JP2000350346A - ケーブルリールの吸音構造 - Google Patents

ケーブルリールの吸音構造

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JP2000350346A JP15234699A JP15234699A JP2000350346A JP 2000350346 A JP2000350346 A JP 2000350346A JP 15234699 A JP15234699 A JP 15234699A JP 15234699 A JP15234699 A JP 15234699A JP 2000350346 A JP2000350346 A JP 2000350346A
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Shoichi Sugata
正一 菅田
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルリールのフラットケーブルが摺動す
る摺動面に取り付ける吸音材を接着剤を用いずに固定す
る。 【解決手段】 フラットケーブル4が摺接するケーブル
収容室の摺動面に、円環形状の高滑性吸音シート15を
補強板16上に一体的に取り付けた吸音材14を載置
し、該吸音材の配置位置と対応する位置のケーブル収容
室の外周壁あるいは/および内周壁に、周方向に略等間
隔をあけて3〜4個の押さえ小突起17を一体的に設
け、該押さえ小突起を高滑性吸音シートの外周端面ある
いは/および内周端面に当接させて、吸音材を移動不可
に固定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルリールの
吸音構造に関し、詳しくは、自動車のステアリング装置
等に装着され、固定体と可動体との間の電気接続をフラ
ットケーブルを介して行うケーブルリールにおいて、ケ
ーブル収容室内に渦巻き状に収容したフラットケーブル
が摺接する吸音材の取付構造を改良するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のケーブルリールは、図7に示す
ように、ステアリングホイールと連動して回転する可動
体1と車体側の固定軸に固定される固定体2とで形成す
る円環形状のケーブルリール収容室3の内部にフラット
ケーブル4を渦巻き状に収容し、該フラットケーブル4
の一端を可動体1側に取り付けた導電体、他端を固定体
2側に固定した導電体にそれぞれ接続している。該ケー
ブルリールにおいては、ステアリングホイールが左右い
ずれか一方に回転するとフラットケーブル4が巻き込ま
れ、いずれか他方に回転すると巻き戻され、ステアリン
グホイール側の機器(エアバック等)と車体側の電源と
を電気的に接続している。
【0003】上記ケーブルリールにおいては、フラット
ケーブル4が巻き込まれたり、巻き戻されたりする時
に、その渦巻き状とされた幅方向の両端がケーブル収容
室3の上下対向面を構成する摺動面に摺接して不快な摺
動音を発生する問題がある。また、自動車のアイドリン
グ時や走行時に生じる振動によりフラットケーブル4が
ステアリングホイールの軸線方向の上下方向に振動し、
上記摺動面と衝突して不快な振動音を発生する問題もあ
る。
【0004】上記不快な摺動音を低減するため、実公平
6−36040号では、図8(A)(B)に示すよう
に、四フッ化エチレン樹脂シート等の滑性に優れた高滑
性吸音シート5を上下摺動面あるいは下側摺動面2a上
に貼着材6を用いて接着している。また、貼着材6を用
いて高滑性吸音シート5を摺動面に直接接着固定する代
わりに、図9に示すように、固定体2の外周壁2bに押
さえ突起2cを設け、高滑性吸音シート5を補強板7を
介在させて摺動面2aと突起2cの間に挟みこんで機械
的に固定する場合もある。さらに、図10に示すよう
に、補強板7’に係止爪7a’を突設すると共に摺動面
2aに係止孔2cを設けておき、上面に高滑性吸音シー
ト5を接着固定した補強板7’を係止爪7a’を係止孔
2dに挿入係止して取り付けている場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した図9、10に
示す構造では、高滑性吸音シート5および補強板7と固
定体2の外周壁2bおよび内周壁(図示せず)との間に
クリアランスCが生じるため、自動車走行時の振動など
により高滑性吸音シート5および補強板7が径方向に振
動的に移動し、補強板7が外周壁2bおよび内周壁と接
触して不快な振動音を発生させる。特に、アイドリング
時には、この振動による不快な音が相当大きく響きやす
い。また、高滑性吸音シート5および補強板7の内外周
面にクリアランスがあると、高滑性吸音シートの上面に
摺接して回転するフラットケーブルと連動して高滑性吸
音シートは周方向にもガタが発生し易く、その場合に
は、摺動面との間に摺接音が発生することとなる。
