JP2019137380A - 電磁波利用システム - Google Patents

電磁波利用システム Download PDF

Info

Publication number
JP2019137380A
JP2019137380A JP2018073015A JP2018073015A JP2019137380A JP 2019137380 A JP2019137380 A JP 2019137380A JP 2018073015 A JP2018073015 A JP 2018073015A JP 2018073015 A JP2018073015 A JP 2018073015A JP 2019137380 A JP2019137380 A JP 2019137380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electromagnetic wave
heater
utilization system
window
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018073015A
Other languages
English (en)
Inventor
浩司 太田
Koji Ota
浩司 太田
浩太郎 福田
Kotaro Fukuda
浩太郎 福田
中村 真一郎
Shinichiro Nakamura
真一郎 中村
佳之 横山
Yoshiyuki Yokoyama
佳之 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to PCT/JP2018/021118 priority Critical patent/WO2018230358A1/ja
Priority to DE112018002999.9T priority patent/DE112018002999T5/de
Priority to CN201880038835.2A priority patent/CN110740909A/zh
Publication of JP2019137380A publication Critical patent/JP2019137380A/ja
Priority to US16/692,889 priority patent/US20200094781A1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/023Cleaning windscreens, windows or optical devices including defroster or demisting means
    • B60S1/026Cleaning windscreens, windows or optical devices including defroster or demisting means using electrical means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/04Wipers or the like, e.g. scrapers
    • B60S1/06Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by the drive
    • B60S1/08Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by the drive electrically driven
    • B60S1/0818Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by the drive electrically driven including control systems responsive to external conditions, e.g. by detection of moisture, dirt or the like
    • B60S1/0822Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by the drive electrically driven including control systems responsive to external conditions, e.g. by detection of moisture, dirt or the like characterized by the arrangement or type of detection means
    • B60S1/0833Optical rain sensor
    • B60S1/0844Optical rain sensor including a camera
    • B60S1/0848Cleaning devices for cameras on vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/56Cleaning windscreens, windows or optical devices specially adapted for cleaning other parts or devices than front windows or windscreens
    • B60S1/60Cleaning windscreens, windows or optical devices specially adapted for cleaning other parts or devices than front windows or windscreens for signalling devices, e.g. reflectors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/56Cleaning windscreens, windows or optical devices specially adapted for cleaning other parts or devices than front windows or windscreens

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

【課題】電磁波が通過する通過部の加熱を、電磁波の通過を妨げることなく行うことのできる電磁波利用システムを提供する。【解決手段】電磁波の送受のうち少なくとも一方を行う電磁波装置100、201と、電磁波装置100、201が利用する電磁波が通過する通過部1、203を加熱するヒータ11、21とを備え、ヒータ11、21は、電流が流れると発熱する発熱体111と、発熱体を保持する保持部112とを有しており、発熱体111および保持部112は、電磁波装置100、201が利用する電磁波に対して透明である。【選択図】図2

