JP2019127784A - 横行装置とそれを備えた機械式駐車設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】 横行駆動部の進退時にパレットを逃がす高さ寸法を抑えることができる横行装置を提供する。【解決手段】 パレットを下方から支持して横行させる横行駆動部と、横行駆動部を昇降路に進出又は昇降路から退避させる進退駆動部と、進退駆動部による横行駆動部の進退時に、横行駆動部の進退動作を規制するガイド部と、パレットの昇降時には昇降路から横行駆動部を退避させ、パレットの横行時には昇降路に横行駆動部を進出させてパレットを支持するように制御する制御部と、を備え、進退駆動部は、回転動力で横行駆動部を水平方向に進退動作させるように構成されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、パレットを横行させる横行装置と、それを備えた機械式駐車設備に関する。
従来、機械式駐車設備などでは、パレットを所定の横行段で横行させるものがある。この一例として、複数列・複数段の格納位置を備え、それらの格納位置の間でパレットを移動させる機械式駐車設備がある。
この種の先行技術として、入出庫部で自動車を入出庫させるパレットを、格納棚との間で昇降させる搬出入リフトを備えた機械式駐車設備がある(例えば、特許文献1参照)。この機械式駐車設備は、搬出入リフトで下降させるパレットのガイドフレーム(横行レール)を支持するガイドローラが設けられた揺動式の横行装置を備えている。この横行装置は、ガイドローラが設けられた可動フレームを揺動させて、ガイドローラを支持位置に配置又は支持位置から退避させている。
また、他の先行技術として、地下式の多段駐車設備において、入出庫部から地下に格納したパレットを横方向に移動させるものがある(例えば、特許文献2参照)。この駐車設備では、全ての横行パレットの下面に揺動可能なフラップを設け、このフラップを水平方向に張り出した状態で横行装置のローラに支持して横行させている。
特開2000−265703号公報 実用新案登録第3088523号公報
しかし、上記特許文献1の横行装置では、可動フレームを支持する位置からガイドローラの位置までを円弧状に揺動させる。このため、ガイドローラを支持位置に配置又は支持位置から退避させるときにパレットを上方へ逃がす距離が大きくなる。よって、パレットを移動させるための動作時間が長くなる。
また、可動フレームを揺動させる進退装置の高さが必要になる。このため、入出庫部の上方のように、横行装置の下方をパレットに入出庫させる自動車が通過するレイアウトの場合、自動車が通過する高さ寸法に加えて横行装置を配置する高さ寸法が必要になる。よって、機械式駐車設備の高さ寸法が高くなる。
また、上記特許文献2の場合、全ての横行パレットにフラップを揺動させる機構を備えさせる必要がある。このため、横行パレットにコストを要するとともに、横行パレットに動力を供給する必要がある。また、横行パレットを下降させる場合は、横行パレットの下部に備えられたフラップを揺動させて格納するために、横行パレットを横行装置から大きく離した位置に逃がす必要があり、横行パレットを移動させるための動作時間が長くなる。
そこで、本発明は、横行駆動部の進退時にパレットを逃がす高さ寸法を抑えることができる横行装置と、それを備えた機械式駐車設備を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る横行装置は、パレットの昇降路に配置され、前記パレットを所定段で横行させる横行装置であって、前記パレットを下方から支持して横行させる横行駆動部と、前記横行駆動部を前記昇降路に進出又は前記昇降路から退避させる進退駆動部と、前記進退駆動部による前記横行駆動部の進退時に、該横行駆動部の進退動作を規制するガイド部と、前記パレットの昇降時には前記昇降路から前記横行駆動部を退避させ、前記パレットの横行時には前記昇降路に前記横行駆動部を進出させて前記パレットを支持するように制御する制御部と、を備え、前記進退駆動部は、回転動力で前記横行駆動部を水平方向に進退動作させるように構成されている。
この構成により、パレットの昇降路に配置又は昇降路から退避させる横行駆動部を水平方向に進退動作させることができる。よって、横行駆動部を進出又は退避させるときにパレットを逃がす高さ寸法を抑えることができる。しかも、横行装置の高さ寸法を低く抑えることができる。
また、前記進退駆動部は、前記回転動力を発生させる駆動機と、前記駆動機の前記回転動力で前記横行駆動部を前記ガイド部に沿って水平方向に移動させる水平移動機構と、を備えていてもよい。
このように構成すれば、回転動力を発生させるモータ等の駆動機回転動力で、水平移動機構を介して横行装置の横行駆動部を水平方向に移動させるので、横行装置の高さ寸法を小さく抑えることができる。
また、前記水平移動機構は、前記駆動機で回動させられるアーム部材と、前記アーム部材で前記駆動機から所定距離離れた位置で回動させられるカム部材と、前記横行駆動部に備えられ前記カム部材が係合する溝部と、を有する溝カム機構で構成されていてもよい。
