JP2019132456A5 - - Google Patents

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上記目的を達成するため、請求項1に記載の車両用サーモサイフォン式冷却装置では、
車載機器(11)から冷媒に吸熱させて冷媒を蒸発させる蒸発部(131)を有する蒸発器(13)と、
蒸発部(131)で蒸発した冷媒が流れるガス配管(15)と、
ガス配管(15)を流れた冷媒を放熱させて凝縮させる凝縮部(140、240)を有する凝縮器(14、24)と、
凝縮部(140、240)で凝縮した冷媒を蒸発器(13)に導く液配管(16)とを備え、
蒸発器(13)およびガス配管(15)のうち、蒸発部(131)の下端よりも上方かつ非作動時における冷媒の液面よりも下方の領域の容積を蒸発器側容積(V1)とし、
液配管(16)および凝縮器(14、24)のうち、非作動時における冷媒の液面よりも上方かつ凝縮部(140、240)の下端よりも下方の領域の容積を凝縮器側容積(V2)としたとき、
蒸発器側容積(V1)が凝縮器側容積(V2)よりも大きくなるように、蒸発器(13)、ガス配管(15)、液配管(16)および凝縮器(14、24)が構成され且つ冷媒が封入されていることによって、蒸発部(131)で冷媒が蒸発しているときに凝縮部(140、240)の下端まで液相の冷媒が到達するようになっている
上記目的を達成するため、請求項4に記載の車両用サーモサイフォン式冷却装置では、
車載機器(11)から冷媒に吸熱させて冷媒を蒸発させる蒸発部(131)を有する蒸発器(13)と、
蒸発部(131)で蒸発した冷媒が流れるガス配管(15)と、
ガス配管(15)を流れた冷媒を放熱させて凝縮させる凝縮部(140、240)を有する凝縮器(14、24)と、
凝縮部(140、240)で凝縮した冷媒を蒸発器(13)に導く液配管(16)とを備え、
蒸発器(13)およびガス配管(15)のうち、蒸発部(131)の下端よりも上方か
つ非作動時における冷媒の液面よりも下方の領域の容積を蒸発器側容積(V1)とし、
液配管(16)および凝縮器(14、24)のうち、非作動時における冷媒の液面よりも上方かつ凝縮部(140、240)の上端よりも下方の領域の容積を凝縮器側容積(V2’)としたとき、
蒸発器側容積(V1)が凝縮器側容積(V2’)よりも大きくなるように、蒸発器(13)、ガス配管(15)、液配管(16)および凝縮器(14、24)が構成され且つ冷媒が封入されていることによって、蒸発部(131)で冷媒が蒸発しているときに凝縮部(140、240)の下端まで液相の冷媒が到達するようになっている
上記他の目的を達成するため、請求項9に記載の車両用サーモサイフォン式冷却装置では、
車載機器(11)から冷媒に吸熱させて冷媒を蒸発させる蒸発部(131)を有する蒸発器(13)と、
蒸発部(131)で蒸発した冷媒が流れるガス配管(15)と、
ガス配管(15)を流れた冷媒を放熱させて凝縮させる凝縮部(140、240)を有する凝縮器(14、24)と、
凝縮部(140、240)で凝縮した冷媒を蒸発器(13)に導く液配管(16)とを備え、
蒸発部(131)の内部には、互いに並列な多数の冷媒流路が形成されており、
多数の冷媒流路の断面積の合計は、液配管(16)の冷媒流路断面積よりも大きくなっている。

Claims (11)

