JP2019138573A - 加熱調理器 - Google Patents

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【課題】食材を加熱調理するときに、調理庫内の蒸気量(湿度)を調理人が自らの操作で低下させるように調節できるよう加熱調理器を提供する。【解決手段】加熱調理器10は、食材を加熱調理するための調理庫と、調理庫内を加熱するヒータと、調理庫内の空気を対流させる対流ファンと、調理庫内に形成した通気口に接続して調理庫内に外気を導入する通気管34と、通気管34の開度を調節する開度調節弁35とを備え、開度調節弁35の開度を手動操作によって調節可能とした。【選択図】図6

Description

本発明は、スチームコンベクションオーブン等の熱風によって食材を加熱調理する加熱調理器に関し、特に、調理庫内を手動操作により蒸気量(湿度)を低下させることのできる加熱調理器に関する。
下記の特許文献1には、熱風により食材を加熱調理する加熱調理器が開示されており、この加熱調理器は、ハウジング内に設けた調理庫と、調理庫内を加熱するヒータと、調理庫内の空気を対流させる対流ファンと、調理庫内に蒸気を供給する蒸気発生装置とを備えている。この加熱調理器は、ヒータと対流ファンとを作動させて調理庫内を循環する熱風により加熱調理するホットエアーモード調理プログラムと、蒸気発生装置と対流ファンとを作動させて調理庫内を循環する蒸気を含んだ空気により加熱調理するスチームモード調理プログラムと、ヒータと対流ファンと蒸気発生装置とを作動させて調理庫内を循環する蒸気を含んだ熱風により加熱調理するコンビモード調理プログラムを有し、食材に適した各モードでの調理プログラムを実行して食材を加熱調理するものである。
特開2011−027273号公報
上述した特許文献1に記載の加熱調理器では、コンビモード調理プログラムを実行したときに、ヒータと対流ファンと蒸気発生装置とを作動させて調理庫内を循環する蒸気を含んだ熱風により調理庫内の食材を加熱調理している。また、この加熱調理器は、調理庫の排気経路に排気の温度を検出する排気温度センサと、排気温度センサに散水する散水器と、調理庫内に形成した通気口に接続して調理庫内に外気を導入する通気管と、通気管の開度を調節する開度調節弁とを備えている。この加熱調理器でコンビモード調理プログラムを実行したときには、散水器によって排気温度センサに散水したときの排気温度センサに基づいて、蒸気発生装置の作動を制御するとともにと開度調節弁の開度を制御することで、蒸気発生装置から調理庫内に導入する蒸気と、通気管から調理庫内に導入する外気とにより、調理庫内を所定の蒸気量となるように制御している。
この加熱調理器のコンビモード調理プログラムは、蒸気を含んだ熱風によって加熱調理するものであり、調理庫内を所定の蒸気量とするように制御するために、蒸気発生装置の作動を制御するとともにと開度調節弁の開度を制御している。上記のホットエアーモード調理プログラムは調理庫内を設定温度での熱風で加熱調理するものであるため、調理庫内の蒸気量(湿度)を調整するように制御したものではないので、ホットエアーモード調理プログラムを実行したときに、調理庫内には食材に含まれていた水分が蒸発して、調理庫内が食材の調理に適さない蒸気量(湿度)となることがあった。特に、パンを調理庫内で焼成するときに、調理人が調理庫を覗きながら適切なタイミングで蒸気量(湿度)を下げるようにして、パンの表面をカリッと仕上げたいときがある。しかし、開度調節弁はコンビモード調理プログラムやスチームモード調理プログラムのような調理庫に蒸気を供給する調理プログラムを実行しているときにしか開度の制御がされているだけでなく、調理人が適切と考えるタイミングでも開度を調節することができなかった。本発明は、食材を加熱調理するときに調理庫内の蒸気量(湿度)を調理人が自らの操作で低下させるように調節できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、食材を加熱調理するための調理庫と、調理庫内に設けられて、調理庫内を加熱するヒータと、調理庫内に設けられて、調理庫内の空気を対流させる対流ファンと、調理庫内に形成した通気口に接続して調理庫内に外気を導入する通気管と、通気管の開度を調節する開度調節弁とを備えた加熱調理器であって、開度調節弁の開度を手動操作によって調節可能としたことを特徴とする加熱調理器を提供するものである。