このように構成すれば、駆動機でリンク部を回動させることで、リンク部に備えられたカム部材が横行駆動部の溝部に沿って移動する。これにより、ガイド部にガイドされた横行駆動部を水平移動させることができる。よって、横行装置の高さ寸法を小さく抑えることができる。
また、前記アーム部材は、前記カム部材の軸心が前記駆動機の軸心に対して水平方向に180°以上の回動角で回動させられるように構成されていてもよい。
このように構成すれば、横行駆動部を退避又は進出させた状態で横行駆動部を進出又は退避させる方向に荷重が作用しても、カム部材によって溝部の移動を阻止する方向に力が作用して、アーム部材が進出方向に移動することを防止できる。
また、前記溝カム機構は、前記駆動機で前記アーム部材を下向きに回動させる吊下げ式に構成されており、前記アーム部材は、前記横行駆動部を退避させた状態の前記カム部材を前記溝部の終端方向に付勢する付勢手段を備えていてもよい。カム部材を溝部の終端方向に付勢する付勢手段としては、アーム部材の重心位置を操作することでカム部材を溝部の終端方向に付勢する手段、ばねでカム部材を溝部の終端方向に付勢する手段、などを含む。また、「溝部の終端方向」とは、横行駆動部が進退を開始する際にカム部材が移動する方向と反対方向をいう。
このように構成すれば、アーム部材でカム部材を下向きに回動させる構成において、仮に駆動機、動力伝達部が故障したとしても、付勢手段によって横行駆動部が進退しないようにできる。
一方、本発明に係る機械式駐車設備は、少なくとも2列、2段の格納スペースを備え、入出庫部から入出庫する自動車を搭載する前記パレットを前記格納スペースの間で昇降、横行させて格納する機械式駐車設備であって、所定段が横行段に構成されており、前記横行段に前記いずれかの横行装置を備えている。
この構成により、パレットを横行装置の横行駆動部で支持するときのパレット退避高さが低くなり、機械式駐車設備の高さを抑えることができる。しかも、パレットを横行装置に載置又は載置解除させる動作時間を短縮して円滑にパレット移動させることができる。
また、少なくとも2列、2段の格納スペースを備え、入出庫部から入出庫する自動車を搭載する前記パレットを前記格納スペースの間で昇降、横行させて格納する機械式駐車設備であって、前記入出庫部の上段が横行段に構成されており、前記入出庫部の上段における前記横行装置の前記進退駆動部が請求項3〜5のいずれか1項に記載の横行装置を備えており、前記溝カム機構は、前記駆動機で前記アーム部材を下向きに回動させて前記横行駆動部を進退動作させるように構成されている。
この構成により、入出庫部の上方に備えられた横行装置の下方への突出量を抑え、入出庫部における高さ寸法を確保できる。よって、横行段の下方に入出庫部を備える機械式駐車設備であっても高さ寸法を抑えることができる。
本発明によれば、パレットを横行させる横行装置の横行駆動部を進退させるときにパレットを逃がす高さ寸法を低く抑えることが可能となる。よって、横行装置を効率的に動作させてパレットを迅速に移動させることが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る機械式駐車設備を示す正面図である。 図2は、図1に示す第1横行装置の正面図である。 図3は、図2に示す第1横行装置の平面図である。 図4は、図2に示す第1横行装置を一方の斜め上方から見た斜視図である。 図5は、図2に示す第1横行装置を他方の斜め上方から見た斜視図である。 図6は、図2に示す第1横行装置のガイド部を示す側面図である。 図7は、図2に示す第1横行装置の進退駆動部を示す図面であり、(A)は進出状態の側面図、(B)は退避状態の側面図である。 図8は、図1に示す第2横行装置の正面図である。 図9は、図8に示す第2横行装置の平面図である。 図10は、図8に示す第2横行装置の進退駆動部を示す図面であり、(A)は進出状態の側面図、(B)は退避状態の側面図である。 図11は、図8に示す第2横行装置における付勢手段を示す図面であり、(A)は平面図、(B)はXI−XI断面図である。 図12は、図8に示す第2横行装置における他の付勢手段を示す側面図である。 図13は、進退駆動部の他の例を示す側面図である。 図14は、進退駆動部の他の例を示す側面図である。 図15は、進退駆動部の他の例を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、4段、3列の格納スペース8を有する機械式駐車設備1を例に説明する。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における上下左右方向の概念は、図1に示す機械式駐車設備1に向かった状態における上下左右方向の概念と一致するものとする。また、各段を「階」という場合もある。
(機械式駐車設備の構成)
