JP6712512B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、スチームコンベクションオーブン等の蒸気を含んだ熱風によって加熱調理する加熱調理器に関する。
下記の特許文献1には、蒸気を含んだ熱風により食材を加熱調理する加熱調理器が開示されており、この加熱調理器は、ハウジング内に設けた調理庫と、調理庫内を加熱するヒータと、調理庫内の空気を対流させる対流ファンと、調理庫内に蒸気を供給する蒸気発生装置とを備えている。蒸気発生装置は、所定量の水を貯える蒸気発生容器と、蒸気発生容器内の水を燃焼ガスにより加熱する加熱体とを備え、蒸気発生容器内の水は加熱体の燃焼ガスによって加熱されて蒸気となって調理庫に供給される。
この加熱調理器は、ヒータと対流ファンとを作動させて対流する熱風により食材を加熱調理するホットエアーモード調理プログラムと、対流ファンと蒸気発生装置を作動させて対流する蒸気により食材を加熱調理するスチームモード調理プログラムと、ヒータと対流ファンと蒸気発生装置を作動させて対流する蒸気を含んだ熱風により食材を加熱調理するコンビモード調理プログラムとの3種類のモードよりなる調理プログラムを有している。
特開2013−200111号公報
上述した特許文献1に記載の加熱調理器では、スチームモード調理プログラムまたはコンビモード調理プログラムを実行させたときに蒸気発生装置を作動させるように制御するのに対し、ホットエアーモード調理プログラムを実行させたときには蒸気発生装置を作動させないように制御している。このため、ホットエアーモード調理プログラムの終了後に、スチームモード調理プログラムまたはコンビモード調理プログラムを実行させたときには、蒸気発生容器内の水から蒸気を発生させるまでに時間を要することになり、スチームモード調理プログラムまたはコンビモード調理プログラムを連続して実行したときよりも、スチームモード調理プログラムまたはコンビモード調理プログラムによって調理を完了させるまでに時間を要することになっていた。
これに対し、ホットエアーモード調理プログラムを実行しているときに、蒸気発生容器内の水を湯の状態で保温するように制御すれば、ホットエアーモード調理プログラムを実行した後にスチームモード調理プログラムまたはコンビモード調理プログラムを実行したときであっても、蒸気発生容器から直ぐに蒸気を発生させることができる。しかし、蒸気発発生容器内の湯の温度を高く設定すると、蒸気発生容器から早く蒸気を発生させることができるものの、ホットエアーモード調理プログラムを実行しているときに、調理庫内に蒸気発生容器内の湯から発生する蒸気が流入し、蒸気を必要としないホットエアーモード調理プログラムで食材に蒸気による水分が付着するおそれがあった。特に、冷蔵庫または冷凍庫から出した直後の低温の食材を調理庫内でホットエアーモード調理プログラムにより加熱調理すると、調理庫内に流入した蒸気が低温の食材の表面に結露し、食材の表面がぱりっとする良好な仕上がりとならないおそれがあった。調理庫内に蒸気が流入する問題に対しては、蒸気発生容器内の湯を保温する設定温度を低く設定すれば、調理庫内に蒸気発生容器内の湯から発生する蒸気を流入させないようにすることができるが、スチームモード調理プログラムまたはコンビモード調理プログラムを実行したときに、蒸気発生容器から直ぐに蒸気を発生させることができなかった。蒸気発生容器内の湯を保温する最適な設定温度は加熱調理器のユーザが使用する調理プログラムの使用態様によって様々であり、蒸気発生容器内の湯を保温する設定温度を固定すると全てのユーザを満足させることができなかった。