JP2019128657A - 触覚付与装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】タッチパネルが操作された場合に、タッチパネルを介してユーザの指等を振動させて、触覚を与える触覚付与装置等を提供すること。【解決手段】触覚付与装置は、機器のタッチパネルを覆う透明板110と、前記透明板110に固定されたアクチュエータと、タッチパネルの操作に基づいて送信される信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した信号に基づいて前記アクチュエータを動作させる制御部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、触覚付与装置およびプログラムに関する。
画面に表示されたボタン等を、指で触れて操作するタッチパネルが、電子機器の入力デバイスに使用されている。タッチパネルを操作する場合には、画面の表示の変化に基づいて、操作が受け付けられたかどうかを判定できる。
タッチパネルを有する電子機器の外装を保持し、電子機器全体に適宜振動を加えることにより、使用者に振動で操作感等を知覚させる振動発生装置が提案されている(特許文献1)。
特開2016/162328号公報
しかしながら、特許文献1に開示された振動発生装置では、振動を加えるタイミングを適切に定めることができない。
一つの側面では、タッチパネルが操作された場合に、タッチパネルを介してユーザの指等を振動させて、触覚を与える触覚付与装置等を提供することを目的とする。
触覚付与装置は、機器のタッチパネルを覆う透明板と、前記透明板に固定されたアクチュエータと、タッチパネルの操作に基づいて送信される信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した信号に基づいて前記アクチュエータを動作させる制御部とを備える。
一つの側面では、タッチパネルが操作された場合に、タッチパネルを介してユーザの指等を振動させて、触覚を与える触覚付与装置等を提供できる。
触覚付与装置の概要を説明する説明図である。 触覚付与装置の分解斜視図である。 A部の拡大斜視図である。 ケース部の分解斜視図である。 触覚付与システムのブロック図である。 アクチュエータの斜視図である。 アクチュエータの分解斜視図である。 内部アクチュエータの斜視図である。 内部アクチュエータの分解斜視図である。 第1固定子の斜視図である。 第1移動子の斜視図である。 留具の斜視図である。 内部アクチュエータの断面図である。 アクチュエータの組立工程を説明する説明図である。 アクチュエータの組立工程を説明する説明図である。 アクチュエータの組立工程を説明する説明図である。 アクチュエータの組立工程を説明する説明図である。 アクチュエータの組立工程を説明する説明図である。 アクチュエータの組立工程を説明する説明図である。 アクチュエータの断面図である。 内部アクチュエータの動作状態を説明する説明図である。 アクチュエータの使用状態を説明する断面図である。 プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2の触覚付与装置の取付方法を説明する説明図である。 実施の形態3の触覚付与装置の使用状態を説明する説明図である。 実施の形態3の触覚付与装置の斜視図である。 実施の形態3の触覚付与装置の分解斜視図である。
[実施の形態1]
図1は、触覚付与装置の概要を説明する説明図である。触覚付与装置100は一面に透明板110(図2参照)を有し、内部に汎用のタブレットまたはスマートフォン等の、タッチパネル376(図5参照)を有する板状の情報処理装置300を収容可能である。情報処理装置300は、本実施の形態の機器の一例である。図1は、触覚付与装置100に、情報処理装置300を収容した状態を示す。情報処理装置300のタッチパネル376が、透明板110越しに見える状態である。
ユーザは、透明板110を介してタッチパネル376を見ながら、指等により触れることにより操作できる。図1に示すように、タッチパネル376に表示された画面上のボタンに触れて、操作が受け付けられた場合、透明板110が振動する。これによりユーザはタッチパネル376の操作が受け付けられたことを、触覚により感知できる。操作が受け付けられたことが、触覚を通じてフィードバックされることにより、ユーザは機械式のキーボード等を操作しているような感覚を得ることができる。
すなわち、触覚付与装置100を用いることにより、汎用の情報処理装置300に、触覚フィードバック機能を付与できる。
図2は、触覚付与装置100の分解斜視図である。触覚付与装置100は、情報処理装置300を収容できる箱型のケース部130、情報処理装置300のタッチパネル376を覆う透明板110および、透明板110の縁を覆う前枠120を備える。
ケース部130に情報処理装置300を入れた状態で、透明板110はタッチパネル376に密着する。前枠120は図示を省略する爪またはネジにより、ケース部130に固定される。これにより、ユーザは、情報処理装置300を内蔵した触覚付与装置100を容易に持ち運んで、使用できる。
なお、ケース部130は、情報処理装置300の電源ケーブル接続用コネクタに対応する位置に孔を有し、内蔵する情報処理装置300を商用電源に接続できるようにされている。
図3は、A部の拡大斜視図である。図4は、ケース部130の分解斜視図である。ケース部130は、底板131を有する。ケース部130の一方の長辺に沿って、底板131に垂直な分割壁135により、ケース部130は情報処理装置300を収容する情報処理装置収容部と、その他の部品を収容する部品収容部とに分割されている。
