JP2006275424A - 冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トップヒートモードで使用された場合でも作動流体を良好に循環させることができる冷却装置を提供する。
【解決手段】 蒸発部3と凝縮部5とが、全体として環状流路を形成するように液戻り管7と蒸気管8とによって連通され、その環状流路内に加熱されて蒸発しかつ放熱して凝縮する作動流体9が封入され、さらに蒸発部コンテナ13の内部に液相の作動流体9を浸透させて毛細管圧力を生じさせるウイック14,15が配置される冷却装置1において、蒸発部コンテナ13の内部に、蒸気管8が連通され蒸発部コンテナ13の内部に対して開口される溝16と、液戻り管7が連通され蒸発部コンテナ13の内部に対して開口される流入ポート17とが形成され、溝16と流入ポート17とがウイック14,15を介して連通されるとともに、溝16の開口部16A周縁に接触し気密状態に封止する封止部材20,24が配置されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、潜熱として熱を輸送する作動流体を蒸発させる蒸発部と、その作動流体蒸気を凝縮させる凝縮部とが、循環管路によって連結されたループ型ヒートパイプ(あるいは熱輸送ループ)式の冷却装置に関するものである。
密閉した容器や管路の内部に封入した流体を、外部から供給した熱によって蒸発させ、その蒸気を低温かつ低圧の箇所に流動させた後放熱させ、その結果凝縮した流体を、外部から熱の入力される蒸発部に還流させることにより、前記流体の潜熱として熱を輸送する装置が、従来、知られている。この種の最も一般的な構成は、パイプ状のコンテナの内部に、作動温度では凝縮することのない空気などのガスを脱気した後、水やアルコール、アンモニアなどの凝縮性の流体を封入したヒートパイプである。
いわゆるサーモサイホンと称されるヒートパイプは、凝縮した液相の作動流体を重力によって下方の蒸発部に還流させるように構成されているので、毛細管圧力をポンプ力として発生するウイックは設けられていないが、一般的なヒートパイプは、外部から入熱のある蒸発部が必ずしも下側となるボトムヒートモードで使用されるわけではないので、液相の作動流体を蒸発部に還流させるためのポンプ作用を生じるウイックを設けている。
ウイックは、毛細管圧力を生じるものであるから、開口部に生じるメニスカスでの実効毛細管半径が可及的に小径となる構造のものであることが好ましく、従来では、作動流体を封入したコンテナ(容器)の内面に形成した細溝やメッシュ材、結束した極細線、多孔質材などが使用されている。このウイックにおける蒸発部側の部分において、作動流体の蒸発に伴うメニスカスの低下が生じ、それに伴って毛細管圧力が生じるので、液相の作動流体はウイックの内部を蒸発部側に向けて還流することになる。これに対して作動流体の蒸気は、蒸発部側から作動流体の凝縮の生じる凝縮部に向けて流動するので、ウイックに沿って還流する液相作動流体の流動方向と作動流体蒸気の流動方向とが互いに反対となる。そのために、ウイックの表面において液相の作動流体が作動流体蒸気によって吹き飛ばされ、あるいは吹き戻され、これがいわゆる飛散限界となってヒートパイプの熱輸送能力が制限されることがある。
従来、このような不都合を解消できるヒートパイプとしてループ型のものが開発されている。これは、外部から入熱のある蒸発部と作動流体が放熱して凝縮する凝縮部とを分離して構成し、かつこれらの液相の作動流体が蒸発部に向けて貫流する液流管と作動流体蒸気の流動する蒸気流管とによって環状(ループ状)に連結した構造のヒートパイプである。このような構造であれば、液相作動流体と作動流体蒸気とが同一箇所を流れることがないので、上述した飛散限界などによる熱輸送能力の制約がなくなる。
この種のループ型のヒートパイプの一例が特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載されたヒートパイプは、液管と蒸気管とが接続された蒸発器を備えており、その蒸発器に、円筒状のウイックが収納されている。
