JP2019137418A - ラップラウンドケーサ用シート供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラップラウンドケーサにおいて折込みフラップを正確に折り曲げることを可能にするラップラウンドケーサ用シート供給装置を提供する。【解決手段】取出し機構74は、ラップラウンドケーサ用シートRを収容するマガジン61からラップラウンドケーサ用シートを取出して取出し位置まで移動させる。折り曲げガイド80は、取出し機構74によって移動されるラップラウンドケーサ用シートRに係合することにより、ラップラウンドケーサ用シートRを第2の折り曲げ線L2において折り曲げる。係合ガイド81は取出し機構74によって移動されるラップラウンドケーサ用シートRの折込みフラップF5に係合する。折込みプッシャ82はラップラウンドケーサ用シートRの後方側面における第4の折り曲げ線L4の近傍の領域を押圧する。【選択図】図4

Description

本発明は、ラップラウンドケーサにおいて物品群を包み込むように包装するラップラウンドケーサ用シートを、ラップラウンドケーサに供給するラップラウンドケーサ用シート供給装置に関する。
従来、ラップラウンドケーサのコンベヤ上を搬送される物品群に対し、搬送方向に交差する方向からラップラウンドケーサ用シートを供給するラップラウンドケーサ用シート供給装置が知られている(特許文献1、2、3)。ラップラウンドケーサ用シートは物品群が載置される底面と、底面の一方の辺に連接する後方側面と、底面の他方の辺に連接する前方側面と、前方側面において底面とは反対側の辺に連接する天面とを有する。後方側面において底面とは反対側の辺には、折込みフラップが設けられる。折込みフラップは、特許文献2に記載された装置では、物品群を底面に載置した後、タッカーにより内側に折り曲げられるとともに接着剤が塗布され、天面に接着される。これによりラップラウンドケーサ用シートは、物品群の前後と上下を取り囲む角筒状に成形される。
特許第4641256号公報 特許第4698496号公報 特許第6045883号公報
近年、コスト削減や環境問題への対応のため、ラップラウンドケーサ用シートの薄型化が進んでいる。このため、各面の間に形成される折り曲げ線における厚みとラップラウンドケーサ用シート自体の厚みとの差が小さくなってきている。このような要因により、タッカーによって折込みフラップを折り曲げる際に、折込むフラップが所定の折り曲げ線に沿って折り曲げられない場合が生じるという問題がある。
本発明は、ラップラウンドケーサにおいて折込みフラップを正確に折り曲げることを可能にするラップラウンドケーサ用シート供給装置を提供することを目的としている。
本発明は、相互に平行な第1、第2および第3の折り曲げ線によって、連接する長方形の天面と前方側面と底面と後方側面に区画され、後方側面において底面とは反対側に、第3の折り曲げ線と平行な第4の折り曲げ線を介して折込みフラップが設けられるラップラウンドケーサ用シートを供給するラップラウンドケーサ用シート供給装置である。本発明に係るラップラウンドケーサ用シート供給装置は、ラップラウンドケーサ用シートを収容するマガジンと、マガジンからラップラウンドケーサ用シートを取出して取出し位置まで移動させる取出し手段と、取出し手段によって移動されるラップラウンドケーサ用シートに係合することにより、ラップラウンドケーサ用シートを第2の折り曲げ線において折り曲げる折り曲げガイドと、取出し手段によって移動されるラップラウンドケーサ用シートの折込みフラップに係合する係合ガイドと、ラップラウンドケーサ用シートの後方側面における第4の折り曲げ線の近傍の領域を押圧する折込みプッシャと、折込みプッシャを、第4の折り曲げ線の近傍の領域を押圧する押圧位置と、取出し位置に移動されるラップラウンドケーサ用シートとの干渉と回避する待機位置とに移動させる折込みプッシャ移動手段とを備え、取出し位置に移動されるラップラウンドケーサ用シートの折込みフラップが係合ガイドに係合した状態で、折込みプッシャを待機位置から押圧位置へと移動させることにより、折込みフラップを第4の折り曲げ線に沿って折り曲げることを特徴としている。
