JP2019127336A - 給紙装置、給紙方法および給紙プログラム - Google Patents

給紙装置、給紙方法および給紙プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】給紙に不具合が生じることを防止すること。【解決手段】給紙装置であって、複数のシート束が積載され、積載された前記複数のシート束のうち取出位置にあるシート束を一部ずつ取り出して、給紙する給紙部と、取出位置にあるシート束を検知する検知部と、を備え、給紙部は、シート束の取り出しによる給紙部のシート束の減少に応じて、給紙部に積載された複数のシート束を取出位置に向かう方向へ移動させる移動部と、給紙部が取出位置にあるシート束を取り出したことにより、検知部が取出位置にあるシート束を検知しなくなった場合、検知部によりシート束が再度検知されるように移動部による移動を制御する移動制御部と、を有し、移動制御部は、移動部によりシート束を移動させてから、検知部がシート束を検知したまま、所定部数給紙された場合、移動部によりシート束を所定量または所定時間移動させる。【選択図】 図1

Description

本発明は、給紙装置、給紙方法および給紙プログラムに関する。
上記技術分野において、特許文献1には、用紙の厚みに基づいて、送った用紙の枚数をカウントし、減った厚みの分だけトレイを上昇させる技術が開示されている。
特開2014−156310号公報
しかしながら、上記文献に記載の技術では、先頭のシート束が暴れることやシート束がもたれて撓むことにより給紙に不具合が生じることを防止することができなかった。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る給紙装置は、
複数のシート束が積載され、積載された前記複数のシート束のうち取出位置にあるシート束を一部ずつ取り出して、給紙する給紙手段と、
前記取出位置にある前記シート束を検知する検知手段と、
を備え、
前記給紙手段は、
前記シート束の取り出しによる前記給紙手段の前記シート束の減少に応じて、前記給紙手段に積載された前記複数のシート束を前記取出位置に向かう方向へ移動させる移動手段と、
前記給紙手段が前記取出位置にある前記シート束を取り出したことにより、前記検知手段が前記取出位置にある前記シート束を検知しなくなった場合、前記検知手段により前記シート束が再度検知されるように前記移動手段による移動を制御する移動制御手段と、
を有し、
前記移動制御手段は、前記移動手段により前記シート束を移動させてから、前記検知手段がシート束を検知したまま、所定部数給紙された場合、前記移動手段により前記シート束を所定量または所定時間移動させる。
上記目的を達成するため、本発明に係る給紙方法は、
積載された複数のシート束のうち取出位置にあるシート束を一部ずつ取り出して、給紙する給紙ステップと、
前記取出位置にある前記シート束を検知手段により検知する検知ステップと、
を含み、
前記給紙ステップは、
前記取出位置にある前記シート束を取り出したことにより、前記検知手段が前記取出位置にある前記シート束を検知しなくなった場合、前記検知手段によって前記シート束が再度検知されるように、前記積載された前記複数のシート束を前記取出位置に向かう方向へ移動手段によって移動させる第1移動制御ステップと、
前記移動手段によって前記シート束を移動させてから、前記検知手段がシート束を検知したまま、所定部数給紙された場合、前記移動手段によって前記シート束を所定量または所定時間移動させる第2移動制御ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る給紙プログラムは、
積載された複数のシート束のうち取出位置にあるシート束を一部ずつ取り出して、給紙する給紙ステップと、
前記取出位置にある前記シート束を検知手段により検知する検知ステップと、
をコンピュータに実行させる給紙プログラムであって、
前記給紙ステップは、
前記取出位置にある前記シート束を取り出したことにより、前記検知手段が前記取出位置にある前記シート束を検知しなくなった場合、前記検知手段によって前記シート束が再度検知されるように、前記積載された前記複数のシート束を前記取出位置に向かう方向へ移動手段によって移動させる第1移動制御ステップと、
前記移動手段によって前記シート束を移動させてから、前記検知手段がシート束を検知したまま、所定部数給紙された場合、前記移動手段によって前記シート束を所定量または所定時間移動させる第2移動制御ステップと、
を含む。
本発明によれば、給紙に不具合が生じることを防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る給紙装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る給紙装置を有する中入れ装置の外観を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る給紙装置の構成を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る給紙装置によるシート束の給紙の概要を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る給紙装置によるシート束の給紙の不具合を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る改善された給紙装置の構成を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る給紙装置の備える移動制御テーブルの一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る給紙装置のハードウェア構成を説明するブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る給紙装置の処理手順を説明するフローチャートである。