JP2019136324A - 折板屋根用ロープ固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 屋根上への運搬・設置・移設が容易な折板屋根用ロープ固定具を提供する。【課題を解決するための手段】 角ハゼ式折板屋根1の角ハゼ部3の首部3cを左右両側から挟んで着脱自在に挟持するとともに、上端側が角ハゼ部3の上方へ延設された第1の挟持部材21及び3つの第2の挟持部材40−1乃至40−3と、角ハゼ部3より上側位置で第1の挟持部材21に3つの第2の挟持部材40−1乃至40−3を着脱自在に締結することにより、第1、第2の挟持部材21、40−1乃至40−3により角ハゼ部3の首部3cを挟持させる多数組のボルト50、座金付きナット51とを備える。第1の挟持部材21は角ハゼ部3の長手方向に沿って延設されており、3つの第2の挟持部材40−1乃至40−3は互いに角ハゼ部3の長手方向に併設して第1の挟持部材21に着脱自在である。第1の挟持部材21にはロープ取り付け孔24乃至26が穿設してある。【選択図】 図4

Description

本発明は折板屋根用ロープ固定具に係り、とくに屋根上や屋根下などの屋根周りでの作業時に作業者の安全を確保するためのロープを固定可能とした折板屋根用ロープ固定具に関する。
屋根上や屋根下などの屋根周りでの作業を無足場で行う場合、作業者の安全を確保するため、身体に安全帯を装着し、安全帯をフック付のロープを用いて屋根上に設けた支点に連結する必要がある。従来は例えば実用新案登録第3076202号公報記載の折板屋根用の親綱張設用支柱取付具の如く、折板屋根の隣接する重合突出条部間に2本のアングル材を架設し、これらアングル材を用いて親綱張設用支柱を立設し、支柱上端部に装着した連結環に親綱のフックを掛止して、親綱に作業者の命綱を取り付けるようにしている。
けれども、上記した従来の技術では、2本のアングル材と親綱張設用支柱が必要であり、重量が重くまた嵩張るために屋根上への運搬・設置が難儀であり、また作業者が落下して親綱が引っ張られると、アングル材やアングル材と折り板屋根との締結部材に支柱から大きな曲げモーメントを受けるので、予め充分な強度を確保しておかなければならず、それによっても重量が重くなるという問題があった。
実用新案登録第3076202号公報
本発明は上記した従来技術の問題に鑑みなされたもので、屋根上への運搬・設置・移設が容易な折板屋根用ロープ固定具を提供することを、その目的とする。
請求項1記載の発明では、
ハゼ式折板屋根のハゼ部の首部を左右両側から挟んで着脱自在に挟持するとともに、上端側がハゼ部の上方へ延設された第1の挟持部材及び複数の第2の挟持部材と、
ハゼ部より上側位置で第1の挟持部材に複数の第2の挟持部材を着脱自在に締結することにより、第1、第2の挟持部材によりハゼ部の首部を挟持させる締結部材と、
を備え、
第1の挟持部材はハゼ部の長手方向に沿って延設されており、複数の第2の挟持部材は互いにハゼ部の長手方向に併設して第1の挟持部材に着脱自在とし、
第1の挟持部材の内のハゼ部より上側に、ロープを取り付けるロープ取り付け部が設けられていること、
を特徴としている。
請求項2記載の発明では、
ハゼ部は断面がL字状の角ハゼ部であり、第1の挟持部材は、角ハゼ部の立ち上がり部と横方向へ膨出した膨出部の内、立ち上がり部の外側面で、膨出部側とは逆側の外側面に面で当接するようにしたこと、
を特徴としている。
請求項3記載の発明では、
第1、第2の挟持部材の下端部がハゼ部の基端近くで折板屋根に沿って左右方向にL字状に曲げられていること、
を特徴としている。
請求項4記載の発明では、
第2の挟持部材の上端部は第1の挟持部材から離れる方向へL字状に曲げられていること、
を特徴としている。
請求項5記載の発明では、
第1の挟持部材はアルミ製のプレート材から成り、複数の第2の挟持部材は鋼製のプレート材から成ること、
を特徴としている。
請求項6記載の発明では、
ハゼ式折板屋根のハゼ部の首部を左右両側から挟んで着脱自在に挟持するとともに、上端側がハゼ部の上方へ延設された複数組の第1の挟持部材及び第2の挟持部材と、
ハゼ部の上側位置で第1の挟持部材と第2の挟持部材を着脱自在に締結することにより、第1、第2の挟持部材によりハゼ部の首部を挟持させる締結部材と、
ロープを取り付けるロープ取り付け部を有し、複数の第1の挟持部材と複数の第2の挟持部材の内の一方または両方に着脱自在に装着可能なロープ取り付け部材と、
複数の第1の挟持部材と複数の第2の挟持部材の内のロープ取り付け部材が装着される前記一方または両方と、ロープ取り付け部材を着脱自在に締結する締結部材と、
を備え、
ロープ取り付け部材はハゼ部の長手方向に沿って延設されており、複数組の第1の挟持部材と第2の挟持部材は互いにハゼ部の長手方向に併設してハゼ部の首部に着脱自在としたこと、
を特徴としている。
請求項7記載の発明では、
ハゼ部は丸ハゼ部であること、
を特徴としている。
請求項8記載の発明では、
複数の第1の挟持部材と複数の第2の挟持部材の内のロープ取り付け部材が装着される前記一方または両方の上端部は、L字状に曲げられた延設部となっており、該延設部にロープ取り付け部材のL字状に曲げられた下端部を着脱自在に締結可能としたこと、
を特徴としている。
請求項9記載の発明では、
複数の第1の挟持部材と複数の第2の挟持部材の内の一方の上端部は、他方の上端部から離れる方向へL字状に曲げられていること、
を特徴としている。
請求項10記載の発明では、
第1、第2の挟持部材の下端部がハゼ部の基端近くで折板屋根に沿って左右方向にL字状に曲げられていること、
を特徴としている。
請求項11記載の発明では、
ロープ取り付け部材はアルミ製のプレート材から成り、第1、第2の挟持部材は鋼製のプレート材から成ること、
を特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、左右両側からハゼ部の首部を挟持する第1の挟持部材と第2の挟持部材の内、第1の挟持部材にロープ取り付け部を設けたので、第1、第2の挟持部材とは別にロープ取り付け部材を装備するのに比べて、部材が少なくて済み、器具の小型化が容易で、屋根上への運搬・設置・移設が容易となる。また、複数の第2の挟持部材に対し、第1の挟持部材を1つとしたので、これによっても部材が少なくて済み、屋根上への運搬・設置・移設が容易となる。また、第1の挟持部材をハゼ部に沿って前後に延設し、第1の挟持部材に着脱自在な複数の第2の挟持部材を互いにハゼ部の長手方向に併設したことにより、ハゼ部に対し複数箇所で挟着できるので、装着強度を高くすることができる。
