JP2019132336A - 中間ブラケット、ワイヤ及び車両用ドア - Google Patents

中間ブラケット、ワイヤ及び車両用ドア Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数を削減することができる中間ブラケット、ワイヤ及び車両用ドアを提供する。【解決手段】中間ブラケット10は、ブラケット本体12と、ワイヤ保持部14と、取付孔16とを備え、更にストッパ部18を備えている。ストッパ部18は、ブラケット本体12のY方向一端部において、X方向に沿った他の一部に配設される。ストッパ部18は、ワイヤ本体32に固定され、ワイヤ本体32の長手方向に対するブラケット本体12の移動を制限し、かつ、ブラケット本体12から切離される。【選択図】図2

Description

本発明は、中間ブラケット、ワイヤ及び車両用ドアに関する。特に、本発明は、ワイヤの長手方向中間部に配設される中間ブラケット、この中間ブラケットが配設されたワイヤ、このワイヤが配設された車両用ドアに適用して有効な技術に関する。
下記特許文献1には、ワンボックスタイプ等の自動車において、少なくとも一部が樹脂製とされたバックドアが開示されている。バックドアは、インナパネルと、インナパネルの車両後方外側に設けられたアウタパネルと、車両幅方向両端部においてインナパネルとアウタパネルとの間に設けられたリインフォースとを含んで構成されている。
このバックドアには、インナパネル及びアウタパネルの外周部に沿って左右一対のワイヤが設置されている。ワイヤは、ヒンジリテーナ、ロックリインフォース等の金属部品間を連結する構成とされ、飛散防止ワイヤとして使用されている。
このように構成されるバックドアでは、例えば車両後面衝突の際にバックドアが破損しても、金属部品同士がワイヤにより連結されているので、金属部品の飛散を効果的に抑制することができる。
特開2010−159037号公報
ところで、金属部品間を連結するワイヤの長手方向中間部に別の金属部品が装着されているとき、この別の金属部品は中間ブラケットを介してワイヤに連結されている。中間ブラケットは、ワイヤに対して回転自在に取付けられ、バックドアに組付けの際にワイヤに捻れを生じない構成とされている。
また、ワイヤの長手方向中間部の予め決められた部位にはストッパ部品が固定されている。ストッパ部品は、中間ブラケットの取付位置を決定し、かつ、ワイヤの長手方向へ中間ブラケットを移動させない構成とされている。ストッパ部品は、ワイヤを貫通させる貫通孔を有する金属製の円筒状部品として形成され、ワイヤにかしめられている。
このため、上記ワイヤには中間ブラケットに加えてストッパ部品が別部品として必要となるので、ワイヤ或いはバックドアにおいて部品点数が増大し、改善の余地があった。
また、ストッパ部品は、ワイヤの一端から予め決められた部位まで貫通孔を通して移動させた後、かしめてワイヤに固定されている。特に、長いワイヤにストッパ部品を通してかしめる作業や、ワイヤに複数のストッパ部品を通してかしめる作業では、時間を要するので、作業性向上の観点において改善の余地があった。
本発明は、上記課題を考慮し、部品点数を削減することができる中間ブラケット、ワイヤ及び車両用ドアを提供する。
加えて、本発明は、組立作業性を向上させることができる中間ブラケット、ワイヤ及び車両用ドアを提供する。
本発明の第1実施態様に係る中間ブラケットは、第1方向及び第1方向と交差する第2方向に延設される板状のブラケット本体と、ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った一部に配設され、ワイヤ本体に保持され、かつ、ワイヤ本体に対して相対移動が可能とされるワイヤ保持部と、ブラケット本体の第1方向他端部において板厚方向に貫通して形成された取付孔と、ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った他の一部に配設され、ワイヤ本体に固定され、ワイヤ本体の長手方向に対するブラケット本体の移動を制限し、かつ、ブラケット本体から切離されるストッパ部と、を備えている。
第1実施態様に係る中間ブラケットは、ブラケット本体と、ワイヤ保持部と、取付孔と、を備える。ブラケット本体は、第1方向及び第1方向と交差する第2方向に延設される板状とされる。ワイヤ保持部は、ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った一部に配設される。このワイヤ保持部はワイヤ本体に保持され、かつ、ワイヤ本体に対してワイヤ保持部の相対移動が可能とされる。取付孔は、ブラケット本体の第1方向他端部において板厚方向に貫通して形成される。
ここで、中間ブラケットはストッパ部を更に備える。ストッパ部は、ブラケット本体の第1方向一端部において、第2方向に沿った他の一部に配設される。このストッパ部は、ワイヤ本体に固定され、ワイヤ本体の長手方向に対するブラケット本体の移動を制限し、かつ、ブラケット本体から切離される。このため、ストッパ部がブラケット本体の一部を利用して形成されるので、ストッパ部を別部材から製作する場合に比し、部品点数を削減することができる。
本発明の第2実施態様に係る中間ブラケットでは、第1実施態様に係る中間ブラケットにおいて、ワイヤ保持部は、ブラケット本体の第2方向一端部と第2方向他端部との2箇所に配設され、ストッパ部は、2箇所配設されたワイヤ保持部間に配設されている。
第2実施態様に係る中間ブラケットによれば、ワイヤ保持部がブラケット本体の第2方向一端部と第2方向他端部との2箇所に配設される。ストッパ部は2箇所配設されたワイヤ保持部間に配設される。
このため、ワイヤ本体にストッパ部が固定されると、ワイヤ本体の長手方向へのワイヤ保持部の移動がストッパ部を境として制限されるので、ワイヤ本体の予め決められた部位に中間ブラケットを保持させることができる。