Description

本発明は、電磁波を利用する電磁波利用システムに関する。
従来、特許文献1には、車両の後方視界を撮像する車載カメラが記載されている。この従来技術では、車載カメラは、リアウインドウに近接して車室内の天井に設置され、リアウインドウを介して外部を撮像する。
この従来技術では、車載カメラは、リアウィンドウのデフォッガーのヒーター線が撮像範囲内に入らないように設置されている。デフォッガーは、ヒータ線がリアウィンドウを加熱することによってリアウインドウの曇りを晴らす装置である。
特開平2−300715号公報
この従来技術によると、車載カメラは、リアウィンドウのデフォッガーのヒーター線が撮像範囲内に入らないように設置されているので、車載カメラの視界がデフォッガーのヒーター線によって妨げられることはない。
しかしながら、この従来技術では、撮像範囲内にデフォッガーのヒーター線がないので、撮像範囲内の曇りをうまく晴らすことができない。したがって、リアウィンドウが曇る条件下では車載カメラの視界の視認性を良好に確保できない、という問題がある。
この問題は、可視光を撮影する車載カメラのみならず、レーザー光を送受する車両用レーザー装置等、電磁波を利用する種々の電磁波利用システムにおいても同様に発生する。
本発明は上記点に鑑みて、電磁波が通過する通過部の加熱を、電磁波の通過を妨げることなく行うことのできる電磁波利用システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の電磁波利用システムでは、
電磁波の送受のうち少なくとも一方を行う電磁波装置(100、201)と、
電磁波装置(100、201)が利用する電磁波が通過する通過部(1、203)を加熱するヒータ(11、21)とを備え、
ヒータ(11、21)は、電流が流れると発熱する発熱体(111)と、発熱体を保持する保持部(112)とを有しており、
発熱体(111)および保持部(112)は、電磁波装置(100、201)が利用する電磁波に対して透明である。
これにより、電磁波の通過を妨げることなく通過部(1、203)を加熱できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態における車両用撮影装置を搭載した車両の断面図である。 図1の車両用撮影装置を示す部分拡大断面図である。 ヒータの平面図である。 第1実施形態における車両用撮影装置の制御装置が実行する制御処理を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるレーザー装置を示す断面図である。 図5のVI矢視図である。
以下、実施形態について図に基づいて説明する。以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本実施形態の車両用撮影装置について図に基づいて説明する。図中、上下前後の矢印は、車両の上下前後方向を示している。車両用撮影装置は、電磁波の一種である可視光を利用する電磁波利用システムである。
図1に示すように、カメラユニット10は、車両のフロントガラス1のうち車室内側の面に取り付けられている。カメラユニット10は、車両のフロントガラス1の上部かつ左右方向の略中央部に取り付けられている。カメラユニット10は、図示しないバックミラーの近傍に位置している。
図2に示すように、カメラユニット10は、カメラ100および筐体101を有している。カメラ100は、車両の窓(本例ではフロントガラス1)を介して車両の前方の外部を撮影する。カメラ100は、電磁波の一種である可視光を撮影する電磁波装置である。フロントガラス1は、カメラ100が撮影する可視光が通過する通過部である。
カメラ100が撮影した画像データは画像処理装置20に入力される。画像処理装置20は、カメラ100の画像データを処理して、車両前方の物体を検知する。画像処理装置20の検知結果は、衝突安全制御装置21に出力される。衝突安全制御装置21は、画像処理装置20の検知結果に基づいて車両のブレーキ等を制御して、車両の衝突を防止する。
カメラ100は、筐体101に収容されている。筐体101は、カメラユニット10の外殻を構成する部材である。筐体101は、フロントガラス1に対して密着してもよいし、フロントガラス1との間に所定の隙間が設けられていてもよい。
フロントガラス1にはヒータ11が設けられている。ヒータ11は、発熱することによってフロントガラス1を加熱し、フロントガラス1の車室内側の面の曇りを晴らしたり、フロントガラス1の車室外側の面の雪や霜を融かしたりする役割を果たす。
ヒータ11は、透明薄膜状の部材である。ヒータ11は、フロントガラス1のうち車室内側の面に貼り付けられている。ヒータ11は、フロントガラス1の内部に埋め込まれていてもよい。
