JP7204442B2 - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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本発明はズームレンズに関するものであり、特に、監視カメラ、デジタルカメラ、ビデオカメラ等の撮像装置に用いられる撮像光学系として好適なものである。
撮像装置に用いられる撮像光学系として、撮像素子の高精細化に対応した高い光学性能を有するズームレンズが要望されている。
これらの要求に応えるズームレンズとして、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、一つ以上のレンズ群より構成される後群を有するズームレンズが知られている。
特許文献1には、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群よりなるズームレンズが開示されている。
特許文献2には、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群よりなるズームレンズが開示されている。
特開2016-118736号公報 特開平8-248317号公報
ここで、上述の要求に応えつつ、全系の更なる小型化、高いズーム比、及び全ズーム範囲にわたる高い光学性能を実現するためには、各レンズ群の屈折力や、各レンズ群に含まれるレンズの材料等を適切に設定することが重要になる。特に、ズーミングに際しての色収差の変動を抑制することが重要である。
本発明は、例えば、小型高いズーム比、全ズーム範囲にわた高い光学性能の点で有利なズームレンズ提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、一つ以上のレンズ群を含む後群より構成され、
ズーミングに際して、前記第1レンズ群と前記第3レンズ群は不動であり、隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
前記第1レンズ群は、該第1レンズ群の中で最も広い間隔を空けて物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1部分群と負の屈折力の第2部分群より構成され、
材料のアッベ数をνdα、該材料の部分分散比をθgFαとするとき、
前記第1レンズ群と前記第3レンズ群はそれぞれ
0<θgFα-(-1.665×10 -7 ・νdα +5.213×10 -5 ・νdα
-5.656×10 -3 ・νdα+0.737)
0.532<θgFα<0.550
60<νdα<100
なる条件式を満足する材料よりなる正レンズを有し、
広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfw、前記ズームレンズの有効像円径をφとするとき、
1.2<fw/φ<3.0
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、例えば、小型高いズーム比全ズーム範囲にわた高い光学性能の点で有利なズームレンズが得られる。
実施例1のズームレンズの広角端における断面図 実施例1のズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端における収差図 実施例2のズームレンズの広角端における断面図 実施例2のズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端における収差図 実施例3のズームレンズの広角端における断面図 実施例3のズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端における収差図 実施例4のズームレンズの広角端における断面図 実施例4のズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端における収差図 実施例1のズームレンズとドームカバー及び保護カバーの断面図 実施形態の撮像装置(監視カメラ)と使用例 実施例1のズームレンズのズーム軌跡の説明図 材料のアッベ数と部分分散比の関係を示す図
以下、本実施形態のズームレンズ及びそれを有する撮像装置について説明する。
本実施形態のズームレンズは、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、一つ以上のレンズ群を含む後群より構成される。ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。
図1,3,5,7は、本発明の実施例1乃至4のズームレンズの広角端(短焦点距離端)における断面図である。図2,4,6,8は、実施例1乃至4のズームレンズの収差図である。各収差図は、それぞれ上から順に(A)広角端、(B)中間ズーム位置、(C)望遠端(最長焦点距離)における収差を示している。
実施例1はズーム比4.80、Fナンバー1.85~2.47のズームレンズである。実施例2はズーム比3.00、Fナンバー1.70のズームレンズである。実施例3はズーム比5.50、Fナンバー1.85~2.47のズームレンズである。実施例4はズーム比11.94、Fナンバー1.85~2.47のズームレンズである。
各実施例のズームレンズはビデオカメラ、デジタルカメラ、TVカメラ、監視用カメラ等の撮像装置に用いられる撮像光学系である。断面図において、左方が被写体側(物体側)(前方)で、右方が像側(後方)である。断面図において、L0はズームレンズである。iは物体側からのレンズ群の順番を示し、Liは第iレンズ群である。LRは一つ以上のレンズ群を有する後群である。
断面図において、SPは開口絞りであり、第3レンズ群L3の物体側に配置している。断面図において、Gは光学フィルター、フェースプレート、水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等に相当する光学素子である。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮像光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子(光電変換素子)が置かれる。