部品収容部の中央にアクチュエータ室134が設けられ、アクチュエータ室134の両側に保持バネ室132が設けられている。アクチュエータ室134の両端に、略直方体形状のアクチュエータ15が、一面を覆う第2移動子80を透明板110側に向けて配置されて、それぞれ2本のネジにより固定されている。アクチュエータ15の構成の詳細については、後述する。
保持バネ室132は、分割壁135に設けられた四角形の保持バネ孔133を介して、情報処理装置収容部と連通している。保持バネ室132に台形断面環状の保持バネ140が挿入されている。保持バネ140の上底から突出する保持バネ突起141が、保持バネ孔133を貫通して、情報処理装置収容部に突出している。
保持バネ140は、樹脂製である。保持バネ140は、情報処理装置収容部に収容された情報処理装置300の側面を、ケース部130の反対側に縁に向けて押し付けることにより、ケース部130内で情報処理装置300を固定する機能を果たす。
アクチュエータ室134の中央部に、長方形板状の回路基板160が2本のネジにより固定されている。回路基板160にはアクチュエータ15を制御する制御回路が搭載され、回路基板160の両端に、アクチュエータ15を接続するFPCコネクタ161が取り付けられている。
触覚付与装置100は、情報処理装置300から電源の供給を受けて動作しても良い。触覚付与装置100は、図示を省略する内蔵電池により動作しても良い。触覚付与装置100は、図示を省略する電源ケーブルにより、商用電源から電源の供給を受けて動作しても良い。
なお、ケース部130に情報処理装置300を収容する際、底板131と、情報処理装置300との間を、発泡タイプの両面テープで固定しても良い。発泡タイプの両面テープは、押し潰すことにより厚さが変化するため、情報処理装置300および触覚付与装置100の寸法ばらつきの影響を吸収できる。
図5は、触覚付与システム900のブロック図である。触覚付与システム900は、触覚付与装置100と、情報処理装置300とを含む。触覚付与装置100は、前述のアクチュエータ15および透明板110に加えて、回路基板160に搭載された振動制御部170を含む。
振動制御部170は、第1CPU(Central Processing Unit)171、主記憶装置172、補助記憶装置173、第1通信部174、制御I/F(Interface)175およびバスを備える。
第1CPU171は、本実施の形態にかかるプログラムを実行する演算制御装置である。第1CPU171には、一または複数のCPUまたはマルチコアCPU等が使用される。第1CPU171は、バスを介して振動制御部170を構成するハードウェア各部と接続されている。
主記憶装置172は、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の記憶装置である。主記憶装置172には、第1CPU171が行なう処理の途中で必要な情報および第1CPU171で実行中のプログラムが一時的に保存される。
補助記憶装置173は、SRAMまたはフラッシュメモリ等の記憶装置である。補助記憶装置173には、第1CPU171に実行させるプログラムおよびプログラムの実行に必要な各種情報が保存される。
第1通信部174は、情報処理装置300との通信を行なう通信I/Fである。第1通信部174は、たとえばBluetooth(登録商標)、赤外線通信、無線LAN(Local Area Network)等の、任意の方式により、情報処理装置300との通信を行なう。第1通信部174は、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等を用いた有線接続により、情報処理装置300との通信を行っても良い。
制御I/F175は、アクチュエータ15と振動制御部170とを接続するI/Fである。第1CPU171の制御に基づき、制御I/F175はアクチュエータ15にパルス電圧を印加する。
振動制御部170は、アナログデバイス制御用のIC(Integrated Circuit)と、通信用のICとを組み合わせて構成されても良い。
情報処理装置300は、第2CPU371、主記憶装置372、補助記憶装置373、第2通信部374、タッチパネル376およびバスを備える。
第2CPU371は、本実施の形態にかかるプログラムを実行する演算制御装置である。第2CPU371には、一または複数のCPUまたはマルチコアCPU等が使用される。第2CPU371は、バスを介して情報処理装置300を構成するハードウェア各部と接続されている。
主記憶装置372は、SRAM、DRAM、フラッシュメモリ等の記憶装置である。主記憶装置372には、第2CPU371が行なう処理の途中で必要な情報および第2CPU371で実行中のプログラムが一時的に保存される。
補助記憶装置373は、SRAM、フラッシュメモリまたはハードディスク等の記憶装置である。補助記憶装置373には、第2CPU371に実行させるプログラムおよびプログラムの実行に必要な各種情報が保存される。
第2通信部374は、振動制御部170との通信を行なう通信I/Fである。タッチパネル376は、情報処理装置300の入力装置と表示装置とを兼ねる。
図6は、アクチュエータの斜視図である。アクチュエータ15は、略長方形箱型の第2固定子70と、第2固定子70の開口部を覆う第2移動子80とを有し、全体が略直方体形状である。