ラップラウンドケーサ用シート供給装置は、取出し位置への移動が完了したラップラウンドケーサ用シートを、折り曲げ線に沿った方向に移動して排出するラップラウンドケーサ用シート排出手段と、係合ガイドを折込みフラップの移動経路内に位置する係合位置と、折込みフラップの移動経路から外れた退避位置とに移動させる係合ガイド移動手段とをさらに備え、取出し位置のラップラウンドケーサ用シートを排出する前に、係合ガイドを係合位置から待機位置へと移動させるように構成されていてもよい。
本発明によれば、ラップラウンドケーサにおいて折込みフラップを正確に折り曲げることが可能になる。
本発明の一実施形態であるラップラウンドケーサ用シート供給装置を備えたラップラウンドケーサの構成を示す斜視図である。 図1のラップラウンドケーサに用いられるラップラウンドケーサ用シート搬送コンベヤの側面図である。 ラップラウンドケーサ用シートの展開図である。 ラップラウンドケーサ用シート供給装置の側面図である。 係合ガイドと折込みプッシャの作用を示す図である。 ラップラウンドケーサ用シートがシート排出コンベヤに載置されたときにおける係合ガイドと折込みプッシャの状態を示す図である。 ラップラウンドケーサ用シートを取出し位置から排出するラップラウンドケーサ用シート排出機構を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態であるラップラウンドケーサ用シート供給装置を備えたラップラウンドケーサの構成を示す斜視図であり、図2はラップラウンドケーサ用シート搬送コンベヤの側面図である。図3はラップラウンドケーサ用シートの展開された状態での平面図である。
ラップラウンドケーサ10は、複数の物品が寄せ集められた物品群を1枚のラップラウンドケーサ用シートRで箱形に包装する装置である。物品は、例えば、ボトル状の容器Vであり、所定数の容器Vを単位に物品群Gとして物品供給コンベヤ12により供給される。図示例では、12本の容器Vが直立・密接した状態で縦4列、横3列に整列された物品群Gを構成する。物品群Gは、物品供給コンベヤ12の両側に設置された無端ベルト12Cに所定間隔で架け渡されるフライトバー12Fにより、搬送面上を押し進められる。
物品供給コンベヤ12の下流側には、ラップラウンドケーサ用シートRをラップラウンドケーサ用シート供給装置60(図4参照)から受け取るシート受渡部14を挟んでラップラウンドケーサ用シート搬送コンベヤ16が配置され、シート受渡部14は、上流側の固定プレート14Fと下流側のスライドプレート14Pを備える。スライドプレート14Pは、僅かに傾けられた状態でその上流側端部が固定プレート14Fの下方に滑り込んだ第1位置と、水平状態でスライドプレート14Pの下流端部がラップラウンドケーサ用シート搬送コンベヤ16の上流端に隣接する第2位置との間で往復移動可能である。
ラップラウンドケーサ用シートRは、スライドプレート14Pが第1位置に配置された状態で、シート受渡部14の側方からL字形に折り曲げられた状態で供給される。スライドプレート14Pは、フライトバー12Fにより固定プレート14Fの下流側端部まで搬送された容器群Gに同期して、スライドプレート14Pを第1位置から第2位置へ向けて移動し、これによりフライトバー12Fにより押し出される固定プレート14F上の容器群Gをスライドプレート14Pの上面へ移載する。
スライドプレート14Pは、第2位置に向かうにしたがって第1位置における傾けられた状態から徐々に水平な状態へと姿勢を変化させつつ、シート受渡部14に供給されたラップラウンドケーサ用シートRの底面の上へと移動される。スライドプレート14Pが第2位置に達すると、スライドプレート14Pは、水平な状態でシート受渡部14に供給されたラップラウンドケーサ用シートRの底面の上に位置する。
