JP2021188812A - 加熱調理器 - Google Patents

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啓太 小野
Keita Ono
克幸 田中
Katsuyuki Tanaka
吉隆 足立
Yoshitaka Adachi
康治 畑田
Koji Hatada
敦 杉田
Atsushi Sugita
翔太郎 増田
shotaro Masuda
敏史 大矢
Satoshi Oya
拓也 杉本
Takuya Sugimoto
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Abstract

【課題】調理庫内の温度を設定温度まで低下させる冷却運転の運転時間を短くすることを目的とする。【解決手段】加熱調理器10は、ヒータ25を作動させるとともに対流ファン26を作動させることにより調理庫20内に熱風を対流させ、調理庫内に入れた食材を対流する熱風により加熱調理する調理プログラムを有した制御装置40を備え、制御装置40は、調理プログラムを実行後に、対流ファン26を作動させることで調理庫20内を冷却する冷却運転を実行可能としており、冷却運転で加湿ノズル28から調理庫20内に水を供給可能とした。【選択図】図8

Description

本発明は、スチームコンベクションオーブン等の熱風によって食材を加熱調理する加熱調理器に関する。
下記の特許文献1には、熱風により食材を加熱調理する加熱調理器が開示されている。この加熱調理器は、食材を加熱調理する調理庫と、調理庫内を加熱するヒータと、調理庫内の空気を対流させる対流ファンと、調理庫内に蒸気を供給する蒸気発生装置と、調理庫内の温度を検出する温度センサとを備えている。加熱調理器は、ヒータと対流ファンと蒸気発生装置の作動を制御する制御装置を備えており、制御装置は、調理庫内に入れた食材を対流する熱風または蒸気を含んだ熱風によって加熱調理する調理プログラムを備えている。対流する熱風によって加熱調理する調理プログラムを実行したときには、対流ファンを作動させるとともに、温度センサの検出温度に基づいてヒータの作動が制御され、調理庫内に入れた食材は設定温度に加熱された熱風が対流することで加熱調理される。また、蒸気を含んだ熱風によって加熱調理する調理プログラムを実行させたときには、対流ファンと蒸気発生装置を作動させるとともに、温度センサの検出温度に基づいてヒータの作動が制御され、調理庫内に入れた食材は設定温度に加熱された蒸気を含んだ熱風が対流することで加熱調理される。
この加熱調理器は、蒸気発生装置とは別に調理庫内に水を噴出させて調理庫内を加湿する加湿ノズルを備えており、調理庫内は加湿ノズルから噴出される水が気化して蒸気となることで一時的に加湿可能となっている。また、この加熱調理器は、調理庫内に外気を導入する外気導入管を備えており、対流ファンを作動させた状態で外気導入管に設けた外気導入弁の開度を高くすると、調理庫内には外気導入管から外気が導入され、調理庫内を外気導入管から導入した外気によって温度と湿度とを低くすることができる。
特開2019−138572号公報
特許文献1に記載の加熱調理器においては、制御装置により調理プログラムを実行させたときには、調理庫内は食材の調理に適した設定温度となるようにヒータの作動が制御される。例えば、調理庫内の設定温度が280℃に設定された調理プログラムを実行した直後に、調理庫内の設定温度が120℃に設定された調理プログラムを実行するときには、調理庫内の食材が設定温度より高い高温の熱風によって加熱されるのを防ぐために、調理庫内の温度を設定温度まで低下させる冷却運転を実行させる必要がある。冷却運転は調理庫内の扉を開放した状態で、外気導入弁を開放するとともに対流ファンを作動させるように制御して、調理庫内を外気導入管から導入する外気によって冷却するものである。この冷却運転は、外気導入弁を開放するとともに対流ファンを作動させることで、外気導入管から調理庫に外気を導入するだけであるので、調理庫内を設定温度まで低下させるのに長い時間を要し、調理庫が設定温度まで低下する待機時間が長くなる問題があった。本発明は、調理庫内の温度を設定温度まで低下させる冷却運転の運転時間を短くすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、食材を加熱調理する調理庫と、調理庫内を加熱するヒータと、調理庫内の空気を対流させる対流ファンと、調理庫内に水を供給することによって調理庫内に蒸気を発生させる加湿ノズルと、ヒータと対流ファンとを作動させることにより調理庫内に熱風を対流させ、調理庫内に入れた食材を対流する熱風によって加熱調理する調理プログラムを有した制御装置とを備え、調理プログラムを実行しているときに加湿ノズルから調理庫内に水を供給して調理庫内を加湿可能とした加熱調理器であって、制御装置は、調理プログラムを実行後に、対流ファンを作動させることで調理庫内を冷却する冷却運転を実行可能としており、冷却運転で加湿ノズルから調理庫内に水を供給可能としたことを特徴とする加熱調理器を提供するものである。
