JP2019138019A - ロールスクリーン用の生地、及びロールスクリーン - Google Patents

ロールスクリーン用の生地、及びロールスクリーン Download PDF

Info

Publication number
JP2019138019A
JP2019138019A JP2018020701A JP2018020701A JP2019138019A JP 2019138019 A JP2019138019 A JP 2019138019A JP 2018020701 A JP2018020701 A JP 2018020701A JP 2018020701 A JP2018020701 A JP 2018020701A JP 2019138019 A JP2019138019 A JP 2019138019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll screen
light
fabric
fabrics
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018020701A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7101491B2 (ja
Inventor
善行 裸野
Yoshiyuki Hatano
善行 裸野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=67695111&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2019138019(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd filed Critical Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2018020701A priority Critical patent/JP7101491B2/ja
Publication of JP2019138019A publication Critical patent/JP2019138019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7101491B2 publication Critical patent/JP7101491B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)

Abstract

【課題】より意匠性に富んだロールスクリーン用の生地、及びロールスクリーンを提供する。【解決手段】本発明のロールスクリーンは、前後方向に複数の生地を吊下支持するよう構成され、当該複数の生地(前生地2F及び後生地2R)は、外光に対し低い透光性を持つ低透光部21の領域と、外光に対し低透光部21に比して高い透光性を持つ高透光部22の領域を有し、低透光部21と高透光部22のいずれか一方の柄が該柄の図心Oを通る左右方向軸を基準に上下方向で非線対称の形状を有する。そして、当該複数の生地(前生地2F及び後生地2R)は、その重なり具合で、各生地の柄の頂点V同士の重なり状態が上下で異なる調光変化を成すように形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、前後方向に複数枚のスクリーン(生地)を吊下支持するロールスクリーンに関し、特に、そのスクリーンの重なり具合を調節することにより、室内への採光量を調整可能としたロールスクリーン用の生地、及びロールスクリーンに関する。
従来、前後で二重に吊下支持するスクリーンを上下方向に相対移動させて室内への採光量を調節可能としたロールスクリーンがある(例えば、特許文献1参照)。
このようなロールスクリーンでは、スクリーンに、光を一部透過させる透光部と、光を遮る遮光部とが縞状に交互に形成され、このスクリーンが二重に重ね合わされた状態で吊下支持されている。そして、操作手段の操作により、前後のスクリーンを上下方向に相対移動させて、透光部と遮光部との重なり具合を調整することにより、採光量を調節可能となっている。
特開2016−11578号公報
特許文献1に開示されるように、従来から二重に吊下支持するスクリーンを上下方向に相対移動させて室内への採光量を調節可能としたロールスクリーンがある。
しかし、上下方向に相対移動させたときの調光量(透過量)の変化や生地の柄の見え方の変化が乏しく、より意匠性に富んだロールスクリーン用の生地、及びロールスクリーンを構成したいとする要望がある。
