JP2019130546A - 鋳型ばらし装置及び鋳型ばらし方法 - Google Patents
鋳型ばらし装置及び鋳型ばらし方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019130546A JP2019130546A JP2018013198A JP2018013198A JP2019130546A JP 2019130546 A JP2019130546 A JP 2019130546A JP 2018013198 A JP2018013198 A JP 2018013198A JP 2018013198 A JP2018013198 A JP 2018013198A JP 2019130546 A JP2019130546 A JP 2019130546A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- casting
- hanger
- hanger hook
- hook
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000005266 casting Methods 0.000 title claims abstract description 149
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 25
- 239000004576 sand Substances 0.000 claims description 46
- 230000007480 spreading Effects 0.000 claims description 17
- 238000003892 spreading Methods 0.000 claims description 17
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 12
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 10
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 claims description 7
- 230000007723 transport mechanism Effects 0.000 claims description 5
- 230000032258 transport Effects 0.000 abstract description 26
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 abstract description 10
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 abstract 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 32
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 32
- 239000003110 molding sand Substances 0.000 description 6
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 5
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 description 3
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 2
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000012447 hatching Effects 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000001151 other effect Effects 0.000 description 1
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 238000006748 scratching Methods 0.000 description 1
- 230000002393 scratching effect Effects 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D29/00—Removing castings from moulds, not restricted to casting processes covered by a single main group; Removing cores; Handling ingots
- B22D29/04—Handling or stripping castings or ingots
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22C—FOUNDRY MOULDING