【0006】なお、高滑性吸音シート5に比較して補強
板7を小径化すると、補強板7が周壁に当接する前に高
滑性吸音シート5が周壁に接触して補強板7が周壁に当
接する時に発生する振動音を低減できる。しかしなが
ら、高滑性吸音シート5と補強板7とを一体化した後に
型抜きにより円環形状としているため、補強板のみを小
径化することは工程上困難であり、別個に設けた後に固
着するとコスト高になる。
【0007】一方、図8に示す高滑性吸音シート5を貼
着材6で摺動面に直接貼着する場合には、高滑性吸音シ
ート5は移動しないため、上記振動音が発生しないが、
高滑性吸音シート5と貼着材6とを予め接着して積層し
ておく必要がありと共に、貼着材6を摺動面に貼着する
作業が必要となり、作業手数がかかる問題がある。
【0008】本発明は、上記した問題に鑑みてなされた
もので、摺動面に高滑性吸音シートを直接貼着すること
なしに固定して、作業手数を低減しながら、一体化され
た高滑性吸音シートと補強板が周壁や下壁と接触して生
じる異音の発生を防止することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、固定体と、該固定体に対して回転自在に
組みつけられる可動体とで円環状のケーブル収容室が形
成され、該ケーブル収容室内にフラットケーブルが渦巻
き状に収容され、その長さ方向の一端が可動体側に固定
されると共に他端が固定体側に固定されて、可動体の回
転に応じて巻き込み或いは巻き戻しされるケーブルリー
ルにおいて、上記フラットケーブルが摺接するケーブル
収容室の摺動面に、補強板の上面に高滑性吸音シートを
一体的に設けた円環形状の吸音材を載置し、該吸音材の
配置位置と対応する位置のケーブル収容室の外周壁ある
いは/および内周壁に、周方向に略等間隔をあけて3〜
4個の押さえ小突起を一体的に設け、該押さえ小突起を
高滑性吸音シートの外周端面あるいは/および内周端面
に当接させて、吸音材を移動不可に固定しているケーブ
ルリールの吸音構造を提供している。
【0010】上記フラットケーブルの下端が下摺動面に
のみ摺接する場合には、下摺動面より立設する固定体の
外周壁あるいは/および内周壁に上記押さえ小突起を設
けている。フラットケーブルの上端が上摺動面にも摺接
する場合には上摺動面の周壁にも押さえ小突起を設けて
も良い。
【0011】具体的には、例えば、固定体の外周壁に上
記押さえ小突起を設けて、これら押さえ小突起により高
滑性吸音シートの内周端を内周壁に当接させて移動不可
としている。あるいは、固定体の外周壁と内周壁とに押
さえ小突起を設け、これ押さえ小突起により高滑性吸音
シートの外周端面と内周端面の両方を当接して挟持して
移動不可としている。
【0012】上記押さえ小突起は半球形状とすることが
好ましい。これにより、押さえ小突起と高滑性吸音シー
トを点接触として接触面積を小さくできるため、高滑性
吸音シートの接触摩擦面積が小さくなり、高滑性吸音シ
ートの磨耗を低減でき、耐久性を向上させることができ
る。
【0013】上記高滑性吸音シートはゴムあるいは樹脂
等の弾性および柔軟性を有するシートの表面に高滑性を
有する四フッ化エチレン樹脂をコーテイングしたものが
好適に用いられる。該高滑性吸音シートはポリエチレン
テレフタレートやポリエチレン等からなる補強板と一体
化した後に型抜きして円環形状としている。上記押さえ
小突起は、その先端部を上記弾性および柔軟性を有する
高滑性吸音シートの外周端面あるいは/および内周端面
に当接させているため、押さえ小突起がしっかりとフィ
ットし、かつ、押さえ小突起に接触させながら吸音材を
嵌め込む装着作業においても軋みを生じさせることなく
挿着させることができる。
【0014】このように、外周壁あるいは/および内周
壁に押さえ小突起を略等間隔に設けると、高滑性吸音シ
ートと共に補強板は押さえ小突起により径方向に移動不
可に固定されるため、自動車の走行時やアイドリング時
に発生する振動で補強板が周壁に衝突して発生する振動
音を低減あるいは防止できる。また、押さえ小突起によ
り吸音材が位置決め固定されるため周方向にも移動せ
ず、周方向に移動した場合に摺動面との間に発生する摺
接音の発生も防止できる。さらに、貼着剤などを用いず
に固定するため、吸音材の取付作業が容易であり、作業
能率を向上させることができる。
【0015】上記固定体の下壁の一部に外周よりコ字状
の切り込みを設ける場合、吸音材の外周部の一部にも上
記切り込みに対応した切り込みが設けられて、下壁の切
り込みに沿った外周壁に吸音材の外周面を沿わせて載置
するが、その場合には、切り込みに沿った外周壁の両側
面に上記押さえ小突起を設け、これら押さえ小突起を吸
音材の高滑性吸音シートの端面に当接させている。
【0016】上記押さえ小突起を固定体の外周壁あるい
は/および内周壁に突設すると共に、該押さえ小突起の
型抜き穴を固定体の下壁に設け、該型抜き穴を上記吸音
材の有無の検査穴としている。即ち、外周壁および内周
