JP2019132402A - 車輪用軸受装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストの増大を抑制しながら磁性部材等への異物の付着を抑止することができ、誤検出の発生を防ぐことが可能な車輪用軸受装置を提供する。【解決手段】車輪用軸受装置1は、車輪が取り付けられる内方部材3と、内方部材3を複数の転動体4を介して回転可能に支持する外方部材2と、外方部材2の端部に取り付けられたカバー部材6と、周方向に複数の磁極を有する環状の磁性部材52を有するエンコーダ5と、磁性部材52の磁界を検出する磁界検出素子71を軸状の突部721に封止してなる磁界センサ7とを備える。カバー部材6は、樹脂からなる本体部61に突部721を収容する収容穴613、及び収容穴613に連通する導水孔614が形成され、収容穴613が底壁615により閉塞されている。導水孔614は、一端部614aが収容穴613の内面に開口し、他端部614bが収容穴613よりも下方におけるカバー部材6の外面に開口している。【選択図】図1
Description
本発明は、車輪を支持する車輪用軸受装置に関する。
従来、車輪を支持する車輪用軸受装置は、車輪が取り付けられるフランジ部を有する内方部材と、内方部材を複数の転動体を介して回転可能に支持する筒状の外方部材とを有している。このような車輪用軸受装置には、車輪の回転速度を検出するための機能を備えたものがある(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載の車輪用軸受装置は、車輪の回転速度を検出するための構成として、複数の磁極を有する磁性部材が芯金に取り付けられたエンコーダと、磁性部材の磁極の磁界を検出するセンサとを有している。エンコーダは、芯金が内方部材に外嵌されて固定されている。センサは、外方部材に固定される円盤状の金属製のカバー部材に樹脂部材を介して取り付けられている。カバー部材には、磁界検出素子が埋め込まれたセンサの一部を挿通させる貫通孔、及びカバー部材の内側に浸入した水を排出するための水抜き孔が形成されている。
特許文献2に記載の車輪用軸受装置は、上記の構成部材に加え、外方部材の内側に嵌着されたステンレス等の非磁性金属からなる蓋部材を有している。この蓋部材は、エンコーダとセンサとの間に介在して配置されている。
特許文献1に記載の車輪用軸受装置は、水抜き孔からカバー部材の内部に異物が入り込みやすく、その異物が鉄粉等の強磁性を有するものであれば、誤検出の要因となるおそれがある。また、特許文献2に記載の車輪用軸受装置のように蓋部材を設ければ、エンコーダが配置された空間への異物の侵入を抑止することができるが、部品点数及び組み立て工数が多くなり、コストが増大してしまう。
そこで、本発明は、コストの増大を抑制しながらエンコーダが配置された空間への異物の侵入を抑止することができ、誤検出の発生を防ぐことが可能な車輪用軸受装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するため、車輪が取り付けられるフランジ部を有する内方部材と、前記内方部材を複数の転動体を介して回転可能に支持する筒状の外方部材と、前記外方部材の軸方向一端部に取り付けられ、前記外方部材と前記内方部材との間への異物の侵入を抑止するカバー部材と、前記内方部材に固定され、周方向に複数の磁極を有する環状の磁性部材を有するエンコーダと、前記磁性部材の前記複数の磁極の磁界を検出する磁界検出素子、及び前記磁界検出素子を封止する軸状の突部が形成された封止部材を有する磁界センサとを備え、前記カバー部材は、樹脂からなる本体部に前記封止部材の前記突部を収容する収容穴及び前記収容穴に連通する導水孔が形成され、前記収容穴は、底部が閉塞された止まり孔であり、前記導水孔は、一端部が前記収容穴の内面に開口し、他端部が前記収容穴よりも下方における前記カバー部材の外面に開口している、車輪用軸受装置を提供する。
本発明に係る車輪用軸受装置によれば、コストの増大を抑制しながら磁性部材等への異物の付着を抑止することができ、誤検出の発生を防ぐことが可能となる。
[実施の形態]
