JP2022106493A - コネクタホルダ - Google Patents

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貴士 白木
Takashi Shiraki
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/73Means for mounting coupling parts to apparatus or structures, e.g. to a wall

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Abstract

【課題】ホルダ本体とカバーとを固定する固定箇所を目視し難い場合であっても、ホルダ本体に対するカバーの組み付け作業性を向上できるコネクタホルダを提供する。【解決手段】コネクタホルダ10は、コネクタを収容する収容凹部を有するホルダ本体11と、収容凹部の開口を覆うカバー12と、を備えている。ホルダ本体11は、挿入開口部27a,28aを有する固定孔27,28を有する。カバー12は、基部44,45と、基部44,45から突出しており挿入開口部27a,28aから固定孔27,28にはめ込まれることにより固定孔27,28に固定される固定突部46,47とを有する。カバー12は、固定突部46,47の突出方向X1から見て自身が有する固定突部46,47の外周に位置する外周部63,64と、外周部63,64から突出し且つ自身が有する固定突部46,47の少なくとも一部を囲む誘い込み壁65,66とを有する。【選択図】図3

Description

本開示は、コネクタホルダに関するものである。
従来、自動車等の車両には、コネクタを保持するコネクタホルダが搭載されることがある。例えば特許文献1に記載されているように、コネクタホルダは、コネクタを収容する収容凹部を有するホルダ本体と、収容凹部の開口を覆うカバーとを備えたものがある。
特許文献1に記載されたコネクタホルダにおいては、カバーの外周面に一対の操作レバーが回動可能に取り付けられている。操作レバーの各々はカム溝を有する。また、ホルダ本体は、同ホルダ本体の外周面から突出しカム溝に係合する係合ピンを有する。作業者は、カバーをホルダ本体に組み付ける際には、カム溝に係合ピンを挿入することにより、ホルダ本体に対するカバーの位置決めを行うことができる。また、作業者が操作レバーを所定の位置まで回動させると、係合ピンとカム溝とによってホルダ本体にカバーが固定される。
特開2000-13954号公報
ところで、車両には多数の部品が搭載されるため、配置スペースの関係から、特許文献1のような操作レバー及び係合ピンをコネクタホルダに備えることが困難な場合がある。このような場合、例えば、カバーにおけるホルダ本体と対向する面や、ホルダ本体におけるカバーに覆われる部分に、ホルダ本体とカバーとを固定するための構造が設けられることがある。すると、カバーをホルダ本体に組み付ける際に、ホルダ本体とカバーとを固定する固定箇所を作業者が目視し難くなるおそれがある。当該固定箇所を作業者が目視し難いと、ホルダ本体に対するカバーの組み付け作業を行い難くなることが懸念される。
本開示の目的は、ホルダ本体とカバーとを固定する固定箇所を目視し難い場合であっても、ホルダ本体に対するカバーの組み付け作業性を向上できるコネクタホルダを提供することにある。
本開示のコネクタホルダは、コネクタを収容する収容凹部を有するホルダ本体と、前記収容凹部の開口を覆うカバーと、を備えるコネクタホルダであって、前記ホルダ本体及び前記カバーのいずれか一方は、挿入開口部を有する固定孔を有し、前記ホルダ本体及び前記カバーのいずれか他方は、基部と、前記基部から突出しており前記挿入開口部から前記固定孔にはめ込まれることにより前記固定孔に固定される固定突部とを有し、前記ホルダ本体もしくは前記カバーは、前記基部からの前記固定突部の突出方向から見て自身が有する前記固定孔の前記挿入開口部もしくは前記固定突部の外周に位置する外周部と、前記外周部から突出し且つ自身が有する前記固定孔の前記挿入開口部もしくは前記固定突部の少なくとも一部を囲む誘い込み壁とを有するコネクタホルダである。
本開示のコネクタホルダによれば、ホルダ本体とカバーとを固定する固定箇所を目視し難い場合であっても、ホルダ本体に対するカバーの組み付け作業性を向上できる。
図1は、一実施形態におけるコネクタホルダの分解斜視図である。 図2は、一実施形態におけるホルダ本体の平面図である。 図3は、一実施形態におけるコネクタホルダの断面図である。 図4は、一実施形態におけるコネクタホルダの斜視図である。 図5は、一実施形態におけるコネクタホルダの一部を示す斜視図である。 図6は、一実施形態におけるカバーの下面図である。 図7は、一実施形態におけるカバーの斜視図である。 図8は、一実施形態におけるコネクタホルダの一部を示す断面図である。 図9は、一実施形態におけるコネクタホルダの一部を示す断面図である。 図10は、一実施形態におけるカバーをホルダ本体に組み付ける作業を説明するためのカバー及びホルダ本体の断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタホルダは、
[1]コネクタを収容する収容凹部を有するホルダ本体と、前記収容凹部の開口を覆うカバーと、を備えるコネクタホルダであって、前記ホルダ本体及び前記カバーのいずれか一方は、挿入開口部を有する固定孔を有し、前記ホルダ本体及び前記カバーのいずれか他方は、基部と、前記基部から突出しており前記挿入開口部から前記固定孔にはめ込まれることにより前記固定孔に固定される固定突部とを有し、前記ホルダ本体もしくは前記カバーは、前記基部からの前記固定突部の突出方向から見て自身が有する前記固定孔の前記挿入開口部もしくは前記固定突部の外周に位置する外周部と、前記外周部から突出し且つ自身が有する前記固定孔の前記挿入開口部もしくは前記固定突部の少なくとも一部を囲む誘い込み壁とを有するコネクタホルダである。