アクチュエータ15には、FPC(Flexible printed circuits)12が接続されている。FPC12を介してアクチュエータ15にパルス電圧を印加することにより、図6に太い矢印で示すように第2移動子80が瞬間的に面内方向に移動し、すぐに元の状態に戻る。アクチュエータ15は、第2移動子80の瞬間的な動作により、透明板110を平面方向と平行な向きに瞬間的に動作させる。透明板110の瞬間的な動作により、図1を使用して説明したようにタッチパネル376を操作中のユーザは、クリック感等の触感を感じる。
図7は、アクチュエータ15の分解斜視図である。アクチュエータ15は、前述の第2移動子80および第2固定子70に加えて、板バネ90と内部アクチュエータ10とを有する。内部アクチュエータ10の構成については、後述する。
第2固定子70は、一面が開口した箱型の収容箱71および2個の縁枠部79を有する。収容箱71は、略長方形型の底面を有する。図7における手前側の側壁である固定壁73は、底面の長辺から立ち上がり、先端部の中央に略長方形の切込部732を有する。固定壁73は、切込部732の図7における左側の縁から右向きに突出する抜止受部731を有する。
収容箱71は、底面の短辺から外向きに延びる2個の取付部72を有する。取付部72は、取付孔721を有する。アクチュエータ15は、取付孔721に挿入されたネジ等により、ケース部130に固定される。収容箱71は、たとえばアルミニウム等の金属を金型に圧入する、ダイキャスト製法により作成されている。収容箱71は、樹脂を射出成形して作成されても良い。
縁枠部79は、略長方形のガイド板部791と、ガイド板部791の一方の長辺から突出する側面板部792と、ガイド板部791の他方の長辺の中央部から側面板部792と同じ向きに突出する留板部793とを有する。ガイド板部791の長辺は、収容箱71の底面の短辺と略同一の長さである。側面板部792は、ガイド板部791と同じ側に突出する抜け止めを、先端に有する。側面板部792と留板部793との間の間隔は、収容箱71の側壁の厚さと略同一である。
ガイド板部791は、側面板部792および留板部793が突出する側とは反対側の面に、長辺に平行に延びる略半円柱型の畝状突起794を有する。なお、畝状突起794は、略三角柱柱状等、任意の先細り型の畝状であっても良い。縁枠部79は、たとえばポリテトラフルオロエチレン等の、摺動性の良い樹脂製である。
図6に示すように、縁枠部79は、収容箱71の短辺側の縁に側面板部792を外側に、留板部793を内側にして嵌めこまれ、第2固定子70を構成する。第2固定子70の短辺側の縁に沿って、畝状突起794が突出する。
図7に戻って説明を続ける。第2移動子80は、収容箱71の底面と略同一寸法の長方形板状の蓋部83と、蓋部83の長辺に沿う周縁部から略垂直に突出する2枚の板状の押圧壁81を有する。二枚の押圧壁81同士は、根元で接続されて、U字板状をなしている。図7における左側の押圧壁81の根元近傍から、角柱型の抜止突起82が突出している。
板バネ90は、固定壁73より一回り小さい長方形板状であり、長手方向に沿って同じ向きに並ぶ2個のU字型の孔を有する。それぞれの孔の内側の部分は、図7における奥向きに折り曲げられて、板バネ状の付勢部91を形成している。板バネ90は、短辺の縁に設けられた略L字型の切欠により形成され、付勢部91と同じ向きに曲げられた長方形の板バネ係止部92を有する。
板バネ90は、所定の形状に切断したステンレスバネ鋼板、または、ベリリウム銅板等の板バネ用の金属板を折り曲げて製作されている。板バネ90は、樹脂により製作されても良い。
図8は、内部アクチュエータ10の斜視図である。図8においては、図7に示す内部アクチュエータ10を図7の左右方向を軸にして90度回転した状態を示す。内部アクチュエータ10は、略直方体形状を有する。
図9は、内部アクチュエータ10の分解斜視図である。内部アクチュエータ10は、第1固定子20、第1移動子40および留具50を有する。留具50は、第1移動子40を第1固定子20に押し付ける4個の付勢バネ51を有する。第1固定子20、第1移動子40および留具50の構成の詳細については、後述する。
図10は、第1固定子20の斜視図である。図9および図10を使用して、第1固定子20の構成を説明する。第1固定子20は、固定子枠21、固定端子22、および5個の固定子ローラ23を有する。
固定子ローラ23は、円柱形である。固定子ローラ23は、両端面から同軸的に突出する円柱形の固定子軸部231を有する。すなわち、固定子ローラ23は、中央部に比べて細い固定子軸部231を両端に有する、段付き円柱形状である。
固定子ローラ23は、熱伝導率の高い材料製である。固定子ローラ23の材質は、たとえば、アルミニウムもしくは銅等の金属、または、窒化アルミニウムもしくは窒化ケイ素等のセラミックスである。固定子ローラ23は、樹脂製であってもよい。
固定子枠21は、略長方形の枠であり、長辺側の面の内面に五組のローラ支持部25を有する。ローラ支持部25は、固定子枠21の一方の開口と同じ向きに開口する略U字型の溝であり、一組ずつ互いに対向している。ローラ支持部25の開口部の幅は、固定子軸部231の直径より若干広い。対向する一組のローラ支持部25により、1個の固定子ローラ23が回動可能に支持される。
固定子枠21の四隅から、固定子枠21の開口と同じ向きに略直方体の留具支持部26が突出している。4個の留具支持部26の突出高さは同一である。固定子枠21の長辺側の両方の壁の中央部の外面に、略直方体の留具固定突起24が設けられている。さらに、固定子枠21の長辺側の一方の壁の両端に、留具固定突起24と同じ向きに突出する円柱状のボス213が設けられている。固定子枠21は、たとえば樹脂またはセラミックス等の、絶縁性を有する材料製である。