本発明の第3実施態様に係る中間ブラケットでは、第1実施態様又は第2実施態様に係る中間ブラケットにおいて、ストッパ部は、ストッパ部の第2方向の長さに比し、同一方向の長さが短い切離領域を介してブラケット本体に一体に形成されている。
第3実施態様に係る中間ブラケットによれば、ストッパ部が切離領域を介してブラケット本体に一体に形成される。切離領域の第2方向の長さはストッパ部の第2方向の長さに比し短い設定とされる。このため、ブラケット本体から切離領域を境としてストッパ部が切離し易くなる。
本発明の第4実施態様に係る中間ブラケットでは、第3実施態様に係る中間ブラケットにおいて、切離領域は、ブラケット本体の板厚方向から見て、ブラケット本体側の面取り形状とストッパ領域側の面取り形状とを合わせた切欠形状に形成されている。
第4実施態様に係る中間ブラケットによれば、切離領域は、ブラケット本体の板厚方向から見て切欠形状に形成される。切欠形状は、ブラケット本体側の面取り形状とストッパ部側の面取り形状とを合わせた形状とされる。
このため、切離領域を境として、ブラケット本体からストッパ部を切離すことにより、ブラケット本体からストッパ部を形成することができると共に、切離すと同時にブラケット本体、ストッパ部のそれぞれの切離領域側には面取りがなされる。これにより、ブラケット本体からストッパ部を切離した後に、面取り作業(面取り工程)が必要とされないので、組立作業性を向上させることができる。
本発明の第5実施態様に係る中間ブラケットでは、第3実施態様又は第4実施態様に係る中間ブラケットにおいて、切離領域には、板厚方向に凹設されたノッチが設けられている。
第5実施態様に係る中間ブラケットによれば、切離領域にはノッチが設けられているので、ブラケット本体及びストッパ部の板厚に比し、切離領域の板厚を薄くして切離しを容易にさせることができる。
さらに、例えば、切離領域は切断加工により切離されるが、ノッチが形成されることにより切断された箇所に生じるばりをノッチ内に収めることができる。このため、ばり取り加工を省略することができる。
本発明の第6実施態様に係るワイヤは、ワイヤ本体と、ワイヤ本体の長手方向の一端部及び他端部の少なくとも一方に配設され、装着部品への取付け及び固定が可能とされる取付固定部と、ワイヤ本体の長手方向中間部に配設された中間ブラケットと、を備え、中間ブラケットは、第1方向及び第1方向と交差する第2方向に延設される板状のブラケット本体と、ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った一部に配設され、第2方向に長手方向を一致させたワイヤ本体を介在させて、ワイヤ本体の外周に沿ってブラケット本体が成形され、ワイヤ本体に保持され、かつ、ワイヤ本体に対して相対移動が可能とされるワイヤ保持部と、ブラケット本体の第1方向他端部において板厚方向に貫通して形成された取付孔と、ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った他の一部に配設され、ワイヤ本体の外周に沿って成形されてワイヤ本体に固定され、ワイヤ本体の長手方向に対するブラケット本体の移動を制限し、かつ、ブラケット本体から切離されるストッパ部と、を含んで構成されている。
第6実施態様に係るワイヤは、ワイヤ本体と、取付固定部と、中間ブラケットとを備える。取付固定部は、ワイヤ本体の長手方向の一端部及び他端部の少なくとも一方に配設され、装着部品への取付け及び固定を可能とする。中間ブラケットは、ワイヤ本体の長手方向中間部に配設される。
そして、中間ブラケットは、ブラケット本体と、ワイヤ保持部と、取付孔と、を含んで構成される。ブラケット本体は、第1方向及び第1方向と交差する第2方向に延設される板状とされる。ワイヤ保持部は、ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った一部に配設される。ワイヤ保持部は、第2方向に長手方向を一致させたワイヤ本体を介在させて、ワイヤ本体の外周に沿って成形され、ワイヤ本体に保持され、かつ、ワイヤ本体に対して相対移動が可能とされる。取付孔はブラケット本体の第1方向他端部において板厚方向に貫通して形成される。
ここで、中間ブラケットはストッパ部を更に備える。ストッパ部は、ブラケット本体の第1方向一端部において、第2方向に沿った他の一部に配設される。このストッパ部は、ワイヤ本体の外周に沿って成形されてワイヤ本体に固定され、ワイヤ本体の長手方向に対するブラケット本体の移動を制限し、かつ、ブラケット本体から切離される。このため、ストッパ部がブラケット本体の一部を利用して形成されるので、ストッパ部を別部材から製作する場合に比し、部品点数を削減することができる。
本発明の第7実施態様に係るワイヤは、第6実施態様に係るワイヤにおいて、ストッパ部は、ワイヤ本体の長手方向から見て、C字状の断面形状に形成されている。
第7実施態様に係るワイヤでは、ストッパ部がワイヤ本体の長手方向から見て、C字状の断面形状に形成されるので、ワイヤ本体の径方向外側からワイヤ本体にストッパ部を挟み込んで、ワイヤ本体の長手方向中間部にストッパ部を固定することができる。
このため、ワイヤ本体の一端から長手方向中間部まで円筒状のストッパ部材を移動させた後にこのストッパ部材を固定する組立作業に比し、ワイヤ本体の長手方向中間部に直接ストッパ部を固定する組立作業となるので、組立作業性を向上させることができる。