請求項2記載の発明によれば、第1の挟持部材が角ハゼ部の立ち上がり部の外側面と面で当接するので、大きな接触摩擦が得られ、装着強度がより大きくなる。
請求項3記載の発明によれば、第1、第2の挟持部材の下端部が折板屋根に当接することで、大きな接触摩擦が得られ、装着強度がより大きくなる。
請求項4記載の発明によれば、第2の挟持部材の上端部がL字状に曲げられているので、部材強度がより大きくなる。
請求項5記載の発明によれば、第1の挟持部材がアルミ製のプレート材から成るので、器具の軽量化が図られる。
請求項6記載の発明によれば、左右両側からハゼ部の首部を挟持する複数の第1の挟持部材と複数の第2の挟持部材の内、一方または両方に直接、ロープ取り付け部材を締結するようにしたので、器具の小型化か容易で、屋根上への運搬・設置・移設が容易となる。また、ロープ取り付け部材をハゼ部の長手方向に沿って延設し、複数組の第1の挟持部材と第2の挟持部材は互いにハゼ部の長手方向に併設してハゼ部の首部に着脱自在としたことにより、ハゼ部に対し複数箇所で挟着できるので、装着強度を高くすることができる。
請求項7記載の発明によれば、丸ハゼ式折板屋根の丸ハゼ部に着脱自在に装着可能となる。
請求項8記載の発明によれば、複数の第1の挟持部材と複数の第2の挟持部材の内のロープ取り付け部材が装着される前記一方または両方の上端部と、ロープ取り付け部材の下端部がL字状に曲げられているので、器具の強度が大きくなる。
請求項9記載の発明によれば、第1、第2の挟持部材の下端部が折板屋根に当接することで、大きな接触摩擦が得られ、装着強度がより大きくなる。
請求項10記載の発明によれば、複数の第1の挟持部材と複数の第2の挟持部材の内の一方の上端部がL字状に曲げられているので、部材強度がより大きくなる。
請求項11記載の発明によれば、ロープ取り付け部材がアルミ製のプレート材から成るので、器具の軽量化が図られる。
図1は本発明に係る折板屋根用ロープ固定具を角ハゼ式折板屋根に装着した状態を示す一部省略した正面図である(実施例1)。 図1の一部省略した右側面図である。 図1の一部省略した左側面図である。 図1中の折板屋根用ロープ固定具を示す外観斜視図である。 図4中の第1の挟持部材を示す外観斜視図である。 第1の挟持部材の正面図である。 第1の挟持部材の右側面図である。 第1の挟持部材の左側面図である。 第1の挟持部材の平面図である。 第2の挟持部材を示す外観斜視図である。 図11の(1)は第2の挟持部材の正面図、(2)は右側面図、(3)は左側面図、(4)は平面図である。 第1実施例に係る折板屋根用ロープ固定具の使用方法の説明図である。 図13は本発明に係る折板屋根用ロープ固定具を丸ハゼ式折板屋根に装着した状態を示す一部省略した正面図である(実施例2)。 図13の一部省略した右側面図である。 図13の一部省略した左側面図である。 図13中の折板屋根用ロープ固定具を示す外観斜視図である。 図13中の第1、第2の挟持部材の締結状態を示す外観斜視図である。 図18の(1)は第1の挟持部材の正面図、(2)は右側面図、(3)は左側面図、(4)は平面図である。 図19の(1)は図16中のロープ取り付け部材の正面図、(2)は右側面図、(3)は左側面図である。 図16中のロープ取り付け部材の平面図である。 第2実施例に係る折板屋根用ロープ固定具の使用方法の説明図である。
以下、本発明の最良の形態を実施例に基づき説明する。
図1乃至図11を参照して本発明の第1実施例を説明する。図1は本発明に係る折板屋根用ロープ固定具を角ハゼ式の折板屋根に装着した状態を示す一部省略した正面図、図2は図1の一部省略した右側面図、図3は図1の一部省略した左側面図、図4は図1中の折板屋根用ロープ固定具を示す外観斜視図、図5は図4中の第1の挟持部材を示す外観斜視図、図6乃至図9は各々第1の挟持部材の正面図、右側面図、左側面図、平面図、図10は図4中の第2の挟持部材を示す外観斜視図、図11の(1)乃至(4)は各々第2の挟持部材の正面図、右側面図、左側面図、平面図である。
図1乃至図3において、1は角ハゼ式折板屋根であり、図示しないタイトフレームを介して屋根の鉄骨構造物に固定されている。角ハゼ式折板屋根1は多数の角ハゼ折板2、2、・・を横に併設し、隣接する角ハゼ折板2、2、・・の端部同士を角ハゼ部3により重ね合わせて連結して成る。各角ハゼ折板2の左端には上方へ立ち上がった立ち上がり部2aと立ち上がり部2aから断面が水平横向き(図1の右向き)に略L字状に曲がったL字状曲がり部2bが形成されており、右端には上方へ立ち上がった立ち上がり部2cと立ち上がり部2cから断面が水平横向き(図1の右向き)に袋状に曲がった袋状曲がり部2dが形成されている。隣接する角ハゼ折板2の右端と左端の立ち上がり部2a、2cが左右方向に当接されるとともに、L字状曲がり部2bが袋状曲がり部2dの中に嵌挿されることにより、角ハゼ部3が構成されている。
角ハゼ部3は隣接する2つの角ハゼ折板2の内、図1の右側の角ハゼ折板2の左端の立ち上がり部2aとL字状曲がり部2b、左側の角ハゼ折板2の右端の立ち上がり部2cと袋状曲がり部2dから成る。角ハゼ部3の内、左側の立ち上がり部2aの平面状の左側壁面を外側立ち上がり壁面3aとし、袋状曲がり部2dがL字状曲がり部2bを包囲した部分を重合部3bとし、重合部3bの下側を首部3cとする。
図1乃至図3の内、20は折板屋根用ロープ固定具(以下、「ロープ固定具」という)であり、図4に全体の外観斜視図を示す。ロープ固定具20は、屋根上や屋根下などの屋根周りでの作業時に作業者の安全を確保するためのロープを固定するためのものである。ロープ固定具20は角ハゼ式折板屋根1の角ハゼ部3を着脱自在に挟持することにより、角ハゼ式折板屋根1に装着されている。ロープ固定具20は角ハゼ式折板屋根1の任意箇所の角ハゼ部3に装着可能である。
ロープ固定具20の内、21は断面が略L字状に形成された厚み4乃至6mm程度のアルミ製のプレート材からなる第1の挟持部材であり、図5乃至図9に外観斜視図、正面図、右側面図、左側面図、平面図を示す。第1の挟持部材21は側面から見て上端縁が上に凸な円弧状に形成されており、最大高さHaに対して前後方向の長さLが数倍程度長く形成されている(図2、図6、図7参照)。第1の挟持部材21は上端から下端部近くまで垂直に延びた立ち上がり部22と、立ち上がり部22の下端から略L字状に折り曲げられて水平より少しだけ斜め下向きに横外側へ延びた下側延設部23から成る。立ち上がり部22の最小高さHbは角ハゼ式折板屋根1の角ハゼ部3の高さ(図1の符号h参照)より3倍程度高い。立ち上がり部22の平面状の右側壁面22aは角ハゼ部3の平面状の外側立ち上がり壁面3aと面で接触している。