矢印は広角端から望遠端へのズーミング(変倍)に際して、各レンズ群の移動軌跡と、フォーカシングの際のレンズ群の移動方向を示している。収差図のうち球面収差において、実線のdはd線(波長587.6nm)、2点鎖線のgはg線(波長435.8nm)である。一点鎖線のCはC線(波長656.3mm)、点線のFはF線(波長435.8mm)である。非点収差図において点線のMはd線のメリディオナル像面、実線のSはd線のサジタル像面である。倍率色収差はd線に対するg線によって表している。ωは半画角(撮像画角の半分の値)(度)、FnoはFナンバーである。
実施例1、2、4の断面図において、L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群である。LRは後群である。後群LRは負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5よりなっている。実施例1、2、4は5群ズームレンズである。
実施例1、2、4ではズーミングに際して第1レンズ群L1と第3レンズ群L3と第5レンズ群L5は不動である。広角端から望遠端へのズーミングに際して矢印のように第2レンズ群L2は像側へ移動する。第4レンズ群L4は像側へ凸状の軌跡を描いて移動する。ズーミングに際して開口絞りSPは不動である。
第4レンズ群L4を移動させて変倍に伴う像面変動を補正すると共に、フォーカシングを行っている。第4レンズ群L4に関する実線の曲線4aと点線の曲線4bは、各々無限遠と近距離にフォーカスしているときの変倍に伴う像面変動を補正するための移動軌跡である。また、無限遠から近距離へフォーカスは、矢印4Cに示す如く第4レンズ群L4を後方(像側)に繰り込むことで行っている。尚、フォーカシングは第4レンズ群L4に限らず、その他のレンズ群を単独、もしくは複数のレンズ群を用いて行っても良い。例えば第2レンズ群L2の一部又は全部、又は第5レンズ群L5で行っても良い。
実施例3の断面図において、L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群である。LRは後群である。後群LRは正の屈折力の第4レンズ群である。負の屈折力の第5レンズ群L5、正の屈折力の第6レンズ群L6よりなっている。実施例3は6群ズームレンズである。
実施例3ではズーミングに際して第1レンズ群L1と第3レンズ群L3は不動である。広角端から望遠端へのズーミングに際して矢印のように第2レンズ群L2は像側へ移動する。第4レンズ群L4と第6レンズ群L6は物体側に凸状の軌跡を描いて移動する。第5レンズ群L5は像側へ凸状の軌跡を描いて移動する。ズーミングに際して開口絞りSPは不動である。
第5レンズ群L5を移動させて変倍に伴う像面変動を補正すると共に、フォーカシングを行っている。第5レンズ群L5に関する実線の曲線5aと点線の曲線5bは、各々無限遠と近距離にフォーカスしているときの変倍に伴う像面変動を補正するための移動軌跡である。また、無限遠から近距離へフォーカスは、矢印5Cに示す如く第5レンズ群L5を後方(像側)に繰り込むことで行っている。尚、フォーカシングは第5レンズ群L5に限らず、その他のレンズ群を単独、もしくは複数のレンズ群を用いて行っても良い。例えば第2レンズ群L2の一部又は全部、又は第5レンズ群L5で行っても良い。
各実施例において、開口絞りSPは、第3レンズ群L3の前方に設置しており、ズーミングに際して不動としている。開口絞りSPを独立に移動させる構成としても良く、これによりズーミング中の各ズーム位置で適正にフレア光線をカットすることが容易になる。
次に、実施例1のズームレンズを例に、ズーミングに際しての各レンズ群の移動方法に関し、図11(A)、(B)、(C)を用いて説明する。
広角端から望遠端へのズーミングは、第2レンズ群L2と第4レンズ群L4をそれぞれ独立に移動させることにより行っている。具体的には、広角端(図11(A))から望遠端(図11(C))へのズーミングに際して第2レンズ群L2を物体側より像側へ単調移動し、それと同時に第4レンズ群L4は物体側へ移動する軌跡としている。
このような各レンズ群の移動軌跡を形成するために、図11(A)の広角端においては第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4、第5レンズ群L5の各々のレンズ群間隔を適正に確保し、大口径でかつズームレンズが小型化しやすい構成としている。フォーカシングに関しては、第4レンズ群L4が担っている。
大口径を実現するため第1レンズ群L1と第3レンズ群L3は有効径が大きくなり重量が大きくなる。そのため、ズーミングに際して上記レンズ群を可動させると迅速な追従が困難となる。これを解決するために本発明では、第1レンズ群L1と第3レンズ群L3をズーミングに際して不動としている。
また、各実施例において全ズーム域での軸上色収差の補正とズームレンズの小型化を図るため第1レンズ群L1と第3レンズ群L3に使用する異常部分分散ガラスの条件を規定している。
具体的には、材料のアッベ数をνdα、部分分散比をθgfαとする。このとき、第1レンズ群L1と第3レンズ群L3はそれぞれ、
0<θgfα-(-1.665×10-7・νdα
+5.213×10-5・νdα-5.656×10-3・νdα+0.737) ・・・(1)
0.532<θgfα<0.550 ・・・(2)
60<νdα<100 ・・・(3)
なる条件式を満足する材料よりなる正の屈折力のレンズα(正レンズα)を少なくとも1枚以上有している。
また、広角端におけるズームレンズの焦点距離をfw、ズームレンズの有効像円径をφとする。このとき、
1.2<fw/φ<3.0 ・・・(4)
なる条件式を満足している。
次に前述の条件式の技術的意味について説明する。
