JP2010221255A - 重錘の上・下両面の清掃装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】重錘の上・下面に付着した付着物を適確に除去し清掃することができる装置を提供する。
【解決手段】第2移送手段2側における所要の高さ位置に配設されて吊り上げ手段10によって吊り上げられた重錘9の上面を掻く第1スクレーパ14をそのピストンロッドの先端に装着した横向きのシリンダ15と、第1移送手段3と第2移送手段2の間に配設されて第1スクレーパ14によって掻き取られた重錘の付着物を回収する付着物回収手段16と、付着物回収手段に装着されて搬送手段11によって搬送される重錘の付着物を付着物回収手段に掻き落とす第2スクレーパ17と、を備えて、シリンダの伸長作動により第1スクレーパを第2移送手段側から第1移送手段側に移動させて、吊り上げ手段によって吊り上げられた重錘の上面を掻き、続いて、吊り上げ手段を搬送手段によって第1移送手段側へ搬送して、吊り上げ手段で吊上げの重錘の上面を第1スクレーパによって再び掻くとともに重錘の下面を第2スクレーパによって掻くことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、重錘の上・下両面の清掃装置に係り、より詳しくは、上下鋳枠を移送する2連の第1移送手段および第2移送手段を水平に延ばすとともに所要の間隔をおき相互に平行させて設置して、上下鋳枠に注湯した時の上鋳枠の浮上を阻止する重錘を、吊り上げ手段によって昇降させるとともにこの吊り上げ手段を搬送する搬送手段によって搬送して、重錘を第2移送手段の上下鋳枠上から第1移送手段の上下鋳枠上に移し替えるように構成した鋳造ラインにおいて、重錘の上面および下面の付着物を掻き取り清掃する装置に関する。
一般に、上下鋳枠の鋳型に注湯した時の上鋳枠の浮上を阻止するために、その上下鋳枠に重錘が載せられる。
なお、この重錘を上下鋳枠上に載置する技術は、昔から行われているため、これについて記載された資料は発見できなかった。
ところで、重錘を載置した上下鋳枠に注湯した時に溶湯が鋳型から溢れて重錘上に載ったり、鋳型と重錘との隙間に進入したりして、溶湯が重錘の上面あるいは下面に付着することがある。
このため、重錘の上・下両面に付着した付着物を適確に除去することができる装置がこの種の業界から要請されていた。
このため、重錘の上・下両面に付着した付着物を適確に除去することができる装置がこの種の業界から要請されていた。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、重錘の上・下両面の付着物を適確に除去し清掃することができる装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために本発明における重錘の上・下両面の清掃装置は、上下鋳枠を移送する2連の第1移送手段および第2移送手段を水平に延ばすとともに所要の間隔をおき相互に平行させて設置して、上下鋳枠に注湯した時の上鋳枠の浮上を阻止する重錘を、吊り上げ手段によって昇降させるとともにこの吊り上げ手段を搬送する搬送手段によって搬送して、重錘を第2移送手段の上下鋳枠上から第1移送手段の上下鋳枠上に移し替えるように構成した鋳造ラインにおいて、重錘の上面および下面の付着物を掻き取る装置であって、第2移送手段側における所要の高さ位置に配設されて、吊り上げ手段によって吊り上げられた重錘の上面を掻くブラシ構造の第1スクレーパをそのピストンロッドの先端に装着した横向きのシリンダと、第1移送手段と第2移送手段の間に配設されて第1スクレーパによって掻き取られた重錘の付着物を回収する付着物回収手段と、付着物回収手段に装着されて搬送手段によって搬送される重錘の下面の付着物を付着物回収手段に掻き落とす第2スクレーパと、を備えて、シリンダの伸長作動により第1スクレーパを第2移送手段側から第1移送手段側に移動させて、吊り上げ手段によって第2移送手段の上下鋳枠上から吊り上げられた重錘の上面を掻き、続いて、吊り上げ手段を搬送手段によって第1移送手段の真上に搬送して、吊り上げ手段で吊上げの重錘の上面を第1スクレーパによって再び掻くとともに重錘の下面を第2スクレーパによって掻くことを特徴とする。