第1の挟持部材21の上端近くで前後方向の前端近く、中央、後端近くの3箇所にロープ取り付け部としての円形のロープ取り付け穴24乃至26が穿設されている。また、第1の挟持部材21の上下方向の中央近くには、前後方向に中心間隔Mを離して穿設した一対のボルト孔27と28、29と30、31と32が第1の挟持部材21の前端部寄り、中央、後端部寄りに3組配設されている。これらのボルト孔27乃至32は全て同形であり、第1の挟持部材21に次に述べる3つの第2の挟持部材をボルトとナットからなる締結部材により締め付けて締結するために用いられる。
ロープ固定具20の内、40−1乃至40−3は同形の厚み3乃至4mm程度のステンレス鋼製のプレート材からなる第2の挟持部材であり、図10に外観斜視図、図11の(1)乃至(4)に正面図、右側面図、左側面図、平面図を示す。第2の挟持部材40−1乃至40−3は1つの第1の挟持部材21と3つを左右に組み合わせて、ロープ固定具20を角ハゼ式折板屋根1の角ハゼ部3に着脱自在に挟着させるためのものである。第2の挟持部材40−1は、上部側に上下方向に延びた締結部41と締結部41の上端から水平に第1の挟持部材21から離れる方向に延びた上側延設部42、下部側に締結部41の下端から断面が半楕円状に横外側へ膨出した膨出部43、膨出部43の下端から断面がJ字状に横内側へ突出した挟持部44を備え、挟持部44の下端部が水平より少しだけ斜め下向きに横外側へ延びた下側延設部45となっている。
第2の挟持部材40−1の膨出部43は内部空間(図1、図4、図10のS2参照)に角ハゼ式折板屋根1の角ハゼ部3の内、重合部3bを収容可能な大きさに形成されている。挟持部44の頂線(稜線)Pは締結部41の外側壁面41aのほぼ真下に位置している。締結部41には第1の挟持部材21の一対のボルト孔27と28に対応して、前後方向に中心間隔Mを離して一対のボルト孔46と47が穿設されている。ボルト孔46、47はボルト孔27、28と同径である。第1の挟持部材21の下端から一対のボルト孔27と28の中心までの高さ(図6、図7の符号Hc参照)と第2の挟持部材40−1の下端から一対のボルト孔46と47の中心までの高さ(図11の符号Hd参照)は同一である。なお、上側延設部42は平面視が略長方形状に形成されており、前後方向の中央にボルト孔48が穿設されている。このボルト孔48は46、47と同径である。
他の第2の挟持部材40−2、40−3は40−1と同一に構成されている。
ロープ固定具20の内、50と51は締結部材を成すボルト及び座金付きナットであり、一つ目の第2の挟持部材40−1のボルト孔46、47と第1の挟持部材21のボルト孔27、28に各々ボルト50が挿通されてボルト50の先端側から座金付きナット51が螺合され、二つ目の第2の挟持部材40−2のボルト孔46、47と第1の挟持部材21の一対のボルト孔29、30に各々ボルト50が挿通されてボルト50の先端側から座金付きナット51が螺合され、三つ目の第2の挟持部材40−3のボルト孔46、47と第1の挟持部材21の一対のボルト孔31、32に各々ボルト50が挿通されてボルト50の先端側から座金付きナット51が螺合されることにより、第1の挟持部材21に3つの第2の挟持部材40−1乃至40−3が併設して締結されることで、第1の挟持部材21と第2の挟持部材40−1乃至40−3の間に角ハゼ式折板屋根1の角ハゼ部3が左右から着脱自在に挟持されている。
次に上記した実施例の作用を説明する。
例えば、作業者が角ハゼ式折板屋根1の上や周辺でダブルロープアクセス技術により作業したい場合、図12に示す如く、角ハゼ式折板屋根1の任意の所望箇所に3つのロープ固定具20−1乃至20−3を用いてメインロープ60の一端を固定し、他の3つのロープ固定具20−4乃至20−6を用いて補助ロープ61の一端を固定し、作業者Aが装着している安全帯(図示せず)をメインロープ60と補助ロープ61に連結するようにする。
角ハゼ式折板屋根1に対するロープ固定具20−1の装着方法を説明すると、第1の挟持部材21の立ち上がり部22の下部の図1における外側立ち上がり壁面22aと、下側延設部23の下面23aを角ハゼ部3の外側立ち上がり壁面3aと角ハゼ式折板屋根1の左側頂面1aに接するように置き、一つ目の第2の挟持部材40−1を、膨出部43の中に角ハゼ部3の重合部3bを嵌めながら締結部41の外側壁面41aを第1の挟持部材21の外側立ち上がり壁面22aに合わせ、下側延設部45の下面45aを角ハゼ式折板屋根1の右側頂面1bに接するように置き、締結部41のボルト孔46、47を第1の挟持部材21の前寄りの一対のボルト孔27、28に合わせ、ボルト孔46と27、47と28に各々ボルト50を通し、先端側に座金付きナット51を螺合する。
同様に、二つ目の第2の挟持部材40−2を、膨出部43の中に角ハゼ部3の重合部3bを嵌めながら締結部41の外側壁面41aを第1の挟持部材21の外側立ち上がり壁面22aに合わせ、下側延設部45の下面45aを角ハゼ式折板屋根1の右側頂面1bに接するように置き、締結部41のボルト孔46、47を第1の挟持部材21の中央の一対のボルト孔29、30に合わせ、ボルト孔46と29、47と30に各々ボルト50を通し、先端側に座金付きナット51を螺合する。
更に、三つ目の第2の挟持部材40−3を、膨出部43の中に角ハゼ部3の重合部3bを嵌めながら締結部41の外側壁面41aを第1の挟持部材21の外側立ち上がり壁面22aに合わせ、下側延設部45の下面45aを角ハゼ式折板屋根1の右側頂面1bに接するように置き、締結部41のボルト孔46、47を第1の挟持部材21の後ろ寄りの一対のボルト孔31、32に合わせ、ボルト孔46と31、47と32に各々ボルト50を通し、先端側に座金付きナット51を螺合する。
各座金付きナット51の螺合を進めて締め付けていくと、三つの第2の挟持部材40−1乃至40−3の挟持部44の頂線Pと第1の挟持部材21の立ち上がり部22との間隔が狭まり、角ハゼ部3の首部3cが左右両側から押圧されて立ち上がり部22と挟持部44の間に挟持される。これにより、ロープ固定金具20が強固に角ハゼ式折板屋根1に装着される。この際、角ハゼ部3の重合部3bは三つの第2の挟持部材40−1乃至40−3の膨出部43の内部空間S2の中に収容された状態となる。また、第1の挟持部材21と三つの第2の挟持部材40−1乃至40−3の下端部の下側延設部23と45は、角ハゼ式折板屋根1の頂面1aと1bに当接した状態となる。