固定端子22は、固定子枠21の長手方向の両端に設けられている。固定端子22は、二つの留具支持部26の間に配置されて、固定子枠21の端部から外向きに延びる長方形の端子板部223を有する。端子板部223の縁から、固定子枠21の長辺側の面に沿って端子脚部222が延びている。端子板部223の中央部に浅い窪み状の端子凹部221が設けられている。
固定端子22は、黄銅またはリン青銅等の導電率の高い金属板を屈曲させて形成されている。固定端子22の表面は、錫メッキ層または金メッキ層等の、半田付けが容易な層により被覆されている。2つの固定端子22は、互いに絶縁されている。2個の固定端子22は、インサート成形により、固定子枠21と一体化されている。
左右の端子板部223の表面は、5個の固定子ローラ23の共通接線と近接していることが望ましい。理由については、後述する。
図11は、第1移動子40の斜視図である。図11においては、図9の第1移動子40の上下を反転させて示す。図9および図11を使用して、第1移動子40の構成を説明する。第1移動子40は、移動子枠41、および、4個の移動子ローラ42を有する。
移動子ローラ42は、円柱形である。移動子ローラ42は、両端面から同軸的に突出する円柱形の移動子軸部421を有する。移動子ローラ42は、熱伝導率の高い材料製である。
移動子枠41は、天板部47と、4個の矩形箱状のローラ保持部44とを有する。天板部47は、短手方向が固定子枠21と略同一寸法で、長手方向が固定子枠21よりも短い、略長方形板状である。ローラ保持部44は、天板部47の一面に、天板部47の長手方向に添って一列に並んでいる。ローラ保持部44の、配列方向に対して交差する壁の中央には、第1ワイヤ通過溝46が設けられている。
ローラ保持部44の配列方向に沿う壁には、ローラ保持溝45が設けられている。ローラ保持溝45は略U字型であり、開口部を狭くして抜け止めを形成してある。ローラ保持溝45の幅は、移動子軸部421の直径より若干広い。移動子枠41は、たとえば樹脂またはセラミックス等の、絶縁性を有する材料製である。
対向する一組のローラ保持溝45により、1個の移動子ローラ42がローラ保持部44の内側に回動可能に保持される。ローラ保持溝45の入口部分に設けられた抜け止めの作用により、天板部47を上側にして第1移動子40を保持した場合であっても、移動子ローラ42は落下しない。
図8および図9に示すように、天板部47のローラ保持部44と反対側の面に、略直方体形状の押圧部43が2個、長手方向に並んで設けられている。2個の押圧部43の天板部47からの突出高さは同一である。
図12は、留具50の斜視図である。図12を使用して、留具50の構成の詳細を説明する。留具50は、対向する2枚の側板部52を有する。側板部52は、左右方向に長い略長方形である。2枚の側板部52は、中央部に掛け渡された連結部54、および、両端に掛け渡された支持板部55により連結している。
連結部54は側板部52と同じ向きに長手方向を有する略長方形である。連結部54の短辺の縁から2本ずつ先細り形状の付勢バネ51が延びている。付勢バネ51は、側板部52と同じ向きにゆるやかに曲がり、先端近傍で反対向きに曲がっている。以上により、連結部54の両脇に合計4本の付勢バネ51が構成されている。付勢バネ51の機能については後述する。
支持板部55は略長方形である。2枚の支持板部55と、連結部54とは、同一平面上である。側板部52の中央部に、側板部52の長手方向と平行な長孔状の取付孔53が設けられている。取付孔53の中央部は、太くなっている。取付孔53の機能については後述する。
2枚の側板部52の間隔は、第1固定子20の固定子ローラ23の軸方向の外寸と略同一である。側板部52の長手方向に沿った、2枚の支持板部55の両端の間の長さは、第1固定子20の長手方向の寸法と略同一である。
留具50は、所定の形状に切断したステンレスバネ鋼板、または、ベリリウム銅板等の板バネ用の金属板を折り曲げて製作されている。留具50は、樹脂により製作されても良い。
図13は、内部アクチュエータ10の断面図である。図8から図13を使用して、内部アクチュエータ10の組立方法の概略を説明する。
図10を使用して説明した通り、固定子枠21のローラ支持部25に固定子ローラ23の固定子軸部231を挿入して、第1固定子20を組み立てる。図11を使用して説明したように、移動子枠41のローラ保持溝45に移動子ローラ42の移動子軸部421を挿入して、第1移動子40を組み立てる。
固定子ローラ23の配列方向に沿って、ワイヤ31を配置する。ワイヤ31の直径は0.1ミリメートル弱である。ワイヤ31は、第1ワイヤ通過溝46に挿通可能である。ワイヤ31は、形状記憶合金製である。ワイヤ31は、温度が変態点を超えた場合に、瞬時に約4パーセントから5パーセント程度短くなり、冷えると元の長さに戻る。本実施の形態で使用するワイヤ31の変態点は、70℃から100℃程度である。
固定子ローラ23同士の隙間に、移動子ローラ42が対向するように、第1固定子20と第1移動子40とを位置合わせする。この際、第1ワイヤ通過溝46の位置とワイヤ31の位置とが対応するように、ワイヤ31の位置を調整する。
第1固定子20と第1移動子40とを近づけ、移動子ローラ42および移動子枠41を固定子枠21の中に挿入する。図10に示すように、固定子枠21の前壁および後壁の内面はローラ支持部25同士の間で凹んでおり、ローラ保持部44を入れることができる。
