JP2019132336A - 中間ブラケット、ワイヤ及び車両用ドア - Google Patents
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Abstract
Description
このバックドアには、インナパネル及びアウタパネルの外周部に沿って左右一対のワイヤが設置されている。ワイヤは、ヒンジリテーナ、ロックリインフォース等の金属部品間を連結する構成とされ、飛散防止ワイヤとして使用されている。
このように構成されるバックドアでは、例えば車両後面衝突の際にバックドアが破損しても、金属部品同士がワイヤにより連結されているので、金属部品の飛散を効果的に抑制することができる。
また、ワイヤの長手方向中間部の予め決められた部位にはストッパ部品が固定されている。ストッパ部品は、中間ブラケットの取付位置を決定し、かつ、ワイヤの長手方向へ中間ブラケットを移動させない構成とされている。ストッパ部品は、ワイヤを貫通させる貫通孔を有する金属製の円筒状部品として形成され、ワイヤにかしめられている。
このため、上記ワイヤには中間ブラケットに加えてストッパ部品が別部品として必要となるので、ワイヤ或いはバックドアにおいて部品点数が増大し、改善の余地があった。
また、ストッパ部品は、ワイヤの一端から予め決められた部位まで貫通孔を通して移動させた後、かしめてワイヤに固定されている。特に、長いワイヤにストッパ部品を通してかしめる作業や、ワイヤに複数のストッパ部品を通してかしめる作業では、時間を要するので、作業性向上の観点において改善の余地があった。
加えて、本発明は、組立作業性を向上させることができる中間ブラケット、ワイヤ及び車両用ドアを提供する。
このため、ワイヤ本体にストッパ部が固定されると、ワイヤ本体の長手方向へのワイヤ保持部の移動がストッパ部を境として制限されるので、ワイヤ本体の予め決められた部位に中間ブラケットを保持させることができる。
このため、切離領域を境として、ブラケット本体からストッパ部を切離すことにより、ブラケット本体からストッパ部を形成することができると共に、切離すと同時にブラケット本体、ストッパ部のそれぞれの切離領域側には面取りがなされる。これにより、ブラケット本体からストッパ部を切離した後に、面取り作業(面取り工程)が必要とされないので、組立作業性を向上させることができる。
さらに、例えば、切離領域は切断加工により切離されるが、ノッチが形成されることにより切断された箇所に生じるばりをノッチ内に収めることができる。このため、ばり取り加工を省略することができる。
そして、中間ブラケットは、ブラケット本体と、ワイヤ保持部と、取付孔と、を含んで構成される。ブラケット本体は、第1方向及び第1方向と交差する第2方向に延設される板状とされる。ワイヤ保持部は、ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った一部に配設される。ワイヤ保持部は、第2方向に長手方向を一致させたワイヤ本体を介在させて、ワイヤ本体の外周に沿って成形され、ワイヤ本体に保持され、かつ、ワイヤ本体に対して相対移動が可能とされる。取付孔はブラケット本体の第1方向他端部において板厚方向に貫通して形成される。
このため、ワイヤ本体の一端から長手方向中間部まで円筒状のストッパ部材を移動させた後にこのストッパ部材を固定する組立作業に比し、ワイヤ本体の長手方向中間部に直接ストッパ部を固定する組立作業となるので、組立作業性を向上させることができる。
そして、中間ブラケットは、ブラケット本体と、ワイヤ保持部と、取付孔と、を含んで構成される。ブラケット本体は、第1方向及び第1方向と交差する第2方向に延設される板状とされる。ワイヤ保持部は、ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った一部に配設される。ワイヤ保持部は、第2方向に長手方向を一致させたワイヤ本体を介在させて、ワイヤ本体の外周に沿ってブラケット本体を成形し、ワイヤ本体に保持され、かつ、ワイヤ本体に対して相対移動を可能とする。取付孔は、ブラケット本体の第1方向他端部において板厚方向に貫通して形成され、第2装着部品に締結部材を介して固定される。
加えて、本発明によれば、組立作業性を向上させることができる中間ブラケット、ワイヤ及び車両用ドアを提供することができる。
