JP2019137976A - 木造床構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】軽量でありながら高い振動抑制を得ることができ、特に重量床衝撃音を低減させることのできる木造床構造を、施工性を損なうことなく提供する。【解決手段】梁部材1,2,4と柱部材3、および、梁部材同士を接合金具およびダボにより格子状につなぐことで軸組構造を形成し、格子状につながれた梁部材1,2,4の上部に木質床板5を配置することで構成される木造床構造であって、梁部材2が繊維強化樹脂材と木材とを一体化した繊維強化樹脂木材複合材である。【選択図】図1
Description
本発明は木造床構造に関する。
木質材料は、軽量で加工性がよい材料的な特徴と、癒し効果やリラックス効果などの意匠的な特徴を合わせ持ち、従来から住宅用の建築物に多く使用されてきた。近年、木材、特に国産木材の利用がさらに進められており、住宅用の建築物を含む木造建築物の大型化と高層化の技術開発が盛んに行われている。
住宅用木造建築物において複数階のフロアを有する場合、快適な居住性を得るために、比較的高い遮音性能が必要とされる。木造床の遮音性能を向上する方法として、例えば、緩衝材や充填剤を含むポリマーシートを木質板材に積層したものを床材として用いる方法がこれまで提案されている(特許文献1)。しかし、この方法で低減できるのはいわゆる軽量床衝撃音であり、集合住宅で問題となる重量床衝撃音(例えば子供の飛び跳ねなどで発生する音など)の低減には至っていない。
重量床衝撃音を低減する方法として、質量層を床構造内に設け、床構造自体の重量を積極的に増加させる方法が提案されている(特許文献2)。しかし、床重量を増加させるために、柱や梁の強度を高くせざるを得ずコスト高を招き、さらに質量層による重量や施工工程の増加により、施工性の低下を招く。
本発明は、軽量でありながら高い振動抑制を得ることができ、特に重量床衝撃音を低減させることのできる木造床構造を、施工性を損なうことなく提供することを課題とする。
本発明は、梁部材と柱部材、および、梁部材同士を接合金具およびダボにより格子状につなぐことで軸組構造を形成し、格子状につながれた梁部材の上部に木質床板を配置することで構成される木造床構造であって、梁部材が繊維強化樹脂材と木材とを一体化した繊維強化樹脂木材複合材であることを特徴とする木造床構造である。
本発明によれば、軽量でありながら高い振動抑制を得ることができ、特に重量床衝撃音を低減させることのできる木造床構造を、施工性を損なうことなく提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明は、梁部材と柱部材、および、梁部材同士を接合金具およびダボにより格子状につなぐことで軸組構造を形成し、格子状につながれた梁部材の上部に木質床板を配置することで構成される木造床構造であって、梁部材が繊維強化樹脂材と木材とを一体化した繊維強化樹脂木材複合材であることを特徴とする木造床構造である。
本発明の木造床構造の代表的な例を図1に示す。
本発明の木造床構造の代表的な例を図1に示す。
本発明では梁部材として繊維強化樹脂木材複合材を用いる。繊維強化樹脂木材複合材で梁部材の全てを構成してもよく、一部を構成してもよい。重量床衝撃音を低減する観点から、梁部材のうち小梁部材の全てを繊維強化樹脂木材複合材で構成することが好ましい。
木造床構造としては、格子状につながれた梁部材の上部に根太が設置され木質床材が該根太の上部に配置されている態様や、格子状につながれた梁部材の上部に木質床板が根太を介することなく配置されている態様であってもよい。
以下、梁部材に用いる繊維強化樹脂木材複合材について詳細に説明する。
繊維強化樹脂木材複合材は、繊維強化樹脂材と木材とを接着剤を介して一体化したものである。本発明ではこれにより、梁部材の曲げ剛性を向上させており、木造床構造の軽量性と高い振動抑制効果を両立している。
繊維強化樹脂木材複合材は、繊維強化樹脂材と木材とを接着剤を介して一体化したものである。本発明ではこれにより、梁部材の曲げ剛性を向上させており、木造床構造の軽量性と高い振動抑制効果を両立している。
[繊維]
繊維強化樹脂木材複合材における繊維強化樹脂材に用いる繊維として、無機繊維または有機繊維を用いることができる。無機繊維としては、例えば炭素繊維、ガラス繊維を用いることができる。有機繊維としては、例えばアラミド繊維、ポリアリレート繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサザール繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、ポリイミド繊維、四フッ化エチレン繊維を挙げることができる。有機繊維は、ガラス転移温度が200℃以上である有機繊維が好ましい。