図3に示すように、ヒータ11は、カーボンナノチューブ111とバインダ112とを有している。カーボンナノチューブ111は、電流が流れると発熱する発熱体である。図3では、図示の都合上、カーボンナノチューブ111を破線の直線で示している。
カーボンナノチューブ111(CNTとも呼ばれる)は、中空円筒の構造をした炭素の結晶である。カーボンナノチューブ111の直径は、0.7〜70nmと髪の毛の約数万分の一である。カーボンナノチューブ111は、長さが数十μm以下のチューブ形状の物質である。
バインダ112は、カーボンナノチューブ111を保持する保持部である。バインダ112の材質は、透明な樹脂である。
例えば、ヒータ11は、バインダ112内にカーボンナノチューブ111を分散させた薄膜である。ヒータ11は、カーボンナノチューブ111を用いて形成したワイヤを用いた複数の線分状の発熱線を有していてもよい。カーボンナノチューブ111を用いて形成したワイヤの線径は数μm程度である。
カーボンナノチューブ111は、肉眼では識別できないほど細い部材である。カーボンナノチューブ111を用いて形成したワイヤも、肉眼では識別できないほど細い部材である。そのため、ヒータ11は、肉眼では透明に見える。カーボンナノチューブ111は、光りを吸収し、光の散乱を防止できる。
ヒータ11は、一対の電極113a、113bを有している。電極113a、113bはカーボンナノチューブ111に接続されている。
電極113a、113bに車両のバッテリ12から直流電圧が印加されることによって、カーボンナノチューブ111に電流が流れてカーボンナノチューブ111が発熱する。電極113a、113bは、ヒータ11の縁部に沿って細長い形状に形成されている。
通電部13は、バッテリ12から電極113a、113bへの直流電圧の印加と遮断を切り替える。通電部13は、リレーまたはスイッチを有している。通電部13の作動は、ヒータ制御装置14によって制御される。
ヒータ11は、カメラ100の視界v1の全範囲と重なるように配置されている。図3では、理解を容易にするために、カメラ100の視界v1を二点鎖線で示している。ヒータ11は、カメラ100の視界v1よりも一回り広い範囲まで配置されている。
ヒータ11の電極113a、113bは、カメラ100の視界v1の外に配置されている。これにより、カメラ100の視界v1がヒータ11によって妨げられることを回避している。
ヒータ制御装置14は、CPU、ROMおよびRAM等を含む周知のマイクロコンピュータとその周辺回路から構成され、そのROM内に記憶された制御プログラムに基づいて各種演算、処理を行い、出力側に接続された各種機器の作動を制御する。
ヒータ制御装置14の入力側には、窓表面湿度センサ15が接続されている。窓表面湿度センサ15は、窓近傍湿度センサ、窓近傍空気温度センサおよび窓表面温度センサで構成されている。
窓近傍湿度センサは、車室内のフロントガラス1近傍の車室内空気の相対湿度(以下、窓近傍相対湿度と言う。)を検出する。窓近傍空気温度センサは、フロントガラス1近傍の車室内空気の温度を検出する。窓表面温度センサは、フロントガラス1の表面温度を検出する。
通電部13、ヒータ制御装置14および窓表面湿度センサ15は、ヒータ11の作動を制御するヒータ制御部である。
ヒータ制御装置14は、図4のフローチャートに示す制御処理を実行する。図4のフローチャートは、ヒータ制御装置14が実行する制御プログラムのサブルーチンを示している。
まず、ステップS100では、窓表面湿度センサ15の検出値に基づいて、フロントガラス1の車室内側表面の相対湿度RHW(以下、窓表面相対湿度と言う。)を算出する。
窓表面相対湿度RHWは、フロントガラス1が曇る可能性を表す指標である。具体的には、窓表面相対湿度RHWの値が大きいほど、フロントガラス1が曇る可能性が高いことを意味する。
ステップS110では、窓表面相対湿度RHWが閾値α以上であるか否かを判定する。ステップS110にて窓表面相対湿度RHWが閾値α以上であると判定した場合、ステップS120へ進み、ヒータ11を発熱させる。具体的には、ヒータ制御装置14は、車両のバッテリ12からヒータ11の電極113a、113bに直流電圧を印加する。
これにより、フロントガラス1が曇る可能性が高い場合、ヒータ11によってフロントガラス1を加熱してフロントガラス1の曇りを防止したり、フロントガラス1が曇った場合、ヒータ11によってフロントガラス1を加熱してフロントガラス1の曇りを晴らしたりすることができる。
一方、ステップS110にて窓表面相対湿度RHWが閾値α以上でないと判定した場合、ステップS130へ進み、ヒータ11の発熱を停止させる。具体的には、ヒータ制御装置14は、ヒータ11の電極113a、113bへの直流電圧の印加を遮断する。
本実施形態では、フロントガラス1を加熱するヒータ11が、フロントガラス1のうちカメラ100の視界v1に対応する位置に配置されている。ヒータ11は、カーボンナノチューブ111とバインダ112とを有している。カーボンナノチューブ111は、肉眼では識別できない部材である。バインダ112は、透明な材質で形成されている。
