JP2019130176A - 遊技機 - Google Patents

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正明 岸
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裕 赤木
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学 村上
尚則 河内
Hisanori Kawachi
尚則 河内
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Abstract

【課題】本発明は、扉を取り替えずに遊技盤を取り替えることによって遊技盤を見なくても機種が変更されたことを認識させ易くすることができる遊技機を提供することを目的とする。【解決手段】遊技機100は、外枠102に開閉自在に取り付けられた中枠104と、中枠104に上側ヒンジ機構104aおよび下側ヒンジ機構104bによって開閉自在に取り付けられた前枠106と、前枠106が開状態の場合に中枠104に取り付け可能であり、かつ中枠104に取り付けられて前枠106が閉状態の場合に遊技が実行可能な状態となる遊技盤108と、遊技盤108に取り付けられて機種部材41を有する機種対応ユニット4とを備え、中枠104は、外枠102が開状態の場合に遊技盤108を取り付け可能に構成されており、機種対応ユニット4の少なくとも一部は、閉状態の前枠106よりも前方に位置している。【選択図】図1

Description

本発明は、弾球遊技機(パチンコ機)に代表される遊技機に関する。
従来の遊技機は、扉と遊技盤とを備えている(例えば特許文献1から3)。
特開2009−28351号公報 特開2004−344271号公報 特開2013−192839号公報
従来の遊技機は、遊技機の機種に対応する意匠が扉および遊技盤の両方に施されている。このため、従来の遊技機は、遊技機の機種を変更するために、扉および遊技盤の両方を変更しなければならないという問題を有している。
本発明の目的は、扉を取り替えずに遊技盤を取り替えることによって遊技盤を見なくても機種が変更されたことを認識させ易くすることができる遊技機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様による遊技機は、外枠に開閉自在に取り付けられた中枠と、前記中枠にヒンジ機構によって開閉自在に取り付けられた前枠と、前記前枠が開状態の場合に前記中枠に取り付け可能であり、かつ前記前枠が閉状態の場合に遊技が実行可能な状態となる遊技盤と、前記遊技盤に取り付けられて機種に対応する部材を有する機種対応ユニットとを備え、前記機種対応ユニットの少なくとも一部は、閉状態の前記前枠よりも前方に位置していることを備えることを特徴とする。
前記遊技盤は、第一部材と、前記第一部材の背面と一部が対向して配置される第二部材とを有し、前記第二部材が第一部材に覆われない部分には、前記機種対応ユニットを取り付ける取付部が設けられていてもよい。
本発明の一態様によれば、扉を取り替えずに遊技盤を取り替えることによって遊技盤を見なくても機種が変更されたこと認識させ易くすることができる。
扉が開放され、かつ遊技盤108が設置された状態の遊技機100の斜視図である。 扉が開放され、かつ遊技盤108が取り外された状態の遊技機100の分解斜視図である。 遊技機100の外観斜視図である。 機種対応ユニット4を取り付けた状態の遊技盤108の正面図である。 機種対応ユニット4を取り外した状態の遊技盤108の正面図である。 機種対応ユニット4を取り付けた状態の遊技盤108の斜視図である。 機種対応ユニット4を取り外した状態の遊技盤108の斜視図である。 機種対応ユニット5を取り付けた状態の遊技盤108の斜視図である。 遊技機100の効果を説明する図である。 遊技の進行を制御する制御手段の内部構成を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
本発明の一実施形態による遊技機について図1から図10を用いて説明する。図1、図2および図6から図9では、理解を容易にするため、遊技盤108に設けられた表セット部材81および裏セット部材83の一部の構成要素の図示が省略されている。また、図1、図2および図9では、理解を容易にするため、前枠106に設けられた皿付扉106aおよび機種対応パネル240の図示が省略されている。
図1および図2は、本実施形態の遊技機100の斜視図であり、扉が開放された状態を示している。図1は、遊技盤108が中枠104に取り付けられた状態を示し、図2は、遊技盤108が中枠104から取り外された状態を示している。図1および図2に示すように、遊技機100は、略矩形状に組まれた四辺によって囲繞空間が形成される外枠102と、外枠102に開閉自在に取り付けられた中枠104と、中枠104に上側ヒンジ機構104a(図1では不図示)および下側ヒンジ機構104bによって開閉自在に取り付けられた前枠106(すなわち扉)とを備えている。中枠104は、例えば上側ヒンジ機構102aおよび下側ヒンジ機構(不図示)によって外枠102に開閉自在に取り付けられている。また、遊技機100は、前枠106が開けられた状態(開状態)の場合に中枠104に取り付け可能であり、かつ前枠106が閉じた状態(閉状態)の場合に遊技が実行可能な状態となる遊技盤108を備えている。ここで、遊技が実行可能な状態には、前枠106が閉状態となることによって遊技球が転動可能な遊技空間である遊技領域116(詳細は後述)が形成され構造的に遊技を実行することができる状態と、遊技領域116を流下した遊技球が第1始動口120(詳細は後述)などに入球したことに基づく賞球の払い出しや大役抽選(詳細は後述)などの制御的に遊技を実行することができる状態とが含まれる。
図2に示すように、中枠104は、外枠102と同様に、略矩形状に組まれた四辺によって形成された囲繞空間104cを有している。中枠104は、囲繞空間104cに遊技盤108を保持するようになっている。また、前枠106には、ガラス製または樹脂製の透過板110が保持されている。そして、中枠104および前枠106を外枠102に対して閉じると、遊技盤108と透過板110とが所定の間隔を維持して略平行に対面するとともに、遊技機100の正面側から、透過板110を介して遊技盤108が視認可能となる。
図1および図2に示すように、遊技機100は、遊技盤108に取り付けられて機種部材(機種に対応する部材の一例)41を有する機種対応ユニット4を備えている。機種対応ユニット4の少なくとも一部は、閉状態の前枠106よりも前方に位置している。ここで、機種対応ユニットの少なくとも一部には、機種対応ユニット全体の中で、他の機種の遊技機と識別できる部分の少なくとも一部が含まれる。他の機種の遊技機と識別できる部分には例えば、機種に対応する部材、機種対応ユニットの少なくとも一部の形態または色、および機種対応ユニットの少なくとも一部に表された文字または記号などが含まれる。
機種対応ユニット4は、前枠106が閉状態において前枠106が露出する外部に露出した状態で遊技盤108に取り付けられている。ここで、「外部」は、遊技機100を遊技する遊技者が存在する外部空間に相当する。つまり、遊技機100の前側の空間に相当する。機種対応ユニット4は、遊技者が存在する外部空間に露出しているため、遊技中に遊技者が触ることも可能な状態で遊技盤108に取り付けられている。
