JP2019132920A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Yosuke Eguchi
陽介 江口
山崎 真司
Shinji Yamazaki
真司 山崎
健太 須藤
Kenta Sudo
健太 須藤
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Abstract

【課題】コンパクトかつ広い画角を持ちながら、ズーム全域での可視光から近赤外光の広い波長領域において軸上色収差が十分に低減されたズームレンズを提供する。【解決手段】本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、負の第1レンズ群と、正のレンズ群LPを含む後群とから成り、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、回折光学部を含むレンズを有し、レンズ群LPは、正レンズと負レンズを有し、広角端から望遠端へのズーミングに際して物体側へ移動し、最も物体側の正レンズ群より物体側に配置されている負レンズ群の広角端における合成焦点距離、レンズ群LPの焦点距離、レンズ群LPの広角端及び望遠端それぞれにおける横倍率、広角端における軸上光線の通過位置の高さの最大値、及び広角端における軸上光線の回折光学部での通過位置の高さを適切に設定する。【選択図】 図1

Description

本発明は、ズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、例えばビデオカメラ、電子スチルカメラ、放送用カメラ、監視カメラ等の固体撮像素子を用いたカメラ、或いは銀塩フィルムを用いたカメラ等に好適なものである。
撮像装置に用いられるズームレンズとしては、レンズ全長が短く、広い画角を持ち、しかも高解像力なものが要求されている。
特に監視カメラにおいては、ナイトモードを実行可能な撮像装置が求められているため、広い波長領域での色収差補正が必要となっている。
特許文献1及び2は、広い画角を持ちながら良好な光学性能を持ったズームレンズとして、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力を有する第1レンズ群と、後続のレンズ群とを有し、回折光学素子を備えるネガティブリード型のズームレンズを開示している。
特開2002−156582号公報 国際公開第2013/128856号
特許文献1及び2に開示されているズームレンズでは、ズーム全域における可視光から近赤外光の広い波長領域において軸上色収差が十分に低減されていない。
そこで本発明は、コンパクトかつ広い画角を持ちながら、ズーム全域における可視光から近赤外光の広い波長領域において軸上色収差が十分に低減されたズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力のレンズ群LPを含む後群とから成り、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、回折光学部を含むレンズを有し、レンズ群LPは、正レンズと負レンズを有し、広角端から望遠端へのズーミングに際して物体側へ移動し、最も物体側に配置された正の屈折力のレンズ群よりも物体側に配置されている負の屈折力のレンズ群の広角端における合成焦点距離をfn、レンズ群LPの焦点距離をfp、レンズ群LPの広角端及び望遠端のそれぞれにおける横倍率をβpw及びβpt、広角端における軸上光線の通過位置の高さの最大値をhwmax、広角端における軸上光線の回折光学部での通過位置の高さをhwdoとするとき、
−1.50<fn/fp<−0.20
2.0<βpt/βpw<10.0
0.50<hwdo/hwmax≦1.00
なる条件式を満足することを特徴とする。
本発明によれば、コンパクトかつ広い画角を持ちながら、ズーム全域における可視光から近赤外光の広い波長領域において軸上色収差が十分に低減されたズームレンズ及びそれを有する撮像装置を得ることができる。
実施例1のズームレンズの広角端において無限遠物体に合焦しているときのレンズ断面図。 実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端において無限遠物体に合焦しているときの諸収差図。 実施例2のズームレンズの広角端において無限遠物体に合焦しているときのレンズ断面図。 実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端において無限遠物体に合焦しているときの諸収差図。 実施例3のズームレンズの広角端において無限遠物体に合焦しているときのレンズ断面図。 実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端において無限遠物体に合焦しているときの諸収差図。 実施例4のズームレンズの広角端において無限遠物体に合焦しているときのレンズ断面図。 実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端において無限遠物体に合焦しているときの諸収差図。 実施例5のズームレンズの広角端において無限遠物体に合焦しているときのレンズ断面図。 実施例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端において無限遠物体に合焦しているときの諸収差図。 本発明のズームレンズを有する撮像装置の要部概略図。 本発明のズームレンズを有する撮像装置の要部概略図。
以下に本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦しているときのレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)はそれぞれ、実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦しているときの縦収差図である。
図3は本発明の実施例2のズームレンズの広角端において無限遠物体に合焦しているときのレンズ断面図である。図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ、実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端において無限遠物体に合焦しているときの縦収差図である。
図5は本発明の実施例3のズームレンズの広角端において無限遠物体に合焦しているときのレンズ断面図である。図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ、実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端において無限遠物体に合焦しているときの縦収差図である。