本発明の第8実施態様に係る車両用ドアは、少なくとも一部が樹脂製とされたドアアウタパネルと、ドアアウタパネルに装着された第1装着部品と、ドアアウタパネルの第1装着部品とは異なる部位に装着された第2装着部品と、ワイヤ本体の長手方向の一端部及び他端部の少なくとも一方に配設された取付固定部が第1装着部品に取付けられて固定され、ワイヤ本体の長手方向中間部に配設された中間ブラケットが第2装着部品に取付けられて固定されたワイヤと、を備え、中間ブラケットは、第1方向及び第1方向と交差する第2方向に延設される板状のブラケット本体と、ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った一部に配設され、第2方向に長手方向を一致させたワイヤ本体を介在させて、ワイヤ本体の外周に沿ってブラケット本体が成形され、ワイヤ本体に保持され、かつ、ワイヤ本体に対して相対移動が可能とされるワイヤ保持部と、ブラケット本体の第1方向他端部において板厚方向に貫通して形成され、第2装着部品に締結部材を介して固定される取付孔と、ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った他の一部に配設され、ワイヤ本体の外周に沿って成形されてワイヤ本体に固定され、ワイヤ本体の長手方向に対するブラケット本体の移動を制限し、かつ、ブラケット本体から切離されるストッパ部と、を含んで構成されている。
第8実施態様に係る車両用ドアは、ドアアウタパネルと、第1装着部品と、第2装着部品と、ワイヤとを備える。ドアアウタパネルは、少なくとも一部が樹脂製とされる。第1装着部品はドアアウタパネルに装着される。第2装着部品はドアアウタパネルの第1装着部品とは異なる部位に装着される。ワイヤは取付固定部及び中間ブラケットを有する。取付固定部は、ワイヤ本体の長手方向の一端部及び他端部の少なくとも一方に配設され、第1装着部品に取付けられて固定される。中間ブラケットは、ワイヤ本体の長手方向中間部に配設され、第2装着部品に取付けられて固定される。
そして、中間ブラケットは、ブラケット本体と、ワイヤ保持部と、取付孔と、を含んで構成される。ブラケット本体は、第1方向及び第1方向と交差する第2方向に延設される板状とされる。ワイヤ保持部は、ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った一部に配設される。ワイヤ保持部は、第2方向に長手方向を一致させたワイヤ本体を介在させて、ワイヤ本体の外周に沿ってブラケット本体を成形し、ワイヤ本体に保持され、かつ、ワイヤ本体に対して相対移動を可能とする。取付孔は、ブラケット本体の第1方向他端部において板厚方向に貫通して形成され、第2装着部品に締結部材を介して固定される。
ここで、中間ブラケットはストッパ部を更に備える。ストッパ部は、ブラケット本体の第1方向一端部において、第2方向に沿った他の一部に配設される。このストッパ部は、ワイヤ本体の外周に沿って成形されてワイヤ本体に固定され、ワイヤ本体の長手方向に対するブラケット本体の移動を制限し、かつ、ブラケット本体から切離される。このため、ストッパ部がブラケット本体の一部を利用して形成されるので、ストッパ部を別部材から製作する場合に比し、部品点数を削減することができる。
本発明によれば、部品点数を削減することができる中間ブラケット、ワイヤ及び車両用ドアを提供することができる。
加えて、本発明によれば、組立作業性を向上させることができる中間ブラケット、ワイヤ及び車両用ドアを提供することができる。
(A)は本発明の一実施の形態に係る一部成形後の中間ブラケットを板厚方向から見た正面図、(B)は図1(A)のA−A線において切った断面図である。 中間ブラケットが保持された一実施の形態に係るワイヤを示す図1(A)に対応する正面図である。 中間ブラケットの成形加工前の展開状態を示す図1(A)に対応する正面図である。 (A)は図3に示される中間ブラケットのストッパ部を拡大した拡大正面図、(B)は図4(A)に示されるストッパ部の拡大断面図(図1(A)に示されるA−A線において切った部位の断面図)、(C)は図4(B)に示される切離し直後の切離領域を更に拡大して示す拡大断面図である。 図2に示されるワイヤの端部及びこの端部に配設された取付固定部をその板厚方向から見た正面図である。 中間ブラケットを有するワイヤが装着された一実施の形態に係る車両用ドア(バックドア)のアウタパネルを車両前方側から車両後方側へ向かって見た後面図である。 (A)は図2等に示される中間ブラケットの成形方法を説明する成形加工前の中間ブラケットの断面図(図3に示されるB−B線において切った断面図)、(B)はワイヤ保持部を成形後の中間ブラケットの断面図、(C)はストッパ部を成形し、かつ、ストッパ部をブラケット本体から切離した状態を示す中間ブラケット及びストッパ部の断面図である。
以下、図1〜図7を用いて、本発明の一実施の形態に係る中間ブラケット、ワイヤ及び車両用ドアについて説明する。ここで、図中、適宜示されている符号Xは三次元座標系のX軸方向を示し、符号YはY軸方向を示し、更に符号ZはZ軸方向を示している。また、中間ブラケット及びワイヤの説明において、便宜的に、ワイヤの長手方向(ケーブル軸方向)はX軸方向とされている。なお、中間ブラケット、ワイヤ及び車両用ドアの適用方向が本実施の形態に限定されるものではない。
[中間ブラケット10の構成]
図2に示されるように、本実施の形態に係る中間ブラケット10は、飛散防止ワイヤロープとしてのワイヤ30のワイヤ本体32の長手方向中間部(ケーブル軸方向中間部)に保持されている。図1(A)、図1(B)及び図2に示されるように、中間ブラケット10は、ブラケット本体12と、ワイヤ保持部14と、取付孔16と、ストッパ部18とを備えている。さらに、中間ブラケット10には回転防止部20及び回転防止部22が設けられている。
図3には、回転防止部20及び回転防止部22の一部が成形加工後とされているが、それ以外は成形加工前の状態のブラケット本体12の展開構造が示されている。ブラケット本体12は、第1方向としてのY方向及びY方向と交差する第2方向としてのX方向に延設される板状に形成されている。ここで、ブラケット本体12は、板厚方向(Z方向)から見て、Y方向を長手方向とし、X方向を短手方向とする略矩形状に形成されている。また、「交差」には少なくとも「直交」が含まれている。
本実施の形態において、ブラケット本体12には亜鉛めっき鋼板が使用されている。亜鉛めっき鋼板は、機械的強度が高く、加工性に優れ、錆難く、そして安価な材料である。特に限定されるものではないが、ブラケット本体12は例えば0.8mm〜1.6mmの範囲の板厚に設定されている。また、ブラケット本体12のY方向の長さは例えば45mm〜50mmの範囲に設定され、X方向の長さは例えば15mm〜25mmの範囲に設定されている。
