JP2019138285A - 吸気制御装置 - Google Patents

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JP2019138285A JP2018025076A JP2018025076A JP2019138285A JP 2019138285 A JP2019138285 A JP 2019138285A JP 2018025076 A JP2018025076 A JP 2018025076A JP 2018025076 A JP2018025076 A JP 2018025076A JP 2019138285 A JP2019138285 A JP 2019138285A
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祐太朗 齋藤
Yutaro Saito
祐太朗 齋藤
柳井 陽一
Yoichi Yanai
陽一 柳井
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Abstract

【課題】車体フレームの内側などにアウターケーブル端部材が位置する場合でも良好な気密性を確保しながらボディに対する蓋部の着脱を容易に行うことができる吸気制御装置を提供する。【解決手段】吸気制御装置1は、ボディ4の吸気管2を開閉する絞り弁3を回転するレバー5を収容する収納空間8の蓋部6と、収容空間8の壁部12に、レバー5に固定されたケーブル9を覆うアウターケーブル端部材14が固定される収容溝部15とを備える。蓋部6及びボディ4は、E1方向側の端部にD1方向に向いた蓋側係止面24及びD2方向に向いたボディ側係止面25をそれぞれ有し、E2方向側の端部に蓋部6をボディ4に固定するための蓋側固定部31及びボディ側固定部32をそれぞれ備える。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関に搭載される吸気制御装置に関する。
従来、内燃機関の燃焼室に接続された吸気通路と、吸気通路の内部に配置されて吸気量を調整する絞り弁とを有するボディと、ボディにより回転可能に支持されて絞り弁を動作させるレバーとを備える吸気制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の吸気制御装置は、レバーとしてのスロットルドラムの回転軸線方向の一方側からボディに取り付けられてボディとの間にスロットルドラムを収納するドラム収納凹部を画成するカバーを備える。スロットルドラムは、これに回転力を伝達するケーブルの端部が固定されるケーブル端固定部を備える。
ボディは、ドラム収納凹部の周囲においてカバーに当接するフランジ面上に、ケーブルの外周を覆うアウターケーブルエンドボルトを収容するU字溝を備える。U字溝に隣接する外壁面及び内壁面の部分は、アウターケーブルエンドボルトをナットでボディに固定するための固定面となっている。
U字溝には、ゴム材料で形成されたボルトシール部材のシール部が挿入される。シール部の先端部には、U字溝に臨む半円凹部孔が形成される。U字溝と半円凹部孔とでアウターケーブルエンドボルト挿入孔が形成されている。
ボディにカバーを取り付ける際には、アウターケーブルエンドボルトの先端部に第1ナットを螺合し、反対側に第2ナットを螺合し、この状態で、U字溝内にアウターケーブルエンドボルトを挿入する。これにより、アウターケーブルエンドボルトの第1ナットがドラム収納凹部の内側に配置され、第2ナットが外側に配置される。
そして、カバーに取り付けられたボルトシール部材のシール部をU字溝内に挿入し、カバーをボディに2つの取付ネジで締結することにより、ボルトシール部材がボディとカバーにより挟持される。このとき、アウターケーブルエンドボルトの周りをシールするシール部によるシール性能を適切に確保するために、一方の取付ネジによる締結箇所は、アウターケーブルエンドボルトの近傍に設けられる。
特開2008−38683号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術によれば、アウターケーブルエンドボルトが自動二輪車の車体フレームの内側に配置されるような場合には、アウターケーブルエンドボルト近傍の取付ネジへのアクセスが困難であるため、カバーの着脱に不都合を生じるおそれがある。また、シール部によるシール性能を良好に維持するためには、アウターケーブルエンドボルト近傍の取付ネジによる締結箇所を他の位置に移すことは好ましくない。
