JP2019139689A - 回転操作装置 - Google Patents

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武田 裕
Yutaka Takeda
裕 武田
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Abstract

【課題】操作部材を所定の位置まで回転させる際のアクチュエータとフィーリングカムとの衝突音を低減すること。【解決手段】回転軸まわりに回転操作される操作部材と、操作部材を回転可能に支持する支持体と、操作部材及び支持体の一方に設けられるアクチュエータと、操作部材及び支持体の他方に設けられ、アクチュエータに弾接されることで回転操作の際に節度感を発生できる通常位置と、アクチュエータから離れる退避位置との間で変位可能なフィーリングカムと、フィーリングカムを、通常位置と退避位置との間で変位させる駆動機構と、駆動機構によるフィーリングカムの退避位置への変位に伴い、アクチュエータと協動して、操作部材を所定の位置まで回転させる回転手段とを含む、回転操作装置が開示される。【選択図】図2A

Description

本開示は、回転操作装置に関する。
圧縮コイルバネでアクチュエータをフィーリングカムに押圧した状態で、モータによりノブ(操作部材)を回転させて初期位置まで自動復帰させるロータリ型のシフト装置が知られている。
特開2017-136962号公報
しかしながら、上述のような従来技術では、操作部材を所定の位置(例えば初期位置)まで回転させる際のアクチュエータとフィーリングカムとの衝突音を低減することが難しい。フィーリングカムのカム面の凹凸にアクチュエータを押圧した状態でノブを回転させると、アクチュエータが凸部を乗り越えアクチュエータが凹部に落ち込む度にアクチュエータとフィーリングカムとの衝突音が発生する。
そこで、1つの側面では、本発明は、操作部材を所定の位置まで回転させる際のアクチュエータとフィーリングカムとの衝突音を低減することを目的とする。
1つの側面では、回転軸まわりに回転操作される操作部材と、
前記操作部材を回転可能に支持する支持体と、
前記操作部材及び前記支持体の一方に設けられるアクチュエータと、
前記操作部材及び前記支持体の他方に設けられ、前記アクチュエータに弾接されることで前記回転操作の際に節度感を発生できる通常位置と、前記アクチュエータから離れる退避位置との間で変位可能なフィーリングカムと、
前記フィーリングカムを、前記通常位置と前記退避位置との間で変位させる駆動機構と、
前記駆動機構による前記フィーリングカムの前記退避位置への変位に伴い、前記アクチュエータと協動して、前記操作部材を所定の位置まで回転させる回転手段とを含む、回転操作装置が提供される。
1つの側面では、本発明によれば、操作部材を所定の位置まで回転させる際のアクチュエータとフィーリングカムとの衝突音を低減することが可能となる。
一実施例によるシフト装置を示す斜視図である。 シフト装置を下方から視た斜視図(ロック状態)である。 シフト装置を下方から視た斜視図(アンロック状態かつ退避状態)である。 シフト装置を下方から視た斜視図(アンロック状態かつ通常状態)である。 軸部材の単品状態の斜視図である。 フィーリングカムと可動部材との関係を示す斜視図(通常位置)である。 フィーリングカムと可動部材との関係を示す斜視図(退避位置)である。 駆動機構を下方から視た斜視図である。 駆動機構を上方から視た斜視図(ロック状態)である。 駆動機構を上方から視た斜視図(アンロック状態かつ退避状態)である。 回転手段とアクチュエータとの関係を説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
図1は、一実施例によるシフト装置100(回転操作装置の一例)を示す斜視図である。図1には、直交する3軸X,Y,Zが定義されている。以下では、説明上、Z方向(第1方向の一例)は、上下方向に対応し、Z方向の正側を"上側"とする。尚、シフト装置100の搭載状態の向きは任意であり、Z方向が重力方向に対して僅かに傾斜してもよい。
シフト装置100は、変速機のシフトレンジを変化させるために操作される装置である。シフト装置100は、車両に設けられるのが好適である。但し、シフト装置100は、航空機や鉄道等に設けられてもよいし、ゲーム機に適用されてもよい。