この構成によれば、誘い込み壁は、挿入開口部もしくは固定突部の少なくとも一部を囲む形状であるため、基部からの固定突部の突出方向から見て、挿入開口部及び固定突部よりも外側に位置する。そのため、カバー及びホルダ本体のいずれか一方が誘い込み壁を有すると、作業者がカバーをホルダ本体に組み付ける際、誘い込み壁によってホルダ本体に対するカバーの大きな位置ずれが抑制される。即ち、作業者がカバーをホルダ本体に組み付ける際、固定突部及び挿入開口部を目視できなくとも、ホルダ本体に対するカバーのある程度の位置合わせをすると、誘い込み壁によって、挿入開口部に対する固定突部のある程度の位置決めができる。そのため、作業者は、誘い込み壁によって挿入開口部に対する固定突部のある程度の位置決めがなされた状態で、挿入開口部に固定突部を挿入することができる。従って、作業者は、固定突部を固定孔にはめ込みやすくなる。その結果、ホルダ本体とカバーとを固定する固定箇所である固定突部及び固定孔を目視し難い場合であっても、ホルダ本体に対するカバーの組み付け作業性を向上できる。
[2]前記ホルダ本体及び前記カバーのいずれか一方は、前記誘い込み壁を有し、前記ホルダ本体及び前記カバーのいずれか他方は、前記ホルダ本体及び前記カバーのいずれか他方から前記ホルダ本体及び前記カバーのいずれか一方に近づく方向に突出した台座を有し、前記ホルダ本体及び前記カバーのいずれか他方が有する前記固定孔の前記挿入開口部もしくは前記固定突部は、前記台座の先端面に位置し、前記誘い込み壁は、前記台座の外周面の少なくとも一部を囲み前記台座の外周面と対向することが好ましい。
この構成によれば、作業者がカバーをホルダ本体に組み付ける際、誘い込み壁の内側に台座を入れることができる。誘い込み壁の内側に台座が入ると、固定突部の突出方向と直交する方向における固定突部と挿入開口部との位置決めがより容易になる。従って、作業者は、固定突部を固定孔により容易にはめ込むことができる。その結果、固定突部及び固定孔を目視し難い場合であっても、ホルダ本体に対するカバーの組み付け作業性をより向上できる。
[3]前記突出方向における前記誘い込み壁の長さは、前記突出方向における前記固定突部の長さよりも長く、前記固定突部が前記固定孔にはめ込まれるとき、前記固定突部の先端が前記挿入開口部に挿入されるよりも前に、前記ホルダ本体及び前記カバーのうち前記誘い込み壁を備えない方が有する前記固定孔の前記挿入開口部もしくは前記固定突部の先端が、前記誘い込み壁の内側に入ることが好ましい。
この構成によれば、作業者がカバーをホルダ本体に組み付ける際、固定突部の先端が挿入開口部に挿入されるよりも前に、誘い込み壁の内側に固定突部もしくは挿入開口部を入れることができる。そのため、作業者が固定突部の先端を挿入開口部に挿入するときには、誘い込み壁によって挿入開口部に対する固定突部のある程度の位置決めがなされている。従って、作業者は、固定突部を固定孔に更に容易にはめ込むことができる。その結果、固定突部及び固定孔を目視し難い場合であっても、ホルダ本体に対するカバーの組み付け作業性を更に向上できる。
[4]少なくとも1つの前記誘い込み壁は、当該誘い込み壁を有する前記ホルダ本体もしくは前記カバーが有する前記固定孔の前記挿入開口部もしくは前記固定突部の一部を囲むことが好ましい。
この構成によれば、固定突部もしくは固定孔に近接して配置される物体がある場合に、当該物体を避けて誘い込み壁を設けることが可能になる。従って、誘い込み壁が当該物体に干渉することを抑制できる。
[5]前記カバーが有する前記固定孔の前記挿入開口部もしくは前記固定突部は、前記カバーにおける前記ホルダ本体と反対側を向く外面及び前記カバーにおける前記ホルダ本体に対向する内面のうち前記内面側に位置することが好ましい。
この構成によれば、作業者は、カバーをホルダ本体に組み付ける際、固定突部及び固定孔を目視し難い。このような場合においても、誘い込み壁によって、挿入開口部に対する固定突部のある程度の位置決めができる。従って、ホルダ本体に対するカバーの組み付け作業性を向上できる。
[6]前記ホルダ本体は、前記ホルダ本体から前記カバーに近づく方向に突出した台座と、前記固定孔とを有し、前記カバーは、前記基部と、前記固定突部と、当該固定突部の外周に位置する前記外周部と、当該固定突部の少なくとも一部を囲む前記誘い込み壁とを有し、前記挿入開口部は、前記台座の先端面に位置し、前記誘い込み壁は、前記台座の外周面の少なくとも一部を囲み前記台座の外周面と対向することが好ましい。
この構成によれば、作業者は、カバーをホルダ本体に組み付ける際、固定突部及び挿入開口部を目視できなくとも、誘い込み壁の内側に台座を入れることにより、挿入開口部に対する固定突部のある程度の位置決めができる。そのため、作業者は、固定突部及び挿入開口部を目視できなくとも、誘い込み壁によって挿入開口部に対する固定突部のある程度の位置決めがなされた状態で、挿入開口部に固定突部を挿入することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタホルダの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以下、コネクタホルダの一実施形態について説明する。
図1に示すコネクタホルダ10は、例えば自動車等の車両に搭載される。コネクタホルダ10は、ホルダ本体11と、カバー12とを有する。カバー12は、ホルダ本体11に組み付けられるものである。
(ホルダ本体11)
図1~図3に示すように、ホルダ本体11は、コネクタ13を収容する収容凹部21を有する。例えば、ホルダ本体11は、収容凹部21を有する保持部22と、保持部22から同保持部22の外側に突出した固定部23とを有する。
収容凹部21には、少なくとも1つのコネクタ13が収容される。例えば、複数のコネクタ13が収容凹部21に収容される。複数のコネクタ13の各々は、例えば、相手のコネクタ13と接続された状態で収容凹部21内に配置される。各コネクタ13から延びる電線14は、収容凹部21の開口21aからホルダ本体11の外部に引き出される。
固定部23は、カバー12がホルダ本体11に組み付けられた状態のときに、カバー12と対向する対向面24を有していてもよい。ホルダ本体11の表面は、対向面24を含む。