本発明の目的は、かかる従来技術の課題に鑑み、車体フレームの内側などにアウターケーブル端部材が位置する場合でも良好な気密性を確保しながらボディに対する蓋部の取付けを容易に行うことができる吸気制御装置を提供することにある。
第1発明に係る吸気制御装置は、
内燃機関の燃焼室に吸入される吸気が通過する吸気管と、該吸気管の内部に配置されて前記吸気の量を調整する絞り弁とを有するボディと、
前記ボディにより回転可能に支持されて前記絞り弁に連結され、該絞り弁を動作させるレバーと、
前記レバーの回転軸線方向の一方側から前記ボディに取り付けられて前記ボディとの間に該レバーを収納する収納空間を画成する蓋部とを備え、
前記レバーは、該レバーを回転させる力を前記収納空間の外部に設けられた動力源から該レバーに伝達するケーブルの端部が固定されるケーブル端固定部を備え、
前記ボディは、前記収納空間の少なくとも一部を画成しつつ前記一方側の端面が前記蓋部に当接する壁部を備え、
前記壁部は、前記端面に前記回転軸線方向の深さを有して設けられ、該壁部の内壁面から外壁面に至る収容溝部であって、前記ケーブルの外周を覆うアウターケーブル端部材を収容する該収容溝部を備え、
前記外壁面のうちの前記収容溝部に隣接する部分は、該収容溝部の長さ方向と略直交し、前記アウターケーブル端部材を前記ボディに固定するための端部材固定部が当接する固定外壁面となっており、
前記壁部のうちの前記固定外壁面を構成する部分における前記一方側の端部は、前記蓋部の対応部分に当接する当接端部となっており、
前記蓋部は、前記収容溝部内に該収容溝部の深さ方向に突出し、該収容溝部の幅と略同一の幅を有する延長蓋部を備え、
前記延長蓋部の外面は、前記固定外壁面を含む基準平面と略同一平面上に位置する蓋基準面となっている吸気制御装置において、
前記蓋部は、前記一方側に向いた蓋側係止面を有して前記当接端部よりも前記収納空間の外側方向かつ前記収容溝部の長さ方向に突出する蓋側係止部を備え、
前記ボディは、前記蓋側係止面に当接して前記蓋部の前記一方側への変位を規制するボディ側係止面を備え、
前記蓋部は、前記当接端部よりも前記蓋側係止部の反対側に該蓋部を前記ボディに固定するための蓋側固定部を備え、
前記ボディは、前記蓋側固定部に結合して前記蓋部を該ボディに固定するボディ側固定部を備えることを特徴とする。
第1発明によれば、蓋部がボディに固定される際には、蓋部は、まず、ボディ側係止面により上記一方側への変位が規制された状態とされ、次に、蓋側固定部が、ボディ側固定部に近づけられてボディ側固定部に固定される。
このとき、蓋部は、当接端部からボディ側固定部までのいずれかの箇所を回転軸線とした回転運動をしながらボディに固定される。この回転運動に伴い、延長蓋部の蓋基準面も回転運動をしながら基準平面に近づくことになる。
よって、延長蓋部は、蓋部とボディとが固定される際に、蓋基準面を端部材固定部に対して強く摺動させることなく、端部材固定部と蓋基準面とのクリアランスを小さくすることができる。これにより、該クリアランスから収納空間への異物の侵入を防ぐことが可能となり、かつアウターケーブル端部材が車体フレームの内側などに位置する場合でも、蓋部をボディに容易に固定することができる。
第2発明に係る吸気制御装置は、第1発明において、
前記蓋部は、前記回転軸線方向に延在する面からなる蓋側予備規制面を備え、
前記ボディは、前記蓋部が前記ボディに固定される前に前記蓋側予備規制面に当接した場合に前記蓋部が前記収容溝部の長さ方向において前記蓋基準面から前記回転軸線に近づく方向に変位するのを規制するボディ側予備規制面を備え、
前記蓋側固定部及び前記ボディ側固定部は、前記蓋部の該ボディに対する固定が、前記蓋側予備規制面と前記ボディ側予備規制面とが前記収容溝部の長さ方向に離れた状態で行われるように構成されることを特徴とする。
第2発明によれば、ボディに蓋部が固定されるときの前段階では、蓋側とボディ側の予備規制面同士を当接させることにより、予備規制面がガイドの役目を果たして蓋部がボディに結合し得る程度の位置まで近接させるのを手助けすることができる。
また、ボディに蓋部が固定されるときの最終段階では、蓋側固定部がボディ側固定部に固定されると、延長蓋部の蓋基準面が基準平面に近づくことになる。これにより、ケーブル固定部と蓋基準面とのクリアランスを小さくすることができ、該クリアランスから収納空間への異物の侵入を防ぐことがより好適に可能となる。