本発明の目的は、上述の問題に鑑みて、より意匠性に富んだロールスクリーン用の生地、及びロールスクリーンを提供することにある。
本発明による第1態様のロールスクリーン用の生地は、前後方向に複数の生地を吊下支持するロールスクリーン用の生地であって、外光に対し低い透光性を持つ低透光部の領域と、外光に対し前記低透光部に比して高い透光性を持つ高透光部の領域を有し、前記低透光部と前記高低透光部のいずれか一方の柄が該柄の図心を通る左右方向軸を基準に上下方向で非線対称の形状を有することを特徴とする。
更に、本発明による第2態様のロールスクリーン用の生地は、前後方向に複数の生地を吊下支持するロールスクリーンに用いて、前記複数の生地の重なり具合で、各生地の柄の頂点同士の重なり状態が上下で異なる調光変化を成すように形成されていることを特徴とする。
また、本発明による第1態様のロールスクリーンは、前後方向に複数の生地を吊下支持するロールスクリーンであって、前記複数の生地の各々は、外光に対し低い透光性を持つ低透光部の領域と、外光に対し前記低透光部に比して高い透光性を持つ高透光部の領域を有し、前記低透光部と前記高透光部のいずれか一方の柄が該柄の図心を通る左右方向軸を基準に上下方向で非線対称の形状を有することを特徴とする。
更に、本発明による第2態様のロールスクリーンは、前後方向に複数の生地を吊下支持するロールスクリーンであって、前記複数の生地の重なり具合で、各生地の柄の頂点同士の重なり状態が上下で異なる調光変化を成すように形成されていることを特徴とする。
また、本発明による第1及び2態様のロールスクリーンにおいて、前記複数の生地の重なり具合における位相変化で模様が変化するよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明による第1及び2態様のロールスクリーンにおいて、前記複数の生地の重なり具合における位相変化で2種以上の透光率を含んで模様が形成されることを特徴とする。
また、本発明による第1及び2態様のロールスクリーンにおいて、前記低透光部及び前記高透光部のうちいずれか一方を形成する柄が、頂点と正対する辺を持つ三角形又は多角形状を有することを特徴とする。
また、本発明による第1及び2態様のロールスクリーンにおいて、前記低透光部及び前記高透光部のうちいずれか一方を形成する柄が、上下で異なる形状の辺を持つ形状を有することを特徴とする。
また、本発明による第1及び2態様のロールスクリーンにおいて、前記低透光部及び前記高透光部のうちいずれか一方を形成する柄が、左右方向及び上下方向に複数の柄を規則的に連続配置されて形成されていることを特徴とする。
また、本発明による第1及び2態様のロールスクリーンにおいて、前記低透光部及び前記高透光部のうちいずれか一方を形成する柄が、左右方向に1つの柄を形成し、上下方向に複数の柄を規則的に連続配置するよう形成されていることを特徴とする。
また、本発明による第1及び2態様のロールスクリーンにおいて、前記複数の生地のうち少なくとも1つが、他の生地とは異なる柄を有することを特徴とする。
また、本発明による第1及び2態様のロールスクリーンにおいて、前記複数の生地のうち少なくとも一方が、外光に対し遮光する遮光部の領域を含むことを特徴とする。
本発明によれば、前後方向に重なる複数のスクリーン(生地)の位相変化で多彩な模様を生じさせることでロールスクリーンにおける意匠性を高めることができる。
(a),(b)は、それぞれ本発明による一実施形態のロールスクリーンとして典型的な概略構成を示す斜視図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による一実施形態のロールスクリーンにおける実施例1の前生地と後生地の概略的な柄を示す正面図である。 (a)乃至(f)は、それぞれ本発明による一実施形態のロールスクリーンにおける実施例1に係る前後生地の位相変化で模様が変化する様子を示す図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による一実施形態のロールスクリーンにおける実施例2の前生地と後生地の概略的な柄を示す正面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による一実施形態のロールスクリーンにおける実施例3の前生地と後生地の概略的な柄を示す正面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による一実施形態のロールスクリーンにおける実施例4の前生地と後生地の概略的な柄を示す正面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による一実施形態のロールスクリーンにおける実施例5の前生地と後生地の概略的な柄を示す正面図である。