図1に基づいて、機械式駐車設備1について説明する。この実施形態の機械式駐車設備1は、2階部分までが地下に配置された一部地下式となっている。機械式駐車設備1は、前後位置で鉛直に設けられた柱材2と、この柱材2を前後方向に連結する前後梁材(図示略)と、左右方向に連結する左右梁材(図示略)が設けられた枠体3を備えている。機械式駐車設備1は、最下段の1段目F1から、2段目F2、3段目F3、最上段の4段目F4と、左端列の1列目L1、中央の2列目L2、右端列の3列目L3となった4段×3列の格納スペース8を有する複数列多段式となっている。1列目L1〜3列目L3の各列において、パレット100が昇降する上下方向の空間が昇降路9である。この実施形態の機械式駐車設備1は、3段目F3が地上Gの乗入れ階となっており、1列目L1が入出庫部6となっている。入出庫部6の前面には、上下方向に開閉可能な前面可動柵7が設けられている。
図示する各列(1列目L1〜3列目L3)では、昇降駆動部10によって、最下段の1段目F1と最上段の4段目F4との間で、その列の全てのパレット100を一緒(同時)に矢印Hで示すように昇降させることが可能となっている。昇降駆動部10は、各パレット100に設けられた係止部材(図示略)を、昇降モータ11で回転駆動する駆動軸13を介して回転させる昇降チェーン12の係止フック(図示略)に引っ掛けて昇降させるようになっている。
そして、図示する最下段である1段目F1と最上段である4段目F4とでは、各パレット100が個別に矢印Wで示すように横行可能となっている。1段目F1が下部横行段で、4段目F4が上部横行段であり、これらが横行可能な所定段である。各パレット100の横行は、後述する横行駆動部21,31(1段目F1の横行駆動部は説明を省略する)によって、各パレット100を1列目L1〜3列目L3の間で1列毎に横行させることが可能となっている。各パレット100の横行動作は、1列毎の順次動作でも、複数列の同時動作でもよい。
この実施形態の機械式駐車設備1では、上部横行段の4段目F4には、1列目L1の入出庫部6の上方に隣接する部分に第2横行装置30が備えられ、2列目L2と3列目L3に第1横行装置20が備えられている。1列目L1の入出庫部6の上段である4段目F4に第2横行装置30を備えさせることで、入出庫部6におけるパレット100から第2横行装置30までの高さT2を、2列目L2と3列目L3におけるパレット100から第1横行装置20までの高さT1に比べて高くしている。
また、上部横行段の4段目F4に備えられる第1横行装置20と第2横行装置30でパレット100を支持する場合、一旦横行駆動部21,31(パレット100を支持して横行させる部分)を昇降路9から退避させる。その後、パレット100を上方へ移動させた後、横行駆動部21,31を昇降路9に進出させてからパレット100を載せて支持する必要がある。このため、4段目F4の横行装置20,30は、横行駆動部21,31を昇降路9に進出、又は昇降路9から退避させる進退機能を有している。なお、この実施形態における下部横行段の1段目F1における横行装置40は進退機能を有していない。1段目F1の横行装置40は、以下に説明する横行駆動部21と同一の構成でよいため、詳細な説明は省略する。
上記各パレット100を横行させる横行装置20,30,40及び各列のパレット100を昇降させる昇降駆動部10は、制御部5によって駆動制御される。制御部5は、プロセッサ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ及びI/Oインターフェース等を有する。制御部5は、パレット100の昇降位置と第1横行装置20及び第2横行装置30の横行駆動部21,31を進退させる制御も行う。この機械式駐車設備1によれば、制御部5によって昇降駆動部10と横行装置20,30,40とを駆動制御して、自動車Vを搭載するパレット100を格納スペース8の間で昇降、横行させて目的位置まで移動させる。
(第1横行装置の構成)
図2〜図7に基づいて、第1横行装置20について説明する。図2,3に示すように、第1横行装置20は、機械式駐車設備1の枠体3に固定される梁材22の上方に横行駆動部21が備えられている。梁材22は、左右両端面で枠体3に固定される。梁材22には、左右位置の上部にスライドレール23が設けられている。スライドレール23は、上部と下部に案内面23aが形成されたコ字状断面を有している。
一方、横行駆動部21は、左右方向に延びる支持フレーム24と、この支持フレーム24に所定間隔で設けられた複数の横行ローラ25と、この横行ローラ25を回転させるローラ駆動部26とを有している。横行ローラ25は、支持フレーム24から横方向に突出する支持軸25aに回転自在に支持されている。ローラ駆動部26は、支持フレーム24の下部に設けられた駆動モータ26aと、この駆動モータ26aで回転させるスプロケット26bで駆動する駆動チェーン26cとを有している。駆動モータ26aを回転させることで、駆動チェーン26cによって各横行ローラ25に設けられたスプロケット25bを介して各横行ローラ25が回転させられる。各横行ローラ25の回転により、上部に載せられたパレット100が横行させられる(図1)。パレット100としては、例えば、下面にレール部材101が設けられ、このレール部材101を横行ローラ25に載せて横行させるようにできる(図1)。パレット100を下方から支持して横行させる部分は、レール部材101に限られるものではなく、タイヤ走行面の下など、他の部分であってもよい。