これによると、カメラ100の視界v1内にヒータ11があるので、視界v1の曇りを良好に晴らすことができる。さらに、ヒータ11のカーボンナノチューブ111は肉眼で識別できない部材であり、ヒータ11のバインダ112は透明な材質で形成されているので、ヒータ11を透明にすることができる。したがって、ヒータ11がカメラ100の視界v1を妨げることを回避できる。
本実施形態では、ヒータ11の発熱体がカーボンナノチューブ111で形成されている。これによると、カーボンナノチューブ111は、光りを吸収し、光の散乱を防止できるので、ヒータ11の透明性を高めることができる。
本実施形態では、通電部13、ヒータ制御装置14および窓表面湿度センサ15は、フロントガラス1が曇る可能性を判定し、フロントガラス1が曇る可能性が高くなった場合、ヒータ11に電流を流す。これにより、ヒータ11を効率的に作動させることができる。
通電部13、ヒータ制御装置14および窓表面湿度センサ15は、フロントガラス1が曇っているか否かを判定し、フロントガラス1が曇っていると判定した場合、ヒータ11に電流を流してもよい。これによると、ヒータ11を効率的に作動させることができる。
本実施形態では、ヒータ11の電極113a、113bは、肉眼で識別できる部材であり、視界v1の外部に配置されている。これによると、肉眼で識別できる電極113a、113bがカメラ100の視界v1を妨げることを回避できる。
(第2実施形態)
上記実施形態では、ヒータ11を備える車両用撮影装置について説明したが、本実施形態では、ヒータ21を備える車両用レーザー装置20について図5および図6に基づいて説明する。
車両用レーザー装置20は、レーザー光をパルス状に照射し、物体に反射されて帰ってくるまでの時間から対象物の距離や方向、属性などを測定する装置であり、例えば車両の自動運転用センサーとして用いられる。
車両用レーザー装置20は、レーザー送受器201、筐体202およびカバー203を有している。レーザー送受器201は、レーザー光を照射するとともに、物体に反射されて帰ってきたレーザー光を受けることによって物体の検知や物体までの距離の測定を行う機器である。
例えば、車両用レーザー装置20は、車両の図示しないバンパーに取り付けられていて、車両の前方に向けてレーザー光を照射するとともに、車両の前方から帰ってきたレーザー光を受ける。車両用レーザー装置20が照射するレーザー光は、例えば近赤外線の波長を持つレーザー光である。
レーザー送受器201の作動は、自動運転制御装置22によって制御される。レーザー送受器201による検知結果および測定結果は、自動運転制御装置22に入力される。自動運転制御装置22は、レーザー送受器201による検知結果および測定結果に基づいて、車両の自動運転を行う。
レーザー送受器201は、筐体202およびカバー203によって密閉された空間に収容されている。筐体202およびカバー203は、レーザー送受器201を収容するとともにレーザー送受器201を保護する部材である。筐体202は、レーザー送受器201が送受するレーザー光が通過しない領域に配置されている。カバー203は、レーザー送受器201が送受するレーザー光が通過する領域に配置されている。カバー203は、樹脂によって形成されている。
ヒータ21は、上記第1実施形態のヒータ11と同様の透明薄膜状の部材であり、カーボンナノチューブとバインダとを有している。ヒータ21のカーボンナノチューブおよびバインダは、レーザー送受器201が送受するレーザー光に対して透明である。
レーザー送受器201が送受するレーザー光に対するヒータ21の透明度は80%以上である。したがって、カバー203におけるレーザー光の通過をヒータ21が妨げることを回避できる。レーザー送受器201が送受するレーザー光に対するヒータ21の透明度は95%程度であるのが好ましい。
ヒータ21は、カバー203の内側の面に接着により貼り付けられている。ヒータ21は、カバー203の外側の面に貼り付けられていてもよい。ヒータ21は、カバー203にインサート成形されていてもよい。
ヒータ21は、カバー203表面の湾曲形状に追従する柔軟性を有している。ヒータ21は、カバー203のうちレーザー送受器201が送受するレーザー光が通過する領域の一部または全部に設けられている。
カバー203およびヒータ21は、レーザー送受器201が送受するレーザー光に対して透明である。換言すれば、カバー203およびヒータ21は、レーザー送受器201が送受するレーザー光を透過する。
ヒータ21の図示しない電極に車両の図示しないバッテリから直流電圧が印加されることによって、ヒータ21の図示しないカーボンナノチューブに電流が流れてカーボンナノチューブが発熱する。ヒータ21の電極は、ヒータ21の縁部に沿って細長い形状に形成されている。
