JP2019134331A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色味が強い環境光によらず、被写体の白色部材に対応する領域を特定して、カラー画像を精度良く補正できる画像処理装置を提供する。【解決手段】画像処理装置7は、白色部材と近赤外光反射部材又は近赤外光吸収部材の少なくとも何れか一方とが所定の位置関係で配置された被写体を撮影したカラー画像及び近赤外光画像を生成する撮影部11と、所定の位置関係を示す位置関係情報を記憶する記憶部15と、近赤外光画像において近赤外光反射部材又は近赤外光吸収部材に対応する第1領域を検出し、第1領域の位置と位置関係情報に示される位置関係とに基づいて、カラー画像において白色部材に対応する第2領域を特定する領域検出手段162と、第2領域内の画素の色値に基づいて、カラー画像内の画素の色値を補正する補正手段164と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、カラー画像を補正する画像処理装置に関する。
所定の色を有するマーカ等の被写体を付した状態で監視対象物を撮影し、撮影したカラー画像における色の画像特徴に基づいて監視対象物を監視する画像処理装置が開発されている。このような画像処理装置では、撮影したカラー画像において被写体が適切な色で示されるようにホワイトバランス調整を行い、カラー画像全体の色調が特定の色に偏る、いわゆる「色かぶり」の影響を除去する必要がある。ホワイトバランス調整は、例えば、カラー画像内で無彩色に近く高輝度と判断される領域を白色領域と推定して検出し、検出した白色領域内の画素の色差が0となるように画像全体を補正することによって行われる。
例えば、特許文献1には、色差信号を輝度信号で除算した値に基づいて白色領域を検出し、ホワイトバランス制御を行うことが記載されている。
特開平02−26193号公報
従来の方式では、夕日や色付きスポットライトのように色味が強い環境光が被写体に照射されている場合、被写体の白色部材が変色し、カラー画像内で被写体の白色部材に対応する領域が白色領域として検出されない可能性があった。
本発明の目的は、色味が強い環境光によらず、被写体の白色部材に対応する領域を特定して、カラー画像を精度良く補正できる画像処理装置を提供することにある。
かかる課題を解決するため本発明は、白色部材と近赤外光反射部材又は近赤外光吸収部材の少なくとも何れか一方とが所定の位置関係で配置された被写体を撮影したカラー画像及び近赤外光画像を生成する撮影部と、所定の位置関係を示す位置関係情報を記憶する記憶部と、近赤外光画像において近赤外光反射部材又は近赤外光吸収部材に対応する第1領域を検出し、第1領域の位置と位置関係情報に示される位置関係とに基づいて、カラー画像において白色部材に対応する第2領域を特定する領域検出手段と、第2領域内の画素の色値に基づいて、カラー画像内の画素の色値を補正する補正手段とを有する画像処理装置を提供する。
この画像処理装置において、被写体に向けて光を照射する照明部をさらに有し、領域検出手段は、照明部が光を照射した状態で撮影された近赤外光画像と、照明部が光を照射していない状態で撮影された近赤外光画像とを比較することにより、第1領域を検出することが好適である。
この画像処理装置において、被写体には、白色以外の色を有する非白色部材がさらに配置され、補正手段は、第2領域内の画素の色値に基づいて、少なくともカラー画像内の非白色部材に対応する第3領域内の画素の色値を補正し、少なくとも補正された第3領域内の画素に基づいて、補正したカラー画像に被写体が含まれるか否かを判定する判定手段をさらに有することが好適である。
この画像処理装置において、被写体は、監視対象物に付され、判定手段は、補正したカラー画像に被写体が含まれないと判定した場合、監視対象物が異常状態であると判定することが好適である。
この画像処理装置において、判定手段は、撮影部の撮影環境の明るさに応じて、補正したカラー画像において被写体に対応する画素の色値に基づいて被写体が含まれるか否かを判定する第1モードと、近赤外光画像において被写体に対応する画素の輝度値に基づいて被写体が含まれるか否かを判定する第2モードとを切り替えることが好適である。
この画像処理装置において、カラー画像及び近赤外光画像には、複数の被写体が撮影され、領域検出手段は、被写体毎に第2領域を特定し、補正手段は、被写体毎に特定した第2領域内の画素の色値に基づいて、カラー画像における各被写体に対応する領域内の各画素の色値を補正することが好適である。
本発明に係る画像処理装置は、色味が強い環境光によらず、被写体の白色部材に対応する領域を特定して、カラー画像を精度良く補正することが可能となる。
(a)は監視システム1の全体システム構成を示す図であり、(b)はマーカ10の模式図である。 画像センサ7の機能ブロック図である。 登録処理の動作を示すフローチャートである。 (a)〜(c)は各監視画像について説明するための模式図であり、(d)は各領域について説明するための図である。 判定処理の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明を適用した画像センサの実施の形態について図を参照しつつ説明する。