図2に示されるように、本実施の形態に係る中間ブラケット10は、飛散防止ワイヤロープとしてのワイヤ30のワイヤ本体32の長手方向中間部(ケーブル軸方向中間部)に保持されている。図1(A)、図1(B)及び図2に示されるように、中間ブラケット10は、ブラケット本体12と、ワイヤ保持部14と、取付孔16と、ストッパ部18とを備えている。さらに、中間ブラケット10には回転防止部20及び回転防止部22が設けられている。
本実施の形態において、ブラケット本体12には亜鉛めっき鋼板が使用されている。亜鉛めっき鋼板は、機械的強度が高く、加工性に優れ、錆難く、そして安価な材料である。特に限定されるものではないが、ブラケット本体12は例えば0.8mm〜1.6mmの範囲の板厚に設定されている。また、ブラケット本体12のY方向の長さは例えば45mm〜50mmの範囲に設定され、X方向の長さは例えば15mm〜25mmの範囲に設定されている。
図2に示されるように、ワイヤ保持部14は、X方向に長手方向を一致させて延設されるワイヤ本体32に保持されている。図1(A)、図1(B)及び図2に示されるように、ワイヤ保持部14は、成形加工後の中間ブラケット10では、Y方向下端部(Y方向一端部)に配設されている。ワイヤ保持部14は、図1(B)及び図2に示されるように、ワイヤ本体32の外周に沿って成形され、X方向から見て、円筒状の断面の一部が欠けたC字状断面とされている。ワイヤ保持部14では、ワイヤ本体32を中心として回転可能に保持され、かつ、ワイヤ本体32の長手方向へ移動可能に保持されている。つまり、ワイヤ保持部14においては、ワイヤ本体32に対して、相対移動が可能とされている。
図1(A)、図1(B)及び図2に示されるように、ブラケット本体12はワイヤ保持部14のX方向に延びる中心線Xcを中心としてY方向へ折曲げて成形されている。ブラケット本体12が折曲げて成形されると、図1(B)に示されるように、ブラケット本体12の板厚方向において取付孔16Aの中心位置と取付孔16Bの中心位置とが一致され、取付孔16Aと取付孔16Bとが実効的に連通された取付孔16が形成されている。成形加工後の中間ブラケット10では、取付孔16はY方向上端部(Y方向他端部)に配設されている。
一方、回転防止部22は、図3に示されるブラケット本体12のY方向最下端部に配設され、下方に引出され、引出された最下端部の一部をZ方向とは逆方向に折曲げて形成されている。回転防止部22は、図1(B)に示されるように、回転防止部20とは線対称形状となる逆L字状の断面形状に形成されている。
回転防止部20又は回転防止部22の折曲げられた部位は後述する装着部品(第1装着部品50、第2装着部品52及び54)に配設された図示省略の係合孔に係合させる構成とされている。中間ブラケット10は取付孔16を通して締結部材を締結させて装着部品に取付けられ固定されている。回転防止部20又は回転防止部22は、締結部材を締結する際に、中間ブラケット10に生じる回転を防止する構成とされている。
図2に示されるように、ストッパ部18は、ワイヤ本体32の外周に沿って成形され、X方向から見て、外周の一部をX方向に沿って欠いた円筒状に形成されている。つまり、図1(A)に示されるA−A線、又は図3に示されるB−B線に相当する部位において切断すると、図2に示されるストッパ部18の断面形状はC字状に形成されている(図7(C)参照)。
ストッパ部18は、図1(A)及び図1(B)に示される一部成形加工後、又は図3に示される成形加工前において、ブラケット本体12に切離領域24を介して一体に形成されている。図3に示されるように、成形加工前、ブラケット本体12のY方向中間部、かつ、X方向中間部には、ブラケット本体12の板厚方向に貫通し、板厚方向から見て、Y方向を長手方向とする矩形状の開口部18Aが形成されている。この開口部18Aには、開口部18Aの上端縁から下方側へ向かって延設された、成形加工前のストッパ部18が、切離領域24を介在して形成されている。ストッパ部18のY方向の寸法はワイヤ本体32の外周の長さに相当する、例えば9mm〜12mmの範囲に設定され、ストッパ部18のX方向の寸法は例えば4mm〜6mmの範囲に設定されている。
なお、切離領域24の面取り形状R1及び面取り形状R2の少なくとも一方は、X方向又はY方向に対して30度、45度若しくは60度の角度を持つ傾斜面の面取り形状としてもよい。
なお、切離領域24にはノッチ24A、ノッチ24Bの少なくとも一方が設けられていればよい。特に、ブラケット本体12は完成品として折曲げられているので、中間ブラケット10の表面からばりを突出させない観点から、一方の場合にはノッチ24Bが設ける。また、ノッチ24A、ノッチ24Bの断面形状は例えばU字状に形成されてもよい。