ホルダ本体11は、ホルダ本体11からカバー12に近づく方向に突出した台座25,26を有していてもよい。台座25,26は、例えば固定部23に一体に設けられている。カバー12がホルダ本体11に組み付けられた状態において、台座25,26は、対向面24からカバー12に近づく方向に突出している。即ち、台座25,26は、ホルダ本体11の表面からカバー12に近づく方向に突出している。台座25と台座26とは、対向面24における互いに離れた2カ所から突出している。なお、図2においては、各台座25,26の突出方向は、紙面垂直方向に該当する。
台座25,26は、それぞれ対向面24から突出した周壁25a,26aを有する。更に、台座25,26は、それぞれ周壁25a,26aの先端を閉塞する端壁25b,26bを有する。台座25,26は、それぞれ先端面25c,26cを有する。先端面25cは、台座25における同台座25の突出方向における端面である。即ち、先端面25cは、端壁25bにおける台座25の外側を向いた側面である。また、先端面26cは、台座26における同台座26の突出方向における端面である。即ち、先端面26cは、端壁26bにおける台座26の外側を向いた側面である。
例えば、ホルダ本体11は、固定孔27,28を有する。固定孔27は、台座25に設けられている。固定孔28は、台座26に設けられている。固定孔27は、例えば、端壁25bを台座25の突出方向に貫通する貫通孔である。固定孔28は、例えば、端壁26bを台座26の突出方向に貫通する貫通孔である。
図8及び図9に示すように、固定孔27,28は、それぞれ挿入開口部27a,28aを有する。挿入開口部27aは、固定孔27の開口部のうち台座25の先端面25cに開口した開口部である。即ち、挿入開口部27aは、先端面25cに位置している。挿入開口部28aは、固定孔28の開口部のうち台座26の先端面26cに開口した開口部である。即ち、挿入開口部28aは、先端面26cに位置している。
図2に示すように、ホルダ本体11は、貫通孔31,32を有していてもよい。貫通孔31は、台座25の近傍に位置している。貫通孔32は、台座26の近傍に位置している。貫通孔31,32の貫通方向から見て、貫通孔32の外縁と台座26の周壁26aの外周面との間の最短距離は、貫通孔31の外縁と台座25の周壁25aの外周面との間の最短距離よりも短い。即ち、貫通孔32は、台座25に対する貫通孔31の位置に比べて、台座26に対して近い位置にある。
図1、図2及び図4に示すように、ホルダ本体11は、例えば、貫通孔31,32をそれぞれ貫通するボルト33によって自動車等の図示しない車体に固定される。
(カバー12)
図1及び図3に示すように、カバー12は、ホルダ本体11に組み付けられた状態において、収容凹部21の開口21aを覆う。カバー12は、例えば、収容凹部21の開口21aより大きい板状をなす被覆部41を有する。
被覆部41の厚さ方向における同被覆部41の一方の側面は、カバー12におけるホルダ本体11に対向する内面42である。内面42は、カバー12がホルダ本体11に組み付けられた状態において収容凹部21の開口21aを覆う。ちなみに、被覆部41の厚さ方向における同被覆部41の他方の側面は、カバー12におけるホルダ本体11と反対側を向く外面43である。内面42は、外面43の裏側に位置する。
例えば、カバー12は、基部44,45を有する。例えば、カバー12は、被覆部41に基部44,45を有する。基部44,45は、カバー12がホルダ本体11に組み付けられた状態においてカバー12におけるホルダ本体11と対向する部位に設けられている。基部44,45は、例えば、内面42から突出している。
図3及び図6~図9に示すように、例えば、カバー12は、基部44,45からそれぞれ突出した固定突部46,47を有する。なお、図8は、図3における8-8断面図である。図9は、図3における9-9断面図である。基部44からの固定突部46の突出方向を、突出方向X1とする。図6においては、突出方向X1は、紙面垂直方向に該当する。基部45からの固定突部47の突出方向は、基部44からの固定突部46の突出方向と例えば同じ方向であるため、基部45からの固定突部47の突出方向も、突出方向X1と記載する。なお、基部45からの固定突部47の突出方向は、基部44からの固定突部46の突出方向と必ずしも同じ方向でなくてもよい。
固定突部46,47は、例えば、基部44,45の先端からそれぞれ突出している。なお、基部44は、カバー12における固定突部46が突出した部分であって、カバー12における当該固定突部46の土台となる部分である。基部45についても同様に、カバー12における固定突部47が突出した部分であって、カバー12における当該固定突部47の土台となる部分である。カバー12が有する固定突部46,47は、カバー12の外面43及び内面42のうち、例えば内面42側に位置する。
図8に示すように、固定突部46は、例えば、取付支柱51と、係合爪52とを有する。取付支柱51は、基部44から外面43と反対方向に突出している。なお、取付支柱51の突出方向は、突出方向X1と同じ方向である。取付支柱51は、例えば、内面42と垂直な方向に沿って延びる柱状をなしている。
固定突部46は、例えば2つの係合爪52を有する。各係合爪52は、取付支柱51の先端領域に一体に設けられている。各係合爪52は、取付支柱51の先端領域から取付支柱51の基端に近づく方向に延びている。また、各係合爪52は、各係合爪52の基端から先端に向かうにつれて取付支柱51から離れるように延びている。各係合爪52は、各係合爪52の先端が取付支柱51に近づく方向に弾性変形可能である。2つの係合爪52は、取付支柱51の先端側から見て、互いの間に取付支柱51を挟む位置にある。
係合爪52の各々は、抜け止め突部53を有する。各係合爪52において、抜け止め突部53は、係合爪52における先端寄りの部位に位置する。各係合爪52において、抜け止め突部53は、係合爪52における取付支柱51と対向する側面とは反対側の側面から突出している。更に、各係合爪52において、抜け止め突部53は、取付支柱51の突出方向と直交する方向に沿って取付支柱51から遠ざかる方向に突出している。