以下、図面を参照して、本発明による各実施形態のロールスクリーンを説明する。尚、本願明細書中、図1(a),(b)にそれぞれ示すロールスクリーンの斜視図に対して、図示上方及び図示下方を上方向(又は上側)及び下方向(又は下側)と定義し、図示左方向をロールスクリーンの左側、及び、図示右方向をロールスクリーンの右側と定義して説明する。また、図1(a),(b)にそれぞれ示すロールスクリーンの斜視図に対して、視認する側を前側(又は室内側)、その反対側を後側(又は室外側)とする。
(ロールスクリーンの構成)
図1(a),(b)には、前後方向に複数枚のスクリーンを吊下支持するロールスクリーンの典型例として、それぞれ本発明による一実施形態のロールスクリーンの概略構成を示している。
まず、図1(a)に示すロールスクリーンでは、一対の支持ブラケット1により巻取軸3Fが回転可能に支持され、一方で支持軸3Rが回転不能に支持されている。巻取軸3F及び支持軸3Rは、本例では支持ブラケット1に上下方向に所定の間隔を隔てて支持されるとともに、前後方向に僅かにオフセットした状態で支持されている。
巻取軸3Fには室内側の前生地2Fの上端部が取着され、支持軸3Rには室外側の後生地2Rの上端部が取着されている。そして前生地2F及び後生地2Rは巻取軸3F及び支持軸3Rから近接して重ね合わされるように垂下されている。
ウェイトバー4は、前生地2F及び後生地2Rに対する錘部材として機能する部材であり、巻取軸3F及び支持軸3Rと略平行に延びるボトムパイプ4aを回転可能に支持するよう構成されている。
そして、前生地2F及び後生地2Rは一枚の生地がボトムパイプ4aで折り返されて構成され、ウェイトバー4におけるボトムパイプ4aは前生地2F及び後生地2Rの調光時に回転する。
巻取軸3Fは室内側の前生地2Fの上端を巻き取り、或いは巻き戻しを行うために設けられ、支持軸3Rは室外側の後生地2Rの上端を吊下支持するために設けられている。尚、巻取軸3Fの内部には、ウェイトバー4や前生地2F及び後生地2Rの重みによる自重降下を防止するためのブレーキユニット(ストッパー装置)が設けられている(図示せず)。
巻取軸3Fの右端には操作プーリー5が相対回転不能に取着され、操作プーリー5が回転すると巻取軸3Fも一体となって回転する。そして、操作プーリー5には、本例ではボールチェーンで構成される操作コード6が掛装され、操作コード6の操作で操作プーリー5の回転操作を行うことで巻取軸3Fを回転させ、前後方向に二重のスクリーン(前生地2F及び後生地2R)を上下方向に相対移動させてその重なり具合を調整することにより、前生地2F及び後生地2Rのそれぞれに形成されている柄(1以上の透過量の異なる領域を有する)の位相変化でその採光量を調節することや、前後方向に二重のスクリーン(前生地2F及び後生地2R)の昇降を可能としている。
尚、図1(a)に示すロールスクリーンは、典型例として単なる一例を示すものであり、支持軸3Rについても室外側の後生地2Rの上端を巻き取り、或いは巻き戻しを行う巻取軸とし巻取軸3Fと同期回転させるギヤ機構を一対の支持ブラケット1における少なくとも一方に設ける構成とすることもできる。この場合でも、前生地2F及び後生地2Rのそれぞれに形成されている柄(1以上の透過量の異なる領域を有する)の位相変化でその採光量を調節することや、前後方向に二重のスクリーン(前生地2F及び後生地2R)の昇降が可能となる。
また、図1(b)に示すロールスクリーンのように、前生地2F及び後生地2Rについてそれぞれ独立して昇降操作を可能とする構成においても、前生地2F及び後生地2Rのそれぞれに形成されている柄(1以上の透過量の異なる領域を有する)の位相変化でその採光量を調節することができる。
具体的には、図1(b)に示すように、一対の支持ブラケット1により巻取軸3Fが回転可能に支持され、更に巻取軸3R’が回転不能に支持されている。巻取軸3F及び巻取軸3R’は、本例では支持ブラケット1に上下方向に所定の間隔を隔てて支持されるとともに、前後方向に僅かにオフセットした状態で支持されている。
巻取軸3Fには室内側の前生地2Fの上端部が取着され、巻取軸3R’には室外側の後生地2Rの上端部が取着されている。そして前生地2F及び後生地2Rは巻取軸3F及び巻取軸3R’から近接して重ね合わされるように垂下されている。前生地2F及び後生地2Rは同一柄を有する一枚の同一生地から形成されている。
