行、又は斜めに向かい合う一対の側壁を二つの貫通孔がそれぞれ貫通する構成が考えられる。
さらに、固定部材としては、例えば、貫通孔の周辺の側壁にそれぞれ取り付けられ、引下線を2箇所で挟持するクリップが考えられる。
上記構成の発明においては、まず、引下線を貫通孔に挿入し、固定部材により引下線を側壁に対して移動不能に固定する。その後、フックを高圧架線に掛止し、軸体の他端に設けられる係合溝に共用操作棒の先端係合部を係合し、軸体の一端がフック側に接近するように共用操作棒を回動させる。これにより、軸体の第2のネジ部が筒状体の第1のネジ部に螺合して進行するので、架線押圧部がフックの内側に配置された高圧架線をその下側から押圧し、フックとともにこれを挟持する。その結果、引下線は、筒状体と、フックを介して、高圧架線と電気的に導通した状態となる。
次に、第2の発明は、第1の発明において、第1のネジ部は、内周面の上端から下端までのうち、一部に刻設され、筒状体は、内部に内部空間が形成され、この内部空間は、第1のネジ部が刻設されない内周面の範囲に一致して形成されることを特徴とする。
このような構成の発明においては、第1の発明の作用に加えて、第1のネジ部が設けられない範囲では筒状体に内部空間が形成されるため、内部空間が形成されない場合と比較して筒状体が軽量化される。
続いて、第3の発明は、第1又は第2の発明において、固定部材は、貫通孔の中心を通る直線に対して直交するように、側壁を貫通する通し孔と、この通し孔に挿入されて貫通孔に挿入された前記引下線をその側方から押圧する押圧部材を備えることを特徴とする。
このような構成の発明においては、第1又は第2の発明の作用に加えて、押圧部材が、貫通孔に挿入された引下線をその側方から押圧することから、引下線は、押圧部材によって貫通孔の表面に押し付けられる。したがって、引下線が貫通孔から抜け落ちることが防止される。
さらに、第4の発明は、第1又は第2の発明において、固定部材は、貫通孔に挿入して設置されるガイド部材であり、このガイド部材は、筒体を半割にした形状をなし、引下線が収容される半割体と、この半割体の一方の端部に設けられ、引下線を挟持可能なクリップと、このクリップに隣接して設けられ、ネジ孔が穿通される固着片と、ネジ孔に挿入され、固着片を筒状体の側壁に固着するネジ体を備えることを特徴とする。
このような構成の発明において、第1又は第2の発明の作用に加えて、例えば、ガイド部材の半割体を貫通孔に差し込み、固着片をネジ体を介して筒状体の側壁に固着する。次いで、クリップの間隔をやや拡張させ、引下線の先端を半割体に沿って貫通孔に挿入する。すると、この先端は半割体にガイドされて進行するため、引下線は簡単に貫通孔を貫通する。貫通後、クリップの間隔を狭めると、引下線は、クリップによって挟持されるとともに、固着片を介し筒状体の側壁に対して移動不能に固定される。
そして、第5の発明は、第1又は第2の発明において、第1の保持部の代わりに、第2の保持部が設けられ、この第2の保持部は、架線押圧部の上面側に設けられる溝部であり、この溝部は、引下線を、その芯線の周面の上方が溝部の上縁からフック側に露出した状態で収容することを特徴とする。
このような構成の発明においては、第1又は第2の発明の作用に加えて、第2の保持部である溝部は、引下線を、その芯線の周面の上方が溝部の上縁からフック側に露出した状態で収容するため、架線押圧部をフック側に接近させることで、引下線の芯線の周面の上方が高圧架線と接触する。この状態で、架線押圧部とフックによって高圧架線と引下線を挟持することで、高圧架線と引下線は、直接電気的に導通した状態が保持される。
第1の発明によれば、フックを高圧架線に掛止することで、引下線コネクタを高圧架線に取り付けることができる。すなわち、従来技術のようにヤットコを使用する必要がないから、フックが高圧架線に確実に掛止されていることを下方から十分に視認可能である。したがって、引下線コネクタを速やかに高圧架線に取り付け可能である。
また、引下線を貫通孔に挿入し、固定部材を用いて側壁に対して移動不能に固定することができるので、従来技術のような溶接等が不要である。よって、引下線の挿入に手間取ることがなく、引下線を簡単に引下線コネクタへ取り付けることができる。
