JP2019129687A - 多相コンバータ - Google Patents

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【課題】本明細書は、多相コンバータの温度管理技術を提供する。【解決手段】本明細書が開示する多相コンバータ2は、並列に接続されている3個以上のコンバータ回路10a−10dと、夫々のコンバータ回路の温度を計測する温度センサ7a−7dと、温度センサの計測値に基づいてコンバータ回路を制御するコントローラ17を備えている。コントローラ17は、いずれかのコンバータ回路の温度が温度閾値を超えた場合、最も温度が高いコンバータ回路と2番目に温度が高いコンバータ回路の夫々の出力を残りのコンバータ回路の出力よりも下げるとともに、最も温度が高いコンバータ回路と2番目に温度が高いコンバータ回路を180度の位相差で駆動する。【選択図】図1

Description

本明細書が開示する技術は、複数の電圧コンバータ回路が並列に接続されている多相コンバータに関する。
複数の電圧コンバータ回路が並列に接続されている多相コンバータが知られている。特許文献1の多相コンバータは、特定の電圧コンバータ回路の温度が所定の温度閾値を超えた場合、その電圧コンバータ回路を停止し、残りの電圧コンバータ回路で目標出力を分担する。
特開2017−093202号公報
温度が温度閾値を超えた電圧コンバータ回路を完全に停止してしまうと、残りの電圧コンバータ回路で目標出力を分担することになり、2番目に温度が高かった電圧コンバータ回路の温度が上昇し易くなってしまう。多相コンバータにおける温度管理技術には改善の余地がある。
本明細書が開示する多相コンバータは、並列に接続されている3個以上の電圧コンバータ回路と、夫々の電圧コンバータ回路の温度を計測する温度センサと、温度センサの計測値に基づいて電圧コンバータ回路を制御するコントローラを備えている。コントローラは、いずれかの電圧コンバータ回路の温度が温度閾値を超えた場合、最も温度が高い電圧コンバータ回路と2番目に温度が高い電圧コンバータ回路の夫々の出力を残りの電圧コンバータ回路の出力よりも下げるとともに、最も温度が高い電圧コンバータ回路と2番目に温度が高い電圧コンバータ回路を180度の位相差で駆動する。
電圧コンバータの温度上昇の一つの要因は、電圧コンバータ回路のスイッチング素子のオンオフ動作に起因して発生するリプル電流である。リプル電流を抑制する一つの方法として、同タイプの電圧コンバータ回路を180度の位相差で駆動する方法がある。180度の位相差で2個の電圧コンバータ回路を駆動すると、互いのリプル電流の波形が打ち消し合うため、リプル電流が抑制される。本明細書が開示する多相コンバータでは、最も温度が高い電圧コンバータ回路と2番目に温度が高い電圧コンバータ回路の出力を同時に下げるとともに、それら2個の電圧コンバータ回路を180度の位相差で駆動することにより、両方の電圧コンバータ回路のリプル電流を相殺し、発熱を抑える。本明細書が開示する多相コンバータは、温度の高い2個の電圧コンバータ回路のリプル電流を相殺し、その2個の電圧コンバータの発熱を同時に抑制する。即ち、本明細書が開示する技術は、最も温度の高い電圧コンバータ回路だけでなく、2番目に温度の高い電圧コンバータ回路も同時に温度上昇を抑制することができる。
なお、特定の電圧コンバータの出力を別の電圧コンバータの出力よりも下げるには、例えば、特定の電圧コンバータのスイッチング素子に与えるデューティ比を、別の電圧コンバータのスイッチング素子に与えるデューティ比よりも小さくすればよい。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例の多相コンバータのブロック図である。 コントローラが実施するコンバータ回路制御のフローチャートである。 温度管理制御による電圧コンバータ回路の出力の変化の一例を示すタイムチャートである。
図面を参照して実施例の多相コンバータを説明する。実施例の多相コンバータは、電気自動車に搭載されている。図1に、多相コンバータ2を搭載した電気自動車100の電力系のブロック図を示す。図1における矢印付破線は信号線を意味している。