条件式(1)は、第1レンズ群L1と第3レンズ群L3に含まれる正レンズαの材料の部分分散比を規定している。主に、ズーミングに際して、複数波長の色収差の変動を抑制するための異常部分分散ガラスの数値範囲を規定している。広い波長帯域で色収差を補正する場合には、特定の2波長以外に対しては色収差が残留する。この残留色収差(2次スペクトル)を低減するためには、異常部分分散ガラスを使用するのが良い。
一般的に光学ガラスの多くは、部分分散比とアッベ数の間には、ほぼ直線の関係が成り立つ。他方この直線関係から離れた位置にある硝種は異常部分分散ガラスと呼ばれ、2次スペクトルを低減する際に使用される。条件式(1)は上記の離れ量を意味している。
ここで、材料のアッベ数νd及び部分分散比θgfは、以下の式の通りに与えられる。
νd=(nd-1)/(nF-nC)
θgF=(ng-nF)/(nF-nC)
ここで、フラウンフォーファ線のF線(486.1nm)、d線(587.6nm)、C線(656.3nm)、g線(435.8nm)に対する屈折率をそれぞれnF、nd、nC、ngとしている。
第1レンズ群L1と、第3レンズ群L3に条件式(1)を満たす正の屈折力を有するレンズαを有する事で、広角端から望遠端へのズーミングに渡って2次スペクトルを低減している。条件式(1)の範囲を超えると、ズーミングに際して2次スペクトルが増加してくる。
条件式(2)は、異常部分分散ガラスの部分分散比θgfの数値範囲を直接規定しており、主にズーミングに際して2次スペクトルを低減するものである。条件式(2)の下限を超えると、ズーミングに際して2次スペクトルが増加してくる。
条件式(3)は第1レンズ群L1と、第3レンズ群L3が有する正レンズαの材料のアッベ数を規定し、主に、特定の2波長に対して色収差の変動を抑制するためのものである。条件式(3)の下限を超えるとズーミングに際して色収差の変動が大きくなるので好ましくない。また2次スペクトルも増加してしまう。条件式(3)の上限を超えると色収差を過剰補正することになり好ましくない。
条件式(1)乃至(3)における正レンズαが想定する硝材領域を図12に示す。図12の横軸はアッベ数、縦軸は部分分散比を示している。実線は、(1)式の右辺の3次関数を示している。斜線の領域が上記数値範囲となっている。
条件式(4)は、広角端におけるズームレンズの焦点距離と、ズームレンズの有効像円径の比を規定することで、2次スペクトルの良好な補正領域を規定している。条件式(4)の下限を超えると、有効像円径に対して広角端におけるズームレンズの焦点距離が短くなる。その結果、第3レンズ群L3のパワーが強くなり広角端での周辺性能の諸収差が増加する。条件式(4)の上限を超えると、有効像円径に対して広角端におけるズームレンズの焦点距離が長くなる。その結果、過剰に望遠化してしまい2次スペクトルを補正する事が困難となる。
条件式(2)乃至(4)に関しては、それぞれ以下の如く限定するとより好ましい。
0.532<θgfα<0.549 ・・・(2a)
72<νdα<98 ・・・・・(3a)
1.3<fw/φ<2.8 ・・・・・(4a)
更に好ましくは、条件式(3)及び(4)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
75<νdα<96 ・・・・・(3b)
1.5<fw/φ<2.5 ・・・・・(4b)
各実施例において、次の条件式のうち一つ以上を満足することが望ましい。
第1レンズ群L1の焦点距離をf1、望遠端におけるズームレンズの焦点距離をftとする。第3レンズ群L3の焦点距離をf3とする。第2レンズ群L2の焦点距離をf2とする。このとき次の条件式のうち一つ以上を満足するのが良い。
0.2<f1/ft<1.5 ・・・(5)
0.1<f3/f1<0.4 ・・・(6)
-0.4<f2/f1<-0.1 ・・・(7)
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。
条件式(5)は、第1レンズ群L1の焦点距離と望遠端におけるズームレンズの焦点距離の比を規定する事で、適切なパワー配置を規定している。条件式(5)の下限を超えると、望遠端におけるズームレンズの焦点距離に対して、第1レンズ群L1の焦点距離が短くなってしまう。その結果、第1レンズ群L1の正のパワー(屈折力)が強くなり、望遠端での諸収差の補正が困難になり、ズームレンズの小型化と2次スペクトルの補正が困難となる。
条件式(5)の上限を超えると、第1レンズ群L1の焦点距離に対して、望遠端におけるズームレンズの焦点距離が短くなってしまう。そのため、正レンズαによる2次スペクトルの補正量が過剰となってくる。
条件式(6)は、第3レンズ群L3の焦点距離と第1レンズ群L1の焦点距離の比を規定することで、2次スペクトルの補正の際の最適なパワー配置(屈折力配置)を規定している。条件式(6)の下限を超えると、第1レンズ群L1の焦点距離に対して、第3レンズ群L3の焦点距離が短くなってしまう。その結果、第3レンズ群L3の正のパワーが強くなり、広角端において2次スペクトルの補正が過剰になってくる。
条件式(6)の上限を超えると、第3レンズ群L3の焦点距離に対して、第1レンズ群L1の焦点距離が短くなってしまう。その結果、第1レンズ群L1の正のパワーが強くなり、望遠端において2次スペクトルの補正が過剰になってくる。
条件式(7)は、第1レンズ群L1の焦点距離と第2レンズ群L2の焦点距離の比を規定することで、2次スペクトルの補正の際の最適なパワー配置を規定している。条件式(7)の上限を超えると、第1レンズ群L1の焦点距離に対して第2レンズ群L2の負の焦点距離が短くなってしまう。その結果、第2レンズ群L2の負のパワーが強くなり、ズーミングに際して収差変動が大きくなってしまう。
条件式(7)の下限を超えると、第2レンズ群L2の焦点距離に対して、第1レンズ群L1の焦点距離が短くなってしまう。その結果、第1レンズ群L1の正のパワーが強くなり、望遠端での諸収差の補正が困難になり、ズームレンズの小型化と2次スペクトルの補正が困難となる。