本発明の実施の形態について、図1乃至図3を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実施する上での好適な具体例として示すものであり、技術的に好ましい種々の技術的事項を具体的に例示している部分もあるが、本発明の技術的範囲は、この具体的態様に限定されるものではない。
本発明の実施の形態について、図1乃至図3を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実施する上での好適な具体例として示すものであり、技術的に好ましい種々の技術的事項を具体的に例示している部分もあるが、本発明の技術的範囲は、この具体的態様に限定されるものではない。
(車輪用軸受装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る車輪用軸受装置の全体構成を示す断面図である。図2(a)は、図1の部分拡大図であり、図2(b)は磁界センサの図示を省略して示す図1の部分拡大図である。図3(a)は、カバー部材の平面図であり、図3(b)は図1のA−A線断面におけるカバー部材の断面図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る車輪用軸受装置の全体構成を示す断面図である。図2(a)は、図1の部分拡大図であり、図2(b)は磁界センサの図示を省略して示す図1の部分拡大図である。図3(a)は、カバー部材の平面図であり、図3(b)は図1のA−A線断面におけるカバー部材の断面図である。
この車輪用軸受装置1は、車両の懸架装置のナックルに対して車輪を回転可能に支持するために用いられる。車輪用軸受装置1は、車体側に取り付けられる筒状の外方部材2と、車輪が取り付けられる内方部材3と、外方部材2と内方部材3との間に配置された複数の転動体4と、内方部材3に固定されたエンコーダ5と、外方部材2の端部に固定されたカバー部材6と、カバー部材6に取り付けられた磁界センサ7と、カバー部材6とは反対側の外方部材2の端部に固定されたシール部材8とを備えている。
以下の説明では、車輪用軸受装置1において車輪が取り付けられる側(図1の左側)を車両アウタ側といい、その反対側(図1の右側)を車両インナ側という。また、以下の説明において、「上」及び「下」とは、車輪用軸受装置1が車両に組み付けられた状態における鉛直方向の上下をいうものとする。図3(a)では、カバー部材6を車両インナ側から見た状態を示している。
外方部材2は、円筒状の基部21と、車体側のナックルへの取り付けのための複数の車体取付フランジ22と、車体取付フランジ22よりも車両インナ側に延出された延出部23とを一体に有し、内方部材3を複数の転動体4を介して回転可能に支持している。図1では、複数の車体取付フランジ22のうち、1つの車体取付フランジ22のみを図示している。複数の車体取付フランジ22のそれぞれには、ナックルに螺合するボルトを挿通させるボルト挿通孔22aが形成されている。基部21の内周には、転動体4を転動させる第1外側軌道面2a及び第2外側軌道面2bが周方向に沿って互いに平行に形成されている。
内方部材3は、回転軸線Oを中心として外方部材2に対して回転可能に配置されている。内方部材3の外周には、転動体4を転動させる第1内側軌道面3a及び第2内側軌道面3bが周方向に沿って互いに平行に形成されている。第1内側軌道面3aは外方部材2の第1外側軌道面2aに対向し、第2内側軌道面3bは外方部材2の第2外側軌道面2bに対向する。
本実施の形態では、内方部材3がハブ輪31及び環状の内輪部材32からなる。ハブ輪31は、車輪が取り付けられる車輪取付フランジ311と、外方部材2の基部21の内側に配置される胴部313と、車輪取付フランジ311と胴部313とを連結する連結部312とを一体に有している。車輪取付フランジ311には、車輪取付用のセレーション付きボルト33を圧入して挿通させる複数のボルト挿通孔311aが形成されている。
胴部313は、車輪取付フランジ311側の大径部314と、車輪取付フランジ311側とは反対側の小径部315とを有している。大径部314の外周面には、第1内側軌道面3aが形成されている。小径部315の外周面には、内輪部材32が嵌着されている。内輪部材32は、小径部315の一部を塑性変形させた加締め部315aによってハブ輪31に固定されている。内輪部材32の外周面には、第2内側軌道面3bが形成されている。
