JP2019132378A - ダイヤフラムバルブ - Google Patents

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理彩子 土田
Risako Tsuchida
理彩子 土田
絢香 齋藤
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絢香 齋藤
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Abstract

【課題】長期止水性能を向上させることが可能なダイヤフラムバルブを提供すること。【解決手段】ダイヤフラムバルブ10は、弁本体11と、ダイヤフラム12とを備える。弁本体11は、流路24と、第1面31と、リブ35と、当接部33aと、を有する。流路24は、内部に形成されている。第1面31には、流路24の途中に設けられた開口部31aが形成されている。リブ35は、開口部31aの外側に形成され第1面31から突出している。当接部33aは、流路24の開口部31aに対応する位置に設けられている。ダイヤフラム12は、第1面31のリブ35の内側に開口部31aを塞ぐように配置され、当接部33aに接触することにより流路24を閉塞可能である。【選択図】図8B

Description

本発明は、ダイヤフラムバルブに関する。
水処理、化学、食品などのプラントにおける配管ラインには、ダイヤフラムバルブが設けられており、ダイヤフラムバルブによって、配管を流れる流体の制御が行われる。
ダイヤフラムバルブは、その両端に配管が接続されてプラントに設置される。ダイヤフラムバルブは、ダイヤフラムが仕切壁の湾曲面部に圧接されることにより流路が閉鎖した状態とされ、ダイヤフラムが仕切壁から離間されることにより流路が開放された状態となる(例えば、特許文献1の図1および図2参照)。
特許文献1に示すダイヤフラムバルブでは、弁本体とボンネットで挟まれた状態のダイヤフラムを締結ボルトが貫通することによって、ダイヤフラムが弁本体とボンネットで保持され、バルブ動作中におけるダイヤフラムの位置ズレが防止されている。
特開2001−214981号公報
しかしながら、上記特許文献1に示すダイヤフラムバルブでは、ダイヤフラムに応力が集中し、経年劣化とともにダイヤフラムが外側に向かってフローし止水性能が低減することがあった。
本発明の目的は、上記従来の課題を考慮して、長期止水性能を向上することが可能なダイヤフラムバルブを提供することである。
第1の発明のダイヤフラムバルブは、弁本体と、弁部とを備える。弁本体は、流路と、開口部形成面と、第1突部と、当接部と、を有する。流路は、内部に形成されている。開口部形成面は、流路の途中に設けられた開口部が形成されている。第1突部は、開口部の外側に形成され開口部形成面から突出している。当接部は、流路の前記開口部に対応する位置に設けられている。弁部は、開口部形成面の第1突部の内側に開口部を塞ぐように配置され、当接部に接触することにより流路を閉塞可能である。
弁部の外側に第1突部が設けられていることにより、弁部にフローが発生しようとしても第1突部が弁部に当接するので、弁部のフローを抑制することができる。このように、弁部のフローを抑制できるため、長期止水性能を向上することができる。
また、第1突部が弁部の外側に配置されているため、弁部の外側への移動を規制し位置ズレを抑制することができる。
第2の発明のダイヤフラムバルブは、第1の発明のダイヤフラムバルブであって、開口部形成面は、第1突部と開口部の縁の間に設けられ、弁部の外周縁部が載置される載置部を有する。弁本体は、開口部の縁に沿うように載置部に形成され、第1面から突出した第2突部を有する。
このように第2突部を設けることにより、弁部の位置ズレを抑制できるとともに、弁部との接触面積を減少させることによって少ない力で高い面圧を発揮することができ、止水性能を向上させることができる。
第3の発明のダイヤフラムバルブは、第2の発明のダイヤフラムバルブであって、弁部は、外周縁部の載置部側の面に形成され、第2突部が嵌る溝部を有する。
これによって、位置ズレ防止の機能および止水性能をより向上させることができる。
第4の発明のダイヤフラムバルブは、第2または第3の発明のダイヤフラムバルブであって、第1突部は、第2突部よりも高く形成されている。
これにより、第2突部上に弁部が載置された状態であっても、弁部の周縁方向への位置ズレを規制することができる。
第5の発明のダイヤフラムバルブは、第1〜第4のいずれかの発明のダイヤフラムバルブであって、第1突部の高さは、弁部の厚みよりも短く形成されている。
これによって、弁部を弁本体と蓋部の間で圧縮することができる。
第6の発明のダイヤフラムバルブは、第1の発明のダイヤフラムバルブであって、蓋部を更に備える。蓋部は、弁部を覆うように弁本体に固定される。弁本体は、載置部を有する。載置部は、第1面の第1突部と開口部の縁の間に設けられ、弁部の外周縁部が載置される。弁部は、第3突部を有する。第3突部は、外周縁部の弁本体と反対側の面に、外周縁部の外周に沿って形成されている。蓋部は、壁部を有する。壁部は、第3突部の内側であって第3突部に沿って形成されている。
このように、第3突部の内側に壁部が設けられていることにより、弁部の位置がズレようとしても第3突部が壁部に当接するため、弁部の動きが規制される。このため、弁部の位置ズレを抑制することができる。
なお、第1突部が弁部の外側に配置され、壁部が弁部の内側に配置されることによって弁部の内側および外側への移動を規制し位置ズレを抑制することができる。