その後、スライドプレート14Pは、第1位置への移動を開始し、スライドプレート14P上の容器群Gは、引き続きフライトバー12Fによって搬送方向へと押し出され、ラップラウンドケーサ用シートRの底面へと順次移載される。これに同期して物品群Gが移載されるラップラウンドケーサ用シートRは、物品群Gの前列がL字状に折り曲げられたラップラウンドケーサ用シートRの直立部に当接した状態で、下流側のラップラウンドケーサ用シート搬送コンベヤ16へと受け渡される。なお、後述するように、ラップラウンドケーサ用シート搬送コンベヤ16では、L字状に折り曲げられ、物品群Gを載せたラップラウンドケーサ用シートRが物品群Gを中心に更に折り曲げられ、サイドフラップ同士が糊付けされて物品群Gが箱形に包装される。
ラップラウンドケーサ用シートRは、例えば直方体を展開したものに対応し、本実施形態では、図3の展開図に示される形状を呈する。図3においてラップラウンドケーサ用シートRは、相互に平行な3本の第1、第2および第3の折り曲げ線L1〜L3によって、連接する長方形の天面P1、前方側面P2、底面P3、後方側面P4に区画されている。天面P1の対向する両側辺には、対となる天面サイドフラップF1が設けられ、前方側面P2、底面P3、後方側面P4の対向する両側辺には、それぞれ対をなす前方サイドフラップF2、底面サイドフラップF3、後方サイドフラップF4が設けられる。なお、後方側面P4において底面P3とは反対側には、第3の折り曲げ線L3と平行な第4の折り曲げ線L4を介して折込みフラップF5が設けられる。
シート受渡部14に供給されるラップラウンドケーサ用シートRは、前方側面P2と底面P3の境界を画定する第2の折り曲げ線L2に沿って直角に折り曲げられL字形とされ、天面P1、前方側面P2を含む面が直立した状態で、同面が搬送方向下流側に位置する姿勢でシート受渡部14へと供給される。シート受渡部14に供給されたラップラウンドケーサ用シートRには、上述した手順で物品群Gが移載され、前列の容器Vが前方側面P2に当接された状態でラップラウンドケーサ用シート搬送コンベヤ16へと受け渡される。
物品群Gが載せられたラップラウンドケーサ用シートRがラップラウンドケーサ用シート搬送コンベヤ16に受け渡されると、ラップラウンドケーサ用シート搬送コンベヤ16の上方に配置される天面折込みガイド18(図2参照)により天面P1と前方側面P2の境界を画定する第1の折り曲げ線1に沿って天面P1が物品群Gの上に覆い被せられるように折り曲げられる。なお、天面折込みガイド18の下流側の部分下方には、天面P1の先端が直立する折込みフラップF5の先端よりも下方に位置するように、天面P1を上から押し下げる天面押込みプッシャ18Pが配置される。
また、図2に示されるように、ラップラウンドケーサ用シート搬送コンベヤ16は、搬送方向に沿って配置される一対の平行な無端ベルト20を備え、無端ベルト20の外周には、所定間隔で多数のフィンガ20Fが設けられる。フィンガ20Fは、ラップラウンドケーサ用シートRの後方側面P4に下面側から当接して、底面P3に対して後方側面P4を第3の折り曲げ線L3に沿って直立するまで折り曲げる。更に、フィンガ20Fは、直立された後方側面P4を後方から押し、物品群Gが載せられた各ラップラウンドケーサ用シートRを順次下流側へと一定間隔で搬送する。
ラップラウンドケーサ用シート搬送コンベヤ16の上流端の両側には、往復回動可能なフラップ折り曲げ片22が設けられる(図1参照)。フラップ折り曲げ片22は、フィンガ20Fにより直立された後方側面P4の両側から外側へと延出する後方サイドフラップF4に後方から係合し、これらを前方(搬送方向下流側)へ、すなわちケース内方へと折り曲げる。
更に、ラップラウンドケーサ用シート搬送コンベヤ16の搬送経路の両側方には、サイドガイド24が配置される(図1参照)。サイドガイド24は、サイドガイド駆動機構24Mにより搬送方向および幅方向に往復動可能である。サイドガイド24は各々、幅方向において前方側面P2よりも外側に位置し、直立された前方側面P2の両側から外側へと延出する前方サイドフラップF2は、ラップラウンドケーサ用シートRの搬送により、サイドガイド24の先端に押し当てられることで、後方(搬送方向上流側)へ、すなわちケース内方へと折り曲げられる。
