JP2019130446A - 再生用工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】イオン交換樹脂を再生する機能を付加できる再生用工具を提供する。【解決手段】再生用工具1は、水を処理するイオン交換樹脂を含む容器15aにイオン交換樹脂を再生させる食塩水Sを導入させてイオン交換樹脂を再生する機能を付加する。再生用工具1は、第1再生器具2を備える。第1再生器具2は、導入口4と、排出口5と、流路7、8と、エゼクター7e3と、を有する。導入口4は供給される水道水が導入される入口である。排出口5は、導入口4から供給される水道水が排出されて容器15aに向かう出口である。流路7は、導入口4と排出口5を繋ぐ水道水の通路である。流路8は、一端と他端を有して一端が流路7に接続する食塩水Sの通路である。エゼクター7e3は、流路7と流路8の合流部に位置して、導入口4から排出口5に向けて流路7を流れる水道水の流れにより流路8の他端から食塩水Sを吸引して排出口5に食塩水Sを導く。【選択図】図5

Description

本発明は、再生機能を持たない、例えば、軟水器などに再生機能を付加する再生用工具に関する。
例えば、特許文献1には、水道水などを通過させることで硬度成分を除去するカートリッジ式の軟水器などが開示されている。軟水器のカートリッジには、原水中の硬度成分をナトリウムイオンに置き換えるイオン交換樹脂(「Na置換型のカチオン樹脂」ともいう)が充填されている。
特開2012−143709号公報
カートリッジに充填されたイオン交換樹脂の量並びにカートリッジに通水させる原水の硬度及び通水量に応じてカートリッジの寿命(使用限界)が左右される。寿命を迎えたカートリッジは新しいカートリッジに交換する必要がある。同一のカートリッジ式軟水器であっても、カートリッジに通す原水の硬度と通水量が高硬度かつ大量であればあるほどカートリッジの寿命は短くなる。このような場合、カートリッジの交換頻度が多くなり、軟水器のメンテナンスコストが増大する。その結果、カートリッジ式軟水器が使用される厨房設備などの設備機器のコストが押し上げられ、カートリッジ式軟水器そのものの市場競争力が奪われる要因となっている。カートリッジ式軟水器に用いられるイオン交換樹脂が寿命を迎えた場合には、イオン交換樹脂に塩水を通すことでイオン交換樹脂が再生され、再び、イオン交換樹脂により原水を軟水にすることができるようになる。よって、カートリッジ式軟水器のように再生機能を持たない軟水器において、イオン交換樹脂を再生することが可能となれば、イオン交換樹脂の有効活用とコスト削減を同時にでき、環境負荷の低減にも繋がる。
本発明の課題は、イオン交換樹脂を再生する機能を付加できる再生用工具を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の再生用工具は、
水を処理するイオン交換樹脂を含む容器にイオン交換樹脂を再生させる流体を導入させてイオン交換樹脂を再生する機能を付加する再生用工具であって、
供給される水が導入される導入口と、
導入口から供給される水が排出されて容器に向かう排出口と、
導入口と排出口を繋ぐ第1流路と、
一端と他端を有して一端が第1流路に接続する第2流路と、
第1流路と記第2流路の合流部に位置して、導入口から排出口に向けて第1流路を流れる水の流れにより第2流路の他端から流体を吸引して排出口に流体を導くエゼクターと、
を有する再生器具を備える。
水を処理するイオン交換樹脂を含む容器には、例えば、水道水などの原水を容器に供給する配管が接続される。この配管の途中に再生器具の導入口と排出口を接続することで、導入口から排出口に向けて第1流路を流れる水の流れによりエゼクターに負圧が発生する。そのため、第2流路の他端にイオン交換樹脂を再生させる流体を準備すれば、その流体が吸引されてイオン交換樹脂を含む容器に導くことができ、容器内のイオン交換樹脂を再生させることが可能となる。したがって、本発明の再生用工具では、既存の配管などに再生器具を取り付けるだけでイオン交換樹脂を再生する機能を付加することができる。
本発明の実施態様では、
再生器具は、
第1流路と異なる経路で導入口と排出口を繋ぐ第3流路と、
第3流路に位置して第3流路を開閉する第1バルブと、
を有してもよい。
これによれば、第1バルブが開放されているならば、導入口から供給される水は、抵抗が少ない第3流路を流れる。そのため、イオン交換樹脂を再生する必要がない場合には、第3流路を通じて水を容器に導くことができる。
本発明の実施態様では、
再生器具は、第1再生器具であり、
容器に供給された流体が容器から流入する流入口と、
流入口から流入する流体を流出させる流出口と、
流入口と流出口を繋ぐ第4流路と、
を有する第2再生器具と、を備えてもよい。
水を処理するイオン交換樹脂を含む容器には、例えば、容器内で処理した水を容器の外に流出する配管が接続される。この配管に第2再生器具の流入口を接続することにより、容器内のイオン交換樹脂を再生した流体を流出口から流出できる。
本発明の実施態様では、
第2再生器具は、
流入口から第4流路に沿って第4流路の途中で第4流路から分岐する第5流路と、
第4流路又は第5流路に流路を切り替える第2バルブと、
流入口から第4流路及び第5流路に沿って第4流路及び第5流路の途中で第4流路及び第5流路から下方に分岐して延びる第6流路と、