さらに、貫通孔に挿入された引下線が固定部材によって固定されることで、一点支持の場合よりも、引下線が貫通孔及び固定部材に接触する箇所が増大する。したがって、引下線を安定的に保持してその抜け落ちを防止することが可能である。
第2の発明によれば、第1の発明の効果に加えて、筒状体に内部空間が形成されることにより、筒状体が軽量化されるため、操作性が向上し、疲労も軽減することができる。
第3の発明によれば、第1又は第2の発明の効果に加えて、押圧部材によって、引下線が貫通孔から抜け落ちることが防止されるため、長期に亘って高圧架線と引下線の導通状態を安定的に確保することができる。
第4の発明によれば、第1又は第2の発明の効果に加えて、引下線が、ガイド部材にガイドされることで簡単に貫通孔を貫通できるとともに、クリップの間隔を狭める操作によって側壁に対して移動不能に固定されるので、引下線を引下線コネクタに取り付ける場合の手間を簡略なものにできる。なお、固着片が、すでに貫通孔に固着されている場合には、さらに手間を簡略化できるので、特に便利である。
第5の発明によれば、第1又は第2の発明の効果に加えて、架線押圧部をフック側に接近させるというより簡単な手順により、高圧架線と引下線の導通を実現できる。
実施例1に係る引下線コネクタの正面図である。 図1におけるA−A線矢視断面図である。 (a)及び(b)は、それぞれ実施例1に係る引下線コネクタの使用方法と作用を説明するための正面図である。 (a)は実施例1の変形例に係る引下線コネクタを構成する固定部材の斜視図であり、(b)は(a)におけるB方向矢視図であって、引下線がこの固定部材に収容された様子を示したものである。 実施例2に係る引下線コネクタの正面図である。
本発明の第1の実施の形態に係る引下線コネクタについて、図1乃至図4を用いて詳細に説明する。図1は、実施例1に係る引下線コネクタの正面図である。図2は、図1におけるA−A線矢視断面図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る引下線コネクタ1は、上端2a及び下端2bがそれぞれ開口する円筒形状の筒状体2と、この筒状体2の内部2cに挿通される軸体3と、筒状体2の上端2aに直線部4aが取り付けられ、芯線を露出させた高圧架線(以降、高圧架線50という。)に湾曲部4bが掛止されるフック4と、図2に示す芯線を露出させた引下線(以降、引下線51という。)を高圧架線50と導通した状態に保持する第1の保持部5を備える。
このうち、筒状体2とフック4は、金属製であって、導電性を有する。よって、第1の保持部5とは、高圧架線50にフック4を掛止した際に、引下線51が筒状体2を介してこの高圧架線50と電気的に導通している状態を保持する部材である。以下、筒状体2、軸体3、フック4及び第1の保持部5の各構成について、詳細に説明する。
筒状体2は、内周面2dに第1のネジ部6が刻設される。この第1のネジ部6は、雌ネジ部であって、内周面2dの上端2Uから下端2Lまでのうち、下端2L寄りの一部に刻設される。したがって、筒状体2は、内部2cに内部空間Sが形成され、この内部空間Sは、第1のネジ部6が刻設されない内周面2dの範囲に一致して形成される。これにより、引下線コネクタ1においては、内部空間Sが形成されない場合と比較して筒状体2が軽量化される。
また、軸体3は、外周面3cの他端3b寄りの一部に第1のネジ部6と螺合する第2のネジ部7が刻設される。この第2のネジ部7は、雄ネジ部である。さらに、軸体3は、一端3aにフック4の内側に配置された高圧架線50を押圧する架線押圧部8が設けられるとともに、他端3bに共用操作棒の略T字状をなす先端係合部(図示せず)が係合する係合溝9が設けられる。
架線押圧部8は、上面8aが緩やかに凹んだ略長方形状の面状部材であって、その下面8bは、軸体3の一端3aとスイベルジョイントを形成して接続されている。よって、架線押圧部8は、軸体3の軸心Cに対して回動自在に構成される。さらに、架線押圧部8は、一方の長辺に、薄板状の突出部8cが外側に突出して形成されており、この突出部8cは、フック4の直線部4aの内側に設けられた溝4cに係合している。したがって、軸体3がその軸心Cを中心としてα方向とβ方向に回動しても、架線押圧部8は軸体3と供回りすることなく、溝4cに沿って上下方向にスライド移動する。