上記のように構成した加熱調理器においては、制御装置は、調理プログラムを実行後に、対流ファンを作動させることで調理庫内を冷却する冷却運転を実行可能としており、冷却運転で加湿ノズルから調理庫内に水を供給可能としている。制御装置により冷却運転を実行させたときに、調理庫内は対流ファンの作動によって冷却されるだけでなく、加湿ノズルから調理庫内に水を供給可能としているので、加湿ノズルから供給される水によっても冷却可能となり、調理庫内を対流ファンだけを作動させたときよりも必要に応じて早く冷却することができるようになる。
上記のように構成した加熱調理器においては、調理庫の前面部には食材の出し入れをする開口部を開閉自在に塞ぐ扉と、扉の開閉を検知する扉開閉検知器とが設けられ、制御装置は、扉開閉検知器により扉が開口部を閉塞していないことを検知したときに、加湿ノズルから調理庫内に水を供給できないように制御し、扉開閉検知器により扉が開口部を閉塞していることを検知したときに、加湿ノズルから調理庫内に水を供給可能に制御するのが好ましい。扉が開口部を開放した状態で、加湿ノズルから調理庫内に水を供給すると、水が気化した蒸気が開口部から吹き出るおそれがあるが、扉開閉検知器により扉が開口部を閉塞していることを検知したときだけ、加湿ノズルから調理庫内に水を供給可能に制御しているので、蒸気が開口部から吹き出るのを防ぐことができる。
本発明の加熱調理器の一実施形態の正面図である。 図1の扉を開いた状態とした正面図である。 前後方向の中央部における縦方向断面図である。 A−A断面図である。 仕切板と支持フレームとを取り外したときのA−A断面図である。 ハウジングの左パネルを取り外して機械室が見えるようにした左側面図である。 制御装置のブロック図である。 冷却運転プログラムのフローチャートである。 ガス燃焼式の加熱調理器の図5に相当する断面図である。
以下に、本発明の加熱調理器の一実施形態を添付図面を参照して説明する。本発明の加熱調理器は、スチームコンベクションオーブンと呼ばれるもので、蒸気を含んだ熱風を対流させて食材を加熱調理するものである。図1に示したように、加熱調理器10は、ハウジング11内の左側部に機械室12と、ハウジング11内の機械室12を除いた部分に食材を加熱調理するための調理庫20とを備えている。図2に示したように、調理庫20の前面部には食材を出し入れする開口部20aが設けられており、調理庫20の開口部20aにはこれを開閉する扉13が設けられている。図1及び図2に示したように、調理庫20の前面部には扉開閉検知器14が設けられており、扉開閉検知器14によって扉13が開口部20aを閉塞している(開放している)ことが検知される。
図3に示したように、調理庫20は食材を収容して加熱調理するためのものであり、調理庫20の左側部を除く部分を食材を収容する食材収容室21とし、調理庫20の左側部を食材収容室21に送り出す熱風を生成する熱風生成室22としている。調理庫20の左右方向の中央部より左側には食材収容室21と熱風生成室22を仕切る仕切板23が設けられており、仕切板23は食材収容室21と熱風生成室22とを通風可能に仕切っている。仕切板23は熱風生成室22に配設された対流ファン26の吸込口側を覆うファンカバーの機能を有している。図4に示したように、仕切板23には多数の吸込口23aが形成されており、食材収容室21内の空気は吸込口23aを通って熱風生成室22に送られる。また、仕切板23は調理庫20の天井壁、底壁、前壁及び後壁との間に空気が通過可能な空間が形成されるように取り付けられることで、仕切板23と調理庫20の天井壁、底壁、前壁及び後壁との間には空気が通過する通風路23bが形成されており、熱風生成室22の空気は通風路23bを通って食材収容室21に送られる。
図2〜図4に示したように、調理庫20の食材収容室21にはホテルパンと呼ばれるトレイを上下に多段状に支持する左右一対の支持フレーム24が設けられている。この実施形態の支持フレーム24は、トレイを上下に10段で支持するものであり、金属製線材(金属製ワイヤ材)を曲げ加工したものである。支持フレーム24は、前後一対の支柱24aと、前後の支柱24aに固定されてトレイの左右の縁部を支持するレール24bとを備えている。