繊維強化樹脂木材複合材における繊維強化樹脂材に用いる繊維として、無機繊維または有機繊維を用いることができる。無機繊維としては、例えば炭素繊維、ガラス繊維を用いることができる。有機繊維としては、例えばアラミド繊維、ポリアリレート繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサザール繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、ポリイミド繊維、四フッ化エチレン繊維を挙げることができる。有機繊維は、ガラス転移温度が200℃以上である有機繊維が好ましい。
繊維強化樹脂材では、これら無機繊維または有機繊維を、単独または2種類以上を複合して用いてもよい。繊維の形態としては、一方向に引き揃えたUD基材やその2方向以上の組合せ、織物、不織布などであり、必要とする圧縮強度に対して設計することができる。
[樹脂]
繊維強化樹脂木材複合材における繊維強化樹脂材に用いるマトリックス樹脂として、好ましくは熱硬化性樹脂を用いる。熱硬化性樹脂として、例えばフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂を用いることができる。
繊維強化樹脂木材複合材における繊維強化樹脂材に用いるマトリックス樹脂として、好ましくは熱硬化性樹脂を用いる。熱硬化性樹脂として、例えばフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂を用いることができる。
[曲げ剛性]
本発明において繊維強化樹脂木材複合材は、梁として用いられる。繊維強化樹脂木材複合材の梁の曲げ剛性は、同じ断面寸法の通常の木材製梁との対比で、例えば7〜10倍、好ましくは7〜8倍になるようにする。曲げ剛性が7倍未満であると梁部材の剛性による振動の抑制効果は小さく、木造床構造の重量が振動抑制効果の大小を主に決定することになる。他方、10倍を超える曲げ剛性は、繊維強化樹脂材による木材製梁の補強だけでは達成できない。なお、繊維強化樹脂木材複合材の梁の曲げ剛性は、繊維強化樹脂材自体の剛性や繊維強化樹脂材の配置や設計により適宜設定できる。
本発明において繊維強化樹脂木材複合材は、梁として用いられる。繊維強化樹脂木材複合材の梁の曲げ剛性は、同じ断面寸法の通常の木材製梁との対比で、例えば7〜10倍、好ましくは7〜8倍になるようにする。曲げ剛性が7倍未満であると梁部材の剛性による振動の抑制効果は小さく、木造床構造の重量が振動抑制効果の大小を主に決定することになる。他方、10倍を超える曲げ剛性は、繊維強化樹脂材による木材製梁の補強だけでは達成できない。なお、繊維強化樹脂木材複合材の梁の曲げ剛性は、繊維強化樹脂材自体の剛性や繊維強化樹脂材の配置や設計により適宜設定できる。
[表面加工]
高い振動抑制効果を発揮するためには、木材と繊維強化樹脂木材複合材とが強固に接着し一体化されていることが望ましい。そのために、繊維強化樹脂木材複合材の表面にシボ加工が施すことが好ましい。表面のシボ加工により、木材側の接着表面にシボがめり込み、物理的なアンカー効果により強固な接着を木材と繊維強化樹脂材との間で得ることができる。
高い振動抑制効果を発揮するためには、木材と繊維強化樹脂木材複合材とが強固に接着し一体化されていることが望ましい。そのために、繊維強化樹脂木材複合材の表面にシボ加工が施すことが好ましい。表面のシボ加工により、木材側の接着表面にシボがめり込み、物理的なアンカー効果により強固な接着を木材と繊維強化樹脂材との間で得ることができる。
[多孔質基材]
繊維強化樹脂材の表面に、未硬化樹脂を含浸させた多孔質基材を配置することが好ましい。この場合、接着剤が多孔質基材の孔部分に入り込み、物理的なアンカー効果を得ることができ、さらに強い接着を得ることができる。多孔質基材としては、例えば紙を用いることができ、紙基材に含浸させた未硬化樹脂と接着剤との化学結合による化学的な効果により、木材と繊維強化樹脂材との間で強固かつ高耐久性な接着を得ることができる。
繊維強化樹脂材の表面に、未硬化樹脂を含浸させた多孔質基材を配置することが好ましい。この場合、接着剤が多孔質基材の孔部分に入り込み、物理的なアンカー効果を得ることができ、さらに強い接着を得ることができる。多孔質基材としては、例えば紙を用いることができ、紙基材に含浸させた未硬化樹脂と接着剤との化学結合による化学的な効果により、木材と繊維強化樹脂材との間で強固かつ高耐久性な接着を得ることができる。