ワイヤ保持部14は、図3に示されるように、ブラケット本体12のY方向中間部において、X方向に沿った一部に配設されている。ワイヤ保持部14は、X方向一端部(図3中、左側)に配設されたワイヤ保持部14Aと、X方向他端部(図3中、右側)に配設されたワイヤ保持部14Bとを含んで構成されている。すなわち、X方向に2個のワイヤ保持部14A及びワイヤ保持部14Bが配設されている。ワイヤ保持部14A、ワイヤ保持部14BのそれぞれのX方向の長さは例えば5mm〜7mmの範囲に設定されている。
図2に示されるように、ワイヤ保持部14は、X方向に長手方向を一致させて延設されるワイヤ本体32に保持されている。図1(A)、図1(B)及び図2に示されるように、ワイヤ保持部14は、成形加工後の中間ブラケット10では、Y方向下端部(Y方向一端部)に配設されている。ワイヤ保持部14は、図1(B)及び図2に示されるように、ワイヤ本体32の外周に沿って成形され、X方向から見て、円筒状の断面の一部が欠けたC字状断面とされている。ワイヤ保持部14では、ワイヤ本体32を中心として回転可能に保持され、かつ、ワイヤ本体32の長手方向へ移動可能に保持されている。つまり、ワイヤ保持部14においては、ワイヤ本体32に対して、相対移動が可能とされている。
図3に示されるように、ブラケット本体12において、Y方向上端部、かつ、X方向中間部に取付孔16Aが形成され、Y方向下端部、かつ、X方向中間部に取付孔16Bが形成されている。取付孔16A、取付孔16Bは、いずれも、ブラケット本体12の板厚方向に貫通して形成され、ここでは円形の開口形状に形成された貫通孔である。取付孔16A、取付孔16Bのそれぞれの開口寸法(直径寸法)は例えば6.0mm〜6.5mmの範囲に設定されている。
図1(A)、図1(B)及び図2に示されるように、ブラケット本体12はワイヤ保持部14のX方向に延びる中心線Xcを中心としてY方向へ折曲げて成形されている。ブラケット本体12が折曲げて成形されると、図1(B)に示されるように、ブラケット本体12の板厚方向において取付孔16Aの中心位置と取付孔16Bの中心位置とが一致され、取付孔16Aと取付孔16Bとが実効的に連通された取付孔16が形成されている。成形加工後の中間ブラケット10では、取付孔16はY方向上端部(Y方向他端部)に配設されている。
図1(A)及び図1(B)に示されるように、ブラケット本体12のY方向最上端部、かつ、X方向中間部には回転防止部20及び回転防止部22が、ブラケット本体12に一体に形成されている。回転防止部20は、図3に示されるブラケット本体12のY方向最上端部に配設され、上方に引出され、引出された最上端部の一部をZ方向に折曲げて形成されている。回転防止部20は、図1(B)に示されるように、L字状の断面形状に形成されている。
一方、回転防止部22は、図3に示されるブラケット本体12のY方向最下端部に配設され、下方に引出され、引出された最下端部の一部をZ方向とは逆方向に折曲げて形成されている。回転防止部22は、図1(B)に示されるように、回転防止部20とは線対称形状となる逆L字状の断面形状に形成されている。
回転防止部20又は回転防止部22の折曲げられた部位は後述する装着部品(第1装着部品50、第2装着部品52及び54)に配設された図示省略の係合孔に係合させる構成とされている。中間ブラケット10は取付孔16を通して締結部材を締結させて装着部品に取付けられ固定されている。回転防止部20又は回転防止部22は、締結部材を締結する際に、中間ブラケット10に生じる回転を防止する構成とされている。
ストッパ部18は、図3に示されるように、ブラケット本体12のY方向中間部においてX方向に沿った他の一部に配設されている。ここでは、ワイヤ保持部14がブラケット本体12に2個のワイヤ保持部14A及びワイヤ保持部14Bとして配設されているので、ワイヤ保持部14Aとワイヤ保持部14Bとの間にストッパ部18が配設されている。
図2に示されるように、ストッパ部18は、ワイヤ本体32の外周に沿って成形され、X方向から見て、外周の一部をX方向に沿って欠いた円筒状に形成されている。つまり、図1(A)に示されるA−A線、又は図3に示されるB−B線に相当する部位において切断すると、図2に示されるストッパ部18の断面形状はC字状に形成されている(図7(C)参照)。
ストッパ部18は、図1(A)及び図1(B)に示される一部成形加工後、又は図3に示される成形加工前において、ブラケット本体12に切離領域24を介して一体に形成されている。図3に示されるように、成形加工前、ブラケット本体12のY方向中間部、かつ、X方向中間部には、ブラケット本体12の板厚方向に貫通し、板厚方向から見て、Y方向を長手方向とする矩形状の開口部18Aが形成されている。この開口部18Aには、開口部18Aの上端縁から下方側へ向かって延設された、成形加工前のストッパ部18が、切離領域24を介在して形成されている。ストッパ部18のY方向の寸法はワイヤ本体32の外周の長さに相当する、例えば9mm〜12mmの範囲に設定され、ストッパ部18のX方向の寸法は例えば4mm〜6mmの範囲に設定されている。
一方、ストッパ部18は、図2に示される成形加工後においては、切離領域24を境にブラケット本体12から切離され、そしてワイヤ本体32に固定されている。ストッパ部18の固定にはかしめが使用されている。ストッパ部18はワイヤ本体32にかしめられているので、ワイヤ本体32を中心としてストッパ部18の回転が制限され、かつ、ワイヤ本体32の長手方向へのストッパ部18の移動が制限されている。なお、成形加工後の中間ブラケット10では、図1(A)、図1(B)及び図2に示されるように、ストッパ部18はY方向下端部に配設されている。