ワイヤ31は、固定子ローラ23および移動子ローラ42が回動することにより、固定子枠21の内部に引き込まれ、図13に示すように固定子ローラ23の第1移動子40側と移動子ローラ42の第1固定子20側とを通る波型になる。固定子ローラ23と移動子ローラ42との間においては、ワイヤ31は第1ワイヤ通過溝46を通過する。
固定子ローラ23の、第1移動子40側の側面は第1固定子20側でワイヤ31を支持する固定子凸部の機能を果たす。移動子ローラ42の、第1固定子20側の側面は、第1移動子40側でワイヤ31を支持する移動子凸部の機能を果たす。
固定子ローラ23および移動子ローラ42の作用により、ワイヤ31の一部分に過度な引張り応力が発生して、ワイヤ31が組立途中で破断する等のトラブルの発生を防止できる。これにより、第1固定子20と第1移動子40との組み付けを高速に、かつ、高歩留まりで行なうことができる。
図9に戻り、ワイヤ31の端部の固定について説明する。図7に示すように、内部アクチュエータ10は略T字板型の第2端子板32を2枚有する。第2端子板32は、破線で示すようにT字の縦棒に相当する部分の一面に、ワイヤ保持溝33を有する。ワイヤ保持溝33は、ワイヤ31の外形と略同一の幅および深さを有するU字型の溝である。第2端子板32は黄銅またはリン青銅等の導電率の高い金属製である。
第2端子板32は、ワイヤ保持溝33にワイヤ31が入るようにして、端子板部223と積層される。端子板部223をダイにより支え、端子凹部221に対応する位置に第2端子板32の側からポンチを押し込むことにより、端子板部223とワイヤ31と第2端子板32とをカシメ固定して、ワイヤ31をカシメ固定する。
カシメ固定により、ワイヤ31と、固定端子22と、第2端子板32とが電気的および機械的に接合される。以上により、ワイヤ31と固定端子22とを良好に導通させることができる。その後、固定端子22の外側で余剰のワイヤ31を切断して除去する。ワイヤ31の両端が、それぞれ固定端子22に接続された状態になる。
次に、第1移動子40の側から留具50を被せ、取付孔53と留具固定突起24とを係合させる。さらに詳細に説明する。図8および図10に示す通り、留具固定突起24の第1移動子40側の面は外向きに傾斜している。側板部52の端部は、留具固定突起24の傾斜面に沿って拡がる。前述の通り、取付孔53は長孔状であるため、弾性変形により留具固定突起24が通過可能になる。留具固定突起24が通過した後、留具50は弾性復帰する。以上により、図8に示すように留具固定突起24と取付孔53とが係合する。
付勢バネ51により、第1移動子40が第1固定子20に押し付けられる。前述のように、連結部54の短辺から2本づつ、合計4本の付勢バネ51が設けられているため、第1移動子40の長手方向および短手方向がそれぞれ均等に第1固定子20に向けて押圧される。図8に示すように、左右それぞれの付勢バネ51の間から、押圧部43が突出した状態になる。以上により、図8に示す内部アクチュエータ10が完成する。
図8および図13に示すように、留具支持部26と、支持板部55とが当接して、留具50を固定子枠21に固定する。図8に示すように、付勢バネ51は、天板部47を第1固定子20に向けて付勢する。
図13に示すように、連結部54と天板部47との間には空間が空いている。この空間の機能については、後述する。
5個の固定子ローラ23と、4個の移動子ローラ42とは、平行に、かつ、交互に配置されている。ワイヤ31は、固定子ローラ23の第1移動子40側と、移動子ローラ42の第1固定子20側との間を縫うように屈曲している。ワイヤ31の両端に接続された、固定端子22の端部は、固定子枠21の底面よりも突出している。
図7に戻って説明を続ける。内部アクチュエータ10の固定端子22は、基板11に設けられた孔に挿入され、半田付け等により電気的および機械的に接続される。基板11に設けられた図示を省略する配線パターンを介して、2個の固定端子22はそれぞれFPC12に設けられた配線パターンに接続される。これにより、内部アクチュエータ10の二つの接続端子間には、FPC12および基板11を介してパルス電圧が印加される。
図14から図19は、アクチュエータ15の組立工程を説明する説明図である。図14は、収容箱71に、縁枠部79および板バネ90を取り付け、図7とは反対側から見た斜視図を示す。図15は、図14と同様に収容箱71に、縁枠部79および板バネ90を取り付けた上面図を示す。
収容箱71は、底面から固定壁73に沿って突出する2個の角柱状の板バネ固定突起743を有する。固定壁73と、板バネ固定突起743との間の間隔は、板バネ90の厚さと略同一である。図15に示すように、固定壁73と板バネ固定突起743との間に、板バネ90が付勢部91を固定壁73とは反対側に向けて挿入されている。図7を使用して説明した板バネ係止部92が、図6に示すように収容箱71に設けられた窪みに引っ掛かり、抜け止めの作用を果たす。
収容箱71の底面には、長円断面の孔である第1ボス孔741と、第2ボス孔742とが、それぞれ長軸方向を収容箱71の短手方向に向けて配置されている。第1ボス孔741の長軸と第2ボス孔742の長軸との間の間隔は、図8を使用して説明した内部アクチュエータ10に設けられた2個のボス213同士の間隔と略同一である。
第1ボス孔741の短径は、図8を使用して説明したボス213の直径と略同一である。第2ボス孔742の短径は、ボス213の直径よりも0.2ミリメートルから0.5ミリメートル程度大きい。