複数の転動体4は、保持器40に保持され、第1外側軌道面2aと第1内側軌道面3aとの間、及び第2外側軌道面2bと第2内側軌道面3bとの間に配置されている。本実施の形態では、転動体4が球体であるが、これに限らず円錐ころであってもよい。また、本実施の形態では、内方部材3が1つの内輪部材32を有しているが、これに限らず、内方部材3が2つの内輪部材を有し、このうち一方の内輪部材に第1内側軌道面3aが形成され、他方の内輪部材に第2内側軌道面3bが形成されていてもよい。
エンコーダ5は、芯金51と、芯金51に取り付けられた環状の磁性部材52とを有している。芯金51は、例えばステンレスや鉄等の金属からなり、内輪部材32の外周面に嵌着されている。磁性部材52は、例えば加硫接着法によって芯金51に取り付けられている。磁性部材52は、例えばゴム製の円環部材にフェライト系のステンレス鋼粉を混入して形成され、磁性の異なる複数の磁極(N極及びS極)が周方向に沿って交互に設けられている。
カバー部材6は、樹脂からなる本体部61に芯金62及びナット63がインサート成型により一体に成型されている。本体部61は、例えば66ナイロンからなる。カバー部材6は、外方部材2における車両インナ側の軸方向一端部に取り付けられ、外方部材2と内方部材3との間への車両インナ側からの異物の侵入を抑止している。より具体的には、カバー部材6が円筒状の嵌合部60を有し、この嵌合部60が外方部材2の延出部23の内側に圧入嵌合されている。嵌合部60の外周面は、延出部23の内周面に密着している。一方、外方部材2と内方部材3との間への車両インナ側からの異物の侵入は、シール部材8によって抑止されている。
磁界センサ7は、ホール素子等の磁界検出素子71と、磁界検出素子71を封止する軸状の突部721及びカバー部材6に固定される固定部722を有する封止部材72と、磁界検出素子71に動作電源を供給すると共に磁界検出素子71が出力する電気信号を伝送するケーブル部73とを有している。本実施の形態では、突部721が円柱状であるが、突部721が例えば断面多角形の角柱状であってもよい。磁界検出素子71は、突部721の先端部(固定部722側の基端部とは反対側の端部)に収容され、磁性部材52の複数の磁極の磁界を検出する。図1及び図2(a)では、磁界検出素子71を破線で示している。
磁界センサ7の固定部722は、カバー部材6の外側(車両インナ側)において、ボルト9によってカバー部材6に固定されている。ボルト9は、頭部91が固定部722の車両インナ側の端面に当接し、軸部92が固定部722に形成されたボルト挿通孔722aに挿通されている。軸部92の先端部に設けられた雄ねじ部921は、カバー部材6のナット63に螺合している。図3(a)では、固定部722の外形を仮想線(二点鎖線)で示している。
(車輪用軸受装置の動作)
内方部材3が回転すると、磁界検出素子71によって磁界が検出される磁性部材52の磁極の磁性が変化する。磁界検出素子71は、内方部材3の回転に伴う磁界の変化を電気信号として出力し、この電気信号がケーブル部73によって車両のECU(Electronic Control Unit)に伝送される。ECUは、磁界検出素子71の電気信号に基づいて車輪の回転速度を検出可能であり、検出した車輪の回転速度に応じて例えば車輪に付与する制動力を調節して制動時における車輪のロックを抑止する。
内方部材3が回転すると、磁界検出素子71によって磁界が検出される磁性部材52の磁極の磁性が変化する。磁界検出素子71は、内方部材3の回転に伴う磁界の変化を電気信号として出力し、この電気信号がケーブル部73によって車両のECU(Electronic Control Unit)に伝送される。ECUは、磁界検出素子71の電気信号に基づいて車輪の回転速度を検出可能であり、検出した車輪の回転速度に応じて例えば車輪に付与する制動力を調節して制動時における車輪のロックを抑止する。
(カバー部材6の詳細構成)