本発明は、蒸気発生装置を作動させる調理プログラムを実行していないときに、蒸気発生容器内の水を湯となるように保温制御する加熱調理器において、加熱調理器のユーザの使い勝手を良好とすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、食材を加熱調理するための調理庫と、調理庫内を加熱するヒータと、調理庫内の空気を対流させる対流ファンと、調理庫内に蒸気を供給する蒸気発生装置と、ヒータと対流ファンと蒸気発生装置の作動を制御する制御装置とを備え、制御装置は、ヒータと対流ファンを作動させて対流する熱風により食材を加熱調理する第1の調理プログラムと、少なくとも対流ファンと蒸気発生装置を作動させて対流する蒸気を含んだ熱風により加熱調理する第2の調理プログラムを有した加熱調理器であって、蒸気発生装置は水を貯えた蒸気発生容器と、蒸気発生容器内の水を加熱する加熱体と、蒸気発生容器内の水の温度を検出する温度センサとを備え、制御装置は、第2の調理プログラムを実行するとき以外に、温度センサの検出温度に基づいて蒸気発生容器内の水の温度を設定温度となるように加熱体の作動を制御する保温制御プログラムを有し、保温制御プログラムの設定温度を変更可能としたことを特徴とする加熱調理器を提供するものである。
上記のように構成した加熱調理器においては、制御装置は、第2の調理プログラムを実行するとき以外に、温度センサの検出温度に基づいて蒸気発生容器内の水の温度を所定の設定温度となるように加熱体の作動を制御する保温制御プログラムを有し、保温制御プログラムの設定温度を変更可能とした。第2の調理プログラムを頻繁に使用するユーザであれば、保温制御プログラムの設定温度を高くすればよく、第1の調理プログラムにより食材を加熱調理させた後に第2の調理プログラムによる加熱調理を素早く完了させることができる。これに対し、第1の調理プログラムを頻繁に使用するユーザであれば、保温制御プログラムの設定温度を低くすればよく、第1の調理プログラムを実行したときにできるだけ調理庫に蒸気を流入させないようにすることができる。このように、ユーザが頻繁に使用する調理プログラムに応じて蒸気発生容器内の水を保温する設定温度を変更できるため、何れのユーザであっても使い勝手を良好とすることができた。
上記のように構成した加熱調理器においては、蒸気発生装置の加熱体は、燃焼用空気を送り出すブロアファンと、燃料ガスを送り出すガス供給管と、燃焼用空気と燃料ガスとを流入させて混合ガスとして混合する混合管と、混合管の混合ガスを燃焼させて燃焼ガスを発生させるバーナと、蒸気発生容器内に配設されてバーナによる燃焼ガスを通過させる熱交換器とを備え、熱交換器を通過する燃焼ガスにより蒸気発生容器内の水を加熱するガス燃焼式としたものであり、温度センサによる検出温度が設定温度より高いときに、制御装置はブロアファンを作動させて熱交換器を通過する燃焼用空気によって蒸気発生容器内の水を冷却するように制御するのが好ましい。このようにしたときには、第2の調理プログラムを実行した後で、蒸気発生容器内の水の温度が設定温度よりも高くなっていたとしても、蒸気発生容器内の水はブロアファンの作動によって熱交換器内を通過する燃焼用空気により冷却されるようになる。これにより、第2の調理プログラムを実行直後に、蒸気を必要としない第1の調理プログラムの実行させたときであっても、第1の調理プログラムの開始直後に調理庫内に蒸気発生装置から蒸気をできるだけ流入させないようにすることができた。
本発明の加熱調理器の一実施形態の概略図である。 蒸気発生装置の概略図である。
以下に、本発明の加熱調理器の一実施形態を添付図面を参照して説明する。本発明の加熱調理器は、スチームコンベクションオーブンと呼ばれるもので、蒸気を含んだ熱風を対流させて食材を加熱調理するものである。図1に示したように、加熱調理器10は、ハウジング11内に食材を加熱調理するための調理庫12と、ハウジング11内にて調理庫12を除いた空間に機械室13を備えている。調理庫12の前部には食材を出し入れする前側開口12aが設けられており、前側開口12aにはこれを開閉する扉14が設けられている。