シフト装置100は、操作ノブ2(操作部材の一例)が変速機に直接接続されている機械制御方式ではなく、シフトバイワイヤ方式である。シフトバイワイヤ方式のシフト装置100は、リンク機構等の機械的な構成が不要になるため、小型化が図れる。したがって、車両内におけるシフト装置100のレイアウトに自由度を持たせることができる。また、操作ノブ2を比較的小さな力で操作できるので、シフトチェンジの操作が簡単になる。
シフト装置100は、ロータリ型であり、操作ノブ2と、ケース本体110(支持体の一例)とを含む。
操作ノブ2は、回転軸Iまわりに回転操作される。操作ノブ2は、各シフトレンジに対応するポジション(回転位置)間で回転操作可能である。シフトポジションは、初期位置に相当するホームポジション(所定の位置の一例)を含む。ホームポジションは、任意のシフトレンジであるが、例えばパーキングレンジである。例えば、ホームポジションから所定角度回った位置が第1シフトレンジに対応するポジションであり、更に所定角度回った位置が第2シフトレンジに対応するポジションといった具合に、操作ノブ2の回転位置に応じて各シフトレンジが設定される。以下では、径方向(第1方向に交差する第2方向の一例)とは、回転軸Iを基準とし、例えば径方向内側とは、径方向で回転軸Iに近い側を指す。尚、径方向は、Z方向に交差(本例では、一例として直交)する方向となっている。
尚、以下の説明において、「操作ノブ2に設けられる」とは、「操作ノブ2に一体的に設けられる部材に設けられる」と同意である。操作ノブ2に結合等されて固定される部材は、実質的に操作ノブ2と言うことができるためである。
ケース本体110は、操作ノブ2を回転可能に支持する。尚、操作ノブ2は、例えば、回転軸Iまわりの回転以外の自由度が拘束される態様で、ケース本体110に支持されてよい。ケース本体110内には、後述の各種機構等が収容されている。尚、ケース本体110は、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT、polybutylene terephthalate)等の樹脂材を射出成形することによって形成できる。尚、ケース本体110は、2つ以上の部材の組み合わせにより実現されてもよい。
尚、同様に、以下の説明において、「ケース本体110に設けられる」や「ケース本体110に支持される」とは、「ケース本体110に一体的に設けられる部材に設けられる」や「ケース本体110に一体的に設けられる部材に支持される」と同意である。ケース本体110に結合等されて固定される部材は、実質的にケース本体110と言うことができるためである。
図2A乃至図2Cは、シフト装置100を下方から視た斜視図であり、図2Aは、ロック状態を示し、図2Bは、アンロック状態かつ退避状態を示し、図2Cは、アンロック状態かつ通常状態を示す。図2A乃至図2Cでは、内部が見えるように、ケース本体110の下側について図示が省略されている。図3は、軸部材22の単品状態の斜視図である。図4A及び図4Bは、フィーリングカム32と可動部材400との関係を示す斜視図であり、図4Aは、フィーリングカム32が通常位置にあるときを示し、図4Bは、フィーリングカム32が退避位置にあるときを示す。図5は、駆動機構40を下方から視た斜視図であり、図6A及び図6Bは、駆動機構40を上方から視た斜視図であり、図6Aは、ロック状態を示し、図6Bは、アンロック状態かつ退避状態を示す。
シフト装置100は、更に、アクチュエータ30と、フィーリングカム32と、駆動機構40と、ロック部材70と、回転手段90とを含む。
アクチュエータ30は、「操作部材及び支持体の一方に設けられる」一例としてケース本体110に設けられる。本実施例では、一例として、アクチュエータ30は、回転軸Iを通るXZ面に関して対称に、ケース本体110の両側部(Y方向の側部)に設けられる。アクチュエータ30は、付勢ばね31によりフィーリングカム32に向けて付勢される。付勢ばね31は、Y方向に延在し、一端がケース本体110の側部に支持され、他端がアクチュエータ30に当接する。アクチュエータ30は、先端部がフィーリングカム32のカム面321にY方向に当接する。
フィーリングカム32は、「操作部材及び支持体の他方に設けられる」一例として操作ノブ2に設けられる。本実施例では、一例として、フィーリングカム32は、操作ノブ2の下側に固定される軸部材22(図3参照)に設けられる。フィーリングカム32は、回転軸Iに関して対角な位置関係で、対で設けられる。2つのフィーリングカム32は、形状及び動きともに回転軸Iに関して点対称である。