壁を下壁とを一体成形しているため、押さえ小突起を形
成するための型抜き穴を下壁に設けている。該型抜き穴
を通して外部から吸音材を見ることができるため、ケー
ブルリールの組み立て後に高滑性吸音シートの有無を検
査することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1乃至図4は第1実施形態を示
し、自動車のステアリング装置に取り付けられるケーブ
ルリールに適用したもので、ケーブルリール自体の構造
は前記図7と同様であり、同一部材は同一符号を付す。
【0018】ステアリングホイールと連動して回転する
可動体10と車体側の固定軸に固定される固定体11と
で形成する円環形状のケーブル収容室12の内部にフラ
ットケーブル4を渦巻き状に収容し、該フラットケーブ
ル4の一端を可動体10側に固定された導電体に、他端
を固定体11側に固定された導電体に接続している。上
記フラットケーブル4は、ステアリングホイールが左右
いずれか一方に回転すると巻き込まれ、いずれか他方に
回転すると巻き戻され、ステアリングホイール側の機器
(エアバック等)と車体側の電源とを電気的に接続して
いる。
【0019】上記ケーブル収容室12は、可動体10で
上壁10aと内周壁10bが形成され、固定体11で下
壁11aと外周壁11bが形成され、下壁11aの内面
がフラットケーブル4の下端が摺接する円環形状の下摺
動面13となる。なお、固定体11の内周からボス状の
低い内周壁11cを突設し、下摺動面13に取り付ける
吸音材14は固定体11の外周壁11bと内周壁11c
に挟まれた円環形状の部分に、接着剤で固定せずに、嵌
合して載置している。
【0020】図2(A)(B)に示すように、上記ケー
ブル収容室12の外周壁となる固定体11の外周壁11
bの内周面には、下摺動面13から約1ミリ間隔をあけ
た位置に、4つの半球状の押さえ小突起17を円周方向
に90度間隔で設けている。
【0021】上記押さえ小突起17は固定体11の成形
時に、型抜き穴を下壁11aに設けており、この型抜き
穴を高滑性吸音シートの有無の検査穴18として用いて
いる。よって、押さえ小突起17の真下位置の下壁11
aの外周に沿った位置に検査穴18が位置している。
【0022】吸音材14は、図3に示すように、高滑性
吸音シート15と補強板16とを一体化したもので、厚
さ0.5ミリのPET(ポリエチレンテレフタレート)
あるいはポリエチレン製の補強板16の上面に厚さ1.
0〜1.5ミリの高滑性の四フッ化エチレン樹脂シート
からなる高滑性吸音シート15を貼りつけて一体化して
形成している。この吸音材14が固定体11の下壁11
aと略同一の円環形状に型抜きされ、外周壁11bと内
周壁11cの間に丁度嵌合する大きさに設定している。
【0023】一体化された補強板16と高滑性吸音シー
ト15とは、固定板11の下壁11a上で外周壁11b
と内周壁11cの間に載置して取り付けている。この取
り付け時には、上記4つの押さえ小突起17の各先端部
17aに吸音材14の外周端面を押し込むように挿入す
る。これにより、図4に示すように、高滑性吸音シート
15の内周端面15bは内周壁11cに圧接される。よ
って、補強板16と高滑性吸音シート15とは下壁11
aの上面からなる下摺動面上に固定され、径方向に移動
不可となる。かつ、外周壁11bと内周壁11cとの間
で固定されるため、周方向にも回転不可となる。
【0024】また、押さえ小突起17と高滑性吸音シー
ト15との接触部においても、各押さえ小突起17の先
端17aを、弾性を有する柔らかい高滑性吸音シート1
5の外周端面15aに当接させているため、押さえ小突
起17にしっかりフィットし、高滑性吸音シート15と
押さえ小突起17との接触による軋みや振動を発生させ
ない。
【0025】上記のように吸音材14が下摺動面11a
に固定されると、自動車の振動等により吸音材14が径
方向に移動して、補強板16が周壁と接触して振動音が
発生するのを低減、防止することができる。また、フラ
ットケーブル4の回転時に吸音材14が連動して回転す
るのも防止でき、それにより吸音材14と下摺動面13
との間に摺接音が発生するのも防止できる。
【0026】さらに、高滑性吸音シート15を貼着剤を
用いずに下摺動面13に固定しているため、高滑性吸音
シート15の取付作業を容易に行うことができる。さら
にまた、吸音材14の取付け確認作業において、固定体
11の下壁11aに設けられた4つの検査穴18を通し
て、吸音材14の有無を外部から容易かつ確実に確認す
ることができる。
【0027】本実施形態では、ケーブル収容室12の上
面は円周方向に所定間隔をあけて径方向の細いリブ18
を設けており、かつ、リブ18とフラットケーブル4の
上端面の間に僅かなクリアランスを設けているため、上
面側では殆ど摺動音は発生しない。よって、上面側には
吸音材を取付けておらず、従って、吸音材を押えるため
の押さえ小突起は上面側には設けていない。なお、上記