上記の説明から明らかなように本発明によれば、シリンダの伸長作動により第1スクレーパを第2移送手段側から第1移送手段側に移動させて、吊り上げ手段によって第2移送手段の上下鋳枠上から吊り上げられた重錘の上面を掻き、続いて、吊り上げ手段を搬送手段によって第1移送手段側へ搬送して、吊り上げ手段で吊上げの重錘の上面を第1スクレーパによって再び掻くとともに重錘の下面も第2スクレーパによって掻くことができるなどの優れた実用的効果を奏する。
以下、本発明を適用した重錘の上・下両面の清掃装置の一実施例について図1から図4に基づき詳細に説明する。この重錘の上・下両面の清掃装置においては、図1に示すように、鋳型を内蔵した上下鋳枠1を移送する2連の第2移送手段2および第1移送手段3が、前後方向に延びるとともに左右方向に所要の間隔をおいて相互に平行して設置してあり、これら第2移送手段2および第1移送手段3は、レール4およびレール5にそれぞれ走行自在に装架された複数の定盤台車6と定盤台車7とでそれぞれ構成してある。
また、2連の第2移送手段2および第1移送手段3を横に跨ぐようにして設置された門型フレーム8の天井部分には、上下鋳枠1に注湯した時の上鋳枠の浮上を阻止する重錘9を吊り上げる吊り上げ手段10と、吊り上げ手段10を第2移送手段2の真上位置から第1移送手段3の真上位置に搬送する搬送手段11とが左右方向へ往復動可能にして配置してある。
そして、吊り上げ手段10においては、後述の走行台車13に装着され重錘9を掛止可能な掛止機構12がシリンダ(図示せず)の伸縮作動により昇降可能して設けてある。また、搬送手段11には、掛止機構12を搭載して第2移送手段2の真上位置から第1移送手段3の真上位置に搬送する走行台車13が設けてある。
また、門型フレーム8の天井部分の左端には横向きのシリンダ15が装着してあり、シリンダ15のピストンロッドの先端には、吊り上げ手段10によって吊り上げられた重錘9の上面を掻くブラシ構造の第1スクレーパ14が設けてある。
また、門型フレーム8の天井部分における第2移送手段2と第1移送手段3の間には、第1スクレーパ14によって掻き取られた重錘9の付着物を回収する箱構造の付着物回収手段16が垂設してあり、付着物回収手段16には、搬送手段11によって搬送される重錘9の下面の付着物を付着物回収手段16に掻き落とす第2スクレーパ17が装着してある。
また、門型フレーム8の天井部分における第2移送手段2と第1移送手段3の間には、第1スクレーパ14によって掻き取られた重錘9の付着物を回収する箱構造の付着物回収手段16が垂設してあり、付着物回収手段16には、搬送手段11によって搬送される重錘9の下面の付着物を付着物回収手段16に掻き落とす第2スクレーパ17が装着してある。
このように構成したものは、図2に示すように、第2移送手段2の上下鋳枠1上の重錘9を吊り上げ手段10によって吊り上げた後、シリンダ15を伸長作動して第1スクレーパ14を第2移送手段2側から第1移送手段3側に移動させ、吊り上げ手段10によって吊り上げられた重錘9の上面を掻く。これにより、重錘9の上面に付着していた付着物は掻き取られて付着物回収手段16に回収される。
次いで、図3に示すように、吊り上げ手段10を搬送手段11によって第2移送手段2の真上から第1移送手段3の真上に搬送して、吊り上げ手段10で吊上げの重錘9の上面を第1スクレーパ14によって再び掻くとともに重錘9の下面を第2スクレーパ17によって掻く。これにより、重錘9の上面に残存していた付着物および重錘9の下面に付着していた付着物が掻き取られて付着物回収手段16に回収される。
次いで、図4に示すように、シリンダ15を収縮作動して第1スクレーパ14を元の位置に戻す。また、吊り上げ手段10のシリンダを伸長作動して重錘9を下降させた後、重錘9の掛止機構12による掛止状態を解いて重錘9を第1移送手段3の上下鋳枠1上に載せる。続いて、吊り上げ手段10のシリンダを収縮作動して掛止機構12を上昇させた後、搬送手段11を介して吊り上げ手段10を第2移送手段2の真上に戻して清掃作業を完了する。
2 第2移送手段
9 重錘
10 吊り上げ手段
14 第1スクレーパ
15 シリンダ
16 付着物回収手段
17 第2スクレーパ