このように構成されるストッパ部18では、ブラケット本体12のワイヤ保持部14Aとワイヤ保持部14Bとの間においてワイヤ本体32に固定されているので、ブラケット本体12のワイヤ本体32のX方向に対する移動を制限することができる。すなわち、ストッパ部18はワイヤ本体32のX方向中間部において中間ブラケット10の保持位置を決定し、ストッパ部18により中間ブラケット10のワイヤ本体32のX方向における移動を制限することができる。
切離領域24は、図1(A)、図3及び図4(A)に示されるように、ブラケット本体12の板厚方向から見て、ストッパ部18のX方向の長さ(幅寸法)に比し、同一寸法の長さが短い形状に形成されている。詳しく説明すると、切離領域24は、ブラケット本体12側の面取り形状R1と、ストッパ部18側の面取り形状R2とを合わせたV字状の切欠形状に形成されている。ここでは、面取り形状R1は外側へ突出する円弧状とされ、面取り形状R2は同様に外側へ突出する円弧状とされている。切離領域24は、長さを短くしているので切断加工により切離しを容易に行えると共に、ブラケット本体12及びストッパ部18の双方において切離し後には機械加工を追加することなく面取り形状R1及び面取り形状R2に形成されている。
なお、切離領域24の面取り形状R1及び面取り形状R2の少なくとも一方は、X方向又はY方向に対して30度、45度若しくは60度の角度を持つ傾斜面の面取り形状としてもよい。
さらに、図4(A)及び図4(B)に示されるように、切離領域24は、ブラケット本体12の表面から板厚方向へ凹設されたノッチ24Aと、裏面から板厚方向へ凹設されたノッチ24Bとを備えている。ノッチ24A、ノッチ24BはここではいずれもV字状の断面形状に形成されている。ノッチ24A、ノッチ24Bのそれぞれはブラケット本体12の厚さの3分の1以下の深さに設定されている。
なお、切離領域24にはノッチ24A、ノッチ24Bの少なくとも一方が設けられていればよい。特に、ブラケット本体12は完成品として折曲げられているので、中間ブラケット10の表面からばりを突出させない観点から、一方の場合にはノッチ24Bが設ける。また、ノッチ24A、ノッチ24Bの断面形状は例えばU字状に形成されてもよい。
[ワイヤ30の構成]
上記の通り、本実施の形態に係るワイヤ30は飛散防止ワイヤロープとして使用されている。図2、図5及び図6に示されるように、ワイヤ30は、軸方向を長手方向とする金属製のワイヤ本体32と、ワイヤ本体32の一端部32Aに固定された取付固定部34と、ワイヤ本体32の他端部32Bに固定された取付固定部36とを備えている。そして、図2及び図6に示されるように、ワイヤ30は、ワイヤ本体32の長手方向中間部に保持された中間ブラケット10を備えている。
図5に示されるように、取付固定部34は、ワイヤ本体32の長手方向と一致するX方向を長手方向とし、Y方向を短手方向とする板状に形成されている。
取付固定部34の長手方向中間部には、板厚方向へ貫通し、円形の開口形状に形成された取付孔34Cが配設されている。取付固定部34の取付孔34C部位では、他の部位に比し、取付孔34Cを配設するために短手方向の寸法が大きく設定されている。
取付固定部34のワイヤ本体32側の一端部には連結固定部34Aが設けられている。連結固定部34Aは、X方向から見て、ワイヤ本体32の一端部32Aの外周に右回り及び左回りに沿って成形され、一端部32Aにかしめられて固定されている。
取付固定部34のワイヤ本体32側とは反対側の他端部には、回転防止部34Bが設けられている。回転防止部34Bは、中間ブラケット10の回転防止部22と同様に、取付孔34Cの近傍からX方向とは逆方向に引出され、引出された先端部の一部をZ方向とは反対側に折曲げて形成されている。回転防止部34Bは、取付孔34Cを通して締結部材を締結する際の、取付固定部34の回転を防止する構成とされている。
取付固定部34は、ここでは、中間ブラケット10と同一材料により形成されている。 また、取付固定部36は取付固定部34の構成と同一の構成とされているので、取付固定部36の説明は省略する。
[車両用ドア40の構成]
本実施の形態に係る車両用ドア40は、図6に示されるように、ワンボックスタイプ、ハッチバックタイプ等の自動車のバックドアとして使用されている。車両用ドア40は、少なくとも一部が樹脂製とされたドアアウタパネル42と、ドアアウタパネル42の車両前方側にドアアウタパネル42と接合されてバックドアを構築する図示省略のドアインナパネルとを備えている。また、ドアアウタパネル42とドアインナパネルとの間には、図示省略の骨格部材としてのリインフォースが配設されている。
車両用ドア40が樹脂製とされることにより、車両用ドア40並びに車両用ドア40を有する自動車の軽量化を図ることができ、更に車両用ドア40が軽量化されることにより、車両用ドア40の操作性を向上させることができる。
ここで、図6に示される符号INは自動車の車両幅方向内側を示し、符号UPは車両上方向を示す。車両用ドア40の閉止状態において、紙面手前側は車両前方向を示し、紙面背面側は車両後方向を示している。なお、図6を用いた説明では、図1(A)等に適宜示されたX方向、Y方向、Z方向のそれぞれの方向は、車両幅方向、車両上下方向、車両前後方向のそれぞれの方向に一致するものではない。
図6に示されるように、ドアアウタパネル42は、車両幅方向を長手方向とし、車両上下方向を短手方向とし、そして車両前後方向を板厚方向とする樹脂製とされている。車両上方にはリアウインドウガラスが装着される窓開口部44が設けられている。
ドアアウタパネル42の車両前方側の内壁には、第1装着部品50、第2装着部品52及び第2装着部品54が装着されている。ここで、第1装着部品50、第2装着部品52及び第2装着部品54は、いずれも金属製部品とされ、ドアアウタパネル42に締結部品、例えばボルトやナットを用いて装着され、固定されている。
詳しく説明すると、第1装着部品50は、ドアアウタパネル42の窓開口部44よりも上方であって、車両幅方向両端部に一対に配設されたドアヒンジリテーナである。ドアヒンジリテーナにはドアヒンジが設けられ、ドアヒンジは、車両用ドア40を上下方向へ回転させ、ドア開口部を開閉させる。