第4流路及び第5流路から下方に分岐した第6流路に位置し、第6流路を開閉する第3バルブと、
を備えてもよい。
これによれば、第2再生器具の流路を3つの用途で使い分けることが可能となる。例えば、第2バルブにより第4流路が開放され、第3バルブが閉鎖されているならば、流入口から流入される流体(例えば、イオン交換樹脂を再生させた流体)を流出口から流出できる。また、第2バルブにより第5流路が開放され、第3バルブが閉鎖されているならば、流入口から流入される流体は第5流路に導かれる。そのため、例えば、第5流路をイオン交換樹脂により処理された水を取り出すための配管を接続する接続口として使用することが可能となる。一方、第3バルブが開放されているならば、流入口から流入される流体が第6流路に導かれる。そのため、例えば、第6流路をイオン交換樹脂により処理した水を検査するための排出口として、使用することが可能となる。
本発明の実施態様では、
導入口及び排出口は上下方向に開口して、かつ、隣接して位置し、
第1流路は、左右方向に延びる第1底部を有して略U字に形成され、
第2流路は、第1底部の下方から第1底部に接続してもよい。
これによれば、左右方向に延びる第1底部にエゼクターが位置する。エゼクターが上下方向に延びる流路に配置される場合には、例えば、流路内に水などが流通していない間に流路内のゴミがエゼクター上方の流路から落下してエゼクターにゴミが詰まり易くなる。しかし、エゼクターが左右方向に延びる流路に配置される場合には、エゼクターにゴミが詰まりにくくすることができる。
本発明の再生用工具の一例を示す模式斜視図。 図1の第1再生器具を示す模式正面図。 図2の第1再生器具のエゼクター部を説明する模式断面図(ただし、バルブ部分は正面図を示す)。 図1の第2再生器具を示す模式正面図。 図1の再生用工具の使用状態を示す説明図。 図1の第1再生器具の変形例1を示す模式正面図。 図1の第1再生器具の変形例2を示す模式正面図。 図1の第1再生器具の変形例3を示す模式正面図。 図1の第1再生器具の変形例4を示す模式正面図。
図1は本発明の一例の再生用工具1を示す。再生用工具1は、例えば、カートリッジ式の軟水器に取り付けられる工具である。軟水器は、水道水や原水等に含まれるカルシウムイオンやマグネシウムイオンといった陽イオンをイオン交換樹脂によりナトリウムイオンに置き換える装置である。イオン交換樹脂の表面にはナトリウムイオンが吸着されている。イオン交換樹脂に原水を通すと、原水中の硬度成分(カルシウムイオンやマグネシウムイオン)がイオン交換樹脂に吸着されるとともに、イオン交換樹脂からナトリウムイオンが原水に溶け出して原水が軟水となる。イオン交換樹脂に原水を何度も通すと、イオン交換樹脂に大量の硬度成分が吸着されてイオン交換樹脂は飽和する。その後は、原水中の硬度成分がイオン交換樹脂に吸着されず、イオン交換樹脂に通す原水を軟水にできない、いわゆる、硬度漏れが生じる。硬度漏れになった場合には、大量のナトリウムを含む流体(例えば食塩水)をイオン交換樹脂に通すと、イオン交換樹脂に吸着している硬度成分が脱着し、ナトリウムイオンがイオン交換樹脂に吸着する。すると、イオン交換樹脂は元の状態に再生され、再び原水を軟水に変えることが可能となる。再生用工具1は、イオン交換樹脂の再生装置を有しない軟水器などに対して再生機能を付加する工具である。再生用工具1は、イオン交換樹脂を再生させる食塩水などを導入する第1再生器具2と、イオン交換樹脂を再生させた流体などを流出させる第2再生器具3を備える。
軟水器などのイオン交換樹脂を含む容器には容器に水道水や原水などを供給する配管が接続される。第1再生器具2は、イオン交換樹脂を含む容器に原水を供給する配管の、例えば、途中に取り付けられる。第1再生器具2は、配管に接続して原水が供給される導入口4と、導入口4から供給される原水がイオン交換樹脂を含む容器に向かう排出口5と、導入口4と排出口5を繋ぐ2つの流路6、7と、流路7に接続する流路8を備える。図1及び図2では、二点鎖線により仮想的に流路6、7、8が図示されている。
導入口4は、配管に接続して水道水などの原水が供給される原水の入口である。導入口4は図1の上下方向に開口する。導入口4は、両端から異径の継手などをねじ込むことが可能な金属製のねじ込み継手(例えば、ブッシング)により構成される。ねじ込み継手は、中空円筒状の外面にねじ山を有する上部4aと、上部4aの下端に接続して内面にねじ溝(図示省略)を有するナット状の下部4bと、を備える。ねじ込み継手としては、例えば、ステンレス鋼製のブッシングが用いられる。
排出口5は、イオン交換樹脂を含む容器に繋がる配管に接続される。排出口5は、導入口4から供給される原水などが排出されて容器に向かう流体の出口である。排出口5は図1の上下方向に開口する。排出口5は、両端から異径の継手などをねじ込むことが可能な金属製のねじ込み継手(例えば、ブッシング)により構成される。ねじ込み継手は、中空円筒状の外面にねじ山を有する上部5aと、上部の下端に接続して内面にねじ溝(図示省略)を有するナット状の下部5bと、を備える。排出口5は、導入口4と同様の構成である。排出口5は、導入口4に隣接して位置し、図1の上下方向において導入口4と同一又は略同一の位置に配置される。