本実施形態では、機種対応ユニット4は、前枠106の上方に設けられており、遊技者側に突出して設けられている。機種部材41は、機種対応ユニット4の正面側、すなわち遊技者に対向する側に設けられている。機種対応ユニット4の少なくとも一部である機種部材41および機種部材41が設けられた前面側は、少なくとも前枠106よりも前方に位置している。本実施形態における機種部材41は、例えば遊技機100の遊技の進行に応じて実行される演出に用いられるキャラクタや当該キャラクタが登場する作品などに関連したり連想できたりする模様や色の装飾が施された態様を有している。遊技機100の機種を特定可能な態様は、例えば遊技機100の遊技の進行に応じて実行される演出に用いられるキャラクタや当該キャラクタが登場する作品などの名称の装飾が施された態様であってもよい。このように、機種部材41は、遊技機100の機種を特定可能な態様を有している。これにより、遊技機100は、機種部材41および機種対応ユニット4を通して自機の機種を遊技者に印象付けるとともに、他機種との差別化を図ることができる。
また、機種対応ユニット4は、内部に発光ダイオードなどの光源が実装された回路基板を有し、機種部材41および機種対応ユニット4の全体の少なくとも一方を発光可能に構成されていてもよい。この場合、遊技機100は、遊技の進行に応じて実行される演出に対応させて機種対応ユニット4の全体や機種部材41を発光するようになっていてもよい。これにより、遊技機100は、透過板110を通して視認可能な演出表示部200a(図1および図2では不図示)で実行される表示演出を盛り上げることができる。その結果、遊技機100は、遊技者の遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
また、遊技機100は、客待ち状態において機種対応ユニット4の全体や機種部材41を発光するようになっていてもよい。これにより、遊技機100は、遊技店の島設備に設置された複数の遊技機のうちのいずれを遊技するかを検討している遊技者に対して自機の存在をアピールすることができる。その結果、遊技機100の稼働率の向上を図ることができる。
機種対応ユニット4は、正面側だけでなく、上面、底面および上側ヒンジ機構104a側でない側面の少なくとも1つに機種部材を有していてもよい。また、機種対応ユニット4は、正面側ではなく、上面、底面および上側ヒンジ機構104a側でない側面の少なくとも1つに機種部材を有していてもよい。
ところで、従来の遊技機では、機種対応ユニットに相当するユニットは、前枠(扉)に取り付けられている。このため、遊技機の機種を変更するためには、前枠および遊技盤を取り替える必要がある。これに対し、本実施形態による遊技機100は、機種対応ユニット4を遊技盤108に備えている。このため、前枠106を取り替えずに前枠106を中枠104に取り付けたままで、遊技盤108を取り替えることによって機種変更することができる。このように、遊技機100は、遊技盤108の交換によって新台効果を得ることができる。
(遊技機の詳細な構成)
次に、遊技機100の詳細な構成について図1および図2を参照しつつ図3から図7を用いて説明する。図3では、理解を容易にするため、透過板110を通して視認可能な遊技盤108の構成要素の図示が省略されている。
図3は、遊技機100の斜視図である。図3に示すように、前枠106の下部には、遊技機100の正面側に突出する操作ハンドル112が設けられている。操作ハンドル112は、遊技者が回転操作可能に設けられており、遊技者が操作ハンドル112を回転させて発射操作を行うと、操作ハンドル112の回転角度に応じた強度で、不図示の発射機構によって遊技球が発射される。このようにして発射された遊技球は、遊技機100の背面側から中枠104に取り付けられた遊技盤108に設けられた内レール114aおよび外レール114b(図1参照)の間を上昇して遊技領域116(図4参照)に導かれることとなる。遊技領域116は、遊技盤108と透過板110との間隔に形成される空間であって、遊技球が流下または転動可能な領域である。
前枠106の下部には、皿付扉106aが設けられている。皿付扉106aの中央部には、演出操作装置208が配置されている。演出操作装置208は、遊技者の押下操作を受け付ける押下ボタン208aと、遊技者による入力操作(例えば、手前側に引く操作)を受け付ける演出レバー208bと、演出レバー208bの入力操作に伴って回転する回転部208cとの複数の操作手段を有している。演出操作装置208は、遊技機100の幅方向略中央位置であって、かつ、透過板110(図1参照)よりも下方位置に設けられている。演出操作装置208は、例えば演出表示部200a(図3では不図示、詳細は後述する)に表示される画像等に合わせて有効化されるものであり、操作有効時間内に遊技者の操作を受け付けると、当該操作に応じて、さまざまな演出が実行される。
皿付扉106aには、演出操作装置208の右後方に配置され、遊技機100から払い出される賞球や遊技球貸出装置から貸し出される遊技球が導かれる上皿132が設けられている。また、皿付扉106aには、演出操作装置208の下方に配置され、上皿132が遊技球で一杯になった場合に、上皿132に貯留されている遊技球が導かれる下皿134が設けられている。また、皿付扉106aには、下皿134の底面に配置され、下皿134から遊技球を排出するための球抜き孔(不図示)が形成されている。この球抜き孔は、通常、開閉板(不図示)によって閉じられているが、球抜きつまみ134aを左右方向にスライドさせることにより、球抜きつまみ134aと一体となって開閉板がスライドし、球抜き孔から下皿134の下方に遊技球を排出することが可能となっている。
前枠106には、透過板110の左斜め下方に音声出力装置206cが設けられている。また、中枠104には、左下部に音声出力装置206a(図1および図2参照)が設けられ、囲繞空間104cの右下に音声出力装置206bが設けられている。以下、音声出力装置206a、音声出力装置206bおよび音声出力装置206cを「音声出力装置206」と総称する場合がある。音声出力装置206は、例えばスピーカで構成されている。音声出力装置206は、演出表示部200aに表示される画像等に合わせて、遊技機100の正面側に向けてさまざまな音声を出力する。音声出力装置は、音声出力装置206以外にも例えば、遊技機100の左右両端の近傍であって機種対応ユニット4の直下に設けられていてもよい。
本実施形態では、機種対応ユニット4は、前枠106の上方に設けられており、遊技者側に突出して設けられている。機種部材41は、機種対応ユニット4の正面側、すなわち遊技者に対向する側に設けられている。本実施形態における機種部材41は、例えば遊技機100の遊技の進行に応じて実行される演出に用いられるキャラクタや当該キャラクタが登場する作品などに関連したり連想できたりする模様や色の装飾が施された態様を有している。遊技機100の機種を特定可能な態様は、例えば遊技機100の遊技の進行に応じて実行される演出に用いられるキャラクタや当該キャラクタが登場する作品などの名称の装飾が施された態様であってもよい。このように、機種部材41は、遊技機100の機種を特定可能な態様を有している。これにより、遊技機100は、機種部材41および機種対応ユニット4を通して自機の機種を遊技者に印象付けるとともに、他機種との差別化を図ることができる。
前枠106の右側部には、機種対応パネル240が設けられている。中枠104および前枠106を閉じた場合(すなわち遊技機100を遊技可能な状態にした場合)、機種対応パネル240は、機種部材41および機種部材41が設けられた機種対応ユニット4の前面側よりは後側であるものの、機種対応ユニット4と同程度に遊技者側に突出するようになっている。機種対応パネル240は、パネル部240aと、パネル部240aを上方および下方から保持する保持部240bとを有している。パネル部240aは、透明部材で形成されている。パネル部240aは、機種に対応するデザインが施されたシートなどを挟むことができる挟持部を有している。当該挟持部の上側端部には、当該シートを挿入したり取り除いたりするための着脱口が設けられている。パネル部240aの上方に配置された保持部240bの一部は、上方に移動できるように構成されている。このため、前枠106が開いた状態で保持部240bの当該一部を上方に移動させると、パネル部240aの挟持部の着脱口が露出される。これにより、保持部240bへの当該シートの取り換えを容易に行うことができる。