筐体202およびカバー203は密閉空間を形成しているので、密閉空間内外の温度差によってカバー203の内側に曇りが生じることがある。冬期には、カバー203の外側に雪が付着することがある。
本実施形態では、ヒータ21がカバー203を加熱するので、カバー203内側の曇りを良好に晴らしたり、カバー203外側の雪を良好に融かしたりすることができる。
しかも、ヒータ21は、レーザー送受器20が利用するレーザー光に対して透明であるので、カバー203を通過するレーザー光がヒータ21に妨げられることを回避できる。
カバー203は樹脂で形成されているので、カバー203がガラスで形成されている場合と比較してカバー203におけるレーザー光の吸収量を低く抑えることができる。
(他の実施形態)
上記実施形態を適宜組み合わせ可能である。上記実施形態を例えば以下のように種々変形可能である。
(1)上記第1実施形態では、ヒータ11は、フロントガラス1のうちカメラ100の視界v1よりも一回り広い範囲まで配置されているが、ヒータ11は、フロントガラス1の全体に配置されていてもよい。これにより、フロントガラス1が曇ることを良好に防止できる。ヒータ11は透明であるので、ヒータ11が乗員の視界を妨げることを抑制できる。
(2)上記第1実施形態では、カメラユニット10およびヒータ11は、フロントガラス1に配置されているが、カメラユニット10およびヒータ11は、例えばリヤガラス等、フロントガラス1以外の窓に配置されていてもよい。
(3)上記第1実施形態では、ヒータ11はフロントガラス1に配置されているが、ヒータ11は、車両のヘッドライトカバー等、灯火器(すなわち、可視光を照射する装置)を保護するカバーに配置されていてもよい。灯火器のカバーの材質は、ガラスや樹脂等である。
(4)上記第1実施形態では、ヒータ11の発熱体としてカーボンナノチューブ111が用いられているが、ヒータ11の発熱体として金属粒子、カーボン粒子、金属酸化物粒子等の肉眼では識別できない部材が用いられていてもよい。すなわち、カメラ100が撮影する光に対して透明な種々の部材が用いられていればよい。
(5)上記第1実施形態では、車両の衝突を防止するためにカメラ100の画像データを利用するが、これに限定されるものではなく、車線逸脱防止や車間距離測定等、種々の用途にカメラ100の画像データを利用してもよい。
(6)上記第1実施形態のカメラ100は、可視光を撮影するカメラであるが、赤外光や紫外光を撮影するカメラであってもよい。
(7)上記第2実施形態の車両用レーザー装置20は、車両の前方に向けてレーザー光を送受するが、レーザー送受器201を水平面内で回転させながらレーザー光を送受するようになっていてもよい。その場合、ヒータ21をレーザー送受器201とともに回転させるか、レーザー送受器201を360度囲むようにヒーター21を設ければよい。
(8)上記第2実施形態ではヒータ21が車両用レーザー装置20に用いられているが、ヒータ21が車両用電波装置に用いられていてもよい。車両用電波装置は、電波を照射し、物体に反射されて帰ってくるまでの時間から対象物の距離や方向、属性などを測定する装置であり、例えば車両の自動運転用センサーとして用いられる。
この場合、ヒータ21が車両用電波装置のカバーの曇りを除去することによって、曇りによる水分が電波に影響することを防止できる。
(9)上記第2実施形態では、ヒーター21の発熱体はカーボンナノチューブであるが、ヒーター21の発熱体は酸化インジウム錫や銀メッシュ等であってもよい。すなわち、レーザー送受器20が利用するレーザー光に対して透明な種々の部材が用いられていればよい。
(10)上記実施形態では、電磁波利用システムの具体例として、車両用撮影装置および車両用レーザー装置を示したが、電磁波利用システムは、据置型の撮影装置や据置き型のレーザー装置等であってもよい。
1 フロントガラス(窓)
11 ヒータ
13 通電部(ヒータ制御部)
14 ヒータ制御装置(ヒータ制御部)
15 窓表面湿度センサ(ヒータ制御部)
100 カメラ
111 カーボンナノチューブ(発熱体)
112 バインダ(保持部)
上記目的を達成するため、請求項1に記載の電磁波利用システムでは、
電磁波の送受のうち少なくとも一方を行う電磁波装置(100、201)と、
電磁波装置(100、201)が利用する電磁波が通過する通過部(1、203)を加熱するヒータ(11、21)とを備え、
ヒータ(11、21)は、電流が流れると発熱する発熱体(111)と、発熱体を保持する保持部(112)とを有しており、
発熱体(111)および保持部(112)は、電磁波装置(100、201)が利用する電磁波に対して透明であり、
電磁波装置は、水平面内で回転しながら電磁波を送受し、
ヒータは、電磁波装置とともに回転する、または電磁波装置を水平方向に360度囲んでいる。