- B22C5/00—Machines or devices specially designed for dressing or handling the mould material so far as specially adapted for that purpose
- B22C5/18—Plants for preparing mould materials
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D29/00—Removing castings from moulds, not restricted to casting processes covered by a single main group; Removing cores; Handling ingots
- B22D29/04—Handling or stripping castings or ingots
- B22D29/08—Strippers actuated mechanically
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D46/00—Controlling, supervising, not restricted to casting covered by a single main group, e.g. for safety reasons
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D47/00—Casting plants
- B22D47/02—Casting plants for both moulding and casting
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Casting Devices For Molds (AREA)
Abstract
Description
特許文献1に開示された回転ドラム式の冷却装置においては、鋳物が形成された鋳型を搬入機構により回転ドラムへ搬入すると、回転ドラム内で鋳物を鋳込んだ鋳型と鋳物とが分離され、鋳型は鋳型砂となり、該鋳物及び該鋳型砂が冷却される。鋳物及び鋳型砂は、回転ドラム内を搬入機構側から搬出機構側へ移動し、鋳物は搬出機構に排出され、鋳型砂は砂回収機構に回収される。
また、先に投入された鋳型内の鋳物が、これより後に投入された鋳型内の鋳物よりも後に排出されることがあるため、各鋳物を鋳込んだ順番を特定することが難しく、各鋳物の製造条件を特定することが困難である。
更に、回転ドラム内における鋳物と砂の接触時間が長いため、砂の温度が全体的に上昇してしまう。また、特許文献1に開示された冷却装置では、後処理工程における人の作業量が多くなる。
より詳細には、押出し部材により鋳型塊を押出し、その結果フックをハンガの下方の鋳型塊における鋳物砂内に貫入させ、ハンガのほぼ下方に位置させた後に、鋳型塊を下降させることにより、フックに鋳物を吊下げる。
また、鋳物をフックに繰り返し吊下げると、鋳物のハンガ部が当接するフックの上側が摩耗する。フックの上側が摩耗すると、摩耗した部分の厚みが薄くなるため、鋳物を吊下げた際にフックが折れ、結果としてフックに鋳物がかからないことがある。
本第1実施形態における鋳型ばらし装置は、鋳造物及びハンガ部を有する鋳物が形成された鋳型を鋳物と分離するものであって、鋳型から離脱可能なテーブルと、テーブル上に鋳型を搬送する搬送機構と、テーブルから分離された鋳型内のハンガ部に掛かるハンガーフックと、鋳型のハンガ部の近傍の部分を除去する除去装置と、を備える。
鋳型102は、上鋳型103と下鋳型104とを備え、上鋳型103と下鋳型104との間には鋳物101が形成されている。上鋳型103と下鋳型104は、上鋳型103の製品となる面と下鋳型104の製品となる面が互いに接することで、鋳物101を内部に閉じこめている。
鋳造物105とハンガ部106、及び連結部109は、一体に形成されている。後に説明するように、鋳型102から鋳型砂を分離するに際し、ハンガ部106の下方にはハンガーフック31(図2参照)が配置される。
鋳型ばらし装置30は、テーブル32とプッシャー(搬送機構)33を備えている。
テーブル32は、図3の白抜き矢印で示す第1搬送部23の進行方向に隣接して設けられている。
鋳物101が形成された鋳型102は、鋳型102を第1搬送部23からテーブル32の方向へ押し出すプッシャー33により押し出されて、テーブル32上に搬送され、載置される。
テーブル32は、第1搬送部23側の端辺が回転軸34を中心として回転自在に支持されている。このため、テーブル32の、回転軸34とは逆側の端辺32aを、下側の方向D1へと回転移動させて、テーブル32を32Aで示される位置へと移動させることで、テーブル32を、テーブル32上に載置された鋳型102から離脱可能な構造となっている。
レール35は、テーブル32の端辺32aの上方に、紙面に直交する方向に配設されている。懸吊装置36は、レール35に懸架されている。