好ましくは、条件式(5)乃至(7)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.30<f1/ft<1.48 ・・・(5a)
0.12<f3/f1<0.38 ・・・(6a)
-0.35<f2/f1<-0.10 ・・・(7a)
更に好ましくは、条件式(5)乃至(7)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.35<f1/ft<1.45 ・・・(5b)
0.15<f3/f1<0.35 ・・・(6b)
-0.3<f2/f1<-0.1 ・・・(7b)
次に各実施例において好ましい形態について説明する。
第1レンズ群L1は他のレンズ群に比べて重量が大きくなる構成であるため、ズーミングに際して不動としている。また、第1レンズ群L1の中で最も広い間隔を空けて、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1aレンズ群(第1部分群)1aと、負の屈折力の第1bレンズ群(第2部分群)1bより構成して、望遠化に最適な構成としている。
また、物体側より像側へ順に、第1レンズ群L1はズーミングに際して不動の正の屈折力を有し、第2レンズ群L2はズーミングに際して移動する負の屈折力を有する。第3レンズ群L3はズーミングに際して不動の正の屈折力を有し、第4レンズ群L4はズーミングに際して移動する負の屈折力を有し、第5レンズ群L5は正の屈折力を有する。
第1レンズ群L1は他のレンズ群に比べて重量が大きくなる構成であるため、ズーミングに際して不動とすることでズーミングの追従性を良くしている。
第2レンズ群L2は、主変倍レンズ群として広角端から望遠端へのズーミングに際して物体側より像側へ移動させることにより変倍効果を得ている。
第3レンズ群L3は他のレンズ群に比べて重量が大きくなる構成であるため、ズーミングに際して不動とすることでズーミングの追従性を良くしている。
第4群レンズ群L4はズーミングに際して移動するが、更にフォーカスレンズ群としての機能も有する。第4レンズ群L4は合焦時の高い追従性能を得るために、小型化が望ましい。第4レンズ群L4は軽量化の観点から一つのエレメントであることが望ましい。ここでエレメントは単レンズ若しくは接合レンズを意味する。
第5レンズ群L5はズーミングの際の像面変動や倍率色収差の変動を抑制する効果を有する。第5レンズ群L5は、ズーミング時に移動しても良い。これによればズーミングに際して軸外の収差変動の抑制が容易になる。但し、移動しなくても、レンズ構成を適切に設定する事で収差補正が容易である。
ズームレンズにより撮影された像を受光する素子を有した撮像装置に適用するのが良い。近年はデジタル的に像を処理するためにCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどがおもに使用されている。本発明もこれに相当する撮像素子を有した撮像装置に適用するのが良い。
また本発明の撮像装置は、例えば監視カメラとして使用する際にドームを取り付けた構成としても良い。
次に実施例のレンズ構成を説明する。
以下、レンズ構成は特に断りがない限り、物体側より像側へ順に配置されている順に説明する。
(実施例1)
第1レンズ群L1は、正レンズG11、正レンズG12、正レンズG13、負レンズG14より成っている。ズーミングに際して、第1レンズ群は不動である。正レンズG13は低分散性を有する異常部分分散ガラスを使用することによりズーミングに際して軸上色収差の変動を良好に補正している。低分散性を有する異常部分分散ガラスの例としては、商品名S-FPL51((株)OHARA社製)等が挙げられる。
第2レンズ群L2は、負レンズG21、負レンズG22、負レンズG23、正レンズG24より成っている。
第3レンズ群L3は、正レンズG31、正レンズG32、正レンズG33、負レンズG34、正レンズG35により成っている。正レンズG31、正レンズG32、正レンズG33は色収差の補正を考慮して低分散性を有する異常部分分散ガラスを使用している。低分散性を有する異常部分分散ガラスの例としては、商品名S-FPL51((株)OHARA社製)、商品名S-FPL55((株)OHARA社製)等が挙げられる。
第4レンズ群L4は、負レンズG41により成っている。第4レンズ群L4は複数のレンズを有していても良い。
第5レンズ群L5は、正レンズG51、負レンズG52よりなっており、軸外の像面の変動や倍率色収差を良好に補正している。
(実施例2)
第2レンズ群L2は、負レンズG21、負レンズG22、正レンズG23より成っている。その他の各レンズ群の構成は、実施例1と同じである。
(実施例3)
第3レンズ群L3は、正レンズG31、正レンズG32により成っている。正レンズG31、正レンズG32レンズは色収差補正を考慮して低分散性を有する異常部分分散ガラスを使用している。低分散性を有する異常部分分散ガラスの例としては、商品名S-FPL51((株)OHARA社製)等が挙げられる。第3レンズ群L3は変倍時に固定である。
第4レンズ群L4は、正レンズG41、負レンズG42、正レンズG43により成っている。第4レンズ群L4はズーミングに際して移動する。第4レンズ群L4を可動することでズーミングに際しての諸収差の変動を抑えている。
第5レンズ群L5は、負レンズG51により成っている。第5レンズ群L5は複数のレンズを有していても良い。第5レンズ群L5は無限遠から近距離へフォーカシングを行う場合には、矢印Fに示すように移動する。
第6レンズ群L6は、正レンズG61、負レンズG62よりなっており、軸外の像面変動や倍率色収差を良好に補正している。第6レンズ群L6はズーミングに際して移動する。その他は実施例1と同じである。
(実施例4)