ウェイトバー4F,4Rは、それぞれ前生地2F及び後生地2Rの下端に取着され、それぞれ前生地2F及び後生地2Rに対する錘部材として機能する部材である。
巻取軸3Fは室内側の前生地2Fの上端を巻き取り、或いは巻き戻しを行うために設けられ、巻取軸3R’は室外側の後生地2Rの上端を巻き取り、或いは巻き戻しを行うために設けられている。尚、巻取軸3F及び巻取軸3R’のそれぞれの内部には、ウェイトバー4F,4Rや前生地2F及び後生地2Rの重みによる自重降下を防止するためのブレーキユニット(ストッパー装置)が設けられている(図示せず)。
巻取軸3Fの右端には操作プーリー5Fが相対回転不能に取着され、操作プーリー5Fが回転すると巻取軸3Fも一体となって回転する。また、巻取軸3R’の左端には操作プーリー5Rが相対回転不能に取着され、操作プーリー5Rが回転すると巻取軸3Rも一体となって回転する。そして、操作プーリー5F,5Rには、本例ではボールチェーンで構成されるそれぞれの操作コード6F,6Rが掛装され、操作コード6F,6Rの操作でそれぞれ操作プーリー5F,5Rの回転操作を行うことで、巻取軸3F及び巻取軸3R’について独立して回転させ、前後方向に二重のスクリーン(前生地2F及び後生地2R)を上下方向に相対移動させてその重なり具合を調整することにより、前生地2F及び後生地2Rのそれぞれに形成されている柄(1以上の透過量の異なる領域を有する)の位相変化でその採光量を調節することや、前後方向に二重のスクリーン(前生地2F及び後生地2R)の昇降が可能となる。
図1(a),(b)では、前後方向に複数枚のスクリーンを吊下支持するロールスクリーンの典型例を例示したものであり様々な形態が想定されるが、本発明に係るロールスクリーンでは、前後方向に二重のスクリーンとするだけでなく、前後方向に3枚以上を含む複数枚のスクリーンを吊下支持する形態であればよい。特に、図1(a),(b)では、前生地2F及び後生地2Rについて同一柄を有する一枚の同一生地から形成することを想定して説明しているが、前生地2F及び後生地2Rについてそれぞれ別の柄を有する別の生地から形成することもできる。
ただし、以下では、図1(a),(b)に例示するように、前後方向に二重のスクリーン(前生地2F及び後生地2R)を上下方向に相対移動させてその重なり具合を調整することにより、前生地2F及び後生地2Rのそれぞれに形成されている柄(1以上の透過量の異なる領域を有する)の位相変化でその採光量を調節可能とする例を主として説明し、その特徴的な前生地2F及び後生地2Rのそれぞれに形成されている柄(1以上の透過量の異なる領域を有する)に関する各実施例を説明する。
(実施例1)
図2(a),(b)は、それぞれ図1(a),(b)に例示する本発明による一実施形態のロールスクリーンにおける実施例1の前生地2Fと後生地3Rの概略的な柄を示す正面図である。
実施例1において、前生地2Fと後生地3Rは、図2(a),(b)にそれぞれ示すように、同一柄を有する一枚の同一生地から形成されているが、上下に反転して吊下支持されることを想定している。
前生地2Fと後生地3Rの各々は、外光に対し低い透光性を持つ(完全には遮光しない)低透光部21の領域と、外光に対し低透光部21に比して高い透光性を持つ高透光部22の領域を有し、これによって上下、左右、又は斜め方向に規則的な柄が形成されている。より具体的には、高透光部22の柄が該柄の図心(本例では中心)Oを通る左右方向軸LRを基準に非線対称の形状を有する略五角形を有している。尚、この変形例として、低透光部21の柄が該柄の図心Oを通る左右方向軸を基準に上下方向で非線対称の形状を有する略五角形を有するものとすることもできる。
そして、前生地2Fと後生地3Rの各々において、高透光部22が列方向に等間隔に配列され、その偶数行と奇数行とで列方向に柄配列の位相を千鳥状にずらしている。尚、高透光部22が行方向に等間隔に配列し、その偶数列と奇数列とで行方向に柄配列の位相をずらしてもよい。
このような低透光部21及び高透光部22の各領域を持つ生地は、レーザーカット加工を施した生地に対し全面をボイル生地で貼付して形成することや、オパール加工を施して形成することや、ラッセルジャガード加工を施して形成することができる。或いは、刺繍加工を施して形成することや、パッチワーク加工を施して生成することや、フロントカット又はバックカットの加工を施して形成することもできる。
そして、前生地2Fと後生地3Rの重なり具合で、各生地の柄の頂点(図示するV)同士の重なり状態が上下で異なる調光変化を成すように形成されている。尚、図2に示す例では、高透光部22の柄を五角形として例示しているが、後述する実施例のように、これに限らず、三角形又はより複雑な多角形状を有するものとすることができる。