図3及び図5に示したように、調理庫20の熱風生成室22にはヒータ25と対流ファン26が設けられている。ヒータ25は、調理庫20内を加熱するものであり、調理庫20の左側壁にて略環状に巻回されている。対流ファン26は、調理庫20内の空気を対流させるものであり、調理庫20の左側壁にて略環状に巻回されたヒータ25の内側に取り付けられている。この実施形態の対流ファン26は、シロッコファンよりなる遠心ファンが採用されている。対流ファン26を作動させると、食材収容室21の空気は仕切板23の吸込口23aを通って熱風生成室22に吸い込まれ、吸い込まれた空気は熱風生成室22にて遠心方向外向きに吹き出され、吹き出された空気は上下及び前後の通風路23bを通って食材収容室21に戻される。また、ヒータ25とともに対流ファン26を作動させたときには、食材収容室21から熱風生成室22に吸い込まれた空気は対流ファン26の外側に配置されるヒータ25に吹き付けられて高温の熱風となり、高温の熱風は上下及び前後の通風路23bを通って食材収容室21に戻される。
図5に示したように、調理庫20の熱風生成室22には温度センサ27が設けられている。温度センサ27は、調理庫20内の温度を検出するものであり、調理庫20の左側壁にてヒータ25の外側に配設されている。図3及び図5に示したように、調理庫20の熱風生成室22には加湿ノズル28が設けられている。加湿ノズル28は、調理庫20内に水を噴射(供給)して、調理庫20内に蒸気を発生させて一時的に加湿するものであり、調理庫20の天井壁にて仕切板23の左側に配設されている。加湿ノズル28は調理庫20の天井壁から下方に延びる円柱状をしており、加湿ノズル28の噴射口は斜め下方にて仕切板23に向けられている。加湿ノズル28には給水源から導出された給水管28aが接続されており、給水管28aには給水弁28b(図7にのみ示した)が介装されている。給水源の水は給水弁28bの開放によって給水管28aを通って加湿ノズル28に送られ、加湿ノズル28の噴射口から仕切板23に噴射される。
図6に示したように、ハウジング11の機械室12には調理庫20内に蒸気を供給する蒸気発生装置30が設けられている。蒸気発生装置30は、誘導加熱によって水を加熱して蒸気を発生させるものであり、調理庫20から排水を流すための排水用のタンク16の上側に立設している。蒸気発生装置30は、所定の水位の水を貯えた筒形の蒸気発生容器31と、蒸気発生容器31内の水を加熱する加熱体(図示省略)と、蒸気発生容器31の外周に巻回されて加熱体を発熱させる誘導加熱コイル32と、蒸気発生容器31内で発生した蒸気を調理庫20に送出する蒸気送出筒33とを備えている。蒸気送出筒33は図5に示した調理庫20の蒸気導入口20bに接続されており、蒸気発生容器31内で発生した蒸気は蒸気送出筒33を通って蒸気導入口20bから調理庫20内に送られる。
図3及び図6に示したように、ハウジング11の機械室12には調理庫20内に外気を導入する外気導入管34が設けられている。外気導入管34は、主として調理庫20内で加熱調理をする際に、調理庫20内に外気を導入するようにして、調理庫20内の温度及び湿度を調節するものである。図3及び図5に示したように、調理庫20の左側壁には対流ファン26の背面側(左側)に外気導入口20cが形成されており、外気導入管34はこの外気導入口20cに接続されている。調理庫20の左側壁と対流ファン26との間は対流ファン26を作動させたときに負圧化され、調理庫20には外気導入管34を通って外気が導入可能となる。また、外気導入管34には外気導入弁34aが介装されており、外気は外気導入弁34aの開度に応じた量で外気導入管34を通って調理庫20内に導入される。
図1に示したように、ハウジング11の前面左側には操作パネル15が設けられており、操作パネル15には電源スイッチ15aと、調理プログラムを実行または中止を操作する操作スイッチ15bと、調理プログラムの選択、設定値の増減をする設定ダイヤル15cと、調理プログラムの調理条件等の表示及び操作をするための液晶タッチパネル15dが設けられている。調理プログラムを実行しているときに、液晶タッチパネル15dに表示させた加湿スイッチを押動操作すると、給水弁28bが一定時間開放されて加湿ノズル28から調理庫20内に水が供給され、調理庫20は供給された水が蒸発して蒸気となって加湿される。
