JP2019127714A - 防水機能を有する屋根葺材 - Google Patents

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瑞光 岩月
Zuiko Iwatsuki
瑞光 岩月
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Abstract

【課題】従来の屋根葺材では、桁行方向に隣接する2枚の境界部位の隙間から吹き込む風に乗った雨粒等が屋根下地に到達する危険性がある。【解決手段】アンダーラップ部3の上面で屋根葺材本体1との境界部に突条9を形成し、該突条9の上面を下方且つ屋根葺材本体1側への下方傾斜面10とし、オーバーラップ部2の下面で葺設状態における桁行方向に隣接する屋根葺材における突条の対向部位に溝11を形成し、該溝11における突条9の下方傾斜面10との対向部位を上方且つ内側への上方傾斜面12とすることによって、突条9と溝11の間に、吹き込んだ風を斜め上方向に変更させた後に下方向に変更させる、即ち蛇行させる流路が形成されて、風に含まれる雨滴等を突条9及び溝11に衝突させ付着除去すると共に、流速を減速させて残留する雨滴等をアンダーラップ部3上に落下させて、雨滴等を屋根下地まで到達させない。【選択図】図6

Description

本発明は、葺設状態における桁行方向に隣接する2枚の境界部位の隙間から吹き込む風に含まれる雨滴、水分等(以降、雨滴等と称する)を屋根下地まで到達させない様にした屋根葺材に関する。
従来、桁行方向に隣接する屋根葺材の境界部位に形成された隙間からの雨水の侵入を防止する手段として、一側部位をオーバーラップ部とした瓦本体の他側方にアンダーラップ部が一体形成された平板状の瓦において、アンダーラップ部の上面より上方に突出すると共に、瓦本体と平行に延びて形成された突条を有し、該突条により、前記隙間から進入した水をせき止めて頭側に誘導して排水する様にした瓦が見受けられる(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3009222号公報
しかし、かかる瓦にあっては、他方の瓦のオーバーラップ部の側端面と、一方の瓦の瓦本体の側端面及びストッパーの上面で形成された溝内に雨水を通して排水することになることから、一方の瓦のストッパーの上面と他方の瓦のオーバーラップ部の下面とを近接状態としなければならないが、瓦は一般的に陶磁器製で歪みが発生し易いため、例えばストッパーの上面とオーバーラップ部の下面とが部分的に接触して、他方の瓦のオーバーラップ部が少し浮いた状態で葺設せねばならなくなることも想定される。
この不具合はストッパーの高さを低く設定すれば解消されるが、ストッパーの上面とオーバーラップ部の下面との間が拡がってしまうため、この隙間から内側に雨水が侵入してしまって、当初の防水効果を発揮出来ない。
更に、このストッパーの低い瓦を葺設する際には、桁行方向に隣接する屋根葺材との境界部位になるべく隙間を空けない様に載置、固定するが、上段の瓦を葺設する際には、葺設済の瓦の場に載っての作業になり、踏まれた瓦が僅かに動いて上記隙間が拡がってしまうことが頻繁に発生することから、この隙間から雨滴等を含んだ風が吹き込むことが想定される。
そして、その風は、ストッパーの上面に当たった後にオーバーラップ部の下面との間の隙間から勢力が衰えることなく内側に直線的に吹き込んで、最終的にアンダーラップ部の水返しを乗り越え内部に侵入してしまう可能性があり、その結果屋根下地が濡れてしまって屋根下地に黴が発生したり、腐食してしまう可能性を否定出来ないなど、解決せねばならない課題があった。