流路6は、導入口4と排出口5を繋ぐ流路である。図2に示すように流路6は、上記のねじ込み継手の他に、2つのT字管6a、6bと、T字管6aを導入口4に接続する継手6cと、T字管6bを排出口5に接続する継手6dと、T字管6aとT字管6bとの間を流れる流体の流れを調節するバルブ部6eと、により構成されている。継手6c、6dは、T字管6a、6b及びねじ込み継手の下部4b、5bの内部に位置する。そのため、継手6c、6dは、図2において二点鎖線で仮想的に示される。図1においては、継手6c、6dは図示省略してある。
T字管6aは、流体が2方向に分けて流動するようにT字形に形成された管である。T字管6aは、対向して位置する開口6a1、6a2と、開口6a1から開口6a2に向かう途中で垂直に曲がった先に位置する開口6a3と、を有する。開口6a1、6a2、6a3は、それぞれ同一の径である。T字管6aとしては、例えば、水道用の塩化ビニールパイプが用いられる。
T字管6bは、流体が2方向に分けて流動するようにT字形に形成された管である。T字管6bは、対向して位置する開口6b1、6b2と、開口6b1から開口6b2に向かう途中で垂直に曲がった先に位置する開口6b3と、を有する。開口6b1、6b2、6b3は、それぞれ同一の径である。T字管6bはT字管6aと同一の構成である。
継手6cは、管状部材である。継手6cは、ねじ込み継手の下部4bのナットに螺合するねじ山を有する一端部6c1と、T字管6aの開口6a1に挿入されてT字管6aの開口6a1に嵌り込む他端部6c2と、を備える。継手6cの一端部6c1は、ねじ込み継手の下部4bに螺合される。継手6cの他端部6c2は、T字管6aの開口6a1に挿入されてT字管6aに嵌り込む。継手6cにより、ねじ込み継手の下部4bとT字管6aが接合する。このように接合された状態で、導入口4とT字管6aが管状に連なって通じる。継手6cとしては、例えば、水道用の塩化ビニールパイプが用いられる。
継手6dは、管状部材である。継手6dは、ねじ込み継手の下部5bのナットに螺合するねじ山を有する一端部6d1と、T字管6bの開口6b1に挿入されてT字管6bの開口6b1に嵌り込む他端部6d2と、を備える。継手6dの一端部6d1は、ねじ込み継手の下部5bに螺合される。継手6dの他端部6d2は、T字管6bの開口6b1に挿入されてT字管6bに嵌り込む。継手6dにより、ねじ込み継手の下部5bとT字管6bが接合する。このように接合された状態で、排出口5とT字管6bが管状に連なって通じる。継手6dは継手6cと同一の構成である。
バルブ部6eは、2つのT字管6a、6bを接続するとともに、T字管6aとT字管6bとの間を流れる流体の流れを調節する。バルブ部6eは、T字管6aの開口6a3に挿入されてT字管6aに嵌り込む管状の一端部6e1と、T字管6bの開口6b3に挿入されてT字管6bに嵌り込む管状の他端部6e2と、一端部6e1と他端部6e2の間に位置して一端部6e1と他端部6e2に接続するバルブ6e3と、を有する。バルブ6e3は、T字管6aからT字管6bに向けて流れる流体の通路を開閉する弁(図示省略)を有するバルブ本体V1と、バルブ本体V1の弁の開閉を手動で操作するための操作レバーV2と、を有する。バルブ6e3としては、例えば、ボールバルブが用いられる。バルブ部6eの一端部6e1は、T字管6aの開口6a3に挿入されてT字管6aに嵌り込む。バルブ部6eの他端部6e2は、T字管6bの開口6b3に挿入されてT字管6bに嵌り込む。バルブ部6eの一端部6e1と他端部6e2により、バルブ6eとT字管6a、6bが接合する。このように接合された状態で、T字管6aとT字管6bがバルブ6e3を間に挟んで管状に連なって通じる。
ねじ込み継手の上部4a、5a及び下部4b、5b、T字管6a、6bの一部、継手6c、6d並びにバルブ部6eにより流路6が構成されている。流路6は、導入口4から排出口5に向かって略U字状に形成される。T字管6a、6bの一部とバルブ部6eが、略U字の流路6の底部B1として、図2の左右方向に延びるように形成されている。
流路7は、流路6と同様に導入口4と排出口5を繋ぐ流路である。ただし、流路7は、流路6とは異なる経路で導入口4と排出口5を繋ぐ流路である。流路7は、導入口4及び排出口5を構成するねじ込み継手の他に、T字管6a、6bと、継手6c、6dと、2つのエルボー管7a、7bと、エルボー管7aとT字管6aを接続する接続管7cと、エルボー管7bとT字管6bを接続する接続管7dと、エルボー管7a、7bの間に位置するエゼクター部7eと、により構成されている。接続管7c、7dは、T字管6a、6b及びエルボー管7a、7bの内部に位置する。そのため、接続管7c、7dは、図2において二点鎖線で仮想的に示される。図1においては、接続管7c、7dは図示省略してある。
エルボー管7aは、流体の流動方向を垂直に変えるようにL字形に形成された管である。エルボー管7aは、両端に開口7a1、7a2を有する。開口7a1、7a2は、同一の径である。エルボー管7aとしては、例えば、水道用の塩化ビニールパイプが用いられる。
エルボー管7bは、流体の流動方向を垂直に変えるようにL字形に形成された管である。エルボー管7bは、両端に開口7b1、7b2を有する。開口7b1、7b2は、同一の径である。エルボー管7bはエルボー管7aと同一の構成である。