第7の発明のダイヤフラムバルブは、第1の発明のダイヤフラムバルブであって、弁部は、突出部を有する。突出部は、弁部の外周縁部から外側に向かって突出している。第1突部は、突出部に沿って形成されている。
これによって、弁部が回転しようとしても突出部が第1突部に当接するため、弁部の回転方向への動きが規制される。
第8の発明のダイヤフラムバルブは、第1の発明のダイヤフラムバルブであって、蓋部と、駆動機構を更に備える。蓋部は、弁部を覆うように弁本体に固定される。駆動機構は、弁部を駆動することにより流路を開閉する。駆動機構は、軸部材と、押圧部と、駆動部と、を有する。軸部材は、蓋部に支持されている。押圧部は、弁部を当接部に押圧する。駆動部は、軸部材を駆動する。駆動部は、手動式、空気駆動式、または電気駆動式である。
このように手動、空気または電気によって駆動することができ、流路を閉鎖または開放することができる。
本発明によれば、長期止水性能を向上することが可能なダイヤフラムバルブを提供することができる。
本発明にかかる実施の形態の流路構造を用いたダイヤフラムバルブの斜視図。 図1のダイヤフラムバルブの部分断面図。 図1の弁本体を上方から視た斜視図。 図1の弁本体を下方から視た斜視図。 図1の弁本体の正面図。 図1の弁本体の底面図。 図7のAA´間の矢示断面図。 図1のダイヤフラムバルブの流路の流路方向に対して垂直な断面図。 図8AのT部拡大図。 図8Bの弁本体のリブを示す図。 図8Bの弁本体のリブ近傍の拡大図。 図8Bのダイヤフラムのリブ近傍の拡大図。 図1のダイヤフラム、コンプレッサ、ステムおよびスリーブの関係を示す図。 図1のダイヤフラムを示す斜視図。 (a)図1のダイヤフラムの底面図、(b)図10(a)のFF´間の矢視断面図。 (a)図3の弁本体の開口部近傍を示す平面図、(b)図12(a)の弁本体にダイヤフラムを載置した状態を示す平面図。 (a)図1のボンネットを上方から視た斜視図、(b)図13(a)のボンネットを下方から視た斜視図。 (a)流路が閉鎖された状態を示す模式断面図、(b)流路が開放された状態を示す模式断面図。 2つのリブの各々の有無について実施例1、2および比較例1、2の解析結果の表を示す図。 リブの形状を変化させた実施例3から8における解析結果の表を示す図。 リブのcに対するdの比率を変化させた実施例9から18における解析結果の表を示す図。
以下、本発明にかかるバルブフランジを用いた実施の形態におけるダイヤフラムバルブ10について説明する。
<1.構造>
(1−1.ダイヤフラムバルブの概要)
図1は、本発明にかかる実施の形態のダイヤフラムバルブ10の外観斜視図である。図2は、本実施の形態のダイヤフラムバルブ10の部分断面構成図である。
本実施の形態のダイヤフラムバルブ10は、図1および図2に示すように、弁本体11と、ダイヤフラム12(隔膜ともいう)と、ボンネット13と、駆動機構14と、を備えている。弁本体11の両端に配管が接続され、弁本体11には流体が流れる流路24が形成されている。ダイヤフラム12は、流路24を開放または遮断する。ボンネット13は、ダイヤフラム12を覆うように弁本体11に取付けられている。駆動機構14は、その一部がボンネット13内に配置されており、ダイヤフラム12を駆動する。
(1−2.弁本体11)
図3は、弁本体11を後述する第1面31側から視た斜視図である。図4は、弁本体11を後述する第2面32側から視た斜視図である。図5は、弁本体11の正面図であり、図6は、弁本体11の底面図である。図7は、図6のAA´間の矢示断面図であり、図7は、弁本体11の幅方向における中央の断面図である。また、図7は、図5とは左右逆になっている。図8Aは、図6のBB´間の位置におけるダイヤフラムバルブ10の矢示断面図である。なお、図8Aは、ダイヤフラムバルブ10が閉じられている状態を示す図である。図8Bは、図8AのT部の拡大図である。
弁本体11は、PVC(ポリ塩化ビニル)、HT(耐熱塩化ビニル管)、PP(ポリプロピレン)、またはPVCF(ポリフッ化ブニリデン)、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリクロロトリフロオロエチレン等の樹脂、または、鉄、銅、銅合金、真鍮、アルミニウム、ステンレス等の金属、または磁器などによって形成することができる。
弁本体11は、図3に示すように、第1端部21と、第2端部22と、中央部23と、流路24と、を有する。
第1端部21と第2端部22と中央部23は、一体的に形成されており、流路24は、図7に示すように、第1端部21、中央部23および第2端部22にわたって形成されている。
(1−2−1.第1端部21、第2端部22)
第1端部21と第2端部22は、図3および図4に示すように、中央部23を挟むように配置されており、中央部23と繋がっている。
第1端部21は、図5に示すように、配管が接続される第1フランジ部211と、第1フランジ部211と中央部23を繋ぐ第1接続部212とを有する。第1フランジ部211は、図3及び図4に示すように、流体が弁本体11に流入する入口24aが形成されたフランジ面213を有し、配管が接続可能である。
また、第2端部22は、図5に示すように、配管が接続される第2フランジ部221と、第2フランジ部221と中央部23を繋ぐ第2接続部222とを有する。第2フランジ部221は、図7に示すように、弁本体11から流体が排出される出口24bが形成されたフランジ面223を有し、配管が接続可能である。