図8及び図9に示すように、固定突部47は、固定突部46と同様に取付支柱51と係合爪52とを有する。固定突部47は、固定突部46と同様の構成であるため、固定突部47が有する取付支柱51及び係合爪52については説明を省略する。
図6~図9に示すように、カバー12は、位置決め突部61,62を有していてもよい。
位置決め突部61は、突出方向X1から見て、固定突部46の外周に位置する。位置決め突部61は、突出方向X1から見て、例えば、固定突部46の外周を囲むU字状をなしている。突出方向X1から見て、基部44は、例えば位置決め突部61の内側に位置する。基部44は、位置決め突部61の内周面に一体に設けられてもよい。位置決め突部61は、内面42からの高さが、基部44よりも高く且つ固定突部46よりも低い。
位置決め突部62は、突出方向X1から見て、固定突部47の外周に位置する。位置決め突部62は、突出方向X1から見て、例えば、固定突部47の外周を囲むU字状をなしている。突出方向X1から見て、基部45は、例えば位置決め突部62の内側に位置する。基部45は、位置決め突部62の内周面に一体に設けられてもよい。位置決め突部62は、内面42からの高さが、基部45よりも高く且つ固定突部47よりも低い。
固定突部46,47は、それぞれ挿入開口部27a,28aから固定孔27,28にはめ込まれることにより当該固定孔27,28に固定される。固定突部46,47は、例えばスナップフィットにより固定孔27,28に固定される。
固定突部46は、挿入開口部27aから固定孔27に挿入される際、各係合爪52の先端が取付支柱51に近づくように各係合爪52を弾性変形させながら固定孔27に挿入される。そして、抜け止め突部53が固定孔27を通り抜けると、係合爪52の各々は、係合爪52の各々の弾性力により、係合爪52の各々の先端が取付支柱51から遠ざかるように変形する。すると、抜け止め突部53は、固定孔27への固定突部46の挿入方向X2にホルダ本体11における固定孔27の外周の部分と重なる位置に配置される。なお、挿入方向X2は、例えば、突出方向X1と同じ方向である。抜け止め突部53は、例えば、台座25の端壁25bにおける固定孔27の外周の部分と重なる位置に配置される。従って、抜け止め突部53が固定孔27を通り抜けた後は、固定孔27に対して固定突部46が挿入方向X2と反対方向に移動しようとすると、抜け止め突部53がホルダ本体11における固定孔27の外周の部分に当接する。そのため、固定突部46が固定孔27から抜けることが抑制される。また、抜け止め突部53が固定孔27を通り抜けると、位置決め突部61が、挿入方向X2からホルダ本体11に当接する。例えば、位置決め突部61の先端が、挿入方向X2から台座25の先端面25cに当接する。位置決め突部61がホルダ本体11に当接することにより、ホルダ本体11に対してカバー12が挿入方向X2にそれ以上移動することが抑制される。
固定突部47も同様にして固定突部47にはめ込まれることにより当該固定孔28に固定される。固定突部47が固定孔28にはめ込まれた後は、抜け止め突部53が台座26の端壁26bにおける固定孔28の外周の部分に当接することにより、固定突部47が固定孔28から抜けることが抑制される。また、位置決め突部62が台座26の先端面26cに当接することにより、ホルダ本体11に対してカバー12が、固定孔28への固定突部47の挿入方向にそれ以上移動することが抑制される。なお、固定孔28への固定突部47の挿入方向は、挿入方向X2と同じ方向である。
図3に示すように、カバー12は、固定突部46,47がそれぞれ固定孔27,28にはめ込まれて固定されることにより、ホルダ本体11に組み付けられる。
図3及び図6~図9に示すように、例えば、カバー12は、突出方向X1から見て、カバー12自身が有する固定突部46の外周に位置する外周部63を有する。また、例えば、カバー12は、突出方向X1から見て、カバー12自身が有する固定突部47の外周に位置する外周部64を有する。外周部63は、突出方向X1から見て、例えば、カバー12における基部44の外周に位置する部分である。外周部64は、突出方向X1から見て、例えば、カバー12における基部45の外周に位置する部分である。
例えば、カバー12は、誘い込み壁65,66を有する。
誘い込み壁65は、外周部63から突出し、カバー12が有する固定突部46の少なくとも一部を囲んでいる。誘い込み壁65は、外周部63から、外面43と反対方向に突出している。即ち、誘い込み壁65は、外周部63から固定突部46と同じ方向に突出している。誘い込み壁65は、突出方向X1から見て、例えば、固定突部46の外周を全周にわたって囲んでいる。誘い込み壁65は、突出方向X1から見た形状が例えば四角形状をなす筒状をなしている。固定突部46は、誘い込み壁65の内側に位置している。
誘い込み壁65は、突出方向X1から見て、例えば、基部44よりも外側に位置する。更に、誘い込み壁65は、突出方向X1から見て、例えば、位置決め突部61よりも外側に位置する。
誘い込み壁65は、カバー12がホルダ本体11に組み付けられた状態において、台座25の外周面25dの少なくとも一部を囲み台座25の外周面25dと対向してもよい。誘い込み壁65は、例えば、突出方向X1から見て、台座25よりも一回り大きい枠状をなしている。そして、カバー12がホルダ本体11に組み付けられた状態において、当該誘い込み壁65は、例えば、台座25の外周面25dを全周にわたって囲む。例えば、当該誘い込み壁65の先端領域が、台座25の外周面25dを全周にわたって囲む。更に、当該誘い込み壁65は、突出方向X1から見て、突出方向X1と直交するいずれの方向においても台座25の外周面25dと対向する。即ち、当該誘い込み壁65は、突出方向X1から見て、突出方向X1と直交するいずれの方向においても台座25の外周面25dと重なる。なお、台座25の外周面25dは、周壁25aの外周面である。