図7は本発明の実施例4のズームレンズの広角端において無限遠物体に合焦しているときのレンズ断面図である。図8(A)、(B)、(C)はそれぞれ、実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端において無限遠物体に合焦しているときの縦収差図である。
図9は本発明の実施例5のズームレンズの広角端において無限遠物体に合焦しているときのレンズ断面図である。図10(A)、(B)、(C)はそれぞれ、実施例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端において無限遠物体に合焦しているときの縦収差図である。
レンズ断面図中の実線で描かれている矢印は、ズーミング時の各レンズ群の移動軌跡を示している。また、レンズ断面図中の点線で描かれている矢印は、ズームレンズが最至近物体に合焦しているときのフォーカス群の移動軌跡を示している。
縦収差図において、球面収差、倍率色収差に関して、実線はd線(波長587.56nm)、二点鎖線はg線(波長435.84nm)、破線はF線(波長486.13nm)、一点鎖線はC線(波長656.27nm)、点線は波長850nmを示している。非点収差に関しては、破線及び実線はそれぞれ、d線のメリディオナル像面及びサジタル像面を示している。また、FnoはFナンバー、ωは撮影半画角を表している。また、球面収差は0.2mm、非点収差は0.2mm、歪曲は50%、倍率色収差は0.05mmのスケールで描かれている。
各実施例のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力を有する第1レンズ群L1と、正の屈折力を有するレンズ群(以下、簡単に「正レンズ群」と称する。)LPを含む後群LRとを有しており、第1レンズ群L1より像側に可変絞り(開口絞り)SPが配置されており、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。
後群LRに含まれる正レンズ群LPは、広角端から望遠端へのズーミングに際して像側から物体側へ単調に移動し、かつ少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズ(以下、簡単に「正レンズ」と称する。)と少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズ(以下、簡単に「負レンズ」と称する。)とを有する。
また、各実施例のズームレンズは、回折光学素子DOE(回折光学部)を含むレンズを有する。
ここで、最も物体側の正レンズ群より物体側に配置されている負の屈折力を有するレンズ群(最も物体側から連続する負の屈折力のレンズ群(以下、簡単に「負レンズ群」と称する。))の広角端における合成焦点距離をfnとする。後群LRに含まれる正レンズ群LPの焦点距離をfp、後群LRに含まれる正レンズ群LPの広角端及び望遠端それぞれにおける横倍率をβpw及びβptとする。広角端における軸上光線の通過位置の高さの最大値をhwmax、広角端における軸上光線の回折光学素子DOEでの(最も物体側における)通過位置の高さをhwdoとする。
このとき、各実施例のズームレンズは
−1.50<fn/fp<−0.20 ・・・(1)
2.0<βpt/βpw<10.0 ・・・(2)
0.50<hwdo/hwmax≦1.00 ・・・(3)
なる条件式を満たしている。
各実施例のズームレンズは、小型かつ軽量でありながら、広い画角を有し、収差を良好に補正するために、物体側から順に配置された、負の屈折力を有する第1レンズ群L1と、正レンズ群LPを含む後群LRとを有する構成としている。
後群LRに含まれる正レンズ群LPは、効率的に変倍を行うために、広角端から望遠端へのズーミングに際して像側から物体側へ単調に移動する構成としている。
また、後群LRに含まれる正レンズ群LPを広角端から望遠端へのズーミングに際して像側から物体側へ単調に移動する構成とすることによって、ズームレンズの小型化やズームレンズにおいて発生する収差変動を抑制することができる。
また、後群LRに含まれる正レンズ群LPは、球面収差やコマ収差を良好に補正するために、少なくとも1枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズとを有する構成としている。
また、各実施例のズームレンズは色収差を補正するために、回折光学素子DOEを有している。
ここで、回折光学素子DOEのd線に関するアッべ数νddoe及びC線とt線に関する部分分散比θCtdoeは、d線、C線、F線、t線の波長を各々λd、λC、λF、λtとするとき、以下の式(A)及び(B)で表される。
νddoe=λd/(λF−λC) ・・・(A)
θCtdoe=(λC−λt)/(λF−λC) ・・・(B)
式(A)及び(B)から、各実施例のズームレンズに設けられている回折光学素子DOEのアッベ数νddoe及び部分分散比θCtdoeは各々−3.45、2.10となる。
回折光学素子DOEの回折面の分散特性は負の値をとっており、一般的な光学材料の分散特性とは逆の作用を有する。また、回折光学素子DOEのC線とt線の部分分散比θCtdoeは一般的な光学材料よりも大きな値となっているため、レンズ系に用いることで、可視光から近赤外光までの広い波長範囲にわたる色収差の補正に非常に有効である。
次に前述の条件式(1)〜(3)の技術的意味について説明する。
条件式(1)は、最も物体側の正レンズ群より物体側に配置されている負レンズ群の広角端における合成焦点距離と、後群LRに含まれる正レンズ群LPの焦点距離との比の値(以下、簡単に「比」と称する。)を規定する式である。焦点距離の比が条件式(1)の下限値を下回ると、最も物体側の正レンズ群より物体側に配置されている負レンズ群の合成焦点距離が長くなりすぎ(負の合成焦点距離の絶対値が大きくなりすぎ)、広角端において広い画角を確保することが困難となるため、好ましくない。
一方、焦点距離の比が条件式(1)の上限値を超えると、最も物体側の正レンズ群より物体側に配置されている負レンズ群の合成焦点距離が短くなりすぎ(負の合成焦点距離の絶対値が小さくなりすぎ)、広角側における諸収差、特に像面湾曲や歪曲の補正が困難となるため、好ましくない。
条件式(2)は、後群LRに含まれる正レンズ群LPの広角端及び望遠端それぞれにおける横倍率の比を規定する式である。横倍率の比が条件式(2)の下限値を下回ると、後群LRに含まれる正レンズ群LPが十分な変倍比を持たず、ズームレンズとして十分な変倍比を持つことができないため、好ましくない。
一方、横倍率の比が条件式(2)の上限値を超えると、後群LRに含まれる正レンズ群LPが変倍比を持ちすぎ、ズームによる諸収差の変動が大きくなりすぎるため、好ましくない。