軸部材22は、回転軸Iと同心に設けられ、上下方向に延在する。軸部材22は、下方に開口するロック溝221と、軸受ピン222と、カムフォルダ224とを含む。
ロック溝221には、ロック部材70(図2A及び図2B参照)が挿抜可能である。ロック部材70の上端がロック溝221に挿入された状態がロック状態(図2A参照)であり、ロック状態では、操作ノブ2の回転操作が不能となる。また、ロック部材70の上端がロック溝221から抜けた状態がアンロック状態(図2B及び図2C参照)であり、アンロック状態では、操作ノブ2の回転操作が可能となる。ロック部材70は、付勢ばね71により上側に付勢される(図2A等参照)。付勢ばね71は、上下方向に延在し、上端がロック部材70の下端面に当接し、下端がケース本体110に支持される。
軸受ピン222には、駆動機構40の可動部材400が回転可能に支持される。可動部材400については後述する。
カムフォルダ224には、フィーリングカム32が保持される。カムフォルダ224は、2つ設けられ、2つは、回転軸Iに関して対角な位置関係で、軸部材22の下端に設けられる。カムフォルダ224は、径方向に沿ってフィーリングカム32が変位可能な態様で、フィーリングカム32を支持する。カムフォルダ224は、フィーリングカム32の下面を支持する。従って、フィーリングカム32は、カムフォルダ224内で径方向に沿って変位可能である。
フィーリングカム32は、通常位置(図2A及び図4A参照)と、退避位置(図2B及び図4B参照)との間で変位可能である。本実施例では、一例として、フィーリングカム32は、上述のように、カムフォルダ224内で径方向に沿って、通常位置と、退避位置との間で変位可能である。尚、フィーリングカム32が退避位置にある状態を、「退避状態」とも称し、フィーリングカム32が退避位置以外にある状態(即ち通常位置にある状態)を、「通常状態」とも称する。
通常位置は、図4Aに示すように、フィーリングカム32が可動部材400の大径部402に径方向に当接する位置である。尚、図4Aに示す例では、フィーリングカム32は、径方向内側に突出する凸部324を有し、通常位置では、凸部324が大径部402に当接する。退避位置は、図4Bに示すように、フィーリングカム32が可動部材400の小径部404に径方向に対向し、フィーリングカム32同士が径方向で近接又は当接する位置である。
フィーリングカム32は、通常位置にあるときは(図2A及び図4A参照)、アクチュエータ30に弾接されることで操作ノブ2の回転操作の際に節度感を発生できる。即ち、アクチュエータ30がフィーリングカム32のカム面321の凸部を乗り越えて凹部に収まる際に節度感を発生できる。尚、アクチュエータ30に係る"弾接"とは、付勢ばね31を介してアクチュエータ30から有意な力を受けている状態を指す。
フィーリングカム32は、退避位置にあるときは(図2B及び図4B参照)、アクチュエータ30から離れ、又は、アクチュエータ30から有意な力を受けない態様でアクチュエータ30に当接する。即ち、フィーリングカム32は、退避位置にあるときは(図2B及び図4B参照)、アクチュエータ30に弾接されることはない。それに代えて、フィーリングカム32が退避位置にあるときは(図2B参照)、アクチュエータ30が回転手段90と弾接する。これについては、回転手段90に関連して後述する。
駆動機構40は、フィーリングカム32を、通常位置と退避位置との間で変位させる。また、駆動機構40は、ロック部材70を変位させる。駆動機構40は、任意であるが、本実施例では、一例として、以下のとおりである。
駆動機構40は、図5乃至図6Bに示すように、可動部材400と、モータ420と、直動カム440と、連結部材460とを含む。
可動部材400は、下方側に大径部402と、上方側に小径部404とを含む。大径部402は、同一の径であり、小径部404は、上方に向かうほど小径になるテーパ状の形態(円錐状又は切頭型の円錐状の形態)である。
可動部材400は、回転軸Iに同心に設けられる。可動部材400は、回転軸Iが通る態様の貫通穴401を有する。貫通穴401には、軸部材22の軸受ピン222が挿通される。従って、可動部材400は、軸部材22に対して回転可能に支持され、かつ、軸部材22に対して上下方向に変位可能である。尚、可動部材400と軸部材22との間には、軸部材22の径方向で僅かな遊びが設定されてよい。可動部材400は、付勢ばね400a(図2A参照)により上方に付勢される。付勢ばね400aは、上端が可動部材400に当接し、下端がケース本体110に支持される。