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して、例示的に詳しく説明記載する。ただし、以下の実施の形態に記載されている、構成、数値、処理の流れ、機能要素などは一例に過ぎず、その変形や変更は自由であって、本発明の技術範囲を以下の記載に限定する趣旨のものではない。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としての給紙装置100について、図1を用いて説明する。給紙装置100は、複数のシート束から取出位置にあるシート束を一部ずつ取り出して給紙する装置である。給紙装置100は、給紙部101と、検知部102と、移動部103と、移動制御部104と、を有する。
給紙部101は、複数のシート束170が積載され、積載された複数のシート束170のうち取出位置にあるシート束170を一部ずつ取り出して、給紙する。検知部102は、取出位置にあるシート束170を検知する。移動部103は、給紙部101のシート束170の取り出しによるシート束170の減少に応じて、給紙部101に積載された複数のシート束170を取出位置に向かう方向へ移動させる。移動制御部104は、給紙部101が取出位置にあるシート束170を取り出したことにより、検知部102が取出位置にあるシート束170を検知しなくなった場合、検知部102によりシート束170が再度検知されるように移動部103による移動を制御する。
そして、移動制御部104は、移動部103によりシート束170を移動させてから、検知部102がシート束170を検知したまま、所定部数給紙された場合、移動部103によりシート束170を所定量または所定時間移動させる。
本実施形態によれば、先頭のシート束が暴れることやシート束がもたれて撓むことにより給紙に不具合が生じることを防止することができる。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態に係る給紙装置について、図2A乃至図6を用いて説明する。図2Aは、本実施形態に係る給紙装置200を有する中入れ装置210の外観を示す斜視図である。中入れ装置210は、上段の給紙装置に積載された広告束を下段の給紙装置に積載された新聞に挟み込んで(中入れして)、広告束が挟まれた新聞を排出する装置である。
<前提技術>
図2Bは、前提技術の給紙装置の構成を説明する図である。給紙装置200は、給紙部201と、検知部202と、支持板204と、を備える。給紙部201は、吸着パッド211,212と、搬送ローラ213,214と、移動部215と、回転ローラ216と、ベルト217と、を有する。そして、吸着パッド211,212でシート束270を吸着して搬送ローラ213,214側へ引っ張り出し、引っ張り出したシート束270を搬送ローラ213,214で挟んで搬送する。検知部202は、複数のシート束270のうち最前(最先)の位置(取出位置)にあるシート束270を検知するセンサである。
移動部215は、回転ローラ216と、ベルト217と、を含んで構成される。そして、回転ローラ216を回転させると、回転ローラ216の回転に合わせて、ベルト217が動き、ベルト217上に積載されているシート束270を移動させることができる。そして、検知部202でシート束270が検知されない場合には、移動部215は、シート束270を移動させて、吸着パッド211,212側へ送る。検知部202でシート束270が検知されている場合には、移動部215は、シート束270を移動させない。
支持板204は、積載されたシート束270が倒れないように、支えるための板である。支持板204は、シート束270の上半分側を支えられる程度の長さであり、吸着パッド211,212がシート束270に吸着するのを邪魔しない程度の長さである。
図2Cは、前提技術の給紙装置200によるシート束の給紙の概要を説明する図である。図2Cの上段に示したように、複数のシート束270のうち最前の位置(取出位置)にあるシート束270を吸着パッド211,212が吸い付けて、シート束270のうち吸着パッド211,212が吸い付いている部分(シート束270の下端の部分)が引っ張られる。
そして、図2Cの中段に示したように、シート束270の引っ張り出された部分が、さらに搬送ローラ213,214の方向へ引き出される。
そして、図2Cの下段に示したように、シート束270の引き出された部分が、搬送ローラ213,214に挟まれ、搬送ローラ213,214の回転に伴い、シート束270が送り出されて、供給される。このようにして、給紙装置200からシート束270が給紙される。なお、図示していないが、給紙装置200は、複数のシート束270の中から最先のシート束270を確実に取り出すための分離プレートを備えている場合もある。