本発明は、上記従来技術に基づく、桁行方向に隣接する瓦の境界部位の隙間から吹き込んでくる風中の雨滴等が屋根下地まで到達してしまう可能性がある課題に鑑み、アンダーラップ部及びオーバーラップ部を有する、瓦、スレ−ト、セメント瓦等の屋根葺材において、アンダーラップ部の上面で屋根葺材本体との境界部に突条を形成し、該突条の上面を下方且つ前記屋根葺材本体側への下方傾斜面とし、前記オーバーラップ部の下面で葺設状態における桁行方向に隣接する屋根葺材における前記突条の対向部位に溝を形成し、該溝における前記突条の下方傾斜面との対向部位を上方且つ内側への上方傾斜面とすることによって、溝により突条がオーバーラップ部に当接しない様にし、而も突条と溝の間に、吹き込んだ風を斜め上方向に変更させた後に下方向に変更させる、即ち蛇行させる流路が形成されて、風に含まれる雨滴等を突条及び溝に衝突させ、付着除去すると共に風速を減速させ、残留する雨滴等をアンダーラップ部上に落下させて、雨滴等を屋根下地まで到達させない様にして、上記課題を解決する。
つまり、本発明は、あくまでも前記隙間から吹き込んでくる風に乗せられて運ばれてくる雨滴等を進入当初に除去して、屋根下地にまで到達させない様に工夫したものであって、前記隙間から流れ込んでくる雨水への対抗手段ではなく、隙間から連続する上方傾斜面と下方傾斜面との隙間は広く、隙間から流れ込んでくる雨水はアンダーラップ部上に流下して外部排出されるため、特許文献1のものとは技術思想が大きく異なる。
要するに本発明は、アンダーラップ部の上面で屋根葺材本体との境界部に突条を形成し、該突条の上面を下方且つ前記屋根葺材本体側への下方傾斜面とし、前記オーバーラップ部の下面で葺設状態における桁行方向に隣接する屋根葺材における前記突条の対向部位に溝を形成し、該溝における前記突条の下方傾斜面との対向部位を上方且つ内側への上方傾斜面としたので、前記境界部位から尻側且つアンダーラップ部の外側へ斜め方向に吹き込んだ風を、先ず突条に衝突させて大部分の雨滴等を除去した後に、この突条とオーバーラップ部の溝との間に形成された蛇行流路により進入当初に蛇行させることで、更に残留した雨滴等の殆どを突条及び溝に衝突させ、同時に風速の減速に伴い僅かに残留した雨滴等がアンダーラップ部上に落下することから、雨滴等が屋根下地まで到達しないため、前記隙間から風と共に進入した雨滴等により屋根下地が被る悪影響を略完全に防止することが出来、雨仕舞いの良好な瓦屋根を構築することが出来る等その実用的効果甚だ大である。
本発明に係る屋根葺材の正面図である。 図1の屋根葺材のアンダーラップ部の平面要部斜視図である。 図1の屋根葺材の背面図である。 図1の屋根葺材のオーバーラップ部の背面要部斜視図である。 図1の屋根葺材の葺設状態を示す平面図である。 図5のA−A断面の要部拡大端面図である。
本発明に係る屋根葺材にあっては、基本的に平板瓦で、平面視矩形状の屋根葺材本体1の一側部位をオーバーラップ部2とし、他側方にアンダーラップ部3が一体形成され、頭側に前垂れ4を、尻側底面に尻剣5、5aを有している。
図1〜6に示された屋根葺材は、所謂「F形Uタイプ」の平板瓦であって、屋根葺材本体1の両側部に隆起部6、6aを形成してそれらの間を谷部7とし、前垂れ4に切欠部8を有している。
図1、2、6に示す様に、アンダーラップ部3の上面で屋根葺材本体1との境界部に突条9を形成し、該突条9の上面を下方且つ屋根葺材本体1側への下方傾斜面10としている。
図3、4、6に示す様に、オーバーラップ部2の下面で葺設状態における桁行方向に隣接する屋根葺材における突条9の対向部位に溝11を形成し、該溝11は、突条9の下方傾斜面10との対向部位に配された上方且つ内側への上方傾斜面12と、該上方傾斜面12の上端より連続形成された立下げ面12a とを有する、断面形状を概ね三角形状に形成し、上方傾斜面12と下方傾斜面10との間が約2〜3mmとなる様に、突条9の高さ及び溝11の深さが設定されている。