図16は、収容箱71に内部アクチュエータ10を、付勢部91と押圧部43とが対向する向きに挿入した状態を示す。内部アクチュエータ10の二つのボス213が、第1ボス孔741および第2ボス孔742に挿入されている。第1ボス孔741が、収容箱71の長手方向における内部アクチュエータ10の位置を所定の位置に固定する機能を果たす。第2ボス孔742は、ガタを有し、収容箱71および内部アクチュエータ10の製作誤差の影響を吸収する。
図14に示すように、収容箱71は固定壁73と対向する側面にFPC孔751を有する。図7に示すように内部アクチュエータ10に取り付けられたFPC12は、FPC孔751から収容箱71の外に引き出され、図4を使用して説明した回路基板160に設けられたFPCコネクタ161に接続される。
図17は、第2移動子80を第2固定子70に取り付ける途中の状態を示す側面図である。第2移動子80は、収容箱71の開口に押圧壁81を向けて、切込部732の抜止受部731から遠い部分に抜止突起82が入るように位置決めされる。
図18は、蓋部83と畝状突起794とが突き当たるまで、押圧壁81を収容箱71に挿入した後の、図17におけるXVIII-XVIII線による断面図を示す。押圧壁81は、付勢部91が突出していない部分に位置している。そのため、押圧壁81は板バネ90と内部アクチュエータ10との間に、容易に挿入される。
図19は、図18に示す状態から第2移動子80を第2固定子70に対して図18における左方向にスライドさせた状態を示す。図18および図19に示すように、押圧壁81の左側の端面はテーパ状になっており、付勢部91と押圧部43との間を押し拡げながら移動できる。
図6に示すように、抜止突起82が抜止受部731と係合する。以上により、図6に示すアクチュエータ15が完成する。なお、抜止突起82と抜止受部731との間には、隙間が設けられていることが望ましい。この隙間の機能については、後述する。
図20は、アクチュエータ15の断面図である。図20は、押圧壁81および押圧部43を通る断面でアクチュエータ15を切断した断面を示す。アクチュエータ15は、図20に仮想線で示す底板131と透明板110とにより、上下から挟んだ状態で使用される。蓋部83と透明板110とは、図2に示す両面テープ111により固定される。
なお、蓋部83と透明板110は、蓋部83に設けられた突起と、透明板110に設けられた孔とが係合することにより固定されても良い。蓋部83と透明板110とは、突起と孔との係合と、両面テープとを併用して固定されても良い。蓋部83と透明板110とは、接着剤により固定されても良い。
図19および図20に示す状態においては、付勢部91により、押圧壁81は内部アクチュエータ10に向けて付勢されている。
アクチュエータ15の動作について説明する。図21は、内部アクチュエータ10の動作状態を説明する説明図である。図13および図21を使用して、内部アクチュエータ10の動作を説明する。
図13は、内部アクチュエータ10の初期状態を示す。FPC12を介して固定端子22の間にパルス電圧を印加することにより、ワイヤ31はジュール熱により瞬時に発熱する。ワイヤ31は、温度が変態点を超えた場合に、瞬時に短くなる。ワイヤ31が短くなることにより、移動子ローラ42が第1固定子20から離れる向きに移動する。移動子ローラ42の動きに伴い、第1移動子40が付勢バネ51を押して、第1固定子20から離れる向きに移動する。
前述の、連結部54と天板部47との間の空間は、第1移動子40を動作させた場合に天板部47が移動可能な空間である。この空間は、2つの固定端子22の間に所定のパルス電圧が印加された場合に、連結部54と天板部47とが衝突しない程度の高さを有する。
パルス電圧の終了に伴い、ジュール熱の発生は停止する。ワイヤ31に発生した熱は、固定子ローラ23および移動子ローラ42を介して外部に放散されて、ワイヤ31の温度は変態点以下に下がる。付勢バネ51の作用により第1移動子40は第1固定子20に向けて押され、内部アクチュエータ10は図13を使用して説明した状態に戻る。
ワイヤ31の熱容量は、内部アクチュエータ10全体の熱容量に比べて非常に小さいため、パルス電圧を繰り返し印加して動作させた場合であっても内部アクチュエータ10全体の温度は殆ど上昇しない。なお、内部アクチュエータ10を頻繁に動作させる場合には、ペルチェ素子または放熱板等の冷却機構を内部アクチュエータ10に取り付けても良い。
以上に説明したように、パルス電圧を印加することにより、第1固定子20と第1移動子40との間の距離が瞬間的に大きくなり、その後元の状態に戻る。
図19を使用して説明を続ける。第1移動子40は、押圧壁81を固定壁73に向けて瞬間的に押す。その後、付勢部91の作用により、押圧壁81は元の状態に戻る。すなわち、第1移動子40と連動して、第2移動子80が動作する。この際、第1固定子20および第2固定子70は、静止している。
以上により、FPC12を介してパルス電圧を印加することにより、図6に太い矢印で示すように第2移動子80が瞬間的に動き、すぐに元に状態に戻る。収容箱71の短辺側の端面に沿って、畝状突起794が設けられているため、第2移動子80と第2固定子70との間の摩擦が少ない。そのため、パルス電圧が印加された場合に、第2移動子80が速やかに動作するアクチュエータ15が実現できる。
図22は、アクチュエータ15の使用状態を説明する断面図である。図22は、底板131と透明板110との間隔が、図20よりも広い場合の例を示す。前述の通り、第2固定子70は底板131に、第2移動子80は透明板110に固定されている。