当該シートには、例えば遊技機100の遊技の進行に応じて実行される演出に用いられるキャラクタや当該キャラクタが登場する作品の名称などがデザインされている。つまり、当該シートには、機種対応ユニット4が特定する機種と関連するデザインが施されている。これにより、機種対応パネル240は、機種対応ユニット4とともに自機の機種を遊技者に印象付けるとともに、他機種との差別化を図ることができる。
次に、遊技盤108の構成について図1から図3を参照しつつ図4から図7を用いて説明する。図4は、機種対応ユニット4が取り付けられた状態の遊技盤108の正面図である。図5は、機種対応ユニット4が取り外された状態の遊技盤108の正面図である。図6は、機種対応ユニット4が取り付けられた状態の遊技盤108を右斜め上方から見た斜視図である。図7は、機種対応ユニット4が取り外された状態の遊技盤108を右斜め上方から見た斜視図である。
図4に示すように、遊技盤108には、多数の釘131や1つの風車133が設けられており、遊技領域116に導かれた遊技球が釘131や風車133に衝突して、不規則な方向に流下、転動するようにしている。なお、図4および図5では、遊技領域116に設けられた多数の釘131が白丸で図示され、多数の釘131のうちの1つの釘131のみに参照符号が付されている。
図4に示すように、遊技領域116は、発射機構の発射強度に応じて遊技球の進入度合いを互いに異にする第1遊技領域116aおよび第2遊技領域116bを備えている。第1遊技領域116aは、遊技機100に正対した遊技者から見て遊技領域116の左側に位置し、第2遊技領域116bは、遊技機100に正対した遊技者から見て遊技領域116の右側に位置している。内レール114aおよび外レール114bが遊技領域116の左側にあることから、発射機構によって所定の強度未満の発射強度で発射された遊技球は第1遊技領域116aに進入し、所定の強度以上の発射強度で発射された遊技球は第2遊技領域116bに進入することとなる。
また、遊技領域116には、遊技球が入球可能な一般入賞口118、第1始動口120、第2始動口122が設けられており、一般入賞口118、第1始動口120、第2始動口122に遊技球が入球すると、それぞれ所定の賞球が遊技者に払い出される。遊技球の入球に基づいて払い出される賞球数は、入賞口ごとに異なっていてもよい。
なお、図示は省略するが、第1始動口120内には第1始動領域が設けられ、また、第2始動口122内には第2始動領域が設けられている。そして、第1始動口120または第2始動口122に遊技球が入球して第1始動領域または第2始動領域に遊技球が進入すると、予め設けられた複数の特別図柄の中からいずれか一の特別図柄を決定するための抽選が行われる。各特別図柄には、遊技者にとって有利な大役遊技の実行可否や、以後の遊技状態をどのような遊技状態にするかといった種々の遊技利益が対応付けられている。したがって、遊技者は、第1始動口120または第2始動口122に遊技球が入球すると、所定の賞球を獲得するのと同時に、種々の遊技利益を受ける権利獲得の機会を獲得することとなる。
第1始動口120は、遊技領域116の下部であって、第1遊技領域116aを流下する遊技球のみが入球可能であるか、または、第1遊技領域116aに進入した遊技球の方が、第2遊技領域116bに進入した遊技球よりも進入しやすい位置に配置されている。
また、図4に示すように、第2始動口122は、第1始動口120の右隣であって第2遊技領域116bに位置している。第2始動口122は、第2遊技領域116bを流下する遊技球のみが入球可能であるか、または、第2遊技領域116bに進入した遊技球の方が、第1遊技領域116aに進入した遊技球よりも進入しやすい位置に配置されている。第2始動口122は、可動片122aを有する始動可変入賞装置によって構成されており、第2始動口122への遊技球の進入容易性が可変するようになっている。具体的には、第2始動口122は、可動片122aが開閉可能に設けられており、可動片122aが閉状態にあるときには、第2始動口122への遊技球の進入が不可能または困難となっている。これに対して、第2遊技領域116bに設けられたゲート124を遊技球が通過すると、後述する普通図柄の抽選が行われ、この抽選によって当たりに当選すると、可動片122aが所定時間、開状態に制御される。このように、可動片122aが開状態になると、可動片122aが遊技球を第2始動口122に導く受け皿として機能し、第2始動口122への遊技球の入球が容易となる。
さらに、第2遊技領域116bには、第2遊技領域116bを流下する遊技球のみが入球可能であるか、または、第2遊技領域116bに進入した遊技球の方が、第1遊技領域116aに進入した遊技球よりも進入しやすい位置に第1大入賞口126および第2大入賞口128が設けられている。なお、以下、第1大入賞口126および第2大入賞口128をまとめて単に大入賞口ともよぶ。第1大入賞口126には、開閉扉126aおよび開閉扉126bが開閉可能に設けられている。通常、開閉扉126bが第1大入賞口126を閉鎖して、第1大入賞口126への遊技球の入球が不可能となっている。また、開閉扉126aは、開閉扉126bが第1大入賞口126を閉鎖している時に下方に向かって下がった状態になっている。これにより、第1大入賞口126に遊技球が入球不可能な状態では、開閉扉126aと開閉扉126bとの間には、第2遊技領域116bを流下する遊技球が通過可能な空間が生じる。これに対して、前述の大役遊技が実行されると、図4に示すように、開閉扉126bが開放され、開閉扉126aが開閉扉126bに向かって傾斜した状態に立ち上がる。開閉扉126aの先端と開閉扉126bの先端との間には、遊技球の直径よりも長さの短い間隙が形成される。このため、開閉扉126aおよび開閉扉126bが受け皿として機能し、第2遊技領域116bを流下する遊技球は第1大入賞口126への入球が可能となる。そして、第1大入賞口126に遊技球が入球すると、所定の賞球が遊技者に払い出される。
また、第2大入賞口128は、開閉扉128aが開閉可能に設けられており、通常、開閉扉128bが第2大入賞口128を閉鎖して、第2大入賞口128への遊技球の入球が不可能となっている。これに対して、前述の大役遊技が実行されると、図4に示すように、開閉扉128aが開放されて、開閉扉128aが受け皿として機能し、第2大入賞口128への遊技球の入球が可能となる。そして、第2大入賞口128に遊技球が入球すると、所定の賞球が遊技者に払い出される。大入賞口への遊技球の入球に基づいて払い出される賞球数は、大入賞口ごとに異なっていてもよい。
第1遊技領域116aの右側縁部には球案内通路165が形成されている。球案内通路165の下縁部には転動ステージ167が形成されている。球案内通路165は第1遊技領域116a内にて左斜め上方に開口しており、第1遊技領域116a内を流下する遊技球がこの開口を通って無作為に球案内通路165内に流入する。球案内通路165内に流入した遊技球は、球案内通路165の内部を通過して転動ステージ167上に放出される。転動ステージ167の上面は滑らかな湾曲面を有している。転動ステージ167上では、遊技球が左右方向に転動自在である。転動ステージ167上で転動した遊技球は、やがて下方の第1遊技領域116a内に流下する。転動ステージ167の中央位置には球放出路167aが形成されている。球放出路167aから流下する遊技球は、球放出路167aの直下に配置された第1始動口120に流入しやすくなる。
第1遊技領域116aには、第1始動口120の左側に2つの一般入賞口118が設けられている。また、第2遊技領域116bには、第1大入賞口126と第2始動口122との間に1つの一般入賞口118が設けられている。