図1(a)は、本発明を適用した画像センサを用いた警備システム1の全体システム構成を示す図である。図1(a)に示すように、警備システム1は、店舗、オフィス、マンション、倉庫、家屋等の各監視対象物件2に設置される警備装置3と、インターネットや公衆電話回線などの通信網4を介して各警備装置3と接続される警備センタ装置5とを有する。また、各警備装置3には、監視対象物件2に設置された金庫等の監視対象物9が無くなった又は移動されたなどの異常を、監視対象物9を含む監視場所を撮影した監視画像に基づいて検出するための1以上の画像センサ7が接続される。
警備装置3は、構内LANなどを介して接続された画像センサ7からアラーム信号を受信すると、そのアラーム信号と、警備装置3、監視対象物9又は異常を検出した画像センサ7の識別信号とを警備センタ装置5へ送信する。そのために、警備装置3は、画像センサ7と通信するための通信インタフェースと、警備センタ装置5と通信するための通信インタフェースと、それらを制御するための制御ユニットを有する。
警備センタ装置5は、いわゆるコンピュータで構成され、通信網4を介して警備装置3と通信するための通信インタフェースと、液晶ディスプレイなどの表示装置とを備える。警備センタ装置5は、警備装置3から通信網4を介してアラーム信号を受信すると、そのアラーム信号に対応する監視対象物9及び検出された異常の内容を表示装置を通じて監視員に報知し、異常時の監視画像を表示する。監視員は、報知された異常の内容、及び、表示された監視画像を確認することにより、監視対象物件2を監視する。
監視対象物9には、被写体の一例であるシール等のマーカ10が付され、マーカ10には、外光、監視場所に配置された光源からの光等の色味の強い(色味を有する)環境光が照射され得る。図1(b)に、マーカ10の模式図を示す。図1(b)に示すように、マーカ10では、第1部材101、第2部材102及び第3部材103が所定の位置関係で配置されている。第1部材101は、近赤外光反射部材の一例であり、再帰性反射材などの近赤外光を大きく反射する(第1所定値以上の高い反射率を有する)近赤外光反射フィルムにより形成されている。第2部材102は、白色部材の一例であり、白色の部材に近赤外光を大きく吸収する(第1所定値より値の小さい第2所定値以下の低い反射率を有する)近赤外光吸収フィルム(近赤外光吸収部材)を重ね合わせて形成されている。第3部材103は、非白色部材の一例であり、青色、緑色等の白色以外の色を有する部材に近赤外光吸収フィルムを重ね合わせて形成されている。なお、本実施形態では第1部材の色は白色とするが、白色以外の色であってもよい。
第1部材101と第2部材102は互いに略等しい面積を有し、第1部材101及び第2部材102の合計と第3部材103とは互いに略等しい面積を有している。なお、各部材が画像センサ7で検出可能な大きさを有していれば、各部材の面積比はどのような比でもよい。
なお、第1部材101には、近赤外光反射部材として近赤外光反射フィルムが貼付される代わりに、近赤外光を大きく反射する塗料が塗布されてもよい。同様に、第2部材102及び第3部材103には、近赤外光吸収部材として近赤外光吸収フィルムが貼付される代わりに、近赤外光を大きく吸収する塗料が塗布されてもよい。また、第3部材103は、白色の近赤外光吸収部材の上に所定の可視光を通過させるカラーフィルム(例えば青色フィルム)を重ね合わせて形成されてもよい。第1部材101、第2部材102及び第3部材103は、一つの部材上において一体に形成されてもよい。また、第3部材103は、一つの色でなく、複数の色を有していてもよい。
なお、マーカ10の形状は図1(b)のような矩形ではなく、円形又は三角形等でもよい。例えば、マーカには、中心部分に第1部材として円形状の近赤外光反射部材が設けられ、その周囲に第2部材としてドーナツ形状の白色部材が設けられ、さらにその周囲に第3部材としてドーナツ形状の非白色部材が設けられる。または、マーカには、中心部分に第1部材として三角形状の近赤外光反射部材が設けられ、その周囲に第2部材として第1部材に対応する形状の穴を有する三角形状の白色部材が設けられ、さらにその周囲に第3部材として第2部材に対応する形状の穴を有する三角形状の非白色部材が設けられる。
次に、画像センサ7の詳細について説明する。図2に、画像センサ7の機能ブロック図を示す。図2に示すように、画像センサ7は、画像処理装置の一例であり、撮影部11と、照度センサ12と、照明部13と、通信部14と、記憶部15と、信号処理部16とを有する。
撮影部11は、信号処理部16が設定する二つの撮影モード(昼間モードと夜間モード)の何れかに従って撮影した監視画像を生成して出力する。
