JP2019131715A - インクジェットプリンタ用インク及びインクジェットプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】導電剤の添加率が低いインクジェットプリンタ用インク及びインクジェットプリンタを提供する。【解決手段】本発明に係るインクジェットプリンタ用インクは、少なくとも樹脂、着色剤、導電剤、非水溶剤を含有する帯電制御方式のインクジェットプリンタ用インクであり、前記導電剤が、前記非水溶剤中で陰イオン及び陽イオンを生じる塩構造であり、前記陰イオンがジシアナミド構造を有し、前記陽イオンが含窒素不飽和複素単環構造を有する。本発明に係るインクジェットプリンタは、前記インクジェットプリンタ用インクを用いている。【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェットプリンタ用インク及びインクジェットプリンタに関する。
賞味期限、使用期限、製造番号等の印刷のため、食品、電子部品等幅広い分野で帯電制御方式のインクジェットプリンタが用いられている。帯電制御式のインクジェットプリンタのインクは、1kΩ・cm程度の導電性が必要とされている。帯電制御式のインクジェットプリンタのインクの基本組成は、樹脂、着色剤、導電剤、溶剤からなる。これに印字ドットの形状を制御するためのレベリング剤等の添加剤が加えられる。
なお、着色剤は、印字の発色のために添加される。導電剤は、インク滴が適正なチャージを得るために添加される。導電剤は、具体的にはインクの導電性を向上させ、抵抗を低減する機能を有する。導電剤は、例えば、特許文献1に記載されているように、一般的に塩構造の有機物が用いられる。また、樹脂は、着色剤等を印字部分に保持するために添加される。そして、レベリング剤は、一般的にはシリコーン系の化合物が用いられる。溶剤は、従来、2−ブタノン(慣用名はメチルエチルケトン(MEK))等の溶剤が多く使われてきた。MEKには、多くの樹脂を溶解し易いことに加えて、蒸気圧が大きいので、印字後の乾燥が早く、印字後すぐ別のものを重ねても印字がかすれ難いという特徴がある。そのため、食品等短時間に多くの製品に印字する場合に好適である。近年、溶剤に関して、ピロリジニウムカチオンを用いた技術が提案されている(例えば、特許文献2)。
国際公開第2014/156308号 特開2016−117845号公報
印字ドットのサイズは概ね300〜400μmであり、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)のカップ、ボトルキャップ等の樹脂表面では疎水性が高いため約300〜350μmと小型である。これらに比べて親水性の高いアルミ缶、ガラス瓶表面では約350〜400μmである。
印字の耐擦性、密着性は主に樹脂が担っているため、印字の際には許容できる粘度まで樹脂を添加することができる。その一方で、溶剤に添加する着色剤や導電剤の割合を高めると、耐擦性、密着性が低下する傾向がある。着色剤は視認性を確保するために添加する必要があるので、減らすのは困難である。そこで、溶剤に添加する導電剤を極力減らすことが望まれている。
前述したように、導電剤は、一般的に、塩構造の有機物が用いられているが、MEK等や特許文献2に記載の溶剤への溶解性を高めるため長い炭化水素鎖や、複数の芳香環等を有している。そのため、所望の導電性を得るために溶剤に添加する塩の分子量が大きくなり、結果として導電剤の添加率が高くなっている。
本発明は前記状況に鑑みてなされたものであり、導電剤の添加率が低いインクジェットプリンタ用インク及びこれを用いたインクジェットプリンタを提供することを課題とする。
本発明者らは、前記課題を解決するため鋭意研究した結果、導電剤として、陰イオンがジシアナミド構造となる塩を用いると、低い添加率であるにも関わらず、抵抗を大幅に低減し、導電性を向上できることを見出し、本発明を完成するに至った。