本発明は好ましい態様として、繊維強化樹脂木材複合材が、未硬化の熱硬化性樹脂を含浸させた多孔質基材を表面に配置した繊維強化樹脂材と木材とを接着剤を介して一体化させ、その後熱硬化樹脂を硬化させて得た繊維強化樹脂木材複合材である態様をとる。
本発明を、さらに実施例を挙げて具体的に説明する。
(1)木造床構造
木造床構造としての図1の形状および大きさの木造床構造(木造住宅の実寸大の1/3スケール)を作成した。梁と柱、および梁同士はL字金具を用いてビス留め固定とした。小梁B(合計3本)以外の部材は木材を用いた。
(2)振動抑制効果
加速度計を図1の所定の3か所に設置し、図1の所定の衝撃印加点をインパルスハンマーで打撃し、その際に加速度計が取得した振動データのフーリエ変換解析により、周波数63Hz(重量床衝撃音に相当する周波数)での機械インピーダンス値を算出した。3か所での機械インピーダンス値の平均値を振動抑制効果の指標とした。なお、この値が高いほど遮音試験体への衝撃印加時の振動抑制効果が大きい。
(1)木造床構造
木造床構造としての図1の形状および大きさの木造床構造(木造住宅の実寸大の1/3スケール)を作成した。梁と柱、および梁同士はL字金具を用いてビス留め固定とした。小梁B(合計3本)以外の部材は木材を用いた。
(2)振動抑制効果
加速度計を図1の所定の3か所に設置し、図1の所定の衝撃印加点をインパルスハンマーで打撃し、その際に加速度計が取得した振動データのフーリエ変換解析により、周波数63Hz(重量床衝撃音に相当する周波数)での機械インピーダンス値を算出した。3か所での機械インピーダンス値の平均値を振動抑制効果の指標とした。なお、この値が高いほど遮音試験体への衝撃印加時の振動抑制効果が大きい。
[実施例1]
図1の小梁Bの梁部材(合計3本)として、繊維強化樹脂木材複合材(幅40mm×梁成117mm×長さ1160mmの木材製梁の梁成の両面に炭素繊維強化樹脂板(厚み7mm×幅117mm×長さ1160mm、1軸方向に配向した炭素繊維を60体積%含有するビニルエステル樹脂の引抜成形品)を接着剤(光洋産業(株)製 水性高分子−イソシアネート系接着剤 主剤:KR134L 硬化剤:AX200)による接着で一体化したもの)を用い図1に記載の軸組みを作り、その上部に、縦300mm、横600mm、厚み8mmの木質合板を隙間なく並べて梁部材に釘で固定して木造床構造を作成した。なお、小梁Bとして用いた梁部材の曲げ剛性は、後述の比較例1に使用した木材製梁の7.5倍であった。表1に評価結果を示す。なお、表1では、炭素繊維強化樹脂板をCFRP板と表記する。
図1の小梁Bの梁部材(合計3本)として、繊維強化樹脂木材複合材(幅40mm×梁成117mm×長さ1160mmの木材製梁の梁成の両面に炭素繊維強化樹脂板(厚み7mm×幅117mm×長さ1160mm、1軸方向に配向した炭素繊維を60体積%含有するビニルエステル樹脂の引抜成形品)を接着剤(光洋産業(株)製 水性高分子−イソシアネート系接着剤 主剤:KR134L 硬化剤:AX200)による接着で一体化したもの)を用い図1に記載の軸組みを作り、その上部に、縦300mm、横600mm、厚み8mmの木質合板を隙間なく並べて梁部材に釘で固定して木造床構造を作成した。なお、小梁Bとして用いた梁部材の曲げ剛性は、後述の比較例1に使用した木材製梁の7.5倍であった。表1に評価結果を示す。なお、表1では、炭素繊維強化樹脂板をCFRP板と表記する。
[比較例1]
図1の小梁Bの梁部材(合計3本)として通常の木材製梁(幅40mm×梁成100mm×長さ1160mm、実施例1と同じ材質)を用いたほかは実施例と同様にして木造床構造を作成した。表1に評価結果を示す。
図1の小梁Bの梁部材(合計3本)として通常の木材製梁(幅40mm×梁成100mm×長さ1160mm、実施例1と同じ材質)を用いたほかは実施例と同様にして木造床構造を作成した。表1に評価結果を示す。
[比較例2]
図1の小梁Bの梁部材(合計3本)として、繊維強化樹脂木材複合材(幅40mm×梁成100mm×長さ1160mmの木材製梁(実施例1と同じ材質)の梁成の両面に炭素繊維強化樹脂板(厚み7mm×幅100mm×長さ1160mm、実施例1と同じ材質)を接着剤(実施例1と同じもの)による接着で一体化したもの)を用いたほかは実施例1と同様にして木造床構造を作成した。なお、小梁Bとして用いた梁部材の曲げ剛性は、比較例1に使用した木材製梁の4.9倍であった。表1に評価結果を示す。