したがって、特許文献1に記載されたヒートパイプでは、蒸発器に伝達された熱によって、その容器の内面に接している作動流体が加熱されて蒸発し、その蒸気は蒸気管を介して蒸発器から送り出される。一方、液相の作動流体は、液管からウイックに供給され、ウイックで毛細管圧力が生じ、その結果、液相の作動流体は前記容器に供給される。そして、その液相作動流体が加熱蒸発して蒸気管を経て凝縮部に流動するので、作動流体の潜熱として熱を輸送することができる。
特開平10−246583号公報 (段落(0040)〜(0049)、図14)
上述の冷却装置が、例えば、トップヒートモードによって使用された場合、重力などの影響によって、作動流体に対して循環する方向と反対の方向の力が不可避的に生じる。しかしながら、上記の構造の冷却装置では、蒸発部内部の気相の作動流体と液相の作動流体が、流動の際に混在してしまうおそれがあり、その結果、前記冷却装置における環状の流路に作動流体を循環させるために充分な毛細管圧力を得ることができない可能性がある。そのため、作動流体が循環し難くなり冷却装置の冷却性能を維持できないおそれがある。
この発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであり、トップヒートモードで使用された場合でも作動流体を良好に循環させることのできる冷却装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、蒸発部と凝縮部とが、全体として環状流路を形成するように液戻り管と蒸気管とによって連通され、その環状流路内に加熱されて蒸発しかつ放熱して凝縮する作動流体が封入され、さらに蒸発部容器の内部に液相の前記作動流体を浸透させて毛細管圧力を生じさせるウイックが配置される冷却装置において、前記蒸発部容器の内部に、前記蒸気管が連通され前記蒸発部容器の内部に対して開口される管状の蒸気流路と、前記液戻り管が連通され前記蒸発部容器の内部に対して開口される管状の液流路とが形成され、前記液戻り管が連通され前記蒸発部容器の内部に対して開口される管状の液流路とが形成され、前記蒸気流路と前記液流路とが前記ウイックを介して連通されるとともに、前記蒸気流路を形成する管状部材の開口周縁に接触し、前記蒸気流路を気密状態に封止する封止部材が配置されていることを特徴とする冷却装置である。
また、請求項2の発明は、請求項1の構成に加えて、前記封止部材にOリングが含まれることを特徴とする冷却装置である。
さらに、請求項3の発明は、請求項2の構成に加えて、前記封止部材が、前記蒸発部容器の両端部に設けられたシール用のキャップと、前記Oリングとによって構成され、前記シール用のキャップと前記Oリングとが固着されていることを特徴とする冷却装置である。
さらに、請求項4の発明は、請求項3の構成に加えて、前記シール用のキャップの外側にカバーが設けられるとともに、前記カバーと前記シール用のキャップとの間に弾性体が配置されていることを特徴とする冷却装置である。
請求項1の発明によれば、冷却装置の蒸発部容器の内部に開口された蒸気流路の開口周縁に封止部材が接触しているので、蒸気流路が気密状態に封止される。そのため、作動流体の気相と液相とを隔離するいわゆる界面処理が行われ、作動流体に対する毛細管圧力を一定に保つことができる。その結果、冷却装置がトップヒートモードで使用された場合においても、冷却装置内部に作動流体を効率良く流動できる。その結果、冷却装置全体としての熱輸送能力を向上できる。
また、請求項2の発明によれば、Oリングを含む前記封止部材によって前記蒸発部容器の内部における界面処理が効率良く行われ、作動流体に対する毛細管圧力を一定に保つことができる。
また、請求項3の発明によれば、前記封止部材が、前記蒸発部容器の両端部に設けられたシール用のキャップと、前記Oリングとによって構成され、前記シール用のキャップと前記Oリングとが固着されているので、前記作動流体における気相と液相とをさらに効率良く隔離できる。その結果、作動流体に対する毛細管圧力を一定に保つことができるので、冷却装置全体としての熱輸送能力を向上できる。