第1レンズ群L1は、正レンズG11、正レンズG12、正レンズG13、正レンズG14、負レンズG15より成っている。ズーミングに際して第1レンズ群は不動である。正レンズG12と正レンズG13は低分散性を有する異常部分分散ガラスを使用することによりズーミングに際して軸上色収差の変動を良好に補正している。低分散性を有する異常部分分散ガラスの例としては、商品名S-FPL51((株)OHARA社製)、商品名S-FPL55((株)OHARA社製)等が挙げられる。
第3レンズ群L3は、正レンズG31、正レンズG32、負レンズG33、正レンズG34により成っている。正レンズG31と正レンズG32に色収差の補正を考慮して低分散性を有する異常部分分散ガラスを使用している。低分散性を有する異常部分分散ガラスの例としては、商品名S-FPL51((株)OHARA社製)、商品名S-FPL55((株)OHARA社製)等が挙げられる。その他の各群の構成は実施例1と同じである。
図9は、実施例1のズームレンズにドームカバー15又は保護カバー17を装着したときの要部概略図である。ドームカバー15や保護カバー17は、ポリメチルメタクリレート(PMMA)やポリカーボネート(PC)等のプラスチック材料により数ミリ程度の厚さで成形されている。ドームカバー15や保護カバー17の影響(焦点距離や材質)を考慮してズームレンズを設計し、諸収差の補正を行っても良い。
図10は、実施形態のズームレンズを撮像光学系として用いた撮像装置(監視カメラ)の要部概略図である。図10(A)において、11は監視カメラ10のカメラ本体、12はカメラ本体11に内蔵され、レンズ部16によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子(光電変換素子)である。13は、撮像素子12によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリ部である。14は、撮像素子12によって光電変換された被写体像を転送するためのネットワークケーブルである。図10(B)は、図10(A)の撮像装置10にドーム状のカバー15を装着し天井に取り付けて使用したときの例である。
撮像装置としては監視カメラに限定されることなく、ビデオカメラやデジタルカメラ等においても用いることができる。
以上のように、各実施例によれば小型化とズーミングに際しての軸上色収差の変動が抑制されたズームレンズ、およびそれを有する撮像装置を得ることができる。
なお各実施例においては以下のような手段構成をとっても良い。
・実施例に示したガラスの形状、枚数に限定されず、適宜変更すること。
・一部のレンズおよびレンズ群を光軸に対して垂直方向の成分を持つように移動させ、これにより手ぶれ等の振動に伴う像ブレを補正すること。
・電気的な補正手段により、歪曲収差や色収差などを補正すること。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態や光学仕様(画角やFno)に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、各実施例に係るズームレンズは、後群が二つ又は三つのレンズ群から成り、全系が五つ又は六つのレンズ群から成る構成を採っているが、これに限られるものではない。すなわち、後群が一つ以上のレンズ群を有してさえいれば、本発明の効果を得ることができる。
なお、各実施例のズームレンズと、ズームレンズを制御する制御部とを含めた撮像システム(監視カメラシステム)を構成してもよい。この場合、制御部は、ズーミングやフォーカシング、像ブレ補正に際して各レンズ群が上述したように移動するようズームレンズを制御することができる。このとき、制御部がズームレンズと一体的に構成されている必要はなく、制御部をズームレンズとは別体として構成してもよい。例えば、ズームレンズの各レンズを駆動する駆動部に対して遠方に配置された制御部(制御装置)が、ズームレンズを制御するための制御信号(命令)を送る送信部を備える構成を採用してもよい。このような制御部によれば、ズームレンズを遠隔操作することができる。
また、ズームレンズを遠隔操作するためのコントローラーやボタンなどの操作部を制御部に設けることで、ユーザーの操作部への入力に応じてズームレンズを制御する構成を採ってもよい。例えば、操作部として拡大ボタン及び縮小ボタンを設け、ユーザーが拡大ボタンを押したらズームレンズの倍率が大きくなり、ユーザーが縮小ボタンを押したらズームレンズの倍率が小さくなるようにする。これにより、制御部からズームレンズの駆動部に信号が送られるように構成すればよい。
また、撮像システムは、ズームレンズのズームに関する情報(移動状態)を表示する液晶パネルなどの表示部を有していてもよい。ズームレンズのズームに関する情報とは、例えばズーム倍率(ズーム状態)や各レンズ群の移動量(移動状態)である。この場合、表示部に示されるズームレンズのズームに関する情報を見ながら、操作部を介してユーザーがズームレンズを遠隔操作することができる。このとき、例えばタッチパネルなどを採用することで表示部と操作部とを一体化してもよい。
以下に、実施例1乃至4に各々対応する数値データ1乃至4を示す。各数値データにおいて、面番号は、物体側からの光学面の順序を示す。rは光学面の曲率半径(mm)、面番号iにおけるdは、第i番目の光学面と第i+1番目の光学面の間隔(mm)である。また、ndはd線における光学部材の材料の屈折率、νd及びθgFは光学部材の材料のアッベ数及び部分分散比であり、定義は前述の通りである。また、数値データ1乃至4において、最も像側の二つの面はガラスブロックに相当する平面である。
BFはバックフォーカスであり、レンズ最終面から近軸像面までの距離を空気換算長により表したものである。レンズ全長は第1レンズ面から最終レンズ面までの長さに、バックフォーカスBFの値を加えた長さである。「e±x」の表示は「10±x」を意味する。
また、光学面が非球面の場合は、面番号の右側に、*の符号を付している。非球面形状は、Xを光軸方向の面頂点からの変位量、hを光軸と垂直な方向の光軸からの高さ、Rを近軸曲率半径、kを円錐定数、A4、A6、A8、A10を各次数の非球面係数とするとき、以下の式で表される。
Figure 0007204442000001