このようにしてロープ固定具20−1を角ハゼ式折板屋根1の所望箇所に装着することができる。他のロープ固定具20−2乃至20−6も全く同様にして角ハゼ式折板屋根1の所望箇所に装着することができる。
メイン側の各ロープ固定具20−1乃至20−3の第1の挟持部材21の3つのロープ取り付け孔24乃至26の内の1つに、個別にカラビナ62乃至64を装着し、両端にフック(図示せず)が装着された3本の子綱ロープ65乃至67の一端側の3つのフックを各カラビナ62乃至64に掛着し、他端側の3つのフックを1つのカラビナ68に掛着し、このカラビナ68にメインロープ60の一端側のフック(図示せず)を掛着する。
また、補助側の各ロープ固定具20−4乃至20−6の第1の挟持部材21の3つのロープ取り付け孔24乃至26の内の1つに、個別にカラビナ69乃至71を装着し、両端にフック(図示せず)が装着された3本の子綱ロープ72乃至74の一端側の3つのフックを各カラビナ69乃至71に掛着し、他端側の3つのフックを1つのカラビナ75に掛着し、このカラビナ75に補助ロープ61の一端側のフック(図示せず)を掛着する。
このようにして、メインロープ60、補助ロープ61の一端側を角ハゼ式折板屋根1の上に固定した状態で、安全帯(図示せず)と連結したメイン側の安全ロープ76の先端に装着された昇降器具(アッセンダー、ディッセンダーなど)77をメインロープ60の側に連結し、安全帯と連結した補助側の安全ロープ78の先端に装着された墜落防止器具(アサップ)79を補助ロープ61の側に連結すれば良い。
通常時、作業者Aの体重を支えるための荷重は安全ロープ76、昇降器具77、メインロープ60、子綱ロープ65乃至67を介して3つのロープ固定具20−1乃至20−3により支持される。作業者Aが角ハゼ式折板屋根1の上で足を滑らせたり、転倒・落下しかけた場合、墜落防止器具79が補助ロープ61に食い込み、安全ロープ78、墜落防止器具79、補助ロープ61、子綱ロープ69乃至71を介して3つのロープ固定具20−4乃至20−6に大きな衝撃荷重が掛かる。
けれども、各ロープ固定具20−1乃至20−6は、第1の挟持部材21と3つの第2の挟持部材40−1乃至40−3が角ハゼ部3の首部3cを押圧しながら挟持することで、第1の挟持部材21と首部3cの間、3つの第2の挟持部材40−1乃至40−3と首部3cの間に大きな摩擦抵抗が生じていること、及び、ロープ取り付け孔24乃至26と挟持箇所の間の距離が短く、ロープ固定具20−1乃至20−6に大きなモーメントも掛からないことから、メインロープ60の側からの通常の引っ張り荷重や、補助ロープ61の側からの衝撃引っ張り荷重で外れることはなく、作業者Aの安全が確保される。
なお、作業範囲が角ハゼ式折板屋根1の上の狭い範囲の場合などでは、安全帯から延びた一本のランヤードロープのフックを1つのロープ固定具(例えば20−1)の1つのロープ取り付け孔(例えば24)に掛着することで、安全を確保することもできる。或いは、角ハゼ式折板屋根1の適当な場所に間隔をおいて複数のロープ固定具を装着し、一本の親綱を各ロープ固定具に固定し、安全帯から延びた一本のランヤードロープのフックを親綱に掛着することで、安全を確保することもできる。
作業場所を移動するなどのためロープ固定具20−1等を別の場所に移動したい場合、計6つの座金付きナット51を緩め、ボルト50を外して第1の挟持部材21から三つの第2の挟持部材40−1乃至40−3を分離することで簡単に角ハゼ式折板屋根1から取り外すことができ、あとは前述と同様にして所望箇所に装着すれば良い。各ロープ固定具20−1乃至20−6は小型で第1の挟持部材21がアルミ製のプレート材からなることから重量も比較的軽量であり、角ハゼ式折板屋根1の上への運搬や設置、移設の作業負担は小さい。
この実施例によれば、ロープ固定具20の第1の挟持部材21の立ち上がり部22の外側立ち上がり壁面22aと、下側延設部23の下面23aを角ハゼ部3の外側立ち上がり壁面3aと角ハゼ式折板屋根1の左側頂面1aに接するように置き、3つの第2の挟持部材40−1乃至40−3を、膨出部43の中に角ハゼ部3の重合部3bを嵌めながら締結部41の外側壁面41aを第1の挟持部材21の外側立ち上がり壁面22aに合わせ、下側延設部45の下面45aを角ハゼ式折板屋根1の右側頂面1bに接するように置き、3つの第2の挟持部材40−1乃至40−3をボルト50とナット51で第1の挟持部材21と締結すると、立ち上がり部22と挟持部44の間に角ハゼ部3の首部3cが左右両側から押圧されて挟持される。これにより、ロープ固定金具20が強固に角ハゼ式折板屋根1に装着される。ロープ固定具20は左右両側から角ハゼ部3の首部3cを挟持する第1の挟持部材21と3つの第2の挟持部材40−1乃至40−3の内、第1の挟持部材21にロープ取り付け部としてのロープ取り付け孔24乃至26を設けたので、第1、第2の挟持部材21、40とは別にロープ取り付け部材を装備するのに比べて、部材が少なくて済み、全体が小型であり、第1の挟持部材21を1つとしたので、これによっても部材が少なくて済み、屋根上への運搬・設置・移設が容易となる。
また、第1の挟持部材21を角ハゼ部3の長手方向に沿って延設し、3つの第2の挟持部材40−1乃至40−3を互いに角ハゼ部3の長手方向に併設して第1の挟持部材21に着脱自在としたことにより、角ハゼ部3に対し複数箇所で挟着できるので、ロープ固定具20の装着強度を高くすることができる。また、第1の挟持部材21が角ハゼ部3の立ち上がり部3aの外側面と面で当接するので、大きな接触摩擦が得られ、装着強度がより大きくなる。また、第1、第2の挟持部材21、40−1乃至40−3の下端部である下側延設部23、45が角ハゼ式折板屋根1の頂面1a、1bに当接することで大きな接触摩擦が得られ、これによっても装着強度がより大きくなる。また、第2の挟持部材40−1乃至40−3の上端部である上側延設部22がL字状に曲げられているので、部材強度がより大きくなる。また、第1の挟持部材21がステンレス製のプレート材からなることから重量も比較的軽量であり、角ハゼ式折板屋根1の上への運搬や設置、移設の作業負担が小さい。