図1に示したように、加熱調理器10は、調理庫12内を加熱するヒータ15を備えており、この実施形態のヒータ15は燃焼ガスによって調理庫12内を加熱するガス燃焼式のヒータが採用されている。ヒータ15は機械室13内に燃焼用空気を送り出すブロアファンと、燃料ガスを送り出すガス供給管と、燃焼用空気と燃料ガスとを流入させて混合ガスとして混合する混合管(何れも図示省略)とを備え、調理庫12内に混合管から送られる混合ガスを燃焼させるバーナ(図示省略)と、バーナによって燃焼させた燃焼ガスを通過させることで調理庫12内を加熱する加熱管15aを備えている。なお、ヒータ15は混合ガスを燃焼させた燃焼ガスにより加熱するものに限られるものでなく、電熱線を用いたヒータや誘導加熱式のヒータであってもよい。
加熱調理器10は、調理庫12内の空気を対流させる対流ファン16を備えており、調理庫12内に対流ファン16のファン羽根16aが配設され、機械室13内に対流ファン16のファンモータ16bが配設されている。調理庫12内には温度センサ17が設けられており、温度センサ17は調理庫12内の温度を検出している。
機械室13内には蒸気発生装置20が設けられており、蒸気発生装置20は調理庫12内に蒸気を供給するものである。この実施形態の蒸気発生装置20は、燃焼ガスによって水を加熱して蒸気を発生させるガス燃焼式の加熱体30を備えた蒸気発生装置である。図2に示したように、蒸気発生装置20は、所定量の水(湯)を貯える蒸気発生容器21と、蒸気発生容器21内の水を加熱する加熱体30と、蒸気発生容器21内で発生させた蒸気を調理庫12内に送る蒸気送出筒体22と、蒸気発生容器21内の水の温度を検出する温度センサ23と、蒸気発生容器21内に隣接する位置に設けた水位検知タンク24と、水位検知タンク24内に設けたフロートスイッチよりなる水位センサ25とを備えている。
蒸気発生容器21内には加熱体30の熱交換器36が設けられており、蒸気発生容器21内の水は熱交換器36を通過する燃焼ガスによって加熱される。加熱体30は、燃焼用空気を送り出すブロアファン31と、燃料ガスを送り出すガス供給管33と、燃焼用空気と燃料ガスとを流入させて混合ガスとして混合する混合管34と、混合管34の混合ガスを燃焼させて燃焼ガスを発生させるバーナ35と、蒸気発生容器21内に配設されてバーナ35による燃焼ガスを通過させる熱交換器36とを備えている。
ブロアファン31は混合管34に燃焼用空気を送り出すものであり、送風管32によって混合管34に接続されている。ガス供給管33は混合管34に燃料ガスを供給するものであり、都市ガス、プロパンガス等のガス供給源に接続されている。ガス供給管33にはガスバルブ37が介装されており、燃料ガスはガスバルブ37を開放させたときにガス供給管33から混合管34に供給される。ガス供給管33には均圧弁38が介装されており、均圧弁38は圧力検出管39によって送風管32に接続されている。均圧弁38はブロアファン31から送風管32を通って混合管34に供給される空気の圧力に応じた開度で開放され、ガス供給管33から混合管34に供給される燃料ガスの風量(流量)は燃焼用空気の風量に応じて調整される。
混合管34には、上述したようにブロアファン31から送出された燃焼用空気と、ガス供給管33から送出された燃料ガスとが供給され、これら燃焼用空気と燃料用空気とは混合管34内にて混合されて混合ガスとなる。混合管34には送風管32及びガス供給管33が接続された一端側と反対の他端側にバーナ35が接続されており、混合管34から供給される混合ガスはバーナ35により燃焼して高温の燃焼ガスとなる。蒸気発生容器21内には熱交換器36が配設されており、熱交換器36内にはバーナ35が配置されている。混合管34から供給された混合ガスはバーナ35で燃焼されて高温の燃焼ガスとなって熱交換器36内を通過し、蒸気発生容器21内の水(湯)は熱交換器36内を通過する燃焼ガスによって加熱される。