図4は、上記第1横行装置20を一方の斜め上方から見た斜視図であり、図5は、上記第1横行装置20を他方の斜め上方から見た斜視図である。第1横行装置20は、枠体3に固定される梁材22の上方に、横行駆動部21が備えられている。横行駆動部21には、パレット100の左右方向に延びる支持フレーム24と、この支持フレーム24に設けられた複数の横行ローラ25を有する。横行ローラ25を回転駆動するローラ駆動部26は、図示を省略する。このような横行駆動部21により、パレット100は、横行ローラ25の上部にレール部材が載せられた後、横行ローラ25の回転駆動によって横行させることができる。
一方、図6に示すように、第1横行装置20の横行駆動部21は、梁材22の上方で水平方向に進退するようにガイド部27によって動きが規制されている。ガイド部27は、上記横行駆動部21を上記スライドレール23に沿って水平方向に進退させる。横行駆動部21の支持フレーム24には、下向きにブラケット27aが設けられている。ブラケット27aは、スライドレール23に近接した左右位置に設けられている。ブラケット27aには、スライドレール23の案内面23aに沿って前後方向に移動するようにスライドローラ27bが設けられている。これにより、横行駆動部21の支持フレーム24は、ブラケット27aに設けられたスライドローラ27bがスライドレール23に沿って水平方向に移動するように規制される。
そして、図2に示すように、第1横行装置20には、横行駆動部21を梁材22の上方において水平方向に進退させる進退駆動部50が備えられている。進退駆動部50は、支持フレーム24を水平方向に進退させる左右位置の上記ガイド部27の間に設けられている。
図7(A)、(B)に示すように、第1横行装置20の進退駆動部50は、回転動力を発生させる駆動機51を備えている。駆動機51は、電動モータを用いることができる。進退駆動部50は、駆動機51の回転動力で横行駆動部21をガイド部27によって水平方向に移動させる水平移動機構52を備えている。水平移動機構52は、駆動機51で上向きに回動させるアーム部材53を有している。
図3に示すように、アーム部材53は、左右位置に設けられており、それらが連結軸54で連結されている。連結軸54は、梁材22から上向きに突設された支持板22aに支持されている。連結軸54は、支持板22aに設けられた軸受によって回転自在となっている。駆動機51に設けられたスプロケット51aと、連結軸54に設けられたスプロケット54aとの間にチェーン51bが掛けられている。よって、駆動機51を回転させることで、連結軸54が所定の方向に回動させられる。
アーム部材53は、連結軸54に固定された部分から一方に突出し、それぞれの先端部分が反対方向に湾曲する湾曲部53aに形成されている。そして、この湾曲部53aの端部に、カム部材たる進退ローラ55が設けられている。進退ローラ55は、連結軸54の軸心と同一方向の軸心で回転するように設けられている。アーム部材53の先端部分に湾曲部53aを設けることで、連結軸54の両端部から左右方向に離れた位置に進退ローラ55が配置されている。進退ローラ55は、連結軸54の軸心に近い所定距離離れた位置に軸心が配置されており、回動半径が小さくなっている。カム部材は、進退ローラ55の他、回転しないピンなどでもよい。
一方、図7(A)に示すように、支持フレーム24から上記進退ローラ55の方向にガイド板56が突設されている。ガイド板56には、上下方向に延びる溝部57が設けられている。上記進退ローラ55は、この溝部57に係合している。よって、この実施形態の進退駆動部50は、駆動機51で連結軸54を回動させることでアーム部材53によって進退ローラ55が所定の半径で回動させられる。このように水平移動機構52は、進退ローラ55は溝部57に沿って移動して、溝部57が設けられたガイド板56が支持フレーム24と一体的に水平方向に移動する溝カム機構58となっている。溝カム機構58では、進退ローラ55がカム部材である。
また、アーム部材53は、進退ローラ55の中心がアーム部材53の回動中心に対して上向きに180°以上の回動角θで回動させられる。ここで、180°以上とは、例えば、180°−0°/+4°のようなプラス公差に設定したり、基準値を185°のような180°を超える値に設定することを含む。また、連結軸54の軸心と進退ローラ55の軸心を結ぶ線(仮想線)と、溝部57の溝中心線がなすアーム回動側の角度の少なくとも一方が、90°以下となるよう設定してもよい。回動角θを180°以上とすることで、横行駆動部21を退避させた状態で、横行駆動部21を進出させる方向に荷重が作用したとしても、進退ローラ55は溝部57の終端方向に押されてアーム部材53が進出方向に回動することは防止される。アーム部材53の回動角θは、駆動機ベース22bに設けられた当接部材22cの高さを変更することや、停止位置を検知するリミットスイッチやエンコーダなどを調整することなどで変更できる。
このように、上記進退駆動部50によれば、駆動機51で連結軸54を介してアーム部材53が回動させられる。これにより、アーム部材53の先端の湾曲部53aに設けられた進退ローラ55が支持フレーム24のガイド板56に設けられた溝部57に沿って移動する。そして、この進退ローラ55の移動によって、支持フレーム24はガイド部27のブラケット27aに設けられたスライドローラ27bがスライドレール23の案内面23aに沿って水平方向に移動させられる。これにより、支持フレーム24と一体的に横行駆動部21が水平方向に移動させられる。水平方向の移動量Sは、アーム部材53に設けられた進退ローラ55の回動半径の略2倍である。