また、第1の挟持部材21は長さに比して高さが低く形成されており、メインロープ60、補助ロープ61などのロープが固定されるロープ取り付け孔24乃至26が角ハゼ部3に近い位置にあり、第1の挟持部材21、第2の挟持部材40−1乃至40−3が挟持している角ハゼ部3の首部3cまでの距離が短いので、ロープから引っ張り荷重が掛かったときにロープ固定部20に働くモーメントが大きくならず、角ハゼ部3から外れ難い。
なお、上記した実施例では1つの第1の挟持部材に対し、3つの第2の挟持部材を組み合わせる場合を例示したが、本発明は何らこれに限定されず、2つまたは4つ以上組み合わせても良い。
次に、図13乃至図20を参照して本発明の第2実施例を説明する。
図13は本発明に係る折板屋根用ロープ固定具を丸ハゼ式折板屋根に装着した状態を示す一部省略した正面図、図14は図13の一部省略した右側面図、図15は図13の一部省略した左側面図、図16は図13中の折板屋根用ロープ固定具を示す外観斜視図、図17は図16中の第1、第2の挟持部材を締結した状態を示す外観斜視図、図18の(1)乃至(4)は各々図17中の第1の挟持部材の正面図、右側面図、左側面図、平面図、図19の(1)乃至(3)は図16中のロープ取り付け部材の正面図、右側面図、左側面図、図20は図16中のロープ取り付け部材の平面図である。なお、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付してある。
図13乃至図15において、101は丸ハゼ式折板屋根であり、図示しないタイトフレームを介して屋根の鉄骨構造物に固定されている。丸ハゼ式折板屋根101は多数の丸ハゼ折板102、102、・・を横に併設し、隣接する丸ハゼ折板の端部同士を丸ハゼ部103により重ね合わせて連結して成る。各丸ハゼ折板102の左端には上方へ立ち上がった立ち上がり部102aと立ち上がり部102aから断面が楕円環状に曲がった筒状曲がり部102bが形成されており、右端には上方へ立ち上がった立ち上がり部102cと立ち上がり部2cから断面が楕円環状に曲がった筒状曲がり部102dが形成されている。隣接する丸ハゼ折板102の右端と左端の立ち上がり部102a、102cが左右方向に当接されるとともに、筒状曲がり部102bが筒状曲がり部102dの中に嵌挿されることにより、丸ハゼ部103が構成されている。
丸ハゼ部103は隣接する2つの丸ハゼ折板102の内、図13の右側の丸ハゼ折板102の左端の立ち上がり部102aと筒状曲がり部102b、左側の丸ハゼ板102の右端の立ち上がり部102cと筒状曲がり部102dから成る。丸ハゼ部103の内、筒状曲がり部102dが筒状曲がり部102bを包囲した部分を重合部3bとし、重合部3bの下側を首部3cとする。
図13乃至図15の内、120は折板屋根用ロープ固定具(以下、「ロープ固定具」という)であり、図16に全体の外観斜視図を示す。ロープ固定具120は、屋根上や屋根下などの屋根周りでの作業時に作業者の安全を確保するためのロープを固定するものである。ロープ固定具120は丸ハゼ式折板屋根101の丸ハゼ部103を着脱自在に挟持することにより、丸ハゼ式折板屋根101に装着されている。ロープ固定具120は丸ハゼ式折板屋根101の任意箇所の丸ハゼ部103に装着可能である。
ロープ固定具120の内、120−1と40−1、120−2と40−2、120−3と40−3は各々一対の第1、第2の挟持部材であり(図17参照)、第2の挟持部材40−1乃至40−3は各々第1実施例の第2の挟持部材40−1乃至40−3と同一に形成されており、第1の挟持部材121−1乃至121−3は第2の挟持部材40−1乃至40−3と左右対称に形成されている。すなわち、図18に示す如く、第1の挟持部材120−1は、上部側に上下方向に延びた締結部122と、締結部122の上端から水平に第2の挟持部材40−1乃至40−3から離れる方向に延びた上側延設部123、下部側に締結部122の下端から断面が半楕円状に横外側へ膨出した膨出部124、膨出部124の下端から断面がJ字状に横内側へ突出した挟持部125を備え、挟持部125の下端部が水平より少しだけ斜め下向きに横外側へ延びた下側延設部126となっている。
第1の挟持部材120−1の膨出部124は内部空間S1に丸ハゼ式折板屋根101の丸ハゼ部103の内、重合部103bの半分以上を収容可能な大きさに形成されている。挟持部125の頂線(稜線)P’は締結部122の外側壁面122aのほぼ真下に位置している。締結部122には第2の挟持部材40−1の一対のボルト孔46と47に対応して前後方向に中心間隔Mを離して一対のボルト孔127と128が穿設されている。ボルト孔127、128はボルト孔46、47と同径である。第1の挟持部材121−1の下端から一対のボルト孔127と128の中心までの高さ(図18の符号He参照)と第2の挟持部材40−1の下端から一対のボルト孔46と47の中心までの高さHdは同一である。上側延設部123は平面視が略長方形状に形成されており、前後方向の中央にボルト孔129が穿設されている。ボルト孔129は127、128と同径である。
他の第1の挟持部材12−2、120−3も120−1と同一に構成されている(すなわち第1、第2の挟持部材120−1乃至120−3、40−1乃至40−3は全て同形である)。
1つのロープ固定具120につき3組の第1、第2の挟持部材121−1と40−1、121−2と40−2、121−3と40−3を組み合わせることで、ロープ固定具120を丸ハゼ式折板屋根101の丸ハゼ部103に着脱自在に装着可能である。第1、第2の挟持部材121−1と40−1(121−2と40−2、または121−3と40−3)を向かい合わせて締結したときの膨出部124と43の内部空間(図17の符号S1、S2参照)に丸ハゼ式折板屋根101の丸ハゼ部103の内、重合部103bを収容可能になっている。
150は断面が略L字状に形成された厚み4乃至6mm程度のアルミ製のプレート材からなるロープ取り付け部材であり、図19の(1)乃至(3)に正面図、右側面図、左側面図、図20に平面図を示す。ロープ取り付けプレート150は側面から見て上端縁が上に凸な円弧状に形成されており、第1の挟持部材121−1乃至121−3の上に締結したときの第1の挟持部材121−1乃至121−3の下端からの最大高さ(図14の符号Ha’参照。なおHa’は第1実施例のHaとほぼ同じ)に対して前後方向の長さ(図14の符号L’参照。なおL’は第1実施例のLとほぼ同じ)が数倍程度長く形成されている。