本発明の一実施形態に係る吸気制御装置の要部を示す斜視図である。 図2Aは、図1の吸気制御装置の収納空間を、蓋部を取り外してレバーの回転軸線方向に見た様子を示す模式図であり、図2Bは図2AのB−B線断面図であり、図2Cは図2BのC−C線断面図である。 図3A〜図3Dは、図1の吸気制御装置においてボディに蓋部を取り付ける手順を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る吸気制御装置の収納空間部分の模式的な断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る吸気制御装置の要部を示す。図1に示すように、この吸気制御装置1は、吸気管2及び絞り弁3を有するボディ4と、絞り弁3を動作させるレバー5(図2A参照)と、ボディ4に取り付けられた蓋部6とを備える。絞り弁3は、吸気管2の内部に配置され、内燃機関の燃焼室に吸入されて吸気管2を通過する吸気の量を調整する。
レバー5は、ボディ4により回転可能に支持された回転軸7を介して絞り弁3に連結される。蓋部6は、レバー5の回転軸線方向(以下、「方向D」という。)の一方であるD1方向の側からボディ4に取り付けられて、ボディ4との間にレバー5を収納する収納空間8(図2A参照)を画成する。なお、図1では、レバー5に動力を伝達するためのケーブル等は図示していない。
図2Aは、図1の吸気制御装置1の収納空間8を、蓋部6を取り外してD1方向側から見た様子を示す。図2Aに示すように、レバー5は、レバー5を回転させる力を収納空間8の外部に設けられた動力源からレバー5に伝達するケーブル9のケーブル端部10が固定されるケーブル端固定部11を備える。
ボディ4は、収納空間8の少なくとも一部を画成しつつD1方向方側の端面が蓋部6に当接する壁部12を備える。蓋部6は、この当接にあたって壁部12と嵌合し、当接する周壁13(図1参照)を備える。
壁部12は、D1方向方側の端面に、ケーブル9の外周を覆う2つのアウターケーブル端部材14をそれぞれ収容する2つの収容溝部15を備える。アウターケーブル端部材14は、本実施形態では、軸線方向に貫通してケーブル9が通る貫通孔が設けられた頭部のないボルトで構成される。
図2Bは、図2AのB−B線断面図であり、図2Cは図2BのC−C線断面図である。これらの図に示すように、収容溝部15は、方向Dの深さを有して設けられ、壁部12の内壁面から外壁面に至る。
各アウターケーブル端部材14の両側には、該アウターケーブル端部材14をボディ4に固定するための端部材固定部16が設けられる。端部材固定部16は、本実施形態では、外側ナット17と内側ナット18で構成される。外側ナット17及び内側ナット18は、壁部12の外壁面側及び内壁面側にそれぞれ配置されて、アウターケーブル端部材14をボディ4の壁部12に固定する。
壁部12の外壁面のうちの収容溝部15に隣接する部分は、収容溝部15の長さ方向(以下、「方向E」という。)と略直交し、アウターケーブル端部材14をボディ4に固定する外側ナット17が当接する固定外壁面19となっている。なお、各収容溝部15の長さ方向が相互に微小な角度を有する場合には、該角度の中間の方向を方向Eとする。
壁部12のうちの固定外壁面19を構成する部分におけるD1方向側の端部は、蓋部6の対応部分に当接する当接端部20となっている。
蓋部6は、収容溝部15内に収容溝部15の深さ方向に突出し、収容溝部15の幅と略同一の幅を有する延長蓋部6aを備える。延長蓋部6aの外面は、固定外壁面19を含む基準平面S1と略同一平面上に位置する蓋基準面S2となっている。
図2Cに示すように、蓋部6がボディ4に固定されている状態では、延長蓋部6aにおける収容溝部15の深さ方向の端部と、アウターケーブル端部材14とは当接せず、これらの間にはクリアランス22が生じる。これにより、ボディ4の当接端部20と蓋部6の対応部分とが確実に当接することを可能として、当接端部20と蓋部6との間にダストや泥などが侵入するのを防止している。
当該クリアランス22は、アウターケーブル端部材14と収容溝部15との間に及んでいる。このアウターケーブル端部材14の周囲のクリアランス22は、外側ナット17によって収納空間8の外側から塞がれている。これにより、クリアランス22からの収納空間8へのダストや泥などの侵入が防止されている。