また、図2に示すように、第1の保持部5は、筒状体2の側壁2eをそれぞれ貫通し、1本の直線上に配置される貫通孔10,11と、この貫通孔10,11に挿入された引下線51を、側壁2eに対して移動不能に固定する固定部材12を備える。ただし、上記の「1本の直線上に配置される」とは、貫通孔10,11同士が完全に直線状に配置される場合に限られず、引下線51を挿入可能な限度において、必ずしも完全に直線状ではない場合も含む概念である。
このうち、貫通孔10,11は、引下線51の直径よりも、わずかに大きめの直径を有する。また、貫通孔10,11は、1本の直線上に配置されるため、これらの貫通孔10,11に直線状の引下線51を容易に挿通させることができる。
また、固定部材12は、貫通孔10,11の各中心を通る直線Lに対して直交するように、側壁2eを貫通する通し孔13と、この通し孔13に挿入されて貫通孔10,11にそれぞれ挿入された引下線51をその側方から押圧する押圧部材14を備える。具体的には、押圧部材14は、ネジ体であって、通し孔13は、このネジ体が螺合するネジ部を備える。ただし、「直線Lに対して直交する」とは、通し孔13が完全に直線Lに対して直交している場合に限られず、引下線51を押圧可能な限度において、必ずしも完全に直線Lに対して直交しない場合も含む概念である。
よって、固定部材12においては、手で押圧部材14を回動操作しその先端を引下線51に押し当てることにより、貫通孔10,11にそれぞれ挿入された引下線51がその側方から押圧部材14によって押圧される。よって、引下線51は、貫通孔10,11の各内面にそれぞれ押し付けられる。
したがって、引下線51は、主に、押圧部材14の先端により押圧される1箇所と、貫通孔10,11の各内面にそれぞれ押し付けられる2箇所、の合計3箇所において保持されることになるため、側壁2eに対し、直線Lに沿った方向について移動不能に固定される。なお、引下線51が貫通孔10,11の各内面にそれぞれ押し付けられる2箇所により、引下線51と筒状体2の導通が可能な状態となっている。
逆に、押圧部材14の先端を引下線51から遠ざけるよう操作することで、押圧部材14による押圧が解除され、引下線51は貫通孔10,11から抜き出し又は押し込み可能となる。なお、引下線51が抜き出されて貫通孔10,11の各内面のいずれにも接触しなくなる場合には、引下線51と筒状体2は導通しなくなる。
次に、引下線コネクタ1の使用方法と作用について、図3を用いながら、説明する。図3(a)及び図3(b)は、それぞれ実施例1に係る引下線コネクタの使用方法と作用を説明するための正面図である。なお、図1及び図2で示した構成要素については、図3においても同一の符号を付して、その説明を省略する。
まず、手順1として、3(a)に示すように、予め軸体3の第2のネジ部7は、筒状体2の第1のネジ部6に螺合した状態にあるため、係合溝9に共用操作棒の先端係合部を係合させて軸体3を回動させ、フック4の湾曲部4bと架線押圧部8が適切な間隔となるよう調整しておく。
次に、手順2として、フック4を高圧架線50に掛止する前に、作業員が、その手で直接引下線51の先端を貫通孔10に挿入し、そのまま貫通孔11(図2参照)に到達させて、図2を用いて説明したように、固定部材12により引下線51を側壁2eに対して移動不能に固定する。
次に、手順3として、フック4を高圧架線50に掛止し、軸体3の一端3aがフック4の湾曲部4b側に接近するように共用操作棒をα方向に回動させる。これにより、軸体3の第2のネジ部7が筒状体2の第1のネジ部6に螺合した状態で、軸体3が回動して架線押圧部8が湾曲部4b側へ上昇する。
すると、3(b)に示すように、架線押圧部8の上面8aがフック4の湾曲部4bの内側に配置された高圧架線50をその下側から押圧する。これにより、フック4と架線押圧部8は、高圧架線50をそれぞれ上下方向から強固に挟持した状態となる。したがって、高圧架線50とフック4は導通した状態となる。
また、引下線51は、第1の保持部5において、引下線51と筒状体2の導通が可能な状態となっている。そのため、引下線51は、筒状体2と、フック4を介して、高圧架線50と電気的に導通した状態となる。