上記のように構成した加熱調理器においては、開度調節弁の開度を手動操作によって調節可能としたので、調理人が食材の出来具合を確認した状態で、開度調節弁の開度を手動操作によって調節して調理庫内に外気を導入して、調理庫内を食材の調理に適した蒸気量(湿度)とすることができるようになった。
上記のように構成した加熱調理器においては、通気管は対流ファンの作動による負圧吸引によって外気を導入するものであり、対流ファンの非作動時には開度調節弁を閉止させた状態で開度の調節をできないように制御するのが好ましい。対流ファンの非作動時に開度調節弁を開放すると、調理庫内の熱い空気が通気管を通って外側に流出するときに、開度調節弁が熱い空気に曝されるおそれがあるが、対流ファンの非作動時には開度調節弁を閉止させた状態で開度の調節をできないようにしたので、調理庫内の熱い空気が通気管を通って外側に流出しないので、開度調節弁が熱い空気に曝されないようにすることができた。
上記のように構成した加熱調理器においては、調理庫内に蒸気を供給する蒸気発生装置と、開度調節弁の開度を手動操作により調節させる開度調節ボタンを有した操作パネルとを備え、蒸気発生装置を作動させて蒸気を含んだ熱風によって調理する調理プログラムを実行しているときには、調理人が手動操作によって調理庫内に外気を導入する必要がなく、操作パネルに開度調節ボタンが表示されると、調理人が手動操作で開度調節ボタンを誤って操作して開度調節弁を開放させるおそれがある。このため、この加熱調理器においては、蒸気発生装置を作動させて蒸気を含んだ熱風によって調理をする調理プログラムを実行しているときは、操作パネルの開度調節ボタンを操作できないようした。これによって、蒸気発生装置を作動させて蒸気を含んだ熱風によって調理をする調理プログラムを実行しているときに、調理人が誤って開度調節ボタンを操作しないようにすることができた。この場合に、蒸気発生装置を作動させて蒸気を含んだ熱風によって調理をする調理プログラムを実行しているときは、操作パネルの開度調節ボタンを非表示とすることで操作できないようするのが好ましい。このようにしたときには、調理人が開度調節ボタンを操作できるとの誤解を生じないようにすることができた。
本発明の加熱調理器の一実施形態の正面図である。 図1の扉を開いた状態とした正面図である。 前後方向の中央部における縦方向断面図である。 A−A断面図である。 B−B断面図である。 ハウジングの左パネルを取り外して機械室が見えるようにした左側面図である。 前後方向の中央部よりも少し後側の縦方向断面図である。 制御装置のブロック図である 操作パネルを示す図である。
以下に、本発明の加熱調理器の一実施形態を添付図面を参照して説明する。本発明の加熱調理器は、スチームコンベクションオーブンと呼ばれるもので、蒸気を含んだ熱風を対流させて食材を加熱調理するものである。図1に示したように、加熱調理器10は、ハウジング11内の左側部に機械室12と、ハウジング11内の機械室12を除いた部分に食材を加熱調理するための調理庫20とを備えている。図2に示したように、調理庫20の前面部には食材を出し入れする開口部20aが設けられており、開口部20aにはこれを開閉する扉13が設けられている。
図2及び図3に示したように、調理庫20は食材を収容して加熱調理するためのものであり、調理庫20の左側部を除く部分を食材を収容する収容室21とし、調理庫20の左側部を収容室21に熱風を送り出す加熱室22としている。図3及び図4に示したように、調理庫20の左右方向の中央部より左側には収容室21と加熱室22を仕切る仕切板23が設けられている。仕切板23には多数の孔よりなる吸込口23aが設けられており、収容室21内の空気は吸込口23aを通って加熱室22に送られる。また、仕切板23は調理庫20の天井壁、底壁、前壁及び後壁との間に通風空間23bが形成されるように調理庫20に取り付けられており、加熱室22の空気は通風空間23bを通って収容室21に送られる。