図4に示すように、第1遊技領域116aには、2つの一般入賞口118を挟んで、遊技球を遊技領域116から遊技盤108の背面側に排出する2つの排出口130が設けられている。2つの排出口130の一方は、一般入賞口118の左上に隣接して設けられ、2つの排出口130の他方は、遊技領域116の最下部の中心部(第1始動口120の直下)に設けられている。また、第2遊技領域116bには、一般入賞口118の下方に1つの排出口130が設けられている。複数の排出口130により、一般入賞口118、第1始動口120、第2始動口122、第1大入賞口126、第2大入賞口128のいずれにも入球しなかった遊技球が、遊技領域116から遊技盤108の背面側に排出される。
そして、遊技盤108には、遊技の進行中等に演出を行う演出装置として、液晶表示装置からなる演出表示装置200、可動装置からなる演出役物装置202、さまざまな点灯態様や発光色に制御される複数のランプからなる演出照明装置204が設けられている。
演出表示装置200は、画像を表示する画像表示部からなる演出表示部200aを備えており、演出表示部200aを、遊技盤108の略中央部分において、遊技機100の正面側から視認可能に配置している。演出表示部200aには、図4に示すように演出図柄210a,210b,210cが変動表示され、演出図柄210a,210b,210cの停止表示態様によって大役抽選結果が遊技者に報知される変動演出が実行されることとなる。変動演出では、演出表示部200aに加えて演出役物装置202、演出照明装置204、音声出力装置206および演出操作装置208(図3参照)等の複数の演出装置の動作が行われてもよい。
演出役物装置202は、演出表示部200aよりも前面に配置され、通常、遊技盤108の背面側に退避しているが、上記の演出図柄210a,210b,210cの変動表示中などに、演出表示部200aの前面まで可動したり回転したりして、遊技者に大当たりの期待感を付与するものである。
演出照明装置204は、演出役物装置202や遊技盤108等に設けられており、演出表示部200aに表示される画像等に合わせて、さまざまに点灯制御される。
また、遊技盤108には、遊技領域116の外方であって、かつ、遊技者が視認可能な位置に、第1特別図柄表示器160、第2特別図柄表示器162、第1特別図柄保留表示器164、第2特別図柄保留表示器166、普通図柄表示器168、普通図柄保留表示器170、右打ち報知表示器172が設けられている。各表示器160,162,164,166,168,172は、遊技に係る種々の状況を表示するための装置である。
図4から図7に示すように、遊技盤108は、前枠106(図1参照)に対向して配置可能な表セット部材81と、表セット部材81の背面側に配置された裏セット部材(第二部材の一例)83とを有している。遊技盤108は、表セット部材81および裏セット部材83で構成される2層構造を有している。
裏セット部材83は、遊技の実行に係る処理部を有する機構板材または開口部鍔付きの機構ボックス材である。裏セット部材83には、演出表示装置200、演出役物装置202および遊技盤108上部に設けられた演出照明装置204、並びに後述する主制御基板300および副制御基板330などが設けられている。
図5および図7に示すように、表セット部材81は、裏セット部材83側に配置される透明遊技パネル(第一部材の一例)811と、前枠106側に配置されるレール飾り部材812とを有している。レール飾り部材812は、透明遊技パネル811の前側(すなわち正面側)の面に例えばねじ止めされている。また、裏セット部材83も透明遊技パネル811に例えばねじ止めされている。
裏セット部材83は、透明遊技パネル811の正面の裏面(すなわち背面)側に配置されている。裏セット部材83は、上下方向の長さが表セット部材81の上下方向の長さよりも長くなっている。したがって、裏セット部材83は、上下方向の長さが透明遊技パネル811の上下方向の長さよりも長くなっている。このため、裏セット部材83が透明遊技パネル811に取り付けられた場合、裏セット部材83の一部が透明遊技パネル811の背面と対向して配置され、裏セット部材83の残部が透明遊技パネル811の背面と対向して配置されない。これにより、裏セット部材83が透明遊技パネル811に取り付けられた場合、裏セット部材83には、裏セット部材83が透明遊技パネル811に覆われない部分が生じる。裏セット部材83が透明遊技パネル811に覆われない部分に機種対応ユニット4が取り付けられる。
このように、遊技盤108は、透明遊技パネル812と、透明遊技パネル812の背面と一部が対向して配置される裏セット部材83とを有し、裏セット部材83が透明遊技パネル811に覆われない部分には、機種対応ユニット4を取り付ける取付部831が設けられる。本実施形態では、透明遊技パネル811が表セット部材81の最大外形を形成している。このため、取付部831は、裏セット部材83が表セット部材81に覆われない部分でもある。
より具体的に、裏セット部材83が表セット部材81の所定位置に固定されると、表セット部材81の上方には、裏セット部材83が透明遊技パネル811に覆われない取付部831が形成される。取付部831は、裏セット部材83が露出する領域である。図4および図6に示すように、機種対応ユニット4は、裏セット部材83の取付部831に固定される。機種対応ユニット4は、裏セット部材83の取付部831に引っ掛けられた状態で裏セット部材83に固定される。
図5に示すように、レール飾り部材812は、内レール114aが設けられた遊技盤装飾部材812aと、外レール114bが設けられた外レール部材812bと、第1大入賞口126および開閉扉126a,126bが設けられた外枠部材812cと、球案内通路165や転動ステージ167が設けられたセンタ装飾部材812dとを有している。遊技球発射装置(不図示)から発射された発射球が流下可能な遊技領域116(図4参照)は、透明遊技パネル811の前面に立設された内レール114aおよび外レール114bによって外側の範囲が画定され、透明遊技パネル811から前面に立設されたセンタ装飾部材812dによって内側の範囲が画定される。第1始動口120、第2始動口122、可動片122a、一般入賞口118および排出口130などは、遊技領域116内に設けられる。センタ装飾部材812dの内周側には、演出表示部210aが配置される。
透明遊技パネル811は、遊技領域116を構成するための部材である。透明遊技パネル811は、遊技盤108の盤面に設けられた四角形状の板材である。透明遊技パネル811は、遊技領域116の背面側を画定する。図6および図7では図示が省略されているが、透明遊技パネル811には、一般入賞口118、第1始動口120、第2始動口122、第1大入賞口126、第2大入賞口128および排出口130のそれぞれと対応する位置に開口部が形成されている。これらの開口部の後側(裏側)には球通路ユニット(不図示)が配置され、一般入賞口118、第1始動口120、第2始動口122、第1大入賞口126、第2大入賞口128または排出口130に入球した遊技球が開口部を通って島設備に排出されるようになっている。また、図6および図7では図示が省略されているが、透明遊技パネル811のほぼ中央(センタ装飾部材812dの内周側に対応する位置)にも開口部が形成されている。この開口部を通して演出表示部200aが視認可能になっている。
このように、透明遊技パネル811には、遊技球の入賞等に関わるレール飾り部材812が取り付けられている。また、透明遊技パネル811には、複数の釘131が打ちつけられている。さらに、透明遊技パネル811には、風車133が回転可能に取り付けられている。機種対応ユニット4は、裏セット部材83に取り付けられており、裏セット部材83は透明遊技パネル811に取り付けられている。機種対応ユニット4から表セット部材81まで一体化されている。このため、透明遊技パネル811が外的要因によって振動すると、遊技領域116を流下する遊技球の転動や第1始動口120などへの遊技球の入球に影響する。