なお、3(b)に示した状態の引下線コネクタ1を高圧架線50から取り外すには、共用操作棒をβ方向に回動させ、架線押圧部8を筒状体2の下端2b側へ下降させる。
以上説明したように、実施例に係る引下線コネクタ1によれば、フック4を高圧架線50に掛止し、共用操作棒を回動させるという簡単な手順によって、高圧架線50をフック4と架線押圧部8で強固に挟持することができる。すなわち、従来技術のようにヤットコを使用する必要がないので、フック4が高圧架線50に十分に掛止されていることを、引下線コネクタ1の下方から十分に視認可能である。したがって、引下線コネクタ1を速やかに高圧架線50に取り付け可能である。
また、作業員が、その手で直接引下線51の先端を第1の保持部5の貫通孔10,11に順次挿入した後に、押圧部材14を操作して引下線51と筒状体2の導通を可能にすることができる。よって、従来技術のような溶接作業等やラチェットハンドルの使用が不要であるとともに、引下線51の挿入に手間取ることがない。よって、引下線51を簡単に引下線コネクタ1へ取り付けることができる。
さらに、引下線51は、主に、押圧部材14の先端に押圧される1箇所と、貫通孔10,11の各内面にそれぞれ押し付けられる2箇所、の合計3箇所において保持されることになるため、第1の保持部5において引下線51を一旦引下線コネクタ1へ取り付けると、引下線51を安定的に保持してその抜け落ちを防止することができる。そのため、長期に亘って高圧架線50と引下線51の導通状態を安定的に確保することができる。また、引下線51が抜け落ちないことで、作業員がその後の共用操作棒を回動させる操作に意識を集中することができるため、取付作業の精度向上や作業時間の短縮を図ることができる。
続いて、実施例1の変形例に係る引下線コネクタを構成する固定部材について、図4を用いながら、詳細に説明する。図4(a)は実施例1の変形例に係る引下線コネクタを構成する固定部材の斜視図であり、図4(b)は図4(a)におけるB方向矢視図であって、引下線がこの固定部材に収容された様子を示したものである。なお、図1乃至図3で示した構成要素については、図4においても同一の符号を付して、その説明を省略する。
図4(a)及び図4(b)に示すように、実施例1の変形例に係る引下線コネクタは、実施例1の固定部材12の代わりに、固定部材15を備える。これ以外の実施例1の変形例に係る引下線コネクタの構成は、実施例1に係る引下線コネクタ1の構成と同様である。
固定部材15は、貫通孔10,11にそれぞれ挿入して設置される金属製のガイド部材16,16である。
ガイド部材16は、円筒体を縦方向に半割にした形状をなし、引下線51が収容される半割体17と、この半割体17の一方の端部17aに設けられ、引下線51の周面を挟持可能なクリップ18と、このクリップ18に隣接して他方の端部17b寄りに設けられ、ネジ孔19aが穿通される固着片19と、ネジ孔19aに挿入され、固着片19を筒状体2の側壁2e(図2参照)にそれぞれ固着するネジ体20を備える。なお、図4(b)に示すように、固着片19は、略三角形状の固着部19bと、細長い屈曲部19cを有するように、半割体17の底部の一部が切り抜かれて形成されたものである。このうち、固着部19b全体を側壁2eに密着させるため、固着部19bは外側に凸となるように緩やかに湾曲するとともに、屈曲部19cはやや捩じられて屈曲されている。
また、側壁2eには、貫通孔10,11の下方に、ネジ体20を螺入可能なネジ孔(図示せず)がそれぞれ設けられている。そして、ガイド部材16のうち、クリップ18は、それぞれ円弧状をなす一対の挟持片18a,18aが対称的に向かい合って設けられたものである。
上記構成の実施例1の変形例に係る引下線コネクタにおいては、引下線51を半割体17に収容する際、予め半割体17,17を貫通孔10,11にそれぞれ差し込み、各固着片19をネジ体20を介して筒状体2の側壁2eにそれぞれ固着しておく。
次いで、貫通孔10において、挟持片18a,18a同士の間隔を指で拡張させて、引下線51の先端を半割体17に沿って貫通孔10に挿入する。すると、この先端は半割体17にガイドされて進行するため、引下線51は簡単に貫通孔10を貫通し、同じ半割体17の他方の端部17bに到達する。他方の端部17bに到達した引下線51の先端は、貫通孔11に固着された異なる半割体17にガイドされ、そのクリップ18の手前に到達する。そこで、同様に挟持片18a,18a同士の間隔を指で拡張させることにより、引下線51を貫通孔10,11のいずれにも貫通させることができる。