前記課題を解決した本発明に係るインクジェットプリンタ用インクは、少なくとも樹脂、着色剤、導電剤、非水溶剤を含有する帯電制御方式のインクジェットプリンタ用インクであり、前記導電剤が、前記非水溶剤中で陰イオン及び陽イオンを生じる塩構造であり、前記陰イオンがジシアナミド構造を有し、前記陽イオンが含窒素不飽和複素単環構造を有する。
本発明に係るインクジェットプリンタは、少なくとも樹脂、着色剤、導電剤、非水溶剤を含有し、前記導電剤が、前記非水溶剤中で陰イオン及び陽イオンを生じる塩構造であり、前記陰イオンがジシアナミド構造を有し、前記陽イオンが含窒素不飽和複素単環構造を有するインクジェットプリンタ用インクを用いている。
本発明によれば、導電剤の添加率が低いインクジェットプリンタ用インク及びこれを用いたインクジェットプリンタを提供できる。
本実施形態に係るインクジェットプリンタ用インクを用いたインクジェットプリンタの構成を説明する模式図である。 実施例1で製造したインクジェットプリンタ用インクにおける導電剤の添加率と抵抗の関係を示すグラフである。同図中、横軸が添加率(質量%)であり、縦軸が抵抗(Ω・cm)である。 実施例2で製造したインクジェットプリンタ用インクにおける導電剤の添加率と抵抗の関係を示すグラフである。同図中、横軸が添加率(質量%)であり、縦軸が抵抗(Ω・cm)である。
以下、適宜図面を参照して本発明に係るインクジェットプリンタ用インク及びインクジェットプリンタの一実施形態について詳細に説明する。
1.インクの構成材料
本実施形態に係るインクジェットプリンタ用インク(以下、単に「インク」と称することがある)は帯電制御方式のインクジェットプリンタに用いられ、主に、樹脂、着色剤、導電剤、非水溶剤等で構成されている。インクは、これらをスターラーチップやオーバーヘッドスターラー等で攪拌してお互いを相溶させることによって製造される。
(1)樹脂
本実施形態で用いることができる樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、スチレンアクリル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエステル樹脂及び塩素含有の酢酸ビニル等が挙げられる。樹脂は、これらの中から選択されるいずれか1種を単独で用いることができ、また、2種以上を併用することができる。また、樹脂は、これらの樹脂のうちから選択される少なくとも1種の樹脂に他の任意の樹脂を混合したものを用いることができる。これらの樹脂の重量平均分子量はそれぞれ数千〜2万程度である。これらの樹脂は、用いる溶剤に溶解するものを選定する。
(2)着色剤
着色剤としては、染料又は顔料が挙げられる。
(a)染料
染料は用いる溶剤に溶解する材料であれば特に限定されず、適宜のものを用いることができる。染料として具体的には以下のものを用いることができる。
黒色系染料として、例えば、オイルブラックHBB(C.I.ソルベントブラック3)、バリファストブラック3804(C.I.ソルベントブラック34)、スピリットブラックSB(C.I.ソルベントブラック5)、オレオゾルファストブラックRL(C.I.ソルベントブラック27)、アイゼンゾットブラック8(C.I.ソルベントブラック7)、オラゾールブラックCN(C.I.ソルベントブラック28)等が挙げられる。
赤色系染料として、例えば、オイルレッド5B(C.I.ソルベントレッド27)、バリファストレッド1306(C.I.ソルベントレッド109)、オレオゾルファストレッドBL(C.I.ソルベントレッド132)、アイゼンゾットレッド1(C.I.ソルベントレッド24)、オラゾールレッド3GL(C.I.ソルベントレッド130)、フィラミッドレッドGR(C.I.ソルベントレッド225)等が挙げられる。
黄色系染料として、例えば、オイルイエロー129(C.I.ソルベントイエロー29)、オレオゾルブリリアントイエロー5G(C.I.ソルベントイエロー150)、アイゼンゾットイエロー1(C.I.ソルベントイエロー56)、オラゾールイエロー3R(C.I.ソルベントイエロー25)等が挙げられる。