ハンガーフック31は、本第1実施形態においては、断面矩形形状の、例えばステンレス等により形成された棒材の一方の端部31a側が、湾曲した形状を成している。この湾曲した湾曲部31bよりも一方の側に位置する端部31a側は、湾曲部31bからこの一方の端部31aに向かうにつれて漸次厚さが減少するように形成されている。ハンガーフック31は、一方の端部31aがテーブル32に向かうように配されている。この先端31aは、鋳型102がプッシャー33により押し出されて図4(a)に二点鎖線で描かれた102Aに示される位置に搬送された際に、鋳物101のハンガ部106の下方に位置するように設けられている。ハンガーフック31は、水平方向に延在するように他端31c近傍に設けられた回転軸39を中心として自在に回転することにより、先端31a側が位置102Aに位置する鋳型102のハンガ部106に対して接近し、あるいは離れることが可能となっている。
係合部材37は押出装置38に接続されている。押出装置38は、係合部材37をハンガーフック31の方向に押し、ハンガーフック31の先端31aを位置102Aに位置する鋳型102のハンガ部106に接近する方向に移動可能な構成となっている。
一対のハンガーフック31の各々は、図2及び図4(b)に示されるように、連結部109を挟んで互いに反対側に位置するハンガ部106の2つの端部106aの各々に対応するように、連結部109を挟んで位置づけられている。
このように、鋳型102が位置102Aに搬送されてテーブル32を回転させ鋳型102から離脱させた際には、テーブル32から分離された鋳型102が自重により落下し、鋳型102内のハンガ部106に一対のハンガーフック31が掛かる構成となっている。
一対のハンガーフック31は、回転軸39と、及び図示されない棒状の連結部材により、複数の位置で互いに連結され固定されている。
除去装置40は、鉛直方向に延在する棒状の支持部材41と、支持部材41の下端41aに設けられたエアノズル42を備えている。
エアノズル42は、第1搬送部23の方向D2に空気を吹き出すように設けられている。本第1実施形態においては、エアノズル42は、支持部材41を挟んで水平方向に対となるように設けられている。より詳細には、本第1実施形態においては、エアノズル42は、図5(a)の紙面手前側に上下方向に並んで2個、及び、図5(a)の紙面奥側に上下方向に並んで2個の、計4個が設けられている。
各エアノズル42は、図示されないホースを介して、図示されないコンプレッサに接続されている。
支持部材41は、図5(a)に示されるように、下端41aに設けられたエアノズル42が、第1搬送部23上に設けられた鋳型102の、下端102aより上でハンガ部106よりも下に位置づけられるように移動可能である。
この状態においては、エアノズル42は、第1搬送部23上に設けられた鋳型102のハンガ部106近傍の部分102cに空気を吹き付けて、吹き付けられた部分から鋳型砂を分離、除去させる。
本第1実施形態においては、支持部材41を挟んで対となるように設けられたエアノズル42の各々が、第1搬送部23上に設けられた鋳型102の一対のハンガーフック31の各々に対応する、図5(b)に二点鎖線で示されるハンガ部106よりも下側の部分(ハンガ部近傍の部分)102cに空気を吹き付ける。
本鋳型ばらし方法は、鋳造物及びハンガ部を有する鋳物が形成された鋳型を鋳物と分離するものであって、鋳型のハンガ部の近傍の部分を除去し、鋳型から離脱可能なテーブル上に鋳型を搬送させて、ハンガーフックの上方にハンガ部を位置づけ、鋳型をテーブルから分離させてハンガーフックにハンガ部を掛ける。
この状態で、エアノズル42から鋳型102のハンガ部106近傍の部分102cに空気を吹き付けて、吹き付けられた部分から鋳型砂を分離させ、除去する。
その後、除去装置40を上昇させ、支持部材41の下端41aが鋳型102の上端102bよりも上に位置づけられるように移動する。
そして、テーブル32の、回転軸34とは逆側の端辺32aを、下側の方向D1へと回転移動させて、テーブル32を、テーブル32上に載置された鋳型102から離脱させる。すると、テーブル32から分離された鋳型102が自重により落下し、鋳型102内のハンガ部106に一対のハンガーフック31が掛かり、吊下げられる。この際の落下による衝撃で、鋳型102を形成する鋳型砂の多くは、鋳物101から分離する。
上記のような構成によれば、鋳型102がプッシャー33により搬送されてハンガ部106の下方にハンガーフック31が位置づけられる前に、除去装置40によって、鋳型102のハンガ部106の近傍の部分102cを除去可能である。これにより、ハンガーフック31の上方に鋳型102のハンガ部106が搬送される際に、ハンガーフック31が接触する、鋳型102を形成する鋳型砂の量を低減可能である。したがって、ハンガーフック31の、特に先端31a部分の摩耗を抑制し、鋳型102を下降させた際にハンガーフック31により確実に鋳物101を吊下げることができる。
また、上記のように、ハンガーフック31が接触する、鋳型102を形成する鋳型砂の量が低減されるため、ハンガーフック31を鋳型102に貫入させる際の鋳型砂の抵抗を低減することができる。これにより、ハンガーフック31の位置づけの精度が向上するため、更に確実に鋳物101を吊下げることができる。
上記のような構成によれば、鋳型102からの鋳型砂の分離、除去を容易に実行可能である。
上記のような構成によれば、除去装置40がプッシャー33とハンガーフック31の間の位置に設けられていたとしても、支持部材41の下端41aが鋳型102の上端102bよりも上に位置づけられるように移動すれば、支持部材41が障害となることなく、プッシャー33が鋳型102をテーブル32上へ搬送可能である。