蒸気発生容器21の上部には蒸気送出筒体22が設けられており、蒸気送出筒体22は蒸気発生容器21と調理庫12とを連通接続している。蒸気発生容器21内にて加熱体30による加熱によって発生した蒸気は蒸気送出筒体22によって調理庫12内に供給される。蒸気発生容器21内には温度センサ23が設けられており、温度センサ23は蒸気発生容器21内の水(湯)の温度を検出する。
水位検知タンク24は蒸気発生容器21内の水位を検知するためのものであり、蒸気発生容器21に隣接する位置に立設している。水位検知タンク24の下部は連通管26によって蒸気発生容器21の下部に連通接続されており、水位検知タンク24内の水位は蒸気発生容器21内の水位と同じ水位となる。水位検知タンク24内にはフロートスイッチよりなる水位センサ25が設けられており、水位センサ25は水位検知タンク24内の水位を検知することで、蒸気発生容器21内の水位を検知する。水位検知タンク24には水道等の給水源から導出された給水管27が接続されており、給水管27には給水弁28が介装されている。水道等の給水源の水は給水弁28の開放によって給水管27から水位検知タンク24内に送出され、水位検知タンク24内に送出された水は連通管26を通って蒸気発生容器21内に供給される。
加熱調理器10は制御装置40を備えており、制御装置40は、ヒータ15、対流ファン16(特にファンモータ16b)、温度センサ17、蒸気発生装置20(特に、温度センサ23、ブロアファン31、バーナ35及びガスバルブ37)及びハウジング11の前面に設けた操作パネル41に接続されている。制御装置40はマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続されたCPU、RAM、ROM及びタイマ(いずれも図示省略)を備えている。制御装置40は、ROMに調理庫12内の食材を加熱調理する調理プログラムを備えている。調理プログラムは、ヒータ15と対流ファン16を作動させて対流する熱風により食材を加熱調理するホットエアーモード調理プログラム(第1の調理プログラム)と、ヒータ15と蒸気発生装置20を作動させて対流する蒸気を含んだ熱風により食材を加熱調理するスチームモード調理プログラム(第2の調理プログラム)と、ヒータ15と対流ファン16と蒸気発生装置20を作動させて対流する蒸気を含んだ高温の熱風により食材を加熱調理するコンビモード調理プログラム(第2の調理プログラム)との3種類のモードの調理プログラムとを備えている。なお、食材の調理に応じた調理庫12内の設定温度、蒸気量及び調理時間を記憶させた上記の各調理プログラムがROMに予め設定されているとともに、ユーザのニーズに応じた調理庫12内の設定温度、蒸気量及び調理時間とした各調理プログラムを設定可能となっている、
また、制御装置40は、スチームモード調理プログラム(第2の調理プログラム)及びコンビモード調理プログラム(第2の調理プログラム)を実行するとき以外に、蒸気発生装置20の温度センサ23の検出温度に基づいて蒸気発生容器21内の水(湯)の温度を設定温度となるように加熱体30の作動を制御する保温制御プログラムを有している。この保温制御プログラムは、スチームモード調理プログラム及びコンビモード調理プログラムを実行していないときに、蒸気発生容器21内の水(湯を)を設定温度に保温しておくことで、スチームモード調理プログラムまたはコンビモード調理プログラムを実行するときにできるだけ早く蒸気発生装置20から調理庫12内に蒸気を供給することができるようにすることを目的としたものである。