サイドガイド24は、その後、サイドガイド駆動機構24Mにより搬送方向へラップラウンドケーサ用シートRよりも速い速度で所定距離移動され、所定間隔だけ離間される。これに並行して、フラップ折り曲げ片22により、後方サイドフラップF4が前方(搬送方向下流側)へ折り曲げられる。フラップ折り曲げ片22により前方へ折り曲げられた後方サイドフラップF4は、所定間隔離間されたサイドガイド24の内側に挿入され、後方へ折り曲げられた前方サイドフラップF2、および前方へ既に折り曲げられた後方サイドフラップF4を側方から挟み込んだ状態で、サイドガイド24は搬送方向へと移動する。すなわち、前方/後方サイドフラップF2、F4を折り曲げた状態で、ラップラウンドケーサ用シートRを後流側の固定ガイド25の間に送り込む。サイドガイド24はその後、離間された状態から元の間隔に戻され、上流側へと移動し、同様の処理を繰り返す。なお、図1には、一方の側のサイドガイド24およびサイドガイド駆動機構24Mのみが図示される。
以上の工程により、図2に示されるように、前方側面P2および後方側面P4が直立され(物品群Gを挟んで対向するように立設され)、天面P1が物品群Gの上に覆い被せられるとともに前方サイドフラップF2、後方サイドフラップF4が折り曲げられる。この状態において、天面P1が天面押込みプッシャ18Pにより押し下げられ、後方側面P4から上向きに延出する折込みフラップF5の後方面に折込みフラップ糊噴射ノズル26から接着剤が吹き付けられる。
折込みフラップ糊噴射ノズル26よりもラップラウンドケーサ用シート搬送コンベヤ16の搬送方向の下流側には、前後方向(搬送方向)に往復回動可能な折込み部材28が設けられる。折込み部材28は、前後方向に揺動することで折込みフラップF5に後方から係合し、接着剤が塗布された折込みフラップF5を天面P1の下に折り込む。なお、折込みフラップF5を折込み部材28で天面P1下に折り込む前に、不図示のガイドにより、天面P1は折込みフラップF5よりも上方位置に移動され、天面P1と折込みフラップF5との干渉が防止される。
折込み部材28の下流側において、ラップラウンドケーサ用シート搬送コンベヤ16の上方には、交互に前側トップガイド30Aおよび後側トップガイド30Bを所定間隔で複数備える無端チェーン30が搬送面に沿って配置される。前側トップガイド30Aおよび後側トップガイド30Bは、折込みフラップF5が折り込まれた天面P1の前縁および後縁を前後から保持しながら移動する。無端チェーン30の下方には、搬送されるラップラウンドケーサ用シートRの天面P1にローラを押し当て、天面P1を折込みフラップF5に圧着するための天面圧着ローラ32が配置される。
前側/後側トップガイド30A、30Bが設けられた無端チェーン30が配置される区画において、ラップラウンドケーサ用シート搬送コンベヤ16の両側方には、天面サイドフラップF1に係合して、これらを下向きに折り曲げる天面サイドフラップ折込みガイド34Aが、ラップラウンドケーサ用シートRの天面P1に沿って配置される。また、天面サイドフラップ折込みガイド34Aの下方には、底面サイドフラップF3に係合して、これらを上向きに折り曲げる底面サイドフラップ折込みガイド34Bが、ラップラウンドケーサ用シートRの底面P3に沿って配置される。ラップラウンドケーサ用シートRは、この区画を搬送される間に、天面/底面サイドフラップF1、F3が折り曲げられて略箱形のラップラウンドケースに成形される。
ラップラウンドケーサ用シート搬送コンベヤ16の搬送経路の両側方において、天面/底面サイドフラップ折込みガイド34A、34Bが設けられた区間には、サイドフラップ糊噴射ノズル36が設けられる。サイドフラップ糊噴射ノズル36は、ラップラウンドケーサ用シート搬送コンベヤ16上を搬送されるラップラウンドケーサ用シートRに向けて接着剤を噴射し、折り込まれた前方/後方サイドフラップF2、F4に接着剤を塗布する。
天面/底面サイドフラップ折込みガイド34A、34Bが設けられた区間の下流側にあって、ラップラウンドケーサ用シート搬送コンベヤ16の搬送経路の両側方には、折り曲げられた天面サイドフラップF1および底面サイドフラップF3を、接着剤が塗布された前方サイドフラップF2および後方サイドフラップF4に押し当てる側面圧着ローラ42が配置される。側面圧着ローラ42により、サイドフラップF1〜F4が糊付けされることでラップラウンドケーサ用シートRによる物品群Gの箱形包装は完了する。なお、本実施形態において、側面圧着ローラ42が配置された区間には、上方に天面圧着ローラ32が設置されている。