図22においては、押圧壁81は、収容箱71から若干引き出された状態になっている。ここで、押圧壁81は、前述の抜止突起82と抜止受部731との間に設けられた隙間に対応する長さだけ、引き出されることが可能である。押圧壁81は、図20と同様に付勢部91により押圧部43に向けて付勢されている。したがって、底板131と透明板110との間の距離にばらつきがあっても、取付可能な触覚付与装置100を提供できる。
図23は、プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。第2CPU371は、タッチパネル376へのタッチを検出する(ステップS501)。第2CPU371は、タッチに対する触覚フィードバックを行なうか否かを判定する(ステップS502)。
第2CPU371は、たとえば図1に例示するように画面上に表示されたボタンの入力を受け付けた場合に、触覚フィードバックを行なうと判定する。タッチパネル376上にキーボードを表示する場合には、第2CPU371は、キー入力を受け付けた場合に触覚フィードバックを行なうと判定しても良い。第2CPU371は、ユーザの操作に対してエラーを表示する場合に、触覚フィードバックを行なうと判定しても良い。
触覚フィードバックを行なうと判定した場合(ステップS502でYES)、第2CPU371は、第2通信部374を介して信号を送信する(ステップS503)。第1CPU171は、第1通信部174を介して信号を受信する(ステップS601)。第1CPU171は、制御I/F175を介してパルス電圧を印加することにより、アクチュエータ15を駆動する(ステップS602)。ステップS601により、第1通信部174は本実施の形態の受信部の機能を果たす。
触覚フィードバックを行なわないと判定した場合(ステップS502でNO)、または、ステップS503の終了後、第2CPU371は処理を終了するか否かを判定する(ステップS504)。第2CPU371は、たとえばユーザから触覚フィードバック機能を停止する旨の指示を受け付けた場合、または、触覚フィードバック機能を使用するアプリケーションプログラムが終了した場合等に、処理を終了すると判定する。
処理を終了しないと判定した場合(ステップS504でNO)、第2CPU371はステップS501に戻る。処理を終了すると判定した場合(ステップS504でYES)、第2CPU371は処理を終了する。
ステップS502において、第2CPU371は触覚フィードバックを行なう回数、感覚等を定めて、それに基づいてステップS503で信号を送信しても良い。たとえば、画面上の「はい」のボタンが選択された場合には1回、「いいえ」のボタンが選択された場合には2回等、ユーザの操作内容に応じて異なる触覚をフィードバックできる。
本実施の形態によると、汎用のタブレットまたはスマートフォン等の情報処理装置300のタッチパネル376に、触覚フィードバック機能を付与する触覚付与装置100を提供できる。
透明板110は、面内方向に振動するため、振動に伴う音も透明板110の面内方向に向けて放射される。そのため、タッチパネル376を見ながら情報処理装置300を操作するユーザに、アクチュエータ15の動作音が聞こえにくく、情報処理装置300の操作に集中しやすい触覚付与装置100を提供できる。
内部アクチュエータ10は、図8から図13を使用して説明した構成に限定しない。第1固定子20に対して、第1移動子40が瞬間的に動作する任意の構成の内部アクチュエータ10を使用できる。
触覚付与装置100は、1個または3個以上のアクチュエータ15を有しても良い。たとえば、スマートフォンのような比較的小型の情報処理装置300用の触覚付与装置100である場合には、1個のアクチュエータ15により、透明板110を振動させることができる。
触覚付与装置100は、複数のアクチュエータ15に対して異なるタイミングでパルス電圧を印加しても良い。タイミングを制御することにより、透明板110の場所ごとに振動の振幅を異ならせることができる。これにより、たとえばマルチタッチ型の情報処理装置300と組み合わせる場合に、指ごとに異なる触覚フィードバックを発生させることができる。
[実施の形態2]
本実施の形態は、情報処理装置300への着脱が容易な触覚付与装置100に関する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図24は、実施の形態2の触覚付与装置100の取付方法を説明する説明図である。本実施の形態の触覚付与装置100のケース部130は、情報処理装置収容部に底板131を有さない。そのため、図24に示すように、情報処理装置300の上に被せるだけで使用できる。
本実施の形態によると、情報処理装置300に対して簡単に着脱できる触覚付与装置100を提供できる。本実施の形態の触覚付与装置100は、たとえば、情報処理装置300を接客用のロボットに持たせて使用する場合、または、情報処理装置300を壁に掛けて使用する場合等、ユーザが情報処理装置300を持ち運ばない用途に適している。
[実施の形態3]
本実施の形態は、固定式の情報処理装置300に取り付ける触覚付与装置100に関する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図25は、実施の形態3の触覚付与装置100の使用状態を説明する説明図である。本実施の形態の情報処理装置300は、銀行のATM(Automatic Teller Machine)、コンビニエンスストアのマルチメディア端末、または、駅の切符自動販売機等、不特定多数のユーザが使用する固定型の装置である。