第1フランジ部211と第2フランジ部221は、図7に示すように対向して配置されており、フランジ面213とフランジ面223は、互いに対向して平行になるように形成されている。また、入口24aの位置と出口24bの位置も対向している。
(1−2−2.中央部23)
中央部23は、図3に示すように、第1端部21と第2端部22の間に設けられている。中央部23は、第1面31と、第2面32と、壁部33(図7参照)と、中央リブ34と、リブ35と、リブ36と、複数のボルト孔37と、を有する。
第1面31は、図3に示すように、略平面状であり、フランジ面213とフランジ面223に対して垂直に形成されている。第1面31の中央には、開口部31aが形成されている。開口部31aは、その周縁が湾曲して形成されている。
リブ35は、図3および図7および図8Bに示すように、ダイヤフラム12の外周に沿うように第1面31から突出して形成されている。リブ35は、ダイヤフラム12の外周全体に亘って形成されている。リブ35は、図3に示すように、円形状部351と、突出形状部352を有する。円形状部351は、開口部31aの外側であって開口部31aから所定の距離を空けて開口部31aの縁31aeに沿って形成されている。突出形状部352は、円形状部351から外側に突出しており、概ね四角形状の外周をなぞるように形成されている。この突出形状部352の内側には、後述する図12(b)に示すようにダイヤフラム12の突出部125が配置される。
第1面31は、図7に示すように、リブ35と開口部31aの間に、ダイヤフラム12の外周縁部121が載置される載置部311を有する。リブ36は、開口部31aの縁に沿って一周に亘って載置部311から突出して形成されている。
図8Cは、弁本体11のリブ35およびリブ36近傍の拡大断面図である。図8Cに示すように、リブ35の高さをh1とし、リブ36の高さをh2とすると、h1>h2となるほうが好ましい。すなわち、リブ35のほうがリブ36よりも高いほうが好ましい。
リブ35は、周方向に対して垂直な断面視において概ね四角形状である。リブ36は、周方向に対して垂直な断面視において概ね三角形状である。すなわち、リブ36は、断面視において2つの面36a、36bが屋根状に配置されて形成されている。リブ36の開口部31a側の面36aの断面視における長さをcとし、リブ36の開口部31aと反対側の面36bの断面視における長さをdとすると、1.07d≦c≦2.4dを満たすほうが好ましい。これについては実施例を用いて後段にて説明する。
ボルト孔37は、第1面31の開口部31aの周囲に4つ形成されており、後述するボンネット13のボルト孔134と対向し、ボルト100(図1参照)が挿入され、ボンネット13が弁本体11に固定される。
なお、入口24aから出口24bを結ぶ線に沿った方向を第1方向X(流体の流通方向Xともいえる)とし、第1方向Xに対して垂直且つ第1面31と平行な方向を第2方向Y(幅方向Yともいえる)とする。第1方向Xは、フランジ面213とフランジ面223に対して垂直な直線に沿った方向ともいえる。また、後述するステム63、コンプレッサ61またはダイヤフラム12の移動方向が矢印Z(第1方向Xおよび第2方向Yに垂直な方向)で示されている。
第2面32は、図5に示すように、流路24を挟んで第1面31に対向する面である。第2面32は、流路24の形状に沿って形成されている。第2面32は、中央部23のボンネット13が配置される側とは反対側の面である。
(1−2−3.流路24)
流路24は、図7に示すように、入口24aから出口24bまで形成されている、壁部33は、流路24の中央に第1面31に向かって突出して形成されている。壁部33は、流路24に傾斜を形成するように、流路24の内面が第1面31に向かって緩やかに盛り上がって形成されている。上述の開口部31aは、壁部33に対応する位置に形成されている。
壁部33の第1面31側の先端である当接部33aには、後述するダイヤフラム12が圧接する。当接部33aは、図8Aに示すように、流路方向Xに対して垂直な平面において開口部31a側に凹状に湾曲して形成されている。
流路24は、図7に示すように、第1端部21の入口24aから当接部33aまで形成されている入口側流路241と、第2端部22の出口24bから当接部33aまで形成されている出口側流路242と、入口側流路241と出口側流路242を連通する連通部243とを有する。
入口側流路241は、その内周面は湾曲して形成されており、図7に示すように、第1面31と垂直な方向の幅が壁部33に向かうに従って狭くなっている。一方、入口側流路241は、第1面31と平行な方向の幅(図7における紙面に対して垂直な方向)は壁部33に向かうに従って広くなっている。
出口側流路242は、第2フランジ部221の出口24bから当接部33aまで形成されている。出口側流路242は、その内周面は湾曲して形成されており、図7に示すように、第1面31と垂直な方向の幅が壁部33に向かうに従って狭くなっている。一方、出口側流路242は、第1面31と平行な方向の幅(図7における紙面に対して垂直な方向)は壁部33に向かうに従って広くなっている。
連通部243は、流路24のうち壁部33の第1面31側の部分であり、入口側流路241と出口側流路242とを連通する。
第2面32は、図4に示すように、入口側流路241に沿った入口側湾曲部321と、出口側流路242に沿った出口側湾曲部322とを有する。この入口側湾曲部321と出口側湾曲部322によって図7に示す壁部33の第1面31側への突出が形成されている。
(1−2−4.中央リブ34)