条件式(3)は、広角端における軸上光線が通過する高さの最大値と、広角端における軸上光線が回折光学素子DOEを通過する高さとの比を規定する式である。軸上光線が通過する高さが高くなる位置に回折光学素子DOEを配置することで、軸上色収差を良好に補正することができる。
高さの比が条件式(3)の下限値を下回ると、広角端における軸上光線が通過する高さを十分に確保できず、軸上色収差が十分に補正されないため、好ましくない。
なお、低分散ガラスを用いると軸上色収差の補正を行うことができるが、低分散ガラスは一般的に屈折率が低く、屈折力を十分に確保するためには曲率を大きくするか、低分散ガラスを複数枚使う必要があるため、全系の大型化を招いてしまい、好ましくない。
第1レンズ群L1は、少なくとも1枚の正レンズを有し、第1レンズ群L1に含まれる少なくとも1枚の正レンズのうちのいずれかの正レンズのd線に関する屈折率とアッベ数をそれぞれNd1p、νd1pとする。また、後群LRに含まれる正レンズ群LPが有する少なくとも1枚の正レンズのうちのいずれかの正レンズのd線に関するアッベ数をνdppとする。各実施例のズームレンズの広角端における焦点距離、望遠端における焦点距離をそれぞれfw、ftとする。第1レンズ群L1の焦点距離をf1とする。第1レンズ群L1の最も物体側のレンズの有効径をea1とする。広角端におけるレンズ全長をtdwとする。
なお、d線に関するアッベ数は、d線、C線、F線に対する屈折率をそれぞれnd、nC、nFとしたとき、
νd=(nd−1)/(nF−nC) ・・・(C)
のように表される。
また、回折光学素子DOEの焦点距離をfdoeとし、焦点距離fdoeは、回折格子の位相係数C2を用いて
fdoe=−1/(2×C2) ・・・(D)
のように表される。
このとき、各実施例のズームレンズにおいてさらに好ましくは次の各条件式のうちの1つ以上を満足するのが良い。
1.70<Nd1p<2.50 ・・・(4)
10<νd1p<40 ・・・(5)
60<νdpp ・・・(6)
50.0<|fdoe/fw|<10000.0 ・・・(7)
−5.0<f1/fw<−0.5 ・・・(8)
0.50<fp/ft<5.00 ・・・(9)
−5.0<ea1/f1<−0.5 ・・・(10)
4.0<tdw/fw<30.0 ・・・(11)
条件式(4)及び(5)は、第1レンズ群L1が有する少なくとも1枚の正レンズの材料の特性に関する式である。
条件式(4)の上限値を超えると、特に望遠端で発生する球面収差がアンダー方向に増加しやすくなり、好ましくない。一方、条件式(4)の下限値を下回ると、望遠端で発生する球面収差がオーバー方向に増加しやすくなり、好ましくない。さらに、正レンズのパワーを得るために曲率半径を小さくしたりレンズ厚を大きくしたりする必要が生じ、小型化を妨げるため、好ましくない。
条件式(5)は色収差の補正に関する条件であり、第1レンズ群L1に含まれる負レンズで発生する色収差を、条件式(5)を満足する正レンズを使用することによってキャンセルすることができる。
条件式(5)の下限値を下回ると、ズーム全域における倍率色収差が増加してしまう。例えば、d線に対するg線やF線等の短波長側の収差が、オーバー方向に増加してしまい、好ましくない。一方、条件式(5)の上限値を超えると、下限値を下回るときと同様に、ズーム全域における倍率色収差が増加してしまう。この場合、d線に対するg線やF線等の短波長側の収差が、アンダー方向に増加してしまい、好ましくない。
条件式(6)は、後群LRに含まれる正レンズ群LPが有する少なくとも1枚の正レンズの材料の特性に関する式である。条件式(6)は特に軸上色収差の補正に関する条件であり、軸上光線の通過が高くなる位置に条件式(6)を満たす正レンズを使用することで、ズーム全域において軸上色収差を良好に補正することができる。
条件式(6)の下限値を下回ると、軸上色収差の補正が不足してしまう。良好に補正するためには各レンズ群の屈折力を弱める必要があるが、その場合広角化や高変倍比を確保するためにレンズ全長が大型化してしまうため、好ましくない。
条件式(7)は、回折光学素子DOEの焦点距離と、ズームレンズの広角端における焦点距離との比を規定する式である。
条件式(7)の下限値を下回ると、回折光学素子DOEの焦点距離が小さくなりすぎ、倍率色収差が過補正となってしまうため、好ましくない。また、条件式(7)の下限値を下回ると、ズームレンズの広角端における焦点距離が長くなりすぎ、広角端において広い画角を確保するのが困難となるため、好ましくない。
一方、条件式(7)の上限値を超えると、回折光学素子DOEの焦点距離が大きくなりすぎ、倍率色収差が補正不足となってしまうため、好ましくない。また、条件式(7)の上限値を超えると、第1レンズ群L1の焦点距離が短くなりすぎ、広角側における諸収差、特に倍率色収差の補正が困難となるため、好ましくない。
条件式(8)は、第1レンズ群L1の焦点距離とズームレンズの広角端における焦点距離との比を規定する式である。
条件式(8)の下限値を下回ると、第1レンズ群L1の負の焦点距離が長くなりすぎ(負の焦点距離の絶対値が大きくなりすぎ)、広角端において広い画角を確保するのが困難となるため、好ましくない。
一方、条件式(8)の上限値を超えると、第1レンズ群L1の負の焦点距離が短くなりすぎ(負の焦点距離の絶対値が小さくなりすぎ)、ズーム全域において第1レンズ群L1で発生する像面湾曲、歪曲が大きくなり、ズーミングにおける変動に対する補正が困難となるため、好ましくない。
条件式(9)は、後群LRに含まれる正レンズ群LPの焦点距離とズームレンズの望遠端における焦点距離との比を規定する式である。
条件式(9)の下限値を下回ると、後群LRに含まれる正レンズ群LPの焦点距離が短くなりすぎ、ズーム全域で球面収差やコマ収差が大きく発生し、かつズーミングにおける変動に対する抑制が困難となるため、好ましくない。
一方、条件式(9)の上限値を超えると、後群LRに含まれる正レンズ群LPの焦点距離が長くなりすぎる。この場合、広角端において広い画角を確保するためには第1レンズ群L1の負の屈折力をきわめて強くする必要があり、第1レンズ群L1で発生する像面湾曲、歪曲の抑制が困難となるため、好ましくない。
条件式(10)は、第1レンズ群L1の最も物体側のレンズの有効径と、第1レンズ群L1の焦点距離との比を規定する式である。
条件式(10)の下限値を下回ると、第1レンズ群L1の焦点距離に対して最も物体側のレンズの有効径が大きくなりすぎ、ズームレンズが大型化してしまうため、好ましくない。また、第1レンズ群L1の負の焦点距離が短くなりすぎ(負の焦点距離の絶対値が小さくなりすぎ)、ズーム全域で球面収差やコマ収差が大きく発生し、かつズーミングにおける変動に対する抑制が困難となるため、好ましくない。