青色系染料として、例えば、オイルブルー2N(C.I.ソルベントブルー35)、バリファストブルー1605(C.I.ソルベントブルー38)、オレオゾルファストブルーELN(C.I.ソルベントブルー70)、アイゼンゾットブルー1(C.I.ソルベントブルー25)、オラゾールブルーGN(C.I.ソルベントブルー67)等が挙げられる。
(b)顔料
顔料は用いる溶剤に溶解する材料であれば特に限定されず、適宜のものを用いることができる。顔料として具体的には以下のものを用いることができる。
黒色顔料として、例えば、カーボンブラックが挙げられる。白色顔料として、例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等が挙げられる。赤色顔料として、例えば、カドミウムレッド、べんがら(三酸化第二鉄)、キナクリドンレッド等が挙げられる。黄色顔料として、例えば、クロムイエロー、カドミウムイエロー、ニッケルチタンイエロー等が挙げられる。青色顔料として、例えば、プルシアンブルー、銅フタロシアニン等が挙げられる。緑色顔料として、例えば、フタロシアニングリーン、クロムイエローと紺青の混合物、チタンコバルト緑等が挙げられる。
白色顔料を除く顔料は、平均粒子径100〜1000ナノメートルに粉砕したものを適切な分散剤とともに添加する。白色顔料は小さ過ぎると隠蔽率が低下するので、平均粒子径は200ナノメートル以上のものを適切な分散剤とともに用いる。
(3)導電剤
(a)化学構造の検討
本実施形態に係るインクは帯電制御方式のインクジェットプリンタで用いるので、導電性が求められる。そのため導電剤を添加する。導電剤は、非水溶剤中で陰イオン及び陽イオンを生じる塩構造である。導電剤は大量に添加するとインクの耐擦性、密着性等の物理的強度を低下させるので、添加率は極力低くするのが好ましい。そこで、導電剤を構成している塩構造のうち、陰イオン及び陽イオンを極力小さな分子量にすることが望まれる。
陰イオン種に関して単に分子量の小さなものを挙げると、例えば、塩素や臭素といったハロゲンイオンが挙げられる。しかしながら、塩素や臭素は、インクを充填したインクジェットプリンタ内部の金属部分を腐食させるおそれがあるので好ましくない。
本発明者らが陰イオン種を詳細に検討したところ、元素の分子量を小数点以下四捨五入した整数で計算した場合、ジシアナミド(N-(CN)2)構造、すなわち、ジシアナミドイオンの分子量は66であるから、メタンスルホン酸イオンの分子量95、ベンゼンスルホン酸イオンの分子量157、トルエンスルホン酸イオンの分子量171等と比較して分子量が小さいため、ジシアナミド構造を有する塩を用いると、添加率(例えば質量%)を低くできることがわかった。また、ジシアナミド構造を有する塩はインクジェットプリンタ内部の金属部分を腐食させるおそれもないことから、導電剤として好ましいことがわかった。さらに、ジシアナミド構造を有する塩は、他の陰イオン種に比べてMEKやアセトン等のインクジェットプリンタ用インクの溶剤にも溶解し易い傾向があることもわかった。
陽イオン種に関しても、分子量の小さなものが好適である。しかし、陰イオンがジシアナミド構造の場合、長鎖アルキル鎖を有するテトラアルキルアミンはアルキル鎖がある程度長くならないとMEK等の非水溶剤への溶解性が低い。具体的には、前記テトラアルキルアミンの場合、アルキル鎖は炭素数が4以上であることが望まれる。しかしながら、アルキル鎖の炭素数が4のテトラアルキルアミンは分子量が242、アルキル鎖の炭素数が6のテトラアルキルアミンは分子量が354、アルキル鎖の炭素数が8のテトラアルキルアミンは分子量が466にもなる。また、例えば、アルキル鎖の替わりにフェニル基が結合したテトラフェニルアミンの場合は分子量が322であり、さらに、有機溶剤への溶解性を向上させるためにフェニル基にフルオロ基を1つ導入したテトラ(モノフルオロフェニル)アミンの場合は分子量が394にもなる。従って、これらの陽イオン種では導電剤の添加率が高くなってしまい、耐擦性、密着性が低下するおそれがある。