接続管7cは、管状部材である。接続管7cは、T字管6aの開口6a2に挿入されてT字管6aに嵌り込む一端部7c1と、エルボー管7aの開口7a1に挿入されてエルボー管7aに嵌り込む他端部7c2と、を有する。接続管7cとしては、例えば、水道用の塩化ビニールパイプが用いられる。接続管7cの一端部7c1は、T字管6aの開口6a2に挿入されてT字管6aに嵌り込む。接続管7cの他端部7c2は、エルボー管7aの開口7a1に挿入されてエルボー管7aに嵌り込む。接続管7cにより、T字管6aとエルボー管7aが接合する。このように接合された状態で、T字管6aとエルボー管7aが管状に連なって通じる。また、このように接合された状態で、接続管7cは、T字管6a及びエルボー管7aの内部に位置する。
接続管7dは、管状部材である。接続管7dは、T字管6bの開口6b2に挿入されてT字管6bに嵌り込む一端部7d1と、エルボー管7bの開口7b1に挿入されてエルボー管7bに嵌り込む他端部7d2と、を有する。接続管7dの一端部7d1は、T字管6bの開口6b2に挿入されてT字管6bに嵌り込む。接続管7dの他端部7d2は、エルボー管7bの開口7b1に挿入されてエルボー管7bに嵌り込む。接続管7dにより、T字管6bとエルボー管7bが接合する。このように接合された状態で、T字管6bとエルボー管7bが管状に連なって通じる。また、このように接合された状態で、接続管7dは、T字管6b及びエルボー管7bの内部に位置する。接続管7dは接続管7cと同一の構成である。
エゼクター部7eは、エルボー管7aの開口7a2に挿入されてエルボー管7aに嵌り込む管状の一端部7e1と、エルボー管7bの開口7b2に挿入されてエルボー管7bに嵌り込む管状の他端部7e2と、を有する管状部材を備える。また、エゼクター部7eは、管状部材の内部に、一端部7e1と他端部7e2の間に位置して一端部7e1と他端部7e2に接続するエゼクター7e3を有する。図3に示すようにエゼクター7e3は、導入された原水などの流体を噴出するノズルN1と、ノズルN1に対向して位置してノズルN1から噴出された流体を受け入れるディフューザーN2と、ノズルN1から噴出されてディフューザーN2に向かう流体の流れにより生じた負圧により外部から流体を吸引する吸引口N3と、を有する。
図2に戻って、ねじ込み継手の上部4a、5a及び下部4b、5b、T字管6a、6bの一部、継手6c、6d、エルボー管7a、7b、接続管7c、7d、エゼクター部7eにより流路7が構成されている。流路7は、導入口4からエルボー管7a、7bを経由して排出口5に向かって略U字状に形成される。エルボー管7a、7bの一部とエゼクター部7eが、略U字の流路7の底部B2として、図2の左右方向に延びるように形成されるとともに、流路6の底部B1の下方に位置する。なお、流路7と流路6は、一部重複している。
流路8は、流路7に接続する流路である。流路8は、バルブ9により構成されている。バルブ9は、エゼクター部7eの吸引口N3(図3)に嵌り込む嵌合部9aと、エゼクター部7eにより吸引される流体の通路を開閉する弁(図示省略)を有するバルブ本体9bと、バルブ本体9bの弁の開閉を手動で操作するための操作レバー9cと、イオン交換樹脂を再生させる食塩水などを吸引させる配管を取付可能な接続部9dと、を有する。図3に示すように流路8と流路7が合流する位置(合流部)にエゼクター7e3が位置する。バルブ9としては、例えば、ボールバルブが用いられる。
以上の構成を有する第1再生器具2によりイオン交換樹脂を再生させる食塩水が軟水器に導入される。次にイオン交換樹脂を再生させた流体などを排出する第2再生器具3(図4参照)を説明する。軟水器などのイオン交換樹脂を含む容器には水道水や原水などを軟水にしたものを採取する配管が接続される。第2再生器具3は、イオン交換樹脂を含む容器から軟水を取り出すための配管の、例えば、途中に取り付けられる。第2再生器具3は、配管に接続して軟水などの流体が流入する流入口10(図4の左上)と、流入口10から流入する流体を流出させる流出口11(図4の右下)と、流入口10と流出口11と繋ぐ流路12と、流路12から分岐する流路13、14と、を備える。
流入口10は、配管に接続してイオン交換樹脂を再生し終えた流体又はイオン交換樹脂により原水が処理されて軟水となった流体が流入する入口である。流入口10は図4の上下方向に開口する。流入口10は、両端から異径の継手などをねじ込むことが可能な金属製のねじ込み継手(例えば、ブッシング)により構成される。ねじ込み継手は、中空円筒状の外面にねじ山を有する上部10aと、上部10aの下端に接続して内面にねじ溝(図示省略)を有するナット状の下部10bと、を備える。ねじ込み継手としては、例えば、ステンレス鋼製のブッシングが用いられる。
流出口11は、流入口10から流入する流体などが流出する出口である。流出口11は、図4の上下方向に開口する。流出口11は、流路12の出口である排出口として構成される。
流路12は、流入口10と流出口11を繋ぐ流路である。流路12は、流入口10を構成するねじ込み継手の上部10a及び下部10bと、T字管12aの一部と、継手12bと、三方バルブ12cの一部と、排出管12dと、継手12e、12fと、により構成される。継手12bは、T字管12a及びねじ込み継手の下部10bの内部に位置する。同様に継手12eは、三方バルブ12c及び排出管12dの内部に位置し、継手12fは、T字管12a及び三方バルブ12cの内部に位置する。そのため、継手12b、12e、12fは、図4において二点鎖線で仮想的に示される。なお、図1においては、継手12b、12e、12fは図示省略してある。