一方、条件式(10)の上限値を超えると、第1レンズ群L1の負の焦点距離が長くなりすぎ(負の焦点距離の絶対値が大きくなりすぎ)、広角端において広い画角を確保するのが困難となるため、好ましくない。
条件式(11)は、ズームレンズの広角端における全長と、ズームレンズの広角端における焦点距離との比を規定する式である。
条件式(11)の下限値を下回ると、広角端におけるレンズ全長が短くなりすぎ、変倍比を得るためのレンズ群の移動量が確保できなくなり、高変倍化が困難となるため、好ましくない。
一方、条件式(11)の上限値を超えると、広角端におけるレンズ全長が長くなりすぎ、ズームレンズが大型化してしまうため、好ましくない。
なお、さらに好ましくは条件式(1)〜(5)及び(7)〜(11)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
−1.30<fn/fp<−0.40 ・・・(1a)
2.2<βpt/βpw<8.0 ・・・(2a)
0.55<hwdo/hwmax≦1.00 ・・・(3a)
1.72<Nd1p<2.45 ・・・(4a)
13<νd1p<39 ・・・(5a)
80.0<|fdoe/fw|<8000.0 ・・・(7a)
−4.5<f1/fw<−0.8 ・・・(8a)
0.55<fp/ft<4.00 ・・・(9a)
−4.5<ea1/f1<−1.0 ・・・(10a)
5.0<tdw/fw<25.0 ・・・(11a)
よりさらに好ましくは条件式(1a)〜(5a)及び(7a)〜(11a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
−1.10<fn/fp<−0.60 ・・・(1b)
2.3<βpt/βpw<6.0 ・・・(2b)
0.6<hwdo/hwmax≦1.0 ・・・(3b)
1.75<Nd1p<2.40 ・・・(4b)
15<νd1p<38 ・・・(5b)
100.0<|fdoe/fw|<6000.0 ・・・(7b)
−4.0<f1/fw<−1.0 ・・・(8b)
0.60<fp/ft<3.50 ・・・(9b)
−4.0<ea1/f1<−1.2 ・・・(10b)
6.0<tdw/fw<20.0 ・・・(11b)
次に、本発明のズームレンズの実施例1〜5それぞれのレンズ構成の特徴を説明する。
各実施例のレンズ断面図において、Iは像面であり、固体撮像素子の撮像面に相当する。以下、各光学素子は特に断りがない限り、物体側から像側へ順に配置されているとして説明する。
[実施例1]
実施例1に係るズームレンズは、負の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3で構成されている。第3レンズ群L3に含まれる接合レンズは、接合面に回折光学素子DOEを備えている。実施例1に係るズームレンズの後群LRは、第2レンズ群L2及び第3レンズ群L3で構成され、後群LRに含まれる正レンズ群LPは、第3レンズ群L3で構成される。
広角端から望遠端へのズーミングに際して、第3レンズ群L3は物体側に単調に移動して変倍を行っている。第2レンズ群L2は変倍に伴う像面変動を補正している。また、第1レンズ群L1は変倍時において固定である。第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間に配置されている可変絞りSPは、変倍時には第3レンズ群L3と一体で移動する。
第1レンズ群L1は、物体側から順に、負レンズ、負レンズ、負レンズ、正レンズで構成されている。
第2レンズ群L2は、負レンズで構成されている。
第3レンズ群L3は、物体側から順に、正レンズ、接合面に回折光学素子DOEを有する正レンズと負レンズとの接合レンズ、正レンズ、正レンズ、負レンズで構成されている。第3レンズ群L3の最も物体側の正レンズと、像側から3番目に配置されている正レンズとは両面が非球面である。軸上光線が通過する位置が高い第3レンズ群L3に回折光学素子DOEを設けることで、ズーム全域において可視光から近赤外光までの広い波長領域での軸上色収差の変動を抑制している。
また、主たる変倍群であるとともに軸上光線が通過する位置が高い第3レンズ群L3に両面とも非球面であるレンズを複数設けることで、ズーム全域における球面収差やコマ収差の変動を抑制している。
実施例1に係るズームレンズの各条件式に対する対応値を表1に示す。実施例1はいずれの条件式も満足しており、コンパクトかつ広い画角を持ちながら、ズーム全域において軸上色収差を抑制したズームレンズを実現している。
なお、本発明のズームレンズにおける接合レンズは微小な空気間隔を有する分離レンズとして設けられていてもよい。また、本発明のズームレンズにおける可変絞りSPの開口径は、ズーミングに際して一定とすることも、変化させることもできる。可変絞りSPの径を変化させることで、軸外光束における下線コマフレアをカットすることができ、より良好な光学性能を得ることができる。これは本発明のズームレンズにおいて、レンズ形状としての変形及び変更の想定内であり、以下全ての実施例においても同様である。
[実施例2]
実施例2に係るズームレンズは、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4、負の屈折力の第5レンズ群L5、正の屈折力の第6レンズ群L6で構成されている。第4レンズ群L4に含まれる接合レンズは、接合面に回折光学素子DOEを備えている。実施例2に係るズームレンズの後群LRは、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4、第5レンズ群L5、第6レンズ群L6で構成される。後群LRに含まれる正レンズ群LPは、第3レンズ群L3及び第4レンズ群L4のうち軸上光線の通過位置が高い第3レンズ群L3で構成される。
広角端から望遠端へのズーミングに際して、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4、第5レンズ群L5は物体側に単調に移動して変倍を行っている。第1レンズ群L1は変倍に伴う像面変動を補正している。第6レンズ群L6は変倍時に不動である。また、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との間に配置されている可変絞りSPは、変倍時に第4レンズ群L4と一体となって光軸方向に移動する。また、第3レンズ群L3の最も物体側にはフレアカット絞りFCが設けられている。
第1レンズ群L1は、物体側から順に、負レンズ、負レンズ、負レンズと正レンズとの接合レンズで構成されている。第1レンズ群L1の物体側から2番目に配置されている負レンズは像側の面が非球面であり、特に広角側の像面湾曲や歪曲を良好に補正している。
第2レンズ群L2は、正レンズで構成されている。第2レンズ群L2の正レンズは物体側の面が非球面であり、ズーム全域の球面収差やコマ収差、像面湾曲の変動を良好に補正している。