なお、陽イオン種が多環(縮合環)であると、分子量が高くなる傾向にあることから同様に耐擦性、密着性が低下することが懸念される。
また、陽イオン種が飽和環であると、長鎖アルキル鎖を有するテトラアルキルアミンと同様、アルキル鎖がある程度長くならないとMEK等の非水溶剤への溶解性が低い。具体的には置換基としてアルキル鎖を有する飽和環の場合、陽イオン種の合計の炭素数が15以上でなければ、MEKに対して安定な溶解性を確保することが難しい。
これらの陽イオン種に比べ、単環の含窒素不飽和複素環の陽イオン、具体的には、含窒素不飽和複素五員環の陽イオンは、分子内にアルキル鎖を有しない場合、イミダゾリウム構造(イミダゾリウムイオン)で分子量が69、ピロリウム構造(ピロリウムイオン)で分子量が68と小さい。また、単環の含窒素不飽和複素六員環の陽イオンであるピリジニウム構造(ピリジニウムイオン)も分子内にアルキル鎖を有しない場合、分子量が80と小さい。なお、これらの含窒素不飽和複素環の場合、分子内の窒素にアルキル鎖を導入(結合)することで有機溶剤などの非水溶剤に対する溶解性を確保している。ただし、この場合であっても、アルキル鎖が長過ぎると非水溶剤(例えば、MEK)への溶解性が低下する。そのため、例えば、溶剤がMEKであり、陰イオンがジシアナミド構造である場合、含窒素不飽和複素単環構造、例えば、イミダゾリウム構造の窒素に導入するアルキル鎖の炭素数は1〜8が好ましい。上記と同様な理由でピロリウム構造は1位に(窒素に)炭素数3〜10のアルキル鎖を2本導入することでMEK等の溶剤に溶解できるようになる。ピリジニウム構造の場合も上記と同様な理由で1位に(窒素に)炭素数6〜18のアルキル鎖を導入することでMEK等の溶剤に溶解できるようになる。
このように陽イオンを含窒素不飽和複素単環にすることで、分子量の小さなジシアナミド塩構造の導電剤を得ることができる。
(b)好適な化学構造
前述の化学構造検討により、陰イオンはジシアナミド構造、陽イオンは含窒素不飽和複素単環構造が好適であることがわかった。また、本発明者らが検討した結果、アルキル鎖が複素環内の窒素原子に結合することでMEK等のケトン系溶剤への溶解性が特に向上することがわかった。これは親水性のアンモニウムイオンの近傍に疎水性のアルキル鎖を配置することにより、疎水性の有機溶剤への溶解性が向上したものと推定する。
よって、下記の化合物1群、化合物2群又は化合物3群の構造を有する化合物が好適である。
なお、化合物1群において、R1、R2は炭素数1〜8の直鎖又は分岐鎖の炭化水素鎖である。R3は水素又は炭素数1〜8の直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素鎖である。
化合物2群において、R4、R5は炭素数3〜10の直鎖又は分岐鎖の炭化水素鎖である。
化合物3群において、R6は炭素数6〜18の直鎖又は分岐鎖の炭化水素鎖である。
Figure 2019131715
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化合物1群、化合物2群、化合物3群の化合物の分子量を比較した。非水溶剤への溶解性を確保するのに必要なアルキル鎖の合計炭素数は、化合物1群が2(少なくともR1、R2に1つずつ)であり、その際の分子量は163である。化合物2群の場合、非水溶剤への溶解性を確保するのに必要な合計炭素数は6であり、その際の分子量は218である。化合物3群の場合、非水溶剤への溶解性を確保するのに必要な炭素数は6であり、その際の分子量は230である。以上より分子量が小さな化合物は化合物1群であり、これが最も好適と考えられる。また、非水溶剤への溶解性を確保する最小の分子量を比較すると、化合物1群の分子量は、化合物2群及び化合物3群の分子量に比べて小さいので、インクに対して僅かな添加率で済むというメリットがある。