図7に示したように、加熱調理器10は制御装置40を備えており、制御装置40は、扉開閉検知器14、操作パネル15、ヒータ25、対流ファン26、温度センサ27、給水弁28b、蒸気発生装置30及び外気導入弁34aに接続されている。制御装置40はマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続されたCPU、RAM、ROM及びタイマ(いずれも図示省略)を備えている。
制御装置40は、ROMに調理庫20内の食材を加熱調理する調理プログラムを備えている。調理プログラムは、ヒータ25と対流ファン26を作動させて対流する熱風により食材を加熱調理するホットエアーモード調理プログラムと、対流ファン26と蒸気発生装置30を作動させて対流する蒸気を含んだ熱風により食材を加熱調理するスチームモード調理プログラムと、ヒータ25と対流ファン26と蒸気発生装置30を作動させて対流する蒸気を含んだ高温の熱風により食材を加熱調理するコンビモード調理プログラムとの3種類の調理プログラムを備えている。なお、ROMには調理庫20内の設定温度、蒸気量及び調理時間が予め設定された調理プログラムが記憶されているとともに、調理プログラムの調理庫20の設定温度、蒸気量及び調理時間をユーザが設定可能としている。
調理プログラムのホットエアーモード調理プログラムを実行したときには、制御装置40は、ヒータ25と対流ファン26とを作動させることで、食材収容室21内の空気は吸込口23aを通って熱風生成室22に吸い込まれ、吸い込まれた空気は対流ファン26から遠心方向外向きに吹き出され、遠心方向外向きに吹き出された空気はヒータ25の周囲を通過するときに加熱され、加熱された空気は熱風となって通風路23bを通って食材収容室21に送られる。調理庫20内の空気は対流ファン26によって食材収容室21と熱風生成室22とを循環する過程でヒータ25によって加熱されて熱風となって調理庫20を対流し、調理庫20内に収容した食材は対流する熱風によって加熱調理される。
また、ホットエアーモード調理プログラムでは、蒸気発生装置30とは別で加湿ノズル28から調理庫20内に水を供給することにより、調理庫20内を一時的に加湿可能としている。ホットエアーモード調理プログラムの実行時に、操作パネル15の液晶タッチパネル15dを操作して加湿スイッチを押動操作すると、制御装置40は、給水弁28bを一定時間開放させるように制御し、加湿ノズル28から調理庫20内に水を噴射させる。噴射された水は調理庫20内で速やかに加熱されて蒸気となり、調理庫20内の食材は循環する熱風に一時的に加えられた蒸気によって加湿されて調理される。
また、調理庫20内の温度が次に実行しようとする調理プログラムの設定温度より高いと、調理庫20内の食材が適切な温度で調理されないおそれがある。このため、制御装置40は、調理庫20内を設定温度まで低下させる冷却運転をする冷却運転プログラムを備えている。冷却運転プログラムを実行したときには、外気導入弁34aを開放させるとともに対流ファン26を作動させることで調理庫20内に外気導入管34から外気を導入して冷却するとともに、加湿ノズル28から調理庫20内に水を噴射可能(供給可能)としている。この冷却運転プログラムは操作パネル15の液晶タッチパネル15dの操作によって実行可能となっている。液晶タッチパネル15dを操作すると冷却運転プログラムを実行させる冷却運転スイッチが表示され、冷却運転プログラムは冷却運転スイッチの押動操作によって実行される。以下に、冷却運転プログラムについて詳細に説明する。
図8に示したように、制御装置40は、ステップ101にて、液晶タッチパネル15dが操作されて冷却運転の設定温度を設定したうえで冷却運転スイッチが押動操作されたか否かを判定し、冷却運転スイッチが操作されるまでステップ101にて繰り返しNOの判定をする。液晶タッチパネル15dが操作されて冷却運転スイッチが押動操作されると、制御装置40はステップ101にてYESと判定し、ステップ102に進める。制御装置40は、ステップ102にて、扉開閉検知器14により扉13が開放されたか否かを判定し、扉開閉検知器14により扉13が開放されたことが検知されなければステップ102にてNOと判定する。制御装置40は、ステップ102にて扉開閉検知器14により扉13が開放されるまで繰り返しNOと判定しており、扉開閉検知器14により扉13が開放されたことが検知されるとステップ102にてYESと判定してステップ103に進める。