ロープ取り付け部材150は上端から下端部近くまで垂直に延びた立ち上がり部151と、立ち上がり部151の下端からL字状に折り曲げられて水平横外側へ延びた底部152から成る。底部152の左右方向の横幅(図19の符号K参照)は第1の挟持部材121−1乃至121−3の上側延設部122の横幅(図18の符号W参照)と略同一である。
ロープ取り付け部材150の立ち上がり部151の前後方向に見た前寄り、中央、後寄りの3箇所にロープ取り付け部としての軸が水平方向(左右方向)を向いた円形のロープ取り付け穴154乃至156が穿設されている。また、ロープ取り付け部材150の底部152の前後方向に見た前寄り、中央、後ろ寄りの3箇所には左右の幅方向の中央に軸が上下方向を向いたボルト孔157乃至159が穿設されている。これらのボルト孔157乃至159は、3つの第1の挟持部材121−1乃至121−3をボルトとナットからなる締結部材により締め付けて締結するために用いられる。
ロープ固定具120の内、50と51は締結部材を成すボルト及び座金付きナットであり、第2の挟持部材40−1のボルト孔46、47と第1の挟持部材121−1のボルト孔127、128に各々ボルト50が挿通されてボルト50の先端側から座金付きナット51が螺合され、第2の挟持部材40−2のボルト孔46、47と第1の挟持部材121−2の一対のボルト孔127、128に各々ボルト50が挿通されてボルト50の先端側から座金付きナット51が螺合され、第2の挟持部材40−3のボルト孔46、47と第1の挟持部材121−3の一対のボルト孔127、128に各々ボルト50が挿通されてボルト50の先端側から座金付きナット51が螺合されて、第1の挟持部材121−1乃至121−3の各々に第2の挟持部材40−1乃至40−3が締結されることで、一組目の第1の挟持部材121−1と第2の挟持部材40−1の間、二組目の第1の挟持部材121−2と第2の挟持部材40−2の間、三組目の第1の挟持部材121−3と第2の挟持部材40−3の間に丸ハゼ式折板屋根101の丸ハゼ部103が左右から着脱自在に挟持されている。
また、ロープ取り付け部材150のボルト孔157と一つ目の第1の挟持部材121−1のボルト孔129にボルト50が挿通されてボルト50の先端側から座金付きナット51が螺合され、ボルト孔158と二つ目の第1の挟持部材121−2のボルト孔129にボルト50が挿通されてボルト50の先端側から座金付きナット51が螺合され、ボルト孔159と三つ目の第1の挟持部材121−3のボルト孔129にボルト50が挿通されてボルト50の先端側から座金付きナット51が螺合されることにより、第1の挟持部材121−1乃至121−3にロープ取り付け部材150が着脱自在に締結されている。
なお、ロープ取り付け部材150は第2の挟持部材40−1乃至40−3の上側延設部42のボルト孔48に締結することも可能である。
次に上記した実施例の作用を説明する。
例えば、作業者が丸ハゼ式折板屋根101の上や周辺でダブルロープアクセス技術により作業したい場合、図20に示す如く、丸ハゼ式折板屋根101の任意の所望箇所に3つのロープ固定具120−1乃至120−3を用いてメインロープ60の一端を固定し、他の3つのロープ固定具120−4乃至120−6を用いて補助ロープ61の一端を固定しておき、作業者Aが装着している安全帯(図示せず)をメインロープ60と補助ロープ61に連結するようにする。
丸ハゼ式折板屋根101に対するロープ固定具120−1の装着方法を説明すると、予め、ロープ取り付け部材150の底部152の前寄りのボルト孔157に一つ目の第1の挟持部材121−1の上側延設部123のボルト孔129を合わせ、ボルト50を通して先端側から座金付きナット51を螺合し、底部152の中央のボルト孔158に二つ目の第1の挟持部材121−2のボルト孔129を合わせ、ボルト50を通して先端側から座金付きナット51を螺合し、底部152の後ろ寄りのボルト孔159に三つ目の第1の挟持部材121−3のボルト孔129を合わせ、ボルト50を通して先端側から座金付きナット51を螺合し、ロープ取り付け部材150に三つの第1の挟持部材121−1乃至121−3を締結しておく。
そして、一つ目の第1の挟持部材121−1の膨出部124の中に丸ハゼ部103の重合部103bの左半分を嵌めながら下側延設部126の下面126aを丸ハゼ式折板屋根101の左側頂面101aに接するように置き、一つ目の第2の挟持部材40−1を、膨出部43の中に丸ハゼ部103の重合部3bの右半分を嵌めながら締結部41の外側壁面41aを第1の挟持部材121−1の締結部122の外側壁面122aに合わせ、下側延設部45の下面45aを丸ハゼ式折板屋根101の右側頂面101bに接するように置き、締結部41のボルト孔46、47を第1の挟持部材121−1のボルト孔127、128に合わせ、ボルト孔46と127、47と128に各々ボルト50を通し、先端側から座金付きナット51を螺合する。
同様に、二つ目の第2の挟持部材40−2を、膨出部43の中に丸ハゼ部103の重合部103bを半分嵌めながら締結部41の外側壁面41aを二つ目の第1の挟持部材121−2の外側立ち上がり壁面122aに合わせ、下側延設部45の下面45aを丸ハゼ式折板屋根101の右側頂面101bに接するように置き、締結部41のボルト孔46、47を第1の挟持部材121−2のボルト孔127、128に合わせ、ボルト孔46と127、47と128に各々ボルト50を通し、先端側から座金付きナット61を螺合する。
更に、三つ目の第2の挟持部材40−3を、膨出部43の中に丸ハゼ部103の重合部103bを嵌めながら締結部41の外側壁面41aを三つ目の第1の挟持部材121−3の外側立ち上がり壁面122aに合わせ、下側延設部45の下面45aを丸ハゼ式折板屋根101の右側頂面101bに接するように置き、締結部41のボルト孔46、47を第1の挟持部材121−3のボルト孔127、128に合わせ、ボルト孔46と127、47と128に各々ボルト50を通し、先端側から座金付きナット51を螺合する。
各座金付きナット51の螺合を進めて締め付けていくと、一組目の第1の挟持部材121−1の挟持部125の頂線P’と第2の挟持部材40−1の挟持部44の頂線Pの間隔が狭まり、丸ハゼ部103の首部103cが左右両側から押圧されて挟持される。同様に、二組目の第1の挟持部材121−2の挟持部125の頂線P’と第の挟持部材40−2の挟持部44の頂線Pの間隔が狭まり、丸ハゼ部103の首部103cが左右両側から押圧されて挟持され、三組目の第1の挟持部材121−3の挟持部125の頂線P’と第2の挟持部材40−3の挟持部44の頂線Pの間隔が狭まり、丸ハゼ部103の首部103cが左右両側から押圧されて挟持される。