また、図2に示す例から理解されるように、高透光部22の柄を五角形として例示しているが、低透光部21及び高透光部22のうちいずれか一方を形成する柄が、頂点と正対する辺(図示するS)を持つ三角形又は多角形状を有するものとするのが多彩な模様変化を生じさせる上で好適である。
特に、低透光部21及び高透光部22のうちいずれか一方を形成する柄が、上下で異なる形状の辺を持つ形状を有するものとするのが好適である。ここで、低透光部21及び高透光部22のうちいずれか一方について、左右方向及び上下方向に複数の柄を規則的に連続配置するのが好適であるが、左右方向に1つの柄(例えば一辺側波状等)を形成し、上下方向に複数の柄を規則的に連続配置するよう形成してもよい。
図3(a)乃至(f)には、図2(a),(b)に示す実施例1に係る前生地2Fと後生地3Rについて試作し、外光を当てて、その前後生地の位相変化で模様が変化する様子を示している。図3では、まず、図3(a)に示すように前生地2Fと後生地3Rが共に全閉状態にあるときの模様を示し、この状態から図3(b)及び図3(c)にそれぞれ示すように前生地2Fのみ徐々に僅かに上昇させたときの模様変化を示している。そして、図3(c)の状態から、今度は図3(d)乃至図3(f)にそれぞれ示すように、前生地2Fのみ徐々に僅かに上昇させたときの模様変化を示している。
このように、前後方向に重なる複数のスクリーン(生地)の位相変化で多彩な模様を生じさせることができ、ロールスクリーンの意匠性を高めることができる。また、図2に示す実施例1では、低透光部21の領域に相対して、各高透光部22の領域の面積を大きく取るようにしており、多彩な模様変化とともに、幅広い多段階の調光機能を持たせることができる。
(実施例2)
図4(a),(b)は、それぞれ本発明による一実施形態のロールスクリーンにおける実施例2の前生地2Fと後生地2Rの概略的な柄を示す正面図である。
実施例2において、前生地2Fと後生地3Rは、図4(a),(b)にそれぞれ示すように、同一柄を有する一枚の同一生地から形成されているが、上下に反転して吊下支持されることを想定している。
実施例2においても、上述したように、高透光部22の柄が該柄の図心(本例では中心)を通る左右方向軸を基準に非線対称の形状を有する略五角形を有しているが、各頂点及び各辺について僅かに丸みを形成させている。
そして、前生地2Fと後生地3Rの各々において、高透光部22が列方向に等間隔に配列され、その偶数行と奇数行とで列方向に柄配列の位相を千鳥状にずらし、且つその偶数行と奇数行とで当該略五角形の柄について異なる傾斜を持たせている。
このような実施例2の構成においても、前後方向に重なる複数のスクリーン(生地)の位相変化で多彩な模様を生じさせることができ、ロールスクリーンの意匠性を高めることができる。
(実施例3)
図5(a),(b)は、それぞれ本発明による一実施形態のロールスクリーンにおける実施例3の前生地2Fと後生地2Rの概略的な柄を示す正面図である。
実施例3において、前生地2Fと後生地3Rは、図5(a),(b)にそれぞれ示すように、同一柄を有する一枚の同一生地から形成されているが、上下に反転して吊下支持されることを想定している。
実施例3においても、上述したように、高透光部22の柄が該柄の図心(本例では中心)を通る左右方向軸を基準に非線対称の形状を有する略三角形を有している。その各頂点及び各辺について僅かに丸みを形成させてもよい。
そして、前生地2Fと後生地3Rの各々において、高透光部22が列方向に等間隔に配列され、その偶数行と奇数行とで列方向に柄配列の位相を千鳥状にずらしている。その偶数行と奇数行とで当該略三角形の柄について異なる傾斜を持たせてもよい。
このような実施例3の構成においても、前後方向に重なる複数のスクリーン(生地)の位相変化で多彩な模様を生じさせることができ、ロールスクリーンの意匠性を高めることができる。
(実施例4)
図6(a),(b)は、それぞれ本発明による一実施形態のロールスクリーンにおける実施例4の前生地2Fと後生地2Rの概略的な柄を示す正面図である。
実施例4において、前生地2Fと後生地3Rは、図6(a),(b)にそれぞれ示すように、同一柄を有する一枚の同一生地から形成されているが、上下に反転して吊下支持されることを想定している。
実施例4においても、上述したように、高透光部22の柄が該柄の図心(本例では中心)を通る左右方向軸を基準に非線対称の形状を有しているが、くの字状の多角形状の柄を形成した例を示している。その各頂点及び各辺について僅かに丸みを形成させてもよい。