従って、横行駆動部21は、進退駆動部50によって、昇降路9に進出させた状態と、昇降路9から退避させた状態との間で水平方向に移動させることができる。横行駆動部21を水平方向に進退動作させるため、第1横行装置20の高さを抑えることができる。よって、第1横行装置20によれば、パレット100の昇降時に横行駆動部21を退避させるときに、パレット100を少し上方へ逃がせば横行駆動部21を退避させることができる。これにより、パレット100を昇降させる時間を短縮して、パレット100を迅速に移動させることが可能となる。その上、パレット100を横行駆動部21で支持する際も、横行駆動部21を昇降路9から退避させた状態で、パレット100を横行駆動部21よりも上方へ少し逃がせば、横行駆動部21を昇降路9に進出させることができる。そして、持上げたパレット100を下降させて横行駆動部21で支持すれば、一連の動作を迅速に行うことが可能となる。このように、上記第1横行装置20によれば、パレット100を目的位置まで迅速に移動させることが可能となる。
また、上記進退駆動部50によれば、アーム部材53及びその先端の湾曲部53aに設けられた進退ローラ55の自重により、進退ローラ55は下向きに付勢されている。よって、連結軸54を回動させる駆動系(駆動機51、チェーン51bなど)に故障などを生じても、進退ローラ55が上向きに移動することはない。すなわち、横行駆動部21を退避させた状態及び進出させた状態のいずれにおいても、その状態が保たれる。
(第2横行装置の構成)
図8〜図10に基づいて、上記入出庫部6の上方に備えられた第2横行装置30について説明する。第2横行装置30は、横行駆動部31が吊下げ式となっている。図8に示すように、第2横行装置30は、機械式駐車設備1の枠体3に固定される梁材32の下方に横行駆動部31が備えられている。梁材32には、左右位置の下部にスライドレール33が設けられている。スライドレール33は、上部と下部に案内面33aが形成されたコ字状断面に形成されている。
一方、図9にも示すように、横行駆動部31には、左右方向に延びる支持フレーム34と、この支持フレーム34に所定間隔で設けられた複数の横行ローラ35と、この横行ローラ35を回転させるローラ駆動部36とを有している。横行ローラ35は、支持フレーム34から横方向に突出する支持軸35aに回転自在に支持されている。ローラ駆動部36は、支持フレーム34の下部に設けられた駆動モータ36aと、この駆動モータ36aで回転させるスプロケット36bで駆動する駆動チェーン36cとを有している。駆動モータ36aを回転させることで、駆動チェーン36cによって各横行ローラ35に設けられたスプロケット35bを介して各横行ローラ35が回転させられる。各横行ローラ35の回転により、上に載せられたパレット100が横行させられる(図1)。パレット100としては、例えば、下面にレール部材101が設けられ、このレール部材101を横行ローラ35に載せて横行させるようにできる(図1)。
一方、第2横行装置30の進退駆動部60は、梁材32の下方で水平方向に進退するようにガイド部37によって動きが規制されている。ガイド部37は、上記横行駆動部31を上記スライドレール33に沿って水平方向に進退させる。横行駆動部31の支持フレーム34には、上向きにブラケット37aが設けられている。ブラケット37aは、スライドレール33に近接した左右位置に設けられている。ブラケット37aには、スライドレール33の案内面33aに沿って前後方向に移動するようにスライドローラ37bが設けられている。これにより、横行駆動部31の支持フレーム34は、ブラケット37aに設けられたスライドローラ37bがスライドレール33に沿って水平方向に移動するように規制される。
そして、図8に示すように、第2横行装置30には、横行駆動部31を梁材32の下方において水平方向に進退させる進退駆動部60が備えられている。進退駆動部60は、支持フレーム34を水平方向に進退させる左右位置の上記ガイド部37の間に設けられている。
図10(A)、(B)に示すように、第2横行装置30の進退駆動部60は、回転動力を発生させる駆動機61を備えている。駆動機61は、電動モータを用いることができる。進退駆動部60は、駆動機61の回転動力で横行駆動部31をガイド部37によって水平方向に移動させる水平移動機構62を備えている。水平移動機構62は、駆動機61で下向きに回動させるアーム部材63を有している。
図9に示すように、アーム部材63は、左右位置に設けられており、それらが連結軸64で連結されている。連結軸64は、梁材32から下向きに突設された支持板32aに支持されている。連結軸64は、支持板32aに設けられた軸受によって回転自在となっている。駆動機61に設けられたスプロケット61aと、連結軸64に設けられたスプロケット64aとの間にチェーン61bが掛けられている。よって、駆動機61を回転させることで、連結軸64が所定の方向に回動させられる。