また、請求項4の発明によれば、前記シール用のキャップの外側に設けられるカバーと前記シール用のキャップとの間に弾性体が配置されているので、シール用のキャップが弾性体によって押圧される。その結果、前記Oリングが所定の流路以外の他の流路に密着し、前記作動流体における気相と液相とをさらに効率良く隔離できる。
以下、本発明を実施した最良の形態について説明する。この発明による冷却装置1は、図4に示す車両2に取り付けられている。具体的には、冷却装置1は、ループ型ヒートパイプであって、このループ型ヒートパイプを形成している蒸発部3が、車両2における内装パネルの一例であるインストルメントパネル4の裏面に取り付けられている。一方、冷却装置1を形成している凝縮部5が、車両2における車室の外部であって、外気に曝される箇所に配置されている。前記蒸発部3は凝縮部5よりも相対的に上方に配置されており、冷却装置1はトップヒートモードとして使用されている。
冷却装置1は、図3に示すように、蒸発部3と凝縮部5とが、液戻り管7と、これより大径の蒸気管8とによって連通され、全体として密閉された環状に形成されている。このヒートパイプ1の内部は、ほぼ完全に脱気された後に、水やアルコールなどの凝縮性の流体が作動流体9として封入されている。
この発明のループ型ヒートパイプの蒸発部3の一例を図1に示す。ここに示す蒸発部3は、円筒形に構成された金属製のチューブ10と、その一端部を閉じるように取り付けられた流入カバー11と、他方の端部を閉じるように前記チューブ10に取り付けられた流出カバー12とによってコンテナ13が構成されている。このコンテナ13の内部には、ウイック14とウイック15とが収容されている。このコンテナ13を構成している各チューブ10の内周面には、多数の溝16が形成されている。これらの溝16は、コンテナ13の内周面の面積を増大するように機能し、また後述するように作動流体9の蒸気流路となるものであって、チューブ10の軸線方向に向けて形成されている。なお、この溝16は、螺旋状に形成してもよく、またチューブ10の内周面の一部に形成されていてもよい。
チューブ10の一方の端部に取り付けられている流入カバー11には、前述した液戻り管4を接続するための流入ポート17が形成されている。流入ポート17はガラス管とされており、このガラス管の一方の端部がコンテナ13内部に挿入され、前記ウイック14と連通している。そのため、コンテナ13内部における前記流入ポート17の内部が、作動流体9の液流路とされている。また、チューブ10の他方の端部に取り付けられている流出カバー12には、前述した蒸気管5を接続するための流出ポート18が形成されている。したがってこれらの各ポート17,18がそれぞれ接続部となっている。
前記ウイック14は、例えばセラミックあるいは金属粉末を原料とした多孔質焼結体であって、好ましくは気孔率が50%以上で、気孔の平均開口径が10μm程度の多孔質体である。また、ウイック14は、ウイック15よりも実効毛細管半径が小さく毛細管圧力が大きい構成となっている。一方、ウイック15は、例えば金網やファイバーウイックであって、ウイック14よりも実効毛細管半径が大きく、相対的に流路が大きい構成となっている。ウイック14、15は、コンテナ13の内部に収容されており、ウイック14の外周方向にウイック15が配置されている。そして、これらのウイック15の外周面が、チューブ10の内周面(より正確には溝16同士の間のいわゆる山の部分)に密着している。そのため、溝16の一端部は蒸発部コンテナ13の内部に対して開口されており、開口部16Aとされている。また、ウイック14の内周方向には中空部分19が形成されている。この中空部分19に前記流入ポート17の一端部が挿入され、配置されている。
コンテナ13の内部であって、溝16の開口部16Aの周辺には封止部材20が設けられており、開口部16Aの開口周縁に接触している。具体的には、封止部材20はキャップ21とOリング22とによって構成されている。このキャップ21の中心には貫通孔23が形成されており、この貫通孔23に流入ポート17が挿入されている。また、キャップ21は開口部16Aの開口周縁に接触している。また、Oリング22はウイック15とキャップ21との間に配置されており、液密状態で相互に接触している。さらに、キャップ21とOリング22とは、所定の接着剤や超音波による融着等によって固着されている。