(4)溶剤
帯電制御方式のインクジェットプリンタのインク溶剤はメチルエチルケトン(MEK)が主流であり、本実施形態に係るインクもMEKを好適に使用することができる。本実施形態においては、MEK以外の溶剤も使用可能である。MEK以外の溶剤としては、例えば、アセトン、メチルイソプロピルケトン等のケトン系溶剤、ジメトキシエタン、エタノール等を使用することができる。
以上に述べた構成のインクは、含有される導電剤が無色〜淡色であるので、色調への影響が軽微である。また、前記したように、当該導電剤が高い導電性を有しているので、添加率が低くてもインクに十分な導電性を付与することができる。また、当該導電剤は液体であるので、インク粘度の上昇も軽微である。
2.インクジェットプリンタ
本実施形態に係るインクジェットプリンタは、上記で説明した本実施形態に係るインクを用いて印字を行い、所望の印字を与えることが可能である。
帯電制御式のインクジェットプリンタのインク吐出、着弾までのプロセスを図1に示す。図1は、本実施形態に係るインクジェットプリンタ用インクを用いたインクジェットプリンタ10の構成を説明する模式図である。
図1に示すように、インクジェットプリンタ10は、ノズル1と、帯電電極3と、偏向電極4と、ガター6と、インクタンク(図1では図示省略)とを有している。
そして、図1に示すように、インクジェットプリンタ10は、ノズル1から吐出したインク滴2が、帯電電極3で電荷を付与され、その後、偏向電極4で方向を制御され、被印字物5に着弾する。印字されないインクはガター6から回収され、インクタンクに戻される。
本発明の実施例を以下に示す。
(1)インク調製
平均粒子径300nmの二酸化チタン粉(100g)、水酸基価が130で重量平均分子量が15000のポリビニルブチラール樹脂(32g)、2−ブタノン(308g)をビーズミルで混合し、二酸化チタンの分散液を調製した。これに酸価72で重量平均分子量が10000のアクリル樹脂(100g)、両末端にポリエトキシ鎖を有するポリジメチルシロキサン誘導体である化合物4(2g)、及び下記の化合物5〜9のいずれかを1g、1.5g又は2g加えた。
Figure 2019131715
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さらに、2−ブタノンを化合物5〜9の添加量が1gのときは457g、1.5gのときは456.5g、2gのときは456g添加した。その後、二酸化チタン以外が溶解するまで攪拌した。こうして、表1に示すインクNo.1〜15を製造した。
なお、化合物5〜9は、陽イオン種がいずれも1−エチル−3−メチルイミダゾリウムイオンである。陰イオン種は、化合物5がジシアナミドイオン、化合物6がヘキサフルオロリン酸イオン、化合物7がメタンスルホン酸イオン、化合物8がp−トルエンスルホン酸イオン、化合物9が臭素イオンである。
それぞれのインクの抵抗を測定したところ、図2に示す結果となった。なお、図2は、実施例1で製造したインクジェットプリンタ用インクにおける導電剤の添加率と抵抗の関係を示すグラフである。
Figure 2019131715
化合物5を用いたインクは、添加量1g(添加率0.1質量%)のインクNo.1の抵抗が2000Ω・cm、添加量1.5g(添加率0.15質量%)のインクNo.2の抵抗が1430Ω・cm、添加量2g(添加率0.2質量%)のインクNo.3の抵抗が1100Ω・cmであった。これらのインクが印字可能かどうか、株式会社日立産機システム社製インクジェットプリンタUX型に充填し、印字動作を確認した。その結果、いずれのインク(インクNo.1〜3)も正常に印字されることが確認された。