Claims (9)

  1. 電磁波の送受のうち少なくとも一方を行う電磁波装置(100、201)と、
    前記電磁波装置が利用する前記電磁波が通過する通過部(1、203)を加熱するヒータ(11、21)とを備え、
    前記ヒータは、電流が流れると発熱する発熱体(111)と、前記発熱体を保持する保持部(112)とを有しており、
    前記発熱体および前記保持部は、前記電磁波装置が利用する前記電磁波に対して透明である電磁波利用システム。
  2. 前記発熱体は、カーボンナノチューブで形成されている請求項1に記載の電磁波利用システム。
  3. 前記通過部は樹脂で形成されている請求項2に記載の電磁波利用システム。
  4. 前記電磁波装置(201)は、前記通過部を介してレーザー光を照射するとともに、物体に反射されて帰ってきた前記レーザー光を受ける装置であり、
    前記電磁波は、前記電磁波装置が利用する前記レーザー光であり、
    前記通過部は、前記電磁波装置を保護するカバー(203)である請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電磁波利用システム。
  5. 前記電磁波装置は、前記通過部を介して車両の外部を撮影するカメラ(100)であり、
    前記通過部は前記車両の窓(1)であり、
    前記ヒータは、前記窓のうち前記カメラの視界(v1)に対応する位置に配置されている請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電磁波利用システム。
  6. 前記窓が曇る可能性を判定し、前記窓が曇る可能性が高くなった場合、前記ヒータに電流を流すヒータ制御部(13、14、15)を備える請求項5に記載の電磁波利用システム。
  7. 前記窓が曇っているか否かを判定し、前記窓が曇っていると判定した場合、前記ヒータに電流を流すヒータ制御部(13、14、15)を備える請求項5に記載の電磁波利用システム。
  8. 前記ヒータは、前記発熱体に接続された一対の電極(113a、113b)を有しており、
    前記電極は、前記視界(v1)の外部に配置されている請求項5ないし7のいずれか1つに記載の電磁波利用システム。
  9. 前記電磁波装置は、前記通過部を介して可視光を照射する装置であり、
    前記電磁波は、前記電磁波装置が照射する前記可視光であり、
    前記通過部は、前記電磁波装置を保護するカバーである請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電磁波利用システム。
JP2018073015A 2017-06-13 2018-04-05 電磁波利用システム Pending JP2019137380A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/021118 WO2018230358A1 (ja) 2017-06-13 2018-06-01 電磁波利用システム
DE112018002999.9T DE112018002999T5 (de) 2017-06-13 2018-06-01 System zur Nutzung elektromagnetischer Wellen
CN201880038835.2A CN110740909A (zh) 2017-06-13 2018-06-01 电磁波利用系统
US16/692,889 US20200094781A1 (en) 2017-06-13 2019-11-22 Electromagnetic wave utilizing system