可動部材400は、大径部402の外周面に、上下方向に延在する溝部4021を有する(図4A、図6A、図6B参照)。溝部4021は、上方が開口しているが、下方は閉塞されている。溝部4021には、連結部材460の第1連結部461が上下方向に摺動可能に嵌る。軸部材22に対する可動部材400の最も上側の位置は、例えば軸部材22に可動部材400が上下方向で当接する位置に対応する。軸部材22に対する可動部材400の最も下側の位置は、連結部材460の第1連結部461が溝部4021の下端に当接しかつ連結部材460が最も下方の位置にあるときの、位置に対応する。
このようにして、可動部材400は、上下方向の沿った複数の位置に変位可能である。以下、可動部材400が変位可能な上下方向の沿った複数の位置のうち、最も上側の位置を、「第1位置」と称し、連結部材460の第1連結部461が溝部4021の下端に当接しかつ連結部材460が所定の下方位置にあるときの、位置を、「第2位置」と称する。所定の下方位置の説明は、後で行う。
可動部材400は、第1位置では、アクチュエータ30に弾接される位置である通常位置でフィーリングカム32を拘束する。即ち、可動部材400が第1位置にあるとき、フィーリングカム32は、図4Aに示すように、通常位置にあり、可動部材400の大径部402に径方向で当接することで通常位置から径方向内側への変位が拘束される。
可動部材400は、第2位置では、フィーリングカム32にアクチュエータ30が弾接しない位置である退避位置にフィーリングカム32を変位させる。即ち、可動部材400が第2位置にあるとき、フィーリングカム32は、図4Bに示すように、可動部材400の小径部404と径方向で対向するので、大径部402と小径部404との間の径方向の差分に起因して、アクチュエータ30により径方向内側に押されて径方向内側に変位される。そして、退避位置では、フィーリングカム32同士が近接又は当接し(図4B参照)、径方向内側への更なる変位が不能となる。尚、変形例では、退避位置では、フィーリングカム32は、小径部404に径方向で当接することで径方向内側への変位が拘束されてもよい。
このようにして、本実施例では、可動部材400は、第1位置にあるときにフィーリングカム32に径方向で対向する部位(即ち大径部402)の方が、第2位置にあるときにフィーリングカム32に径方向で対向する部位(即ち小径部404)よりも、回転軸Iからの径方向の寸法が大きい。これにより、可動部材400が第1位置と第2位置との間で変位することに連動して、フィーリングカム32を通常位置と退避位置との間で変位させることができる。
本実施例では、可動部材400の小径部404がテーパ状であるので、フィーリングカム32は、通常位置と退避位置との間での変位に係るフィーリングカム32を動きを滑らかにできる。
モータ420は、例えば電気モータである。モータ420は、図示しないバッテリからの電力に基づいて動作する。
直動カム440は、モータ420により回転される。本実施例では、一例として、直動カム440は、円筒状の形態であり、外周部にギア442を有する。ギア442は、中間ギア430を介して、モータ420の出力ギア421に接続される。出力ギア421が回転すると、中間ギア430が回転し、ギア442が回転することで、直動カム440が回転する。尚、変形例では、ギア442は、モータ420の出力ギア421に直接接続されてもよいし、他の伝動機構を介して接続されてもよい。
直動カム440は、下端面にカム面441を有する。カム面441は、上下方向の高さが変化する面であり、最も高い位置P1と、中間の位置P2と、最も低い位置P3と、退避実現位置P4とを含む。退避実現位置P4は、中間の位置P2より低く、最も低い位置P3よりも高い。
直動カム440は、カム面441に下側から当接する連結部材460に対して下方に向けた力を与えることで、連結部材460の上下方向の位置を規定する。
連結部材460は、直動カム440及び可動部材400と協動可能に連結される。本実施例では、連結部材460は、第1連結部461と、第2連結部462と、第3連結部463とを含む。
第1連結部461は、上述のように、可動部材400の溝部4021に嵌まる。第2連結部462は、図5に示すように、直動カム440のカム面441に上下方向に当接する。このようにして、連結部材460は、直動カム440及び可動部材400と協動可能に連結される。
また、第3連結部463は、図2A及び図2B等に示すように、ロック部材70の穴72に嵌められる。尚、穴72と第3連結部463との間には上下方向の遊びが設定されてもよい。