次に、図6を用いて、上記第1実施形態として示した鋳型ばらし装置及び鋳型ばらし方法の第1変形例を説明する。図6は、本第1変形例における鋳型ばらし装置50の側面図である。本第1変形例の鋳型ばらし装置50においては、上記第1実施形態の鋳型ばらし装置30とは、除去装置51のエアノズル52が設けられた場所が異なっている。
すなわち、本第1変形例においては、エアノズル52は、ハンガーフック31が固定される係合部材37に固定して設けられている。これに伴い、鋳型ばらし装置50は、支持部材41を備えていない。
更に、エアノズル52はハンガーフック31ではなく係合部材37に取り付けられているため、ハンガーフック31が摩耗した際の交換が容易である。
次に、図7を用いて、上記第1実施形態として示した鋳型ばらし装置及び鋳型ばらし方法の第2変形例を説明する。図7(a)は、本第2変形例における鋳型ばらし装置60の側面図、図7(b)は、図7(a)のB−B部分の横断面図である。本第2変形例の鋳型ばらし装置60においては、上記第1実施形態の鋳型ばらし装置30とは、除去装置61が除去板63により鋳型102の鋳型砂を引っ掻き削り取ることで除去する点が異なっている。
支持部材62は、プッシャー33とハンガーフック31の間に、より詳細にはテーブル32の上方の第1搬送部23側の位置に設けられている。
除去板63は、鉛直面内に延在するように、かつ、支持部材62の第1搬送部23側に位置付けられて、回転軸63aを中心として水平方向に回転可能に設けられている。
除去板63はどのような形状を成していてもよいが、劣化時に交換する際のコストを低減するために、矩形形状などの簡単な形状が望ましい。
支持部材62は、図7(a)に示されるように、下端62aに設けられた除去板63が、第1搬送部23上に設けられた鋳型102の、下端102aより上でハンガ部106よりも下に位置づけられるように移動可能である。
この状態において、図7(b)に示されるように、除去板63を、回転軸63aを中心として方向D4の方向に、例えば63Aで示される位置へと回転させることで、第1搬送部23上に設けられた鋳型102のハンガ部106近傍の部分102cの鋳型砂を引っ掻き削り取る。図7(b)においては、二点鎖線で示される円弧よりも右側の領域R1に位置する鋳型砂が削り取られる。
この状態で、除去板63を回転させ、鋳型102のハンガ部106の近傍の部分102cの鋳型砂を除去する。
その後、除去装置61を上昇させ、支持部材62の下端62aが鋳型102の上端102bよりも上に位置づけられるように移動する。
そして、ハンガーフック31に係合部材37を当接させた状態で、プッシャー33が鋳型102を搬送し、テーブル32上に鋳型102を搬送させて、ハンガーフック31の先端31aの上方に、鋳物101のハンガ部106を位置づける。そして、鋳型102をテーブル32から分離させてハンガーフック31にハンガ部106を掛ける。
次に、図8を用いて、上記第1実施形態として示した鋳型ばらし装置及び鋳型ばらし方法の第3変形例を説明する。図8(a)は、本第3変形例における鋳型ばらし装置70の側面図、図8(b)は、図8(a)のC矢視部分近傍の平面図である。本第3変形例の鋳型ばらし装置70においては、上記第1実施形態の鋳型ばらし装置30とは、除去装置71が、除去頭部72を押出装置73により鋳型102に向かって押し出して鋳型102の鋳型砂を削り取ることで除去する点が異なっている。
除去頭部72は、例えば略直方体状の鋼製の部材である。除去頭部72は、ハンガーフック31とプッシャー33を結ぶ線に水平面内で直交する方向において、第1搬送部23上に載置された鋳型102に隣接するように、ハンガ部106の下側に位置づけられて設けられている。
押出装置73は、例えばシリンダーであり、除去頭部72を鋳型102に向けて、例えば方向D5として示される方向に押しだして、第1搬送部23上に設けられた鋳型102のハンガ部106近傍の部分102cの鋳型砂を押しだし削り取る。図8(b)においては、二点鎖線で示される直線よりも右側の領域R2に位置する鋳型砂が削り取られる。
その後、ハンガーフック31に係合部材37を当接させた状態で、プッシャー33が鋳型102を搬送し、テーブル32上に鋳型102を搬送させて、ハンガーフック31の先端31aの上方に、鋳物101のハンガ部106を位置づける。そして、鋳型102をテーブル32から分離させてハンガーフック31にハンガ部106を掛ける。
次に、第2実施形態を説明する。図9は、第2実施形態における鋳型ばらし装置80の説明図である。本第2実施形態においては、第1実施形態と対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。
本第2実施形態においては、鋳型ばらし装置80は、第1実施形態と同様に、鋳型から離脱可能なテーブルと、テーブル上に鋳型を搬送するプッシャーと、テーブルから分離された鋳型内のハンガ部に掛かるハンガーフック31と、を備えている。鋳型ばらし装置80は、鋳型ばらし装置の替わりに、ハンガーフック31の摩耗を検知する摩耗検知装置81を備えている。
鋳物高さ測定装置82は、例えばレーザー等により対象物の高さを測定するセンサーであってよい。鋳物高さ測定装置82は、ハンガーフック31に掛けられた鋳物101のハンガ部106の高さ位置を測定し、比較部83に送信する。