保温制御プログラムのスチームモード調理プログラム及びコンビモード調理プログラムを実行するとき以外の具体例は、少なくともホットエアーモード調理プログラム(第1の調理プログラム)を実行しているときであり、この実施形態では、ホットエアーモード調理プログラム(第1の調理プログラム)を実行しているとき及び何れのモードの調理プログラムを実行せずに待機状態となっているときが挙げられる。また、ユーザにおける各種調理プログラムの使用態様に対応させるために、保温制御プログラムの蒸気発生容器21内の水(湯)を保温する設定温度は変更可能となっている。ユーザは、操作パネル41の各種操作ボタンを操作することで、保温制御プログラムの水(湯)を保温する設定温度はユーザの各種調理プログラムの使用態様に応じて変更される。保温制御プログラムの水(湯)を保温する設定温度は、この実施形態では、90℃、70℃、50℃及び常温(加熱なし)に変更可能となっている。保温制御プログラムの水(湯)を保温する設定温度を90℃、70℃及び50℃と設定したときには、制御装置40は温度センサ23の検出温度に基づいて蒸気発生容器21内の水(湯)の温度が設定温度となるように加熱体30の作動を制御している。具体的には、温度センサ23の検出温度が設定温度より低ければ、制御装置40は加熱体30を作動させて蒸気発生容器21内の水(湯)を燃焼ガスによって加熱し、温度センサ23の検出温度が設定温度より高ければ、制御装置40は加熱体30を作動させずに蒸気発生容器21内の水(湯)を加熱させないように制御する。
また、保温制御プログラムの設定温度が常温(加熱なし)に設定されたときには、温度センサ23の検出温度が設定温度より高いことに基づいて、制御装置40は加熱体30を作動させずに蒸気発生容器21内の水(湯)を加熱させないように制御している。さらに、スチームモード調理プログラムまたはコンビモード調理プログラムの実行直後のような蒸気発生容器21内の水(湯)の温度が高いときに、調理庫12内に蒸気をできるだけ流入させたくないときには、制御装置40は加熱体30のブロアファン31を作動させて、熱交換器36を通過する燃焼用空気によって蒸気発生容器21内の水(湯)を冷却するように制御する。この場合には、バーナ35による着火が停止されるととともに、ガスバルブ37が閉止されるよう制御されている。このブロアファン31の作動による蒸気発生容器21内の水(湯)の冷却は、スチームモード調理プログラムまたはコンビモード調理プログラムの実行直後に、ホットエアーモード調理プログラムを実行するときに有効であり、特に、ホットエアーモード調理プログラムの設定温度が低温(100℃以下)に設定されているときのように調理庫12に蒸気を流入させたくないときに有効である。
上記のように構成した加熱調理器10の作動について説明する。加熱調理器10は、メインスイッチが投入された状態で、制御装置40によって上述した保温制御プログラムが実行されている。蒸気発生容器21内の水(湯)の温度は保温制御プログラムによりユーザが設定した設定温度となるように制御されている。
ユーザが例えばコンビモード調理プログラムを実行させたときには、制御装置40はヒータ15、対流ファン16及び蒸気発生装置20の作動を制御し、調理に適した設定温度となるように加熱された蒸気を含んだ熱風が調理庫12内を対流することで食材が加熱調理される。また、ユーザがホットエアーモード調理プログラムを実行させたときには、制御装置40はヒータ15及び対流ファン16の作動を制御し、調理に適した設定温度となるように加熱された熱風が調理庫12内を対流することで食材が加熱調理される。ユーザがホットエアーモード調理プログラムを実行したときには、制御装置40は保温制御プログラムを実行し、蒸気発生容器21内の水(湯)の温度をユーザが設定した設定温度となるように加熱体30の作動を制御する。
上記のように構成した加熱調理器10においては、蒸気発生装置20は水を貯えた蒸気発生容器21と、蒸気発生容器21内の水を加熱する加熱体30と、蒸気発生容器21内の水の温度を検出する温度センサ23とを備えている。制御装置40は、スチームモード調理プログラム及びコンビモード調理プログラム(何れも第2の調理プログラム)を実行するとき以外として、ホットエアーモード調理プログラムを実行しているとき及び何れの調理プログラムを実行していない待機状態にあるときに、温度センサ23の検出温度に基づいて蒸気発生容器21内の水の温度を設定温度となるように加熱体30の作動を制御する保温制御プログラムを有している。この加熱調理器10においては、保温制御プログラムの設定温度を変更可能とした。