図26は、実施の形態3の触覚付与装置100の斜視図である。図27は、実施の形態3の触覚付与装置100の分解斜視図である。図25から図27を使用して、本実施の形態の触覚付与装置100の構成を説明する。
触覚付与装置100は、透明板110およびケース部130を有する。ケース部130に、アクチュエータ15および回路基板160が収容されている。アクチュエータ15と透明板110とは、両面テープ111により固定されている。
触覚付与装置100は、透明板110の図26における上側の面を情報処理装置300のタッチパネル376に向けて、接着剤等により固定される。図25に示すように、ケース部130は、タッチパネル376の縁に配置される。
本実施の形態によると、既存のATM等の大型の情報処理装置300に、触覚フィードバック機能を付与する触覚付与装置100を提供できる。なお、触覚付与装置100は、家庭用のテレビ、ゲーム機、またはパソコンのディスプレイ等に取り付けられても良い。
各実施例で記載されている技術的特徴(構成要件)はお互いに組合せ可能であり、組み合わせすることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものでは無いと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味では無く、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 内部アクチュエータ
11 基板
12 FPC
15 アクチュエータ
20 第1固定子
21 固定子枠
213 ボス
22 固定端子
221 端子凹部
222 端子脚部
223 端子板部
23 固定子ローラ
231 固定子軸部
24 留具固定突起
25 ローラ支持部
26 留具支持部
31 ワイヤ
32 第2端子板
33 ワイヤ保持溝
40 第1移動子
41 移動子枠
42 移動子ローラ
421 移動子軸部
43 押圧部
44 ローラ保持部
45 ローラ保持溝
46 第1ワイヤ通過溝
47 天板部
50 留具
51 付勢バネ
52 側板部
53 取付孔
54 連結部
55 支持板部
70 第2固定子
71 収容箱
72 取付部
721 取付孔
73 固定壁
731 抜止受部
732 切込部
741 第1ボス孔
742 第2ボス孔
743 板バネ固定突起
751 FPC孔
79 縁枠部
791 ガイド板部
792 側面板部
793 留板部
794 畝状突起
80 第2移動子
81 押圧壁
82 抜止突起
83 蓋部
90 板バネ
91 付勢部
92 板バネ係止部
100 触覚付与装置
111 両面テープ
110 透明板
111 両面テープ
120 前枠
130 ケース部
131 底板
132 保持バネ室
133 保持バネ孔
134 アクチュエータ室
135 分割壁
140 保持バネ
141 保持バネ突起
160 回路基板
161 FPCコネクタ
170 振動制御部
171 第1CPU
172 主記憶装置
173 補助記憶装置
174 第1通信部
175 制御I/F
300 情報処理装置
371 第2CPU
372 主記憶装置
373 補助記憶装置
374 第2通信部
376 タッチパネル
900 触覚付与システム
触覚付与装置は、機器のタッチパネルを覆う透明板と、前記透明板に固定されており、前記透明板を面内方向に動作させるアクチュエータと、前記タッチパネルの操作に基づいて前記機器から外部に送信される無線信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した無線信号に基づいて前記アクチュエータを動作させる制御部とを備える。

Claims (4)

  1. 機器のタッチパネルを覆う透明板と、
    前記透明板に固定されたアクチュエータと、
    タッチパネルの操作に基づいて送信される信号を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した信号に基づいて前記アクチュエータを動作させる制御部と
    を備える触覚付与装置。
  2. 前記アクチュエータは、
    第1固定子と、前記第1固定子に対向する第1移動子とを備え、前記第1移動子が前記第1固定子から離れる向きに動作する内部アクチュエータと、
    前記第1固定子と前記第1移動子とが対向する方向に沿って、前記第1移動子側に前記第1移動子から離れて配置された固定壁を有し、前記第1固定子に固定された第2固定子と、
    前記第1移動子と前記固定壁との間に挿入された押圧壁を有し、前記透明板に固定された第2移動子とを備える
    請求項1に記載の触覚付与装置。
  3. 前記アクチュエータは、
    複数の固定子凸部を備える固定子と、
    前記固定子凸部の間に配置される移動子凸部を備え、前記透明板に固定された移動子と、
    前記固定子凸部の配列方向に沿って、前記固定子と前記移動子との間に配置される形状記憶合金製のワイヤを備える
    請求項1に記載の触覚付与装置。
  4. 受け付けたタッチパネルの操作に基づいて振動の要否を判定し、
    振動が必要であると判定した場合、前記タッチパネルを覆う透明板に固定されたアクチュエータを動作させる信号を送信する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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