比較部83は、この高さ位置を所定の値と比較し、高さ位置が所定の値よりも低い場合に、ハンガーフック31が摩耗した旨を、警報等の通報器84により作業員に通報する。
上記のような構成によれば、ハンガーフック31の摩耗を検知することができるため、ハンガーフック31により鋳型102を確実に吊下げることができなくなるほど摩耗が進行する前に、ハンガーフック31を適宜、交換することができる。したがって、ハンガーフック31により確実に鋳物101を吊下げることができる。
上記のような構成によれば、ハンガーフック31に吊下げられた状態の鋳物101の高さ位置を測定することによりハンガーフック31の湾曲部31bの上側31dの摩耗状況を把握することができる。このため、ハンガーフック31により鋳型102を吊下げた際にハンガーフック31が折れて鋳型102が落下するほど摩耗が進行する前に、ハンガーフック31を適宜、交換することができる。したがって、ハンガーフック31により確実に鋳物101を吊下げることができる。
次に、図10を用いて、上記第2実施形態として示した鋳型ばらし装置及び鋳型ばらし方法の変形例を説明する。図10は、本変形例における鋳型ばらし装置90の説明図である。本変形例の鋳型ばらし装置90においては、上記第2実施形態の鋳型ばらし装置80とは、摩耗検知装置91が、ハンガーフック31を撮像して、ハンガーフック31の摩耗状態を検出する撮像装置92を備えている点が異なっている。
撮像装置92は、例えばカメラ等であり、鋳物101が掛けられていない状態のハンガーフック31を撮像して、撮影画像94を生成する。
画像比較部93は、摩耗していない新品のハンガーフック31を撮像した基本画像95と、撮影画像94とを比較し、画像処理等により撮影画像94の摩耗の程度を検出する。
特に、本変形例においては、ハンガーフック31の湾曲部31bの上側31dだけでなく、ハンガーフック31全体の摩耗状況を検出可能である。すなわち、ハンガーフック31の先端31aの摩耗状況を検出可能であるため、ハンガーフック31が鋳型102内に効果的に貫入できなくなるほど摩耗が進行する前に、ハンガーフック31を適宜、交換することができる。したがって、ハンガーフック31により確実に鋳物101を吊下げることができる。
例えば、第1実施形態及びこの第1変形例として説明した、エアノズル42、52を備えた除去装置40、51が、第1実施形態の第2、第3変形例として説明したような、鋳型砂を削り取る除去板63や除去頭部72及び押出装置73を兼ね備えた構成としてもよい。
また、第1実施形態及びこの各変形例の鋳型ばらし装置30、50、60、70が、第2実施形態及び変形例として示したような摩耗検知装置81、91を兼ね備え、鋳型102の鋳型砂を部分的に除去しつつ、ハンガーフック31の摩耗状況を検知する構成としてもよい。
あるいは、第2実施形態及び変形例の鋳型ばらし装置80、90が、第1実施形態及びこの各変形例として示したような除去装置40、51、61、71を備えていてもよい。
21 鋳型造型装置
22 注湯装置
23 第1搬送部
24 第2搬送部
30、50、60、70、80、90 鋳型ばらし装置
31 ハンガーフック
32 テーブル
33 プッシャー(搬送機構)
37 係合部材
40、51、61、71 除去装置
42、52 エアノズル
63 除去板
72 除去頭部
73 押出装置
81、91 摩耗検知装置
82 鋳物高さ測定装置
92 撮像装置
101 鋳物
102 鋳型
102c ハンガ部よりも下側の部分(ハンガ部近傍の部分)
105 鋳造物
106 ハンガ部
Claims (12)
- 鋳造物及びハンガ部を有する鋳物が形成された鋳型を前記鋳物と分離する鋳型ばらし装置であって、
前記鋳型から離脱可能なテーブルと、
該テーブル上に前記鋳型を搬送する搬送機構と、
前記テーブルから分離された前記鋳型内の前記ハンガ部に掛かるハンガーフックと、
前記鋳型の前記ハンガ部の近傍の部分を除去する除去装置と、
を備える鋳型ばらし装置。 - 前記除去装置は、前記近傍の部分に空気を吹き付けて鋳型砂を除去する、または前記鋳型を構成する鋳型砂を吸い込むエアノズルを備えている、請求項1に記載の鋳型ばらし装置。
- 前記エアノズルは、前記搬送機構と前記ハンガーフックの間の位置に、鉛直方向に移動自在に設けられている、請求項2に記載の鋳型ばらし装置。
- 前記ハンガーフックに当接する係合部材を備え、
前記エアノズルは前記係合部材に設けられている、請求項2に記載の鋳型ばらし装置。 - 前記除去装置は、水平方向に回転可能な除去板を備えている、請求項1から4のいずれか一項に記載の鋳型ばらし装置。
- 前記除去装置は、
前記近傍の部分の高さ位置に設けられた除去頭部と、
該除去頭部を前記鋳型に向かって水平方向に押しだす押出装置と、
を備えている、請求項1から4のいずれか一項に記載の鋳型ばらし装置。 - 前記ハンガーフックの摩耗を検知する摩耗検知装置を備えている、請求項1から6のいずれか一項に記載の鋳型ばらし装置。
- 鋳造物及びハンガ部を有する鋳物が形成された鋳型を前記鋳物と分離する鋳型ばらし装置であって、
前記鋳型から離脱可能なテーブルと、
該テーブル上に前記鋳型を搬送する搬送機構と、
前記テーブルから分離された前記鋳型内の前記ハンガ部に掛かるハンガーフックと、
該ハンガーフックの摩耗を検知する摩耗検知装置と、