図3及び図4に示したように、調理庫20の収容室21にはホテルパンと呼ばれるトレイを上下に多段状に支持する左右一対の支持フレーム24が設けられている。各支持フレーム24は前後一対の支柱24aと、前後の支柱24aに固定されてトレイの左右の縁部と支持するレール24bとを備えている。
図3及び図5に示したように、調理庫20の左側部(一方の側部)にはヒータ25と対流ファン26と加湿ノズル27が設けられている。ヒータ25は調理庫20を加熱するものであり、対流ファン26は調理庫20内の空気を対流させるものであり、加湿ノズル27は調理庫20内を加湿するものである。ヒータ25は調理庫20の左側壁に環状に巻回されている。また、環状に巻回されたヒータ25の内側には対流ファン26が配置されている。対流ファン26は右側を吸込部26aとしており、収容室21内の空気は仕切板23の吸込口23aを通って対流ファン26の吸込部26aに吸い込まれ、遠心方向外向きに吹き出される。対流ファン26から遠心方向外向きに吹き出された空気はヒータ25を通る際に加熱されて熱風となって通風空間23bを通って収容室21に送られる。
図5示したように、加湿ノズル27は調理庫20内に一時的に加湿するものである。加湿ノズル27は調理庫20の左側壁から右側に向けて突出する円筒形をしている。加湿ノズル27には水道などの給水源から導出した給水管(図示省略)が接続されている。また、給水管には給水弁28(図8に示した)が介装されており、給水源の水は給水弁28の開放によって給水管を通って加湿ノズル27に送られる。加湿ノズル27の周面の先端部には水を噴出させる噴出口27aが形成されており、噴出口27aは加湿ノズル27の軸線方向と直交する仮想的な鉛直平面よりも収容室21側となる仕切板23に向けて30°で傾斜している。噴出口27aから噴出される水は一旦仕切板23に当てられて拡がり、仕切板23に当てられた水は対流ファン26の吸込部26aに吸い込まれる。対流ファン26の吸込部26aに吸い込まれた水は空気とともに遠心方向外向きに吹き出されてヒータ25に当たって蒸気となり、蒸気は空気とともに通風空間23bを通って収容室21に送られる。調理庫20の左側壁には温度センサ29が設けられており、温度センサ29は調理庫20内の温度を検出している。
図6に示したように、ハウジング11の機械室12には調理庫20内に蒸気を供給する蒸気発生装置30と、調理庫20内に外気を導入するための通気管34が設けられている。蒸気発生装置30は、誘導加熱によって水を加熱して蒸気を発生させるものであり、調理庫20から排水を流すための排水タンク14の上側に立設している。蒸気発生装置30は、所定の水位の水を貯えた筒形の蒸気発生容器31と、蒸気発生容器31内の水を加熱する加熱体(図示省略)と、蒸気発生容器31の外周に巻回されて加熱体を発熱させる誘導加熱コイル32と、蒸気発生容器31内で発生した蒸気を調理庫20に送出する蒸気送出筒33とを備えている。蒸気送出筒33は図5に示した調理庫20の蒸気導入口20bに接続されており、蒸気発生容器31内で発生した蒸気は蒸気送出筒33を通って蒸気導入口20bから調理庫20内に送られる。
図6に示したように、通気管34は調理庫20内に外気を導入するためのものである。通気管34の一端開口は調理庫20に形成した通気口20c(図5に示した)に接続され、通気管34の他端開口はハウジング11の上側に配置されている。通気管34には開度調節弁35とステッピングモータ36が設けられている。開度調節弁35は通気管34の開度を調節するものであり、通気管34を通過する外気の量は開度調節弁35の開度によって調節される。ステッピングモータ36は開度調節弁35を角度調節可能に回動させるものである。対流ファン26を作動させた状態で、ステッピングモータ36により開度調節弁35を開放させると、調理庫20内の対流ファン26の後側が負圧吸引されて、ハウジング11の外側の外気が通気管34を通って調理庫20内に導入される。通気管34、開度調節弁35及びステッピングモータ36はこの種の加熱調理器で共通部品とするのが好ましい。