アーム部材63は、連結軸64に固定された部分から一方に突出し、それぞれの先端部分が反対方向に湾曲する湾曲部63aに形成されている。この湾曲部63aの端部に、進退ローラ65が設けられている。進退ローラ65は、連結軸64の軸心と同一方向の軸心で回転するように設けられている。アーム部材63の先端部分に湾曲部63aを設けることで、連結軸64の両端部から左右方向に離れた位置に進退ローラ65が配置されている。進退ローラ65は、連結軸64の軸心に近い位置に進退ローラ65の軸心が配置されており、回動半径が小さくなっている。
一方、図10(A)に示すように、支持フレーム34から上記進退ローラ65の方向にガイド板66が突設されている。ガイド板66には、上下方向に延びる溝部67が設けられている。上記進退ローラ65は、この溝部67に係合している。よって、この実施形態の進退駆動部60は、駆動機61で連結軸64を回動させることでアーム部材63によって進退ローラ65が所定の半径で回動させられる。このように水平移動機構62は、進退ローラ65は溝部67に沿って移動して、溝部67が設けられたガイド板66が支持フレーム34と一体的に水平方向に移動する溝カム機構68となっている。溝カム機構68では、進退ローラ65がカム部材である。アーム部材63の回動角度は、駆動機ベース32bに設けられた当接部材32cの高さで設定することができる。
また、図11(A)、(B)に示すように、第2横行装置30では、アーム部材63を連結する連結軸64に付勢手段69としてのウェイト69Aが備えられている。ウェイト69Aは、連結軸64の軸心に対し、アーム部材63の突出する方向と反対方向に突出するブラケット54bに設けられている。図11(B)に示すように、ウェイト69Aにより、連結軸64の軸心に対して一方に突出するアーム部材63の先端部分に設けられた進退ローラ65によって作用する回転モーメントM1に対して、連結軸64の軸心に対して反対方向の回転モーメントM2を作用させている。進退ローラ65による回転モーメントM1に対して、ウェイト69Aによる回転モーメントM2の方が大きくなっている。これにより、連結軸64に対して進退ローラ65が前後のいずれかに位置しても、ウェイト69Aによる回転モーメントM2によって進退ローラ65は上向きに付勢されて溝部67の終端方向に付勢された状態が保たれる(図10(A))。
よって、第2横行装置30の場合、付勢手段たるウェイト69Aを設けることで、連結軸64を回動させる駆動系(駆動機61、チェーン61bなど)に故障などを生じても、進退ローラ65が溝部67の終端方向に付勢された状態が保たれて、下向きに垂れることはない。すなわち、横行駆動部31を退避させた状態ではその状態が保たれ、横行駆動部31を進出させた状態ではその状態が保たれる。
図12は、他の付勢手段を示す側面図である。図12は、上記図10(A)に付勢手段を付加した図である。この例の付勢手段69は、梁材32に固定された駆動機ベース32bと進退ローラ65の軸との間に掛けられたスプリング部材69Bとなっている。スプリング部材69Bの上端は、連結軸64の軸心の上方位置における駆動機ベース32bに支持されている。このスプリング部材69Bによれば、進退ローラ65を連結軸64の軸心下方を越えて前方又は後方に回動させると、スプリング部材69Bのバネ力によって進退ローラ65は溝部67の終端方向に付勢された状態が保たれる。
なお、付勢手段は、アーム部材63を下向きに回動させる構成の横行装置において、駆動系に故障などを生じても進退ローラ65の位置が保たれる構成であれば他の構成であってもよい。
このような第2横行装置30によれば、入出庫部6の上方に横行装置を備えさせる場合でも、駆動系を上方に配置してアーム部材63を下向きに回動させることで、入出庫部6の上方における高さT2を確保することができる。すなわち、第1横行装置20のように、横行ローラ25を有する横行駆動部21よりも下方に駆動系が位置しないようにできる。よって、機械式駐車設備1の高さを低く抑えることが可能となる。
しかも、上記第2横行装置30は、上記した第1横行装置20と同様の構造として取り付ける箇所に応じて上下方向を逆向きにして用いることができる。このようにすれば、第1横行装置20と第2横行装置30との部品を共通化して、横行装置のコスト低減を図ることができる。
その上、上記したように進退駆動部60に付勢手段69を設けることで、例えば、駆動機61のブレーキが故障した場合や、駆動チェーン61bが破断した場合など、駆動系に故障を生じても、アーム部材63が下方に回動しないようにできる。
そして、この第2横行装置30によっても、進退駆動部60の駆動機61で連結軸64を介してアーム部材63を回動させれば、アーム部材63に設けられた進退ローラ65が支持フレーム34のガイド板66に設けられた溝部67に沿って円弧を描いて移動する。そして、この進退ローラ65の移動によって、支持フレーム34はガイド部37のブラケット37aに設けられたスライドローラ37bがスライドレール33の案内面33aに沿って水平方向に移動させられる。これにより、支持フレーム34と一体的に横行駆動部31が水平方向に移動させられる。水平方向の移動量Sは、アーム部材63に設けられた進退ローラ65の回動半径の2倍である。