図8に示すように、突出方向X1における誘い込み壁65の長さL1は、例えば、突出方向X1における固定突部46の長さL2よりも長い。長さL1は、突出方向X1における誘い込み壁65の基端から先端までの最大長さである。また、長さL2は、突出方向X1における固定突部46の基端から先端までの最大長さである。突出方向X1における誘い込み壁65の先端の位置は、例えば、突出方向X1における固定突部46の先端の位置よりも内面42から遠い位置にある。即ち、内面42からの突出量は、固定突部46よりも誘い込み壁65の方が多くてもよい。換言すると、カバー12が固定突部46及び誘い込み壁65を有する場合、固定突部46の基端を通り突出方向X1と垂直な仮想平面S1からの突出量は、固定突部46よりも誘い込み壁65の方が多くてもよい。固定突部46が固定孔27にはめ込まれるとき、固定突部46の先端が挿入開口部27aに挿入されるよりも前に、誘い込み壁65を備えないホルダ本体11が有する固定孔27の挿入開口部27aが、誘い込み壁65の内側に入る。
図3、図6、図7及び図9に示すように、誘い込み壁66は、外周部64から突出し、例えば、カバー12が有する固定突部47の一部を囲んでいる。誘い込み壁66は、外周部64から、外面43と反対方向に突出している。即ち、誘い込み壁66は、外周部64から固定突部47と同じ方向に突出している。誘い込み壁66は、突出方向X1から見て、例えば、固定突部47の外周の一部を囲んでいる。突出方向X1から見て、誘い込み壁66は、例えばL字状をなしている。そして、固定突部47は、L字状をなす誘い込み壁66の内側に位置している。
誘い込み壁66は、突出方向X1から見て、例えば、基部45よりも外側に位置する。更に、誘い込み壁66は、突出方向X1から見て、例えば、位置決め突部62よりも外側に位置する。
誘い込み壁66は、カバー12がホルダ本体11に組み付けられた状態において、台座26の外周面26dの一部を囲み台座26の外周面26dと対向してもよい。誘い込み壁66は、例えば、突出方向X1から見て、台座26の外側に位置する。そして、カバー12がホルダ本体11に組み付けられた状態において、当該誘い込み壁66は、例えば、台座26の外周面26dの一部を囲む。例えば、当該誘い込み壁66の先端領域が、台座26の外周面26dの一部を囲む。更に、当該誘い込み壁66は、突出方向X1から見て、突出方向X1と直交する方向において台座26の外周面26dと対向する。即ち、当該誘い込み壁66は、突出方向X1から見て、突出方向X1と直交する方向において台座26の外周面26dと重なる。なお、台座26の外周面26dは、周壁26aの外周面である。
図1及び図4~図7に示すように、突出方向X1から見て、固定突部47の外周において、誘い込み壁66にて囲まれていない部分は、貫通孔32を貫通するボルト33の頭部33a並びに電線14が近接して配置される部分である。カバー12がホルダ本体11に組み付けられた状態において、突出方向X1から見て、台座26の外周面26dにおける誘い込み壁66にて囲まれていない部分は、貫通孔32を貫通するボルト33の頭部33a並びに電線14が近接して配置される部分である。このように、誘い込み壁66は、固定突部47の外周の一部を囲むように設けられることにより、固定突部47の外周に当該固定突部47に近接して配置される物体を避けた場所に設けられている。
図9に示すように、突出方向X1における誘い込み壁66の長さL3は、例えば、突出方向X1における固定突部47の長さL4よりも長い。長さL3は、突出方向X1における誘い込み壁66の基端から先端までの最大長さである。また、長さL4は、突出方向X1における固定突部47の基端から先端までの最大長さである。また、突出方向X1における誘い込み壁66の先端の位置は、例えば、突出方向X1における固定突部47の先端の位置よりも内面42から遠い位置にある。即ち、内面42からの突出量は、固定突部47よりも誘い込み壁66の方が多くてもよい。換言すると、カバー12が固定突部47及び誘い込み壁66を有する場合、固定突部47の基端を通り突出方向X1と垂直な仮想平面S2からの突出量は、固定突部47よりも誘い込み壁66の方が多くてもよい。固定突部47が固定孔28にはめ込まれるとき、固定突部47の先端が挿入開口部28aに挿入されるよりも前に、誘い込み壁66を備えないホルダ本体11が有する固定孔28の挿入開口部28aが、誘い込み壁66の内側に入る。
(実施形態の作用)
本実施形態の作用について説明する。
図10に示すように、カバー12をホルダ本体11に組み付ける際、作業者は、内面42をホルダ本体11に向けた状態でカバー12をホルダ本体11に近づけていく。このとき、固定孔27,28は、カバー12で覆われた状態となるため、作業者は、固定孔27,28を視認することが困難である。また、固定突部46,47は、カバー12の内面42側に位置するため、作業者は、固定突部46,47を視認することが困難である。
作業者は、カバー12を外面43側から見ながら同カバー12をホルダ本体11に対して目視により大凡の位置決めをしてホルダ本体11に近づける。すると、誘い込み壁65の内側に台座25が入っていく。また、誘い込み壁66の内側に台座26が入っていく。即ち、誘い込み壁65の内側に固定孔27の挿入開口部27aが入っていくとともに、誘い込み壁66の内側に固定孔28の挿入開口部28aが入っていく。なお、このとき、誘い込み壁65,66と台座25,26とがそれぞれ突出方向X1に重ならないほどにカバー12をホルダ本体11に対して突出方向X1と直交する方向に大きくずらさない限り、カバー12は、ホルダ本体11に対して誤組み付けされる状態になり難い。そして、誘い込み壁65,66と台座25,26とがそれぞれ突出方向X1に重ならないほどにカバー12がホルダ本体11に対して突出方向X1と直交する方向に大きくずれている場合には、作業者は、目視により容易にホルダ本体11に対するカバー12の位置ずれに気づくことができる。
この状態で、作業者は、挿入開口部27aに固定突部46を挿入するとともに、挿入開口部28aに固定突部46を挿入する。そのため、挿入開口部27aに固定突部46を挿入するときには、誘い込み壁65によって固定突部46が挿入開口部27aに対して突出方向X1と直交する方向に大きく位置ずれすることが抑制される。同様に、挿入開口部28aに固定突部46を挿入するときには、誘い込み壁66によって固定突部47が挿入開口部28aに対して突出方向X1と直交する方向に大きく位置ずれすることが抑制される。従って、作業者は、固定突部46,47及び挿入開口部27a,28aが目視し難い状況であっても、固定突部46,47をそれぞれ挿入開口部27a,28aに容易に挿入できる。