遊技機100では、機種対応ユニット4が遊技者側に突出して設けられており、遊技中に遊技者が触りやすい状態にある。機種対応ユニット4は、遊技者が機種対応ユニット4を上下左右に揺らそうとしても遊技盤108に対して振動しない程に固定されている。このため、例えば遊技者が機種対応ユニット4を揺さぶることによって機種対応ユニット4に加えられた振動は、機種対応ユニット4と裏セット部材83との境界で遮断され、表セット部材81まで伝わることが防止される。これにより、遊技機100は、遊技者が機種対応ユニット4に加えた振動が遊技領域116を流下する遊技球の転動や第1始動口120などへの遊技球の入球に影響してしまうことを防止できる。
図4および図6に示すように、機種対応ユニット4は、左側面側に突出部42を有している。突出部42は、中枠104に設けられた上側ヒンジ機構104a(図2参照)と外枠102の突起部102b(図2参照)の隙間に嵌り込む外形状を有している。このため、遊技盤108を中枠104に取り付けると、機種対応ユニット4は、突出部42によって右側端部が外枠102および中枠104によって支持される。突出部42は、突起部102bおよび上側ヒンジ機構104aによって挟まれて配置されることによって、遊技者が機種対応ユニット4を上下方向に揺さぶり難くすることができる。さらに、突出部42は、遊技盤108を中枠104に取り付ける際の位置合わせとしても用いることができる。
前枠106が閉じた状態(閉状態)になった場合、透明遊技パネル811は、前枠106によって密閉状態とされる。これにより、前枠106が閉じている場合には、不正器具を遊技領域106(図4参照)に挿入することができない。また、前枠106が閉状態になった場合、前枠106と機種対応ユニット4とは、不正器具が挿入できない程に近接して配置される。このように、遊技機100は、遊技盤108に取り付けられた機種対応ユニット4の一部が前枠106よりも前方に位置して外部に露出していたとしても、前枠106が閉状態に維持されている限り、不正器具が遊技領域106に挿入されることを防止し、不正行為ができないようになっている。
次に、本実施形態における機種対応ユニットの効果について図1から図7を参照しつつ図8および図9を用いて説明する。
図8に示すように、遊技盤108には、機種対応ユニット4とは異なる構成を有する機種対応ユニット5を取り付けることができる。機種対応ユニット5は、裏セット部材83に設けられた取付部831(図7参照)に取り付けることができるようになっている。遊技盤108が中枠104(図2参照)に取り付けられた場合に、機種対応ユニット5は、前枠106の開閉を妨げないように、遊技盤108に対する機種対応ユニット5の底面側の最下端部の位置が規定されている。
また、機種対応ユニット5は、上述の機種対応ユニット4に設けられた突出部42と同一形状の突出部52を有している。突出部52は、中枠104の上側ヒンジ機構104a側に配置される側端部(本実施形態では左側端部)に形成されている。これにより、機種対応ユニット5が取り付けられた遊技盤108は、機種対応ユニット4が取り付けられた遊技盤108を取り付け可能な中枠104に取り付けることができる。
所定の中枠および前枠に対して機種対応ユニットを共通化させるためには、前枠の最上部に対する機種対応ユニットの最下端部の位置と、中枠の上側ヒンジ機構側に配置される端部の形状(本実施形態では突出部の形状)とを機種対応ユニットのそれぞれで共通化しなければならないという制約がある。
機種対応ユニットは、上述の制約を満たしていれば、他の構成に関しては種々の構成を有することができる。例えば、機種対応ユニット5は、機種対応ユニット4と異なり、中央前側に配置された回転警告灯(いわゆるパトランプ)51を有している。回転警告灯51は、機種部材(機種に対応する部材)の一例に相当する。前枠106(図8では不図示)が閉じられた場合、機種対応ユニット5の少なくとも一部である回転警告灯51および回転警告灯51が突出する前面側は、少なくとも前枠106よりも前方に位置する。回転警告灯51は、所定の色に色付けられた透明カバー511を有している。図示は省略するが、回転警告灯51は、透明カバー511で囲まれる空間に、発光ダイオードなどで構成された光源と、光源の周囲を旋回可能に設けられた反射鏡とを有している。さらに、回転警告灯51は、反射鏡を回転させるモータと、このモータを駆動する駆動回路とを有している。このように、機種対応ユニット5は、機種対応ユニット4には設けられていない可動部材(すなわち反射鏡)を有している。なお、機種対応ユニットは、機種対応ユニット4に設けられているような機種部材を正面、上面、底面および上側ヒンジ機構104a側でない側面の少なくとも1つに有していてもよい。
本実施形態における機種対応ユニットは、従来の遊技機のように前枠に設けられるユニットではなく、遊技盤108に取り付けられるユニットである。このため、本実施形態における機種対応ユニットは、機種対応ユニット5のように、可動部材を設けることができる。また、機種対応ユニット4および機種対応ユニット5は、所定の大きさを有し、内側に所定の空間を有している。このため、機種対応ユニット4および機種対応ユニット5は、遊技盤108から供給される電源が入力される入力部を有することにより、機種部材を発光させるための光源ユニットや、回転警告灯51のような可動する機種部材を駆動する駆動ユニットなどを設けることができる。さらに、機種対応ユニットは、機種部材自体が移動できる構成を有していてもよい。例えば、機種対応ユニット5の回転警告灯51は、上下方向や左右方向に移動可能に設けられていてもよい。このように、機種対応ユニットは、発光や可動などの種々の機能を発揮することができる。しかも、機種対応ユニットは、遊技者側に突出して設けられており、遊技盤108に設けられた演出役物装置202および演出照明装置204より遊技者の近くで発光や可動することができる。これにより、遊技機100は、より臨場感のある演出を提供することができるので、遊技者の遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
図9中の矢印Y1−1で示すように、機種対応ユニット4を取り付けた遊技盤108が、遊技盤108を取り付けていない遊技機100に設置されると、図9中の矢印Y1−2で示すように、遊技機100は、機種対応ユニット4や遊技盤108によって特定される機種の遊技機になる。一方、図9中の矢印Y2−1で示すように、機種対応ユニット4を取り付けた遊技盤108を設置可能であって当該遊技盤108が取り付けられていない遊技機100に、機種対応ユニット5を取り付けた遊技盤108が設置されると、図9中の矢印Y2−2で示すように、遊技機100は、機種対応ユニット5や遊技盤108によって特定される機種の遊技機になる。
このように、遊技機100は、前枠106を取り替えずに機種対応ユニットを取り付けた遊技盤108を取り替えることによって機種変更した新台効果を得ることができる。
(制御手段の内部構成)
機種対応ユニット4が取り付けられた遊技盤108を備える遊技機100を例にとって、遊技の進行を制御する制御手段の内部構成について図10を用いて説明する。
主制御基板300は遊技の基本動作を制御する。主制御基板300は、メインCPU300a、メインROM300b、メインRAM300cを備えている。メインCPU300aは、各検出スイッチやタイマからの入力信号に基づいて、メインROM300bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、各装置や表示器を直接制御したり、あるいは演算処理の結果に応じて他の基板にコマンドを送信したりする。メインRAM300cは、メインCPU300aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