従って、横行駆動部31は、進退駆動部60によって、昇降路9に進出させた状態と、昇降路9から退避させた状態との間で水平方向に移動させることができる。横行駆動部31を水平方向に進退動作させるため、第2横行装置30の高さを抑えることができる。よって、第2横行装置30によっても、パレット100の昇降時に横行駆動部31を退避させるときに、パレット100を少し上方へ逃がせば横行駆動部31を退避させることができる。これにより、パレット100を昇降させる時間を短縮して、パレット100を迅速に移動させることが可能となる。その上、パレット100を横行駆動部31で支持する際も、横行駆動部31を昇降路9から退避させた状態で、パレット100を横行駆動部31よりも上方へ少し逃がせば、横行駆動部31を昇降路9に進出させることができる。そして、持上げたパレット100を下降させて横行駆動部31で支持すれば、一連の動作を迅速に行うことが可能となる。このように、第2横行装置30によっても、パレット100を目的位置まで迅速に移動させることが可能となる。
(進退駆動部の他の例)
図13〜図15は、進退駆動部の他の例を示す側面図である。いずれの例も、横行駆動部21は、上記した図2,3に示す構成と同様の構成とする。同一の構成には同一符号を付し、その説明は省略する。また、横行駆動部21の支持フレーム24を水平方向に移動させるガイド部27も同一の構成とする。
図13に示す進退駆動部70は、駆動機71で連結軸74を回動させ、連結軸74と支持フレーム24との間に設けられたリンク機構73で支持フレーム24を進退させるリンク方式の水平移動機構72の例である。この例のリンク機構73は、連結軸74によって回動させられるリンク部材75Aと、支持フレーム24の下部に設けられたブラケット77に回動自在に連結されたリンク部材75Bとが、リンクピン76で連結されたものである。リンク機構73は、この例に限定されない。
この進退駆動部70によれば、駆動機71を駆動してスプロケット71aを回動させることで、チェーン71bを介して連結軸74が回動させられる。これにより、連結軸74に設けられたリンク部材75Aが回動させられて、リンクピン76で連結されたリンク部材75Bでブラケット77を介して支持フレーム24に設けられた横行ローラ25を昇降路9から退避させる。また、駆動機71でスプロケット71aを反対方向に回動させて連結軸74を反対方向に回動させることで、リンク部材75Aが反対方向に回動して、ブラケット77を介して支持フレーム24に設けられた横行ローラ25を昇降路9に進出させることができる。
図14に示す進退駆動部80は、駆動機81で駆動するチェーン83で支持フレーム24を進退させるチェーン直動方式の水平移動機構82の例である。この例の場合、支持フレーム24の下部に、水平方向に移動する移動フレーム84が設けられる。
この例の場合、駆動機81と、この駆動機81の出力軸上の紙面手前側と紙面奥側とに設けられたスプロケット81aと、それぞれのスプロケット81aに掛けられたチェーン83が2列配置される(図では紙面手前側のみを示す)。2列のチェーン83の一方は、一端がスプロケット81aに連結され、他端が移動フレーム84の進出側端部(図示)に連結されている。2列のチェーン83の他方は、一端がスプロケット81aに連結され、他端が移動フレーム84の退避側端部(図示略)に連結されている。
この進退駆動部80によれば、駆動機81を駆動してスプロケット81aを一方(例えば、図示において時計回り)に回動させることで、一方のチェーン83を介して移動フレーム84と一体的に支持フレーム24に設けられた横行ローラ25を昇降路9から退避させることができる。また、駆動機81を反対方向(例えば、図示において反時計回り)に回動させることで、他方のチェーン83(図示略)を介して移動フレーム84と一体的に支持フレーム24に設けられた横行ローラ25を昇降路9に進出させることができる。なお、この水平移動機構83を幅方向両端近傍2か所に設け、上記図4に示すように駆動機81で連結軸54を回動させ、連結軸54でチェーン83を介して移動フレーム84を移動させるように構成してもよい。このようにすれば、より安定して水平移動させることができる。
図15に示す進退駆動部90は、駆動機91で駆動するピニオン91aでラック93を介して支持フレーム24を進退させるラック&ピニオン方式の水平移動機構92の例である。この例の場合、横行ローラ25が設けられた支持フレーム24の下部に、水平方向にラック93が設けられる。この例の場合、紙面奥方向にピニオン91aとラック93を複数組み配置してもよい。
この進退駆動部90によれば、駆動機91を駆動してピニオン91aを回動させることで、ラック93と一体的に支持フレーム24に設けられた横行ローラ25を昇降路9から退避、又は昇降路9に進出させることができる。なお、上記図7に示すように、駆動機91で連結軸54を回動させ、連結軸54でピニオン91aを回動させるように構成してもよい。
(総括)