これにより、ロープ固定金具120が強固に丸ハゼ式折板屋根101に装着される。この際、丸ハゼ部103の重合部103bは第1、第2の挟持部材121−iと40−iの膨出部124と43の内部空間S1、S2の中に収容された状態となる(i=1、2、3)。また、第1の挟持部材121−1乃至121−3と第2の挟持部材40−1乃至40−3の下端部の下側延設部127と46は、丸ハゼ式折板屋根101の頂面101aと101bに当接した状態となる。
このようにしてロープ固定具120−1を丸ハゼ式折板屋根101に装着することができる。他のロープ固定具120−2乃至120−6も全く同様にして装着することができる。
なお、ロープ取り付け部材150は、第1の挟持部材121−1乃至121−3の側に締結する代わりに、第2の挟持部材40−1乃至40−3の上側延設部42のボルト孔48に締結するようにしても良い。
メイン側の各ロープ固定具120−1乃至120−3のロープ取り付け部材150の3つのロープ取り付け孔153乃至155の内の1つに、個別にカラビナ個別にカラビナ62乃至64を装着し、両端にフック(図示せず)が装着された3本の子綱ロープ65乃至67の一端側の3つのフックを各カラビナ62乃至64に掛着し、他端側の3つのフックを1つのカラビナ68に掛着し、このカラビナ68にメインロープ60の一端側のフック(図示せず)を掛着する。
また、補助側の各ロープ固定具120−4乃至120−6のロープ取り付け部材150の3つのロープ取り付け孔153乃至155の内の1つに、個別にカラビナ69乃至71を装着し、両端にフック(図示せず)が装着された3本の子綱ロープ72乃至74の一端側の3つのフックを各カラビナ69乃至71に掛着し、他端側の3つのフックを1つのカラビナ75に掛着し、このカラビナ75に補助ロープ61の一端側のフック(図示せず)を掛着する。
このようにして、メインロープ60、補助ロープ61の一端側を丸ハゼ式折板屋根101の上に固定した状態で、安全帯(図示せず)と連結したメイン側の安全ロープ76の先端に装着された昇降器具(アッセンダー、ディッセンダーなど)77をメインロープ60の側に連結し、安全帯と連結した補助側の安全ロープ78の先端に装着された墜落防止器具(アサップ)79を補助ロープ61の側に連結すれば良い。
通常時、作業者Aの体重を支えるための荷重は安全ロープ76、昇降器具77、メインロープ60、子綱ロープ65乃至67を介して3つのロープ固定具120−1乃至120−3により支持される。作業者Aが丸ハゼ式折板屋根101の上で足を滑らせたり、転倒・落下しかけた場合、墜落防止器具79が補助ロープ61に食い込み、安全ロープ78、墜落防止器具79、補助ロープ61、子綱ロープ69乃至71を介して3つのロープ固定具120−4乃至120−6に大きな衝撃荷重が掛かる。
けれども、各ロープ固定具120−1乃至120−6は、第1、第2の挟持部材121−1と40−1、121−2と40−2、121−3と40−3が丸ハゼ部103の首部103cを左右から押圧しながら挟持することで、3つの第1の挟持部材121−1乃至121−3と首部103cの間、3つの第2の挟持部材40−1乃至40−3と首部103cの間に大きな摩擦抵抗が生じていること、及び、ロープ取り付け孔153乃至155と挟持箇所の間の距離が短く、ロープ固定具120−1乃至120−6に大きなモーメントも掛からないことから、メインロープ60の側からの通常の引っ張り荷重や、補助ロープ61側からの衝撃引っ張り荷重で外れることはなく、作業者Aの安全が確保される。
なお、作業範囲が丸ハゼ式折板屋根101の上の狭い範囲の場合などでは、安全帯から延びた一本のランヤードロープのフックを1つのロープ固定具(例えば120−1)の1つのロープ取り付け孔(例えば153)に掛着することで、安全を確保することもできる。或いは、丸ハゼ式折板屋根101の適当な場所に間隔をおいて複数のロープ固定具を装着し、一本の親綱を各ロープ固定具に固定し、安全帯から延びた一本のランヤードロープのフックを親綱に掛着することで、安全を確保することもできる。
作業場所を移動するなどのためロープ固定具120−1等を別の場所に移動したい場合、第1の挟持部材121−1乃至121−3と第2の挟持部材140−1乃至140−3を締結している計6つの座金付きナット51を緩め、ボルト50を外して第1の挟持部材121−1乃至121−3から三つの第2の挟持部材40−1乃至40−3を分離することで簡単に丸ハゼ式折板屋根101から取り外すことができ、あとは前述と同様にして所望箇所に装着すれば良い。各ロープ固定具120−1乃至120−6は小型でロープ取り付け部材150がアルミ製のプレート材からなることから重量も比較的軽量であり、丸ハゼ式折板屋根101の上への運搬や設置、移設の作業負担は小さい。
この第2実施例によれば、ロープ取り付け部材150の底部152の前後方向の前寄り、中央、後ろ寄りに三つの第1の挟持部材121−1乃至121−3の上側延設部123を締結し、第1の挟持部材121−1乃至121−3の各膨出部124を丸ハゼ式折板屋根101の丸ハゼ部103の重合部103cの左半分に嵌めながら、下側延設部126の下面126aを丸ハゼ式折板屋根101の左側頂面101aに接するように置き、3つの第2の挟持部材40−1乃至40−3を、各膨出部43を重合部103cの右半分に嵌めながら締結部41の外側壁面41aを第1の挟持部材121−1乃至121−3の締結部122の外側壁面122aに合わせ、下側延設部45の下面45aを丸ハゼ式折板屋根101の右側頂面101bに接するように置き、第2の挟持部材40−1乃至40−3を各々ボルト50とナット51で第1の挟持部材121−1乃至121−3に締結すると、挟持部125と挟持部44の間に丸ハゼ部103の首部103cが左右両側から押圧されて挟持される。これにより、ロープ固定金具120が強固に丸ハゼ式折板屋根101に装着される。ロープ固定具120は左右両側から丸ハゼ部103の首部103cを挟持する3つの第1の挟持部材121−1乃至121−3(または3つの第2の挟持部材40−1乃至40−3)に直接、ロープ取り付け部材150を締結するようにしたので、器具の小型化が容易で、屋根上への運搬・設置・移設が容易となる。また、丸ハゼ部103に対し、複数箇所で挟着できるので、装着強度を高くすることができる。