本実施形態の効果について説明する。
(1)コネクタホルダ10は、コネクタ13を収容する収容凹部21を有するホルダ本体11と、収容凹部21の開口21aを覆うカバー12と、を備えている。ホルダ本体11は、挿入開口部27a,28aを有する固定孔27,28を有する。カバー12は、基部44,45と、基部44,45から突出しており挿入開口部27a,28aから固定孔27,28にはめ込まれることにより固定孔27,28に固定される固定突部46,47とを有する。カバー12は、突出方向X1から見て自身が有する固定突部46,47の外周に位置する外周部63,64と、外周部63,64から突出し且つ自身が有する固定突部46,47の少なくとも一部を囲む誘い込み壁65,66とを有する。
この構成によれば、誘い込み壁65,66は、それぞれ固定突部46,47の少なくとも一部を囲む形状である。よって、誘い込み壁65は、突出方向X1から見て、挿入開口部27a及び固定突部46よりも外側に位置する。誘い込み壁66は、突出方向X1から見て、挿入開口部28a及び固定突部47よりも外側に位置する。そのため、カバー12が誘い込み壁65,66を有すると、作業者がカバー12をホルダ本体11に組み付ける際、誘い込み壁65,66によってホルダ本体11に対するカバー12の大きな位置ずれが抑制される。そして、作業者がカバー12をホルダ本体11に組み付ける際、作業者がホルダ本体11に対するカバー12のある程度の位置合わせをすると、ホルダ本体11及びカバー12のうち誘い込み壁65,66を備えないカバー12が有する固定突部46,47の先端を、それぞれ誘い込み壁65,66の内側に入れることができる。そして、カバー12が有する固定突部46,47の先端がそれぞれ誘い込み壁65,66の内側に入ると、挿入開口部27a,28aに対する固定突部46,47のある程度の位置決めがなされる。即ち、作業者がカバー12をホルダ本体11に組み付ける際、固定突部46,47及び挿入開口部27a,28aを目視できなくとも、ホルダ本体11に対するカバー12のある程度の位置合わせをすると、誘い込み壁65,66によって、挿入開口部27a,28aに対する固定突部46,47のある程度の位置決めができる。そのため、作業者は、誘い込み壁65,66によって挿入開口部27a,28aに対する固定突部46,47のある程度の位置決めがなされた状態で、挿入開口部27a,28aに固定突部46,47を挿入することができる。従って、作業者は、固定突部46,47を固定孔27,28にはめ込みやすくなる。その結果、ホルダ本体11とカバー12とを固定する固定箇所である固定突部46,47及び固定孔27,28を目視し難い場合であっても、ホルダ本体11に対するカバー12の組み付け作業性を向上できる。ひいては、カバー12をホルダ本体11に組み付ける作業に要する時間を短縮できる。
(2)カバー12は、誘い込み壁65,66を有する。ホルダ本体11は、ホルダ本体11からカバー12に近づく方向に突出した台座25,26を有する。ホルダ本体11が有する固定孔27,28の挿入開口部27a,28aは、台座25,26の先端面25c,26cに位置する。誘い込み壁65,66は、台座25,26の外周面25d,26dの少なくとも一部を囲み台座25,26の外周面25d,26dと対向する。
この構成によれば、作業者がカバー12をホルダ本体11に組み付ける際、誘い込み壁65,66の内側にそれぞれ台座25,26を入れることができる。誘い込み壁65,66の内側に台座25,26が入ると、突出方向X1と直交する方向における固定突部46,47と挿入開口部27a,28aとの位置決めがより容易になる。従って、作業者は、固定突部46,47を固定孔27,28により容易にはめ込むことができる。その結果、固定突部46,47及び固定孔27,28を目視し難い場合であっても、ホルダ本体11に対するカバー12の組み付け作業性をより向上できる。
(3)突出方向X1における誘い込み壁65の長さL1は、突出方向X1における固定突部46の長さL2よりも長い。突出方向X1における誘い込み壁66の長さL3は、突出方向X1における固定突部47の長さL4よりも長い。そして、固定突部46が固定孔27にはめ込まれるとき、固定突部46の先端が挿入開口部27aに挿入されるよりも前に、誘い込み壁65を備えないホルダ本体11が有する固定孔27の挿入開口部27aが、誘い込み壁65の内側に入る。固定突部47が固定孔28にはめ込まれるとき、固定突部47の先端が挿入開口部28aに挿入されるよりも前に、誘い込み壁66を備えないホルダ本体11が有する固定孔28の挿入開口部28aが、誘い込み壁66の内側に入る。
この構成によれば、作業者がカバー12をホルダ本体11に組み付ける際、固定突部46,47の先端が挿入開口部27a,28aに挿入されるよりも前に、誘い込み壁65,66の内側に挿入開口部27a,28aを入れることができる。そのため、作業者が固定突部46,47の先端を挿入開口部27a,28aに挿入するときには、誘い込み壁65,66によって挿入開口部27a,28aに対する固定突部46,47のある程度の位置決めがなされている。従って、作業者は、固定突部46,47を固定孔27,28に更に容易にはめ込むことができる。その結果、固定突部46,47及び固定孔27,28を目視し難い場合であっても、ホルダ本体11に対するカバー12の組み付け作業性を更に向上できる。
(4)誘い込み壁66は、当該誘い込み壁66を有するカバー12が有する固定突部47の一部を囲む。この構成によれば、固定突部47もしくは固定孔28に近接して配置される物体がある場合に、当該物体を避けて誘い込み壁66を設けることが可能になる。従って、誘い込み壁66が当該物体に干渉することを抑制できる。