電気自動車100は、走行用のモータ32と、直流電源としての燃料電池21及びバッテリ34と、多相コンバータ2と、インバータ31と、電力変換器35を備えている。多相コンバータ2は、燃料電池21の出力電圧を、モータ32の駆動電圧まで昇圧してインバータ31に供給する。電力変換器35は、バッテリ34の出力電力をモータ32の駆動電圧まで昇圧してインバータ31に供給する。インバータ31は、多相コンバータ2及び電力変換器35が出力した直流電力を交流電力に変換してモータ32に供給する。
インバータ31は、モータ32が発電した交流電力を直流電力に変換する機能も有している。電力変換器35は、インバータ31によって変換された直流電力を降圧してバッテリ34へ供給する機能も有している。電力変換器35は、いわゆる双方向DC−DCコンバータである。電力変換器35によって降圧された電力はバッテリ34に蓄えられる。電力変換器35は、燃料電池21が出力する電力のうち、モータ32の駆動に使われなかった余剰電力を降圧してバッテリ34に蓄える場合もある。
多相コンバータ2は、4個の昇圧コンバータ回路10a−10dと、コンデンサ22、24と、電流センサ23と、電圧センサ25と、コントローラ17を備えている。以下では、説明の便宜上、昇圧コンバータ回路10a−10dを、単純に、コンバータ回路10a−10dと称する。
4個のコンバータ回路10a−10dは、共通の入力端12a、12bと、共通の出力端13a、13bの間に並列に接続されている。4個のコンバータ回路10a―10dは、全て、入力される電力の電圧を昇圧して出力する機能を有している。すなわち、コンバータ回路10a−10dは、それぞれ、燃料電池21の出力電圧を、モータ32の駆動電圧まで昇圧する。コンバータ回路10a−10dは、全て、同じ構造を有している。
共通の入力端12a、12bの間にはコンデンサ22が接続されており、共通の出力端13a、13bの間にはコンデンサ24が接続されている。コンデンサ22は、コンバータ回路10a−10dに入力される電流を平滑化し、コンデンサ24は、コンバータ回路10a−10dから出力される電流を平滑化する。
コンバータ回路10aについて説明する。コンバータ回路10aは、スイッチング素子3aと、ダイオード4a、6aと、リアクトル5aと、温度センサ7aを備えている。リアクトル5aの一端が入力端正極12aに接続されており、他端はダイオード6aのアノードに接続されている。ダイオード6aのカソードは出力端正極13aに接続されている。
コンバータ回路10aの入力端負極12bと出力端負極13bは直接に接続されている。リアクトル5aとダイオード6aの中間点と入力端負極12b(出力端負極13b)の間に、スイッチング素子3aが接続されている。ダイオード4aは、スイッチング素子3aに対して逆並列に接続されている。
温度センサ7aは、スイッチング素子3aの温度を計測する。温度センサ7aは、コンバータ回路10aのなかで、最も温度が高くなる箇所に配置されていればよい。温度センサ7aは、例えば、スイッチング素子3aのチップ内に備えられている。コンバータ回路10aのなかでリアクトル5aの温度の方が重要である場合は、温度センサ7aはリアクトル5aに配置されてもよい。あるいは、スイッチング素子とリアクトルの双方に温度センサが備えられていても良い。
コンバータ回路10bは、スイッチング素子3bと、ダイオード4b、6bと、リアクトル5bと、温度センサ7bを備えている。コンバータ回路10cは、スイッチング素子3cと、ダイオード4c、6cと、リアクトル5cと、温度センサ7cを備えている。コンバータ回路10dは、スイッチング素子3dと、ダイオード4d、6dと、リアクトル5dと温度センサ7dを備えている。コンバータ回路10b−10dの構造は、コンバータ回路10aの構造と同一である。