尚、図面上、突条9は、尻側端が、葺設状態における上段の屋根葺材との尻側重合部位13に到達しているのに対し、頭側端が、葺設状態における下段の屋根葺材との頭側重合部位14までに至っていないのは、図3、4に示す様に、アンダーラップ部3の特殊な裏面形状に基づき、溝11の長さが確保出来ないからであり、アンダーラップ部3の裏面が単なる平坦面であれば、突条9の頭側端を頭側重合部位14に到達させる程度に溝11の長さを十分に確保可能となる。
図1、2、6に示す様に、アンダーラップ部3の上面で、側端に形成された水返し15より内側に、流れ方向に対し平行な複数の下方水切り16、16…を、相互間に隙間をあけて直列配置している。
図3、4、6に示す様に、オーバーラップ部2の下面に、流れ方向に対し平行で長い上方水切り17を形成し、該上方水切り17は斜面が内側の断面三角形状としている。
そして、図5、6に示す様に、屋根下地上に上記屋根葺材を葺設し、桁行方向に隣接する屋根葺材の境界部位Hの隙間に、図2の矢印の方向から吹き込んだ風は、先ず突条9に衝突した後、一部が他方の屋根葺材のアンダーラップ部3と一方の屋根葺材のオーバーラップ部2の間に吹き込んで、尻側且つ図6の矢印で示す蛇行状に進行する。
具体的には、境界部位Hの隙間に、図2の矢印の方向から吹き込んだ風は、先ず突条9の下方傾斜面10に衝突して、含有する雨滴等の大部分が付着除去され、更にその一部が突条9の下方傾斜面10と溝11の上方傾斜面12との間を斜め上方に方向を強制的に変更させた後に更に下方に方向を強制的に変更させる、即ち蛇行させることで、雨滴等が溝11の上方傾斜面12及び立下げ面12a に衝突し付着除去され、更に蛇行により風速が大きく減ぜられることで、残留した雨滴等の殆どがアンダーラップ部3上に落下して、内部に吹き込んだ風中の雨滴等の大部分を進入当初の段階で除去して、屋根下地が濡れることを略完全に防止する。
これは、1寸5分の極めて緩い勾配の屋根であっても効果を発揮することが実証されている。
更に内側に進行したとしても、他方の屋根葺材のアンダーラップ部3の下方水切り16、16…と、一方の屋根葺材のオーバーラップ部2に上方水切り17に、僅かに残留した雨滴等が衝突してそれ以上奥側に入り込ませず、他方の屋根葺材のアンダーラップ部3上に流下、滴下して、外部排出される。
尚、図面上、本発明に係る屋根葺材は、「F形Uタイプ」の平板瓦だけが示されているが、図示しないが、例えば屋根葺材本体の表面は概ね平坦で、オーバーラップ部の部分の厚みをそれ以外の部分より薄くした、所謂「F形Fタイプ」の平板瓦や、スレ−ト、セメント瓦など、要するにオーバーラップ部及びアンダーラップ部を有する屋根葺材であれば何でも良い。
1 屋根葺材本体
2 オーバーラップ部
3 アンダーラップ部
9 突条
10 下方傾斜面
11 溝
12 上方傾斜面

Claims (1)

  1. 一側部位をオーバーラップ部とした屋根葺材本体の他側方にアンダーラップ部が一体形成された平板状の屋根葺材であって、
    前記アンダーラップ部の上面で前記屋根葺材本体との境界部に突条を形成し、該突条の上面を下方且つ前記屋根葺材本体側への下方傾斜面とし、前記オーバーラップ部の下面で葺設状態における桁行方向に隣接する屋根葺材における前記突条の対向部位に溝を形成し、該溝における前記突条の下方傾斜面との対向部位を上方且つ内側への上方傾斜面としたことを特徴とする屋根葺材。
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