連結部材460は、直動カム440の回転に伴い上下方向に変位する。具体的には、連結部材460は、直動カム440の回転に伴い、第2連結部462が直動カム440のカム面441上を動くことで、上下方向に変位する。そして、連結部材460は、上下の変位に伴い、可動部材400を第1位置と第2位置との間で変位させるとともに、ロック部材70を変位させる。
具体的には、第2連結部462が、カム面441における最も高い位置P1にあるとき、図2A及び図5に示すように、連結部材460は最も高い位置にある。連結部材460が最も高い位置にあるとき、ロック状態が実現される。ロック状態では、可動部材400は第1位置にあり、フィーリングカム32は通常位置にある。第2連結部462が、カム面441における最も高い位置P1にある状態から、直動カム440が反時計回り(下方から視たときの反時計回り、以下同様)に回転すると、第2連結部462が、カム面441における中間位置P2に至る。これに伴い、第2連結部462が下方に変位するので、ロック部材70がロック溝221から抜ける(図2C参照)。従って、第2連結部462が、カム面441における中間位置P2にあるとき、図2Cに示すように、アンロック状態かつ通常状態が実現される。第2連結部462が、カム面441における中間位置P2にある状態から、直動カム440が反時計回りに回転すると、第2連結部462が、カム面441における退避実現位置P4に至る。これに伴い、第2連結部462が下方に変位し、所定の下方位置に至る。第2連結部462が所定の下方位置に至る際に、第2連結部462が可動部材400を下方に変位させ、可動部材400を第2位置に至らせる(図2B及び図6B参照)。これにより、フィーリングカム32が退避位置に至り、上述の退避状態が実現される。尚、第2連結部462が、カム面441における退避実現位置P4にある状態から、直動カム440が反時計回り回転すると、第2連結部462は、カム面441における最も低い位置P3を介して最も高い位置P1に戻ることができる。この場合、再びロック状態が実現される。このとき、可動部材400は、付勢ばね400aにより第1位置(軸部材22に対して最も高い位置)に復帰し、フィーリングカム32が通常位置に復帰する。
このようにして、本実施例では、駆動機構40は、フィーリングカム32を通常位置と退避位置との間で変位させることができる。
ここで、本実施例では、溝部4021と第1連結部461との間には、上下方向の所定長さの遊びが設定される。即ち、溝部4021は、上下方向で第1連結部461よりも長い。所定長さは、ロック部材70がロック溝221から外れるのに必要な変位量(上下方向)に対応する。軸部材22に対して可動部材400が最も高い位置にあるときは、溝部4021の上端に第1連結部461が位置する。アンロック状態かつ通常状態では、溝部4021の下端付近に第1連結部461が位置する。アンロック状態かつ退避状態では、溝部4021の下端(例えば、上端から所定長さだけ下方)に第1連結部461が位置する。これにより、ロック状態からアンロック状態かつ退避状態に至る前に、アンロック状態かつ通常状態を形成できる。アンロック状態かつ通常状態では、操作ノブ2の回転が可能であり、かつ、操作ノブ2の回転操作の際に節度感を発生できる。
ロック部材70は、ロック状態を形成する位置と、アンロック状態を形成する位置との間で上下方向に変位可能である。尚、規制位置は、ロック溝221にロック部材70が挿入される位置に対応し、解除位置は、ロック溝221からロック部材70が外れた位置に対応する。ロック部材70の変位は、上述のように駆動機構40により実現される。
回転手段90は、駆動機構40がフィーリングカム32を退避位置に変位させることに伴い、アクチュエータ30と協動して、操作ノブ2をホームポジションまで回転させる。本実施例では、一例として、回転手段90は、操作ノブ2と一体回転する戻しカムである。具体的には、回転手段90は、図3に示すように、軸部材22の下端付近に設けられる。より具体的には、回転手段90は、図3に示すように、軸部材22の下端付近に一体的に形成される。
図7は、回転手段90とアクチュエータ30との関係を説明するための図である。図7では、説明のために、シフト装置100の一部の構成要素の図示が省略されている。図7は、アンロック状態かつ退避状態を示し、従って、可動部材400は第2位置にあり、フィーリングカム32は退避位置にある。