T字管12aは、流体が2方向に分けて流動するようにT字形に形成された管である。T字管12aは、対向して位置する開口12a1、12a2と、開口12a1から開口12a2に向かう途中で垂直に曲がった先に位置する開口12a3と、を有する。開口12a1、12a2、12a3は、それぞれ同一の径である。T字管12aとしては、例えば、水道用の塩化ビニールパイプが用いられる。
継手12bは、管状部材である。継手12bは、流入口10を構成するねじ込み継手の下部10bに螺合するねじ山を有する一端部12b1と、T字管12aの開口12a1に挿入されてT字管12aに嵌り込む他端部12b2と、を備える。継手12bとしては、例えば、水道用の塩化ビニールパイプが用いられる。継手12bの一端部12b1は、ねじ込み継手の下部10bに螺合される。継手12bの他端部12b2は、T字管12aの開口12a1に挿入されてT字管12aに嵌り込む。継手12bにより、ねじ込み継手の下部10bとT字管12aが接合する。このように接合された状態で、流入口10とT字管12aが管状に連なって通じる。
三方バルブ12cは、流体が2方向に分けて流動するようにT字形に形成された金属製の本体部12c1と、対向して位置する開口部12c2、12c3と、開口部12c2から開口部12c3に向かう途中で垂直に曲がった先に位置する開口部12c4と、を有する。また、三方バルブ12cは、開口部12c4から開口部12c2に通じる第1流路F1又は開口部12c4から開口部12c3に通じる第2流路F2に切り替える弁(図示省略)と、第1流路F1又は第2流路F2に流路を切り替えるために弁を手動で操作するための操作レバー12c5と、を有する。開口部12c2、12c3、12c4の内側には、ねじ溝(図示省略)が形成されている。
排出管12dは、流入口10から流入された流体(イオン交換樹脂を再生させた食塩水など)を排出するための管である。排出管12dは図4の上下方向に延びる管状部材である。排出管12dの一端の内側にねじ溝(図示省略)が形成され、排出管12dの他端が流出口11を構成する排出口として形成されている。
継手12eは、管状部材である。継手12eは、三方バルブ12cの開口部12c3のねじ溝に螺合するねじ山が(図示省略)形成される一端部12e1と、排出管12dの内側のねじ溝に螺合するねじ山(図示省略)を有する他端部12e2と、を備える。継手12eの一端部12e1は、三方バルブ12cの開口部12c3に螺合される。継手12eの他端部12e2は、排出管12dの一端の内側に形成されるねじ溝に螺合される。継手12eにより、三方バルブ12cと排出管12dが接合する。このように接合された状態で、三方バルブ12cと排出管12dが管状に連なって通じる。なお、継手12eとしては、例えば、水道用の塩化ビニールパイプが用いられる。
継手12fは、管状部材である。継手12fは、T字管12aの開口12a3に挿入されてT字管12aに嵌り込む一端部12f1と、三方バルブ12cの開口部12c4のねじ溝に螺合するねじ山(図示省略)を有する他端部12f2と、を備える。継手12fの一端部12f1は、T字管12aの開口12a3に嵌り込む。継手12fの他端部12f2は、三方バルブ12cの開口部12c4に螺合される。継手12fにより、T字管12aと三方バルブ12cが接合する。このように接合された状態で、T字管12aと三方バルブ12cが管状に連なって通じる。なお、継手12fとしては、例えば、水道用の塩化ビニールパイプが用いられる。
ねじ込み継手の上部10a及び下部10b、T字管12aの一部、継手12b、三方バルブ12cの一部、排出管12d並びに継手12e、12fにより流路12が構成されている。流路12は、図4に示すように流入口10から流入口10の下方(図示右下)に位置する流出口11に向けて上方から下方に向けて段状(略Z状)に形成される。
流路13は、流路12に沿って流路12の途中で流路12から分岐する流路である。流路13は、ねじ込み継手の上部10a及び下部10b、T字管12aの一部、継手12b、三方バルブ12cの一部、採水用の接続口13a及び継手13bと、により構成される。継手13bは、三方バルブ12c及び接続口13aの内部に位置する。そのため、継手13bは、図4において二点鎖線で仮想的に示される。なお、図1においては、継手13bは図示省略してある。
接続口13aは、第2再生器具3が取り付けられた軟水器により軟水となった水を採取するための配管に接続する部位である。例えば、食洗器などの厨房設備に軟水を導く配管などに接続される。接続口13aは、両端から異径の継手などをねじ込むことが可能な金属製のねじ込み継手(例えば、ブッシング)により構成される。ねじ込み継手は、中空円筒状の外面にねじ山を有する上部13a1と、上部13a1の下端に接続して内面にねじ溝(図示省略)を有するナット状の下部13a2と、を備える。ねじ込み継手としては、例えば、ステンレス鋼製のブッシングが用いられる。