昼間モードは、第1モードの一例であり、監視場所が十分に明るいときに使用されることを想定した撮影モードである。撮影部11は、昼間モードでは、監視場所を可視光で撮影したカラー画像を監視画像として生成する。一方、夜間モードは、第2モードの一例であり、監視場所が暗く、可視光で撮影しても監視場所内の詳細を判別できないときに使用されることを想定した撮影モードである。撮影部11は、夜間モードでは、照明部13が監視場所に近赤外光を照射した状態で撮影した点灯近赤外光画像と、照明部13が監視場所に近赤外光を照射していない状態で撮影した消灯近赤外光画像とを監視画像として生成する。以下では、点灯近赤外光画像及び消灯近赤外光画像をまとめて近赤外光画像と称する場合がある。カラー画像は、画素ごとの可視光の強度を表す画像であり、具体的には、カラー画像は、画素ごとに青色成分の強度を表すB値と、緑色成分の強度を表すG値と、赤色成分の強度を表すR値とからなる色値を有する。一方、近赤外光画像は、少なくとも画素ごとの近赤外光の強度を表す輝度値を有する画像である。例えば、近赤外光画像は、画素ごとに可視光と近赤外光の二種類の光の成分についての強度を表す色値を有する画像として生成され、色値に含まれる近赤外光の成分の強度が選択的に用いられる。なお、近赤外光画像は、近赤外光の成分についての強度のみを表す画像であってもよい。
撮影部11は、CCDなど、可視光及び近赤外光に感度を有する光電変換器で構成された2次元検出器と、その2次元検出器上に監視場所の像を結像する結像光学系などで構成される。撮影部11は、一定の時間間隔(例えば1/5秒)にて撮影を行う。その結像光学系は、挿抜可能な赤外線カットフィルタ(以下、IRカットフィルタという)を有する。昼間モードでは、IRカットフィルタは2次元検出器の光路内に挿入され、カラー画像が撮影される。一方、夜間モードでは、IRカットフィルタは光路外へ外され、近赤外光画像が撮影される。なお、撮影部11は、積層型構造を有する有機薄膜へ加える電圧を変えることにより光電変換器の感度波長域を制御する方式、撮影ごとに調整された別個の2次元検出器及び結像光学系を切り替えて用いる方式等、IRカットフィルタの挿抜以外の公知の様々な方式により、カラー画像及び近赤外光画像を取得してもよい。撮影部11で取得された監視画像は、信号処理部16へ送られる。
照度センサ12は、撮影部11の動作中、監視場所の照度(明るさ)を逐次検出し、検出した照度を示す照度信号を信号処理部16へ出力する。照度信号は、撮影モードの切り替え判定に使用される。照度センサ12として、公知の様々な照度センサを使用できる。なお、照度センサ12は省略され、信号処理部16が監視画像の画素の値により監視場所の照度を推定してもよい。
照明部13は、複数の赤外LEDなどを有する。撮影モードが夜間モードである場合、照明部13は点灯と消灯を切り替えるように制御される。照明部13は、点灯時、監視場所に向けて近赤外光を照射する。一方、撮影モードが昼間モードである場合、照明部13は常時消灯される。
通信部14は、画像センサ7と警備装置3との間で構内LANなどの通信ネットワークを介して各種の信号を送受信する通信インタフェース回路を有する。通信部14は、信号処理部16が生成したアラーム信号を警備装置3に送信する。また、通信部14は、信号処理部16が異常であると判定した監視画像を警備センタ装置5に送信して表示させるために警備装置3に送信する。
記憶部15は、半導体メモリ、磁気ディスク(HDD)などの記録媒体を有する。記憶部15は、画像センサ7を制御するためのプログラム及び各種データ(位置関係情報151及びマーカ情報152等)を記憶し、信号処理部16との間でこれらの情報を入出力する。プログラムは、CD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から記憶部15にインストールされてもよい。
位置関係情報151は、マーカ10全体におけるマーカ10の第1部材101及び第2部材102の位置関係を示す。位置関係情報151には、第1部材101の縦横比、形状(長方形、丸形、三角形など)等の情報が示され、さらに、第1部材101に対する第2部材102の相対位置及び相対範囲と、第1部材101に対するマーカ10全体の相対位置及び相対範囲が示される。位置関係情報151は、監視画像において、第1部材101に対応する画像領域(第1領域)から、第2部材102に対応する画像領域(第2領域)及びマーカ10全体に対応する画像領域(マーカ領域)を特定するために使用される。なお、本明細書では「画像領域」を「領域」として表現する。図1(b)に示すマーカ10の場合、位置関係情報151には、第2部材102が第1部材101の下部に隣接し且つ第1部材101と略等しい面積及び形状を有していることが記憶される。さらに、位置関係情報151には、マーカ10全体が、第1部材101と、第2部材102と、第2部材102の下部に隣接し且つ第1部材101及び第2部材102の合計と略等しい面積及び形状を有する部材(第3部材103)とを有していることが記憶される。また、マーカの形状が円形である場合、位置関係情報151には、第2部材が第1部材の周囲に隣接し且つ第1部材の二倍の半径を有する円を外周とするドーナツ形状を有していることが記憶される。さらに、位置関係情報151には、マーカ全体が、第1部材と、第2部材と、第2部材の周囲に隣接し且つ第2部材の二倍の半径を有する円を外周とするドーナツ形状を有する部材(第3部材)とを有していることが記憶される。位置関係情報151は、監視対象物9に貼付されたマーカ10の形状に応じて管理者等により予め設定される。