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017116049 2017-06-13
JP2017116049 2017-06-13
JP2018023783 2018-02-14
JP2018023783 2018-02-14

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019137380A true JP2019137380A (ja) 2019-08-22

Family

ID=67693061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018073015A Pending JP2019137380A (ja) 2017-06-13 2018-04-05 電磁波利用システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20200094781A1 (ja)
JP (1) JP2019137380A (ja)
CN (1) CN110740909A (ja)
DE (1) DE112018002999T5 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021117026A (ja) * 2020-01-23 2021-08-10 株式会社デンソーウェーブ センサ収容装置
WO2021200590A1 (ja) * 2020-03-30 2021-10-07 積水ポリマテック株式会社 防曇発熱体
JP2022007764A (ja) * 2020-06-26 2022-01-13 株式会社デンソー 車両用のヒータシステム
EP4024076A1 (en) 2020-12-30 2022-07-06 Intops. Co., Ltd. Radome structure having heating and lighting function and method therefor
WO2023195359A1 (ja) * 2022-04-08 2023-10-12 株式会社デンソー 測距装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102020113199A1 (de) * 2020-05-15 2021-11-18 K. L. Kaschier- Und Laminier Gmbh Bilderfassungsanordnung eines Kraftfahrzeugs
JP2022052458A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 キヤノン株式会社 撮像装置
US20240166015A1 (en) * 2022-11-18 2024-05-23 Denso Corporation System for electrically heating vehicle windshield

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010045014A (ja) * 2008-07-17 2010-02-25 Fujifilm Corp 曲面状成形体及びその製造方法並びに車両灯具用前面カバー及びその製造方法
JP2010155484A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Kanto Auto Works Ltd バックガイドモニターカメラ装置
US20140117003A1 (en) * 2012-03-21 2014-05-01 Lg Chem, Ltd. Heating element and method for manufacturing same
WO2016073144A1 (en) * 2014-11-03 2016-05-12 Illinois Tool Works Inc. Transmissive front-face heater for vehicle sensor system
JP2016078835A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 株式会社デンソー 防曇装置
WO2016129699A1 (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 日本板硝子株式会社 ウインドシールド

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05286418A (ja) * 1992-04-15 1993-11-02 Tokai Rika Co Ltd 消曇用ヒータ付きエレクトロクロミックミラー
JP2878922B2 (ja) * 1993-03-04 1999-04-05 シャープ株式会社 車載用カメラ装置
WO2001069173A1 (en) * 2000-03-10 2001-09-20 Spectra Precision Inc. Versatile transmitter and receiver for position measurement
JP2006335115A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Junji Mizuma 自動車用融雪ヒータ
JP5090960B2 (ja) * 2008-02-19 2012-12-05 富士重工業株式会社 ウインドウガラス加熱装置
EP3237255B1 (en) * 2014-12-22 2020-01-08 Illinois Tool Works Inc. Dual plane heater for vehicle sensor system
JP2017144937A (ja) * 2016-02-19 2017-08-24 トヨタ自動車株式会社 撮像システム
KR102596489B1 (ko) * 2016-10-10 2023-11-01 한화비전 주식회사 감시 카메라용 냉각장치