スチームモード調理プログラムとコンビモード調理プログラムとの少なくとも一方を頻繁に使用するユーザであるときには、蒸気発生装置20からできるだけ早く蒸気を発生させるようにすれば、食材の加熱調理時間を長くさせないようにすることができる。この場合には、ユーザは操作パネル41により保温制御プログラムの設定温度を例えば90℃または70℃に設定する。保温制御プログラムの設定温度が90℃または70℃(何れも高温)に設定されていれば、ホットエアーモード調理プログラムを実行しているとき及び待機状態にあるときに、蒸気発生容器21内の水(湯)が90℃または70℃に保温される。これにより、ホットエアーモード調理プログラムを実行後または待機状態後にスチームモード調理プログラムまたはコンビモード調理プログラムを実行させても、調理庫12内に蒸気発生装置20から素早く蒸気を供給でき、スチームモード調理プログラムまたはコンビモード調理プログラムによる加熱調理をできるだけ早く完了させることができる。
これに対し、ホットエアーモード調理プログラムを頻繁に使用するユーザであるときには、調理庫12内に蒸気発生装置20からできるだけ蒸気を流入させないようにすることで、ホットエアーモード調理プログラムで加熱調理した食材の表面をぱりっとした良好な仕上がりとすることができる。この場合には、ユーザは操作パネル41により保温制御プログラムの設定温度を例えば50℃または常温に設定する。保温制御プログラムの設定温度が50℃または常温(何れも低温)に設定されていれば、ホットエアーモード調理プログラムを実行しているとき及び待機状態にあるときに、蒸気発生容器21内の水(湯)が50℃に保温または常温に維持される。これにより、ホットエアーモード調理プログラムを実行後または待機状態後にスチームモード調理プログラムまたはコンビモード調理プログラムを実行させたときに、調理庫12内に蒸気発生装置20から素早く蒸気を供給できにくくなるものの、ホットエアーモード調理プログラムを実行したときに、調理庫12内に蒸気発生装置20から蒸気が流入しにくくなり、ホットエアーモード調理プログラムで加熱調理した食材の表面をぱりっとした良好な仕上がりとすることができる。
また、調理庫12内の設定温度が高温(例えば100℃以上)のホットエアーモード調理プログラムを頻繁に使用するユーザであるときには、調理庫12内に蒸気発生装置20から蒸気が流入しても、流入した蒸気は調理庫12内の高温の熱風によって素早く気化するために、調理庫12内で加熱調理されている食材の出来具合に影響を与えにくい。この場合には、ユーザがホットエアーモード調理プログラムを頻繁に使用するときであっても、蒸気発生容器21内の水(湯)を保温する設定温度を90℃または70℃(何れも高温)に設定しても、調理庫12内で加熱調理されている食材の表面に水分が付着しにくく、ホットエアー調理モードプログラムによって加熱調理された食材の表面が水分によってべとつくことなくぱりっとした仕上がりとすることができる。
これに対し、調理庫12内の設定温度が低温(例えば100℃より低い)のホットエアーモード調理プログラムを頻繁に使用するユーザであるときには、調理庫12内に蒸気発生装置20から蒸気が流入すると、流入した蒸気は調理庫12内で素早く気化されにくく、調理庫12内で加熱調理されている食材の出来具合に影響を与えやすい。この場合には、蒸気発生容器21内の水(湯)の設定温度を50℃または常温(何れも低温)に設定することで、調理庫12内に蒸気発生装置20から蒸気が流入しにくくなり、ホットエアー調理モードプログラムによって加熱調理された食材の表面が水分によってべとつくことなくぱりっとした仕上がりとすることができる。