側面圧着ローラ42の下流側において、ラップラウンドケーサ用シート搬送コンベヤ16の搬送経路の両側方には、箱形に成形されたラップラウンドケーサ用シートRのサイドフラップF1〜F4を、接着剤が乾くまで両側から支える圧着プレート44が設けられる(図1参照)。
図4を参照してラップラウンドケーサ用シート供給装置60の構成を説明する。
マガジン61は相互に平行に配置された複数本のサイドガイド62を備え、各サイドガイド62の下端部には爪63が設けられる。サイドガイド62は傾斜して配置され、これらのサイドガイド62によって囲まれる空間内に複数枚のラップラウンドケーサ用シートRが積重ねて収容される。すなわちラップラウンドケーサ用シートRはマガジン61において傾斜した状態で収容され、最下部のラップラウンドケーサ用シートRは爪63により支持される。なおラップラウンドケーサ用シートRはマガジン61において、天面P1が上方に、すなわち折込みフラップF5が下方に位置するように定められる。
マガジン61の直下には、ラップラウンドケーサ用シートRをシート受渡部14(図1参照)へ排出するためのシート排出コンベヤ64が設けられる。シート排出コンベヤ64は固定ガイド65と無端ベルト66を有する。固定ガイド65と無端ベルト66は物品供給コンベヤ12とラップラウンドケーサ用シート搬送コンベヤ16に直交する方向に延び、無端ベルト66は後述する下部下側ガイド92によって支持される。なおシート排出コンベヤ64においてマガジン61の直下の領域は、本実施形態では取出し位置として定義される。
マガジン61の近傍には、マガジン61に保持された最下部のラップラウンドケーサ用シートRに吸着して、これを他のラップラウンドケーサ用シートRから分離させる補助取出し機構70が設けられる。補助取出し機構70は支持軸71の周りに揺動自在に支持された揺動アーム72と、揺動アーム72の揺動端に設けられた吸着盤73とを備え、揺動アーム72は駆動機構(図示せず)により駆動される。吸着盤73は、マガジン61内の最下部のラップラウンドケーサ用シートRにおける第3の折り曲げ線L3の近傍に吸着し、揺動アーム72の揺動動作により、このラップラウンドケーサ用シートRを吸引する。
シート排出コンベヤ64の下方には、取出し機構(取出し手段)74が設けられる。取出し機構74は支持軸75の周りに揺動自在に支持された揺動アーム76と、揺動アーム76の揺動端に設けられた吸着盤77とを備え、揺動アーム76は駆動機構(図示せず)により駆動される。吸着盤77は、補助取出し機構70により吸引されたラップラウンドケーサ用シートRの底面P3に吸着し、これと略同時に補助取出し機構70の吸着盤73の負圧が解放されて、ラップラウンドケーサ用シートRは取出し機構74の吸着盤77のみに吸着される。そして揺動アーム76がシート排出コンベヤ64側へ揺動して、吸着盤77はシート排出コンベヤ64よりも下側へ移動し、これによりラップラウンドケーサ用シートRはシート排出コンベヤ64へ受け渡される。
補助取出し機構70と取出し機構74は、このような動作を繰り返し、マガジン61からラップラウンドケーサ用シートRを1枚ずつ取出して、シート排出コンベヤ64の取出し位置まで移動させる。取出し位置において、シート排出コンベヤ64の固定ガイド65より外方であって補助取出し機構70の下方には、折り曲げガイド80が設けられる。折り曲げガイド80は、取出し機構74によって下方へ移動するラップラウンドケーサ用シートRの移動経路側へ円筒状に膨出する湾曲面を有する。ラップラウンドケーサ用シートRは取出し機構74によって移動される間に、折り曲げガイド80に係合することにより、第2の折り曲げ線L2において略直角に折り曲げられる。
また取出し位置において、シート排出コンベヤ64の他方の無端ベルト66より外方には、係合ガイド81と折込みプッシャ82が設けられる。係合ガイド81は係合ガイド駆動装置(係合ガイド移動手段)83によって水平方向に進退自在であり、無端ベルト66に近接し、折込みフラップF5の移動経路内に位置する係合位置と、折込みフラップF5の移動経路から外れた退避位置との間で往復動する。係合ガイド81は、突出位置に定められている状態において、取出し機構70によって移動されるラップラウンドケーサ用シートRの折込みフラップF5の下面に係合する。