マーカ情報152として、監視対象物9に貼付されたマーカ10ごとに、マーカ識別子、マーカ領域情報、第1領域情報、第2領域情報及び基準色情報が対応付けて記憶される。マーカ領域情報、第1領域情報及び第2領域情報(以下、これらの情報をまとめて領域情報と称する場合がある)は、それぞれマーカ領域、第1領域及び第2領域の監視画像における位置及び範囲を示し、例えば、各領域を構成する画素の座標値の集合として表現される。領域情報は、登録処理で設定され、監視画像において各マーカ10に対応する領域及び各マーカ10の各部材に対応する領域を特定するために使用される。基準色情報は、第2領域内の画素の色値(R値、G値、B値)を示す。基準色情報は、判定処理で設定され、各マーカ10の領域のホワイトバランス調整を行うために使用される。
信号処理部16は、組み込み型のマイクロプロセッサユニットと、ROM、RAMなどのメモリと、その周辺回路とを有し、画像センサ7の各種信号処理を実行する。そのために、信号処理部16は、マイクロプロセッサユニット上で動作するプログラムの機能モジュールとして実装される制御手段161、領域検出手段162、基準色設定手段163、補正手段164及び判定手段165を有する。
図3は、画像センサ7による領域情報の登録処理の動作を示すフローチャートである。以下、図3を参照しつつ、本実施形態による登録処理の動作を説明する。登録処理は、不図示の設定端末を用いて管理者等による設定登録操作が行われたときに実行される。
まず、制御手段161は、撮影モードを夜間モードに設定し、照明部13を点灯させて撮影部11に点灯近赤外光画像を生成させ、その後、照明部13を消灯させて撮影部11に消灯近赤外光画像を生成させる(ステップS101)。次に、制御手段161は、撮影部11が出力した近赤外光画像を取得する(ステップS102)。
図4(a)は監視場所を撮影したカラー画像の一例を示し、図4(b)は点灯近赤外光画像の一例を示し、図4(c)は消灯近赤外光画像の一例を示す。監視場所104には複数の監視対象物9が配置され、各監視対象物9にはそれぞれマーカ10が付されており、カラー画像400、点灯近赤外光画像410及び消灯近赤外光画像420には、複数のマーカ10が撮影されている。以下の例では、監視場所に複数のマーカが含まれるが、マーカは一つでもよい。
次に、領域検出手段162は、制御手段161が取得した点灯近赤外光画像と消灯近赤外光画像とを比較することにより、近赤外光画像において第1領域を検出する(ステップS103)。領域検出手段162は、点灯近赤外光画像と消灯近赤外光画像との間で対応する各画素の輝度差を算出して輝度差が所定の閾値以上となる画素を抽出する。ちなみに輝度差において可視光の成分の強度は相殺されている。領域検出手段162は、抽出した抽出画素の内、相互に隣接する抽出画素をグループ化(ラベリング)し、グループ化した抽出画素により構成される各領域を候補領域とする。領域検出手段162は、各候補領域の縦横比及びサイズ(総画素数)を算出する。領域検出手段162は、縦横比が予め設定された第1範囲内であり且つサイズが予め設定された第2範囲内である候補領域を第1領域として検出する。なお、領域検出手段162は、さらに各候補領域の形状を算出し、算出した形状が位置関係情報151に記憶されている形状と略一致する場合に限り、各候補領域を第1領域として検出してもよい。領域検出手段162は、撮影部11の結像光学系のレンズによる歪等による変形を撮影部11のカメラパラメータを用いて補正して領域を検出してもよい。領域検出手段162は、検出した第1領域の位置及び範囲をマーカ情報152の第1領域情報として記憶部15に記憶させる。
図4(b)に示すように、各マーカ10の第1部材101は近赤外光を反射するため、点灯近赤外光画像410内の各第1部材101に対応する領域では輝度が高くなっている。一方、各第1部材101以外では近赤外光の反射率が低いため、点灯近赤外光画像410内の各第1部材101に対応しない領域では輝度が低くなっている。また、図4(c)に示すように、近赤外光が照射されていない場合は、消灯近赤外光画像420内の各第1部材101に対応する領域では、他の領域と同様に、輝度が低くなっている。したがって、領域検出手段162は、点灯近赤外光画像410と消灯近赤外光画像420との間で対応する各画素の輝度差が所定の閾値以上となる画素を抽出することにより、第1部材101に対応する第1領域を精度良く検出することができる。
次に、領域検出手段162は、近赤外光画像から第1領域を検出したか否かを判定する(ステップS104)。第1領域を検出しなかった場合、領域検出手段162は、領域情報の登録に失敗したことを設定端末に通知し(ステップS105)、一連のステップを終了する。一方、第1領域を検出した場合、領域検出手段162は、検出した第1領域毎に、即ちマーカ10毎に、ステップS106及びS107の処理を実行する。