一方、流出カバー12とウイック14,15との間には、封止部材24が設けられている。封止部材24はキャップ25とOリング22と弾性体27とによって構成されている。キャップ25はウイック14、15と接触している。また、Oリング22はウイック15とキャップ25との間に配置されており、相互に接触している。さらに、キャップ25とOリング22とは、所定の接着剤や超音波による融着等によって固着されている。そして、キャップ25と流出カバー12との間に弾性体27が配置されている。この弾性体27は弾性力を有する状態で配置されておりキャップ25をコンテナ13の内側方向に対して押圧している。
上記の冷却装置1による冷却の状態を説明する。車室7内部に入り込む入射光等によって、車室7内のインストルメントパネル4が加熱されると、コンテナ13に対して外部から熱Qが与えられる。蒸発部3のコンテナ13の内部には、液相の作動流体9が供給されていてウイック15が作動流体9で湿潤した状態となっている。この状態で蒸発部3に対して外部から熱Qが与えられると、コンテナ13の内面に接触し、もしくはその近辺にある液相の作動流体9が加熱されて蒸発する。その場合、前記チューブ10の内周面に溝16が形成されているので、チューブ10と作動流体9との熱交換面積が広く、したがって効率よく作動流体9に対して熱を伝達することができる。
ウイック15の外周部において作動流体9の蒸発が生じることによって、ウイック15の空孔における開口端にメニスカスが生じ、あるいは空孔での液面が低下するので、毛細管圧力によるポンプ力が生じる。したがって、ウイック15においては液相の作動流体9が、その外周面に分散するように供給される。その結果、前記コンテナ13の内周面のほぼ全体に対して液相の作動流体9が供給され、蒸発部3における実質的な入熱面積を広くすることができる。
一方、加熱されて蒸発した作動流体9は溝16に流れ込む。そして作動流体9はその蒸気流路である溝16から流出ポート18を介して蒸気管8に流出する。その際、コンテナ13の内部における溝16の開口部16Aが封止部材24によって遮断されているため、気相の作動流体9のみが蒸気管8に流出する。その結果、作動流体9における気相と液相とが隔離されるいわゆる界面処理が行われ、気相の作動流体9のバックフローが防止される。その結果、冷却装置1全体としての熱輸送能力が向上する。そして、気相の作動流体9は蒸気管8を介して凝縮部5に至る。ここで外部に熱Qを放出して気相の作動流体9が凝縮し、液相になる。
一方、コンテナ13内部のウイック15の外周部において作動流体9の蒸発が生じることによって、ウイック15の空孔における開口端にメニスカスが生じ、あるいは空孔での液面が低下するので、毛細管圧力によるポンプ圧が生じる。このポンプ圧によって液戻り管8内部の作動流体9が上方に吸引され、コンテナ13の流入ポート17に至る。流入ポート17は熱伝達性の低いガラス管で形成されているので、作動流体9はコンテナ13に至るまで液相の状態とされる。
コンテナ13内部に吸引された液相の作動流体9は、封止部材20によって再び界面処理される。すなわち、流入ポート17がウイック14に連通しており、それ以外の部分がキャップ21、あるいはOリング22によって遮断されることによって、ウイック14に発生する毛細管圧力が流入ポート17のみに伝達される。その結果、液相の作動流体9に対する吸引力が一定に保たれ、前記作動流体9が上方に流動する。また、前記作動流体9における気相と液相とが隔離され、液相の作動流体9がウイック14に供給される。
したがって、上記の冷却装置1では、冷却装置1の蒸発部コンテナ13の内部の溝16の開口周縁に封止部材20が接触しているので、溝16に形成される蒸気流路が気密状態に封止される。そのため、作動流体9の気相と液相とが隔離されるいわゆる界面処理が行われ、作動流体に対する毛細管圧力を一定に保つことができる。その結果、冷却装置1がトップヒートモードで使用された場合においても、冷却装置1内部に作動流体9を効率良く流動できる。その結果、冷却装置1全体としての熱輸送能力を向上できる。