本実施形態の遊技機100は、主に第1始動口120または第2始動口122への遊技球の入球によって開始される特別遊技と、ゲート124を遊技球が通過することによって開始される普通遊技とに大別される。そして、主制御基板300のメインROM300bには、特別遊技および普通遊技を進行するための種々のプログラムや、各種の遊技に必要なデータ、テーブルが記憶されている。
主制御基板300には、一般入賞口118に遊技球が入球したことを検出する一般入賞口検出スイッチ118s、第1始動口120に遊技球が入球したことを検出する第1始動口検出スイッチ120s、第2始動口122に遊技球が入球したことを検出する第2始動口検出スイッチ122s、ゲート124を遊技球が通過したことを検出するゲート検出スイッチ124s、第1大入賞口126に遊技球が入球したことを検出する第1大入賞口検出スイッチ126s、第2大入賞口128に遊技球が入球したことを検出する第2大入賞口検出スイッチ128s、特定領域140bに遊技球が進入したことを検出する特定領域検出スイッチ140sが接続されており、これら各検出スイッチから主制御基板300に検出信号が入力されるようになっている。
また、主制御基板300には、第2始動口122の可動片122aを作動する普通電動役物ソレノイド122cと、開閉扉126aを作動する開閉扉ソレノイド126c1と、第1大入賞口126を開閉する開閉扉126bを作動する第1大入賞口ソレノイド126c2と、第2大入賞口128を開閉する開閉扉128bを作動する第2大入賞口ソレノイド128cと、第2大入賞口128内に設けられた可動部材142を可動する可動部材駆動ソレノイド142cと、が接続されており、主制御基板300によって、第2始動口122、第1大入賞口126および第2大入賞口128の開閉制御がなされるようになっている。
さらに、主制御基板300には、第1特別図柄表示器160、第2特別図柄表示器162、第1特別図柄保留表示器164、第2特別図柄保留表示器166、普通図柄表示器168、普通図柄保留表示器170、右打ち報知表示器172が接続されており、主制御基板300によって、これら各表示器の表示制御がなされるようになっている。
また、遊技機100には、電波を検知する電波検知センサ、磁気を検知する磁気検知センサ、中枠104や前枠106の開放状態を検知する扉開放センサ等、異常または不正の可能性があることを検知する異常検知センサ174が複数設けられており、各異常検知センサ174から主制御基板300に異常検知信号が入力されるように構成されている。
そして、主制御基板300には、払出制御基板310および副制御基板330が接続されている。
払出制御基板310は、遊技球を発射させるための制御、および、賞球を払い出すための制御を行う。払出制御基板310も、CPU、ROM、RAMを備えており、主制御基板300に対して双方向に通信可能に接続されている。払出制御基板310には遊技情報出力端子板312が接続されており、主制御基板300から出力される遊技進行上の種々の情報が、払出制御基板310および遊技情報出力端子板312を介して、遊技店のホールコンピュータ等に出力されることとなる。
また、払出制御基板310には、貯留部に貯留された遊技球を賞球として遊技者に払い出すための払出モータ314が接続されている。払出制御基板310は、主制御基板300から送信された払出個数指定コマンドに基づいて払出モータ314を制御して所定の賞球を遊技者に払い出すように制御する。このとき、遊技球の払い出しが払出検知スイッチ315sによって検出され、払い出された遊技球数が払出球計数スイッチ316sによって検出され、払い出すべき賞球が遊技者に払い出されたかが把握されるようになっている。払出モータ314の駆動により実際に賞球が払い出されると、その都度、払出検知スイッチ315sからの検知信号および払出球計数スイッチ316sからの計数信号が払出制御基板310に入力される。
また、払出制御基板310には、下皿134の満タン状態を検出する皿満タン検出スイッチ318sが接続されている。皿満タン検出スイッチ318sは、賞球として払い出される遊技球を下皿134に導く通路に設けられており、当該通路を遊技球が通過するたびに、遊技球検出信号が払出制御基板310に入力されるようになっている。
そして、下皿134に所定量以上の遊技球が貯留されて満タン状態になると、下皿134に向かう通路内に遊技球が滞留し、皿満タン検出スイッチ318sから払出制御基板310に向けて、遊技球検出信号が連続的に入力される。払出制御基板310は、遊技球検出信号が所定時間連続して入力された場合に、下皿134が満タン状態であると判断し、皿満タンコマンドを主制御基板300に送信する。一方、皿満タンコマンドを送信した後、遊技球検出信号の連続入力が途絶えた場合には、満タン状態が解除されたと判断し、皿満タン解除コマンドを主制御基板300に送信する。
また、払出制御基板310には、発射制御基板320が双方向に通信可能に接続されている。発射制御基板320は、払出制御基板310から発射制御データを受信すると発射の許可を行う。発射制御基板320は、操作ハンドル112に設けられ、操作ハンドル112に遊技者が触れたことを検出するタッチセンサ112sと、操作ハンドル112の操作角度を検出する操作ボリューム112aと、が接続されている。そして、タッチセンサ112sおよび操作ボリューム112aから信号が入力されると、発射制御基板320において、遊技球発射装置に設けられた発射用ソレノイド112cを通電して遊技球を発射させる制御がなされる。
副制御基板330は、主に遊技中や待機中等の各演出を制御する。副制御基板330は、サブCPU330a、サブROM330b、サブRAM330c、画像制御部340、音声制御部350、照明制御部360および可動体制御部370を備えている。サブCPU330a、画像制御部340、音声制御部350、照明制御部360および可動体制御部370は、それぞれ個別の回路で構成されていてもよい。また、サブCPU330a、画像制御部340、音声制御部350、照明制御部360および可動体制御部370は、少なくとも2つ以上が1つの回路で構成(例えば1パッケージ化または1チップ化)され、この回路の機能ブロックとして構成されていてもよい。
副制御基板330は、主制御基板300に対して、主制御基板300から副制御基板330への一方向に通信可能に接続されている。サブCPU330aは、主制御基板300から送信されたコマンドやタイマからの入力信号等に基づいて、サブROM330bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、演出を実行するためのコマンドを、画像制御部340、音声制御部350、照明制御部360および可動体制御部370の少なくとも1つに送信する。このとき、サブRAM330cは、サブCPU330aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
画像制御部340は、演出表示装置200の演出表示部200aに画像を表示させる画像表示制御を行うものであり、CPU、ROM、RAM、VRAMを備えている。画像制御部340のROMには、演出表示部200aに表示される図柄や背景等の画像データが多数格納されており、副制御基板330から送信されたコマンドに基づいて、CPUが、画像データをROMからVRAMに読み出して、演出表示部200aの画像表示を制御する。