上記の通り、本実施の形態に係るワイヤ30は飛散防止ワイヤロープとして使用されている。図2、図5及び図6に示されるように、ワイヤ30は、軸方向を長手方向とする金属製のワイヤ本体32と、ワイヤ本体32の一端部32Aに固定された取付固定部34と、ワイヤ本体32の他端部32Bに固定された取付固定部36とを備えている。そして、図2及び図6に示されるように、ワイヤ30は、ワイヤ本体32の長手方向中間部に保持された中間ブラケット10を備えている。
取付固定部34の長手方向中間部には、板厚方向へ貫通し、円形の開口形状に形成された取付孔34Cが配設されている。取付固定部34の取付孔34C部位では、他の部位に比し、取付孔34Cを配設するために短手方向の寸法が大きく設定されている。
取付固定部34のワイヤ本体32側の一端部には連結固定部34Aが設けられている。連結固定部34Aは、X方向から見て、ワイヤ本体32の一端部32Aの外周に右回り及び左回りに沿って成形され、一端部32Aにかしめられて固定されている。
取付固定部34のワイヤ本体32側とは反対側の他端部には、回転防止部34Bが設けられている。回転防止部34Bは、中間ブラケット10の回転防止部22と同様に、取付孔34Cの近傍からX方向とは逆方向に引出され、引出された先端部の一部をZ方向とは反対側に折曲げて形成されている。回転防止部34Bは、取付孔34Cを通して締結部材を締結する際の、取付固定部34の回転を防止する構成とされている。
本実施の形態に係る車両用ドア40は、図6に示されるように、ワンボックスタイプ、ハッチバックタイプ等の自動車のバックドアとして使用されている。車両用ドア40は、少なくとも一部が樹脂製とされたドアアウタパネル42と、ドアアウタパネル42の車両前方側にドアアウタパネル42と接合されてバックドアを構築する図示省略のドアインナパネルとを備えている。また、ドアアウタパネル42とドアインナパネルとの間には、図示省略の骨格部材としてのリインフォースが配設されている。
車両用ドア40が樹脂製とされることにより、車両用ドア40並びに車両用ドア40を有する自動車の軽量化を図ることができ、更に車両用ドア40が軽量化されることにより、車両用ドア40の操作性を向上させることができる。
詳しく説明すると、第1装着部品50は、ドアアウタパネル42の窓開口部44よりも上方であって、車両幅方向両端部に一対に配設されたドアヒンジリテーナである。ドアヒンジリテーナにはドアヒンジが設けられ、ドアヒンジは、車両用ドア40を上下方向へ回転させ、ドア開口部を開閉させる。
第2装着部品52は、第1装着部品50とは異なる部位、すなわちドアアウタパネル42の窓開口部44よりも下方であって、車両幅方向両端部に一対に配設されたランプユニットリテーナである。ランプユニットリテーナにはテールランプユニットが装着されている。また、第2装着部品54は、同様に第1装着部品50とは異なる部位であるドアアウタパネル42の下端部であって、車両幅方向中間部に配設されたロックリインフォースである。
詳しく説明すると、図6に示されるように、ワイヤ30の取付固定部34(ワイヤ本体32の一端部32A)、取付固定部36(ワイヤ本体32の他端部32B)は第1装着部品50に取付けられ固定されている。図示は省略するが、取付固定部34と第1装着部品50とは締結部材により締結され、取付固定部36と第1装着部品50とは同様に締結部材により締結されている。
一方、ワイヤ30のワイヤ本体32の長手方向中間部には、大凡等間隔において、3つの中間ブラケット10が保持されている。各中間ブラケット10では、図2に示されるように、ストッパ部18を用いて位置決めがなされている。車両幅方向両側に位置決めされた2個の中間ブラケット10は、一対の第2装着部品52に取付けられ固定されている。中間ブラケット10と第2装着部品52とは締結部材により締結されている。車両幅方向中央部に位置決めされた1個の中間ブラケット10は、第2装着部品54に取付けられ固定されている。中間ブラケット10と第2装着部品54とは、同様に、締結部材により締結されている。
前述の中間ブラケット10の成形方法は、以下の通りである。まず最初に、図3及び図7(A)に示されるように、一部成形加工後のブラケット本体12が形成される。ブラケット本体12は金属製板材の打抜加工を用いて形成される。ここでは、一部の回転防止部20及び回転防止部22が、折曲げられ、成形された状態にある。