折込みプッシャ82は折込みプッシャ駆動機構(折込みプッシャ移動手段)84により駆動され、ピン85の周りに揺動自在である。折込みプッシャ82はシート排出コンベヤ64上に載置されたラップラウンドケーサ用シートRの上面に当接可能であり、折込みフラップF5が係合ガイド81に係合している状態において押圧位置に定められ、ラップラウンドケーサ用シートRの後方側面P4であって、第4の折り曲げ線L4の近傍の領域を上方から押圧する。また折込みプッシャ82は、ラップラウンドケーサ用シートRがマガジン61から取出し位置に移動されるとき、ラップラウンドケーサ用シートRとの干渉を回避すべく揺動して直立状態、すなわち待機位置に定められる。
図5、6を参照して係合ガイド81と折込みプッシャ82の作用を説明する。マガジン61に保持されている状態においてラップラウンドケーサ用シートRは、符号Aで示すように、折込みフラップF5が下方に位置するように約40°の角度で傾斜している。補助取出し機構70と取出し機構74の作用によりマガジン61から取出されたラップラウンドケーサ用シートRは、取出し機構74によって、符号Bで示すように徐々に傾斜角度が小さくなるように回転しつつ下方へ移動する。この動作において前方側面P2が折り曲げガイド80に係合し、シート排出コンベヤ64に載置されたとき前方側面P2は第2の折り曲げ線L2において、底面P3に対して略直角に折り曲げられ、直立している(図4参照)。
ラップラウンドケーサ用シートRがシート排出コンベヤ64すなわち取出し位置へ移動する間、折込みプッシャ82は待機位置にあり、係合ガイド81はラップラウンドケーサ用シートRが取出し位置に到達する前に係合位置に定められる。したがってラップラウンドケーサ用シートRがシート排出コンベヤ64に載置されたとき、折込みフラップF5は係合ガイド81に係合する。この状態で、折込みプッシャ82が待機位置(図5の破線で示す状態)から押圧位置(図5の実線で示す状態)へ移動することにより、折込みフラップF5は折込みプッシャ82により押圧され、第4の折り曲げ線L4に沿って折り曲げられる。
折込みフラップF5の折り曲げ動作が完了した後、係合ガイド81は無端ベルト66から離間して退避位置に定められ、また折込みプッシャ82は待機位置に復帰する。この状態において折込みフラップF5は、図6に示すように、元の水平状態に復帰する。そしてL字形に折り曲げられたラップラウンドケーサ用シートRは、シート排出コンベヤ64によって取出し位置から排出され、シート受渡部14(図1参照)に供給される。
図7を参照して、ラップラウンドケーサ用シートRを取出し位置から排出するラップラウンドケーサ用シート排出機構(ラップラウンドケーサ用シート排出手段)90の構成を説明する。ラップラウンドケーサ用シート排出機構90は、上述したシート排出コンベヤ64と、上部ガイド91と下部下側ガイド92と下部上側ガイド93を備える。シート排出コンベヤ64には、無端ベルト66に連結され、無端ベルト66に直交する方向に延びる桟94が取付けられる。桟94は固定ガイド65(図4参照)に載置されたラップラウンドケーサ用シートRの下端部すなわち底面P3と後方側面P4に当接し、無端ベルト66を駆動することによりラップラウンドケーサ用シートRを移送する。
上部ガイド91は、シート排出コンベヤ64により移送されるラップラウンドケーサ用シートRの天面P1を挟んで案内する一対のガイド部材から成り、シート排出コンベヤ64の下流側部分からシート受渡部14(図1参照)まで延びる。下部下側ガイド92はシート排出コンベヤ64の無端ベルト66の下側を覆う断面コ字状の部材(図4参照)で、シート受渡部14まで延びる。下部上側ガイド93は、シート排出コンベヤ64の下流側部分に設けられ、底面P3が下部下側ガイド93から浮き上がるのを防止する。下部上側ガイド93は下部下側ガイド92に平行であり、下部下側ガイド92に対して、底面P3が通過できる間隙を空けて設けられる。なお、スライドプレート14Pは下部上側ガイド93の延長上に設けられる。