図3A〜図3Dは、ボディ4に蓋部6を取り付ける手順を示す。これらの図に示すように、蓋部6は、ボディ4に取り付けられた状態で(以下、同様)、方向Eのうちの収納空間8の外側方向であるE1方向に当接端部20よりも突出する蓋側係止部23を備える。蓋側係止部23は、D1方向に向いた蓋側係止面24を有する。ボディ4は、蓋側係止面24に当接して蓋部6のD1方向側への変位を規制するボディ側係止面25を備える。
蓋側係止部23は、蓋部6の本体から当接端部20よりもE1方向に延びた第1部分26と、その先端部からD1方向と逆方向であるD2方向に延びた第2部分27と、第2部分27の先端部からさらにE1方向に延びた第3部分28とで構成される。蓋側係止面24は、第3部分28のD1方向に向いた面により構成される。
ボディ側係止面25は、その固定外壁面19から立ち上がって回転軸線方向Dに貫通した矩形孔29を有するボディ側係止部30のD2方向に向いた面により構成される。蓋側係止部23及びボディ側係止部30は、矩形孔29に対して蓋側係止部23がD1方向側から挿入され、蓋部6がE1方向に変位させられたとき、蓋側係止面24とボディ側係止面25とが接触して蓋部6がD1方向に変位するのを規制するように構成される。
蓋部6は、ボディ4の当接端部20(図2A〜図2C参照)を挟んで蓋側係止部23の反対方向であるE2方向側に、蓋部6をボディ4に固定するための蓋側固定部31を備える。これに対応して、ボディ4は、蓋側固定部31に結合して蓋部6をボディ4に固定するボディ側固定部32を備える。
ボディ側固定部32は、ボディ4の本体からD1方向に延びてタップ穴33を先端部に有する円筒状のボスにより構成される。蓋側固定部31は、ボディ側固定部32の先端部が嵌合し得るように、該先端部の外径と同程度の内径を有する貫通孔34を備えている。
蓋側固定部31及びボディ側固定部32は、貫通孔34にボディ側固定部32の先端部を嵌合させ、貫通孔34よりも径の大きい頭部を有する固定ボルト35をタップ穴33に螺合させることにより、蓋側固定部31がボディ側固定部32に固定されるように構成される。
蓋部6は、方向Dに延在する面からなる蓋側予備規制面36を備える。ボディ4は、蓋部6がボディ4に固定される前に蓋側予備規制面36に当接した場合に、蓋部6が蓋基準面S2からレバー5の回転軸線に近づく方向(E2方向)に変位するのを規制するボディ側予備規制面37を備える。
蓋側固定部31及びボディ側固定部32は、蓋部6のボディ4に対する固定が、蓋側予備規制面36とボディ側予備規制面37とが方向Eおいて離れた状態で行われるように構成される。すなわち、蓋部6がボディ4に固定された状態では、図3Dに示すように、蓋側予備規制面36とボディ側予備規制面37との間には、隙間38が生じる。
蓋側予備規制面36は、蓋側固定部31の貫通孔34に対してD2方向側に接続し、かつボディ側固定部32の外径よりも内径が隙間38の分だけ大きい円柱状空間39を画定する円柱状の壁面のうちのE1方向側の面により構成される。ボディ側予備規制面37は、蓋側固定部31の外面のうちのE1方向側の面により構成される。
この構成において、蓋部6をボディ4に取り付ける際には、図2Aのように、予めケーブル9のケーブル端部10がレバー5のケーブル端固定部11に固定される。そして、ケーブル9の外周を覆うアウターケーブル端部材14が、収容溝部15に収容され、外側ナット17及び内側ナット18により収容溝部15に隣接する固定外壁面19及びその内側の内壁面に固定される。
次に、図3A〜図3Dに示す手順で、蓋部6がボディ4に取り付けられる。すなわち、まず、図3Aに示すように、蓋側係止部23がボディ4のボディ側係止部30の矩形孔29に挿入されるように、蓋部6を方向Eに対してやや傾けながらD2方向に移動させ、ボディ4に近づける。
次に、図3Bに示すように、蓋側固定部31がボディ側固定部32に近接するように、蓋部6を蓋側係止部23の近傍を中心として若干回転させる。そして、図3Cに示すように、ボディ側固定部32が蓋部6の円柱状空間39内に配置されるように、蓋部6をさらに微小角度だけ回転させる。
この間、蓋側予備規制面36がボディ側予備規制面37に当接した場合には、蓋部6のE2方向への変位が規制される。これにより、蓋側予備規制面36及びボディ側予備規制面37がガイドの役目を果たすので、ボディ側固定部32を蓋部6の円柱状空間39内に容易に配置することができる。