本実施の形態に係る中間ブラケット10は、図1(A)、図1(B)、図2及び図3に示されるように、ブラケット本体12と、ワイヤ保持部14と、取付孔16と、を備える。ブラケット本体12は、Y方向及びX方向に延設される板状とされる。ワイヤ保持部14は、ブラケット本体12のY方向一端部においてX方向に沿った一部に配設される。このワイヤ保持部14はワイヤ本体32に保持され、かつ、ワイヤ本体32に対してワイヤ保持部14の相対移動が可能とされる。取付孔16は、ブラケット本体12のY方向他端部において板厚方向に貫通して形成される。
特に、ブラケット本体12のストッパ部18が形成される領域は、本来、廃棄される部位である。この部位がストッパ部18として有効に利用されるので、材料費の削減や材料の有効活用を実現することができる。
このため、ワイヤ本体32にストッパ部18が固定されると、ワイヤ本体32の長手方向へのワイヤ保持部14の移動がストッパ部18を境として制限されるので、ワイヤ本体32の予め決められた部位に中間ブラケット10を保持させることができる。
このため、切離領域24を境として、ブラケット本体12からストッパ部18を切離すことにより、ブラケット本体12からストッパ部18を形成することができると共に、切離すと同時にブラケット本体12、ストッパ部18のそれぞれの切離領域24側には面取りがなされる。これにより、ブラケット本体12からストッパ部18を切離した後に、面取り作業(面取り工程)が必要とされないので、組立作業性を向上させることができる。
さらに、例えば切離領域24は切断加工により切離されるが、ノッチ24A、ノッチ24Bが形成されることにより、図4(C)に示されるように、切断された箇所に生じるばり24Cをノッチ24A内に収め、ばり24Dをノッチ24B内に収めることができる。このため、ばり取り加工を省略することができる。
そして、中間ブラケット10は、図1(A)、図1(B)、図2及び図3に示されるように、ブラケット本体12と、ワイヤ保持部14と、取付孔16と、を含んで構成される。ブラケット本体12は、Y方向及びX方向に延設される板状とされる。ワイヤ保持部14は、ブラケット本体12のY方向一端部においてX方向に沿った一部に配設される。ワイヤ保持部14は、X方向に長手方向を一致させたワイヤ本体32を介在させて、ワイヤ本体32の外周に沿って成形され、ワイヤ本体32に保持され、かつ、ワイヤ本体32に対して相対移動が可能とされる。取付孔16はブラケット本体12のY方向他端部において板厚方向に貫通して形成される。
このため、ワイヤ本体32の一端から長手方向中間部まで円筒状のストッパ部材を移動させた後にこのストッパ部材を固定する組立作業に比し、ワイヤ本体32の長手方向中間部に直接ストッパ部18を固定する組立作業となるので、組立作業性を向上させることができる。
そして、中間ブラケット10は、図1(A)、図1(B)、図2及び図3に示されるように、ブラケット本体12と、ワイヤ保持部14と、取付孔16と、を含んで構成される。ブラケット本体12は、Y方向及びX方向に延設される板状とされる。ワイヤ保持部14は、ブラケット本体12のY方向一端部においてX方向に沿った一部に配設される。ワイヤ保持部14は、X方向に長手方向を一致させたワイヤ本体32を介在させて、ワイヤ本体32の外周に沿ってブラケット本体12のY方向中間部を成形し、ワイヤ本体32に保持され、かつ、ワイヤ本体32に対して相対移動を可能とする。取付孔16は、ブラケット本体12のY方向他端部において板厚方向に貫通して形成され、第2装着部品52、54に締結部材を介して固定される。
上記実施の形態では、中間ブラケットに2個のワイヤ保持部を配設し、ワイヤ保持部間にストッパ部を配設する構成とされているが、本発明では、中間ブラケットに2個のストッパ部を配設し、ストッパ部間に1個のワイヤ保持部を配設してもよい。
また、上記実施の形態では、ワイヤの両端部が装着部品に取付けられ固定される構成とされているが、本発明では、ワイヤの一端部が第1装着部品に取付けられ固定されると共に、ワイヤの長手方向中間部が中間ブラケットを介して第2装着部品に取付けられ固定される構成とされてもよい。
さらに、上記実施の形態では、ワイヤのワイヤ本体の長手方向中間部に3つの中間ブラケットが保持されているが、中間ブラケットはワイヤ本体の長手方向中間部に1個、2個又は4個以上保持されていてもよい。
また、上記実施の形態では、車両用ドアとしてバックドアに適用した例について説明したが、本発明は、車両用ドアとしてフロントサイドドア、リアサイドドア等、一部が樹脂製とされ、かつ、金属製の装着部品を装着したドアに広く適用可能である。
Claims (8)
- 第1方向及び第1方向と交差する第2方向に延設される板状のブラケット本体と、
