JP5507521B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
本発明は、遊技機における構成部品の部品点数を削減することを目的とする。
ここで、入賞口121の上方に設けられ、遊技演出を行う演出部(114,115)を備え、遊技板60は、演出部(114,115)の位置に開口部61を有し、ステージ40および防止部80は、遊技板60の開口部61の縁に沿って形成されることを特徴とすることができる。
また、ステージ40は、遊技球を受ける面41が遊技者側Fに向かうに従って下向きに傾斜していることを特徴とすることができる。
そして、遊技板60、ステージ40および防止部80は、射出成形によって一体成形されることを特徴とすることができる。
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150とを備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
本実施の形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、液晶ディスプレイ等による表示画面を備え、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に報知するための装飾図柄を表示したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による演出画像を表示したりする。
また、遊技盤110には、各種の演出に用いられる可動役物115および盤ランプ116を備えている。可動役物115は、遊技盤110上で動作することにより各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで各種の演出を行う。
また、遊技領域111には、後述の第2始動口122に向けて遊技球を案内する遊技くぎ群を有する道釘127Gが形成される。そして、本実施の形態では、その道釘127Gに向けて遊技球を案内する案内部30を有している。
第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球が第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開く。
なお、本実施の形態では、遊技領域111に第1始動口121および第2始動口122が配設されているが、いずれか一方のみを配設する構成例やさらに他の始動口を配設する構成例も考えられる。また、本実施の形態では、遊技領域111に大入賞口125が1つ配設されているが、大入賞口125を複数配設する構成例も考えられる。
本実施の形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。
さらにまた、本実施の形態では、遊技盤110は、遊技盤110の背面側Bに設けられる画像表示部114や可動役物115などの演出部への遊技球の侵入を防止する侵入防止部80を設けている。
また、枠部材150は、上皿153が遊技球でいっぱいになったときに、あふれた遊技球を一時的に溜めておくことが可能な下皿160を備えている。下皿160は上皿153よりも下側に位置する。本実施の形態では、上皿153と下皿160とを分離する構成を採用しており、上下皿一体とする構成を採用していない。このため、賞球としての遊技球をより多く溜めることが可能になる。
なお、発射装置のハンドル151を所定条件下で発光させる構成例も考えられる。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
枠部材150は、枠ランプ157とは別の枠ランプ171,172,173と、光源を内蔵して駆動力により収納および展開が相互に切り替え可能な枠駆動演出部180と、を備えている。枠ランプ171,172,173は、連続的に配置されている。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板159を備えている。透明板159は、遊技盤110の盤面を覆っている。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過することにより普通図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222および普通図柄表示器223の各々は、LED表示装置で構成され、その点灯態様によって各抽選結果を表す図柄が表示される。
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。図3に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで開状態を維持するラウンドを所定回数だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222と、普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、パチンコ遊技機100の状態を表示する状態表示器224と、が接続されている。
演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。その際、演出ボタン等(演出ボタン161および演出キー162)を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。その際、演出ボタン等を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。この場合、例えば演出ボタン等のコントローラ(不図示)から操作に応じた信号(操作信号)を受け付け、この操作信号により識別される操作内容を演出の設定に反映させる。また、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157の発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
また、ランプ制御部320は、枠ランプ171,172,173および枠駆動演出部180の制御を行う。
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部411を制御する。ここでの払出駆動部411は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