音声制御部350は、副制御基板330から送信されたコマンドに基づいて、音声出力装置206から音声を出力させる音声出力制御を行う。また、照明制御部360は、副制御基板330から送信されるコマンドに基づいて、演出照明装置204を点灯させる点灯制御を行う。さらに、照明制御部360は、副制御基板330から送信されるコマンドに基づいて、機種対応ユニット4に設けられた機種部材41を発光させる光源を点灯させる点灯制御を行う。また、図示は省略するが、遊技盤108に機種対応ユニット5が取り付けられている場合には、照明制御部360は、副制御基板330から送信されるコマンドに基づいて、回転警告灯51の光源を点灯させる点灯制御を行う。
可動体制御部370は、副制御基板330から送信されたコマンドに基づいて、演出役物装置202を可動したり、演出操作装置208の押下ボタン208aを遊技者側に飛び出させて可動したりする動作制御を行う。また、可動体制御部370は、押下ボタン208aが押下操作されたことを検出する演出操作装置検出スイッチ208sまたは演出操作装置208の演出レバー208bが入力操作されたことを検知するレバー操作検出スイッチから操作検出信号が入力された際に、所定のコマンドあるいは制御信号を副制御基板330に送信する。また、図示は省略するが、遊技盤108に機種対応ユニット5が取り付けられている場合には、可動体制御部370は、副制御基板330から送信されたコマンドに基づいて、回転警告灯51の反射板を回転させる回転制御を行う。
なお、各基板には、不図示の電源基板が接続されており、電源基板を介して商用電源から各基板に電力供給がなされている。また、電源基板にはコンデンサからなるバックアップ電源が設けられている。
前述したように、本実施形態の遊技機100は、特別遊技と普通遊技の2種類の遊技が並行して進行するものであり、これら両遊技を進行する際の遊技状態として、低確率遊技状態または高確率遊技状態のいずれかの遊技状態と、非時短遊技状態または時短遊技状態のいずれかの遊技状態と、が組み合わされたいずれかの遊技状態にて遊技が進行する。
低確率遊技状態というのは、第1大入賞口126および第2大入賞口128が開放される大役遊技を実行する権利獲得の確率が低く設定された遊技状態であり、高確率遊技状態というのは、大役遊技を実行する権利獲得の確率が高く設定された遊技状態である。
また、非時短遊技状態というのは、可動片122aが開状態になりにくく、第2始動口122に遊技球が入球しにくい遊技状態であり、時短遊技状態というのは、非時短遊技状態よりも可動片122aが開状態になりやすく、第2始動口122に遊技球が入球しやすい遊技状態である。なお、遊技機100の初期状態は、低確率遊技状態および非時短遊技状態に設定され、この遊技状態を本実施形態では通常遊技状態と称する。
遊技者が操作ハンドル112を操作して遊技領域116に遊技球を発射させるとともに、遊技領域116を流下する遊技球が第1始動口120または第2始動口122に入球すると、遊技者に遊技利益を付与するか否かの抽選(以下、「大役抽選」という)が行われる。この大役抽選において、大当たりに当選すると、第1大入賞口126(または第2大入賞口128)が開放されるとともに第1大入賞口126(または第2大入賞口128)への遊技球の入球が可能となる大役遊技が実行される。
第1始動口120または第2始動口122に遊技球が入球すると、大役抽選に係る種々の乱数値(大当たり決定乱数、当たり図柄乱数、リーチグループ決定乱数、リーチモード決定乱数、変動パターン乱数)が取得されるとともに、これら各乱数値がメインRAM300cの特図保留記憶領域に記憶される。以下では、第1始動口120に遊技球が入球して特図保留記憶領域に記憶された種々の乱数を総称して特1保留とよび、第2始動口122に遊技球が入球して特図保留記憶領域に記憶された種々の乱数を総称して特2保留とよぶ。
メインRAM300cの特図保留記憶領域は、第1特図保留記憶領域と第2特図保留記憶領域とを備えている。第1特図保留記憶領域および第2特図保留記憶領域は、それぞれ4つの記憶部(第1〜第4記憶部)を有している。そして、第1始動口120に遊技球が入球すると、特1保留を第1特図保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶し、第2始動口122に遊技球が入球すると、特2保留を第2特図保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶する。例えば、第1始動口120に遊技球が入球したとき、第1特図保留記憶領域の第1〜第4記憶部のいずれにも保留が記憶されていない場合には、第1記憶部に特1保留を記憶する。また、例えば、第1記憶部〜第3記憶部に特1保留が記憶されている状態で、第1始動口120に遊技球が入球した場合には、特1保留を第4記憶部に記憶する。なお、第2始動口122に遊技球が入球した場合にも、上記と同様に、第2特図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部の中で、特2保留が記憶されていない、最も番号(序数)の小さい記憶部に特2保留が記憶される。
ただし、第1特図保留記憶領域および第2特図保留記憶領域に記憶可能な特1保留数(X1)および特2保留数(X2)は、それぞれ4つに設定されている。したがって、例えば、第1始動口120に遊技球が入球したときに、第1特図保留記憶領域に既に4つの特1保留が記憶されている場合には、当該第1始動口120への遊技球の入球によって新たに特1保留が記憶されることはない。同様に、第2始動口122に遊技球が入球したときに、第2特図保留記憶領域に既に4つの特2保留が記憶されている場合には、当該第2始動口122への遊技球の入球によって新たに特2保留が記憶されることはない。
遊技機100では、第1始動口120または第2始動口122(図4参照)への遊技球の入球を契機とする特別遊技と、ゲート124(図4参照)への遊技球の通過を契機とする普通遊技とが、同時並行して進行する。特別遊技に係る処理は、段階的に、かつ、繰り返し実行される。同様に、遊技機100では、ゲート124への遊技球の通過を契機とする普通遊技に係る処理が、段階的に、かつ、繰り返し実行される。
遊技機100では、主制御基板300に設けられたメインCPU300aは、特別遊技に係る各処理および普通遊技に係る各処理を、CPU初期化処理(詳細な説明は省略する)に所定の周期(例えば4ミリ秒)で割り込むタイマ割込み処理において実行する。メインCPU300aは、このタイマ割込み処理における特別遊技に係る処理や普通遊技に係る処理の結果の情報を含むコマンドを副制御基板330に送信する。メインCPU300aは、例えば大役抽選の抽選結果の情報を含むコマンドや当該抽選結果を報知するために特別図柄を変動表示するための変動時間(変動パターン)の情報を含むコマンドなどを副制御基板330に送信する。
遊技機100では、副制御基板330に設けられたサブCPU330aは、サブCPU初期化処理に所定の周期(例えば2ミリ秒)でタイマ割込み処理プログラムを読み込んで当該サブタイマ割込み処理を実行する。サブCPU330aは、サブタイマ割込み処理において、主制御基板300から送信されるコマンドに基づいて、演出表示部200aに表示する演出図柄210a,210b,210cの変動演出の表示パターンなどを決定する。さらに、サブCPU330aは、サブタイマ割込み処理において、決定した動作パターンなどの情報を含む種々のコマンドを作成し、画像制御部340、音声制御部350、照明制御部360および可動体制御部370のうちの対応する制御部にこれらのコマンドを送信する。
以上説明したように、本実施形態による遊技機100は、外枠102に開閉自在に取り付けられた中枠104と、中枠104に上側ヒンジ機構104aおよび下側ヒンジ機構104bによって開閉自在に取り付けられた前枠106と、前枠106が開状態の場合に中枠104に取り付け可能であり、かつ前枠106が閉状態の場合に遊技が実行可能な状態となる遊技盤108と、遊技盤108に取り付けられて機種部材41を有する機種対応ユニット4(または回転警告灯51を有する機種対応ユニット5)とを備え、機種対応ユニット4(または回転警告灯51を有する機種対応ユニット5)の少なくとも一部は、閉状態の前枠106よりも前方に位置している。