次に、ボディ側固定部32のタップ穴33に固定ボルト35を螺合させる。このとき、蓋側係止面24はボディ側係止面25に対し、方向Dにおいてほぼ同一レベルに位置している。
次に、蓋部6をE1方向に若干移動させ、かつさらに微小角度だけ、蓋部6の周壁13とボディ4の壁部12とが嵌合して当接するまで回転させる。これにより、図3Dに示すように、蓋側係止面24をボディ側係止面25に接触させ、ボディ側固定部32の上端部を、蓋部6の貫通孔34に嵌合させる。
これにより、延長蓋部6aの蓋基準面S2が基準平面S1に近づいて外側ナット17と蓋基準面との間隔が極めて小さくなるか、もしくは外側ナット17に蓋基準面S2が接触した状態となる(図2B、図2C参照)。すなわち、外側ナット17と蓋基準面S2との間から収納空間8への異物の侵入が防止された状態となる。
次に、固定ボルト35をさらに螺合させることにより、蓋側固定部31を、ボディ4の壁部12と固定ボルト35の頭部との間に挟んでボディ側固定部32に固定する。これにより、蓋部6の取付けが完了する。
取付けが完了した状態では、蓋部6及びボディ4は、蓋側係止面24とボディ側係止面25との接触により、方向Dにおける相互間の変位が規制された状態となっている。また、ボディ側固定部32及び蓋側固定部31の結合により、これら相互間のボディ側固定部32を中心とする回転移動以外の移動が規制された状態となっている。この回転移動は、ボディ4の壁部12と蓋部6の周壁13との嵌合により規制された状態なっている。
以上のように、本実施形態によれば、蓋部6がボディ4に固定される際には、蓋部6は、当接端部20からボディ側固定部32までのいずれかの箇所を回転軸線とした回転運動をしながらボディ4に固定される。この回転運動に伴い、延長蓋部6aの蓋基準面S2も回転運動をしながら基準平面S1に近づくことになる(図2B、図2C参照)。
したがって、延長蓋部6aは、蓋部6とボディ4とが固定される際に、蓋基準面S2を外側ナット17に対して強く摺動させることなく、外側ナット17と蓋基準面S2との間の隙間を小さくしてゆき、外側ナット17と蓋基準面S2との隙間を極めて小さくすること、もしくは外側ナット17に蓋基準面S2を接触させることができる。これにより、外側ナット17と蓋基準面S2との間から収納空間8への異物の侵入を容易に防ぐことが可能となる。
また、蓋部6をボディ4に固定する際には、蓋部6のアウターケーブル端部材14の近傍部分については、蓋側係止面24をボディ側係止面25に当接させるだけでよいため、アウターケーブル端部材14が車体フレームの内側などに位置する場合でも、容易に蓋部6をボディ4に固定することができる。
また、蓋部6をボディ4に取り付ける際に、蓋側予備規制面36及びボディ側予備規制面37がガイドの役目を果たすので、ボディ側固定部32を蓋部6の円柱状空間39内に容易に配置することができる。
図4は、本発明の他の実施形態に係る吸気制御装置の収納空間8b部分の断面図である。この吸気制御装置における蓋部6bは、図4の断面における両端部が、それぞれE1方及びE2方向に直線的に延びたまま両端に至っている。
蓋部6bの蓋側係止部23bは、蓋部6bの図4の断面部分におけるE1方向側の端部により構成される。蓋側係止面24bは、該端部のD1方向側の面により構成される。ボディ側係止面25bは、レバー5bを収納する収納空間8bの周囲を画定するボディ4bの壁部12bのE1方向側の端面においてE1方向に突出させて設けられたボディ側係止部30bに形成される。
蓋側固定部31bは、蓋部6bの図4の断面部分におけるE2方向側の端部に設けたボルト孔40を用いて構成される。ボディ側固定部32bは、ボディ4bの壁部12bの蓋部6bと接するD1方向側の端面に設けられたタップ穴33bを用いて構成される。
蓋側予備規制面36bは、蓋側固定部31bの近傍に蓋部6bの内面に設けられた突出壁41のE2方向側の面により構成される。これに対向するボディ側予備規制面37bは、壁部12bのE2方向側の内壁面により構成される。
ボディ4bに対する蓋部6bの取付けは、図3A〜図3Dの手順と同様にして行うことができる。すなわち、ボディ側系止面25bの下に蓋側係止面24bを配置し、蓋部6bを回転させて、蓋側固定部31bがボディ側固定部32bに対峙して接するように蓋部6bを回転させる。