中央リブ34は、図5および図7に示すように、第1面31に対して垂直に第2面32から突出して形成されている。中央リブ34は、図6に示すように、第1中央リブ41と、第2中央リブ42とを有する。
第1中央リブ41は、図5および図7に示すように、第1方向Xに沿って、第2面32における入口側湾曲部321から出口側湾曲部322まで形成されている。また、第1中央リブ41は、中央部23の第2方向Yにおける中央に設けられている。
第2中央リブ42は、図6に示すように、第2方向Yに沿って形成され、中央部23の第1方向Xにおける中央に設けられている。
また、第1面31の第2方向Yの両端の各々から第2面32側に向かって外縁部39が形成されており、第2中央リブ42は、一方の外縁部39から他方の外縁部39まで形成されている。
第1中央リブ41および第2中央リブ42は、それぞれの中央である中央部43において図6に示すように平面視において十字状に交差している。
(1−3.ダイヤフラム12)
ダイヤフラム12の材質は、ゴム状の弾性体であれば良く、特に限定されるものではない。例えば、エチレンプロピレンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、クロロスルフォン化ゴム、ニトリルゴム、スチレンブタジエンゴム、塩素化ポリエチレン、フッ素ゴム、EPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等が好適な材料として挙げられる。また、ダイヤフラム12には強度の高い補強布がインサートされていても良く、補強布はナイロン製であることが望ましい。これは、ダイヤフラムバルブの閉時にダイヤフラム12に流体圧がかかったときにダイヤフラム12の変形や破損を防止することが可能となるため好ましい。
ダイヤフラム12は、図2に示すように、開口部31aを塞ぐように第1面31に配置されている。
図9は、ダイヤフラム12、ならびに後述するコンプレッサ61、スリーブ62およびステム63等を示す斜視図である。図9には、ダイヤフラム12、コンプレッサ61、スリーブ62およびステム63の中心軸Oが示されている。この中心軸Oは、第1面31に対して垂直であり、ダイヤフラム12、後述するコンプレッサ61およびステム63の駆動方向と一致する。
図10は、ダイヤフラム12の斜視図である。図11(a)はダイヤフラム12の底面図であり、図11(b)は、図11(a)のFF´´間の矢示断面図である。
図10に示すように、ダイヤフラム12は、隔膜部120と、外周縁部121と、突出部125と、リブ126と、溝部127(図11(a)参照)と、を有する。
隔膜部120は、駆動機構14によって上下動される。隔膜部120は、円形状であり、弁本体11の開口部31aに対応する。隔膜部120の当接部33a側の面120aには、図11(a)および図11(b)に示すように、弁本体11の壁部33の当接部33aに向かって突出するように形成された突条部122が形成されている。突条部122は、第2方向Yに沿って形成されており、当接部33aに沿っている。隔膜部120の面120aと反対側の面120bの中央部には、図8A及び図10に示すように、ボンネット13側に向かって突出した凸部124が形成されている。
外周縁部121は、円環状であり、隔膜部120の外周に形成されており、図2および図8Aに示すように、後述するボンネット13と弁本体11によって挟まれている。
突出部125は、図9および図10に示すように、概ね四角形状であり、外周縁部121から外側に向かって突出して形成されている。
リブ126は、図10および図11(b)に示すように、外周縁部121の当接部33aとは反対側の面121bに周方向に沿って一周に亘って形成されており、図8Bに示すように、後述するボンネット13の溝部138に嵌る。
溝部127は、外周縁部121の当接部33a側の面121aに周方向に沿って一周に亘って形成されており、図8Bに示すように、上述したリブ36に沿った形状であり、リブ36が嵌る。リブ126と溝部127は対向する位置に形成されている。
図8Dは、図8Bの溝部127近傍の拡大図である。図8Dに示すように、溝部127の開口部31a側の壁を127aとし、溝部127の開口部31aと反対側の壁を127bとする。溝部127の壁127aに、リブ36の面36aが当接することによって、ダイヤフラム12の移動が規制される。また、溝部127の壁127bに、リブ36の面36bが当接することによって、ダイヤフラム12の移動が規制される。
このように、溝部127にリブ36が嵌ることによって、ダイヤフラム12の位置ズレが規制される。
また、リブ35が設けられていることによって、ダイヤフラム12が弁本体11とボンネット13に圧縮された場合であってもダイヤフラム12の外側へのフローが規制される。
なお、図8Dに示すように、ダイヤフラム12の膜厚をW1とすると、リブ35の高さh1は、膜厚W1よりも短く形成されている。これにより、弁本体11とボンネット13の間でダイヤフラム12の外周縁部121を圧縮することができる。
図12(a)は、弁本体11の第1面31を示す平面図である。図12(b)は、弁本体11にダイヤフラム12を載置した状態を示す平面図である。図に示すように、リブ35の内側であって溝部127がリブ36に嵌るようにダイヤフラム12が載置される。ダイヤフラム12の外周縁部121がリブ35の内側の載置部311に配置される。また、突出部125が、リブ35の突出形状部352の内側に配置されるようにダイヤフラム12が載置される。これにより、ダイヤフラム12の周方向における位置ズレが防止され、ダイヤフラム12の突条部122を当接部33aに沿った位置に合わせることができる。