(数値データ1)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd θgf
1 177.486 6.54 1.48749 70.2 0.5300
2 -570.048 0.47
3 63.403 10.21 1.59522 67.7 0.5442
4 424.856 3.78
5 48.814 11.53 1.49700 81.5 0.5375
6 7611.880 2.54 1.76200 40.1 0.5765
7 39.143 (可変)
8 33.686 1.32 1.91650 31.6 0.5911
9 27.368 4.93
10 -76.736 1.32 1.65160 58.5 0.5425
11 30.838 4.54
12 -38.137 1.32 1.64000 60.1 0.5484
13 -718.761 1.21
14 81.191 2.34 1.92286 18.9 0.6495
15 -543.272 (可変)
16(絞り) ∞ 1.88
17 30.879 5.71 1.49700 81.5 0.5484
18 180.174 1.00
19 25.230 5.16 1.49700 81.5 0.5484
20 61.579 3.53
21 23.836 4.94 1.43875 94.7 0.5340
22 108.627 1.41 1.73800 32.3 0.5899
23 15.479 0.50
24* 15.034 6.54 1.58313 59.4 0.5434
25* 127.687 (可変)
26 85.194 1.33 1.49700 81.5 0.5484
27 19.082 (可変)
28 33.920 5.28 1.58144 40.8 0.5774
29 -21.421 1.13 1.48749 70.2 0.5300
30 160.609 8.83
31 ∞ 1.13 1.51633 64.1 0.5353
32 ∞ 1.18
像面 ∞