第3レンズ群L3は、物体側から順に、正レンズと負レンズとの接合レンズ、正レンズで構成されている。第3レンズ群L3の負レンズは像側の面が非球面であり、ズーム全域の球面収差やコマ収差の変動を良好に補正している。
第4レンズ群L4は、物体側から順に、負レンズ、接合面に回折光学素子DOEを有する正レンズと負レンズとの接合レンズ、正レンズで構成されている。軸上光線が通過する位置が高い第4レンズ群L4に回折光学素子DOEを設けることで、ズーム全域において可視光から近赤外光までの広い波長領域での軸上色収差の変動を抑制している。
第5レンズ群L5は、物体側から順に、負レンズ、負レンズと正レンズとの接合レンズで構成されている。第5レンズ群L5の最も物体側に配置されている負レンズの物体側の面は非球面であり、それによりズーム全域の像面湾曲やコマ収差の変動を良好に補正している。
第6レンズ群L6は、正レンズで構成されている。最も像面に近い第6レンズ群L6を正レンズ群とすることで、高い像高における撮像素子への入射角を浅くすることができる。これにより、撮像素子へ光線が斜めに入射することによって発生する、周辺光量落ちなどを防ぐことができる。たとえば周辺光量落ちを補正するためには、画像処理的もしくは電気回路的に画面周辺のゲインを上げる必要があるが、十分な光量が得られていない環境ではノイズが発生する可能性がある。ノイズは監視カメラにとって好ましくないため、ノイズの発生を抑制することは監視カメラにとって好適である。
実施例2に係るズームレンズの各条件式に対する対応値を表1に示す。実施例2はいずれの条件式も満足しており、コンパクトかつ広い画角を持ちながら、ズーム全域において軸上色収差を抑制したズームレンズを実現している。
[実施例3]
実施例3に係るズームレンズは、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2で構成されている。第2レンズ群L2に含まれる接合レンズのうちの一つは、接合面に回折光学素子DOEを備えている。実施例3に係るズームレンズの後群LRは、第2レンズ群L2で構成され、後群LRに含まれる正レンズ群LPは、第2レンズ群L2で構成される。
広角端から望遠端へのズーミングに際して、第2レンズ群L2は物体側に単調に移動して変倍を行っている。第1レンズ群L1は変倍に伴う像面変動を補正している。また、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間に配置されている可変絞りSPは、変倍時には光軸方向に対して固定となっている。
第1レンズ群L1は、物体側から順に、負レンズ、負レンズと正レンズとの接合レンズ、負レンズ、正レンズで構成されている。
第2レンズ群L2は、物体側から順に、正レンズ、接合面に回折光学素子DOEを含む負レンズと正レンズとの接合レンズ、負レンズ、正レンズと負レンズとの接合レンズで構成されている。第2レンズ群L2の最も物体側に配置されている正レンズは両面が非球面であり、主たる変倍群であるとともに軸上光線が通過する位置が高い第2レンズ群L2に両面が非球面であるレンズを設けることで、ズーム全域における球面収差やコマ収差の変動を抑制している。
実施例3に係るズームレンズの各条件式に対する対応値を表1に示す。実施例3はいずれの条件式も満足しており、コンパクトかつ広い画角を持ちながら、ズーム全域において軸上色収差を抑制したズームレンズを実現している。
[実施例4]
実施例4に係るズームレンズは、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2で構成されている。第2レンズ群L2に含まれるレンズのうちの一つは、回折光学素子DOEを備えている。実施例4に係るズームレンズの後群LRは、第2レンズ群L2で構成され、後群LRに含まれる正レンズ群LPは、第2レンズ群L2で構成される。
広角端から望遠端へのズーミングに際して、第2レンズ群L2は物体側に単調に移動して変倍を行っている。第1レンズ群L1は変倍に伴う像面変動を補正している。また、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間に配置されている可変絞りSPは、変倍時には光軸方向に対して固定となっている。
第1レンズ群L1は、物体側から順に、負レンズ、負レンズ、負レンズ、負レンズと正レンズとの接合レンズで構成されている。
第2レンズ群L2は、物体側から順に、正レンズ、負レンズと正レンズとの接合レンズ、物体側の面に回折光学素子DOEを含む負レンズ、正レンズと負レンズとの接合レンズで構成されている。第2レンズ群L2の最も物体側の正レンズは両面が非球面であり、主たる変倍群であるとともに軸上光線が通過する位置が高い第2レンズ群L2に両面が非球面であるレンズを設けることで、ズーム全域における球面収差やコマ収差の変動を抑制している。また、軸上光線が通過する位置が高い第2レンズ群L2に回折光学素子DOEを設けることで、ズーム全域において可視光から近赤外光までの広い波長領域での軸上色収差の変動を抑制している。
実施例4に係るズームレンズの各条件式に対する対応値を表1に示す。実施例4はいずれの条件式も満足しており、コンパクトかつ広い画角を持ちながら、ズーム全域において軸上色収差を抑制したズームレンズを実現している。
[実施例5]
実施例5に係るズームレンズは、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2で構成されている。第2レンズ群L2に含まれる接合レンズのうちの一つは、接合面に回折光学素子DOEを備えている。実施例5に係るズームレンズの後群LRは、第2レンズ群L2で構成され、後群LRに含まれる正レンズ群LPは、第2レンズ群L2で構成される。
広角端から望遠端へのズーミングに際して、第2レンズ群L2は物体側に単調に移動して変倍を行っている。第1レンズ群L1は変倍に伴う像面変動を補正している。また、第2レンズ群L2の内部に配置されている可変絞りSPは、変倍時には第2レンズ群L2と一体で光軸方向に対して移動する。
第1レンズ群L1は、物体側から順に、負レンズ、負レンズ、負レンズと正レンズとの接合レンズで構成されている。
第2レンズ群L2は、物体側から順に、接合面に回折光学素子DOEを含む負レンズと正レンズとの接合レンズ、可変絞りSP、正レンズ、負レンズ、正レンズと負レンズとの接合レンズで構成されている。軸上光線が通過する位置が高い第2レンズ群L2に回折光学素子DOEを設けることで、ズーム全域において可視光から近赤外光までの広い波長領域での軸上色収差の変動を抑制している。また、可変絞りSPより像側のレンズのうち最も物体側に配置されている正レンズは両面が非球面であり、主たる変倍群であるとともに軸上光線が通過する位置が高い第2レンズ群L2に両面が非球面であるレンズを設けることで、ズーム全域における球面収差やコマ収差の変動を抑制している。