第2装着部品52は、第1装着部品50とは異なる部位、すなわちドアアウタパネル42の窓開口部44よりも下方であって、車両幅方向両端部に一対に配設されたランプユニットリテーナである。ランプユニットリテーナにはテールランプユニットが装着されている。また、第2装着部品54は、同様に第1装着部品50とは異なる部位であるドアアウタパネル42の下端部であって、車両幅方向中間部に配設されたロックリインフォースである。
このように構成される図6に示される車両用ドア40には、図1(A)、図1(B)、図2、図3及び図4(A)に示される中間ブラケット10が保持された、図2及び図5に示されるワイヤ30が取付けられている。
詳しく説明すると、図6に示されるように、ワイヤ30の取付固定部34(ワイヤ本体32の一端部32A)、取付固定部36(ワイヤ本体32の他端部32B)は第1装着部品50に取付けられ固定されている。図示は省略するが、取付固定部34と第1装着部品50とは締結部材により締結され、取付固定部36と第1装着部品50とは同様に締結部材により締結されている。
一方、ワイヤ30のワイヤ本体32の長手方向中間部には、大凡等間隔において、3つの中間ブラケット10が保持されている。各中間ブラケット10では、図2に示されるように、ストッパ部18を用いて位置決めがなされている。車両幅方向両側に位置決めされた2個の中間ブラケット10は、一対の第2装着部品52に取付けられ固定されている。中間ブラケット10と第2装着部品52とは締結部材により締結されている。車両幅方向中央部に位置決めされた1個の中間ブラケット10は、第2装着部品54に取付けられ固定されている。中間ブラケット10と第2装着部品54とは、同様に、締結部材により締結されている。
[中間ブラケットの成形方法]
前述の中間ブラケット10の成形方法は、以下の通りである。まず最初に、図3及び図7(A)に示されるように、一部成形加工後のブラケット本体12が形成される。ブラケット本体12は金属製板材の打抜加工を用いて形成される。ここでは、一部の回転防止部20及び回転防止部22が、折曲げられ、成形された状態にある。
次に、図1(A)、図1(B)及び図7(B)に示されるように、ブラケット本体12の長手方向中間部が成形され、ワイヤ本体32の外周に沿う円筒状のワイヤ保持部14が形成される。ブラケット本体12の長手方向端部は折返して重ね合わされる。重ね合わせは完全な重ね合わせではなく、回転防止部20と回転防止部22とが若干開いている状態において重ね合わされる。
次に、ブラケット本体12の回転防止部20と回転防止部22とが若干開いた部位からワイヤ本体32を径方向に差込み、ワイヤ本体32をワイヤ保持部14まで移動させて、ワイヤ保持部14にワイヤ本体32が嵌め込まれる。そして、ワイヤ本体32の外周に沿ってストッパ部18が成形され、ストッパ部18はワイヤ本体32に巻付けられてかしめられる。このかしめと同時に、又は前後に、ストッパ部18はブラケット本体12から切離領域24を境として切離される。
これらの一連の工程が終了すると、本実施の形態に係る中間ブラケット10並びに中間ブラケット10が保持されたワイヤ30が完成する。
[本実施の形態の作用及び効果]
本実施の形態に係る中間ブラケット10は、図1(A)、図1(B)、図2及び図3に示されるように、ブラケット本体12と、ワイヤ保持部14と、取付孔16と、を備える。ブラケット本体12は、Y方向及びX方向に延設される板状とされる。ワイヤ保持部14は、ブラケット本体12のY方向一端部においてX方向に沿った一部に配設される。このワイヤ保持部14はワイヤ本体32に保持され、かつ、ワイヤ本体32に対してワイヤ保持部14の相対移動が可能とされる。取付孔16は、ブラケット本体12のY方向他端部において板厚方向に貫通して形成される。
ここで、中間ブラケット10はストッパ部18を更に備える。図3に示されるように、ストッパ部18は、ブラケット本体12のY方向一端部において、X方向に沿った他の一部に配設される。このストッパ部18は、ワイヤ本体32に固定され、ワイヤ本体32の長手方向に対するブラケット本体12の移動を制限し、かつ、ブラケット本体12から切離される。このため、ストッパ部18がブラケット本体12の一部を利用して形成されるので、ストッパ部18を別部材から製作する場合に比し、部品点数を削減することができる。
特に、ブラケット本体12のストッパ部18が形成される領域は、本来、廃棄される部位である。この部位がストッパ部18として有効に利用されるので、材料費の削減や材料の有効活用を実現することができる。
また、本実施の形態に係る中間ブラケット10では、図1(A)、図2及び図3に示されるように、ワイヤ保持部14がブラケット本体12のX方向一端部にワイヤ保持部14Aとして、X方向他端部にワイヤ保持部14Bとして2箇所に配設される。ストッパ部18は2箇所配設されたワイヤ保持部14Aとワイヤ保持部14Bとの間に配設される。
このため、ワイヤ本体32にストッパ部18が固定されると、ワイヤ本体32の長手方向へのワイヤ保持部14の移動がストッパ部18を境として制限されるので、ワイヤ本体32の予め決められた部位に中間ブラケット10を保持させることができる。
さらに、本実施の形態に係る中間ブラケット10では、図1(A)、図3及び図4(A)に示されるように、ストッパ部18が切離領域24を介してブラケット本体12に一体に形成される。切離領域24のX方向の長さはストッパ部18のX方向の長さに比し短い設定とされる。このため、ブラケット本体12から切離領域24を境としてストッパ部18が切離し易くなる。
また、本実施の形態に係る中間ブラケット10では、特に図4(A)に示されるように、切離領域24は、ブラケット本体12の板厚方向から見て切欠形状に形成される。切欠形状は、ブラケット本体12側の面取り形状R1とストッパ部18側の面取り形状R2とを合わせた形状とされる。