  1. 車載機器(11)から冷媒に吸熱させて冷媒を蒸発させる蒸発部(131)を有する蒸発器(13)と、
    前記蒸発部で蒸発した前記冷媒が流れるガス配管(15)と、
    前記ガス配管を流れた前記冷媒を放熱させて凝縮させる凝縮部(140、240)を有する凝縮器(14、24)と、
    前記凝縮部で凝縮した前記冷媒を前記蒸発器に導く液配管(16)とを備え、
    前記蒸発器および前記ガス配管のうち、前記蒸発部の下端よりも上方かつ非作動時における前記冷媒の液面よりも下方の領域の容積を蒸発器側容積(V1)とし、
    前記液配管および前記凝縮器のうち、前記非作動時における前記冷媒の液面よりも上方かつ前記凝縮部の下端よりも下方の領域の容積を凝縮器側容積(V2)としたとき、
    前記蒸発器側容積が前記凝縮器側容積よりも大きくなるように、前記蒸発器、前記ガス配管、前記液配管および前記凝縮器が構成され且つ前記冷媒が封入されていることによって、前記蒸発部で前記冷媒が蒸発しているときに前記凝縮部の下端まで液相の前記冷媒が到達するようになっている車両用サーモサイフォン式冷却装置。
  2. 前記非作動時における液状態の前記冷媒の体積は、前記蒸発器および前記液配管のうち前記蒸発部の下端から前記凝縮部の下端に至る領域の容積(V0)以上である請求項1に記載の車両用サーモサイフォン式冷却装置。
  3. 前記非作動時における前記冷媒の液面の高さと、前記液配管側の前記冷媒の液面が前記凝縮部の下端まで上昇した場合の前記蒸発部側の前記冷媒の液面の高さとの差(h1)は、前記凝縮器の下端と前記非作動時における前記冷媒の液面の高さとの差(h2)よりも小さくなっている請求項1または2に記載の車両用サーモサイフォン式冷却装置。
  4. 車載機器(11)から冷媒に吸熱させて冷媒を蒸発させる蒸発部(131)を有する蒸発器(13)と、
    前記蒸発部で蒸発した前記冷媒が流れるガス配管(15)と、
    前記ガス配管を流れた前記冷媒を放熱させて凝縮させる凝縮部(140、240)を有する凝縮器(14、24)と、
    前記凝縮部で凝縮した前記冷媒を前記蒸発器に導く液配管(16)とを備え、
    前記蒸発器および前記ガス配管のうち、前記蒸発部の下端よりも上方かつ非作動時における前記冷媒の液面よりも下方の領域の容積を蒸発器側容積(V1)とし、
    前記液配管および前記凝縮器のうち、前記非作動時における前記冷媒の液面よりも上方かつ前記凝縮部の上端よりも下方の領域の容積を凝縮器側容積(V2’)としたとき、
    前記蒸発器側容積が前記凝縮器側容積よりも大きくなるように、前記蒸発器、前記ガス配管、前記液配管および前記凝縮器が構成され且つ前記冷媒が封入されていることによって、前記蒸発部で前記冷媒が蒸発しているときに前記凝縮部の下端まで液相の前記冷媒が到達するようになっている車両用サーモサイフォン式冷却装置。
  5. 前記非作動時における液状態の前記冷媒の体積は、前記蒸発器および前記液配管のうち前記蒸発部の下端から前記凝縮部の上端に至る領域の容積(V0’)以上である請求項4に記載の車両用サーモサイフォン式冷却装置。
  6. 前記非作動時における前記冷媒の液面の高さと、前記液配管側の前記冷媒の液面が前記凝縮部の上端まで上昇した場合の前記蒸発部側の前記冷媒の液面の高さとの差(h1)は、前記凝縮器の下端と前記非作動時における前記冷媒の液面の高さとの差(h2’)よりも小さくなっている請求項4または5に記載の車両用サーモサイフォン式冷却装置。
  7. 前記蒸発部の冷媒流路断面積は、前記液配管の冷媒流路断面積よりも大きくなっている請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車両用サーモサイフォン式冷却装置。
  8. 前記ガス配管の冷媒流路断面積は、前記液配管の冷媒流路断面積よりも大きくなっている請求項1ないし7のいずれか1つに記載の車両用サーモサイフォン式冷却装置。
  9. 車載機器(11)から冷媒に吸熱させて冷媒を蒸発させる蒸発部(131)を有する蒸発器(13)と、
    前記蒸発部で蒸発した前記冷媒が流れるガス配管(15)と、
    前記ガス配管を流れた前記冷媒を放熱させて凝縮させる凝縮部(140、240)を有する凝縮器(14、24)と、
    前記凝縮部で凝縮した前記冷媒を前記蒸発器に導く液配管(16)とを備え、
    前記蒸発部の内部には、互いに並列な多数の冷媒流路が形成されており、
    前記多数の冷媒流路の断面積の合計は、前記液配管の冷媒流路断面積よりも大きくなっている車両用サーモサイフォン式冷却装置。
  10. 非作動時における前記冷媒の液面は、前記蒸発部内にある請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両用サーモサイフォン式冷却装置。
  11. 前記車載機器は電池である請求項1ないし10のいずれか1つに記載の車両用サーモサイフォン式冷却装置。
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