実施例5に係るズームレンズの各条件式に対する対応値を表1に示す。実施例5はいずれの条件式も満足しており、コンパクトかつ広い画角を持ちながら、ズーム全域において軸上色収差を抑制したズームレンズを実現している。
次に、本発明のズームレンズを撮像光学系として用いたデジタルビデオカメラの実施例を図11を用いて説明する。
図11において、10はカメラ本体、11は実施例1〜5のいずれかのズームレンズによって構成された撮像光学系である。12はカメラ本体に内蔵され、撮像光学系11によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。
また、本発明のズームレンズを撮像光学系として用いた監視カメラの実施例を図12を用いて説明する。
図12において、20はカメラ本体、21は実施例1〜5のいずれかのズームレンズによって構成された撮像光学系である。22はカメラ本体に内蔵され、撮像光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。
このように、本発明のズームレンズをデジタルビデオカメラや監視カメラ等の撮像装置に適用することにより、小型で高い光学性能を有する撮像装置を実現することができる。
なお、各実施例のズームレンズは投射装置(プロジェクタ)用の投射光学系として用いることもできる。
また、本発明の撮像装置は、上記の各実施例のズームレンズとともに、歪曲収差と倍率色収差の少なくとも一方を電気的に補正する回路(補正手段)を有していても良い。このようにズームレンズの歪曲収差等を許容することができる構成にすれば、ズームレンズ全体のレンズ枚数を少なくすることができ、小型化が容易になる。また倍率色収差を電気的に補正することにより、撮影した画像の色にじみを軽減し、解像力の向上を図ることが容易になる。
なお、各実施例のズームレンズと、ズームレンズを制御する制御部とを含めた撮像システム(監視カメラシステム)を構成してもよい。この場合、制御部は、ズーミングに際して各レンズ群が上述したように移動するようズームレンズを制御すればよい。このとき、制御部がズームレンズと一体的に構成されている必要はなく、制御部をズームレンズとは別体として構成してもよい。例えば、ズームレンズの各レンズを駆動する駆動部に対して遠方に配置された制御部(制御装置)が、ズームレンズを制御するための制御信号(命令)を送る送信部を備える構成を採用してもよい。このような制御部によれば、ズームレンズを遠隔操作することができる。
また、ズームレンズを遠隔操作するためのコントローラーやボタンなどの操作部を制御部に設けることで、ユーザーの操作部への入力に応じてズームレンズを制御する構成を採ってもよい。例えば、操作部として拡大ボタン及び縮小ボタンを設け、ユーザーが拡大ボタンを押したらズームレンズの倍率が大きくなり、ユーザーが縮小ボタンを押したらズームレンズの倍率が小さくなるように、制御部からズームレンズの駆動部に信号が送られるように構成すればよい。
また、撮像システムは、ズームレンズのズームに関する情報(移動状態)を表示する液晶パネルなどの表示部を有していてもよい。ズームレンズのズームに関する情報とは、例えばズーム倍率(ズーム状態)や各レンズ群の移動量(移動状態)である。この場合、表示部に示されるズームレンズのズームに関する情報を見ながら、操作部を介してユーザーがズームレンズを遠隔操作することができる。このとき、例えばタッチパネルなどを採用することで表示部と操作部とを一体化してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
次に本発明の実施例1〜5それぞれに対応する数値実施例1〜5を示す。各数値実施例において、iは物体側からの面の順序を示し、riは物体側から第i番目の面の曲率半径、diは物体側から第i番目の面と第i+1番目の面との間隔、ndi、νdiはそれぞれ、物体側から第i番目の面と第i+1番目の面との間の光学部材の屈折率、アッベ数である。eaは有効径であり、第1レンズ群L1の最も物体側の面の有効径をea1としている。
焦点距離、Fナンバー、半画角はそれぞれ、無限遠物体に焦点を合わせたときの値を表している。
また、非球面形状は、光軸方向の座標をx、光軸と垂直方向の座標をy、基準の曲率半径をR、円錐定数をK、n次の非球面係数をAnとして、以下の式(E)で表される。
x=(y/r)/{1+(1−K×y/r0.5}+A4×y+A6×y+A8×y+A10×y10+・・・ ・・・(E)
また、「e−x」は「×10―x」を意味しており、非球面を有するレンズ面には各表中の面番号の右側に*を付している。
面番号の横に(回折)と付されている回折面(回折光学素子)の位相φは、mを回折光の回折次数、λ0を基準波長、Cj(j=1,2,3…)を各次数の位相係数とするとき、以下の式(F)で表される。
φ(h)=(2π×m/λ0)(C2h+C4h+C6h+C8h+…) ・・・(F)
また、基準波長λ0における回折光学素子DOEの焦点距離fdoeは以下の式(G)で表される。
fdoe=−1/(2×C2) ・・・(G)
さらに、任意の波長λにおける回折光学素子DOEの焦点距離fdoe(λ)は以下の式(H)で表される。
fdoe=−1/(2×C2)(λ0/λ) ・・・(H)
数値実施例1〜5と前述した各条件式との対応を以下の表1に示す。
Figure 2019132920
数値実施例1
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd ea
1 33.583 1.30 1.63854 55.4 27.9
2 12.280 6.46
3 -128.705 1.10 1.63854 55.4
4 48.582 3.05
5 -27.474 0.80 1.69680 55.5
6 -666.924 0.20
7 37.098 2.76 1.95906 17.5
8 -680.943 (可変)
9 -12.344 0.50 1.49700 81.5
10 -384.372 (可変)
11(絞り) ∞ 0.40
12* 12.187 3.80 1.55332 71.7
13* -35.410 0.17
14 27.442 5.21 1.49700 81.5
15(回折) -9.522 0.45 1.90366 31.3
16 26.524 0.75
17* 12.198 4.65 1.55332 71.7
18* -12.860 1.00
19 -189.378 1.48 1.95906 17.5
20 -23.968 3.69
21 -10.780 0.60 1.76182 26.5
22 -43.366 (可変)
23 ∞ 2.00 1.54400 60.0
24 ∞ 5.66
像面 ∞