まず、領域検出手段162は、近赤外光画像における第1領域の位置と記憶部15に記憶された位置関係情報151とに基づいて第2領域を特定する(ステップS106)。なお、領域検出手段162は、カラー画像において、近赤外光画像の第2領域に対応する(同一の座標を有する)領域をカラー画像における第2領域として特定する。領域検出手段162は、特定したカラー画像における第2領域の位置及び範囲をマーカ情報152の第2領域情報として記憶部15に記憶させる。なお、領域検出手段162は、第1部材101の色が白色であり且つカラー画像において第1部材101からの反射光がカラー画像における色の再現性に影響しない場合には、第1領域自体を第2領域として特定してもよい。この場合、位置関係情報151として、第2部材102は第1部材101と同一であることが示される。また、領域検出手段162は、第2部材102に対応する全ての領域でなく、第2部材102に対応する領域の内の少なくとも一画素を含む一部の領域を第2領域として特定してもよい。
次に、領域検出手段162は、近赤外光画像における第1領域の位置と記憶部15に記憶された位置関係情報151に示される位置関係とに基づいてマーカ領域の位置及び範囲を特定する(ステップS107)。なお、領域検出手段162は、カラー画像において、近赤外光画像のマーカ領域に対応する(同一の座標を有する)領域をマーカ情報152のマーカ領域として特定し、記憶する。
領域検出手段162は、全ての第1領域についてステップS106及びS107の処理を実行すると、登録処理を終了する。
図4(d)は、第1領域、第2領域及びマーカ領域について説明するための図である。図4(d)は、第2部材102が第1部材101の下部に隣接し且つ第1部材101と略等しい面積及び形状を有し、第3部材103が第2部材102の下部に隣接し且つ第1部材101及び第2部材102と略等しい面積及び形状を有している例を示す。領域検出手段162は、位置関係情報151を参照し、各第1部材101に対応する第1領域の下部に隣接し且つ第1領域と同一の大きさ及び形状を有する領域を第2領域として特定する。さらに、領域検出手段162は、各第2領域の下部に隣接し且つ第1領域と第2領域とを合わせた領域と同一の大きさ及び形状を有する領域を第3領域として特定する。そして、領域検出手段162は、第1領域、第2領域及び第3領域を含む領域をマーカ領域として特定する。なお、マーカ10の貼付位置や撮影部11の設置条件によっては位置関係情報151をそのまま適用できない場合が想定されるため、例えば、検出された第1領域の周囲から第2領域や第3領域を探索して、第1領域及びマーカ領域を特定してもよい。
図5は、画像センサ7による監視対象物の有無の判定処理の動作を示すフローチャートである。以下、図5を参照しつつ、本実施形態による判定処理の動作を説明する。判定処理は、画像が生成される毎に実行される。
まず、制御手段161は、照度センサ12から照度信号を受け取り、受け取った照度信号に基づいて、監視場所が明状態であるか否かを判定する(ステップS201)。制御手段161は、照度信号に示される照度が閾値以上である状態が一定期間(例えば30秒間)継続すれば明状態と判定し、閾値未満である状態が一定期間継続すれば暗状態と判定する。この閾値は、例えば、監視場所内においてマーカ10の第3部材103をカラー画像にて識別可能な最低照度に設定され、撮影部11に使用される2次元検出器の感度に応じて予め設定される。なお、制御手段161は、現在時刻が昼間であるか夜間であるかにより、明状態か暗状態かを判定してもよい。
制御手段161は、明状態と判定した場合、撮影モードを昼間モードに設定し、照明部13を消灯させて撮影部11にカラー画像を生成させる(ステップS202)。次に、制御手段161は、撮影部11が出力したカラー画像を取得する(ステップS203)。ステップS204〜S206の処理は、マーカ領域毎に実行される。
まず、基準色設定手段163は、第2領域内の画素の色値に基づいて基準色を設定する(ステップS204)。基準色設定手段163は、マーカ情報152の第2領域情報として記憶されている第2領域の重心位置(中央位置)の画素の色値を基準色の色値に決定する。なお、基準色設定手段163は、第2領域内の各画素の色値の平均値、中央値、最大値又は最小値を基準色の色値に決定してもよい。基準色設定手段163は、決定した色値をマーカ情報152の基準色情報として記憶部16に記憶させる。
次に、補正手段164は、設定された基準色に基づいて、カラー画像における各マーカ領域の画素の色値を補正(ホワイトバランス調整)する(ステップS205)。すなわち、補正手段164は、基準色情報の色値を白色とする補正値を求め、当該補正値を用いて各マーカ領域の画素の色値を補正する。例えば、補正手段164は、基準色のR値、G値及びB値のそれぞれをその中の最大値に一致させる倍率を補正値として算出する。例えば、基準色のR値、G値及びB値がそれぞれ200、150及び150であった場合、各値に対応する倍率は1倍、4/3倍、4/3倍となる。補正手段164は、マーカ領域内の各画素のR値、G値及びB値の各値に、算出した倍率を乗算することにより、各画素の色値を補正する。なお、補正手段164は、他の公知の様々なホワイトバランス調整方式により、補正を行ってもよい。