化合物6を用いたインクは、添加量1g(添加率0.1質量%)のインクNo.4の抵抗が2550Ω・cm、添加量1.5g(添加率0.15質量%)のインクNo.5の抵抗が1850Ω・cm、添加量2g(添加率0.2質量%)のインクNo.6の抵抗が1440Ω・cmであった。これらのインクが印字可能かどうか、上記と同様、株式会社日立産機システム社製インクジェットプリンタUX型に充填し、印字動作を確認した。その結果、添加量1.5gのインクNo.5及び添加量2gのインクNo.6は正常に印字されたが、添加量1gのインクNo.4では帯電不良のため印字不能であった。
化合物7を用いたインクは、添加量1g(添加率0.1質量%)のインクNo.7の抵抗が3000Ω・cm、添加量1.5g(添加率0.15質量%)のインクNo.8の抵抗が2050Ω・cm、添加量2g(添加率0.2質量%)のインクNo.9の抵抗が1580Ω・cmであった。これらのインクが印字可能かどうか、上記と同様、株式会社日立産機システム社製インクジェットプリンタUX型に充填し、印字動作を確認した。その結果、添加量1.5gのインクNo.8及び添加量2gのインクNo.9は正常に印字されたが、添加量1gのインクNo.7では帯電不良のため印字不能であった。
化合物8を用いたインクは、添加量1g(添加率0.1質量%)のインクNo.10の抵抗が4200Ω・cm、添加量1.5g(添加率0.15質量%)のインクNo.11の抵抗が2750Ω・cm、添加量2g(添加率0.2質量%)のインクNo.12の抵抗が2200Ω・cmであった。これらのインクが印字可能かどうか、上記と同様、株式会社日立産機システム社製インクジェットプリンタUX型に充填し、印字動作を確認した。その結果、添加量2gのインクNo.12は印字可能であったが、添加量1gのインクNo.10及び添加量1.5gのインクNo.11では帯電不良のため印字不能であった。また、インクNo.12の印字では電荷が不十分のインク粒子があるためと推定される印字乱れが生じた。
化合物9を用いたインクは、添加量1g(添加率0.1質量%)のインクNo.13の抵抗が3700Ω・cm、添加量1.5g(添加率0.15質量%)のインクNo.14の抵抗が2600Ω・cm、添加量2g(添加率0.2質量%)のインクNo.15の抵抗が2100Ω・cmであった。これらのインクが印字可能かどうか、上記と同様、株式会社日立産機システム社製インクジェットプリンタUX型に充填し、印字動作を確認した。その結果、添加量2gのインクNo.15は印字可能であったが、添加量1gのインクNo.13及び添加量1.5gのインクNo.14では帯電不良のため印字不能であった。また、インクNo.15の印字では電荷が不十分のインク粒子があるためと推定される印字乱れが生じた。
印字不能の原因は、インクの抵抗が高過ぎることが原因と判明した。インクの抵抗がおおよそ2200Ω・cm以下であると印字が可能で、それより高くなると印字不能となった。また、印字乱れを生じず印字可能となるのは、インクの抵抗がおおよそ2050Ω・cm以下の場合であった。
上記の結果より、化合物5〜9を添加したインクを比較すると、陽イオン種が同じであっても、陰イオン種がジシアナミドイオンの化合物5が最もインクの抵抗を下げ、僅かな添加量(添加率)で印字できることが示された。
(1)インク調製
実施例1と同様に、平均粒子径300nmの二酸化チタン粉(100g)、水酸基価が130で重量平均分子量が15000のポリビニルブチラール樹脂(32g)、2−ブタノン(308g)をビーズミルで混合し、二酸化チタンの分散液を調製した。これに酸価72で重量平均分子量が10000のアクリル樹脂(100g)、両末端にポリエトキシ鎖を有するポリジメチルシロキサン誘導体である化合物4(2g)を加えた。但し、本実施例では化合物5〜9の代わりに化合物10〜12のいずれかを1g、1.5g又は2g加えた。
Figure 2019131715
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さらに、2−ブタノンを化合物10〜12の添加量が1gのときは457g、1.5gのときは456.5g、2gのときは456g添加した。その後、二酸化チタン以外が溶解するまで攪拌した。こうして、表2に示すインクNo.16〜24を製造した。