さらに、払出制御部400には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板450が接続されている。そして、払出制御部400は、例えば払出駆動部411に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部412にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板450を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
次に、パチンコ遊技機100の枠部材150の構成について説明する。
図4は、枠部材150の構成を説明する斜視図である。
図4に示すように、枠部材150は、縦長の所謂フレーム構造である枠部材本体としての外枠10と、外枠10に開閉自在に装着される前面枠(内枠)20とを備えている。
外枠10の前面下部には、下横枠部材14と同じ方向(横方向、左右方向)に延びる幕板16が取り付けられている。なお、幕板16の上端の縦方向の位置は、下横枠部材14の上端の縦方向の位置と略同一である。また、幕板16の前面側Fの面には、例えば社名やロゴ等を付すことで意匠的な装飾を施すことが可能である。
また、外枠10は、前面枠20が開閉する際に前面枠20と摺動する樹脂製の摺動部17を有する。より具体的には、この摺動部17は、下横枠部材14に取り付けられている。また、摺動部17は、下横枠部材14の上面に位置し、かつ、前面枠20の回転軸が位置する側とは反対側(図4中右側)に片寄って位置している。そして、摺動部17は、前面枠20の遊技盤保持枠22が閉じている状態で遊技盤保持枠22の下面と当接して前面枠20を保持する。このため、前面枠20が閉じている状態には、前面枠20と幕板16との間に、隙間が形成されることになる。
なお、前面枠20の遊技盤保持枠22には、外枠10の右縦枠部材11と係合して前面枠20が開かないように施錠するための施錠部材23,24,25が設けられている。この施錠部材23,24,25は、パチンコ遊技機100の前面側Fに配設されている鍵穴158(図1参照)に鍵を差し込んで所定の方向に回転することで、連動して施錠動作および開錠動作を行う。
さらに、払出球の払い出し制御を行う払出制御部が構成された払出制御基板(不図示)と、払出制御基板により制御され、外部から補給された補給球を一時的に溜めておき、賞球の払い出しや貸し球の払い出しを行う払い出しユニット560と、が枠部材150の前面枠20に配設されている。
図5および図6は、遊技盤本体60の構成を説明するための図である。
なお、図5では、枠部材150に取り付けられた状態にて前面側Fから見た遊技盤本体60を示している。また、図6は、枠部材150に取り付けられた状態にて遊技者側とは反対側となる背面側Bから見た遊技盤本体60を示している。
本実施の形態に係る遊技盤110は、遊技板の一例としての遊技盤本体60を有する。遊技盤本体60は、例えばポリカーボネート(PC)やアクリルなどの合成樹脂を材料に用いることができる。また、本実施の形態の遊技盤本体60は、少なくとも可視光領域の光を透過する透光性を有するように構成している。
例えば、遊技盤本体60の前面側Fに相当する側を成形する型と、遊技盤本体60の背面側Bに相当する側を成形する型を有する一組の型を用いる。本実施の形態では、一組の型は、遊技盤本体60の外形、盤面、案内部30、ステージ40、侵入防止部80、リブやボスなどの凹凸構造、切り欠き構造等を形作る形状を有している。そして、型締めさせた型の内側に軟化させた合成樹脂を射出して型内に合成樹脂を充填させる。合成樹脂を冷却させた後、その型を開くことによって合成樹脂の成形体を得る。なお、必要に応じて、成形後の合成樹脂の成形体に対し、小径穴の加工、ゲートカット処理および遊技くぎ127の下穴加工などの加工を行う。
上述の射出成形は、比較的複雑な形状の成形体が製造可能であり高生産性を有することから、本実施の形態のように遊技盤本体60と各種部材とを一体成形するには特に好ましい成形方法である。
ただし、アクリルを材料に用いて遊技盤本体60を成形する場合、一般的に、押出成形および機械加工の組み合わせにより行われる。即ち、押し出し成形によってアクリル等の合成樹脂を板状の成形体に成形する。その後、板状の成形体に対して、外形加工、大径穴小径穴の加工、ルーター加工、遊技くぎの下穴加工および外形面取りなどの機械加工を行う。また、機械加工が施された部分に対しては、研磨などの表面処理を施す。
従って、アクリルなどの合成樹脂を用いた押出成形は、射出成形と比較して、外形加工や大径孔の加工などの機械加工が必要となる。そのため、押し出し成形法によって遊技盤本体60を形成する場合は、射出成形を用いる場合と比較して工数が著しく増加する。
図6に示すように、遊技盤本体60は、各種役物等を取り付けるための切欠き形状や開口を有する。例えば、遊技盤本体60には、画像表示部114や可動役物115を設ける位置に対向するように形成した開口部61や、第1始動口121および第2始動口122取り付け用の開口部62、大入賞口125取り付け用の開口部63等が形成されている。これらの開口部61,62,63は、遊技盤本体60の前面側Fから背面側Bへ貫通している。また、遊技盤本体60は、ゲート124取り付け用の貫通孔61aを有する。さらに、遊技盤本体60は、遊技盤本体60の前面側Fから取り付けられるレール部材112(図1参照)を取り付けるための貫通穴ボス64を有している。
特定領域72は、縁リブ71により囲まれた場所に位置する。より具体的には、特定領域72は、遊技盤110の左側部分に位置している。そして、特定領域72は、扉のように開閉可能に設けられる枠部材150の回転軸が設けられる側と同じ側に形成されている。
なお、特定領域72を、3つのリブ構造部72a,72b,72cのみならずボス73を含めて構成しても良い。
また、遊技盤本体60の厚さTは、従来から用いられているベニヤ製の遊技盤の厚さと同じ(19mm)に設定している。このため、ベニヤ製の遊技盤が取り付けられる枠部材に本実施の形態の遊技盤本体60を同様に取り付けることができる。そのため、通常のベニヤ製の遊技盤を用いる場合と、本実施の形態が適用される合成樹脂の遊技盤本体60を用いる場合とで、枠部材150の共用化を図ることが可能となる。