コンバータ回路10a−10dのスイッチング素子3a−3dは、トランジスタであり、例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。スイッチング素子3a−3dは、コントローラ17によって制御される。コントローラ17は、所定のデューティ比の駆動信号をスイッチング素子3a−3dに供給する。スイッチング素子3a−3dの夫々が駆動信号のデューティ比でオンオフすると、入力端12a、12bに印加されている燃料電池21の電力の電圧が昇圧されて、出力端13a、13bから出力される。別言すれば、コンバータ回路10a(10b−10d)は、デューティ比で制御される電力変換用のスイッチング素子3a(3b−3d)によって入力電圧を昇圧する。
コンバータ回路10a−10dは、同じ構造を有している。コントローラ17は、所定のデューティ比の駆動信号をスイッチング素子3a−3dの夫々に供給する。ただし、コントローラ17は、タイミングを異ならせて、スイッチング素子3a−3dの夫々に駆動信号を供給する。コンバータ回路10a−10dは、タイミングは異なるが同じ動作をする。4個のコンバータ回路10a−10dが同じ動作をすることで、4個のコンバータ回路10a−10dの並列接続回路は、あたかもひとつのコンバータ回路のように動作する。
多相コンバータ2は、燃料電池21から供給される電流(多相コンバータ2への入力電流Ifdc)を計測する電流センサ23と、昇圧後の電圧(多相コンバータ2の出力電圧VH)を計測する電圧センサ25を備えており、夫々のセンサの計測値はコントローラ17へ送られる。コントローラ17は、センサからのデータと、後述する上位コントローラ40から送られる情報に基づいて、コンバータ回路10a−10dを制御する。
上位コントローラ40には、アクセルペダル42、ブレーキペダル43が接続されており、それらのデバイスからの信号に基づいて多相コンバータ2のコントローラ17に各種の情報を送る。上位コントローラ40には、上記したデバイスのほか、車両のメインスイッチ(イグニッションスイッチ)なども接続されている。また、上位コントローラ40は、多相コンバータ2だけでなく、燃料電池21や電力変換器35も制御する。上位コントローラ40は、燃料電池21の出力を制御することができる。特に、上位コントローラ40は、アクセルペダル42の操作量が大きい場合には、燃料電池21の出力を大きくする。
多相コンバータ2の説明に戻る。多相コンバータ2のコントローラ17は、入力電流Ifdc(燃料電池21の出力電流)の大きさに応じて、駆動するコンバータ回路の数を調整する。具体的には、入力電流Ifdcが大きくなるにつれて、駆動するコンバータ回路の数を増やす。入力電流Ifdcの大きさに応じて駆動するコンバータ回路の数が相違するので、コンバータ回路10a−10dの温度が異なる場合がある。コントローラ17は、コンバータ回路10a−10dのいずれかの温度が温度閾値を超えた場合、回路保護のため、温度が最も高いコンバータ回路の出力を制限する。コントローラ17は、温度が最も高いコンバータ回路の出力を下げるだけでなく、2番目に温度が高いコンバータ回路の出力も同時に下げる。また、最も温度が高いコンバータ回路(温度閾値を超えているコンバータ回路)と2番目に温度が高いコンバータ回路を180度の位相差で駆動することで、双方のリプル電流を相殺し、温度上昇を抑える。
図2にコントローラ17が実行するコンバータ回路制御のフローチャートを示す。コントローラ17は、図2の処理を一定周期で実行する。なお、ここでは、燃料電池21の出力が大きく、全てのコンバータ回路10a−10dを駆動する場合を想定する。
コントローラ17は、温度センサ7a−7dから、各コンバータ回路の温度を取得する(ステップS2)。次に、コントローラ17は、全ての温度を温度閾値と比較する(ステップS3)。全ての温度が温度閾値を下回っていたら、コントローラ17は、全てのコンバータ回路10a−10dへの駆動指令に同一のデューティ比を設定する(ステップS3:NO、S7)。そして、コントローラ17は、駆動指令をコンバータ回路10a−10dへ順次送信し、コンバータ回路10a−10dを一定間隔で順次に駆動する(ステップS6)。ここでは、4個のコンバータ回路10a−10dを駆動するので、コントローラ17は、位相差90度でコンバータ回路10a−10dを順次に駆動する。