また、ユーザが冷蔵庫または冷凍庫にて保管した低温の食材をホットエアーモード調理プログラムにて加熱調理する場合には、調理庫12内にて加熱調理される低温の食材の表面に結露が生じやすい。この場合には、蒸気発生容器21内の水(湯)の設定温度を常温(低温)に設定することで、調理庫12内に蒸気発生装置20から蒸気を流入させにくくする。さらに、温度センサ23の検出温度が設定温度である常温(例えば25℃に設定されている)より高いことに基づいて、制御装置40は加熱体30のブロアファン31を作動させて、熱交換器36を通過する燃焼用空気によって蒸気発生容器21内の水(湯)を冷却するように制御するのが好ましい。蒸気発生容器21内の水(湯)をブロアファン31の作動による燃焼用空気により冷却するようにすることで、スチームモード調理プログラムまたはコンビモード調理プログラムの完了直後であっても、蒸気発生容器21内の水(湯)から蒸気の発生をできるだけ抑えることができ、ホットエアーモード調理プログラムを実行している調理庫12内にできるだけ蒸気が流入するのを防ぐことができる。これにより、ホットエアー調理モードプログラムによって加熱調理された食材の表面が水分によってべとつくことなくぱりっとした仕上がりとすることができる。
上記の実施形態においては、蒸気発生装置20は蒸気発生容器21内の水(湯)を燃焼ガスによって加熱するガス燃焼式のものであるが、本発明はこれに限られものでなく、ブロアファン31による蒸気発生容器21内の水(湯)を冷却する作用効果を除いて、蒸気発生装置20は蒸気発生容器21内の水(湯)を電熱線の発熱によって加熱する加熱体であってもよいし、蒸気発生容器21内の水(湯)を誘導加熱による発熱によって加熱する加熱体であってもよい。
10…加熱調理器、12調理庫、15…ヒータ、16…対流ファン、20…蒸気発生装置、21…蒸気発生容器、23…温度センサ、30…加熱体、31…ブロアファン、33……混合管、35…バーナ、36…熱交換器、40…制御装置。

Claims (2)

  1. 食材を加熱調理するための調理庫と、
    前記調理庫内を加熱するヒータと、
    前記調理庫内の空気を対流させる対流ファンと、
    前記調理庫内に蒸気を供給する蒸気発生装置と、
    前記ヒータと前記対流ファンと前記蒸気発生装置の作動を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記ヒータと前記対流ファンを作動させて対流する熱風により食材を加熱調理する第1の調理プログラムと、少なくとも前記対流ファンと前記蒸気発生装置を作動させて対流する蒸気を含んだ熱風により加熱調理する第2の調理プログラムを有した加熱調理器であって、
    前記蒸気発生装置は水を貯えた蒸気発生容器と、前記蒸気発生容器内の水を加熱する加熱体と、前記蒸気発生容器内の水の温度を検出する温度センサとを備え、
    前記制御装置は、前記第2の調理プログラムを実行するとき以外に、前記温度センサの検出温度に基づいて前記蒸気発生容器内の水の温度を設定温度となるように前記加熱体の作動を制御する保温制御プログラムを有し、前記保温制御プログラムの前記設定温度を変更可能としたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    前記蒸気発生装置の前記加熱体は、燃焼用空気を送り出すブロアファンと、燃料ガスを送り出すガス供給管と、前記燃焼用空気と前記燃料ガスとを流入させて混合ガスとして混合する混合管と、前記混合管の混合ガスを燃焼させて燃焼ガスを発生させるバーナと、前記蒸気発生容器内に配設されて前記バーナによる燃焼ガスを通過させる熱交換器とを備え、前記蒸気発生容器内の水を前記熱交換器を通過する燃焼ガスにより加熱するガス燃焼式としたものであり、
    前記温度センサによる検出温度が前記設定温度より高いときに、前記制御装置は前記ブロアファンを作動させて前記熱交換器を通過する燃焼用空気によって前記蒸気発生容器内の水を冷却するように制御したことを特徴とする加熱調理器。
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