回転手段90は、駆動機構40がフィーリングカム32を退避位置に変位させることに伴いアクチュエータ30と弾接する。即ち、駆動機構40がフィーリングカム32を退避位置に変位させると、アクチュエータ30が径方向内側に変位する。フィーリングカム32が退避位置に至ると、フィーリングカム32よりも回転手段90が径方向外側に位置する。即ち、フィーリングカム32が通常位置にあるときは、回転手段90はフィーリングカム32よりも径方向内側に位置するが、フィーリングカム32が退避位置にあるときは、回転手段90はフィーリングカム32よりも径方向外側に位置する。また、回転手段90及びフィーリングカム32の上下方向の位置は、アクチュエータ30が弾接可能な範囲内である。本実施例では、一例として、回転手段90は、フィーリングカム32の上方に隣接し、回転手段90及びフィーリングカム32は、ともにアクチュエータ30に径方向で対向する。従って、本実施例では、アクチュエータ30は、フィーリングカム32に弾接する第1弾接部301と、回転手段90に弾接する第2弾接部302とを備えることになる(図7参照)。これにより、共通のアクチュエータ30を用いて、操作ノブ2の回転操作の際の節度感の発生と、回転手段90による操作ノブ2のホームポジションへの自動復帰とを実現できる。
回転手段90は、アクチュエータ30と弾接すると、アクチュエータ30からの押圧力によって操作ノブ2をホームポジションまで回転させるようなカムプロフィール(カム面の表面形状)を有する。即ち、回転手段90は、アクチュエータ30と弾接すると、カムプロフィールにしたがった回転方向に力を受けることができる。これにより、回転手段90自身が回転することで、軸部材22及びそれに伴い操作ノブ2が回転する。カムプロフィールは、操作ノブ2がホームポジションまで回転すると、アクチュエータ30から回転方向に力を受けなくなる形態である。或いは、操作ノブ2がホームポジションまで回転すると、軸部材22又は操作ノブ2は、ストッパ等で回転が係止されてもよい。
このようにして、本実施例では、駆動機構40は、フィーリングカム32を通常位置と退避位置との間で変位させることで、回転手段90が機能しない状態と回転手段90が機能する状態とを切り替えることができる。即ち、フィーリングカム32が通常位置にあるときは回転手段90が機能しない状態となり、フィーリングカム32が退避位置にあるときは回転手段90が機能する状態となる。
以上のように、本実施例によれば、操作ノブ2がホームポジションまで回転させる際のアクチュエータ30とフィーリングカム32との衝突音を低減できる。具体的には、上述のように、操作ノブ2がホームポジションまで回転させる際、フィーリングカム32が退避位置にあるため、フィーリングカム32にアクチュエータ30が弾接せず、アクチュエータ30とフィーリングカム32との衝突音を低減できる。
尚、本実施例では、操作ノブ2がホームポジションまで回転させる際、回転手段90にアクチュエータ30が弾接するが、回転手段90のカムプロフィールは、フィーリングカム32のカムプロフィールとは異なり、節度感を発生できるほどの凹凸は有さず、回転手段90の回転に伴うアクチュエータ30と回転手段90との衝突音は実質的に生じない。
また、本実施例によれば、回転手段90とアクチュエータ30とが協動して操作ノブ2をホームポジションまで回転させることができる。これにより、新たなモータを用いて操作ノブ2をホームポジションまで回転させる場合に比べて、簡易な構成を実現できる。
また、本実施例によれば、ロック溝221に対するロック部材70の挿抜に用いるモータ420の駆動力を利用して、フィーリングカム32を通常位置と退避位置との間で切り替えることができる。これにより、例えば、フィーリングカム32を通常位置と退避位置との間で切り替えるためのモータを新たに設ける場合に比べて、低コストで簡易な構成を実現できる。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例では、アクチュエータ30は、ケース本体110に設けられ、フィーリングカム32は、操作ノブ2に設けられるが、逆であってもよい。即ち、アクチュエータ30は、操作ノブ2に設けられ、フィーリングカム32は、ケース本体110に設けられてもよい。このような場合でも、ケース本体110側のフィーリングカム32を径方向外側に退避させかつ回転手段90をケース本体110側に設けることで、上述した実施例と同様の効果を得ることができる。