ダイヤフラム12が後述する駆動機構14によって下方に移動し、壁部33の当接部33aに当接することによって連通部243を閉鎖して流路24が閉じられる。また、ダイヤフラム12が駆動機構14によって上方に移動し、当接部33aからダイヤフラム12が離間することによって流路24が開放される。
(1−4.ボンネット13)
ボンネット13は、弁本体11と同様に、PVC(ポリ塩化ビニル)、HT(耐熱塩化ビニル管)、PP(ポリプロピレン)、またはPVCF(ポリフッ化ブニリデン)、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリクロロトリフロオロエチレン等の樹脂、または、鉄、銅、銅合金、真鍮、アルミニウム、ステンレス等の金属、または磁器などによって形成することができる。
図13(a)は、ボンネット13の外観を示す斜視図である。図13(b)は、ボンネット13を下方から視た斜視図である。図に示すように、ボンネット13は、本体部131と、弁本体11に固定される固定部132と、を有する。
本体部131は、ドーム状であって、その広がった端131aを縁とする開口13aを有する。開口13aは、第1面31の開口部31aに対応する。また、本体部131は、その窄まった部分に貫通孔13bを有する。貫通孔13bは、開口13aに対向して形成されており、後述するスリーブ62およびステム63が配置される。
固定部132は、端131aから外側に向かって突出するように形成されており、図13(b)および図8Bに示すように、複数のボルト孔134と、外側面135と、内側面136と、段差面137と、溝部138とを有する。
ボルト孔134は、固定部132に4つ形成されており、弁本体11のボルト孔37と対向し、ボルト100(図1参照)が挿入され、ボンネット13が弁本体11に固定される。
外側面135は、固定部132の弁本体11側であって、外周に沿った部分である。内側面136は、外側面135の内側であって外側面135と開口13aの間に設けられている。内側面136は、外側面135よりも貫通孔13b側に位置しており、内側面136と外側面135の間には段差面137が形成されている。段差面137は、外側面135に対して概ね垂直に形成されている。外側面135は、図8Aおよび図8Bに示すように、第1面31と対向し、第1面31上に配置される。リブ35は、段差面137の内側に位置する。内側面136は、図8Bに示すように、リブ35および載置部311に対向する。
段差面137がリブ35の外側に位置しているため、外側面135の内側縁135a(外側面135と段差面137の角ともいえる)は、図13(b)に示すように、円形状部135bと、突出形状部135cと、を有する。円形状部135bは、リブ35の円形状部351(図3参照)の外側に位置し、突出形状部135cは、リブ35の突出形状部352(図3参照)の外側に位置する。
溝部138は、内側面136に開口13aに沿って周方向に一周にわたって形成されている。溝部138には、図8Bに示すように、ダイヤフラム12のリブ126が嵌っている。周方向に対して垂直な断面視において、ダイヤフラム12のリブ126は、溝部138と同形状であり、三角形状である。図8Bの拡大図である図8Eに示すように、リブ126の開口部31a側の面を126aとし、開口部31aと反対側の面を126bとし、溝部138の開口部31a側の壁を138aとし、溝部138の開口部31aと反対側の壁を138bとする。溝部138の壁138aに、リブ126の面126aが当接することによって、ダイヤフラム12の移動が規制される。また、溝部138の壁138bに、リブ126の面126bが当接することによって、ダイヤフラム12の移動が規制される。
(1−5.駆動機構14)
駆動機構14は、図2に示すように、コンプレッサ61と、スリーブ62と、ステム63と、ハンドル64と、隔膜ボルト65と、を有する。
(1−5−1.コンプレッサ61)
コンプレッサ61は、ダイヤフラム12を当接部33aに押圧する。コンプレッサ61は、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)等によって形成されており、ダイヤフラム12と連結されている。ダイヤフラム12には隔膜ボルト65(詳しくは後述する)が埋め込まれており、隔膜ボルト65は、弁本体11の反対側(非接液面側)に突出している。隔膜ボルト65の突出した部分がコンプレッサ61に係合されて、コンプレッサ61とダイヤフラム12は連結されている。
図8Aに示すように、コンプレッサ61の当接部33a側の面の中央には凹部611cが形成されており、ダイヤフラム12の凸部124が挿入される。
(1−5−2.スリーブ62、ステム63、ハンドル64)
スリーブ62は、図2に示すように、ボンネット13の貫通孔13bに支持されている。スリーブ62の内側にはネジ形状が形成されている。
ステム63は、スリーブ62の内側に配置されており、スリーブ62の内側に形成されたネジ形状と螺合している。ステム63のボンネット13の内側に配置される端には、コンプレッサ61が固定されている。コンプレッサ61は、弁本体11側においてダイヤフラム12と係合され、弁本体11と反対側においてステム63と固定されている。
ハンドル64は、ステム63のボンネット13の外側に位置する部分の外周部に嵌合されている。
<2.動作>
次に、本実施の形態のダイヤフラムバルブ10の動作について説明する。図14(a)および図14(b)は、ダイヤフラム12の動作を模式的に示す図である。