位相差とは、コントローラ17の1制御周期を360度とし、順次に駆動するコンバータ回路の駆動タイミングの差を角度で表したものである。4個のコンバータ回路10a−10dを等間隔で順次に駆動する場合、位相差は90度(=360度/4)となる。1制御周期を記号Tsで表すと、位相差90度は、Ts/4の時間に対応する。
コントローラ17が実行する処理の説明に戻る。ステップS3において、いずれかのコンバータ回路の温度が温度閾値を超えていた場合(ステップS3:YES)、コントローラ17は、2番目に温度が高いコンバータ回路を、最も温度が高いコンバータ回路(温度閾値を超えているコンバータ回路)に対して180度の位相差で駆動されるようにコンバータ回路の駆動順を決定する(ステップS4)。さらにコントローラ17は、最も温度が高いコンバータ回路と2番目に温度が高いコンバータ回路に指令するデューティ比を、他のコンバータ回路へ指令するデューティ比の70%に設定する(ステップS5)。そして、4個のコンバータ回路10a−10dを順次に駆動する(ステップS6)。
最も温度の高いコンバータ回路と2番目に温度の高いコンバータ回路を180度の位相差で駆動することで、両方のリプル電流が相殺され、それらのコンバータ回路の温度上昇が抑えられる。また、コントローラ17は、最も温度の高いコンバータ回路と、2番目に温度の高いコンバータ回路のデューティ比を他のコンバータ回路のデューティ比よりも下げることで、最も温度の高いコンバータ回路と、2番目に温度の高いコンバータ回路の出力を制限し、温度上昇を抑える。特に、180度の位相差で駆動する2個のコンバータ回路に対して同じように出力を下げることで、双方のリプル電流が同じ大きさとなり、効果的に抑制される。その結果、リプル電流による温度上昇が効果的に抑えられる。
図3に図2の温度管理制御による4個のコンバータ回路の電流波形の変化の一例を示す。説明のため、グラフG1の電流を出力するコンバータ回路を第1相のコンバータ回路と称し、グラフG2の電流を出力するコンバータ回路を第2相のコンバータ回路と称し、グラフG3(G4)の電流を出力するコンバータ回路を第3相(第4相)のコンバータ回路と称する。時刻t1から時刻t5までが一制御周期に相当する。コントローラ17は、1制御周期の間に、等間隔(時刻t1、t2、t3、t4)で、コンバータ回路10a−10dに順次に駆動指令を供給する。コントローラ回路10a−10dは、90度の位相差で順次に駆動される。
今、第2相のコンバータ回路の温度が温度閾値を超えたと仮定する。その場合コントローラ17は、2番目に温度の高いコンバータ回路を第4相に設定する。そして、第1相(最も温度の高いコンバータ回路)と第4相(2番目に温度の高いコンバータ回路)のデューティ比を下げる。その結果、第2相のコンバータ回路の出力はグラフG2からグラフG2aに下がり、第4相のコンバータ回路の出力はグラフG4からグラフG4aに下がる。グラフG2aの出力電流に起因するリプル電流とグラフG4aの出力電流に起因するリプル電流が相殺し、双方のコンバータ回路の温度上昇が抑制される。
実施例で説明した多相コンバータ2の動作と利点をまとめる。多相コンバータ2は、並列に接続された4個のコンバータ回路10a−10dと、コントローラ17を備えている。コントローラ17は、いずれかのコンバータ回路の温度が温度閾値を超えた場合、最も温度の高いコンバータ回路と2番目に温度の高いコンバータ回路の出力を残りのコンバータ回路の出力よりも下げるとともに、2番目に温度の高いコンバータ回路を最も温度の高いコンバータ回路に対して180度の位相差で駆動する。なお、コントローラ17は、最も温度の高いコンバータ回路に指令するデューティ比と、2番目に温度の高いコンバータ回路に指令するデューティ比を同じに設定する。別言すれば、コントローラ17は、最も温度の高いコンバータ回路と、2番目に温度の高いコンバータ回路の出力を他のコンバータ回路の出力よりも下げるとともに、それら2個のコンバータ回路の出力を同じにする。
最も温度の高いコンバータ回路と2番目に温度の高いコンバータ回路の出力を同じ割合で下げるとともに両者を180度の位相差で駆動することで、両者のリプル電流を相殺する。そうすることで、最も温度の高いコンバータ回路と2番目に温度の高いコンバータ回路の温度を同時に下げることができる。また、実施例の多相コンバータ2は、最も温度の高いコンバータ回路を完全に停止するのではないので、他のコンバータ回路への負荷の増大を抑えることができる。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。最も温度の高いコンバータ回路と2番目に温度の高いコンバータ回路の出力を下げる場合、残りのコンバータ回路の出力を上げ、多相コンバータの出力を目標出力に維持することも好適である。
実施例では、並列に接続されている4個のコンバータ回路を駆動しているときに、ひとつのコンバータ回路の温度が温度閾値を超えた場合を例示した。本明細書が開示する技術は、3個のコンバータ回路、あるいは、5個のコンバータ回路を駆動する多相コンバータに適用することも可能である。その場合、温度閾値を超えたコンバータ回路と2番目に温度の高いコンバータ回路を、180度の位相差となるタイミングで駆動し、残りのコンバータ回路は、別のタイミングで駆動すればよい。ただし、本明細書が開示する技術は、駆動するコンバータ回路の数が4n個の多相コンバータに適用することが最もよい。4n個のコンバータ回路を駆動する場合は、全てのコンバータ回路が等間隔で駆動されるともに、いずれのコンバータ回路も、180度の位相差の他のコンバータ回路と対をなすからである。
いずれかのコンバータ回路の温度が温度閾値を超えた場合に直ちに駆動順を変更できない場合には、駆動順を変更できる状態になったら、2番目に温度が高いコンバータ回路を最も温度の高いコンバータ回路に対して180度の位相差となる駆動タイミングに変更するようにしてもよい。例えば、車両が一時的に停止して、複数のコンバータ回路の駆動タイミングが一時的に乱れても影響がない場合に、コンバータ回路の駆動順を変更すればよい。あるいは、いずれかのコンバータ回路の温度が温度閾値を超えた場合、すぐには駆動順を変更せず、車両のメインスイッチが一旦オフにされ、再びオンにされたときに、最も温度の高いコンバータ回路と2番目に温度の高いコンバータ回路を180度の位相差で駆動するようにしてもよい。
実施例のコンバータ回路は昇圧コンバータであった。本明細書が開示する多相コンバータは、複数の降圧コンバータ回路が並列に接続されている多相コンバータに適用することも可能である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:多相コンバータ
3a−3d:スイッチング素子
4a−4d、6a−6d:ダイオード
5a−5d:リアクトル
7a−7d:温度センサ
10a−10d:昇圧コンバータ回路(コンバータ回路)
17:コントローラ
21:燃料電池
22、24:コンデンサ
23:電流センサ
25:電圧センサ
31:インバータ
32:モータ
34:バッテリ
35:電力変換器
40:上位コントローラ
42:アクセルペダル
43:ブレーキペダル
100:電気自動車

Claims (1)

  1. 並列に接続されており、3個以上の電圧コンバータ回路と、
    夫々の前記電圧コンバータ回路の温度を計測する温度センサと、
    前記温度センサの計測値に基づいて前記電圧コンバータ回路を制御するコントローラと、
    を備えており、
    前記コントローラは、
    いずれかの前記電圧コンバータ回路の温度が温度閾値を超えた場合、最も温度が高い前記電圧コンバータ回路と2番目に温度が高い前記電圧コンバータ回路の夫々の出力を残りの前記電圧コンバータ回路の出力よりも下げるとともに、最も温度が高い前記電圧コンバータ回路と2番目に温度が高い前記電圧コンバータ回路を180度の位相差で駆動する、多相コンバータ。
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