このようにラップラウンドケーサ用シート排出機構90は、取出し機構74によって取出し位置への移動が完了したラップラウンドケーサ用シートRを折り曲げ線L1〜L4に沿った方向に排出する。この取出し位置のラップラウンドケーサ用シートRを排出する前に、係合ガイド81は係合位置から待機位置へ直線的に移動し、また折込みプッシャ82は押圧位置から待機位置へ回転移動する。したがってラップラウンドケーサ用シートRは、折込みフラップF5は略水平状態になり、下部下側ガイド92に接触した状態で、受渡部14へ移送される。
このように、第4の折り曲げ線L4に折り癖が予め付けられているので、ラップラウンドケーサ10の折込み部材28によりラップラウンドケーサ用シートRを第4の折り曲げ線L4において折り曲げる動作では、折込みフラップF5は第4の折り曲げ線L4において正確に折り曲げられる。したがって折込みフラップF5は確実に天面P1の下側に折り込まれ、天面P1の下面に接着される。
なお係合ガイド81が係合ガイド駆動装置83によって移動可能であることは必須ではなく、折込みフラップF5の折り曲げ線L4に沿う長さによっては、固定された構成であってもよい。
61 マガジン
74 取出し機構(取出し手段)
80 折り曲げガイド
81 係合ガイド
82 折込みプッシャ
83 係合ガイド駆動装置(係合ガイド移動手段)
84 折込みプッシャ駆動機構(折込みプッシャ移動手段)
F5 折込みフラップ
L1 第1の折り曲げ線
L2 第2の折り曲げ線
L3 第3の折り曲げ線
L4 第4の折り曲げ線
P1 天面
P2 前方側面
P3 底面
P4 後方側面
R ラップラウンドケーサ用シート



Claims (2)

  1. 相互に平行な第1、第2および第3の折り曲げ線によって、連接する長方形の天面と前方側面と底面と後方側面に区画され、前記後方側面において前記底面とは反対側に、前記第3の折り曲げ線と平行な第4の折り曲げ線を介して折込みフラップが設けられるラップラウンドケーサ用シートを供給するラップラウンドケーサ用シート供給装置であって、
    前記ラップラウンドケーサ用シートを収容するマガジンと、
    前記マガジンからラップラウンドケーサ用シートを取出して取出し位置まで移動させる取出し手段と、
    前記取出し手段によって移動されるラップラウンドケーサ用シートに係合することにより、ラップラウンドケーサ用シートを前記第2の折り曲げ線において折り曲げる折り曲げガイドと、
    前記取出し手段によって移動されるラップラウンドケーサ用シートの前記折込みフラップに係合する係合ガイドと、
    ラップラウンドケーサ用シートの前記後方側面における前記第4の折り曲げ線の近傍の領域を押圧する折込みプッシャと、
    前記折込みプッシャを、前記第4の折り曲げ線の近傍の領域を押圧する押圧位置と、前記取出し位置に移動されるラップラウンドケーサ用シートとの干渉と回避する待機位置とに移動させる折込みプッシャ移動手段とを備え、
    前記取出し位置に移動されるラップラウンドケーサ用シートの前記折込みフラップが前記係合ガイドに係合した状態で、前記折込みプッシャを待機位置から押圧位置へと移動させることにより、前記折込みフラップを前記第4の折り曲げ線に沿って折り曲げることを特徴とするラップラウンドケーサ用シート供給装置。
  2. 前記取出し位置への移動が完了したラップラウンドケーサ用シートを、前記折り曲げ線に沿った方向に移動して排出するラップラウンドケーサ用シート排出手段と、
    前記係合ガイドを前記折込みフラップの移動経路内に位置する係合位置と、前記折込みフラップの移動経路から外れた退避位置とに移動させる係合ガイド移動手段とをさらに備え、
    前記取出し位置のラップラウンドケーサ用シートを排出する前に、前記係合ガイドを前記係合位置から待機位置へと移動させることを特徴とする請求項1に記載のラップラウンドケーサ用シート供給装置。
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