カバー部材6の本体部61は、回転軸線Oと平行な軸方向視において円形の円盤部611と、円盤部611から車両インナ側に突出したボス部612とを一体に有している。また、カバー部材6の本体部61には、磁界センサ7の封止部材72における突部721を収容する収容穴613、及び収容穴613に連通する導水孔614が形成されている。収容穴613は、回転軸線Oと平行に、ボス部612における車両インナ側の端面612aから車両アウタ側に延在している。このボス部612の端面612aには、磁界センサ7の固定部722の車両アウタ側の端面722bが当接する。突部721は、この固定部722の端面722bに立設されている。
カバー部材6の本体部61は、回転軸線Oと平行な軸方向視において円形の円盤部611と、円盤部611から車両インナ側に突出したボス部612とを一体に有している。また、カバー部材6の本体部61には、磁界センサ7の封止部材72における突部721を収容する収容穴613、及び収容穴613に連通する導水孔614が形成されている。収容穴613は、回転軸線Oと平行に、ボス部612における車両インナ側の端面612aから車両アウタ側に延在している。このボス部612の端面612aには、磁界センサ7の固定部722の車両アウタ側の端面722bが当接する。突部721は、この固定部722の端面722bに立設されている。
収容穴613は、本体部61を貫通しない止まり穴であり、収容穴613の底部(車両アウタ側の端部)が底壁615によって閉塞されている。また、収容穴613は、底部側の端部における内径が開口部側の端部の内径よりも小さく、底部側の端部における内径は磁界センサ7の突部721の外径よりも僅かに大きい。収容穴613における底部付近の内周面613aと突部721の外周面721aとの間には僅かな隙間が形成され、収容穴613における開口部付近の内周面613bと突部721の外周面721aとの間にはより大きな隙間が形成される。
収容穴613の深さ方向の長さは磁界センサ7の突部721の軸方向長さよりも深く、収容穴613の底面613cと突部721の先端面721bとの間には空隙Sが形成される。突部721の軸方向における空隙Sの幅(底面613cと突部721の先端面721bとの間隔)は、例えば0.2mm未満であり、0mmよりも大きい。
また、図2(b)に示すように、底壁615の厚みをtとすると、この厚みtの好ましい範囲は、0.5mm以上1.0mm以下である。底壁615の厚みtが0.5mm未満であると、底壁615の強度が弱くなり、底壁615の厚みtが1.0mmを越えると、磁性部材52と磁界検出素子71との間の距離が長くなって磁界検出素子71で検出される磁界が弱くなってしまうためである。なお、磁性部材52における底壁615との対向面52aと底壁615との間の距離dは、各部の寸法誤差や組み付け誤差を考慮して、少なくとも0mmよりも大きくなるように設定される。
導水孔614は、鉛直方向に沿って延在し、鉛直方向上側の一端部614aが収容穴613の内面に開口し、鉛直方向下側の他端部614bが収容穴613よりも下方におけるカバー部材6の本体部61の外面に開口している。導水孔614の一端部614aは、収容穴613の下端部に開口し、より詳細には収容穴613における底部付近の内周面613aの下端部に開口している。導水孔614の他端部614bは、下方に向かって開口しており、より詳細にはボス部612の下端面612bに開口している。また、導水孔614は、その長手方向(鉛直方向)が直線状であり、この長手方向に直交する断面形状が円形である。なお、導水孔614の内径は、一端部614aから他端部614bに向かって水分が重力によって流れ落ちることが可能な大きさである。
導水孔614の形成方法は、特に限定されるものではないが、例えば本体部61をインサート成形した後にドリルによる機械加工によって形成することができる。また、インサート成形に用いる金型に導水孔614に対応する形状の軸部を設け、本体部61の成形後にこの軸部を抜くことによっても導水孔614を形成することができる。またさらに、芯金62及びナット63と共にステンレス等の金属製のパイプをインサート成型し、このパイプの中空部を導水孔614としてもよい。
(実施の形態の作用及び効果)
上記のように構成された車輪用軸受装置1は、車両の走行に伴って車輪が泥水を巻き上げ、巻き上げられた泥水が磁界センサ7の固定部722とカバー部材6の本体部61におけるボス部612との隙間から収容穴613内に入り込む場合がある。そして、収容穴613内に入り込んだ泥水が空隙Sに滞留すると、泥水に含まれる鉄粉等が磁界の検出精度に悪影響を及ぼすおそれがある。しかし、本実施の形態では、収容穴613内に入り込んだ泥水が導水孔614によって外部に排出されるので、磁界の検出精度に悪影響が出るほどの泥水が空隙Sに滞留することが抑止される。