非球面データ
第12面
K = 0.00000e+000 A 4=-8.98945e-005 A 6= 6.29561e-007 A 8=-1.21422e-008 A10= 1.15111e-010

第13面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.79791e-005 A 6= 1.79304e-006 A 8=-2.47813e-008 A10= 1.80208e-010

第15面(回折面)
C 2=-1.43386e-005 C 4=-7.97343e-007 C 6= 4.76589e-008 C 8= 1.96725e-009
C10=-8.99326e-011

第17面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.94210e-004 A 6= 2.96583e-006 A 8=-4.01729e-008 A10= 2.04981e-010

第18面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.32443e-005 A 6= 3.49229e-007 A 8= 1.09935e-009 A10=-3.09846e-011

各種データ
ズーム比 2.90
広角 中間 望遠
焦点距離 6.00 9.86 17.40
Fナンバー 1.64 2.22 3.08
半画角 59.9 32.8 18.2
像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 65.00 65.00 65.00
BF 5.66 5.66 5.66

d 8 6.97 8.00 1.98
d10 10.75 3.89 1.17
d22 1.26 7.09 15.83

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -20.71
2 9 -25.67
3 11 12.05
数値実施例2
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd ea
1 69.319 2.80 1.80400 46.5 60.1
2 28.073 6.45
3 51.314 1.90 1.49700 81.5
4* 17.107 17.60
5 -46.192 1.65 1.49700 81.5
6 52.973 3.95 1.76182 26.5
7 255.774 (可変)
8* 55.674 3.88 1.77250 49.6
9 -783.645 (可変)
10 ∞ 1.00
11 31.193 7.28 1.59522 67.7
12 -41.430 1.10 2.00100 29.1
13* -113.821 0.10
14 62.799 5.03 1.60311 60.6
15 -57.581 (可変)
16(絞り) ∞ 2.21
17 -41.509 1.00 1.80000 29.8
18 33.694 0.10
19 23.768 4.56 1.74950 35.3
20(回折) 88.558 0.90 1.85478 24.8
21 28.465 2.32
22 31.063 4.89 1.85478 24.8
23 -39.030 (可変)
24* -97.153 1.53 2.00100 29.1
25 67.466 0.77
26 -2299.989 1.00 1.91650 31.6
27 32.955 3.78 1.48749 70.2
28 -135.077 (可変)
29 -97.771 5.27 1.77250 49.6
30 -38.913 14.63
像面 ∞

非球面データ
第4面
K =-2.85663e-001 A 4=-2.79470e-006 A 6=-1.44185e-008 A 8= 2.84625e-011 A10=-8.30984e-014

第8面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.27233e-007 A 6= 2.86255e-009 A 8=-1.24511e-011 A10= 5.35305e-014 A12=-7.02047e-017

第13面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.52793e-006 A 6= 1.47031e-009 A 8= 9.78254e-013 A10=-4.67788e-015 A12= 1.99804e-017

第20面(回折面)
C 2=-2.81920e-004 C 4=-5.45760e-007 C 6= 5.31142e-009 C 8=-2.79489e-011

第24面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.41726e-005 A 6=-4.34779e-008 A 8= 1.07286e-010 A10=-2.99294e-012 A12= 1.59867e-014

各種データ
ズーム比 2.00
広角 中間 望遠
焦点距離 16.97 22.36 33.94
Fナンバー 2.73 2.88 2.88
半画角 59.9 47.0 33.2
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 135.11 131.33 132.10
BF 14.63 14.63 14.63

d 7 11.36 5.44 1.70
d 9 18.59 13.38 3.44
d15 0.99 2.76 5.00
d23 2.87 2.37 1.24
d28 5.60 11.69 25.02
d30 14.63 14.63 14.63

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -18.72
2 8 67.43
3 10 28.23
4 16 61.94
5 24 -28.49
6 29 80.54
数値実施例3
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd ea
1 60.284 1.30 1.83481 42.7 25.8
2 11.557 5.17
3 281.669 1.10 1.49700 81.5
4 11.876 2.83 1.77250 49.6
5 19.281 4.31
6 -25.155 1.00 1.49700 81.5
7 292.318 0.50
8 50.676 1.79 2.00100 29.1
9 -142.532 (可変)
10(絞り) ∞ (可変)
11* 12.764 4.24 1.49710 81.6
12* -60.559 0.92
13 19.704 0.80 1.65844 50.9
14(回折) 9.217 6.13 1.49700 81.5
15 -19.798 1.55
16 44.951 0.80 1.95375 32.3
17 9.828 1.78
18 14.453 5.38 1.69895 30.1
19 -9.788 0.80 1.85478 24.8
20 1859.061 (可変)
21 ∞ 1.72 1.51400 70.0
22 ∞ 2.07
像面 ∞

非球面データ
第11面
K =-1.04161e-002 A 4=-4.84596e-005 A 6= 3.93621e-007 A 8=-3.31170e-010

第12面
K = 0.00000e+000 A 4= 9.48009e-005 A 6= 6.07006e-007

第14面(回折面)
C 2=-1.44758e-004 C 4=-2.46762e-006 C 6= 2.32195e-008 C 8= 7.46455e-010
C10=-8.27267e-013

各種データ
ズーム比 3.39
広角 中間 望遠
焦点距離 5.71 11.18 19.38
Fナンバー 1.85 2.42 4.14
半画角 58.0 28.1 16.2
像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 85.14 69.15 68.69
BF 2.07 2.07 2.07

d 9 18.44 2.45 1.99
d10 17.13 10.87 1.49
d20 5.37 11.63 21.01

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -15.07
2 11 17.25
数値実施例4
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd ea
1 21.811 1.30 1.83481 42.7 32.6
2 12.044 7.00
3 32.736 1.10 1.49700 81.5
4 11.012 4.13
5 120.357 1.10 1.49700 81.5
6 12.999 4.63
7 -45.122 1.00 1.49700 81.5
8 15.900 2.09 1.91082 35.3
9 150.812 (可変)
10(絞り) ∞ (可変)
11* 9.159 2.56 1.49710 81.6
12* -58.333 0.09
13 12.425 0.80 1.63854 55.4
14 8.603 4.08 1.49700 81.5
15 -13.629 0.42
16(回折) 28.816 0.80 1.95375 32.3
17 7.315 1.82
18 13.304 4.14 1.69895 30.1
19 -4.621 0.80 1.85478 24.8
20 -924.048 (可変)
21 ∞ 1.72 1.51400 70.0
22 ∞ 1.92
像面 ∞

非球面データ
第11面
K =-7.10211e-002 A 4=-9.52564e-005 A 6= 1.93712e-006 A 8=-3.63954e-008

第12面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.15192e-004 A 6= 3.08430e-006

第16面(回折面)
C 2=-3.12662e-004 C 4= 8.47502e-006 C 6=-9.92812e-007 C 8= 1.91614e-007
C10=-9.13170e-009

各種データ
ズーム比 2.53
広角 中間 望遠
焦点距離 3.91 6.30 9.88
Fナンバー 1.85 2.27 3.19
半画角 70.3 46.3 30.5
像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 66.53 57.38 54.42
BF 1.92 1.92 1.92

d 9 14.18 5.03 2.07
d10 8.22 5.50 1.42
d20 2.62 5.34 9.41

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -10.37
2 11 11.79
数値実施例5
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd ea
1 44.400 1.30 1.76385 48.5 37.1
2 15.226 7.44
3 45.470 1.10 1.49700 81.6
4 15.269 8.00
5 -31.372 1.00 1.49700 81.6
6 24.113 3.72 1.90043 37.4
7 1922.087 (可変)
8 16.281 0.80 1.85478 24.8
9(回折) 10.550 5.02 1.77250 49.6
10 144.522 2.14
11(絞り) ∞ 1.00
12* 8.506 3.81 1.49700 81.5
13* 9.680 1.73
14 13.158 0.80 1.91650 31.6
15 7.754 1.00
16 8.658 6.95 1.43875 94.7
17 -5.964 0.80 1.48749 70.2
18 -41.900 (可変)
19 ∞ 1.72 1.51633 64.1
20 ∞ 2.07
像面 ∞