以上のように、上記第1横行装置20及び第2横行装置30によれば、パレット100を昇降、横行させて自動車Vを格納する構成の機械式駐車設備1において、昇降路9に進退させる横行駆動部21,31を水平方向に進退させることが可能となる。よって、横行装置20,30の高さを抑えて、機械式駐車設備1の高さを低く抑えることが可能となる。しかも、横行装置20,30にパレット100を載せるときにパレット100を上方に逃がす距離を小さくできるので、パレット100の移動を効率良く行うことが可能となる。よって、機械式駐車設備1におけるパレット100の移動時間を短縮することが可能となる。
また、入出庫部6の上方に第2横行装置30を備える機械式駐車設備1であっても、横行駆動部31を進退させる構成を上方に配置して、入出庫部6の上下方向スペースを確保できる。これにより、機械式駐車設備1の高さを低く抑えることが可能となる。
(その他の変形例)
機械式駐車設備1は、上記した実施形態における構成に限定されない。パレット100を昇降路9において昇降させる構成で、パレット100の昇降時に横行駆動部を進退させる必要がある横行装置であれば適用できる。
また、上記した第1横行装置20及び第2横行装置30は、立体倉庫や重量物搬送装置などに応用することができる。
さらに、上記した実施形態は一例を示しており、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。
1 機械式駐車設備
3 枠体
5 制御部
6 入出庫部
8 格納スペース
9 昇降路
10 昇降駆動部
20 第1横行装置
21 横行駆動部
23 スライドレール
25 横行ローラ
26 ローラ駆動部
27 ガイド部
30 第2横行装置
31 横行駆動部
33 スライドレール
35 横行ローラ
36 ローラ駆動部
37 ガイド部
40 横行装置
50 進退駆動部
51 駆動機
52 水平移動機構
53 アーム部材
55 進退ローラ
56 ガイド板
57 溝部
58 溝カム機構
60 進退駆動部
61 駆動機
62 水平移動機構
63 アーム部材
65 進退ローラ
66 ガイド板
67 溝部
68 溝カム機構
69 付勢手段
70 進退駆動部
72 水平移動機構
73 リンク機構
80 進退駆動部
82 水平移動機構
83 チェーン
90 進退駆動部
91 駆動機
91a ピニオン
92 水平移動機構
93 ラック
100 パレット

Claims (7)

  1. パレットの昇降路に配置され、前記パレットを所定段で横行させる横行装置であって、
    前記パレットを下方から支持して横行させる横行駆動部と、
    前記横行駆動部を前記昇降路に進出又は前記昇降路から退避させる進退駆動部と、
    前記進退駆動部による前記横行駆動部の進退時に、該横行駆動部の進退動作を規制するガイド部と、
    前記パレットの昇降時には前記昇降路から前記横行駆動部を退避させ、前記パレットの横行時には前記昇降路に前記横行駆動部を進出させて前記パレットを支持するように制御する制御部と、
    を備え、
    前記進退駆動部は、回転動力で前記横行駆動部を水平方向に進退動作させるように構成されている、
    ことを特徴とする横行装置。
  2. 前記進退駆動部は、前記回転動力を発生させる駆動機と、前記駆動機の前記回転動力で前記横行駆動部を前記ガイド部に沿って水平方向に移動させる水平移動機構と、を備えている、
    請求項1に記載の横行装置。
  3. 前記水平移動機構は、前記駆動機で回動させられるアーム部材と、前記アーム部材によって該アーム部材の回動中心から所定距離離れた位置で回動させられるカム部材と、前記横行駆動部に備えられ前記カム部材が係合する溝部と、を有する溝カム機構で構成されている、
    請求項2に記載の横行装置。
  4. 前記アーム部材は、前記カム部材の中心が前記アーム部材の回動中心に対して水平方向に180°以上の回動角で回動させられるように構成されている、
    請求項3に記載の横行装置。
  5. 前記溝カム機構は、前記駆動機で前記アーム部材を下向きに回動させる吊下げ式に構成されており、
    前記アーム部材は、前記横行駆動部を退避させた状態の前記カム部材を前記溝部の終端方向に付勢する付勢手段を備えている、
    請求項3又は4に記載の横行装置。
  6. 少なくとも2列、2段の格納スペースを備え、入出庫部から入出庫する自動車を搭載する前記パレットを前記格納スペースの間で昇降、横行させて格納する機械式駐車設備であって、
    所定段が横行段に構成されており、
    前記横行段に請求項1〜5のいずれか1項に記載の横行装置を備えている、
    ことを特徴とする機械式駐車設備。
  7. 少なくとも2列、2段の格納スペースを備え、入出庫部から入出庫する自動車を搭載する前記パレットを前記格納スペースの間で昇降、横行させて格納する機械式駐車設備であって、
    前記入出庫部の上段が横行段に構成されており、
    前記入出庫部の上段における横行装置の前記進退駆動部が請求項3〜5のいずれか1項に記載の横行装置を備えており、
    前記溝カム機構は、前記駆動機で前記アーム部材を下向きに回動させて前記横行駆動部を進退動作させるように構成されている、
    ことを特徴とする機械式駐車設備。
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