このため、切離領域24を境として、ブラケット本体12からストッパ部18を切離すことにより、ブラケット本体12からストッパ部18を形成することができると共に、切離すと同時にブラケット本体12、ストッパ部18のそれぞれの切離領域24側には面取りがなされる。これにより、ブラケット本体12からストッパ部18を切離した後に、面取り作業(面取り工程)が必要とされないので、組立作業性を向上させることができる。
さらに、本実施の形態に係る中間ブラケット10では、図4(A)〜図4(C)に示されるように、切離領域24にノッチ24A、ノッチ24Bが設けられている。ノッチ24A、ノッチ24Bを設けることにより、ブラケット本体12及びストッパ部18の板厚に比し、切離領域24の板厚を薄くすることができるので、切離しを容易にさせることができる。
さらに、例えば切離領域24は切断加工により切離されるが、ノッチ24A、ノッチ24Bが形成されることにより、図4(C)に示されるように、切断された箇所に生じるばり24Cをノッチ24A内に収め、ばり24Dをノッチ24B内に収めることができる。このため、ばり取り加工を省略することができる。
さらに、本実施の形態に係るワイヤ30は、図2、図5及び図6に示されるように、ワイヤ本体32と、取付固定部34、36と、中間ブラケット10とを備える。取付固定部34はワイヤ本体32の長手方向の一端部32Aに配設され、取付固定部36はワイヤ本体32の他端部32Bに配設される。取付固定部34、36は、装着部品(図6に示される第1装着部品50)への取付け及び固定を可能とする。中間ブラケット10は、図6に示されるように、ワイヤ本体32の長手方向中間部に配設される。
そして、中間ブラケット10は、図1(A)、図1(B)、図2及び図3に示されるように、ブラケット本体12と、ワイヤ保持部14と、取付孔16と、を含んで構成される。ブラケット本体12は、Y方向及びX方向に延設される板状とされる。ワイヤ保持部14は、ブラケット本体12のY方向一端部においてX方向に沿った一部に配設される。ワイヤ保持部14は、X方向に長手方向を一致させたワイヤ本体32を介在させて、ワイヤ本体32の外周に沿って成形され、ワイヤ本体32に保持され、かつ、ワイヤ本体32に対して相対移動が可能とされる。取付孔16はブラケット本体12のY方向他端部において板厚方向に貫通して形成される。
ここで、中間ブラケット10はストッパ部18を更に備える。図3に示されるように、ストッパ部18は、ブラケット本体12のY方向一端部において、X方向に沿った他の一部に配設される。このストッパ部18は、ワイヤ本体32の外周に沿って成形されてワイヤ本体32に固定され、ワイヤ本体32の長手方向に対するブラケット本体12の移動を制限し、かつ、ブラケット本体12から切離される。このため、ストッパ部18がブラケット本体12の一部を利用して形成されるので、ストッパ部18を別部材から製作する場合に比し、部品点数を削減することができる。
また、本実施の形態に係るワイヤ30では、図1(B)に示されるように、ストッパ部18がワイヤ本体32の長手方向から見て、C字状の断面形状に形成される。これにより、ワイヤ本体32の径方向外側からワイヤ本体32にストッパ部18を挟み込んで、ワイヤ本体32の長手方向中間部にストッパ部18を固定することができる。
このため、ワイヤ本体32の一端から長手方向中間部まで円筒状のストッパ部材を移動させた後にこのストッパ部材を固定する組立作業に比し、ワイヤ本体32の長手方向中間部に直接ストッパ部18を固定する組立作業となるので、組立作業性を向上させることができる。
さらに、本実施の形態に係る車両用ドア40は、図6に示されるように、ドアアウタパネル42と、第1装着部品50と、第2装着部品52、54と、ワイヤ30とを備える。ドアアウタパネル42は、少なくとも一部が樹脂製とされる。第1装着部品50はドアアウタパネル42に装着される。第2装着部品52、54はドアアウタパネル42の第1装着部品50とは異なる部位に装着される。ワイヤ30は取付固定部34、36及び中間ブラケット10を有する。取付固定部34はワイヤ本体32の長手方向の一端部32Aに配設され、取付固定部36はワイヤ本体32の他端部32Bに配設される。取付固定部34、36のそれぞれは第1装着部品50に取付けられて固定される。中間ブラケット10は、ワイヤ本体32の長手方向中間部に配設され、第2装着部品52、54に取付けられて固定される。
そして、中間ブラケット10は、図1(A)、図1(B)、図2及び図3に示されるように、ブラケット本体12と、ワイヤ保持部14と、取付孔16と、を含んで構成される。ブラケット本体12は、Y方向及びX方向に延設される板状とされる。ワイヤ保持部14は、ブラケット本体12のY方向一端部においてX方向に沿った一部に配設される。ワイヤ保持部14は、X方向に長手方向を一致させたワイヤ本体32を介在させて、ワイヤ本体32の外周に沿ってブラケット本体12のY方向中間部を成形し、ワイヤ本体32に保持され、かつ、ワイヤ本体32に対して相対移動を可能とする。取付孔16は、ブラケット本体12のY方向他端部において板厚方向に貫通して形成され、第2装着部品52、54に締結部材を介して固定される。
ここで、中間ブラケット10はストッパ部18を更に備える。ストッパ部18は、ブラケット本体12のY方向一端部において、X方向に沿った他の一部に配設される。このストッパ部18は、ワイヤ本体32の外周に沿って成形されてワイヤ本体32に固定され、ワイヤ本体32の長手方向に対するブラケット本体12の移動を制限し、かつ、ブラケット本体12から切離される。このため、ストッパ部18がブラケット本体12の一部を利用して形成されるので、ストッパ部18を別部材から製作する場合に比し、部品点数を削減することができる。
[実施の形態の補足説明]
上記実施の形態では、中間ブラケットに2個のワイヤ保持部を配設し、ワイヤ保持部間にストッパ部を配設する構成とされているが、本発明では、中間ブラケットに2個のストッパ部を配設し、ストッパ部間に1個のワイヤ保持部を配設してもよい。