また、上述した実施例では、アクチュエータ30とフィーリングカム32とを径方向で弾接することで回転操作の際に節度感を発生させているが、これに限られない。アクチュエータ30とフィーリングカム32とを上下方向に弾接することで回転操作の際に節度感を発生させてもよい。この場合、フィーリングカム32は、上下方向で通常位置と退避位置との間で変位可能とされてよく、回転手段90は、フィーリングカム32が退避位置にあるときに上下方向でアクチュエータ30と弾接するように設けられてよい。
2 操作ノブ
22 軸部材
30 アクチュエータ
32 フィーリングカム
40 駆動機構
70 ロック部材
72 穴
90 回転手段
100 シフト装置
110 ケース本体
221 ロック溝
222 軸受ピン
224 カムフォルダ
301 第1弾接部
302 第2弾接部
321 カム面
400 可動部材
401 貫通穴
402 大径部
404 小径部
420 モータ
421 出力ギア
430 中間ギア
440 直動カム
441 カム面
442 ギア
460 連結部材
461 第1連結部
462 第2連結部
463 第3連結部
4021 溝部

Claims (9)

  1. 回転軸まわりに回転操作される操作部材と、
    前記操作部材を回転可能に支持する支持体と、
    前記操作部材及び前記支持体の一方に設けられるアクチュエータと、
    前記操作部材及び前記支持体の他方に設けられ、前記アクチュエータに弾接されることで前記回転操作の際に節度感を発生できる通常位置と、前記アクチュエータから離れる退避位置との間で変位可能なフィーリングカムと、
    前記フィーリングカムを、前記通常位置と前記退避位置との間で変位させる駆動機構と、
    前記駆動機構による前記フィーリングカムの前記退避位置への変位に伴い、前記アクチュエータと協動して、前記操作部材を所定の位置まで回転させる回転手段とを含む、回転操作装置。
  2. 前記回転手段は、前記操作部材と一体に回転する戻しカムであり、
    前記戻しカムは、前記駆動機構が前記フィーリングカムを前記退避位置に変位させることに伴い前記アクチュエータに弾接される、請求項1に記載の回転操作装置。
  3. 前記駆動機構は、前記回転軸が延びる方向である第1方向に沿った第1位置と第2位置を含む複数の位置に変位可能な可動部材を含み、
    前記可動部材は、前記第1位置では、前記通常位置で前記フィーリングカムを拘束し、前記第2位置では、前記退避位置に前記フィーリングカムを変位させ、
    前記戻しカムは、前記可動部材が前記第2位置にあるときに、前記アクチュエータと弾接する、請求項2に記載の回転操作装置。
  4. 前記アクチュエータは、前記フィーリングカムに弾接する第1弾接部と、前記戻しカムに弾接する第2弾接部とを備える、請求項3に記載の回転操作装置。
  5. 前記駆動機構は、
    モータと、
    前記モータにより回転される直動カムと、
    前記直動カム及び前記可動部材と協動可能に連結され、前記直動カムの回転に伴い前記第1方向に変位する連結部材とを更に含み、
    前記連結部材は、前記第1方向への変位に伴い、前記可動部材を前記第1位置と前記第2位置との間で変位させる、請求項3または請求項4に記載の回転操作装置。
  6. 前記可動部材は、前記回転軸に同心に設けられ、
    前記アクチュエータは、前記通常位置にあるときの前記フィーリングカムに、前記第1方向に交差する第2方向に弾接し、
    前記可動部材は、前記第1位置にあるときに前記フィーリングカムに前記第2方向で対向する部位の方が、前記第2位置にあるときに前記フィーリングカムに前記第2方向で対向する部位よりも、前記回転軸からの径方向の寸法が大きい、請求項3〜5のうちのいずれか1項に記載の回転操作装置。
  7. 前記可動部材は、前記第2位置にあるときに前記フィーリングカムに前記第2方向で対向する部位がテーパ状に形成される、請求項6に記載の回転操作装置。
  8. 前記フィーリングカムは、前記アクチュエータから離れる方向に変位可能に、前記操作部材に支持される、請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載の回転操作装置。
  9. 前記駆動機構は、前記アクチュエータと協働して、前記フィーリングカムを前記退避位置に変位させる、請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の回転操作装置。
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