図14(a)に示すような流路24が開放されている状態から、流路24を閉じる方向にハンドル64を回転させると、ハンドル64の回転に従って、ステム63が下降する(図2参照)。ステム63の下降とともに、ステム63の端に固定されたコンプレッサ61も下降する。
コンプレッサ61の下降により、ダイヤフラム12は、図14(b)に示すように、第2面32側に凸に湾曲し、壁部33の当接部33aに圧接される。
これによって、ダイヤフラムバルブ10の流路24が遮断された状態となる。
一方、ハンドル64を開方向に回転させると、ハンドル64の回転に従ってステム63が上昇する。ステム63の上昇とともにコンプレッサ61も上昇し、コンプレッサ61と係合されたダイヤフラム12の中央部が図14(a)に示すように上昇する。
これによって、ダイヤフラムバルブ10の流路24が開放された状態となる。
<3.実施例>
次に、実施例を用いて上述した実施の形態について更に詳細に説明する。
(3−1.リブ35、36の有無)
本実施例1、2および比較例1、2では、リブ35、36の各々を設けた場合と設けていない場合について、ダイヤフラム12に生じる面圧の解析を行って止水性能の評価を行い、ダイヤフラム12の変位量の解析を行って位置ズレの評価を行った。
図15は、リブ35、36の各々を設けた場合と設けていない場合について、ボルト100によって弁本体11とボンネット13を締結した際に、ダイヤフラム12に生じる面圧と変位量の解析を行った結果を示す図である。
ダイヤフラム12に生じる面圧が85MPa以下の場合を良好(○)とし、85MPaより大きい場合には、不良(×)とした。
また、ダイヤフラム12の変位が40MPa以下の場合を良好(○)とし、40MPaより大きい場合には、不良(×)とした。
実施例1では、弁本体11にリブ35およびリブ36ともに設けた。その場合、面圧解析の結果が75MPaと良好(○)であり、変位解析の結果が29MPaと良好(○)であった。そのため、総合判定は良好(○)であった。
実施例2では、弁本体11にリブ35を設け、リブ36を設けなかった。その場合、面圧解析の結果が82MPaと良好(○)であり、変位解析の結果が32MPaと良好(○)であった。そのため、総合判定は良好(○)であった。
比較例1では、弁本体11にリブ35を設けず、リブ36を設けた。その場合、面圧解析の結果が78MPaと良好(○)であったが、変位解析の結果が52MPaと不良(×)であった。そのため、総合判定は不良(×)であった。
比較例2では、弁本体11にリブ35とリブ36の双方とも設けなかった。その場合、面圧解析の結果が89MPaと不良(×)となり、変位解析の結果が68MPaと不良(×)であった。そのため、総合判定は不良(×)であった。
以上より、少なくともリブ35を設けることにより、ダイヤフラム12に生じる面圧およびダイヤフラム12の変位が良好となることがわかる。すなわち、リブ35を設けることによって、弁本体11とボンネット13によって挟まれることによるダイヤフラム12の変位量を小さくできるとともに、第1面31における面方向への位置ズレを抑制し止水性能を向上させることができる。
(3−2.リブ36の形状)
上記実施例1、2および比較例1、2の結果より、リブ36の有無を問わず、少なくともリブ35を設けることにより、ダイヤフラム12の止水性能の向上および位置ズレの抑制の効果を得ることができることがわかった。
本実施例3〜8では、リブ35については考慮せず、リブ36の形状による止水性の向上について、ダイヤフラム12に生じる面圧を解析して評価を行った。
図16は、リブ36の形状を変更した場合のダイヤフラム12に生じる面圧の解析を行った結果を示す図である。
面圧が70MPa以下の場合を非常に良好(○)とし、70MPaより大きく80MPa以下の場合を良好(△)とし、80MPaより大きい場合を不良(×)とした。
実施例3では、リブ36について、周方向に対して垂直な断面視における面36aの長さcと面36bの長さdの関係をc>dとした。その場合、面圧が65MPaとなり非常に良好(○)であった。
実施例4では、リブ36について、周方向に対して垂直な断面視における面36aの長さcと面36bの長さdの関係をd>cとした。その場合、面圧が78MPaとなり良好(△)であった。
実施例5では、リブ36について、周方向に対して垂直な断面視において先端を半円形状とした。その場合、面圧が68MPaとなり非常に良好(○)であった。
実施例6では、リブ36について、周方向に対して垂直な断面視において、底辺が高さよりも短い四角形状とした。その場合、面圧が71MPaとなり良好(△)であった。
実施例7では、リブ36について、周方向に対して垂直な断面視において、底辺が高さよりも長い四角形状とした。その場合、面圧が79MPaとなり良好(△)であった。
実施例8では、リブ36を設けなかった。その場合、面圧が89MPaとなり不良(×)であった。
上記実施例1〜8から、実施例3のような周方向における断面視が2つの斜線で形成された山型(三角型)であってc>dの形状のほうが止水性能の観点では好ましいことがわかる。
(3−3.リブ36のc、dの長さ)
本実施例9〜18では、リブ35については考慮せず、リブ36のcに対するdの比率を変化させて、ダイヤフラム12に生じる面圧の解析を行い止水性能の評価を行った。ダイヤフラム12に所定以上の面圧が生じた場合に、止水性が良いと判断できる。
図17は、リブ36のcに対するdの比率を変化させた場合のダイヤフラム12における面圧の解析を行った結果を示す図である。