本例では、前生地2Fと後生地3Rの各々において、高透光部22が行方向に等間隔に配列され、その偶数列と奇数列とで行方向に柄配列の位相を千鳥状にずらしている。その偶数列と奇数列とで当該柄について異なる傾斜を持たせてもよい。
このような実施例4の構成においても、前後方向に重なる複数のスクリーン(生地)の位相変化で多彩な模様を生じさせることができ、ロールスクリーンの意匠性を高めることができる。
(実施例5)
図7(a),(b)は、それぞれ本発明による一実施形態のロールスクリーンにおける実施例5の前生地2Fと後生地2Rの概略的な柄を示す正面図である。
実施例5において、前生地2Fと後生地3Rは、図7(a),(b)にそれぞれ示すように、同一柄を有する一枚の同一生地から形成されているが、上下に反転して吊下支持されることを想定している。
実施例5においても、上述したように、高透光部22の柄が該柄の図心(本例では中心)を通る左右方向軸を基準に非線対称の形状を有しているが、高透光部22について、左右方向に1つの柄(図示する例では、一辺側波状)を形成し、上下方向に複数の柄を規則的に連続配置するよう形成してもよい。その各頂点及び各辺について僅かに丸みを形成させてもよい。
本例では、前生地2Fと後生地3Rの各々において、高透光部22が行方向に等間隔に配列され、その偶数行と奇数行とで柄を上下に反転させた柄で形成している。その偶数行と奇数行とで当該柄について異なる傾斜を持たせてもよい。
このような実施例5の構成においても、前後方向に重なる複数のスクリーン(生地)の位相変化で多彩な模様を生じさせることができ、ロールスクリーンの意匠性を高めることができる。
以上、特定の実施形態の例を挙げて本発明を説明したが、本発明は前述の実施形態の例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、上述した各実施例の生地では、低透光部21と高透光部22の二種類で柄を形成する例を説明したが、これに加えて遮光部(ほぼ100%遮光する領域)を持つ三種類で柄を形成する生地とすることもできる。また、前後方向に二重のスクリーンとするだけでなく、前後方向に3枚以上を含む複数枚のスクリーンを吊下支持するロールスクリーンとすることができる。また、前後方向の複数枚のスクリーンについてそれぞれ別の柄を有する別の生地から形成することもできる。これらにより、上述した実施例と比して、より多彩な模様を形成することができる。従って、本発明は、前述の実施形態の例に限定されるものではなく、特許請求の範囲によってのみ制限される。
本発明によれば、前後方向に重なる複数のスクリーン(生地)の位相変化で多彩な模様を生じさせることで意匠性を高めることができるため、ロールスクリーンの用途に有用である。
1 支持ブラケット
2F 前生地(前側のスクリーン)
2R 後生地(後側のスクリーン)
3F 巻取軸
3R 支持軸
3R’ 巻取軸
4,4F,4R ウェイトバー
4a ボトムパイプ
5,5F,5R 操作プーリー
6,6F,6R 操作コード
21 低透光部
22 高透光部

Claims (12)

  1. 前後方向に複数の生地を吊下支持するロールスクリーン用の生地であって、
    外光に対し低い透光性を持つ低透光部の領域と、外光に対し前記低透光部に比して高い透光性を持つ高透光部の領域を有し、前記低透光部と前記高透光部のいずれか一方の柄が該柄の図心を通る左右方向軸を基準に上下方向で非線対称の形状を有することを特徴とするロールスクリーン用の生地。
  2. 前後方向に複数の生地を吊下支持するロールスクリーンに用いて、前記複数の生地の重なり具合で、各生地の柄の頂点同士の重なり状態が上下で異なる調光変化を成すように形成されていることを特徴とするロールスクリーン用の生地。
  3. 前後方向に複数の生地を吊下支持するロールスクリーンであって、
    前記複数の生地の各々は、外光に対し低い透光性を持つ低透光部の領域と、外光に対し前記低透光部に比して高い透光性を持つ高透光部の領域を有し、前記低透光部と前記高透光部のいずれか一方の柄が該柄の図心を通る左右方向軸を基準に上下方向で非線対称の形状を有することを特徴とするロールスクリーン。
  4. 前後方向に複数の生地を吊下支持するロールスクリーンであって、
    前記複数の生地の重なり具合で、各生地の柄の頂点同士の重なり状態が上下で異なる調光変化を成すように形成されていることを特徴とするロールスクリーン。
  5. 前記複数の生地の重なり具合における位相変化で模様が変化するよう構成されていることを特徴とする、請求項3又は4に記載のロールスクリーン。