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010045014A (ja) * 2008-07-17 2010-02-25 Fujifilm Corp 曲面状成形体及びその製造方法並びに車両灯具用前面カバー及びその製造方法
JP2010155484A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Kanto Auto Works Ltd バックガイドモニターカメラ装置
US20140117003A1 (en) * 2012-03-21 2014-05-01 Lg Chem, Ltd. Heating element and method for manufacturing same
JP2016078835A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 株式会社デンソー 防曇装置
WO2016073144A1 (en) * 2014-11-03 2016-05-12 Illinois Tool Works Inc. Transmissive front-face heater for vehicle sensor system
WO2016129699A1 (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 日本板硝子株式会社 ウインドシールド

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021117026A (ja) * 2020-01-23 2021-08-10 株式会社デンソーウェーブ センサ収容装置
JP7380243B2 (ja) 2020-01-23 2023-11-15 株式会社デンソーウェーブ センサ収容装置
WO2021200590A1 (ja) * 2020-03-30 2021-10-07 積水ポリマテック株式会社 防曇発熱体
JP2022007764A (ja) * 2020-06-26 2022-01-13 株式会社デンソー 車両用のヒータシステム
JP7380447B2 (ja) 2020-06-26 2023-11-15 株式会社デンソー 車両用のヒータシステム
EP4024076A1 (en) 2020-12-30 2022-07-06 Intops. Co., Ltd. Radome structure having heating and lighting function and method therefor
WO2023195359A1 (ja) * 2022-04-08 2023-10-12 株式会社デンソー 測距装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20200094781A1 (en) 2020-03-26
DE112018002999T5 (de) 2020-02-27
CN110740909A (zh) 2020-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2019171745A1 (ja) 電磁波利用システム
JP2019137380A (ja) 電磁波利用システム
WO2018230358A1 (ja) 電磁波利用システム
JP6377115B2 (ja) 電気加熱可能なバッフルプレートを備えたウインドガラス装置、当該ウインドガラス装置の製造方法および使用方法
JP6303974B2 (ja) 車載カメラ装置及び車載システム
CN104670091B (zh) 利用投影单元的增强现实车道变更辅助系统
JP7180305B2 (ja) ウィンドウガラス加熱装置
EP2431225A1 (en) Method for an automotive hazardous detection and information system
EP3444593B1 (en) Vehicle-mounted optical device and vehicle-mounted optical system
CN111279246B (zh) 摄像机装置、后视设备和机动车
JP7142428B2 (ja) 加熱装置
CN1953191A (zh) 安装在机动车上帮助驱动和/或自动启动该机动车上所设置系统的光学传感器装置
US20200094788A1 (en) Snow and ice melting device
JP6897351B2 (ja) 車両用防曇装置
JP2004112329A (ja) 撮像システム
JP2009029245A (ja) 車両用防眩装置
JP2019004254A (ja) 車両用撮影装置
US11034300B2 (en) Door mirror
JP2005132344A (ja) 赤外線暗視装置のための車両赤外線放射源
JP2012062038A (ja) 車両用アウトサイドミラー
JP2009248665A (ja) 路面凍結警報装置
JP4565347B2 (ja) 車両用灯具のヒータ装置
US10131272B2 (en) Warning light system with dedicated windshield heating element
JP2019004255A (ja) 車両用撮影装置
JP2019155947A (ja) 車両用電磁波利用システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190426

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200618

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201110