非球面データ
第24面
K =-1.40010e+000 A 4= 3.98647e-005 A 6= 6.00554e-008 A 8= 2.25658e-011 A10= 1.50540e-012

第25面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.00349e-005 A 6= 5.91386e-008 A 8=-5.13754e-011 A10= 1.77241e-012

各種データ
ズーム比 4.80
広角 中間 望遠
焦点距離 36.00 89.82 172.80
Fナンバー 1.85 2.25 2.47
半画角(度) 12.53 5.09 2.65
像高 8.00 8.00 8.00
レンズ全長 174.64 174.64 174.64
BF 10.76 10.76 10.76

d 7 2.67 32.23 48.86
d15 48.18 18.62 1.99
d25 1.97 8.22 1.99
d27 20.62 14.38 20.60


レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 138.07
2 8 -26.62
3 16 30.27
4 26 -49.81
5 28 54.16
6 31 ∞

(数値データ2)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd θgf
1 205.028 4.45 1.48749 70.2 0.5300
2 6920.672 0.47
3 80.811 8.65 1.59522 67.7 0.5442
4 -1743.642 9.80
5 84.390 7.82 1.49700 81.5 0.5375
6 -206.220 2.54 1.76200 40.1 0.5765
7 76.223 (可変)
8 -141.996 1.32 1.65160 58.5 0.5425
9 34.236 5.17
10 -86.986 1.32 1.64000 60.1 0.5484
11 245.617 1.25
12 56.256 3.00 1.92286 18.9 0.6495
13 117.191 (可変)
14(絞り) ∞ 1.88
15 27.776 4.79 1.49700 81.5 0.5484
16 61.048 1.01
17 22.037 6.62 1.49700 81.5 0.5484
18 87.996 0.49
19 18.827 5.81 1.43875 94.7 0.5340
20 74.755 1.41 1.73800 32.3 0.5899
21 12.621 0.90
22* 12.209 5.54 1.58313 59.4 0.5434
23* 35.833 (可変)
24 82.961 1.33 1.49700 81.5 0.5375
25 15.371 (可変)
26 25.252 5.55 1.58144 40.8 0.5774
27 -18.332 1.13 1.48749 70.2 0.5300
28 45.911 8.87
29 ∞ 1.13 1.51633 64.1 0.5353
30 ∞ 1.18
像面 ∞

非球面データ
第22面
K =-9.83655e-001 A 4= 5.97388e-005 A 6= 2.73721e-007 A 8= 1.06072e-010 A10= 1.76266e-011

第23面
K = 0.00000e+000 A 4= 7.81134e-005 A 6= 2.24806e-007 A 8= 3.14407e-009 A10= 9.92728e-012

各種データ
ズーム比 3.00
広角 中間 望遠
焦点距離 36.36 71.06 109.09
Fナンバー 1.70 1.70 1.70
半画角(度) 12.41 6.42 4.19
像高 8.00 8.00 8.00
レンズ全長 161.24 161.24 161.24
BF 10.80 10.80 10.80

d 7 5.21 34.77 51.39
d13 50.18 20.62 3.99
d23 2.67 4.68 2.57
d25 10.15 8.14 10.25

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 154.58
2 8 -40.05
3 14 29.30
4 24 -38.21
5 26 54.95
6 29 ∞




(数値データ3)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd θgf
1 160.424 6.41 1.48749 70.2 0.5300
2 -730.190 0.47
3 63.139 9.14 1.59522 67.7 0.5442
4 633.822 3.98
5 51.358 9.27 1.49700 81.5 0.5375
6 -744.121 2.54 1.76200 40.1 0.5765
7 44.130 (可変)
8 28.542 1.32 1.91650 31.6 0.5911
9 23.521 4.89
10 -70.054 1.32 1.65160 58.5 0.5425
11 26.228 4.23
12 -37.396 1.32 1.64000 60.1 0.5370
13 -403.382 0.72
14 71.194 2.88 1.92286 18.9 0.6495
15 -770.077 (可変)
16(絞り) ∞ 1.88
17 29.112 4.67 1.49700 81.5 0.5375
18 74.236 2.00
19 28.270 6.17 1.49700 81.5 0.5375
20 288.103 (可変)
21 21.842 5.95 1.43875 94.7 0.5340
22 -1231.375 1.41 1.73800 32.3 0.5899
23 17.375 0.89
24* 15.929 5.34 1.58313 59.4 0.5423
25* 71.275 (可変)
26 372.205 1.33 1.49700 81.5 0.5375
27 20.921 (可変)
28 30.886 5.44 1.58144 40.8 0.5774
29 -34.881 1.13 1.48749 70.2 0.5300
30 -503.278 (可変)
31 ∞ 1.13 1.51633 64.1 0.5353
32 ∞ 1.18
像面 ∞

非球面データ
第24面
K =-1.36837e+000 A 4= 3.89880e-005 A 6= 1.10569e-007 A 8= 3.89689e-011 A10= 3.52452e-012

第25面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.70870e-005 A 6= 1.55506e-007 A 8= 1.98178e-010 A10= 4.60760e-012

各種データ
ズーム比 5.50
広角 中間 望遠
焦点距離 28.56 75.44 157.02
Fナンバー 1.85 2.25 2.47
半画角(度) 15.65 6.05 2.92
像高 8.00 8.00 8.00
レンズ全長 168.52 168.52 168.52
BF 15.45 16.98 13.69

d 7 2.01 31.56 48.19
d15 49.07 19.51 2.89
d20 2.13 2.35 3.38
d25 1.98 7.18 1.99
d27 13.18 6.23 13.68
d30 13.52 15.05 11.76

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 124.78
2 8 -24.47
3 16 39.07
4 21 123.52
5 26 -44.66
6 28 44.98
7 31 ∞