また、上記実施の形態では、ワイヤの両端部が装着部品に取付けられ固定される構成とされているが、本発明では、ワイヤの一端部が第1装着部品に取付けられ固定されると共に、ワイヤの長手方向中間部が中間ブラケットを介して第2装着部品に取付けられ固定される構成とされてもよい。
さらに、上記実施の形態では、ワイヤのワイヤ本体の長手方向中間部に3つの中間ブラケットが保持されているが、中間ブラケットはワイヤ本体の長手方向中間部に1個、2個又は4個以上保持されていてもよい。
また、上記実施の形態では、車両用ドアとしてバックドアに適用した例について説明したが、本発明は、車両用ドアとしてフロントサイドドア、リアサイドドア等、一部が樹脂製とされ、かつ、金属製の装着部品を装着したドアに広く適用可能である。
10…中間ブラケット、12…ブラケット本体、14、14A、14B…ワイヤ保持部、16、16A、16B…取付孔、18…ストッパ部、20、22…回転防止部、24…切離領域、30…ワイヤ、32…ワイヤ本体、34、36…取付固定部、40…車両用ドア、42…ドアアウタパネル、50…第1装着部品、52、54…第2装着部材。

Claims (8)

  1. 第1方向及び第1方向と交差する第2方向に延設される板状のブラケット本体と、
    当該ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った一部に配設され、ワイヤ本体に保持され、かつ、当該ワイヤ本体に対して相対移動が可能とされるワイヤ保持部と、
    前記ブラケット本体の第1方向他端部において板厚方向に貫通して形成された取付孔と、
    前記ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った他の一部に配設され、前記ワイヤ本体に固定され、当該ワイヤ本体の長手方向に対する前記ブラケット本体の移動を制限し、かつ、前記ブラケット本体から切離されるストッパ部と、
    を備えた中間ブラケット。
  2. 前記ワイヤ保持部は、前記ブラケット本体の第2方向一端部と第2方向他端部との2箇所に配設され、
    前記ストッパ部は、2箇所配設された前記ワイヤ保持部間に配設されている
    請求項1に記載の中間ブラケット。
  3. 前記ストッパ部は、当該ストッパ部の第2方向の長さに比し、同一方向の長さが短い切離領域を介して前記ブラケット本体に一体に形成されている
    請求項1又は請求項2に記載の中間ブラケット。
  4. 前記切離領域は、前記ブラケット本体の板厚方向から見て、前記ブラケット本体側の面取り形状と前記ストッパ部側の面取り形状とを合わせた切欠形状に形成されている
    請求項3に記載の中間ブラケット。
  5. 前記切離領域には、板厚方向に凹設されたノッチが設けられている
    請求項3又は請求項4に記載の中間ブラケット。
  6. ワイヤ本体と、
    当該ワイヤ本体の長手方向の一端部及び他端部の少なくとも一方に配設され、装着部品への取付け及び固定が可能とされる取付固定部と、
    前記ワイヤ本体の長手方向中間部に配設された中間ブラケットと、を備え、
    前記中間ブラケットは、
    第1方向及び第1方向と交差する第2方向に延設される板状のブラケット本体と、
    当該ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った一部に配設され、第2方向に長手方向を一致させた前記ワイヤ本体を介在させて、前記ワイヤ本体の外周に沿って前記ブラケット本体が成形され、前記ワイヤ本体に保持され、かつ、当該ワイヤ本体に対して相対移動が可能とされるワイヤ保持部と、
    前記ブラケット本体の第1方向他端部において板厚方向に貫通して形成された取付孔と、
    前記ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った他の一部に配設され、前記ワイヤ本体の外周に沿って成形されて前記ワイヤ本体に固定され、当該ワイヤ本体の長手方向に対する前記ブラケット本体の移動を制限し、かつ、前記ブラケット本体から切離されるストッパ部と、
    を含んで構成されているワイヤ。
  7. 前記ストッパ部は、前記ワイヤ本体の長手方向から見て、C字状の断面形状に形成されている
    請求項6に記載のワイヤ。
  8. 少なくとも一部が樹脂製とされたドアアウタパネルと、
    当該ドアアウタパネルに装着された第1装着部品と、
    前記ドアアウタパネルの第1装着部品とは異なる部位に装着された第2装着部品と、
    ワイヤ本体の長手方向の一端部及び他端部の少なくとも一方に配設された取付固定部が前記第1装着部品に取付けられて固定され、前記ワイヤ本体の長手方向中間部に配設された中間ブラケットが前記第2装着部品に取付けられて固定されたワイヤと、を備え、
    前記中間ブラケットは、
    第1方向及び第1方向と交差する第2方向に延設される板状のブラケット本体と、
    当該ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った一部に配設され、第2方向に長手方向を一致させた前記ワイヤ本体を介在させて、前記ワイヤ本体の外周に沿って前記ブラケット本体が成形され、前記ワイヤ本体に保持され、かつ、当該ワイヤ本体に対して相対移動が可能とされるワイヤ保持部と、
    前記ブラケット本体の第1方向他端部において板厚方向に貫通して形成され、前記第2装着部品に締結部材を介して固定される取付孔と、
    前記ブラケット本体の第1方向一端部において第2方向に沿った他の一部に配設され、前記ワイヤ本体の外周に沿って成形されて前記ワイヤ本体に固定され、当該ワイヤ本体の長手方向に対する前記ブラケット本体の移動を制限し、かつ、前記ブラケット本体から切離されるストッパ部と、
    を含んで構成されている車両用ドア。
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