当該構成を備えた遊技機100によれば、前枠104を取り替えなくても遊技盤108を取り替えることによって遊技盤108を見なくても機種が変更されたことを認識させ易くなり、機種変更したような新台効果を得ることができる。
また、当該構成を備えた遊技機100によれば、遊技盤108と中枠104および前枠106とに一体的な意匠を施して、機種対応ユニット4(または機種対応ユニット5)を介して一体的なデザインとすることが可能になる。これにより、遊技機100は、遊技盤108と中枠104および前枠106との演出に繋がりを持たせることができる。
また、当該構成を備えた遊技機100によれば、囲繞空間104cを形成する中枠104の内周面および前枠106の形状に合わせて遊技盤108および機種対応ユニットを設計することによって、異なる機種対応ユニットを同一の中枠104および前枠106を有する遊技機100に取り付けることができる。これにより、遊技機100の機種を変更する場合に中枠104および前枠106を新たに設計・製造する必要がなくなるため、遊技機100の低コスト化を図ることができる。
また、機種対応ユニットに相当する部材が前枠に設けられている遊技機では、当該部材は前枠から前方に突出するため、遊技機が島設備に設置されている場合、前枠の可動範囲は、当該部材が隣の遊技機に衝突しない範囲に制限される。これに対し、遊技機100は、機種対応ユニットに相当する部材を前枠106に有していないため、当該部材を前枠に有する遊技機と比較して、前枠106の可動範囲が広くなる。これにより、遊技機100に不具合などが生じて前枠106を開いて遊技機100の調整作業をする場合に、前枠106が当該調整作業を妨げず作業者の作業効率が向上する。
さらに、副制御基板330によって機種対応ユニット4(または機種対応ユニット5)を制御できるので、遊技の進行に応じて遊技盤108(例えば演出表示部200aや演出役物装置202)で実行される演出と、機種対応ユニット4(または機種対応ユニット5)で実行される演出との繋がりを持たせやすくなる。すなわち、遊技盤108での演出と、機種対応ユニット4(または機種対応ユニット5)での演出との同期制御が容易になる。これにより、遊技機100は、遊技者の遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
本発明は、上記実施形態に限られず種々の変形が可能である。
上記実施形態では、機種対応ユニット4,5は、遊技盤108の上部に取り付けられているが、本発明はこれに限られない。機種対応ユニットは、遊技盤の左側部および右側部の少なくとも一方に設けられていてもよい。
機種対応ユニットは、一部分が開放されて機種対応ユニットの内側から機種部材や演出に係るその他の部材が現れたり、所定箇所で分割したりするように可動してもよい。これにより、遊技の進行に応じて実行される演出のバリエーションが増加するので、遊技機100は、遊技者の遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態では、機種対応ユニット4,5に加えられた振動が表セット部材81に伝わらないように、機種対応ユニット4,5が裏セット部材83に固定されているが、本発明はこれに限られない。例えば、機種対応ユニット4,5に加えられた振動を減衰するダンパーが遊技盤108に設けられていてもよい。これにより、遊技機100は、機種対応ユニット4,5に加えられた振動が表セット部材81に伝わることを防止できる。
前枠よりも前方に位置する機種対応ユニットの少なくとも一部には、機種に対応させて交換可能な意匠であって、かつ前枠の周囲部において遊技機を装飾可能なエクステリア(例えば機種対応パネル)が含まれていてもよい。このエクステリアは、遊技盤に取り付けられるように構成されていてもよいし、前枠に取り付けられるようになっていてもよい。
上記実施形態では、遊技機としてパチンコ機を例にとって説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、機種対応ユニットは、スロットマシンに適用することができる。
また、上記実施形態においては、遊技の進行を制御する主制御基板300と、主制御基板300から送信されるコマンドに基づいて演出を実行制御する副制御基板330とにおいて、上記のとおりに協働することで変動演出が実行されることとした。しかしながら、主制御基板300および副制御基板330において、上記の各機能をどのように分担するかは適宜設計することが可能である。
また、上記実施形態では、大当たりの当選確率を異にする2つの遊技状態と、第2始動口122への遊技球の入球容易性を異にする2つの遊技状態とを組み合わせた4つの遊技状態が設けられているが、遊技状態の内容や種類はこれに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、特2保留が特1保留に優先して読み出されることとしたが、特1保留および特2保留を、入賞順すなわち記憶された順に読み出してもよいし、特1保留が特2保留に優先して読み出されることとしてもよい。いずれにしても、予め設定された始動条件が成立すると、保留情報を予め設定された順に読み出し、保留情報として読み出した大役用乱数値に基づいて、大役遊技の実行可否が抽選により決定されればよい。
また、上記実施形態では、第1始動口120および第2始動口122の2つの始動口を設ける場合について説明したが、始動口は1つでもよいし、3つ以上でもよい。なお、第2始動口122が閉状態にあるときには、当該第2始動口122に遊技球が入球不可能となるように構成したが、第2始動口122が閉状態にあるときにも、一定の頻度で遊技球が入球することとしてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態等に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
4,5 機種対応ユニット
41 機種部材
42,52 突出部
51 回転警告灯
81 表セット部材
83 裏セット部材
100 遊技機
102 外枠
104 中枠
106 前枠
108 遊技盤
200a 演出表示部
208 演出操作装置
208a 押下ボタン
208b 演出レバー
208c 回転部
330 副制御基板
330a サブCPU
330b サブROM
330c サブRAM
340 画像制御部
350 音声制御部
360 照明制御部
370 可動体制御部
831 取付部

Claims (2)

  1. 外枠に開閉自在に取り付けられた中枠と、
    前記中枠にヒンジ機構によって開閉自在に取り付けられた前枠と、
    前記前枠が開状態の場合に前記中枠に取り付け可能であり、かつ前記前枠が閉状態の場合に遊技が実行可能な状態となる遊技盤と、
    前記遊技盤に取り付けられて機種に対応する部材を有する機種対応ユニットと
    を備え、
    前記機種対応ユニットの少なくとも一部は、閉状態の前記前枠よりも前方に位置していること
    を特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技盤は、
    第一部材と、
    前記第一部材の背面と一部が対向して配置される第二部材と
    を有し、
    前記第二部材が第一部材に覆われない部分には、前記機種対応ユニットを取り付ける取付部が設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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