このように、補正手段164は、白色であることが既知の第2領域の画素の色値に基づいて環境光の影響を求めることができ、当該環境光の影響を取り除くよう各マーカ領域の補正を行うため、ホワイトバランス調整を良好に行うことができる。
次に、判定手段165は、補正したカラー画像内のマーカ領域においてマーカの検出処理を実行する(ステップS206)。判定手段165は、昼間モードでは、補正したカラー画像内のマーカ領域の特徴量に基づいて、当該マーカ領域にマーカが含まれるか否かを判定する。例えば、特徴量は画素の色値の特徴量とすることができる。すなわち、判定手段165は、第1及び第2領域(白色領域)内で、色値が予め設定された白色値範囲内である画素の数と、第3領域(非白色領域)内で、色値が予め設定された非白色(例えば青色)値範囲内である画素の数とが、何れも閾値以上である場合はマーカ領域にマーカが含まれると判定し、何れかが閾値未満である場合は含まれないと判定する。
なお、判定手段165は、上述した画素の数の条件に代えて形状の条件、又は代表値の条件を用いてマーカの検出処理を実行することもできる。または、判定手段165は、画素の数の条件、形状の条件及び代表値の条件のうちの2以上の条件を用いてマーカの検出処理を実行することもできる。
形状の条件を用いる場合、判定手段165は、マーカ領域から、色値が白色値範囲内である画素、及び/又は、色値が非白色値範囲内である画素を抽出し、抽出した画素による領域の形状が、位置関係情報151として記憶されている第1部材101、第2部材102、及び、第3部材103の内の対応する部材の形状と略一致する場合に、マーカが含まれると判定する。また、例えば図1(b)に示したマーカ10を用いる場合は、第1領域内で抽出した領域及び第2領域内で抽出した領域を合わせた領域と、第3領域内で抽出した領域とを比較し、略一致する場合にマーカが含まれると判定する。
代表値の条件を用いる場合、判定手段165は、少なくとも第1及び第2領域内の各画素の輝度値の代表値と、第3領域内の各画素の輝度値の代表値との差が輝度差の範囲内である場合に、マーカが含まれると判定する。代表値は例えば、平均値、中央値、最大値又は最小値のうちの1つ以上である。
また、第3部材103が複数の色(例えば青色及び黄色)を有している場合、特徴量をマーカ領域の画素の色相値の特徴量としてもよい。その場合、位置関係情報151には、マーカ10における第3部材103の各色の分布位置が記憶される。判定手段165は、まず、第3領域内の各画素のRGB値(色値)をHSL値(色相値、彩度値、明度値)に変換する。次に、判定手段165は、位置関係情報151に記憶された各色の分布位置に基づいて、第3領域を各色領域に分割する。次に、判定手段165は、各色領域内の各画素の色相値の内、各色を示す色相値に最も近い色相値を抽出する。各色を示す色相値は、予め設定され、例えば青色の場合は230度に設定され、黄色の場合は50度に設定される。次に、判定手段165は、抽出した各色相値の差を算出し、算出した差が予め設定された範囲内である場合に、マーカが含まれると判定する。
一方、制御手段161は、ステップS201で暗状態と判定した場合、撮影モードを夜間モードに設定し、照明部13を点灯させて撮影部11に点灯近赤外光画像を生成させ、その後、照明部13を消灯させて撮影部11に消灯近赤外光画像を生成させる(ステップS207)。次に、制御手段161は、撮影部11が出力した近赤外光画像を取得する(ステップS208)。ステップS209の処理は、個別のマーカ領域毎に実行される。
判定手段165は、近赤外光画像内のマーカ領域においてマーカの検出処理を実行する(ステップS209)。判定手段165は、夜間モードでは、近赤外光画像内のマーカ領域の特徴量に基づいて、マーカ領域にマーカが含まれるか否かを判定する。例えば、特徴量は画素の輝度値の特徴量とすることができる。すなわち、判定手段165は、マーカ領域内の各画素のRGB値(色値)をYUV値(輝度値、色差値)に変換する。判定手段165は、点灯近赤外光画像内の第1領域(近赤外光が反射されている領域)内の各画素の輝度値の代表値(平均値、中央値、最大値又は最小値)と、第2及び第3領域(近赤外光が反射されていない領域)内の各画素の輝度値の代表値との差が何れも閾値以上である場合はマーカ領域にマーカが含まれると判定し、何れかが閾値未満である場合は含まれないと判定する。
なお、判定手段165は、上述した点灯近赤外光画像における輝度差の条件に代えて形状の条件、又は点灯近赤外光画像と消灯近赤外光画像との間の輝度差の条件を用いてマーカの検出処理を実行することもできる。または、判定手段165は、点灯近赤外光画像における輝度差の条件、形状の条件、及び点灯近赤外光画像と消灯近赤外光画像との間の輝度差の条件のうちの2以上の条件を用いてマーカの検出処理を実行することもできる。