(5)カバー12が有する固定突部46,47は、カバー12におけるホルダ本体11と反対側を向く外面43及びカバー12におけるホルダ本体11に対向する内面42のうち内面42側に位置する。この構成によれば、作業者は、カバー12をホルダ本体11に組み付ける際、固定突部46,47及び固定孔27,28を目視し難い。このような場合においても、誘い込み壁65,66によって、挿入開口部27a,28aに対する固定突部46,47のある程度の位置決めができる。従って、ホルダ本体11に対するカバー12の組み付け作業性を向上できる。
(6)ホルダ本体11は、ホルダ本体11からカバー12に近づく方向に突出した台座25,26と、固定孔27,28とを有する。カバー12は、基部44,45と、固定突部46,47と、固定突部46,47の外周に位置する外周部63,64と、当該固定突部46,47の少なくとも一部を囲む誘い込み壁65,66とを有する。挿入開口部27a,28aは、台座25,26の先端面25c,26cに位置する。誘い込み壁65,66は、台座25,26の外周面25d,26dの少なくとも一部を囲み台座25,26の外周面25d,26dと対向する。
この構成によれば、作業者は、カバー12をホルダ本体11に組み付ける際、固定突部46,47及び挿入開口部27a,28aを目視できなくとも、誘い込み壁65,66の内側に台座25,26を入れることにより、挿入開口部27a,28aに対する固定突部46,47のある程度の位置決めができる。そのため、作業者は、固定突部46,47及び挿入開口部27a,28aを目視できなくとも、誘い込み壁65,66によって挿入開口部27a,28aに対する固定突部46,47のある程度の位置決めがなされた状態で、挿入開口部27a,28aに固定突部46,47を挿入することができる。
(7)誘い込み壁65は、四角筒状をなしている。更に、台座25の周壁25aは、誘い込み壁65より一回り小さい四角筒状をなしている。このため、作業者がカバー12をホルダ本体11に組み付ける際、誘い込み壁65の内側に台座25を入れると、誘い込み壁65と台座25とは、突出方向X1に延びる軸回りに相対回転することが抑制される。従って、誘い込み壁65と台座25とによって、突出方向X1に延びる軸回りのホルダ本体11とカバー12との相対的な位置ずれを抑制できる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・誘い込み壁65,66は、四角筒状以外の多角筒状、円筒状、楕円筒状、突出方向X1から見た形状がD字状をなす筒状、任意の筒状などのいずれかの形状であってもよい。また、誘い込み壁65,66は、突出方向X1から見た形状が、U字状、C字状、V字状などのいずれかの形状をなしていてもよい。
・台座25,26の形状は、上記実施形態の形状に限らない。台座25,26は、カバー12がホルダ本体11に組み付けられた状態において誘い込み壁65,66の内側に配置される部分を有する形状であればよい。例えば、誘い込み壁65が多角筒状である場合に、台座25は、誘い込み壁65よりも一回り小さい多角筒状をなす周壁25aを有していてもよい。このようにすると、上記実施形態の(7)と同様の効果を得られる。
・誘い込み壁65は、固定突部46の外周の一部を囲むものであってもよい。また、誘い込み壁66は、突出方向X1から見て、固定突部47の外周を全周にわたって囲む形状であってもよい。
・誘い込み壁65の長さL1は、固定突部46の長さL2以下であってもよい。誘い込み壁66の長さL3は、固定突部47の長さL4以下であってもよい。
・ホルダ本体11は、台座25,26を有していなくてもよい。
・上記実施形態では、固定孔27,28は、固定部23を貫通する貫通孔である。しかしながら、固定孔27,28は、底を有する凹状の孔であってもよい。
・固定突部46,47の形状は、上記実施形態の形状に限らない。固定突部46,47は、それぞれ固定孔27,28にはめ込まれることにより固定孔27,28に固定可能な形状であればよい。固定突部46,47は、例えば、スナップフィットにより固定孔27,28に固定される形状であることが好ましい。例えば、固定突部46,47の各々は、係合爪52を1つ、もしくは3つ以上有するものであってもよい。
・上記実施形態では、ホルダ本体11が固定孔27,28を有する。そして、カバー12が、基部44,45、固定突部46,47、外周部63,64、及び誘い込み壁65,66を有する。しかしながら、ホルダ本体11及びカバー12のいずれか一方が、挿入開口部27a,28aを有する固定孔27,28を有していればよい。更に、ホルダ本体11及びカバー12のいずれか他方が、基部44,45と、基部44,45から突出しており挿入開口部27a,28aから固定孔27,28にはめ込まれることにより固定孔27,28に固定される固定突部46,47とを有していればよい。そして、ホルダ本体11もしくはカバー12が、自身が有する固定孔27,28の挿入開口部27a,28aもしくは固定突部46,47の外周に位置する外周部63,64を有していればよい。更に、当該ホルダ本体11もしくはカバー12が、外周部63,64から突出し且つ自身が有する固定孔27,28の挿入開口部27a,28aもしくは固定突部46,47の少なくとも一部を囲む誘い込み壁65,66を有していればよい。
例えば、ホルダ本体11が、固定孔27,28と、外周部63,64と、誘い込み壁65,66とを有するとともに、カバー12が、基部44,45と、固定突部46,47とを有してもよい。この場合、外周部63は、ホルダ本体11における挿入開口部27aの外周に位置する部分である。更に、外周部64は、ホルダ本体11における挿入開口部28aの外周に位置する部分である。そして、誘い込み壁65,66は、それぞれ挿入開口部27a,28aの外周の少なくとも一部を囲む。このようにしても、上記実施形態の(1)と同様の効果を得られる。また、この場合において、突出方向X1における誘い込み壁65の長さを、突出方向X1における固定突部46の長さよりも長くしてもよい。即ち、カバー12が固定突部46を有し且つホルダ本体11が誘い込み壁65を有する場合、挿入開口部27aを含み挿入方向X2と垂直な仮想平面からの誘い込み壁65の突出量を、仮想平面S1からの固定突部46の突出量よりも多くしてもよい。そして、固定突部46が固定孔27にはめ込まれるとき、固定突部46の先端が挿入開口部27aに挿入されるよりも前に、誘い込み壁65を備えないカバー12が有する固定突部46の先端が、誘い込み壁65の内側に入るようにしてもよい。なお、誘い込み壁66及び固定突部47についても同様にしてもよい。このようにすると、上記実施形態の(3)と同様の効果を得られる。