  6. 前記複数の生地の重なり具合における位相変化で2種以上の透光率を含んで模様が形成されることを特徴とする、請求項3から5のいずれか一項に記載のロールスクリーン。
  7. 前記低透光部及び前記高透光部のうちいずれか一方を形成する柄が、頂点と正対する辺を持つ三角形又は多角形状を有することを特徴とする、請求項3から6のいずれか一項に記載のロールスクリーン。
  8. 前記低透光部及び前記高透光部のうちいずれか一方を形成する柄が、上下で異なる形状の辺を持つ形状を有することを特徴とする、請求項3から7のいずれか一項に記載のロールスクリーン。
  9. 前記低透光部及び前記高透光部のうちいずれか一方を形成する柄が、左右方向及び上下方向に複数の柄を規則的に連続配置されて形成されていることを特徴とする、請求項3から8のいずれか一項に記載のロールスクリーン。
  10. 前記低透光部及び前記高透光部のうちいずれか一方を形成する柄が、左右方向に1つの柄を形成し、上下方向に複数の柄を規則的に連続配置するよう形成されていることを特徴とする、請求項3から9のいずれか一項に記載のロールスクリーン。
  11. 前記複数の生地のうち少なくとも1つが、他の生地とは異なる柄を有することを特徴とする、請求項3から10のいずれか一項に記載のロールスクリーン。
  12. 前記複数の生地のうち少なくとも一方が、外光に対し遮光する遮光部の領域を含むことを特徴とする、請求項3から11のいずれか一項に記載のロールスクリーン。
JP2018020701A 2018-02-08 2018-02-08 ロールスクリーン Active JP7101491B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018020701A JP7101491B2 (ja) 2018-02-08 2018-02-08 ロールスクリーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018020701A JP7101491B2 (ja) 2018-02-08 2018-02-08 ロールスクリーン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019138019A true JP2019138019A (ja) 2019-08-22
JP7101491B2 JP7101491B2 (ja) 2022-07-15

Family

ID=67695111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018020701A Active JP7101491B2 (ja) 2018-02-08 2018-02-08 ロールスクリーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7101491B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230087798A (ko) * 2021-12-10 2023-06-19 한국생산기술연구원 광 섬유를 이용한 발광 롤 블라인드 및 그 제어 방법

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6070639A (en) * 1998-09-04 2000-06-06 Winston; Harold M. Window shade assembly
JP2003214068A (ja) * 2002-01-24 2003-07-30 Nichibei Co Ltd ロールスクリーン
US20030194531A1 (en) * 1999-10-01 2003-10-16 Hunter Douglas Industries B.V. Architectural covering
US6651720B1 (en) * 2000-04-05 2003-11-25 Disilvestro Earnest Dual panel window shade apparatus
JP2007177416A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Ni Teijin Shoji Co Ltd 二重スクリーン装置
KR100791759B1 (ko) * 2007-06-07 2008-01-04 최창식 다양한 형상의 타공 무늬를 갖는 이중 롤 블라인드
WO2012090319A1 (ja) * 2010-12-28 2012-07-05 株式会社ナム 遮光装置
JP3203701U (ja) * 2016-02-01 2016-04-14 加聯達企業股▲ふん▼有限公司 調光スクリーン構造