遊技盤本体60の縁部に縁リブ71を形成し、かつ、縁リブ71で囲まれた部分の背面側Bをへこませている。そして、縁リブ71で囲まれた部分の板厚(t1,t2)を、縁リブ71の厚さTよりも薄くしている。また、遊技領域形成部分65には、例えば遊技くぎ127などが打ち込まれるため、遊技くぎ127の埋設部分を形成できる板厚t1に設定している。
図7は、本実施の形態の案内部30を説明するための図である。
なお、図7(a)は遊技盤本体60における案内部30周辺の拡大図であり、図7(b)は図7(a)に示すVIIb−VIIb断面図である。
案内部30は、図7(a)に示すように板状の外形をしている。そして、案内部30は、遊技盤本体60の前面側Fの面から壁状に立ち上がるように形成される。この案内部30は、例えば射出成形を用いて、図7(b)に示すように、遊技盤本体60と一体に形成している。
特に、レール部材112の下方は、発射装置によって発射されたばかりの比較的に勢いのある遊技球が接触する領域である。そして、本実施の形態のように、案内部30をレール部材112の下側に配置し、さらに案内部30の左側端部31Lを接触させることによってレール部材112をより安定して支持することが可能となる。
また、この場合には、この別の案内部30のレール部材112の端をレール部材112の遊技領域側の面に接触するように形成する。これによって、案内部30と更に追加した別の案内部30とによってレール部材112を複数箇所にて位置決めおよび支持することができる。
図8は、本実施の形態のステージ40および侵入防止部80を説明するための図である。
図8(a)は遊技盤本体60におけるステージ40および侵入防止部80周辺の拡大図であり、図8(b)は図8(a)に示すVIIIb−VIIIb断面図である。
ステージ40は、背面側Bから前面側Fに向けて低くなるように傾斜したステージ主面41を有している。また、ステージ主面41は、遊技盤本体60に形成される開口部61の下側の縁に沿って形成される。ステージ主面41は、図8(a)に示すように、外形が波形の面であり、両端部が中央部と比較して高くなっている。また、ステージ40は、例えば射出成形を用いて、図8(b)に示すように、遊技盤本体60と一体に成形されている。
また、左側凹部42Lおよび右側凹部42Rは、中央凹部42Cを挟んで左右にそれぞれ形成される。左側凹部42Lおよび右側凹部42Rは、それぞれ湾曲した凹状に形成されている。なお、左側凹部42Lおよび右側凹部42Rの直下には、第1始動口121が配置されていない。
以上のように、ステージ40は、射出成形による一体成形による製造方法を十分に活かすことができる構成部品となっている。そして、本実施の形態では、ステージ40を遊技盤本体60に一体成形することによって、製造効率の低下を抑制している。
防止部の一例としての侵入防止部80は、壁部81と壁部81から前面側Fへと延びる鍔部82とを有している。本実施の形態では、図8(b)に示すように、壁部81は、ステージ主面41の背面側Bにて上方に向けて立ち上がるように延びて形成される。そして、鍔部82は、壁部81の上端側にて背面側Bから前面側Fに向けて延びて設けられる。鍔部82は、前面側Fが透明板159の近傍に達するように設定されている。
そして、侵入防止部80は、遊技者が前面側Fから背面側Bに設けられる画像表示部114などの演出部を見ることができるように透明に構成している。なお、侵入防止部80は、本実施の形態ではステージ40を介して、遊技盤本体60と一体に形成されている。また、侵入防止部80についても、遊技盤本体60を製造する際に射出成形によって形成される。
(第2の侵入防止部280)
図9は、本実施の形態の第2の侵入防止部280を説明するための図である。
なお、図9(a)は、第2の侵入防止部280を有する遊技盤本体60を前面側Fから見た図であり、図9(b)は、図9(a)に示すIXb-IXb断面図である。
第2の侵入防止部280は、図9(a)に示すように、画像表示部114や可動役物115(図1参照)などの演出部と対向する位置に面的に形成する。第2の侵入防止部280は、遊技者が前面側Fから背面側Bに設けられる画像表示部114などの演出部を見ることができるように透明に構成している。第2の侵入防止部280は、一般的な遊技機の遊技盤において、画像表示部が設けられる位置に対向する開口部(本実施の形態では図6に示すように遊技盤本体60の開口部61)を埋めるようにして形成される面状の部位である。
そして、第2の侵入防止部280は、例えば射出成形を用いて、図9(b)に示すように、遊技盤本体60と一体に形成している。
Claims (4)
- 遊技球が打ち込まれて遊技が行われる遊技領域を有する遊技機において、
表面に前記遊技領域が形成される合成樹脂製の遊技板と、
前記遊技領域に設けられ遊技球が入賞する入賞口と、
前記遊技板と一体成形され、前記入賞口の上方に配置されて遊技球を一旦受けた後に当該遊技球を落下させるステージと、
前記遊技板および前記ステージと一体成形されるとともに、当該ステージから当該ステージの上方に向けて立ち上がるように延びる壁部、および当該壁部の上方側にて遊技者側に向けて延びて設けられる突出部を有して、当該ステージ上に位置する遊技球が遊技者側とは反対側へと向かうのを防止する防止部と、
を備えることを特徴とする遊技機。 - 前記入賞口の上方に設けられ、遊技演出を行う演出部を備え、
前記遊技板は、前記演出部の位置に開口部を有し、
前記ステージおよび前記防止部は、前記遊技板の前記開口部の縁に沿って形成されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記ステージは、前記遊技球を受ける面が遊技者側に向かうに従って下向きに傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
- 前記遊技板、前記ステージおよび前記防止部は、射出成形によって一体成形されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011230697A JP5507521B2 (ja) | 2011-10-20 | 2011-10-20 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
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