図7に示したように、調理庫20の底部には空気及び水を排出する排出口20dが形成されており、排出口20dは排出管15によって排水タンク14に接続されている。排水タンク14には排気温度センサ16と散水器17(図8に示した)が設けられており、散水器17から排気温度センサ16に散水したときの検出温度に基づいて、調理庫20内の蒸気量が算出される。
図8に示したように、加熱調理器10は制御装置40を備えており、制御装置40は、排気温度センサ16、散水器17、ヒータ25、対流ファン26、給水弁28、温度センサ29、蒸気発生装置30及びステッピングモータ36に接続されている。制御装置40はマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続されたCPU、RAM、ROM及びタイマ(いずれも図示省略)を備えている。制御装置40は、ROMに調理庫20内の食材を加熱調理する調理プログラムを備えている。調理プログラムは、ヒータ25と対流ファン26を作動させて対流する熱風により食材を加熱調理するホットエアーモード調理プログラムと、対流ファン26と蒸気発生装置30を作動させて対流する蒸気を含んだ熱風により食材を加熱調理するスチームモード調理プログラムと、ヒータ25と対流ファン26と蒸気発生装置30を作動させて対流する蒸気を含んだ高温の熱風により食材を加熱調理するコンビモード調理プログラムとの3種類の調理プログラムを備えている。なお、食材の調理に応じた調理庫20内の設定温度、蒸気量及び調理時間を記憶させた上記の各調理プログラムがROMに予め設定されている。また、ユーザのニーズに応じた調理庫20内の設定温度、蒸気量及び調理時間等の調理条件を各調理プログラムで設定可能となっている。制御装置40はハウジング11の正面に設けた操作パネル41に接続されており、操作パネル41の操作によって上記の調理プログラムの選択及び調理条件の設定入力が可能となっている。
図9に示したように、操作パネル41には手動操作により開度調節弁35の開度を調節するための開度調節ボタン41aが設けられている。ホットエアーモード調理プログラムを実行しているときに開度調節ボタン41aを手動により押動操作すると、制御装置40はステッピングモータ36により開度調節弁35を回動させて、通気管34の開度が開度調節弁35により調節される。この実施形態では、開度調節ボタン41aは通気管34の開度を全閉(0%)、20%、40%、60%、80%及び全開(100%)となるように、開度調節弁35の開度を段階的に調節可能としている。
対流ファン26の非作動時に開度調節弁35を回動させて開放すると、対流ファン26の後側で負圧とならずに、調理庫20内の高温の空気が通気管34を通ってハウジング11の外側に流出することになる。このとき、開度調節弁35が調理庫20から流出する高温の空気に曝されると、開度調節弁35が破損するおそれがある。このため、制御装置40は対流ファン26の非作動時には、開度調節ボタン41aを押動操作しても、開度調節弁35を閉止させた状態で開度の調節をできないように制御している。これによって、開度調節弁35が調理庫20から流出する高温の空気に曝されないようにすることができる。
また、スチームモード調理プログラムとコンビモード調理プログラムは、蒸気発生装置30から調理庫20内に蒸気を導入して食材を加熱調理する調理プログラムであり、排水タンク14に設けた排気温度センサ16に散水器17から散水したときの検出温度に基づいて、蒸気発生装置30と開度調節弁35との作動を制御して調理庫20内の蒸気量を制御する調理プログラムである。このため、スチームモード調理プログラムとコンビモード調理プログラムを実行しているときには、制御装置40は操作パネル41の開度調節ボタン41aを操作できないようしている。さらに、この実施形態では、スチームモード調理プログラムとコンビモード調理プログラムを実行しているときには、制御装置40は操作パネル41の開度調節ボタン41aを非表示とすることで操作できないようにしている。