このとき、図3B及び図3Cで示される場合と同様に、蓋側予備規制面36b及びボディ側予備規制面37bが、ガイドの役目を果たして蓋側固定部31bをボディ側固定部32b上に配置する手助けとなる。
そして、固定ボルト35bを、蓋側固定部31bのボルト孔40bに通して、ボディ側固定部32bのタップ穴33bに螺合させることにより、取付けが完了する。他の構成及び作用・効果は、図1〜図3(図3A〜図3D)の実施形態の場合と同様である。
1…吸気制御装置、2…吸気管、3…絞り弁、4、4b…ボディ、5、5b…レバー、6、6b…蓋部、6a…延長蓋部、7…回転軸、8、8b…収納空間、9…ケーブル、10…ケーブル端部、11…ケーブル端固定部、12、12b…壁部、13…周壁、14…アウターケーブル端部材、15…収容溝部、16…端部材固定部、17…外側ナット、18…内側ナット、19…固定外壁面、20…当接端部、22…クリアランス、23、23b…蓋側係止部、24、24b…蓋側係止面、25、25b…ボディ側係止面、26…第1部分、27…第2部分、28…第3部分、29…矩形孔、30、30b…ボディ側係止部、31、31b…蓋側固定部、32、32b…ボディ側固定部、33、33b…タップ穴、34…貫通孔、35、35b…固定ボルト、36、36b…蓋側予備規制面、37、37b…ボディ側予備規制面、38…隙間、39…円柱状空間、40…ボルト孔、41…突出壁、S1…基準平面、S2…蓋基準面。

Claims (2)

  1. 内燃機関の燃焼室に吸入される吸気が通過する吸気管と、該吸気管の内部に配置されて前記吸気の量を調整する絞り弁とを有するボディと、
    前記ボディにより回転可能に支持されて前記絞り弁に連結され、該絞り弁を動作させるレバーと、
    前記レバーの回転軸線方向の一方側から前記ボディに取り付けられて前記ボディとの間に該レバーを収納する収納空間を画成する蓋部とを備え、
    前記レバーは、該レバーを回転させる力を前記収納空間の外部に設けられた動力源から該レバーに伝達するケーブルの端部が固定されるケーブル端固定部を備え、
    前記ボディは、前記収納空間の少なくとも一部を画成しつつ前記一方側の端面が前記蓋部に当接する壁部を備え、
    前記壁部は、前記端面に前記回転軸線方向の深さを有して設けられ、該壁部の内壁面から外壁面に至る収容溝部であって、前記ケーブルの外周を覆うアウターケーブル端部材を収容する該収容溝部を備え、
    前記外壁面のうちの前記収容溝部に隣接する部分は、該収容溝部の長さ方向と略直交し、前記アウターケーブル端部材を前記ボディに固定するための端部材固定部が当接する固定外壁面となっており、
    前記壁部のうちの前記固定外壁面を構成する部分における前記一方側の端部は、前記蓋部の対応部分に当接する当接端部となっており、
    前記蓋部は、前記収容溝部内に該収容溝部の深さ方向に突出し、該収容溝部の幅と略同一の幅を有する延長蓋部を備え、
    前記延長蓋部の外面は、前記固定外壁面を含む基準平面と略同一平面上に位置する蓋基準面となっている吸気制御装置において、
    前記蓋部は、前記一方側に向いた蓋側係止面を有して前記当接端部よりも前記収納空間の外側方向かつ前記収容溝部の長さ方向に突出する蓋側係止部を備え、
    前記ボディは、前記蓋側係止面に当接して前記蓋部の前記一方側への変位を規制するボディ側係止面を備え、
    前記蓋部は、前記当接端部よりも前記蓋側係止部の反対側に該蓋部を前記ボディに固定するための蓋側固定部を備え、
    前記ボディは、前記蓋側固定部に結合して前記蓋部を該ボディに固定するボディ側固定部を備えることを特徴とする吸気制御装置。
  2. 前記蓋部は、前記回転軸線方向に延在する面からなる蓋側予備規制面を備え、
    前記ボディは、前記蓋部が前記ボディに固定される前に前記蓋側予備規制面に当接した場合に前記蓋部が前記収容溝部の長さ方向において前記蓋基準面から前記回転軸線に近づく方向に変位するのを規制するボディ側予備規制面を備え、
    前記蓋側固定部及び前記ボディ側固定部は、前記蓋部の該ボディに対する固定が、前記蓋側予備規制面と前記ボディ側予備規制面とが前記収容溝部の長さ方向に離れた状態で行われるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の吸気制御装置。
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