なお、実施例1で用いた化合物5及び実施例2で用いた化合物10〜12は、陰イオン種がいずれもジシアナミドイオンである。陽イオン種は、化合物5が1−エチル−3−メチルイミダゾリウムイオン、化合物10がテトラブチルアンモニウムイオン、化合物11が1−ヘキシルピリジニウムイオン、化合物12が1,1−プロピルピロリウムイオンである。
それぞれのインクの抵抗を測定したところ、図3に示す結果となった。なお、図3は、実施例2で製造したインクジェットプリンタ用インクにおける導電剤の添加率と抵抗の関係を示すグラフである。図3には、比較のため化合物5の結果も併記した。
Figure 2019131715
化合物10を用いたインクは、添加量1g(添加率0.1質量%)のインクNo.16の抵抗が4400Ω・cm、添加量1.5g(添加率0.15質量%)のインクNo.17の抵抗が3400Ω・cm、添加量2g(添加率0.2質量%)のインクNo.18の抵抗が2200Ω・cmであった。これらのインクが印字可能かどうか、実施例1と同様、株式会社日立産機システム社製インクジェットプリンタUX型に充填し、印字動作を確認した。その結果、添加量2gのインクNo.18は印字可能であったが、添加量1gのインクNo.16及び添加量1.5gのインクNo.17では帯電不良のため印字不能であった。また、インクNo.18の印字では電荷が不十分のインク粒子があるためと推定される印字乱れが生じた。
化合物11を用いたインクは、添加量1g(添加率0.1質量%)のインクNo.19の抵抗が2300Ω・cm、添加量1.5g(添加率0.15質量%)のインクNo.20の抵抗が1900Ω・cm、添加量2g(添加率0.2質量%)のインクNo.21の抵抗が1450Ω・cmであった。これらのインクが印字可能かどうか、実施例1と同様、株式会社日立産機システム社製インクジェットプリンタUX型に充填し、印字動作を確認した。その結果、いずれのインク(インクNo.19〜21)でも印字可能であった。但し、インクNo.19の印字では電荷が不十分のインク粒子があるためと推定される印字乱れが生じた。
化合物12を用いたインクは、添加量1g(添加率0.1質量%)のインクNo.22の抵抗が2200Ω・cm、添加量1.5g(添加率0.15質量%)のインクNo.23の抵抗が1800Ω・cm、添加量2g(添加率0.2質量%)のインクNo.24の抵抗が1380Ω・cmであった。これらのインクが印字可能かどうか、実施例1と同様、株式会社日立産機システム社製インクジェットプリンタUX型に充填し、印字動作を確認した。その結果、いずれのインク(インクNo.22〜24)でも印字可能であった。但し、インクNo.22の印字では電荷が不十分のインク粒子があるためと推定される印字乱れが生じた。
上記の結果より、化合物5、及び化合物10〜12を添加したインクを比較すると、陰イオン種が同じであり、陽イオン種が不飽和五員環のイミダゾリウムイオンである化合物5が、インクに対する添加率が同じ場合において最もインクの抵抗を下げ、僅かな添加量(添加率)で印字が可能になることが示された。
また、化合物10と化合物11、12を比較すると、陽イオン種がアルキルアンモニウムイオンである化合物10よりも含窒素不飽和複素単環の陽イオンである化合物11、12の方がインクに対する添加率が同じ場合においてインクの抵抗を下げることも示された。
酸価72で重量平均分子量が10000のアクリル樹脂(100g)の代わりに、重量平均分子量が3000のポリエステル(ジカルボン酸ユニットがイソフタル酸:テレフタル酸=1:1、ジオールユニットがプロピレングリコール)を用い、化合物5〜9のうち、化合物5のみを用いる以外は実施例1と同様にして表3に示すインクNo.25〜27を製造した。
Figure 2019131715