この加熱調理器10で、調理プログラムのホットエアーモード調理プログラムを実行したときには、ヒータ25と対流ファン26との作動により、調理庫20内の空気は熱風になって循環し、調理庫20内に収容した食材は熱風によって加熱調理される。ホットエアーモード調理プログラムを実行しているときに、調理人が調理庫20内を覗きながら調理庫20の湿度を自らの操作で調節をしたい場合がある。調理人が操作パネル41の開度調節ボタン41aを所望の開度となるように手動で押動操作すると、制御装置40はステッピングモータ36の作動を制御して開度調節弁35の開度を調節し、ハウジング11の外側から通気管34を通して調理庫20内に外気を導入し、調理庫20内を食材の調理に適した蒸気量(湿度)とする。このとき、操作パネル41の開度調節ボタン41aを操作して、開度調節弁35の開度を段階的に調節することで、調理庫20内の蒸気量(湿度)を低下させる速さを調節することもできる。
また、ホットエアー調理プログラムを実行しているときに、温度センサ29により検出される調理庫20内の温度が設定温度となっているときに、ヒータ25と対流ファン26との作動を一時的に停止させているときがある。この状態で、操作パネル41の開度調節ボタン41aを操作しても、制御装置40は開度調節弁35を閉止させた状態で開度の調節をできないように制御している。このようにしていることで、調理庫20内の熱い空気が通気管34に流入しないようになり、開度調節弁35が熱い空気に曝されないようになった。
調理プログラムのコンビモード調理プログラムを実行したときには、ヒータ25と対流ファン26との作動により、調理庫20内の空気は熱風になって循環するとともに、蒸気発生装置30から調理庫20内に蒸気が供給されることで、調理庫20内に収容した食材は蒸気を含んだ熱風によって加熱調理される。コンビモード調理プログラムは、排水タンク14に設けた排気温度センサ16に散水器17から散水したときの検出温度に基づいて、蒸気発生装置30と開度調節弁35との作動を制御して調理庫20内の蒸気量を制御している調理プログラムである。このため、調理人が操作パネル41の開度調節ボタン41aを操作して、開度調節弁35の開度を調節するのに適さない。よって、コンビモード調理プログラムを実行しているときには、制御装置40は操作パネル41の開度調節ボタン41aを操作できないよう制御して、開度調節弁35を誤って開放するのを防ぐだけでなく、開度調節ボタン41aを非表示として操作できないように制御して、調理人が開度調節ボタン41aを操作できるとの誤解を生じないようにすることができた。なお、スチームモード調理プログラムでも同様である。
上記のように構成した加熱調理器10においては、操作パネル41の開度調節ボタン41aの手動による押動操作によって開度調節弁35の開度を調節可能としたので、調理人が食材の出来具合を確認した状態で、開度調節弁35の開度を調節して調理庫20内に外気を導入して、調理庫20内の食材の調理に適した蒸気量(湿度)とすることができるようになった。なお、開度調節弁35を開度調節ボタン41aの押動操作により開度を調節可能としたが、これに限られるものでなく、レバー等を用いた機械的な機構を手動操作して開度調節弁35の開度を調節可能としたものであってもよい。
また、この加熱調理器10では、通気管34は対流ファン26の作動による負圧吸引によって外気を導入するものであり、対流ファン26の非作動時には開度調節弁35を閉止させた状態で開度の調節をできないように制御している。対流ファン26の非作動時に開度調節弁35を開放すると、調理庫20内の熱い空気が通気管34を通って外側に流出するときに、開度調節弁35が熱い空気に曝されるおそれがある。この加熱調理器10では、対流ファン26の非作動時には開度調節弁35を閉止させた状態で開度の調節をできないように制御した。これにより、調理庫20内の熱い空気が通気管34を通って外側に流出しないので、開度調節弁35が熱い空気に曝されないようにすることができた。