また、各封止部材が、キャップ21,25と、各Oリング22とによって構成され、さらに各キャップと各Oリング22とが固着されているので、作動流体9の気相と液相とをさらに効率良く隔離できる。その結果、ウイック14と接触する液相の作動流体9が一定量となり、作動流体9に対する毛細管圧力による吸引力を一定に保つことができるので、冷却装置1全体としての熱輸送能力を向上できる。
そして、キャップ25の外側に設けられるカバー12と、前記キャップ25との間に弾性体27が配置されているので、キャップ25が弾性体27によって押圧される。その結果、Oリング22が所定の流路以外の他の流路に密着するので、液相および気相の作動流体をさらに効率良く隔離できる。
また、冷却装置1によって、インストルメントパネル4の熱を車室外部に放熱することができるので、インストルメントパネル4を冷却することができる。その結果、車室内部の継続的な温度上昇が防止でき、車室内部を快適な温度にすることができる。
さらに、前記蒸発部3が運転席前方のインストルメントパネル4に取り付けられており、凝縮部5が車両外部に設置されているので、車両の走行中に生じる風に凝縮部5を曝すことができる。その結果、凝縮部5を強制冷却することができるので、インストルメントパネル4を効率よく冷却することができる。
なお、この発明は上記の具体例に限定されない。すなわち、上記の具体例では、コンテナ13がインストルメントパネル4に取り付けられ、凝縮部コンテナ5が車両2外部の所定の場所に取り付けられたが、この発明の冷却装置は、車両であればどの部位であっても取り付けることができる。したがって、コンテナ13がパーセルシェルフボード、トノカバー、ドアウエスト、シートに蒸発部が配置されてもよい。また、凝縮部コンテナ5が自動車の床下、フェンダーパネル、ドアパネルに配置されてもよい。
この発明の冷却装置の一具体例を簡略的に示す平面図である。 図1のII−II線による断面図である。 図1の冷却装置の全体を簡略的に示す平面図である。 この発明の冷却装置が車両に使用された例を簡略的に示す平面図である。
符号の説明
1…冷却装置、 3…蒸発部、 5…凝縮部、 7…液戻り管、 8…蒸発管、 9…作動流体、 13…コンテナ、 14,15…ウイック、 16…溝、 16A…開口部、 17…流入ポート、 20,24…封止部材、 22…Oリング、 21,25…キャップ。

Claims (4)

  1. 蒸発部と凝縮部とが、全体として環状流路を形成するように液戻り管と蒸気管とによって連通され、その環状流路内に加熱されて蒸発しかつ放熱して凝縮する作動流体が封入され、さらに蒸発部容器の内部に液相の前記作動流体を浸透させて毛細管圧力を生じさせるウイックが配置される冷却装置において、
    前記蒸発部容器の内部に、前記蒸気管が連通され前記蒸発部容器の内部に対して開口される管状の蒸気流路と、前記液戻り管が連通され前記蒸発部容器の内部に対して開口される管状の液流路とが形成され、前記蒸気流路と前記液流路とが前記ウイックを介して連通されるとともに、前記蒸気流路を形成する管状部材の開口周縁に接触し、前記蒸気流路を気密状態に封止する封止部材が配置されていることを特徴とする冷却装置。
  2. 前記封止部材にOリングが含まれることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記封止部材が、前記蒸発部容器の両端部に設けられたシール用のキャップと、前記Oリングとによって構成され、前記シール用のキャップと前記Oリングとが固着されていることを特徴とする請求項2に記載の冷却装置。
  4. 前記シール用のキャップの外側にカバーが設けられるとともに、前記カバーと前記シール用のキャップとの間に弾性体が配置されていることを特徴とする請求項3に記載の冷却装置。
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