制御装置40は、ステップ103にて、外気導入弁34aを開放させるとともに対流ファン26を作動させると、調理庫20には外気導入管34から外気が導入されることで少しずつ温度が低下する。制御装置40は、ステップ104にて、液晶タッチパネル15dが操作されて加湿スイッチが押動操作されたか否かを判定する。液晶タッチパネル15dが操作されて加湿スイッチが押動操作されなければ、制御装置40は、ステップ104にてNOと判定してステップ105に進める。制御装置40は、ステップ105にて、温度センサ27の検出温度がステップ101にて設定された設定温度となったか否かを判定し、温度センサ27の検出温度が設定温度となっていなければステップ103に戻す。
制御装置40は、調理庫20内の温度が設定温度となるまで、ステップ103の処理と、ステップ104の判定処理でのNOの判定と、ステップ105の判定処理でのNOの判定とを繰り返し実行している。これらの処理を実行中に、液晶タッチパネル15dが操作されて加湿スイッチが押動操作されると、制御装置40は、ステップ104にてYESと判定してステップ106に進める。制御装置40は、ステップ106にて、扉開閉検知器14により扉13が閉塞されているかを判定する。このステップ106の判定処理は、後述するステップ107による処理で加湿ノズル28から水を噴射させたときに、蒸気が調理庫20の開口部20aから吹き出ないようにすることを目的とした処理である。扉開閉検知器14により扉13が閉塞されていることが検知されないときには、制御装置40は、ステップ106にてNOと判定してステップ105に進める。
これに対し、扉13を閉塞させてから、液晶タッチパネル15dが操作されて加湿スイッチが押動操作されると、制御装置40は、ステップ104にてYESと判定してステップ106に進め、扉開閉検知器14により扉13が閉塞されている(開放されていない)ことに基づいてステップ106にてYESと判定する。次に、制御装置40は、ステップ107にて、給水弁28bを一定時間として例えば3秒間開放させて加湿ノズル28から調理庫20に水を噴射させる。調理庫20内はステップ103から継続して作動する対流ファン26によって導入される外気により冷却されるだけでなく、加湿ノズル28から噴射される水が蒸発するときに顕熱及び潜熱を奪うことによってさらに冷却される。
ステップ105での判定処理で調理庫20内の温度が設定温度となるまで、ユーザの必要に応じて、扉13を閉塞させた状態で液晶タッチパネル15dが操作されて加湿スイッチが押動操作されると、調理庫20内には外気導入管34から導入される外気により冷却されるだけでなく、加湿ノズル28により噴射される水によっても冷却可能となっている。調理庫20内の温度が設定温度まで低下すると、制御装置40はステップ105にて温度センサ27の検出温度がステップ101にて設定された設定温度となったことに基づいてYESと判定し、ステップ108に進める。制御装置40は、ステップ108にて、外気導入弁34aを閉止させるとともに対流ファン26の作動を停止させて冷却運転を終了する。
上記の冷却運転は、液晶タッチパネル15dが操作されて加湿スイッチが押動操作されると、加湿ノズル28から水を噴射させているが、冷却運転の実行中に液晶タッチパネル15dの加湿スイッチの操作によらずに自動で加湿ノズル28から水を定期的に噴射させるように制御してもよい。
上記のように構成した加熱調理器10においては、制御装置40は、調理プログラムを実行後に、対流ファン26を作動させることで調理庫20内を冷却する冷却運転を実行可能としており、冷却運転で加湿ノズル28から調理庫20内に水を噴射(供給)可能としている。調理プログラムを実行するときに、調理庫20内の温度が次に実行しようとする調理プログラムの設定温度より高いと、調理庫20内の食材を適切な温度で加熱調理できないおそれがある。制御装置40により調理庫20内を冷却する冷却運転を実行させたときに、調理庫20内は対流ファン26の作動によって外気導入管34から導入される外気により冷却されるだけでなく、加湿ノズル28から調理庫20内に水を噴射(供給)可能としているので、調理庫20内は対流ファン26の作動によって外気導入管34から導入される外気により冷却されるだけでなく、加湿ノズル28から供給される水によっても冷却可能となり、調理庫20内を対流ファン26だけを作動させたときよりも必要に応じて早く冷却することができるようになる。