上記のように構成された車輪用軸受装置1は、車両の走行に伴って車輪が泥水を巻き上げ、巻き上げられた泥水が磁界センサ7の固定部722とカバー部材6の本体部61におけるボス部612との隙間から収容穴613内に入り込む場合がある。そして、収容穴613内に入り込んだ泥水が空隙Sに滞留すると、泥水に含まれる鉄粉等が磁界の検出精度に悪影響を及ぼすおそれがある。しかし、本実施の形態では、収容穴613内に入り込んだ泥水が導水孔614によって外部に排出されるので、磁界の検出精度に悪影響が出るほどの泥水が空隙Sに滞留することが抑止される。
また、導水孔614は他端部614bが下方に向かって開口しているので、導水孔614を逆流して収容穴613に泥水等の異物が入り込んでしまうことがない。またさらに、エンコーダ5が配置された空間への異物の侵入がカバー部材6によって抑止されるので、車両インナ側からの異物の侵入を防止するための専用の部材を設ける必要もない。したがって、本実施の形態によれば、コストの増大を抑制しながらも、誤検出の発生を防ぐことが可能となる。
(付記)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、これらの実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、これらの実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
また、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、磁界センサ7がボルト9によってカバー部材6に固定された場合について説明したが、これに限らず、例えば凹部と凸部との係合によって磁界センサ7がカバー部材6に固定されていてもよい。また、カバー部材6は、必ずしも芯金62を有していなくともよい。
1…車輪用軸受装置 2…外方部材
22…車体取付フランジ(フランジ部) 3…内方部材
4…転動体 5…エンコーダ
52…磁性部材 6…カバー部材
613…収容穴 614…導水孔
614a…一端部 614b…他端部
7…磁界センサ 71…磁界検出素子
72…封止部材 721…突部
22…車体取付フランジ(フランジ部) 3…内方部材
4…転動体 5…エンコーダ
52…磁性部材 6…カバー部材
613…収容穴 614…導水孔
614a…一端部 614b…他端部
7…磁界センサ 71…磁界検出素子
72…封止部材 721…突部
Claims (3)
- 車輪が取り付けられるフランジ部を有する内方部材と、
前記内方部材を複数の転動体を介して回転可能に支持する筒状の外方部材と、
前記外方部材の軸方向一端部に取り付けられ、前記外方部材と前記内方部材との間への異物の侵入を抑止するカバー部材と、
前記内方部材に固定され、周方向に複数の磁極を有する環状の磁性部材を有するエンコーダと、
前記磁性部材の前記複数の磁極の磁界を検出する磁界検出素子、及び前記磁界検出素子を封止する軸状の突部が形成された封止部材を有する磁界センサとを備え、
前記カバー部材は、樹脂からなる本体部に前記封止部材の前記突部を収容する収容穴、及び前記収容穴に連通する導水孔が形成され、
前記収容穴は、底部が閉塞された止まり孔であり、
前記導水孔は、一端部が前記収容穴の内面に開口し、他端部が前記収容穴よりも下方における前記カバー部材の外面に開口している、
車輪用軸受装置。 - 前記導水孔は、前記一端部が前記収容穴の下端部に開口している、
請求項1に記載の車輪用軸受装置。 - 前記導水孔は、前記他端部が下方に向かって開口している、
請求項1又は2に記載の車輪用軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018017130A JP2019132402A (ja) | 2018-02-02 | 2018-02-02 | 車輪用軸受装置 |
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