化合物5の添加量1g(添加率0.1質量%)のインクNo.25の抵抗が1900Ω・cm、添加量1.5g(添加率0.15質量%)のインクNo.26の抵抗が1340Ω・cm、添加量2g(添加率0.2質量%)のインクNo.27の抵抗が980Ω・cmであった。これらのインクが印字可能かどうか、実施例1と同様、株式会社日立産機システム社製インクジェットプリンタUX型に充填し、印字動作を確認した。その結果、いずれのインク(インクNo.25〜27)でも印字可能であり、印字乱れも生じなかった。
よって、樹脂の種類が変わっても化合物5は高い導電性を発揮することが示された。
平均粒子径300nmの二酸化チタン粉(100g)の代わりに、平均粒子径150nmのカーボンブラック粉(50g)とMEK(50g)を用い、化合物5のみを用いる以外は実施例1と同様にして表4に示すインクNo.28〜30を製造した。
Figure 2019131715
化合物5の添加量1g(添加率0.1質量%)のインクNo.28の抵抗が1900Ω・cm、添加量1.5g(添加率0.15質量%)のインクNo.29の抵抗が1340Ω・cm、添加量2g(添加率0.2質量%)のインクNo.30の抵抗が980Ω・cmであった。これらのインクが印字可能かどうか、実施例1と同様、株式会社日立産機システム社製インクジェットプリンタUX型に充填し、印字動作を確認した。その結果、いずれのインク(インクNo.28〜30)でも印字可能であり、印字乱れも生じなかった。
よって、顔料の種類が変わっても化合物5は高い導電性を発揮することが示された。
以上、本発明に係るインクジェットプリンタ用インク及びインクジェットプリンタについて、実施形態及び実施例によって詳細に説明したが本発明の主旨はこれに限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 ノズル
2 インク滴
3 帯電電極
4 偏向電極
5 被印字物
6 ガター
10 インクジェットプリンタ

Claims (7)

  1. 少なくとも樹脂、着色剤、導電剤、非水溶剤を含有する帯電制御方式のインクジェットプリンタ用インクであり、
    前記導電剤が、前記非水溶剤中で陰イオン及び陽イオンを生じる塩構造であり、
    前記陰イオンがジシアナミド構造を有し、
    前記陽イオンが含窒素不飽和複素単環構造を有する
    ことを特徴とするインクジェットプリンタ用インク。
  2. 請求項1において、
    前記含窒素不飽和複素単環構造が、含窒素不飽和複素五員環構造であることを特徴とするインクジェットプリンタ用インク。
  3. 請求項2において、
    前記含窒素不飽和複素五員環構造が、イミダゾリウム構造であることを特徴とするインクジェットプリンタ用インク。
  4. 請求項3において、
    前記イミダゾリウム構造の1位及び3位に炭素数1〜8の直鎖又は分岐鎖の炭化水素鎖が結合していることを特徴とするインクジェットプリンタ用インク。
  5. 請求項2において、
    前記含窒素不飽和複素五員環構造が、ピロリウム構造であり、前記ピロリウム構造の窒素原子に炭素数3〜10の直鎖又は分岐鎖の炭化水素鎖が2本結合していることを特徴とするインクジェットプリンタ用インク。
  6. 請求項1において、
    前記含窒素不飽和複素単環構造が、ピリジニウム構造であり、前記ピリジニウム構造の窒素原子に炭素数6〜18の直鎖又は分岐鎖の炭化水素鎖が結合していることを特徴とするインクジェットプリンタ用インク。
  7. 少なくとも樹脂、着色剤、導電剤、非水溶剤を含有し、前記導電剤が、前記非水溶剤中で陰イオン及び陽イオンを生じる塩構造であり、前記陰イオンがジシアナミド構造を有し、前記陽イオンが含窒素不飽和複素単環構造を有するインクジェットプリンタ用インクを用いたことを特徴とするインクジェットプリンタ。
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