非球面データ
第9面(回折面)
C 2=-1.84330e-004 C 4= 1.02402e-006 C 6=-7.32575e-008 C 8= 1.71286e-009
C10=-1.30755e-011

第12面
K =-6.45129e-001 A 4= 1.31158e-004 A 6= 5.48935e-007

第13面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.54523e-004

各種データ
ズーム比 2.89
広角 中間 望遠
焦点距離 5.47 9.61 15.83
Fナンバー 1.65 2.15 2.88
半画角 57.8 32.3 19.7
像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 91.05 71.53 65.48
BF 2.07 2.07 2.07

d 7 37.93 14.27 2.00
d18 2.71 6.86 13.08

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -17.33
2 8 17.34
DOE 回折光学素子(回折光学部)
L1 第1レンズ群
LP 正の屈折力のレンズ群
LR 後群
SP 開口絞り

Claims (33)

  1. 物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力のレンズ群LPを含む後群とから成り、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
    回折光学部を含むレンズを有し、
    前記レンズ群LPは、正レンズと負レンズを有し、広角端から望遠端へのズーミングに際して物体側へ移動し、
    最も物体側に配置された正の屈折力のレンズ群よりも物体側に配置されている負の屈折力のレンズ群の広角端における合成焦点距離をfn、前記レンズ群LPの焦点距離をfp、前記レンズ群LPの広角端及び望遠端のそれぞれにおける横倍率をβpw及びβpt、広角端における軸上光線の通過位置の高さの最大値をhwmax、広角端における軸上光線の前記回折光学部での通過位置の高さをhwdoとするとき、
    −1.50<fn/fp<−0.20
    2.0<βpt/βpw<10.0
    0.50<hwdo/hwmax≦1.00
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第1レンズ群は、少なくとも1枚の正レンズを有し、
    該少なくとも1枚の正レンズのいずれかの材料のd線に関する屈折率及びアッベ数をそれぞれNd1p及びνd1pとするとき、
    1.70<Nd1p<2.50
    10<νd1p<40
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記レンズ群LPに含まれる前記少なくとも1枚の正レンズのいずれかのアッベ数をνdppとするとき、
    60<νdpp
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 広角端における全系の焦点距離をfw、前記回折光学部の焦点距離をfdoeとするとき、
    50.0<|fdoe/fw|<10000.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  5. 広角端における全系の焦点距離をfw、前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
    −5.0<f1/fw<−0.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  6. 望遠端における全系の焦点距離をftとするとき、
    0.50<fp/ft<5.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第1レンズ群の最も物体側のレンズの有効径をea1とするとき、
    −5.0<ea1/f1<−0.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  8. 前記ズームレンズの広角端における全長をtdwとするとき、
    4.0<tdw/fw<30.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  9. 前記レンズ群LPは、広角端から望遠端へのズーミングに際して物体側へ単調に移動することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  10. 前記後群は、負の屈折力の第2レンズ群及び正の屈折力の第3レンズ群から成ることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  11. 前記第3レンズ群は、前記レンズ群LPであることを特徴とする請求項10に記載のズームレンズ。
  12. 前記第3レンズ群は、前記回折光学部を含むレンズを含むことを特徴とする請求項10または11に記載のズームレンズ。
  13. 前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間に開口絞りが配置されていることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  14. 広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記第1レンズ群は不動であり、前記第2レンズ群は移動することを特徴とする請求項10乃至13のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  15. 前記後群は、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群及び正の屈折力の第6レンズ群から成ることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  16. 前記第3レンズ群は、前記レンズ群LPであることを特徴とする請求項15に記載のズームレンズ。
  17. 前記第4レンズ群は、前記回折光学部を含むレンズを含むことを特徴とする請求項15または16に記載のズームレンズ。
  18. 前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間に開口絞りが配置されていることを特徴とする請求項15乃至17のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  19. 広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記第6レンズ群は移動し、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第4レンズ群及び前記第5レンズ群は物体側に単調に移動し、前記第6レンズ群は不動であることを特徴とする請求項15乃至18のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  20. 前記後群は、正の屈折力の第2レンズ群から成ることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  21. 前記第2レンズ群は、前記回折光学部を含むレンズを含むことを特徴とする請求項20に記載のズームレンズ。
  22. 前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に開口絞りが配置されていることを特徴とする請求項20または21に記載のズームレンズ。
  23. 前記第2レンズ群内に開口絞りが配置されていることを特徴とする請求項20または21に記載のズームレンズ。
  24. 前記回折光学部を含むレンズは、接合面に前記回折光学部が設けられた接合レンズであることを特徴とする請求項1乃至23のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  25. −1.30<fn/fp<−0.40
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至24のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  26. 2.2<βpt/βpw<8.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至25のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  27. 0.55<hwdo/hwmax≦1.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至26のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  28. 請求項1乃至27のいずれか一項に記載のズームレンズと、
    前記ズームレンズによって形成された像を受光する固体撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
  29. 収差を補正する電気的な補正手段を有することを特徴とする請求項28に記載の撮像装置。
  30. 請求項1乃至27のいずれか一項に記載のズームレンズと、
    ズーミングに際して前記ズームレンズを制御する制御部とを有することを特徴とする撮像システム。
  31. 前記制御部は、前記ズームレンズとは別体として構成されており、前記ズームレンズを制御するための制御信号を送信する送信部を有することを特徴とする請求項30に記載の撮像システム。
  32. 前記制御部は、前記ズームレンズとは別体として構成されており、前記ズームレンズを操作するための操作部を有することを特徴とする請求項30または31に記載の撮像システム。
  33. 前記ズームレンズのズームに関する情報を表示する表示部を有することを特徴とする請求項30乃至32のいずれか一項に記載の撮像システム。
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