続いて、貫通孔11において、ガイド部材16の挟持片18a,18aから手を離すことにより挟持片18a,18a同士の間隔が元のように狭まって、引下線51を挟持することができる。
したがって、貫通孔10,11のそれぞれにおいて、挟持片18a,18aが引下線51を挟持する場合、引下線51は、側壁2eに対して移動不能に固定される。同時に、引下線51は、貫通孔10,11の各内面、半割体17と貫通孔10の内面、及び半割体17と貫通孔11の内面を介して、筒状体2と導通可能な状態となる。これ以外の実施例1の変形例に係る引下線コネクタの作用は、実施例に係る引下線コネクタ1の作用と同様である。
以上、説明したように、実施例1の変形例に係る引下線コネクタによれば、引下線51は、ガイド部材16にガイドされることで簡単に貫通孔10,11を貫通できるとともに、挟持片18a,18aの間隔を狭める操作によって側壁2eに対して移動不能に固定されるので、引下線51を引下線コネクタに取り付ける場合の手間を簡略なものにすることができる。なお、固着片19,19が、すでに貫通孔10,11にそれぞれ固着されているため、さらに手間を簡略化でき、特に便利である。これ以外の実施例1の変形例に係る引下線コネクタの効果は、実施例に係る引下線コネクタ1の効果と同様である。
本発明の第2の実施の形態に係る引下線コネクタについて、図5を用いて詳細に説明する。図5は、実施例2に係る引下線コネクタの正面図である。なお、図1乃至図4で示した構成要素については、図5においても同一の符号を付して、その説明を省略する。
図5に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る引下線コネクタ1aは、実施例1に係る引下線コネクタ1を構成する第1の保持部5の代わりに、第2の保持部21が設けられる。
第2の保持部21は、架線押圧部22の上面22a側に設けられる溝部23である。また、架線押圧部22は、実施例1の架線押圧部8の厚みを分厚くしたものであって、厚みと溝部23以外の構成は、架線押圧部8の構成と同様である。
溝部23は、引下線51を、その芯線の周面の上方が溝部23の上縁23aからフック4の湾曲部4b側に露出した状態で収容する。これ以外の引下線コネクタ1aの構成は、実施例1に係る引下線コネクタ1の構成と同様である。
上記構成の引下線コネクタ1aにおいては、予め溝部23に引下線51を収容しておく。そして、共用操作棒を使用して軸体3を上昇させ、架線押圧部22をフック4の湾曲部4b側に接近させることで、引下線51の芯線の周面の上方が高圧架線50と接触する。これにより、高圧架線50と引下線51は、直接電気的に導通した状態が保持される。
したがって、引下線コネクタ1aによれば、架線押圧部22を湾曲部4b側に接近させるという極めて簡単な手順により、高圧架線50と引下線51の導通を実現できる。これ以外の引下線コネクタ1aの作用及び効果は、実施例1に係る引下線コネクタ1の作用及び効果とそれぞれ同様である。
なお、本発明に係る引下線コネクタは、実施例1,2に示すものに限定されない。例えば、筒状体2は、角型状であっても良く、筒状体2の内周面2dに刻設される第1のネジ部6が、内周面2dの上端2Uから下端2Lまでのうち、上端2U寄りの一部、又は上端2Uと下端2Lの中間部に刻設されても良い。この場合、内部空間Sは、それぞれ下端2L寄り、又は上端2U寄りと下端2L寄りに形成される。一方で、内部空間Sが設けられなくても良い。
また、固定部材12の代わりに、貫通孔10,11の周辺の2箇所で、引下線51を挟持するコ字状をなす一対のクリップと、これらクリップを連結する長尺体からなり、側面視でコ字形状をなす固定部材が使用されても良い。
さらに、貫通孔10,11の代わりに、筒状体2の側壁2eを、その接線方向に沿って貫通するよう、一つの貫通孔が設けられても良い。