また例えば、ホルダ本体11が、基部44,45と、固定突部46,47とを有するとともに、カバー12が、固定孔27,28を有していてもよい。この場合、例えば、ホルダ本体11が、自身が有する固定突部46,47の外周に位置する外周部63,64と、当該外周部63,64から突出し且つ自身が有する固定突部46,47の少なくとも一部を囲む誘い込み壁65,66を有していてもよい。また、この場合、例えば、カバー12が、自身が有する固定孔27,28の挿入開口部27a,28aの外周に位置する外周部63,64と、外周部63,64から突出し且つ自身が有する固定孔27,28の挿入開口部27a,28aの少なくとも一部を囲む誘い込み壁65,66を有していてもよい。このようにしても、上記実施形態の(1)と同様の効果を得られる。また、この場合において、ホルダ本体11及びカバー12のうち誘い込み壁65,66を備えない方が、台座25,26を有していてもよい。ホルダ本体11及びカバー12のうち台座25,26を有する方が固定突部46,47を有する場合、固定突部46,47は、それぞれ先端面25c,26cに位置する。即ち、この場合、台座25,26が基部44,45に該当する。
・上記実施形態では、固定孔は、固定孔27,28の2つであるとともに、固定突部は、固定突部46,47の2つである。しかしながら、固定孔の数及び固定突部の数は、2つずつに限らず、変更してよい。固定孔及び固定突部の数に応じて、誘い込み壁65,66の数を変更してよい。
・上記実施形態では、ホルダ本体11は、車体に固定されるものとして説明した。しかしながら、ホルダ本体11は、ブラケットなどの部材を介して車体に固定されてもよい。また、ホルダ本体11は、電気接続箱の一部を構成するものであってもよい。
10 コネクタホルダ
11 ホルダ本体
12 カバー
13 コネクタ
14 電線
21 収容凹部
21a 開口
22 保持部
23 固定部
24 対向面
25,26 台座
25a,26a 周壁
25b,26b 端壁
25c,26c 先端面
25d,26d 外周面
27,28 固定孔
27a,28a 挿入開口部
31,32 貫通孔
33 ボルト
33a 頭部
41 被覆部
42 内面
43 外面
44,45 基部
46,47 固定突部
51 取り付け支柱
52 係合爪
53 抜け止め突部
61,62 位置決め突部
63,64 外周部
65,66 誘い込み壁
L1,L3 長さ
L2,L4 長さ
S1,S2 仮想平面
X1 突出方向
X2 挿入方向

Claims (6)

  1. コネクタを収容する収容凹部を有するホルダ本体と、
    前記収容凹部の開口を覆うカバーと、を備えるコネクタホルダであって、
    前記ホルダ本体及び前記カバーのいずれか一方は、挿入開口部を有する固定孔を有し、
    前記ホルダ本体及び前記カバーのいずれか他方は、基部と、前記基部から突出しており前記挿入開口部から前記固定孔にはめ込まれることにより前記固定孔に固定される固定突部とを有し、
    前記ホルダ本体もしくは前記カバーは、前記基部からの前記固定突部の突出方向から見て自身が有する前記固定孔の前記挿入開口部もしくは前記固定突部の外周に位置する外周部と、前記外周部から突出し且つ自身が有する前記固定孔の前記挿入開口部もしくは前記固定突部の少なくとも一部を囲む誘い込み壁とを有するコネクタホルダ。
  2. 前記ホルダ本体及び前記カバーのいずれか一方は、前記誘い込み壁を有し、
    前記ホルダ本体及び前記カバーのいずれか他方は、前記ホルダ本体及び前記カバーのいずれか他方から前記ホルダ本体及び前記カバーのいずれか一方に近づく方向に突出した台座を有し、
    前記ホルダ本体及び前記カバーのいずれか他方が有する前記固定孔の前記挿入開口部もしくは前記固定突部は、前記台座の先端面に位置し、
    前記誘い込み壁は、前記台座の外周面の少なくとも一部を囲み前記台座の外周面と対向する請求項1に記載のコネクタホルダ。
  3. 前記突出方向における前記誘い込み壁の長さは、前記突出方向における前記固定突部の長さよりも長く、
    前記固定突部が前記固定孔にはめ込まれるとき、前記固定突部の先端が前記挿入開口部に挿入されるよりも前に、前記ホルダ本体及び前記カバーのうち前記誘い込み壁を備えない方が有する前記固定孔の前記挿入開口部もしくは前記固定突部の先端が、前記誘い込み壁の内側に入る請求項1または請求項2に記載のコネクタホルダ。
  4. 少なくとも1つの前記誘い込み壁は、当該誘い込み壁を有する前記ホルダ本体もしくは前記カバーが有する前記固定孔の前記挿入開口部もしくは前記固定突部の一部を囲む請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタホルダ。
  5. 前記カバーが有する前記固定孔の前記挿入開口部もしくは前記固定突部は、前記カバーにおける前記ホルダ本体と反対側を向く外面及び前記カバーにおける前記ホルダ本体に対向する内面のうち前記内面側に位置する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコネクタホルダ。
  6. 前記ホルダ本体は、前記ホルダ本体から前記カバーに近づく方向に突出した台座と、前記固定孔とを有し、
    前記カバーは、前記基部と、前記固定突部と、当該固定突部の外周に位置する前記外周部と、当該固定突部の少なくとも一部を囲む前記誘い込み壁とを有し、
    前記挿入開口部は、前記台座の先端面に位置し、
    前記誘い込み壁は、前記台座の外周面の少なくとも一部を囲み前記台座の外周面と対向する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコネクタホルダ。
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