を備える鋳型ばらし装置。 - 前記摩耗検知装置は、前記ハンガーフックに吊り下げられた状態の前記鋳物の高さ位置を測定する鋳物高さ測定装置を備えている、請求項8に記載の鋳型ばらし装置。
- 前記摩耗検知装置は、前記ハンガーフックを撮像して、前記ハンガーフックの摩耗状態を検出する撮像装置を備えている、請求項8に記載の鋳型ばらし装置。
- 前記鋳型の前記ハンガ部の近傍の部分を除去する除去装置を備えている、請求項8から10のいずれか一項に記載の鋳型ばらし装置。
- 鋳造物及びハンガ部を有する鋳物が形成された鋳型を前記鋳物と分離する鋳型ばらし方法であって、
前記鋳型の前記ハンガ部の近傍の部分を除去し、
前記鋳型から離脱可能なテーブル上に前記鋳型を搬送させて、ハンガーフックの上方に前記ハンガ部を位置づけ、
前記鋳型を前記テーブルから分離させて前記ハンガーフックに前記ハンガ部を掛ける、鋳型ばらし方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018013198A JP6819622B2 (ja) | 2018-01-30 | 2018-01-30 | 鋳型ばらし装置及び鋳型ばらし方法 |
DE102019201014.8A DE102019201014A1 (de) | 2018-01-30 | 2019-01-28 | Vorrichtung zum Ausformen einer Gussform und Verfahren zum Ausformen einer Gussform |
CN201910086309.XA CN110090943A (zh) | 2018-01-30 | 2019-01-29 | 脱模装置及脱模方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018013198A JP6819622B2 (ja) | 2018-01-30 | 2018-01-30 | 鋳型ばらし装置及び鋳型ばらし方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019130546A true JP2019130546A (ja) | 2019-08-08 |
JP6819622B2 JP6819622B2 (ja) | 2021-01-27 |
Family
ID=67224528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018013198A Active JP6819622B2 (ja) | 2018-01-30 | 2018-01-30 | 鋳型ばらし装置及び鋳型ばらし方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6819622B2 (ja) |
CN (1) | CN110090943A (ja) |
DE (1) | DE102019201014A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210079865A (ko) * | 2019-12-20 | 2021-06-30 | 주식회사 포스코 | 슬래그 배재 장치 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07284912A (ja) * | 1994-02-11 | 1995-10-31 | Georg Fischer Giessereianlagen Ag | 鋳造クラスタの取出し方法及び取出し装置 |
JP2019118914A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 新東工業株式会社 | 鋳型ばらし方法及び鋳型ばらし装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB172222A (en) * | 1920-12-07 | 1921-12-08 | Wellman Smith Owen Eng Co Ltd | Improvements in apparatus for manipulating ingots and their moulds and for strippingingots of their moulds |
FR2117695B1 (ja) * | 1970-12-03 | 1974-02-15 | Pont A Mousson Fond | |
SU1357126A1 (ru) * | 1986-05-22 | 1987-12-07 | Ворошиловградский Проектно-Технологический Институт Машиностроения Им.Хху1 Съезда Кпсс | Способ удалени формовочного песка из вакуумной формы и устройство дл его осуществлени |
JP3139606B2 (ja) * | 1995-06-30 | 2001-03-05 | 新東工業株式会社 | 解枠鋳造品上の砂除去装置 |
KR20020026538A (ko) * | 1999-07-14 | 2002-04-10 | 니시 마코토 | 주탕이 완료된 생사 주형으로부터 주물 소재를 분리하는방법 및 장치 |