継手13bは、管状部材である。継手13bは、接続口13aを構成するねじ込み継手の下部13a2に螺合するねじ山(図示省略)を有する一端部13b1と、三方バルブ12cの開口部12c2のねじ溝に螺合するねじ山(図示省略)を有する他端部13b2と、を備える。継手13bの一端部13b1は、ねじ込み継手の下部13a2に螺合される。継手13bの他端部13b2は、三方バルブ12cの開口部12c2に螺合される。継手13bにより、三方バルブ12cと接続口13aが接合する。このように接合された状態で、三方バルブ12cと接続口13aが管状に連なって通じる。なお、継手13bとしては、例えば、水道用の塩化ビニールパイプが用いられる。
ねじ込み継手の上部10a及び下部10b、T字管12aの一部、継手12b、三方バルブ12cの一部、接続口13a並びに継手13bと、により流路13が構成されている。流路13は、図4に示すように略U字状に形成される。なお、流路13と流路12は、一部重複している。
流路14は、流入口10から流路12及び流路13に沿って流路12及び流路13の途中で流路12及び流路13から下方に分岐して延びる流路である。流路14は、ねじ込み継手の上部10a及び下部10b、T字管12aの一部、バルブ14aにより構成される。
バルブ14aは、第2再生器具3が取り付けられた軟水器により原水が軟水になっているかを検査するための検水バルブである。バルブ14aは、流路12及び流路13から下方に分岐した流路14に位置する。バルブ14aは、検水の取り出し口となる排出口14a1と、T字管12aの開口12a2に嵌り込む管状の嵌合部14a2と、排出口14a1に向けて流れる流体の通路を開閉する弁(図示省略)を有するバルブ本体14a3と、バルブ本体14a3の弁の開閉を手動で操作するための操作レバー14a4と、を有する。バルブ14aの嵌合部14a2は、T字管12aの開口12a2に挿入されて、T字管12aに嵌り込む。嵌合部14a2により、バルブ14aとT字管12aとが接合する。このように接合された状態で、バルブ14aとT字管12aが管状に連なって通じる。なお、バルブ14aとしては、例えば、ボールバルブが用いられる。
ねじ込み継手の上部10a及び下部10b、T字管12aの一部、バルブ14aにより流路14が構成されている。流路14は、流入口10から流入口10の下方に位置する排出口14a1に向けて上下方向に延びるI字状に形成される。なお、流路14と流路12は、一部重複している。
以上の構成を有する第2再生器具3によりイオン交換樹脂を再生させた流体が排出されたり、軟水が必要な設備に供給されたりする。図1に示す第1再生器具2と第2再生器具3を有する再生用工具1は、イオン交換樹脂を再生する機能が備わっていない軟水器に取り付けられる。
図5は、再生用工具1が軟水器15に取り付けられた様子を示す説明図(標準的な配管設置図)である。図5では、第1再生器具2が軟水器15(イオン交換樹脂を収容した容器15a)に水道水を供給する供給管16の途中に取り付けられ、第2再生器具3が軟水器15から軟水を排出するための排出管17の途中に取り付けられる。第1再生器具2の導入口4は、水道水が供給される止水バルブWS側の供給管16に形成される継手(図示省略)に螺合されて装着される。また、排出口5は、軟水器15側の供給管16に形成される継手(図示省略)に螺合されて装着される。同様に第2再生器具3の流入口10は、軟水器15側の排出管17に形成される継手(図示省略)に螺合される。また、接続口13aは、厨房設備K側の排出管17に形成される継手(図示省略)に螺合されて装着される。図5では、第1再生器具2のバルブ6e3の弁が開放され(操作レバーV2が開放位置に位置し)、第1再生器具2のバルブ本体9bの弁が閉鎖されている(操作レバー9cが閉鎖位置に位置する)。また、第2再生器具3の三方バルブ12cは厨房設備K側に流路を開き、バルブ14aの弁が閉鎖されている(操作レバー14a4が閉鎖位置に位置する)。
図5に示す軟水器15により軟水を採水する場合には、止水バルブWSを開いて導入口4に水道水を供給する。すると、水道水が導入口4から流路6を経由して排出口5に供給される。バルブ6e3が開放されているため、導入口4から供給される水道水は、抵抗が少ない流路6を流れる。そして、水道水はイオン交換樹脂が収容された容器15aに導かれ、水道水の硬度成分がイオン交換樹脂に吸着される一方で、イオン交換樹脂からナトリウムが溶け出して軟水となる。軟水は、容器15aから排出管17を通じて第2再生器具3に導かれる。第2再生器具3の流入口10に流入した軟水は、流路13を経由して厨房設備Kなど必要な設備に供給される。次に、軟水器15に装着された再生用工具1によりイオン交換樹脂を再生する一連の手順を説明する。イオン交換樹脂を再生する食塩水Sを軟水器15に導入するため、食塩水S(例えば、3〜5Lの水に対して塩300gを溶かしたもの)を収容した容器Cを用意し、食塩水Sを吸引する吸引管18を第1再生器具2の接続部9dに装着する。次に第1再生器具2及び第2再生器具3のバルブ6e3、9、12c、14aを操作する。先ずバルブ6e3の操作レバーV2を操作して流路6を閉鎖する。次に、三方バルブ12cの操作レバー12c5を操作し、流路13から流路12に切り替える。その後、バルブ9の操作レバー9cを操作して流路8を開放する。以上の操作後、食塩水Sを貯めた容器Cに吸引管18の一端を入れて、止水バルブWSをひねり導入口4に水を供給する。すると、水が導入口4から流路7を経由して排出口5に供給される。流路7を水が流通する際にエゼクター7e3(図3参照)により負圧が発生する。