形状の条件を用いる場合、判定手段165は、点灯近赤外光画像におけるマーカ領域から、輝度値が反射輝度値範囲内である画素、及び/又は、輝度値が非反射輝度値範囲内である画素を抽出し、反射輝度値範囲内である画素による領域の形状が位置関係情報151として記憶されている第1部材の形状と略一致する場合、及び/又は、非反射輝度値範囲内である画素による領域の形状が位置関係情報151として記憶されている第2部材及び第3部材を合わせた形状と略一致する場合に、マーカが含まれると判定してもよい。反射輝度値範囲は近赤外光が反射されていると想定される輝度値の範囲に予め設定され、非反射輝度値範囲は近赤外光が反射されていないと想定される輝度値の範囲に予め設定される。
点灯近赤外光画像と消灯近赤外光画像との間の輝度差の条件を用いる場合、判定手段165は、点灯近赤外光画像及び消灯近赤外光画像のそれぞれについて、第1領域内の画素の輝度値の中の最高輝度値と、第2及び第3領域内の画素の輝度値の中の最低輝度値とを特定する。判定手段165は、点灯近赤外光画像で特定した最高輝度値と最低輝度値の差と、点灯近赤外光画像で特定した最高輝度値と消灯近赤外光画像で特定した最高輝度値の差とを算出し、算出した差の何れもが予め設定された閾値以上である場合に、マーカが含まれると判定する。
このように、判定手段165は、撮影部11の撮影環境の明るさに応じて、昼間モードと夜間モードとを切り替えてマーカを検出する。これにより、判定手段165は、撮影環境の明るさに関わらず良好にマーカを検出することが可能となる。
次に、判定手段165は、登録処理でマーカ情報152に記憶された全マーカ領域にてマーカが含まれていると判定されたか否かを判定する(ステップS210)。全マーカ領域にてマーカが含まれていると判定された場合、判定手段165は、監視対象物が正常状態であると判定し(ステップS211)、一連のステップを終了する。一方、何れかのマーカ領域にマーカが含まれないと判定した場合、判定手段165は、監視対象物が異常状態であると判定し(ステップS212)、一連のステップを終了する。その場合、判定手段165は、所定のアラーム信号を生成し、画像センサ7の識別信号及び異常が検出された監視画像を通信部14を介して警備装置3へ出力する。なお、判定手段165は、所定の期間(例えば、30秒間)の間、異常状態が継続した場合にのみ、アラーム信号等を警備装置3へ出力してもよい。
以上説明してきたように、本発明に係る画像センサ7は、近赤外光を反射させる第1部材101に対応する第1領域を検出し、第1領域の位置から白色の第2部材102に対応する第2領域を特定する。したがって、画像センサ7は、色味の強い環境光による影響に関わらず、第2領域を精度良く特定することが可能となる。これにより、画像センサ7は、第2領域内の画素の色値に基づいて、カラー画像内の画素の色値を良好に補正することができ、監視対象物が異常状態であるか否かを精度良く判定することが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明はこれらの実施形態に限定されない。例えば、第1部材101は、近赤外光反射部材でなく近赤外光吸収部材とし、第2部材102及び第3部材103は、近赤外光吸収部材ではなく一般的な色部材である白色部材及び青色部材としてもよい。そのようにしても、点灯近赤外光画像と消灯近赤外光画像において、近赤外光吸収部材に対応する領域内の輝度差は、他の領域内の輝度差より小さくなるため、この場合も、画像センサ7は、第1領域を良好に検出でき、ひいては第2領域を精度良く特定できる。
また、領域検出手段162は、カラー画像で撮像できる程度に周囲の環境が明るい場合は、照明部13を用いずに、消灯近赤外光画像とカラー画像を用いて第1領域を検出してもよい。消灯近赤外光画像において、第1領域は、環境光に含まれる近赤外光の反射成分を多く含んで撮影されるため、第1領域の輝度値は他の領域よりも高くなる。したがって、消灯近赤外光画像とカラー画像の第1領域における輝度差は、他の領域における輝度差より大きくなる。そこで、領域検出手段162は、消灯近赤外光画像とカラー画像との間で対応する各画素の輝度差を算出し、輝度差が所定の閾値以上となる画素を抽出し、抽出した画素をグループ化した領域を第1領域の候補領域として検出する。また、第1部材101を近赤外光吸収部材とした場合、消灯近赤外光画像において、第1領域は、環境光に含まれる近赤外光の反射成分を吸収して撮像されるため、第1領域の輝度値は他の領域よりも低くなる。したがって、消灯近赤外光画像とカラー画像の第1領域における輝度差は、他の領域における輝度差より大きくなる。そこで、領域検出手段162は、消灯近赤外光画像とカラー画像との間で対応する輝度差が所定の閾値以上となる画素を抽出し、抽出した画素をグループ化した領域を第1領域の候補領域として検出してもよい。
また、補正手段165は、マーカ領域のみを補正するのではなく、マーカ領域外の領域を含むカラー画像内の全領域を補正してもよい。その場合、補正手段165は、特定の第2領域について設定された基準色に基づいて、カラー画像の全領域を補正する。補正手段165は、各第2領域の中で、画素の色値が最も白色に近い第2領域を特定し、特定した第2領域内の画素の色値に基づいて設定された基準色に基づいて、カラー画像の全領域を補正する。