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6070639A (en) * 1998-09-04 2000-06-06 Winston; Harold M. Window shade assembly
US20030194531A1 (en) * 1999-10-01 2003-10-16 Hunter Douglas Industries B.V. Architectural covering
US6651720B1 (en) * 2000-04-05 2003-11-25 Disilvestro Earnest Dual panel window shade apparatus
JP2003214068A (ja) * 2002-01-24 2003-07-30 Nichibei Co Ltd ロールスクリーン
JP2007177416A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Ni Teijin Shoji Co Ltd 二重スクリーン装置
KR100791759B1 (ko) * 2007-06-07 2008-01-04 최창식 다양한 형상의 타공 무늬를 갖는 이중 롤 블라인드
WO2012090319A1 (ja) * 2010-12-28 2012-07-05 株式会社ナム 遮光装置
JP3203701U (ja) * 2016-02-01 2016-04-14 加聯達企業股▲ふん▼有限公司 調光スクリーン構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230087798A (ko) * 2021-12-10 2023-06-19 한국생산기술연구원 광 섬유를 이용한 발광 롤 블라인드 및 그 제어 방법
KR102661584B1 (ko) 2021-12-10 2024-04-29 한국생산기술연구원 광 섬유를 이용한 발광 롤 블라인드 및 그 제어 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP7101491B2 (ja) 2022-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5165317B2 (ja) ロールブラインド
JP2019138019A (ja) ロールスクリーン用の生地、及びロールスクリーン
KR200419333Y1 (ko) 롤스크린
JP6215831B2 (ja) プリーツスクリーン
JP5662061B2 (ja) 横型ブラインド
TWM588729U (zh) 具有光透射材料之建築遮蓋物
JP3962706B2 (ja) 透光布面を有するブラインド
JP5854475B2 (ja) ブラインド
JP6685190B2 (ja) ロールスクリーン
JP2018178539A (ja) プリーツスクリーン
JP6975607B2 (ja) 映写用スクリーン
JP7102276B2 (ja) ロールスクリーンおよびロールスクリーン用スクリーン
JP2021130990A (ja) ブラインド
JP7123297B2 (ja) 映写用スクリーン
JP7032075B2 (ja) 日射遮蔽装置
JP6497859B2 (ja) プリーツスクリーン
JP2023066872A (ja) ロールスクリーン用生地、調光型ロールスクリーン、及びロールスクリーン用生地の製造方法
JP7227688B2 (ja) プリーツスクリーン
JP4897296B2 (ja) 縦型ブラインド
KR200419344Y1 (ko) 롤스크린용 카운터 웨이트 바
JP2001211993A (ja) ローマンシェード
WO2014104081A1 (ja) プリーツスクリーン
JP6840551B2 (ja) プリーツスクリーン
KR20130140292A (ko) 유리창이 구비된 문
JP2019070305A (ja) プリーツスクリーン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7101491

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R157 Certificate of patent or utility model (correction)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157