すると、図5に示す食塩水Sが吸引管18を通じて流路8から引き込まれて排出口5に吸引される。そして、吸引された食塩水Sはイオン交換樹脂が収容された容器15aに導かれ、イオン交換樹脂が食塩水Sにより再生される。食塩水Sの吸引を開始してから、例えば、3〜5分ほど経過すると、用意した所定量の食塩水Sが全て吸引される。その後、第1再生器具2を操作する。先ず、操作レバー9cによりバルブ9を閉鎖し、吸引管18を接続部9dから取り外す。次に操作レバーV2によりバルブ6e3を開放する。すると、水道水が容器15aに供給され、イオン交換樹脂を再生した食塩水Sなどの流体は、容器15aから排出管17を通じて第2再生器具3に導かれる。第2再生器具3の流入口10に流入した流体は、流路12を経て流出口11から排出される。バルブ6e3を開放してから約30〜60秒経過すると、容器15a中の食塩水Sが全て排出される。こうして、食塩水Sの排出を終えると、三方バルブ12cの操作レバー12c5を操作し、流路12から流路13に切り替えるとともに、操作レバー14a4によりバルブ14aを開放する。すると、排出口14a1から軟水器15を経由した水が排出され、硬度指示薬を用いて排出された水が軟水となっているか確認する。軟水となったことを確認した後は、操作レバー14a4によりバルブ14aを閉鎖することにより、軟水が厨房設備Kなど必要な設備に供給される。
上記のイオン交換樹脂を再生する手順では、バルブ6e3を最初に操作する例を示したが、各バルブを操作する順番は、上記に限定されず、他のバルブから操作してもよい。
以上のように再生用工具1は、既存の軟水器15の供給管16に第1再生器具2、排出管17に第2再生器具3を取り付けることで、軟水器15に再生機能を付加できる。また、バルブ6e3が開放されているならば、導入口4から供給される水は、抵抗が少ない流路6を流れる。そのため、第1再生器具2を取り付けた場合でも流路6を通じて水道水を容器15aに導くことができる。容器15aに収容されたイオン交換樹脂を再生する必要がない場合は、容器15aに水道水を供給することで、水道水を軟水にできる。第1再生器具2は、図2に示すように略U字の流路7における左右方向に延びる底部B2にエゼクター部7eが位置する。仮にエゼクター部7eが上下方向に延びる流路に配置される場合には、例えば、流路内に水などが流通していない間に流路内のゴミがエゼクター上方の流路から落下してエゼクターにゴミが詰まり易くなる。しかし、エゼクター部7eが左右方向に延びる流路に配置されるため、エゼクター部7eにゴミが詰まりにくくできる。また、図5に示す供給管16に接続する導入口4及び排出口5は、金属製のねじ込み継手で構成される。そのため、水道圧が加えられた状態でも導入口4及び排出口5は供給管16と強固に固定することができる。また、図2に示すように管状部材の継手6c、6dによりT字管6a、6bと導入口4及び排出口5を構成するねじ込み継手が接合されるため、ねじ込み継手とT字管6a、6bの連通状態を維持したまま両者を強固に接合できる。T字管6aとエルボー管7a、T字管6bとエルボー管7bについても接続管7c、7dにより両者の連通状態を維持したまま、両者を強固に接合できる。同様に、T字管6a、6bとバルブ部6eについても、バルブ部6eの管状の一端部6e1がT字管6aに嵌り込み、バルブ部6eの管状の他端部6e2がT字管6bに嵌り込むことで、両者の連通状態を維持したまま、両者を強固に接合できる。エゼクター部7eとエルボー管7a、7bについても同様である。
図5に戻って、第2再生器具3においては、三方バルブ12cが流路12、F2に流路を開き、バルブ14aが閉鎖されているならば、流入口10から流入される流体(イオン交換樹脂を再生させた流体)を流出口11から排出できる。また、三方バルブ12cが流路13、F1に流路を開き、バルブ14aが閉鎖されているならば、厨房設備Kに軟水を導くこともできる。一方、バルブ14aを開放することで、流入口10から流入される流体は流路14に導かれる。そのため、排出口14a1から水を排出でき、硬度指示薬を用いて排出された水が軟水となっているか確認できる。よって、第2再生器具3の流路12、13、14を3つの用途で使い分けることが可能となる。図5に示す排出管17に接続する流入口10及び接続口13aは、金属製のねじ込み継手で構成される。そのため、水圧が加えられた状態でも流入口10及び接続口13aは排出管17と強固に固定することができる。また、図4に示すように管状部材の継手12bによりT字管12aと流入口10を構成するねじ込み継手が接合されるため、ねじ込み継手とT字管12aの連通状態を維持したまま両者を強固に接合できる。T字管12aと三方バルブ12c、T字管12aとバルブ14a、三方バルブ12cと接続口13aを構成するねじ込み継手、三方バルブ12cと排出管12dについても同様である。