また、補正手段165は、各第2領域について設定された各基準色に基づいてそれぞれカラー画像の全領域を補正した複数の補正カラー画像を生成し、判定手段165は、全ての補正カラー画像から全マーカが検出された場合に限り、監視対象物が正常状態であると判定してもよい。その場合、図3のステップS107において、領域検出手段162が各マーカ領域を特定せずに、図5のステップS206において、判定手段165が補正カラー画像全体から各マーカを検出する。
また、制御手段161は、図5のステップS212で異常と判定された監視画像としてカラー画像を出力する代わりに、カラー画像の全領域を補正したカラー画像を警備装置3に出力してもよい。これにより、警備装置3を介して補正されたカラー画像を受信した警備センタ装置5は、当該補正されたカラー画像を表示させることができ、監視員は異常時の状態を好適に参照することが可能となる。また、制御手段161は、図5の判定処理を実行することなく、登録処理にて登録された第2領域内の画素の色値(基準色)に基づいて、カラー画像の全領域を補正したカラー画像を警備装置3へ出力してもよい。
また、画像センサ7は、図3の登録処理を事前に実行せずに、図5の判定処理を実行する度に、判定処理の直前に実行してもよい。
また、照明部13は、赤外LEDを用いて近赤外光を照射するものに限定されない。照明部13は、撮影部11の2次元検出器が検出可能な波長帯の光を照射すればよく、例えば、白色LEDなどを用いて可視光を照射してもよい。
また、近赤外光反射部材又は近赤外光吸収部材は、近赤外光のみを大きく反射又は吸収する部材に限定されない。近赤外光反射部材又は近赤外光吸収部材は、少なくとも近赤外光を反射又は吸収する部材であればよく、近赤外光及び可視光の両方を大きく反射又は吸収する部材でもよい。
以上のように、本発明の範囲内で、実施される形態に合わせて様々な変更を行うことができる。
7 画像センサ、11 撮影部、12 照度センサ、13 照明部、14 通信部、15 記憶部、16 信号処理部、161 制御手段、162 領域検出手段、163 基準色設定手段、164 補正手段、165 判定手段

Claims (6)

  1. 白色部材と近赤外光反射部材又は近赤外光吸収部材の少なくとも何れか一方とが所定の位置関係で配置された被写体を撮影したカラー画像及び近赤外光画像を生成する撮影部と、
    前記所定の位置関係を示す位置関係情報を記憶する記憶部と、
    前記近赤外光画像において前記近赤外光反射部材又は前記近赤外光吸収部材に対応する第1領域を検出し、前記第1領域の位置と前記位置関係情報に示される位置関係とに基づいて、前記カラー画像において前記白色部材に対応する第2領域を特定する領域検出手段と、
    前記第2領域内の画素の色値に基づいて、前記カラー画像内の画素の色値を補正する補正手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記被写体に向けて光を照射する照明部をさらに有し、
    前記領域検出手段は、前記照明部が光を照射した状態で撮影された近赤外光画像と、前記照明部が光を照射していない状態で撮影された近赤外光画像とを比較することにより、前記第1領域を検出する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記被写体には、白色以外の色を有する非白色部材がさらに配置され、
    前記補正手段は、前記第2領域内の画素の色値に基づいて、少なくとも前記カラー画像内の前記非白色部材に対応する第3領域内の画素の色値を補正し、
    少なくとも前記補正された第3領域内の画素に基づいて、前記補正したカラー画像に前記被写体が含まれるか否かを判定する判定手段をさらに有する、請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記被写体は、監視対象物に付され、
    前記判定手段は、前記補正したカラー画像に前記被写体が含まれないと判定した場合、前記監視対象物が異常状態であると判定する、請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記判定手段は、前記撮影部の撮影環境の明るさに応じて、前記補正したカラー画像において前記被写体に対応する画素の色値に基づいて前記被写体が含まれるか否かを判定する第1モードと、前記近赤外光画像において前記被写体に対応する画素の輝度値に基づいて前記被写体が含まれるか否かを判定する第2モードとを切り替える、請求項3または4に記載の画像処理装置。
  6. 前記カラー画像及び前記近赤外光画像には、複数の前記被写体が撮影され、
    前記領域検出手段は、前記被写体毎に前記第2領域を特定し、
    前記補正手段は、前記被写体毎に特定した第2領域内の画素の色値に基づいて、前記カラー画像における各被写体に対応する領域内の各画素の色値を補正する、請求項1〜5の何れか一項に記載の画像処理装置。
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