(数値データ4)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd θgf
1 137.519 19.61 1.48749 70.2 0.5300
2 12101.141 0.47
3 98.586 15.76 1.43875 94.7 0.5340
4 217.958 0.27
5 162.814 10.10 1.43875 94.7 0.5340
6 429.133 10.10
7 73.984 18.97 1.43875 94.7 0.5340
8 7639.670 2.54 1.85478 24.8 0.6122
9 115.810 (可変)
10 22.930 1.32 1.91650 31.6 0.5911
11 16.089 5.35
12 -37.299 1.32 1.65160 58.5 0.5425
13 22.404 4.72
14 -22.593 1.32 1.64000 60.1 0.5370
15 -282.894 0.10
16 77.745 2.80 1.92286 18.9 0.6495
17 -98.134 (可変)
18(絞り) ∞ 2.05
19 26.877 6.67 1.49700 81.5 0.5375
20 92.719 9.10
21 19.780 11.19 1.43875 94.7 0.5340
22 358.662 1.41 1.80000 29.8 0.6017
23 26.079 0.64
24* 17.903 5.91 1.58313 59.4 0.5423
25* 180.447 (可変)
26 203.343 1.33 1.49700 81.5 0.5375
27 23.319 (可変)
28 22.595 6.07 1.58144 40.8 0.5774
29 -109.681 8.27
30 ∞ 1.13 1.51633 64.1 0.5353
31 ∞ 1.18
像面 ∞

非球面データ
第24面
K =-1.69544e+000 A 4= 1.30469e-005 A 6=-5.80980e-008 A 8= 1.16252e-010 A10=-4.67955e-012

第25面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.68113e-005 A 6= 2.90892e-008 A 8=-7.37051e-010 A10=-1.36981e-012

各種データ
ズーム比 11.94
広角 中間 望遠
焦点距離 28.00 99.17 334.37
Fナンバー 1.85 2.25 2.47
半画角(度) 15.95 4.61 1.37
像高 8.00 8.00 8.00
レンズ全長 240.13 240.13 240.13
BF 10.20 10.20 10.20

d 9 1.81 31.37 47.99
d17 48.04 18.48 1.85
d25 1.75 20.67 2.01
d27 39.22 20.30 38.96


レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 129.10
2 10 -14.57
3 18 32.12
4 26 -53.13
5 28 32.78
6 30 ∞

前述の各条件式と各数値データにおける諸数値との関係を表1、表2に示す。
Figure 0007204442000002
Figure 0007204442000003
L0 ズームレンズ、
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群、
LR 後群
1a 第1aレンズ群(第1部分群)
1b 第1bレンズ群(第2部分群)

Claims (13)

  1. 物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、一つ以上のレンズ群を含む後群より構成され、
    ズーミングに際して、前記第1レンズ群と前記第3レンズ群は不動であり、隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
    前記第1レンズ群は、該第1レンズ群の中で最も広い間隔を空けて物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1部分群と負の屈折力の第2部分群より構成され、
    材料のアッベ数をνdα、該材料の部分分散比をθgαとするとき、
    前記第1レンズ群と前記第3レンズ群はそれぞれ
    0<θgα-(-1.665×10-7・νdα+5.213×10-5・νdα
    -5.656×10-3・νdα+0.737)
    0.532<θgα<0.550
    60<νdα<100
    なる条件式を満足する材料よりなる正レンズを有し、
    広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfw、前記ズームレンズの有効像円径をφとするとき、
    1.2<fw/φ<3.0
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、望遠端における前記ズームレンズの焦点距離をftとするとき、
    0.2<f1/ft<1.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
  3. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
    0.1<f3/f1<0.4
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、
    -0.4<f2/f1<-0.1
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載のズームレンズ。
  5. 前記後群は、物体側より像側へ順に配置された、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群より構成されることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載のズームレンズ。
  6. 無限遠から近距離へのフォーカシングに際して、前記第4レンズ群は像側へ移動することを特徴とする請求項に記載のズームレンズ。
  7. 前記後群は、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群、正の屈折力の第6レンズ群より構成されることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載のズームレンズ。
  8. 無限遠から近距離へのフォーカシングに際して、前記第5レンズ群は像側へ移動することを特徴とする請求項に記載のズームレンズ。
  9. 請求項1乃至の何れか一項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
  10. 請求項1乃至の何れか一項に記載のズームレンズと前記ズームレンズを制御する制御部を有することを特徴とする撮像システム。
  11. 前記制御部は前記ズームレンズを制御するための制御信号を送信するとを特徴とする請求項10に記載の撮像システム。
  12. 前記制御部は前記ズームレンズを操作するための操作部を有することを特徴とする請求項10又は11に記載の撮像システム。
  13. 前記ズームレンズのズームに関する情報を表示する表示部を有することを特徴とする請求項10乃至12の何れか一項に記載の撮像システム。
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