止水圧が1MPa以上の場合を良好(○)とし、1MPaよりも小さい場合を不良(×)とした。
実施例9では、リブ36についてc=1.0dに設定した。この場合、面圧が0.8MPaであり、不良(×)であった。
実施例10では、リブ36についてc=1.05dに設定した。この場合、面圧が0.9MPaであり、不良(×)であった。
実施例11では、リブ36についてc=1.06dに設定した。この場合、面圧が0.9MPaであり、不良(×)であった。
実施例12では、リブ36についてc=1.07dに設定した。この場合、面圧が1MPaであり、良好(○)であった。
実施例13では、リブ36についてc=1.1dに設定した。この場合、面圧が1.5MPaであり、良好(○)であった。
実施例14では、リブ36についてc=1.5dに設定した。この場合、面圧が2.3MPaであり、良好(○)であった。
実施例15では、リブ36についてc=2.0dに設定した。この場合、面圧が1.7MPaであり、良好(○)であった。
実施例16では、リブ36についてc=2.3dに設定した。この場合、面圧が1.3MPaであり、良好(○)であった。
実施例17では、リブ36についてc=2.4dに設定した。この場合、面圧が1.1MPaであり、良好(○)であった。
実施例18では、リブ36についてc=2.5dに設定した。この場合、面圧が0.9MPaであり、不良(×)であった。
以上より、止水性能に関して、リブ36の形状を1.07≦c/d≦2.4にするほうが好ましいことがわかる。
<4.特徴等>
(4−1)
本実施の形態のダイヤフラムバルブ10は、弁本体11と、ダイヤフラム12(弁部の一例)とを備える。弁本体11は、流路24と、第1面31(開口部形成面の一例)と、リブ35(第1突部の一例)と、当接部33aと、を有する。流路24は、内部に形成されている。第1面31には、流路24の途中に設けられた開口部31aが形成されている。リブ35は、開口部31aの外側に形成され第1面31から突出している。当接部33aは、流路24の開口部31aに対応する位置に設けられている。ダイヤフラム12(弁部の一例)は、第1面31のリブ35の内側に開口部31aを塞ぐように配置され、当接部33aに接触することにより流路24を閉塞可能である。
このように、ダイヤフラム12の外側にリブ35が設けられていることにより、ダイヤフラム12にフローが発生しようとしてもリブ35がダイヤフラム12に当接するので、ダイヤフラム12のフローが抑制される。また、リブ35によってダイヤフラム12の動きが規制されるため、ボルト100をダイヤフラム12に貫通させなくてもダイヤフラム12の位置ズレを防ぐことができ、長期止水性能を向上することができる。
また、リブ35がダイヤフラム12の外側に配置されているため、ダイヤフラム12の外側への移動を規制し位置ズレを抑制することができる。
(4−2)
本実施の形態のダイヤフラムバルブ10では、第1面31(開口部形成面の一例)は、リブ35(第1突部の一例)と開口部31aの縁31aeの間に設けられ、ダイヤフラム12(弁部の一例)の外周縁部121が載置される載置部311を有する。弁本体11は、開口部31aの縁31aeに沿うように載置部311に形成され、第1面31から突出したリブ36(第2突部の一例)を有する。
このようにリブ36を設けることにより、ダイヤフラム12の位置ズレを抑制できるとともに、ダイヤフラム12との接触面積を減少させることによって少ない力で高い面圧を発揮することができ、止水性能を向上させることができる。
(4−3)
本実施の形態のダイヤフラムバルブ10では、ダイヤフラム12は、外周縁部121の載置部311側の面121aに形成され、リブ36(第2突部の一例)が嵌る溝部127を有する。
これによって、位置ズレ防止の機能および止水性能をより向上させることができる。
(4−4)
本実施の形態のダイヤフラムバルブ10では、リブ35(第1突部の一例)は、リブ36(第2突部の一例)よりも高く形成されている。
これにより、リブ36上にダイヤフラム12が載置された状態であっても、ダイヤフラム12の周縁方向への位置ズレを規制することができる。
(4−5)
本実施の形態のダイヤフラムバルブ10では、リブ35(第1突部の一例)の高さは、ダイヤフラム12(弁部の一例)の厚みW1よりも短く形成されている。
これによって、ダイヤフラム12を弁本体11とボンネット13の間で圧縮することができる。
(4−6)
本実施の形態のダイヤフラムバルブ10では、ボンネット13(蓋部の一例)を更に備える。ボンネット13は、ダイヤフラム12(弁部の一例)を覆うように弁本体11に固定される。弁本体11は、載置部311を有する。載置部311は、第1面31(開口部形成面の一例)のリブ35(第1突部の一例)と開口部31aの縁の31aeの間に設けられ、ダイヤフラム12の外周縁部121が載置される。ダイヤフラム12は、リブ126(第3突部の一例)を有する。リブ126は、外周縁部121の弁本体11と反対側の面121bに、外周縁部121の外周に沿って形成されている。ボンネット13は、壁138a(壁部の一例)を有する。壁138aは、リブ126の内側であってリブ126に沿って形成されている。
このように、リブ126の内側に壁138aが設けられていることにより、ダイヤフラム12の位置がズレようとしてもリブ126が壁138aに当接するため、ダイヤフラム12の動きが規制される。このため、ダイヤフラム12の位置ズレを規制することができる。
なお、リブ35がダイヤフラム12の外側に配置され、壁138aがダイヤフラム12のリブ126の内側に配置されることによって、ダイヤフラム12の内側および外側への移動を規制し位置ズレを抑制することができる。