また、3つの第1の挟持部材121−1乃至121−3の各上端部が第2の挟持部材40−1乃至40−3から離れる方向にL字状に曲げられた上側延設部123となっており、該上側延設部123に対応してロープ取り付け部材150の下端部がL字状に曲げられて、ボルト50、座金付きナット51により締結されているので、ロープ固定具120の強度が大きくなる。また、第1、第2の挟持部材121−1乃至121−3、40−1乃至40−3の下端部である下側延設部126、45が丸ハゼ式折板屋根101の頂面101a、101bに当接することで、大きな接触摩擦が得られ、装着強度がより大きくなる。また、第2の挟持部材40−1乃至40−3の上端部である上側延設部42も第1の挟持部材121−1乃至121−3から離れる方向にL字状に曲げられているので、部材強度がより大きくなる。また、ロープ取り付け部材150がアルミ製のプレート材からなるので、器具の軽量化が図られる。
また、ロープ取り付け部材150は長さに比して高さが低く形成されており、メインロープ60、補助ロープ61などのロープが固定されるロープ取り付け孔154乃至156が丸ハゼ部103に近い位置にあり、第1、第2の挟持部材121−1乃至121−3、40−1乃至40−3が挟持している丸ハゼ部103の首部103cまでの距離が短いので、ロープから引っ張り荷重が掛かったたときにロープ固定部120に働く曲げモーメントが大きくならず、丸ハゼ部103から外れ難い。
なお、上記した第2実施例では、第1、第2の挟持部材を3組備える場合を例示したが、本発明は何らこれに限定されず、2組または4組以上備えても良い。 また、ロープ取り付け部材は複数の第1の挟持部材または複数の第2の挟持部材の内の一方の上側延設部に着脱自在に装着可能としたが、ロープ取り付け部材の底部の左右方向の幅を2倍に延ばすとともに、複数の第1の挟持部材の上側延設部のボルト孔と複数の第2の挟持部材の上側延設部のボルト孔に対応する2列のボルト孔を穿設しておき、多数組のボルト及び座金付きナットにより、ロープ取り付け部材の底部を複数の第1の挟持部材と複数の第2の挟持部材の両方の上側延設部に着脱自在に締結可能としても良い。
本発明は、角ハゼ式や丸ハゼ式の折板屋根の周辺で作業する場合の安全ロープ等のロープ固定金具に適用可能である。
1 角ハゼ式折板屋根
2 角ハゼ折板
3 角ハゼ部
3c 首部
20 折板屋根用ロープ固定具
21 第1の挟持部材
22 立ち上がり部
23 下側延設部
24乃至26 ロープ取り付け孔
40−1乃至40−3 第2の挟持部材
42 上側延設部
43 膨出部
44 挟持部
45 下側延設部
50 ボルト
51 座金付きナット

Claims (11)

  1. ハゼ式折板屋根のハゼ部の首部を左右両側から挟んで着脱自在に挟持するとともに、上端側がハゼ部の上方へ延設された第1の挟持部材及び複数の第2の挟持部材と、
    ハゼ部より上側位置で第1の挟持部材に複数の第2の挟持部材を着脱自在に締結することにより、第1、第2の挟持部材によりハゼ部の首部を挟持させる締結部材と、
    を備え、
    第1の挟持部材はハゼ部の長手方向に沿って延設されており、複数の第2の挟持部材は互いにハゼ部の長手方向に併設して第1の挟持部材に着脱自在とし、
    第1の挟持部材の内のハゼ部より上側に、ロープを取り付けるロープ取り付け部が設けられていること、
    を特徴とする折板屋根用ロープ固定具。
  2. ハゼ部は断面がL字状の角ハゼ部であり、第1の挟持部材は、角ハゼ部の立ち上がり部と横方向へ膨出した膨出部の内、立ち上がり部の外側面で、膨出部側とは逆側の外側面に面で当接するようにしたこと、
    を特徴とする請求項1記載の折板屋根用ロープ固定具。
  3. 第1、第2の挟持部材の下端部がハゼ部の基端近くで折板屋根に沿って左右方向にL字状に曲げられていること、
    を特徴とする請求項1または2記載の折板屋根用ロープ固定具。
  4. 第2の挟持部材の上端部は第1の挟持部材から離れる方向へL字状に曲げられていること、
    を特徴とする請求項1乃至3の内のいずれか一項記載の折板屋根用ロープ固定具。
  5. 第1の挟持部材はアルミ製のプレート材から成り、複数の第2の挟持部材は鋼製のプレート材から成ること、
    を特徴とする請求項1乃至4の内のいずれか一項記載の折板屋根用ロープ固定具。
  6. ハゼ式折板屋根のハゼ部の首部を左右両側から挟んで着脱自在に挟持するとともに、上端側がハゼ部の上方へ延設された複数組の第1の挟持部材及び第2の挟持部材と、
    ハゼ部の上側位置で第1の挟持部材と第2の挟持部材を着脱自在に締結することにより、第1、第2の挟持部材によりハゼ部の首部を挟持させる締結部材と、
    ロープを取り付けるロープ取り付け部を有し、複数の第1の挟持部材と複数の第2の挟持部材の内の一方または両方に着脱自在に装着可能なロープ取り付け部材と、
    複数の第1の挟持部材と複数の第2の挟持部材の内のロープ取り付け部材が装着される前記一方または両方と、ロープ取り付け部材を着脱自在に締結する締結部材と、
    を備え、
    ロープ取り付け部材はハゼ部の長手方向に沿って延設されており、複数組の第1の挟持部材と第2の挟持部材は互いにハゼ部の長手方向に併設してハゼ部の首部に着脱自在としたこと、
    を特徴とする折板屋根用ロープ固定具。
  7. ハゼ部は丸ハゼ部であること、
    を特徴とする請求項6記載の折板屋根用ロープ固定具。
  8. 複数の第1の挟持部材と複数の第2の挟持部材の内のロープ取り付け部材が装着される前記一方または両方の上端部は、L字状に曲げられた延設部となっており、該延設部にロープ取り付け部材のL字状に曲げられた下端部を着脱自在に締結可能としたこと、
    を特徴とする請求項6または7記載の折板屋根用ロープ固定具。
  9. 複数の第1の挟持部材と複数の第2の挟持部材の内の一方の上端部は、他方の上端部から離れる方向へL字状に曲げられていること、
    を特徴とする請求項6または7記載の折板屋根用ロープ固定具。
  10. 第1、第2の挟持部材の下端部がハゼ部の基端近くで折板屋根に沿って左右方向にL字状に曲げられていること、
    を特徴とする請求項6乃至9の内のいずれか一項記載の折板屋根用ロープ固定具。
  11. ロープ取り付け部材はアルミ製のプレート材から成り、第1、第2の挟持部材は鋼製のプレート材から成ること、
    を特徴とする請求項6乃至10の内のいずれか一項記載の折板屋根用ロープ固定具。
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