当該ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った一部に配設され、ワイヤ本体に保持され、かつ、当該ワイヤ本体に対して相対移動が可能とされるワイヤ保持部と、
前記ブラケット本体の第1方向他端部において板厚方向に貫通して形成された取付孔と、
前記ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った他の一部に配設され、前記ワイヤ本体に固定され、当該ワイヤ本体の長手方向に対する前記ブラケット本体の移動を制限し、かつ、前記ブラケット本体から切離されるストッパ部と、
を備えた中間ブラケット。 - 前記ワイヤ保持部は、前記ブラケット本体の第2方向一端部と第2方向他端部との2箇所に配設され、
前記ストッパ部は、2箇所配設された前記ワイヤ保持部間に配設されている
請求項1に記載の中間ブラケット。 - 前記ストッパ部は、当該ストッパ部の第2方向の長さに比し、同一方向の長さが短い切離領域を介して前記ブラケット本体に一体に形成されている
請求項1又は請求項2に記載の中間ブラケット。 - 前記切離領域は、前記ブラケット本体の板厚方向から見て、前記ブラケット本体側の面取り形状と前記ストッパ部側の面取り形状とを合わせた切欠形状に形成されている
請求項3に記載の中間ブラケット。 - 前記切離領域には、板厚方向に凹設されたノッチが設けられている
請求項3又は請求項4に記載の中間ブラケット。 - ワイヤ本体と、
当該ワイヤ本体の長手方向の一端部及び他端部の少なくとも一方に配設され、装着部品への取付け及び固定が可能とされる取付固定部と、
前記ワイヤ本体の長手方向中間部に配設された中間ブラケットと、を備え、
前記中間ブラケットは、
第1方向及び第1方向と交差する第2方向に延設される板状のブラケット本体と、
当該ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った一部に配設され、第2方向に長手方向を一致させた前記ワイヤ本体を介在させて、前記ワイヤ本体の外周に沿って前記ブラケット本体が成形され、前記ワイヤ本体に保持され、かつ、当該ワイヤ本体に対して相対移動が可能とされるワイヤ保持部と、
前記ブラケット本体の第1方向他端部において板厚方向に貫通して形成された取付孔と、
前記ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った他の一部に配設され、前記ワイヤ本体の外周に沿って成形されて前記ワイヤ本体に固定され、当該ワイヤ本体の長手方向に対する前記ブラケット本体の移動を制限し、かつ、前記ブラケット本体から切離されるストッパ部と、
を含んで構成されているワイヤ。 - 前記ストッパ部は、前記ワイヤ本体の長手方向から見て、C字状の断面形状に形成されている
請求項6に記載のワイヤ。 - 少なくとも一部が樹脂製とされたドアアウタパネルと、
当該ドアアウタパネルに装着された第1装着部品と、
前記ドアアウタパネルの第1装着部品とは異なる部位に装着された第2装着部品と、
ワイヤ本体の長手方向の一端部及び他端部の少なくとも一方に配設された取付固定部が前記第1装着部品に取付けられて固定され、前記ワイヤ本体の長手方向中間部に配設された中間ブラケットが前記第2装着部品に取付けられて固定されたワイヤと、を備え、
前記中間ブラケットは、
第1方向及び第1方向と交差する第2方向に延設される板状のブラケット本体と、
当該ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った一部に配設され、第2方向に長手方向を一致させた前記ワイヤ本体を介在させて、前記ワイヤ本体の外周に沿って前記ブラケット本体が成形され、前記ワイヤ本体に保持され、かつ、当該ワイヤ本体に対して相対移動が可能とされるワイヤ保持部と、
前記ブラケット本体の第1方向他端部において板厚方向に貫通して形成され、前記第2装着部品に締結部材を介して固定される取付孔と、
前記ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った他の一部に配設され、前記ワイヤ本体の外周に沿って成形されて前記ワイヤ本体に固定され、当該ワイヤ本体の長手方向に対する前記ブラケット本体の移動を制限し、かつ、前記ブラケット本体から切離されるストッパ部と、
を含んで構成されている車両用ドア。
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