また、制御装置40は、扉開閉検知器14により扉13が開口部20aを閉塞していないことを検知したときに、加湿ノズル28から調理庫20内に水を供給できないように制御し、扉開閉検知器14により扉13が開口部20aを閉塞していることを検知したときに、加湿ノズル28から調理庫20内に水を供給可能に制御している。扉13が開口部20aを閉塞していない(開放している)状態で、加湿ノズル28から調理庫20内に水を噴射(供給)すると、水が気化して発生する蒸気が調理庫20の開口部20aから吹き出るおそれがある。制御装置40は、扉開閉検知器14により扉13が開口部20aを閉塞していないことを検知したときに、加湿ノズル28から調理庫20内に水を供給できないように制御しているので、扉13が開口部20aを閉塞していないときに、加湿ノズル28から調理庫20内に水が噴射(供給)されないので、蒸気が調理庫20の開口部20aから吹き出るのを防ぐことができる。
また、上記の実施形態の加熱調理器10においては、調理庫20内を加熱するヒータ25は電気式のシーズヒータを用いたものであるが、図9に示した他の実施形態では、燃焼用空気と燃料用ガスとを混合した混合ガスを燃焼させた燃焼ガスを調理庫20内に配設した熱交換器25aを通過させることによって調理庫20内を加熱するガス燃焼式の加熱調理器もある。このようなガス燃焼式の加熱調理器においては、燃焼用空気はブロアファンの作動により混合管に供給され、燃料用ガスはガス供給弁を開放することでガス供給管により混合管に供給され、燃焼用空気と燃料用ガスとを混合した混合ガスをバーナにより燃焼させて、燃焼させた燃焼ガスを調理庫20内の熱交換器25aを通過させることで調理庫20内を加熱している。
ガス燃焼式の加熱調理器においては、調理庫20内を冷却するときには、ガス供給弁を開放することなくブロアファンを作動させることで、燃焼用空気だけを混合管を通して熱交換器25aに送出して熱交換器25aの排出口から排出させるようにして、調理庫20内を熱交換器25aを通過する燃焼用空気によって冷却させるようにしてもよい。
また、この種の加熱調理器は、給電によって発熱する電気式のヒータにより調理庫内を加熱するタイプと、燃焼用空気と燃料用ガスとを混合した混合ガスを燃焼させた燃焼ガスによって調理庫内を加熱するタイプがある。電気式のヒータにより調理庫内を加熱するときと、混合ガスを燃焼させた燃焼ガスにより調理庫内を加熱するときとで制御様式や制御目標も異なることになる。
電気式タイプのヒータを用いた加熱調理器とガス燃焼式タイプのヒータを用いた加熱調理器においては、各制御基板に電気式タイプとガス燃焼式タイプを示す電圧入力を設けるようにし、各々の実装部品の違いを選別できるようにする。さらに、電気式タイプとガス燃焼式タイプでも機種毎に実装部品が異なるときに、実装部品の違いを選別できる電圧入力を設けるようにする。制御基板の機種設定時に電圧を確認し、実装部品が制御基板に対応しているかの判断を行えるようにしてもよい。このようにしたときには、タイプの異なる制御基板が取り付けられるのを防ぐことができる。
10…加熱調理器、20…調理庫、25…ヒータ、26…対流ファン、28…加湿ノズル、40…制御装置。

Claims (2)

  1. 食材を加熱調理する調理庫と、
    前記調理庫内を加熱するヒータと、
    前記調理庫内の空気を対流させる対流ファンと、
    前記調理庫内に水を供給することによって前記調理庫内に蒸気を発生させる加湿ノズルと、
    前記ヒータと前記対流ファンとを作動させることにより前記調理庫内に熱風を対流させ、前記調理庫内に入れた食材を対流する熱風によって加熱調理する調理プログラムを有した制御装置とを備え、
    前記調理プログラムを実行しているときに前記加湿ノズルから前記調理庫内に水を供給して前記調理庫内を加湿可能とした加熱調理器であって、
    前記制御装置は、前記調理プログラムを実行後に、前記対流ファンを作動させることで前記調理庫内を冷却する冷却運転を実行可能としており、前記冷却運転で前記加湿ノズルから前記調理庫内に水を供給可能としたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    前記調理庫の前面部には食材の出し入れをする開口部を開閉自在に塞ぐ扉と、前記扉の開閉を検知する扉開閉検知器とが設けられ、
    前記制御装置は、前記扉開閉検知器により前記扉が前記開口部を閉塞していないことを検知したときに、前記加湿ノズルから前記調理庫内に水を供給できないように制御し、前記扉開閉検知器により前記扉が前記開口部を閉塞していることを検知したときに、前記加湿ノズルから前記調理庫内に水を供給可能に制御したことを特徴とする加熱調理器。
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