上記で説明した再生用工具1は、1つの実施形態に過ぎず、様々な変形が可能である。例えば、第1再生器具2においては、図2に示すように導入口4と排出口5の位置関係は、導入口4と排出口5が隣接する位置に限定されない。図6に示すように導入口4と排出口5が対向して位置し、流路7が直線状、流路6が略C字状としてもよい。図7に示すように上下方向に開口を有する導入口4の対角線上に上下方向に開口を有する排出口5が位置し、導入口4と排出口5を繋ぐ流路6、7を略Z状とした第1再生器具2としてもよい。図8に示すように左右方向に開口を有する導入口4の対角線上に上下方向に開口を有する排出口5を位置し、階段状の流路6と略L字状の流路7とした第1再生器具2としてもよい。図9に示すように左右方向に開口を有する導入口4の対角線上に上下方向に開口を有する排出口5を位置し、略C字状の流路7とL字状の流路6とした第1再生器具2としてもよい。また、図6〜9では、流路8は、流路6及び流路7に直行する方向(紙面に対して垂直方向)に突出するように位置する。そのため、第1再生器具2が立体的になる。図2では、流路6、7と略同一平面状に流路8が位置するため、第1再生器具2が全体として平面状になる。よって、第1再生器具2に取り付けられる配管等がまとまり易くなる。図6〜9に示す第1再生器具2の外形は、T字管TTとL字管TLを上記の各種の継手により組み合わせた形状である。そのため、厨房設備などに配置された軟水器の配置に応じて適切な第1再生器具2を選択して利用することができる。即ち、第1再生器具2を設置時における供給管16(図5参照)の配管方向や第1再生器具2の設置スペースなどの設置環境に応じて最適な形状を選択することが可能となる。また、図6〜9に示す第1再生器具2は、L字管LTとT字管TTとの組み合わせであるため、容易に製造できる。なお、図1、図6〜9に示す第1再生器具2では、導入口4と排出口5を逆にして水が流れる方向を逆方向にしてもよい。これにより第1再生器具2に接続することができる配管のバリエーションを増やすことができる。
以上、本発明の実施の態様を説明したが、本発明はその具体的な記載に限定されることなく、例示した構成等を技術的に矛盾のない範囲で適宜組み合わせて実施することも可能であるし、またある要素、処理を周知の形態に置き換えて実施することもできる。
上記の説明においては、再生機能を有さない軟水器に再生用工具1を装着する例を説明した。軟水器以外にも浄軟水器、カートリッジ式の軟水器及び浄軟水器に適用しても良い。また、カートリッジ式の浄軟水器からカートリッジを取り出して内部にイオン交換樹脂を充填した浄軟水器の容器に再生用工具1を適用してもよい。カートリッジに代えてイオン交換樹脂を充填した容器に再生用工具1を取り付ける場合は、安価な食塩水によりイオン交換樹脂を再生でき、ランニングコストを下げることができる。
1 再生用工具 2 第1再生器具
3 第2再生器具 4 導入口
5 排出口 6 流路(第3流路)
6e3 バルブ(第1バルブ) 7 流路(第1流路)
7e3 エゼクター 8 流路(第2流路)
9 バルブ 10 流入口
11 流出口 12 流路(第4流路)
12c 三方バルブ(第2バルブ) 13 流路(第5流路)
14 流路(第6流路) 14a バルブ(第3バルブ)
15 軟水器 15a 容器
S 食塩水(イオン交換樹脂を再生させる流体)
B1 底部 B2 底部

Claims (5)

  1. 水を処理するイオン交換樹脂を含む容器に前記イオン交換樹脂を再生させる流体を導入させて前記イオン交換樹脂を再生する機能を付加する再生用工具であって、
    供給される前記水が導入される導入口と、
    前記導入口から供給される前記水が排出されて前記容器に向かう排出口と、
    前記導入口と前記排出口を繋ぐ第1流路と、
    一端と他端を有して前記一端が前記第1流路に接続する第2流路と、
    前記第1流路と前記第2流路の合流部に位置して、前記導入口から前記排出口に向けて前記第1流路を流れる前記水の流れにより前記第2流路の前記他端から前記流体を吸引して前記排出口に前記流体を導くエゼクターと、
    を有する再生器具を備える再生用工具。
  2. 前記再生器具は、
    前記第1流路と異なる経路で前記導入口と前記排出口を繋ぐ第3流路と、
    前記第3流路に位置して前記第3流路を開閉する第1バルブと、
    を有する、請求項1に記載の再生用工具。
  3. 前記再生器具は、第1再生器具であり、
    前記容器に供給された前記流体が前記容器から流入する流入口と、
    前記流入口から流入する前記流体を流出させる流出口と、
    前記流入口と前記流出口を繋ぐ第4流路と、
    を有する第2再生器具と、を備える、請求項2に記載の再生用工具。
  4. 前記第2再生器具は、
    前記流入口から前記第4流路に沿って前記第4流路の途中で前記第4流路から分岐する第5流路と、
    前記第4流路又は前記第5流路に流路を切り替える第2バルブと、
    前記流入口から前記第4流路及び前記第5流路に沿って前記第4流路及び前記第5流路の途中で前記第4流路及び前記第5流路から下方に分岐して延びる第6流路と、
    前記第4流路及び前記第5流路から下方に分岐した前記第6流路に位置し、前記第6流路を開閉する第3バルブと、
    を備える、請求項3に記載の再生用工具。
  5. 前記導入口及び前記排出口は上下方向に開口して、かつ、隣接して位置し、
    前記第1流路は、左右方向に延びる第1底部を有して略U字に形成され、
    前記第2流路は、前記第1底部の下方から前記第1底部に接続する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の再生用工具。
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