図1の小梁Bの梁部材(合計3本)として、繊維強化樹脂木材複合材(幅40mm×梁成100mm×長さ1160mmの木材製梁(実施例1と同じ材質)の梁成の両面に炭素繊維強化樹脂板(厚み7mm×幅100mm×長さ1160mm、実施例1と同じ材質)を接着剤(実施例1と同じもの)による接着で一体化したもの)を用いたほかは実施例1と同様にして木造床構造を作成した。なお、小梁Bとして用いた梁部材の曲げ剛性は、比較例1に使用した木材製梁の4.9倍であった。表1に評価結果を示す。
[比較例3]
図1の小梁Bの梁部材(合計3本)として、通常の木材製梁(幅40mm×梁成170mm×長さ1160mm、実施例1と同じ材質)を用いたほかは実施例1と同様にして木造床構造を作成した。なお、小梁Bとして用いた梁部材の曲げ剛性は、比較例1に使用した木材製梁の4.9倍であった。表1に評価結果を示す。
図1の小梁Bの梁部材(合計3本)として、通常の木材製梁(幅40mm×梁成170mm×長さ1160mm、実施例1と同じ材質)を用いたほかは実施例1と同様にして木造床構造を作成した。なお、小梁Bとして用いた梁部材の曲げ剛性は、比較例1に使用した木材製梁の4.9倍であった。表1に評価結果を示す。
[比較例4]
図1の小梁Bの梁部材(合計3本)として、鉄鋼板(厚み3.2mm×幅100mm×長さ1160mm)2枚で梁成の両面を補強した木材(幅40mm×梁成100mm×長さ1160mm、補強は鋼鉄板の梁部材へのビス留めによる)を使用したほかは、実施例1と同様にして、木造床構造を作成した。本梁部材の曲げ剛性は、比較例1に使用した木材製梁の4.5倍であった。表1に評価結果を示す。
図1の小梁Bの梁部材(合計3本)として、鉄鋼板(厚み3.2mm×幅100mm×長さ1160mm)2枚で梁成の両面を補強した木材(幅40mm×梁成100mm×長さ1160mm、補強は鋼鉄板の梁部材へのビス留めによる)を使用したほかは、実施例1と同様にして、木造床構造を作成した。本梁部材の曲げ剛性は、比較例1に使用した木材製梁の4.5倍であった。表1に評価結果を示す。
[比較例5]
軸組上部に配置する木質合板の厚みを8mmから28mmに変更した他は比較例2同様にして木造床構造を作成した。表1に評価結果を示す。
軸組上部に配置する木質合板の厚みを8mmから28mmに変更した他は比較例2同様にして木造床構造を作成した。表1に評価結果を示す。
本発明の木造床構造は、木造建築物の床構造として好適に使用することができる。
1 大梁A(幅40mm×梁成100mm×長さ1160mm)
2 小梁B(幅40mm×長さ1160mm、梁成は実施例による)
3 通し柱(幅40mm×梁成40mm×長さ200mm)
4 小梁C(幅40mm×梁成40mm×長さ260mm)
5 床板(幅300mm×長さ600mm×厚さ8mmまたは28mm)
6 インパルスハンマーによる打撃印加点
7 加速度計取付位置(3か所・床板裏側に取付)
2 小梁B(幅40mm×長さ1160mm、梁成は実施例による)
3 通し柱(幅40mm×梁成40mm×長さ200mm)
4 小梁C(幅40mm×梁成40mm×長さ260mm)
5 床板(幅300mm×長さ600mm×厚さ8mmまたは28mm)
6 インパルスハンマーによる打撃印加点
7 加速度計取付位置(3か所・床板裏側に取付)
Claims (5)
- 梁部材と柱部材、および、梁部材同士を接合金具およびダボにより格子状につなぐことで軸組構造を形成し、格子状につながれた梁部材の上部に木質床板を配置することで構成される木造床構造であって、梁部材が繊維強化樹脂材と木材とを一体化した繊維強化樹脂木材複合材であることを特徴とする木造床構造。
- 繊維強化樹脂木材複合材の繊維強化樹脂材が、無機繊維または融点もしくはガラス転移温度が200℃以上である有機繊維を含有する熱硬化性樹脂の硬化物である、請求項1記載の木造床構造。
- 繊維強化樹脂木材複合材が、未硬化の熱硬化性樹脂を含浸させた多孔質基材を表面に配置した繊維強化樹脂材と木材とを接着剤を介して一体化させ、その後熱硬化樹脂を硬化させて得た繊維強化樹脂木材複合材である、請求項1記載の木造床構造体。
- 格子状につながれた梁部材の上部に根太が設置され、木質床材が該根太の上部に配置されている、請求項1記載の木造床構造。
- 格子状につながれた梁部材の上部に、木質床板が根太を介することなく配置されている、請求項1記載の木造床構造。
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2018
- 2018-02-06 JP JP2018019198A patent/JP2019137976A/ja active Pending
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