CA2492073C (en) * | 2002-07-11 | 2009-10-20 | Consolidated Engineering Company, Inc. | Method and apparatus for assisting removal of sand moldings from castings |
CN201900260U (zh) * | 2010-12-24 | 2011-07-20 | 唐山市丰润区鑫源机械制造有限公司 | 一种铸件内腔体清砂机 |
CN104406491B (zh) * | 2014-11-28 | 2018-12-11 | 陈永煊 | 基于图像识别技术的吊钩报废检测装置及其检测方法 |
-
2018
- 2018-01-30 JP JP2018013198A patent/JP6819622B2/ja active Active
-
2019
- 2019-01-28 DE DE102019201014.8A patent/DE102019201014A1/de active Pending
- 2019-01-29 CN CN201910086309.XA patent/CN110090943A/zh active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07284912A (ja) * | 1994-02-11 | 1995-10-31 | Georg Fischer Giessereianlagen Ag | 鋳造クラスタの取出し方法及び取出し装置 |
JP2019118914A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 新東工業株式会社 | 鋳型ばらし方法及び鋳型ばらし装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210079865A (ko) * | 2019-12-20 | 2021-06-30 | 주식회사 포스코 | 슬래그 배재 장치 |
KR102328966B1 (ko) * | 2019-12-20 | 2021-11-22 | 주식회사 포스코 | 슬래그 배재 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN110090943A (zh) | 2019-08-06 |
JP6819622B2 (ja) | 2021-01-27 |
DE102019201014A1 (de) | 2019-08-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6933134B2 (ja) | 鋳型ばらし方法及び鋳型ばらし装置 | |
JP2955369B2 (ja) | 鋳物を内蔵した鋳型を移送する方法および装置 | |
JP6123704B2 (ja) | 鋳物素材の吊り出し方法及び装置 | |
JP2019130546A (ja) | 鋳型ばらし装置及び鋳型ばらし方法 | |
JP2996283B2 (ja) | 鋳造クラスタの取出し方法及び取出し装置 | |
JP5991073B2 (ja) | 振動機 | |
JP6350244B2 (ja) | 鋳型バラシ方法及び装置 | |
JP2004174567A (ja) | 注湯済枠付砂鋳型の解枠方法及びその装置 | |
JPH11138253A (ja) | 鋳造ラインにおける解枠装置 | |
JP5424692B2 (ja) | ディスクブレーキ用鋳造部品の製造方法及び製造装置 | |
CN111263672B (zh) | 降低由脱箱造型机造型、合型后的上下铸型的型偏移的产生的方法和脱箱造型生产线 | |
JP6863306B2 (ja) | 鋳型ばらし方法及び鋳型ばらし装置 | |
CN112672837B (zh) | 确定dc铸造起动器块中是否存在水的方法以及直接激冷设备 | |
CN110072652B (zh) | 铸造设备的工作方法以及工作装置 | |
JP2006315036A (ja) | 注湯済枠付砂鋳型の解枠装置 | |
JP4468742B2 (ja) | 鋳物の取り出し方法 | |
JP2010142850A (ja) | 低圧鋳造設備 | |
JP2003053484A (ja) | 注湯済枠付砂鋳型の解枠方法及びその装置 | |
JP3542015B2 (ja) | 水平割鋳型の鋳造品冷却方法 | |
JP6206236B2 (ja) | 生砂造型設備用金枠 | |
JPH0332462A (ja) | 鋳造工程の自動化装置 | |
JP2010221255A (ja) | 重錘の上・下両面の清掃装置 | |
JP2023151904A (ja) | 試料片回収装置及び試料片回収方法 | |
JP2007302470A (ja) | 格子状パレット用素材移し替え装置 | |
JPS6117587B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201201 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6819622 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |