JP2019129592A - 余長吸収機構及び可動体用給電装置 - Google Patents

余長吸収機構及び可動体用給電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回転体の傾斜に起因する種々の不具合を防止した余長吸収機構等を提供する。【解決手段】余長吸収機構70は、ケース71と、ケース71内に回転自在に支持された回転体80と、回転体80の軸方向の一方側であるケース71内のスペースが電線収容部74とされ、電線収容部74で回転体80に巻き取られるフラット電線Wと、回転体80の軸方向の他方側であるケース71内のスペースがバネ収容部76とされ、バネ収容部76で回転体80をフラット電線Wの巻き取り方向に付勢するバネ89と、ケース71に固定され、回転体80の軸方向の傾斜を規制する傾斜押え部90とを備えた。【選択図】図10

Description

本発明は、電線の余長を吸収する余長吸収機構、及び、これを用いた可動体用給電装置に関する。
例えば、車両には、車体に対して移動する部品(サンルーフ、サンシェード、サイドガラス、シート等の可動体)が搭載される。かかる可動体用給電装置として、電線の余長を吸収する余長吸収機構を用いたものがある(特許文献1参照)。
この余長吸収機構100は、図13に示すように、ケース101と、ケース101内で回転自在に収容された回転体102と、ケース101内の一方側のスペースが電線収容部103とされ、回転体102に巻き取られるフラット電線Wと、ケース101内の他方側のスペースがバネ収容部104とされ、回転体102に一端が掛止されて回転体102を電線巻き取り方向に付勢する渦巻きバネ105とを備えている。
ケース101には、回転支持軸101aが設けられている。回転体102は、隔壁102aを有する。ケース101内は、隔壁102aを境として、ケース101内を電線収容部103とバネ収容部104に仕切られている。隔壁102aの中心に回転ガイド孔102bが形成されている。回転体102は、ケース101内で回転支持軸101aの周りに回転自在に支持されている。
電線収容部103には、サンルーフ側(又は車体側)に接続されるフラット電線Wを回転体102に巻き取り、回転体102に巻き取られたフラット電線Wをサンルーフ側(又は車体側)に引き出す余長電線収容部106と、余長電線収容部106でのフラット電線Wの巻取り方向とは逆方向にフラット電線Wが巻き付けされたねじれ阻止用電線収容部107が設けられている。
サンルーフがフラット電線Wを引き出す方向(図14(a)の矢印方向)に移動すると、渦巻きバネ105のバネ力に抗して回転体102が回転し、巻き取られていたフラット電線Wが引き出される。サンルーフがフラット電線Wを巻き取る方向(図14(b)の矢印方向)に移動すると、渦巻きバネ105のバネ力によって回転体102が回転してフラット電線Wが巻き取られる。このように、サンルーフの移動に応じてフラット電線Wの余長を吸収しつつサンルーフに電源を常時供給する。
特開2017−34974号公報
しかしながら、前記従来の余長吸収機構100では、回転体102の軸方向の中央ではなく偏った位置に渦巻きバネ105が配置されているため、渦巻きバネ105のバネ力が回転体102を傾斜させる方向に作用する。図15に示すように、回転体102が傾斜すると、回転体102とケース101が接触するため、摺動性の悪化、偏磨耗の発生等を招来する場合がある。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、回転体の傾斜に起因する種々の不具合を防止した余長吸収機構、及び、これを用いた可動体用給電装置を提供することを目的とする。
本発明の余長吸収機構は、ケースと、前記ケース内に回転自在に支持された回転体と、前記回転体の軸方向の一方側である前記ケース内のスペースが電線収容部とされ、前記電線収容部で前記回転体に巻き取られるフラット電線と、前記回転体の軸方向の他方側である前記ケース内のスペースがバネ収容部とされ、前記バネ収容部で前記回転体を前記フラット電線の巻き取り方向に付勢するバネと、前記ケースに固定され、前記回転体の軸傾斜を阻止する傾斜押え部とを備えたことを特徴とする。
本発明の可動体用給電装置は、固定部に固定されたレール部材と、前記レール部材に沿って移動するスライダと、前記スライダに支持された可動体とを備え、前記固定部と前記可動体の一方から他方への給電を行う可動体用給電構造において、フラット電線の一端が前記固定部側に接続され、前記フラット電線の他端が前記可動体側に接続され、前記可動体の移動による前記フラット電線の余長部分を巻き取る余長吸収機構を備え、前記余長吸収機構は、ケースと、前記ケース内に回転自在に支持された回転体と、前記ケース内の一方側のスペースが電線収容部とされ、前記電線収容部で前記回転体に巻き取られる前記フラット電線と、前記ケース内の他方側のスペースがバネ収容部とされ、前記バネ収容部で前記回転体を前記フラット電線の巻き取り方向に付勢するバネと、前記ケースに固定され、前記回転体の軸方向の傾斜を規制する傾斜押え部とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、回転体には偏荷重としてバネのバネ力が作用(バネのバネ力が回転体を傾斜させる方向に作用)するが、回転体の傾斜が傾斜押え部で阻止される。これにより、回転体の傾斜に起因する種々の不具合を防止できる。
本発明の第1実施形態を示し、サンルーフ装置の平面図(サンルーフが開位置と閉位置の間の位置)である。 本発明の第1実施形態を示し、サンルーフ装置の一部斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、(a)はサンルーフが閉位置に位置する状態を示す概略側面図、(b)はサンルーフがチルトアップ位置に位置する状態を示す概略側面図、(c)はサンルーフが開位置に位置する状態を示す概略側面図である。 本発明の第1実施形態を示し、リアスライダとレール部材の断面図(図1のA−A線断面図に相当)である。 本発明の第1実施形態を示し、リアスライダとレール部材を上方から見た図である。 本発明の第1実施形態を示し、フロントスライダとレール部材を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、フロントスライダとレール部材の断面図(図1のB−B線断面図に相当)である。 本発明の第1実施形態を示し、余長吸収機構の斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、(a)は一方の分割ケース体を外した余長吸収機構の上面図、(b)は分割ケース体に傾斜押え部を装着した斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、余長吸収機構の縦断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、余長吸収機構の縦断面図(図10に相当する図)である。 本発明の第3実施形態を示し、余長吸収機構の縦断面図(図10に相当する図)である。 従来例を示し、余長吸収機構の概略断面図である。 従来例を示し、(a)はねじり阻止用電線収容部のフラット電線がきつく巻き付けされた状態を示す概略図、(b)は、ねじり阻止用電線収容部のフラット電線がきつく巻き付けされた状態を示す概略図である。 従来例を示し、回転体が軸傾斜方向に傾いた状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図10は本発明の第1実施形態を示す。
図3に示すように、車体1の天井パネル2には、開口部3が設けられている。この開口部3がサンルーフユニット10によって開閉される。
サンルーフユニット10は、図1、図3等に示すように、開口部3の車幅方向の両側部に配置された一対のレール部材11と、開口部3の車両前部側に配置され、一対のレール部材11の前端にそれぞれ連結された前方フレーム15と、一対のレール部材11に沿って移動する一対のフロントスライダ21、一対のリアスライダ23及び一対のミドルスライダ25と、一対のミドルスライダ25に支持された可動体であるサンルーフ30と、サンルーフ30に移動力を作用させる一対の駆動ベルト40と、駆動ベルト40の移動源であるアクチュエータ49と、ディフレクタ50と、フラット電線Wと、フラット電線Wの余長部分を巻き取る余長吸収機構70とを備えている。
図1、図2、図4等に示すように、各レール部材11は、例えばアルミニューム合金より形成されている。各レール部材11には、その幅方向にスライドガイド路12とベルトガイド路13と排水路14が配置されている。スライドガイド路12とベルトガイド路13と排水路14は、レール部材11の長手方向に沿って延設されている。
車幅方向の左右に位置するベルトガイド路13は、スライドガイド路12の車幅方向の外側に位置する。車幅方向の左右に位置する排水路14は、ベルトガイド路13の車幅方向の外側に位置する。車幅方向の左右に位置する排水路14は、サンルーフ30の左右両側と天井パネル2との各隙間の真下に位置し、上記隙間から落下する水等を受ける。排水路14は、上面側が開放された凹溝形状である。各レール部材11の排水路14の車両後端位置には、排水キャップ18が取り付けられている(図1に示す)。排水キャップ18には、排水ホース(図示せず)が接続される。
前方フレーム15は、例えば合成樹脂材より形成されている。前方フレーム15には、2本のベルト配策路16と左右一対の排水路17とが設けられている。各ベルト配策路16は、各レール部材11のベルトガイド路13に連続している。各排水路17は、各レール部材11の排水路14に連続している。前方フレーム15の各排水路17の車両前端位置には、排水キャップ(図示せず)が接続される。排水キャップには、排水ホース(図示せず)が接続される。
図1、図2、図3等に示すように、一対のフロントスライダ21及び一対のリアスライダ23は、車両前後方向FRの同じ位置で左右のレール部材11のスライドガイド路12にスライド自在に配置されている。一対のミドルスライダ25は、その車両前端側に回転支持孔(特に、符号を付さず)を有すると共に長手方向に細長いカム孔25bを有している。各ミドルスライダ25の車両前端側の回転支持孔には、フロントスライダ21の回転ピン21aが挿入されている。各ミドルスライダ25の各細長いカム孔25bには、リアスライダ23のカムピン23aが挿入されている。一対のミドルスライダ25は、一対のフロントスライダ21に対して車両前後方向FRの移動では一体に移動し、一対のリアスライダ23に対してはカムピン23aのカム孔25b内での位置に応じて車両前後方向FR及び車両上下方向TBに移動する。このようなスライダ機構によって、サンルーフ30は、図3(a)に示すように開口部3を塞ぐ閉位置と、図3(b)に示すように開口部3の前方を閉じ、開口部3の後方を開くチルトアップ位置と、図3(c)に示すように開口部3を開放する開位置に変移できる。
図1に示すように、サンルーフ30は、一対のミドルスライダ25に取り付けられている。サンルーフ30は、透明なガラス体と調光パネルが少なくとも積層された積層パネル体(特に、符号を付さず)を有する。調光パネルは、電圧が印加されない状態では不透明状態であり、電圧の印加時にはその印加電圧レベルに応じて透明度を可変させる。調光パネルには、車体1側から給電される。この給電構造については、下記で説明する。
各駆動ベルト40は、合成樹脂製である。各駆動ベルト40は、長尺状で、断面形状が縦長の長方形である。各駆動ベルト40の一面には、長手方向に連続して歯部40aが設けられている。各駆動ベルト40は、前方フレーム15のベルト配策路16及び一対のレール部材11のベルトガイド路13に配置されている。各駆動ベルト40は、前方フレーム15のベルト配策路16の領域では、ベルトカバー46で、且つ、レール部材11のベルトガイド路13の領域では、ベルト包囲壁(特に、符号を付さず)で容易に座屈(撓み変形)しないように覆われている。これにより、一対の駆動ベルト40は、サンルーフ30を車両前方から後方に押し出すときでも、所定の軌跡でのみ移動するようになっている。
一対の駆動ベルト40は、その一端側が一対のリアスライダ23に固定され(一方の駆動ベルト40は、一方のリアスライダ23に、他方の駆動ベルト40は、他方のリアスライダ23に固定され)、その他端側が何の部材にも固定されていない。つまり、自由端とされている。
アクチュエータ49(図1に示す)は、前方フレーム15の車両幅方向のほぼ中央位置に固定されている。アクチュエータ49の一対の出力ギア部(図示せず)が一対の駆動ベルト40の歯部40aにそれぞれ噛み合っている。一対の出力ギア部は、互いに逆方向で回転する。これにより、一対の駆動ベルト40は、互いに逆方向に移動し、一対のリアスライダ23は、車両前後方向FRの同位置を同期して移動する。
ディフレクタ50は、ディフレクタ本体51とこのディフレクタ本体51の左右両端に回転自在に支持された一対の揺動アーム52とを備えている。ディフレクタ本体51は、天井パネル2の開口部3の前方端で、開口部3の車体幅方向の全域に亘って配置されている。ディフレクタ本体51は、前端側が円弧状に形成されている。これにより、開口部3の開口時にあって、外部からの強い風が開口部3より車室内に直接入り込まないようになっている。
一対の揺動アーム52は、一対のレール部材11に回転自在に支持されている。ディフレクタ本体51は、一対の揺動アーム52の移動によって、天井パネル2の開口部3より下方に位置する待機位置(図3(a)、(b)の位置)と開口部3より天井パネル2上に突出する風避け位置(図3(c)の位置)の間で変移自在であり、ねじりバネ53のバネ力によって風避け位置側に付勢されている。ディフレクタ本体51は、フロントスライダ21のスライド軌跡上に位置し、フロントスライダ21が図3(a)の閉位置及び図3(b)のチルトアップ位置では、一対の揺動アーム52がフロントスライダ21からの押圧力を受けてねじりバネ53のバネ力に抗して待機位置に位置する。ディフレクタ本体51は、フロントスライダ21が図3(c)の開位置では、一対の揺動アーム52がフロントスライダ21からの押圧力を受けずにねじりバネ53のバネ力によって風避け位置に位置する。
次に、駆動ベルト40とリアスライダ23の固定構造について説明する。図4、図5に詳しく示すように、リアスライダ23は、樹脂ブロック26とこれに嵌合された絶縁製の金属ブラケット27とにより構成されている。樹脂ブロック26の箇所がスライドガイド路12に配置されている。樹脂ブロック26には嵌合突部26aが1箇所、金属ブラケット27には嵌合突部27aが2箇所設けられている。金属ブラケット27の2つの嵌合突部27aは、樹脂ブロック26の嵌合突部26aの車両前後方向FRの両側位置に配置されている。駆動ベルト40の一端側には、各嵌合突部26a,27aに対応する位置に嵌合孔44が開口されている。樹脂ブロック26と金属ブラケット27の嵌合突部26a,27aが駆動ベルト40の各嵌合孔44に嵌合されることによって、駆動ベルト40とリアスライダ23が連結されている。
次に、車体1側から可動体であるサンルーフ30への給電構造について説明する。図1、図8等に示すように、可動体用給電構造は、レール部材11に沿って配策されたフラット電線Wと、フラット電線Wの配策経路の途中に配置され、フラット電線Wの余長部分を吸収する余長吸収機構70とを備えている。
フラット電線Wは、その一端側のコネクタC1が車体1側のコネクタ(図示せず)に、他端側のコネクタC2がサンルーフ側のコネクタ(図示せず)にそれぞれ接続されている。フラット電線Wは、フレキシブルなフラットケーブルである。フラット電線Wは、絶縁層の外周が更に保護層(図示せず)で被覆されている。
余長吸収機構70は、図3に示すように、サンルーフ30側に固定されている。具体的には、ミドルスライダ25の後端にリンク部材69を介して連結されている。リンク部材69は、ミドルスライダ25と余長吸収機構70の双方に回転自在に支持されている。これにより、ミドルスライダ25の後端の上下移動によって搖動する。余長吸収機構70は、サンルーフ30よりも車両前後方向FRの後方位置に配置され、サンルーフ30と共に移動自在に設けられている。余長吸収機構70は、ミドルスライダ25に支持されて車体1の天井パネル2の内側を移動軌跡として移動する。
余長吸収機構70は、図8〜図10に詳しく示すように、ケース71と、ケース71内に収容された回転体80と、ケース71内に配置された付勢手段である渦巻きバネ(バネ)89と、4つの傾斜押え部90とを有する。
ケース71は、両側面が閉塞された大略円筒形であり、互いに組み付けされた2つの分割ケース体72,73より構成されている。分割ケース体72には、回転体80を回転自在に支持する回転支持軸72bが設けられている。分割ケース体72の側周壁及び底壁には、90度回転間隔の4箇所に傾斜押え用支持孔72d,72eがそれぞれ形成されている。また、分割ケース体72は、一方のレール部材11にスライド自在に支持されている。これにより、余長吸収機構70は、サンルーフ30と一体となってレール部材11上を移動する。
分割ケース体73には、回転支持軸72bの先端を支持する回転支持孔73bが設けられている。
余長電線収容部74Aには、サンルーフ30に接続されたフラット電線W側が引き出される第1電線口74aが設けられている。ねじれ阻止用電線収容部75には、サンルーフ30に接続されるフラット電線W側が引き出される第2電線口75aが設けられている。
第1電線口74aは、分割ケース体72の外周壁に設けられている。第2電線口75aは、分割ケース体73の回転支持軸72bのスリット72cと回転支持孔73bより形成されている。
回転体80は、一体部材により形成されている。回転体80は、円板状の隔壁81と、隔壁81の外周側より一方側に延設された電線巻き取り円周壁86と、隔壁81の最外周より他方側に延設され、分割ケース体72の内周径より若干だけ小さい円周状の回転ガイド円周壁87と、隔壁81の中心に開口され、回転支持軸72bが貫通する回転ガイド孔88とを有する。
回転ガイド円周壁85が分割ケース体72の内周壁に、回転ガイド孔88が分割ケース体72の回転支持軸72bにそれぞれガイドされることによって、回転体80がケース71(分割ケース体72,73)に回転自在に支持されている。
隔壁81は、回転支持軸72bの軸方向にケース71内を仕切っている。隔壁81で仕切られた一方側のスペースは、電線収容部74とされている。図10に示すように、隔壁81で仕切られた他方側のスペースは、バネ収容部76とされている。電線収容部74は、図9(a)、図10に示すように、電線巻き取り円周壁86より外周側に配置された余長電線収容部74Aと、電線巻き取り円周壁86より内周側に配置されるねじれ阻止用電線収容部75とから構成されている。つまり、余長電線収容部74Aとねじれ阻止用電線収容部75は、回転支持軸72bの軸方向の同じ位置で、余長電線収容部74Aが内周側に、ねじれ阻止用電線収容部75が外周側にそれぞれ配置されている。
電線巻き取り円周壁86には、内周側のねじれ阻止用電線収容部75と外周側の余長電線収容部74Aの間を連通するスリット86aが形成されている。
車体1側に接続されるフラット電線Wは、余長電線収容部74A側よりスリット86aに挿入されている。車体1側のフラット電線Wは、電線巻き取り円周壁86に巻き付け可能とされた状態で第1電線口74aよりケース外部に引き出されている。
スリット86aに挿入され、固定されたフラット電線Wは、スリット86aよりねじれ阻止用電線収容部75側に引き出されている。引き出されたフラット電線Wは、ねじれ阻止用電線収容部75内で余長電線収容部74Aの巻き取り方向(車体1側のフラット電線Wの巻き付け方向)とは逆向きに巻き付けされ、その先端側が第2電線口75aよりケース外部に引き出されている。第2電線口75aは、回転支持軸72bのスリット72cと回転支持孔73bより形成されている。
ねじれ阻止用電線収容部75内の渦巻き状の電線長さは、フラット電線Wの少なくとも余長吸収寸法を渦巻き形態の変更(巻きが緩めの渦巻きと巻きがきつめの渦巻き)で吸収できる長さに設定されている。
渦巻きバネ89は、バネ収容部76内に配置されている。渦巻きバネ89は、その外周端89a(図8に示す)が回転体80に掛止され、その内周端89b(図8に示す)が回転支持軸72bに掛止されている。渦巻きバネ89は、車体1側のフラット電線Wを巻き取る方向に回転体80、ひいては電線巻き取り円周壁86を付勢している。
4つの各傾斜押え部90は、分割ケース体72の底壁と側壁の傾斜押え用支持孔72d,72eに嵌り込む嵌合ロッド部91と、嵌合ロッド部91の先端部より内側に向かって突設された規制爪部92とを有する。各傾斜押え部90は、分割ケース体72の各傾斜押え用支持孔72d,72eに嵌り込むことで分割ケース体72に組付けされている。各規制爪部92は、その下面が垂直面に、上面が傾斜面にそれぞれ形成されている。各規制爪部92は、図10に示すように、ケース71内の余長電線収容部74Aに入り込み、各規制爪部92の下面が回転体80の隔壁81の最外周面に近接配置されている。回転体80が軸方向に傾こうとすると、規制爪部92が隔壁81に接触し、回転体80が軸方向にこれ以上傾くことが押えられる。
次に、余長吸収機構70の概略の組付け手順を説明する。先ず、フラット電線Wと渦巻きバネ89を仮セットした回転体80を分割ケース体72の上方より内部に収容する。詳細には、渦巻きバネ89の内周端89bを回転支持軸72bに掛止し、且つ、フラット電線Wの両端側を分割ケース体72の所定部位より引き出しつつ分割ケース体72内に収容する。
次に、すると、4つの傾斜押え部90の規制爪部92が回転体80のケース脱落方向の隔壁81の最外面に近接配置される。これにより、回転体80が分割ケース体72内に位置決めされた状態で収容される。最後に、フラット電線Wの内周端側を分割ケース体73の回転支持孔73bより外部に引き出しつつ、分割ケース体72に分割ケース体73を組み付ければ、完了する。
また、組付けされた余長吸収機構70にあって、分割ケース体72から分割ケース体73を外しても、回転体80を傾斜押え部90の規制爪部92で仮保持しているため、渦巻きバネ89のバネ力によって回転体80が分割ケース体72内から飛び出るのを防止できる。
上記構成において、アクチュエータ49が駆動すると、一対の駆動ベルト40がその一端側では車両前後方向FRの同じ位置となるよう移動し、図3に示すような3パターンの位置にサンルーフ30を変移させることができる。
サンルーフ30のスライド方向の移動過程にあって、フラット電線Wの余長部分を増やすサンルーフ30の移動時(例えば、図3(a)のサンルーフ30の閉位置から図3(c)の開位置への移動時)には、渦巻きバネ89のバネ力によって回転体80が回転し、フラット電線Wの余長部分が巻き取り部82に巻き取られる。サンルーフ30のスライド方向の移動過程にあって、フラット電線Wの余長部分を減らすサンルーフ30の移動時(例えば、図3(c)のサンルーフ30の開位置から図3(a)の閉位置への移動時)には、渦巻きバネ89のバネ力に抗して回転体80が回転し、フラット電線Wの余長部分が巻き取り部82より引き出される。これにより、フラット電線Wの余長以外の部分を直線状の配策状態を維持しつつ、フラット電線Wの余長を確実に吸収できる。
このようなサンルーフ30のスライド移動過程における余長吸収機構70内では、車体1側のフラット電線Wが巻き取られる方向の回転体80の回転では、ねじれ阻止用電線収容部75のフラット電線Wがその巻き付け数を少なくする方向に巻き形態を変移する。車体1側のフラット電線Wが引き出される方向の回転体80の回転では、ねじれ阻止用電線収容部75のフラット電線Wがその巻き付け数を多くする方向に巻き形態を変移する。このようにねじれ阻止用電線収容部75のフラット電線Wがその巻き形態を変更するだけであり、ねじれ阻止用電線収容部75から引き出されるフラット電線Wの箇所にはねじれ(回転)が発生しない。
このようにして、3パターンのサンルーフ30の変移にあって、車体1側の電源からは、フラット電線Wを介してサンルーフ30に常に給電される。
以上説明したように、余長吸収機構70は、ケース71と、ケース71内に回転自在に支持された回転体80と、回転体80の軸方向の一方側であるケース71内のスペースが電線収容部74とされ、電線収容部74で回転体80に巻き取られるフラット電線Wと、回転体80の軸方向の他方側であるケース71内のスペースがバネ収容部76とされ、バネ収容部76で回転体80をフラット電線Wの巻き取り方向に付勢するバネ89と、ケース71に固定され、回転体80の軸方向の傾斜を規制する傾斜押え部90とを備えている。
従って、回転体80には偏荷重として渦巻きバネ89のバネ力が作用(渦巻きバネ89のバネ力が回転体80を傾斜させる方向に作用)するが、回転体80の傾斜が傾斜押え部90によって阻止される。これにより、回転体80の傾斜に起因する種々の不具合(耐久性の低下、信頼性の低下など)を防止できる。
電線収容部74は、外部からのフラット電線Wを回転体80に巻き取り、回転体80に巻き取られたフラット電線Wを外部に引き出す余長電線収容部74Aと、余長電線収容部74Aでの前記フラット電線Wの巻取り方向とは逆方向に前記フラット電線Wが巻き付けされたねじれ阻止用電線収容部75とを有する。上記したように、ねじれ阻止用電線収容部75は、余長電線収容部74Aとはフラット電線Wの巻き形態を変更するだけで、ねじれ阻止用電線収容部75から引き出されるフラット電線Wの箇所にはねじれ(回転)が発生しないため、余長吸収機構70から導き出されたフラット電線Wの取り扱い・取り回しが容易である。
余長電線収容部74Aとねじれ阻止用電線収容部75は、回転体80の軸方向の同じ位置で、余長電線収容部74Aが外周側に、ねじれ阻止用電線収容部75が内周側にそれぞれ配置されている。
従って、余長電線収容部74Aとねじれ阻止用電線収容部75を、回転体80の軸方向のシフトした位置に配置する場合に較べて、余長吸収機構70の幅方向の寸法(回転体80の軸方向の寸法)をコンパクト化できる。
(第2実施形態)
図11は本発明の第2実施形態を示す。この第2実施形態では、前記第1実施形態と比較するに、分割ケース体73の内面側には、ねじり阻止用電線収容部75に張り出す張出し部95が設けられている点のみが相違する。張出し部95によって、フラット電線Wと分割ケース体73とのクリアランスが狭くなっている。
他の構成は、前記第1実施形態と同一であるため重複説明を省略する。
この第2実施形態では、次のような効果がある。つまり、ねじり阻止用電線収容部75では、フラット電線Wが緩く巻き付けされる場合があり、振動等によってフラット電線Wが幅方向に変位しようとする。ここで、分割ケース体73に張出し部がない場合には、図13の仮想線に示すように、フラット電線Wが幅方向に大きく移動できるため、フラット電線Wの端が分割ケース体73に強く接触し、異音が発生する。しかし、第2実施形態では、張出し部95によってフラット電線Wが幅方向にほとんど移動できないため、フラット電線Wの端が分割ケース体73に弱くしか接触せず、異音の発生が抑制される。
第2実施形態では、張出し部95は、分割ケース体73に一体に(同一樹脂成形で)形成されているが、別部材で形成しても良い。
(第3実施形態)
図12は本発明の第3実施形態を示す。この第3実施形態では、前記第1実施形態と比較するに、分割ケース体73の内面には、吸音部材96が貼り付けによって設けられている点のみが相違する。吸音部材96によって、フラット電線Wと分割ケース体73とのクリアランスが狭くなっていると共にフラット電線Wの端が吸音部材96に接触するようになっている。
他の構成は、前記第1実施形態と同一であるため重複説明を省略する。
この第3実施形態では、第2実施形態と同様に、フラット電線Wの端が分割ケース体73に弱くしか接触しない。その上、フラット電線Wの端が吸音部材96に接触することになるため、異音の発生がより確実に抑制できる。
第3実施形態では、吸音材で張出し部が形成されていると考えることもできる。
(本発明の適用例など)
前記実施形態では、サンルーフ30が調光パネルを有し、調光パネルに給電する場合を説明したが、サンルーフ30への挟み込みを防止するため、サンルーフ30にタッチセンサを設け、このタッチセンサに給電する場合にも本発明は適用できる。タッチセンサが物等を検出した場合には、サンルーフ30の駆動モータを反転させる制御を行う。サンルーフ30側の給電対象としては、サンルーフ30に搭載された照明(LED照明)も考えられる。
前記実施形態では、余長吸収機構70は、可動体であるサンルーフ30側に取り付けたが、固定体である車体1側に取り付けても良い。
前記実施形態では、可動体がサンルーフ30であり、サンルーフ30への給電構造について説明したが、車体1に対して移動する可動体、例えばサンシェード、サイドガラス、シート等への給電構造に適用できる。また、車両以外の可動体への給電構造にも適用できる。例えば、可動ガラスに替わりソーラーパネルを採用した場合、ソーラーパネル(可動体)から車体1側への給電に利用できる。
W フラット電線
1 車体(固定部)
11 レール部材
21 フロントスライダ(スライダ)
23 リアスライダ(スライダ)
25 ミドルスライダ(スライダ)
30 サンルーフ(可動体)
70 余長吸収機構
71 ケース
72b 回転支持軸
74 電線収容部
74A 余長電線収容部
75 ねじれ阻止用電線収容部
80 回転体
81 隔壁
88 回転ガイド孔
89 渦巻きバネ
90 傾斜押え部
95 張出し部
96 吸音部材

Claims (7)

  1. ケースと、
    前記ケース内に回転自在に支持された回転体と、
    前記回転体の軸方向の一方側である前記ケース内のスペースが電線収容部とされ、前記電線収容部で前記回転体に巻き取られるフラット電線と、
    前記回転体の軸方向の他方側である前記ケース内のスペースがバネ収容部とされ、前記バネ収容部で前記回転体を前記フラット電線の巻き取り方向に付勢するバネと、
    前記ケースに固定され、前記回転体の軸方向の傾斜を規制する傾斜押え部とを備えたことを特徴とする余長吸収機構。
  2. 請求項1記載の余長吸収機構であって、
    前記電線収容部は、外部からの前記フラット電線を前記回転体に巻き取り、前記回転体に巻き取られた前記フラット電線を外部に引き出す余長電線収容部と、前記余長電線収容部での前記フラット電線の巻取り方向とは逆方向に前記フラット電線が巻き付けされたねじれ阻止用電線収容部とを有することを特徴とする余長吸収機構。
  3. 請求項1又は請求項2記載の余長吸収機構であって、
    前記回転体は、前記ケース内を前記電線収容部と前記バネ収容部とに仕切る隔壁を有し、前記隔壁に回転ガイド孔が設けられ、前記回転ガイド孔が前記ケースに設けられた回転支持軸に挿入されたことを特徴とする余長吸収機構。
  4. 請求項2又は請求項3記載の余長吸収機構であって、
    前記余長電線収容部と前記ねじれ阻止用電線収容部は、前記回転体の軸方向の同じ位置で、前記余長電線収容部が外周側に、前記ねじれ阻止用電線収容部が内周側にそれぞれ配置されていることを特徴とする余長吸収機構。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の余長吸収機構であって、
    前記ケースには、前記ねじり阻止用電線収容部に張り出す張出し部が設けられたことを特徴とする余長吸収機構。
  6. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の余長吸収機構であって、
    前記ケースには、前記ねじり阻止用電線収容部側の面に吸音部材を設けたことを特徴とする余長吸収機構。
  7. 固定部に固定されたレール部材と、前記レール部材に沿って移動するスライダと、前記スライダに支持された可動体とを備え、前記固定部と前記可動体の一方から他方への給電を行う可動体用給電装置において、
    フラット電線の一端が前記固定部側に接続され、前記フラット電線の他端が前記可動体側に接続され、前記可動体の移動による前記フラット電線の余長部分を巻き取る余長吸収機構を備え、
    前記余長吸収機構は、ケースと、
    前記ケース内に回転自在に支持された回転体と、
    前記回転体の軸方向の一方側である前記ケース内のスペースが電線収容部とされ、前記電線収容部で前記回転体に巻き取られるフラット電線と、
    前記回転体の軸方向の他方側である前記ケース内のスペースがバネ収容部とされ、前記バネ収容部で前記回転体を前記フラット電線の巻き取り方向に付勢するバネと、
    前記ケースに固定され、前記回転体の軸方向の傾斜を規制する傾斜押え部とを備えたことを特徴とする可動体用給電装置。
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