9 重錘
10 吊り上げ手段
14 第1スクレーパ
15 シリンダ
16 付着物回収手段
17 第2スクレーパ
Claims (1)
- 上下鋳枠を移送する2連の第1移送手段および第2移送手段を水平に延ばすとともに所要の間隔をおき相互に平行させて設置して、前記上下鋳枠に注湯した時の上鋳枠の浮上を阻止する重錘を、吊り上げ手段によって昇降させるとともにこの吊り上げ手段を搬送する搬送手段によって搬送して、前記重錘を前記第2移送手段の上下鋳枠上から前記第1移送手段の上下鋳枠上に移し替えるように構成した鋳造ラインにおいて、
前記重錘の上面および下面の付着物を掻き取る装置であって、
前記第2移送手段側における所要の高さ位置に配設されて前記吊り上げ手段によって吊り上げられた前記重錘の上面を掻く第1スクレーパをそのピストンロッドの先端に装着した横向きのシリンダと、
前記第1移送手段と前記第2移送手段の間に配設されて前記第1スクレーパによって掻き取られた前記重錘の付着物を回収する付着物回収手段と、
この付着物回収手段に装着されて前記搬送手段によって搬送される前記重錘の下面の付着物を前記付着物回収手段に掻き落とす第2スクレーパと、
を備えて、
前記シリンダの伸長作動により第1スクレーパを前記第2移送手段側から前記第1移送手段側に移動させて、前記吊り上げ手段によって前記第2移送手段の上下鋳枠上から吊り上げられた前記重錘の上面を掻き、続いて、前記吊り上げ手段を前記搬送手段によって前記第1移送手段の真上に搬送して、前記吊り上げ手段で吊上げの前記重錘の上面を前記第1スクレーパによって再び掻くとともに前記重錘の下面を前記第2スクレーパによって掻くことを特徴とする重錘の上・下両面の清掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009071073A JP2010221255A (ja) | 2009-03-24 | 2009-03-24 | 重錘の上・下両面の清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009071073A JP2010221255A (ja) | 2009-03-24 | 2009-03-24 | 重錘の上・下両面の清掃装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010221255A true JP2010221255A (ja) | 2010-10-07 |
Family
ID=43039004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009071073A Pending JP2010221255A (ja) | 2009-03-24 | 2009-03-24 | 重錘の上・下両面の清掃装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2010221255A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017195421A1 (ja) * | 2016-05-07 | 2017-11-16 | 新東工業株式会社 | 抜枠造型ラインにおける重錘載置設備及び重錘載置方法 |
-
2009
- 2009-03-24 JP JP2009071073A patent/JP2010221255A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2017195421A1 (ja) * | 2016-05-07 | 2017-11-16 | 新東工業株式会社 | 抜枠造型ラインにおける重錘載置設備及び重錘載置方法 |
CN108367342A (zh) * | 2016-05-07 | 2018-08-03 | 新东工业株式会社 | 脱箱造型线上的重锤载置设备及重锤载置方法 |
CN108367342B (zh) * | 2016-05-07 | 2020-07-24 | 新东工业株式会社 | 脱箱造型线上的重锤载置设备及重锤载置方法 |
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