(4−7)
本実施の形態のダイヤフラムバルブ10では、ダイヤフラム12は、突出部125を有する。突出部125は、ダイヤフラム12の外周縁部121から外側に向かって突出している。リブ35(第1突部の一例)は、突出部125に沿って形成されている。
これによって、ダイヤフラム12が回転しようとしても突出部125がリブ35に当接するため、ダイヤフラム12の回転方向への動きが規制される。このため、弁本体11とダイヤフラム12の位置合わせを行いやすくなる。
(4−8)
本実施の形態のダイヤフラムバルブ10は、ボンネット13と、駆動機構14を更に備える。ボンネット13は、ダイヤフラム12(弁部の一例)を覆うように弁本体11に固定される。駆動機構14は、ダイヤフラム12(弁部の一例)を駆動することにより流路24を開閉する。駆動機構14は、ステム63(軸部材の一例)と、コンプレッサ61(押圧部の一例)と、ハンドル64(駆動部の一例)と、を有する。ステム63は、ボンネット13に支持されている。コンプレッサ61は、ダイヤフラム12を当接部33aに押圧する。ハンドル64は、ステム63を駆動する。ハンドル64は、手動式である。
このように手動で駆動することができ、流路を閉鎖または開放することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施の形態では、弁本体11にリブ35とリブ36の双方が設けられているが、リブ36が設けられていなくてもよい。少なくともリブ35が設けられておりさえすれば、長期止水性能を向上することができる。
(B)
上記実施の形態では、ダイヤフラム12のリブ126に沿って壁138aと壁138bの双方が形成されているが、壁138bが設けられていなくてもよい。上述したようにリブ35が設けられているため、少なくとも開口部31a側の壁138aが設けられていればダイヤフラム12の外側と内側への双方の移動を規制することができる。
(C)
上記実施の形態では、ダイヤフラム12の外周縁部121は外周が円形状であるが、これにかぎられるものではなく、四角形状であってもよい。
また、上記実施の形態では、ダイヤフラム12の突出部125は、四角形状であるが、これに限られるものではなく、要するにダイヤフラム12の回転方向への位置ズレを規制できさえすればよい。
(D)
上記実施の形態のダイヤフラムバルブ10では、駆動部の一例として手動式のハンドル64が設けられているが、空気駆動式または電気駆動式の駆動部によってステム63が駆動されてもよい。
本発明のダイヤフラムバルブは、長期止水性能を向上させることが可能な効果を発揮し、プラント等に利用可能である。
10 :ダイヤフラムバルブ
11 :弁本体
12 :ダイヤフラム
24 :流路
31 :第1面
31a :開口部
33a :当接部
35 :リブ

Claims (8)

  1. 内部に形成された流路と、前記流路の途中に設けられた開口部が形成された開口部形成面と、前記開口部の外側に形成され前記開口部形成面から突出した第1突部と、前記流路の前記開口部に対応する位置に設けられた当接部と、を有する弁本体と、
    前記開口部形成面の前記第1突部の内側に前記開口部を塞ぐように配置され、前記当接部に接触することにより前記流路を閉塞可能な弁部と、を備えた、
    ダイヤフラムバルブ。
  2. 前記開口部形成面は、前記第1突部と前記開口部の縁の間に設けられ、前記弁部の外周縁部が載置される載置部を有し、
    前記弁本体は、前記開口部の縁に沿うように前記載置部に形成され、前記開口部形成面から突出した第2突部を有する、
    請求項1に記載のダイヤフラムバルブ。
  3. 前記弁部は、前記外周縁部の前記載置部側の面に形成され、前記第2突部が嵌る溝部を有する、
    請求項2に記載のダイヤフラムバルブ。
  4. 前記第1突部は、前記第2突部よりも高く形成されている、
    請求項2または3に記載のダイヤフラムバルブ。
  5. 前記第1突部の高さは、前記弁部の厚みよりも短く形成されている、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のダイヤフラムバルブ。
  6. 前記弁部を覆うように前記弁本体に固定される蓋部を更に備え、
    前記弁本体は、前記開口部形成面の前記第1突部と前記開口部の縁の間に設けられ、前記弁部の外周縁部が載置される載置部を有し、
    前記弁部は、前記外周縁部の前記弁本体と反対側の面に、前記外周縁部の外周に沿って形成された第3突部を有し、
    前記蓋部は、前記第3突部の内側であって前記第3突部に沿って形成された壁部を有する、
    請求項1に記載のダイヤフラムバルブ。
  7. 前記弁部は、外周縁部から外側に向かって突出した突出部を有し、
    前記第1突部は、前記突出部に沿って形成されている、
    請求項1に記載のダイヤフラムバルブ。
  8. 前記弁部を覆うように前記弁本体に固定される蓋部と、
    前記弁部を駆動することにより前記流路を開閉する駆動機構を更に備え、
    前記駆動機構は、
    前記蓋部に支持された軸部材と、
    前記弁部を前記当接部に押圧する押圧部と、
    前記軸部材を駆動する駆動部と、を有し、
    前記駆動部は、手動式、空気駆動式、または電気駆動式である、
    請求項1に記載のダイヤフラムバルブ。
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