そして、実施例1の変形例に係る固定部材15において、半割体17は、角型筒体が半割にされたものが使用されても良く、固着片19は、半割体17の底部の一部が切り抜かれて形成される代わりに、固着部19bが回動軸を介し半割体17の底部から吊り下げられても良い。また、上述のように、1つの貫通孔のみ設けられる場合であっても、一つ以上の固定部材15が使用されても良い。
この他、引下線コネクタ1の貫通孔10,11に、クリップ18が省略された固定部材15が固着されても良い。
本発明は、高圧架線と引下線を導通可能に保持する引下線コネクタとして利用可能である。
1,1a…引下線コネクタ 2…筒状体 2a…上端 2b…下端 2c…内部 2d…内周面 2e…側壁 2U…上端 2L…下端 3…軸体 3a…一端 3b…他端 3c…外周面 4…フック 4a…直線部 4b…湾曲部 4c…溝 5…第1の保持部 6…第1のネジ部 7…第2のネジ部 8…架線押圧部 8a…上面 8b…下面 8c…突出部 9…係合溝 10,11…貫通孔 12…固定部材 13…通し孔 14…押圧部材 15…固定部材 16…ガイド部材 17…半割体 17a…一方の端部 17b…他方の端部 18…クリップ 18a…挟持片 19…固着片 19a…ネジ孔 19b…固着部 19c…屈曲部 20…ネジ体 21…第2の保持部 22…架線押圧部 22a…上面 23…溝部 23a…上縁 50…高圧架線 51…引下線 C…軸心 S…内部空間

Claims (5)

  1. 上端及び下端がそれぞれ開口する筒状体と、この筒状体の内部に挿通される軸体と、前記筒状体の前記上端に取り付けられ、高圧架線に掛止されるフックと、引下線を保持する第1の保持部を備え、
    前記筒状体は、内周面に第1のネジ部が刻設され、
    前記軸体は、外周面に前記第1のネジ部と螺合する第2のネジ部が刻設され、かつ一端に前記フックの内側に配置された高圧架線を押圧する架線押圧部が設けられるとともに、他端に共用操作棒の先端係合部が係合する係合溝が設けられ、
    前記第1の保持部は、前記筒状体の側壁を貫通し、1本の直線上に配置される貫通孔と、この貫通孔に挿入された前記引下線を、前記側壁に対して移動不能に固定する固定部材を備えることを特徴とする引下線コネクタ。
  2. 前記第1のネジ部は、前記内周面の上端から下端までのうち、一部に刻設され、
    前記筒状体は、前記内部に内部空間が形成され、
    この内部空間は、前記第1のネジ部が刻設されない前記内周面の範囲に一致して形成されることを特徴とする請求項1に記載の引下線コネクタ。
  3. 前記固定部材は、前記貫通孔の中心を通る直線に対して直交するように、前記側壁を貫通する通し孔と、この通し孔に挿入されて前記貫通孔に挿入された前記引下線をその側方から押圧する押圧部材を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の引下線コネクタ。
  4. 前記固定部材は、前記貫通孔に挿入して設置されるガイド部材であり、
    このガイド部材は、筒体を半割にした形状をなし、前記引下線が収容される半割体と、この半割体の一方の端部に設けられ、前記引下線を挟持可能なクリップと、このクリップに隣接して設けられ、ネジ孔が穿通される固着片と、前記ネジ孔に挿入され、前記固着片を前記筒状体の前記側壁に固着するネジ体を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の引下線コネクタ。
  5. 前記第1の保持部の代わりに、第2の保持部が設けられ、
    この第2の保持部は、前記架線押圧部の上面側に設けられる溝部であり、
    この溝部は、前記引下線を、その芯線の周面の上方が前記溝部の上縁から前記フック側に露出した状態で収容することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の引下線コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110504564A (zh) * 2019-08-28 2019-11-26 广东电网有限责任公司 一种带自锁功能的400v接地线装置

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