この加熱調理器10は、調理庫20内に蒸気を供給する蒸気発生装置30と、開度調節弁35の開度を手動操作により調節させる開度調節ボタン41aを有した操作パネル41とを備えている。蒸気発生装置30を作動させて蒸気を含んだ熱風によって調理する調理プログラム(スチームモード調理プログラム及びコンビモード調理プログラム)を実行しているときには、調理人が手動操作によって調理庫20内に外気を導入する必要がなく、操作パネル41に開度調節ボタン41aが表示されると、調理人が手動操作で開度調節ボタン41aを誤って操作して開度調節弁35を開放させるおそれがある。
このため、この加熱調理器10においては、蒸気発生装置30を作動させて蒸気を含んだ熱風によって調理をする調理プログラム(スチームモード調理プログラム及びコンビモード調理プログラム)を実行しているときは、操作パネル41の開度調節ボタン41aを操作できないようした。これによって、蒸気発生装置30を作動させて蒸気を含んだ熱風によって調理をする調理プログラムを実行しているときに、調理人が誤って開度調節ボタン41aを操作しないようにすることができた。また、この実施形態では、操作パネル41の開度調節ボタン41aを非表示とすることで操作できないようしており、調理人が開度調節ボタン41aを操作できるとの誤解を生じないようにすることができた。
図9に示したように、この加熱調理器10は、操作パネル41に加湿操作ボタン41bが設けられており、加湿操作ボタン41bを手動で押動操作すると、給水弁28が開放されて加湿ノズル27から水が噴出され、調理庫20内が一時的に加湿されるようになっている。この加熱調理器10は、蒸気量(湿度)を手動操作で低下させるだけでなく、蒸気量(湿度)を手動操作で増加させるようにでき、調理庫20内を調理人の所望の蒸気量(湿度)とすることが可能となった。
この実施形態では、調理庫20の一方の側部として左側部にヒータ25と対流ファン26と加湿ノズル27を設けたが、本発明はこれに限られるものでなく、調理庫20の一方の側部として右側部または後側部にヒータ25と対流ファン26と加湿ノズル27を設けるようにしてもよい。
10…加熱調理器、20…調理庫、20c…通気口、25…ヒータ、26…対流ファン、30…蒸気発生装置、34…通気管、35…開度調節弁、41…操作パネル、41a…開度調節ボタン。

Claims (4)

  1. 食材を加熱調理するための調理庫と、
    前記調理庫内に設けられて、前記調理庫内を加熱するヒータと、
    前記調理庫内に設けられて、前記調理庫内の空気を対流させる対流ファンと、
    前記調理庫内に形成した通気口に接続して前記調理庫内に外気を導入する通気管と、
    前記通気管の開度を調節する開度調節弁とを備えた加熱調理器であって、
    前記開度調節弁の開度を手動操作によって調節可能としたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    前記通気管は前記対流ファンの作動による負圧吸引によって外気を導入するものであり、前記対流ファンの非作動時には前記開度調節弁を閉止させた状態で開度の調節をできないようにしたことを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項1または2に記載の加熱調理器において、
    前記調理庫内に蒸気を供給する蒸気発生装置と、
    前記開度調節弁の開度を手動操作により調節させる開度調節ボタンを有した操作パネルとを備え、
    前記蒸気発生装置を作動させて蒸気を含んだ熱風によって調理をする調理プログラムを実行しているときは、前記操作パネルの開度調節ボタンを操作できないようしたことを特徴とする加熱調理器。
  4. 請求項3に記載の加熱調理器において、
    前記蒸気発生装置を作動させて蒸気を含んだ熱風によって調理をする調理プログラムを実行しているときは、前記操作パネルの開度調節ボタンを非表示とすることで操作できないようしたことを特徴とする加熱調理器。
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