リブ18を設ける代りに、上面も平坦ば円環形状の面と
して、下面側と同様にフラットケーブルが摺接する場合
に吸音材を取り付け、該吸音材のガタつきを防止するた
め押さえ小突起を設けても良い。
【0028】図5は第2実施形態を示し、固定体11の
内周より突設したボス状の内周壁11cにも半球状の押
さえ小突起19を設けている。このように外周壁11b
と内周壁11cの両方に押さえ小突起17と19を設
け、吸音材14の外周端面15aと内周端面15bの両
方を押さえ小突起17、19に圧接して、吸音材14を
挟持して移動不可に固定してもよい。
【0029】上記第1、第2実施形態とも、押さえ小突
起を90度間隔で設けているが、略120度間隔で3個
設けてもよい。また、押さえ小突起17、19は半球状
に限定されず、その先端面が高滑性吸音シート17、1
9に当接する形状であればよい。
【0030】図6は第3実施形態を示し、固定体11の
下壁11aの一部に外周よりコ字状の切り込み11kを
設けている。この場合、吸音材14も円環形状の外周部
の一部に上記切り込み11kに対応した切り込み15c
が設けられ、下壁の切り込みに沿った外周壁11bに吸
音材14の外周面を沿わせて載置している。この場合に
は、切り込みに沿った外周壁11bの両側面に押さえ小
突起17を設け、これら押さえ小突起17を吸音材14
の高滑性吸音シート15の外周端面に当接させている。
【0031】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、高滑性吸音シートと補強板とを一体化した吸
音材を摺動面に接着剤で固着せずに、摺動面に載置する
だけで、周壁に突設した押さえ小突起で径方向に固定
し、かつ、この径方向の圧接挟持により周方向にもガタ
つきを発生させないため、補強板が周壁に接触して生じ
る振動音の発生を防止することができると共に摺接音の
発生も防止できる。
【0032】さらに、上記押さえ小突起を設けるための
型穴を吸音材の装着の有無を確認できる検査穴として利
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態に係るケーブルリール
の概略断面図である。
【図2】 (A)は固定体の要部断面図、(B)は固定体
の概略平面図である。
【図3】 吸音材の斜視図である。
【図4】 固定体への吸音材の取付状態を示す断面図で
ある。
【図5】 第2実施形態の要部断面図である。
【図6】 第3実施形態の要部平面図である。
【図7】 ケーブルリールの従来例の概略断面図であ
る。
【図8】 (A)は従来の吸音材の取付状態を示す斜視
図、(B)は吸音材を示す斜視図である。
【図9】 従来の他の吸音材の取付状態を示す斜視図で
ある。
【図10】 従来の他の吸音材の取付状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
4 フラットケーブル 10 可動体 11 固定体 12 ケーブル収容室 14 吸音材 15 高滑性吸音シート 16 補強材 17、19 押さえ小突起 18 検査穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定体と、該固定体に対して回転自在に
    組みつけられる可動体とで円環状のケーブル収容室が形
    成され、該ケーブル収容室内にフラットケーブルが渦巻
    き状に収容され、その長さ方向の一端が可動体側に固定
    されると共に他端が固定体側に固定されて、可動体の回
    転に応じて巻き込み或いは巻き戻しされるケーブルリー
    ルにおいて、 上記フラットケーブルが摺接するケーブル収容室の摺動
    面に、高滑性吸音シートを補強板上に一体的に取り付け
    た円環形状の吸音材を載置し、該吸音材の配置位置と対
    応する位置のケーブル収容室の外周壁あるいは/および
    内周壁に、周方向に略等間隔をあけて3〜4個の押さえ
    小突起を一体的に設け、該押さえ小突起を高滑性吸音シ
    ートの外周端面あるいは/および内周端面に当接させ
    て、吸音材を移動不可に固定しているケーブルリールの
    吸音構造。
  2. 【請求項2】 上記固定体の下壁の一部に外周側よりコ
    字状の切り込みを設け、該切り込みに沿った外周壁の両
    側面に上記押さえ小突起を設け、切り込みに沿って載置
    する吸音材の高滑性吸音シートの端面に上記押さえ小突
    起を当接させている請求項1に記載のケーブルリールの
    吸音構造。
  3. 【請求項3】 上記押さえ小突起を固定体の周壁に突設
    すると共に、該押さえ小突起の型抜き穴を固定体の下壁
    に設け、該型抜き穴を上記吸音材の有無の検査穴として
    いる請求項1または請求項2に記載のケーブルリールの
    吸音構造。
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