<前提技術の課題>
図2Dは、前提技術の給紙装置200によるシート束270の給紙の不具合を説明する図である。図2Cに示したように、給紙装置200から1部のシート束270が給紙されると、積載された複数のシート束270のうち、取り出されたシート束270の分だけ隙間が生じ、複数のシート束270と吸着パッド211,212との間の距離が離れてしまう。そうすると、吸着パッド211,212により、複数のシート束270のうち取出位置にあるシート束270を取り出すことができなくなり、給紙装置200による給紙に不具合を生じる。
また、上述したように、取出位置のシート束270が取り出された状態では、支持板204と積載されている複数のシート束270との間に隙間ができる。このように、支持板204と複数のシート束270との間に隙間ができると、シート束270は、自重により、つまり、自らの重さを支えきれなくなり、支持板204にもたれかかるようになる。シート束270が支持板204にもたれかかると、シート束270の上端側の部分は支持板204に接触するが、シート束270の下端側の部分は、撓んで、曲がった状態となる。このように、シート束270が支持板204にもたれかかると、シート束270の上端側の部分は、検知部202(センサ)の検知範囲に入るので、検知部202によりシート束270が検知される。しかしながら、シート束270の下端側の部分は、撓むので、検知部202による検知範囲には入っていない。
この場合、シート束270の上端側の部分が検知部202により検知されているので、シート束270は送られない。しかしながら、実際には、シート束270の下端側の部分は、検知部202による検知範囲に到達していない、すなわち、シート束270の下端側の部分が吸着パッド212による吸着可能範囲内にないことになる。よって、シート束270の下端側の部分が吸着パッド212から離れてしまうので、シート束270の下端側の部分を吸着するための吸着パッド212により、シート束270を吸着することが難しくなる。また、このように、シート束270の下端側部分が吸着パッド212から離れているので、吸着の際に、シート束270が暴れて、吸着がうまくいかないこともあり、結果として、給紙に不具合が生じる。この不具合は、シート束270が薄い場合に生じることがある。
<本実施形態の技術>
図3は、本実施形態に係る給紙装置300の構成を説明する図である。給紙装置300は、給紙部201と、検知部202と、移動部215と、支持板204と、を有する。給紙装置300は、さらに、移動制御部305と、厚み取得部306と、を有する。
検知部202は、取出位置にあるシート束270を検知するためのセンサである。つまり、検知部202は、複数のシート束270のうち最前の位置にあるシート束270が、吸着パッド211,212で吸着できる位置にあるかを検知するセンサである。
なお、検知部202の数は、1個であっても、2個以上(複数)であってもよい。検知部202を複数設ける場合、検知部202の配置方法は、例えば、図3の紙面上、手前から奥に向かう方向、つまり、シート束270の移動方向と直交する方向に離間して(所定の間隔をあけて)配置される。これにより、シート束270の移動方向と直交する方向に長いシート束270であっても、確実に検知することができる。検知部202による検知可能範囲には、ある程度の幅を持たせてもよい。
移動制御部305は、取出位置にあるシート束270が、給紙部201により取り出されたことにより、検知部202がシート束270を検知しなくなった場合、検知部202によりシート束270が再度検知されるように、移動部215による移動を制御する。そして、移動制御部305は、移動部215によりシート束270を移動させてから、検知部202がシート束270を検知したまま、所定部数給紙された場合、移動部215によりシート束270を所定量または所定時間移動させる。このように制御することにより、例えば、前回にシート束270を移動させた後、シート束270の移動を行わずに、シート束270の給紙回数(給紙部数)が所定回数(所定部数)に達しているにもかかわらず、シート束270を検知したままであった場合に、給紙に不具合が生じていると判断することができる。そして、このように判断した場合に、シート束270を所定量または所定時間移動させることにより、この不具合を解消できる。
なお、検知部202を複数設けた場合、移動制御部305は、次のようにシート束270の移動を制御する。すなわち、移動制御部305は、検知部202のいずれかによりシート束270を検知しなくなった場合、移動部215によりシート束270を移動させたる。また、移動部215によりシート束270を移動させた後、複数の検知部202の全てによりシート束270を検知したまま、所定部数給紙された場合、移動部215によりシート束270を所定量または所定時間移動させる。
移動制御部305がこのように移動部215を制御するので、シート束270が撓んだとしても、撓みを元に戻すことができ、正確な給紙を行うことができる。また、シート束270を吸着パッド211,212で吸着できる位置にもってくることができるので、正確な給紙を行うことができる。
所定量または所定時間は、給紙装置300が取り扱い可能なシート束270の厚み、つまり、給紙装置300の仕様上、取り扱うことができるシート束270の厚みにより決定してもよい。例えば、所定量は、シート束270を何部(何枚)分移動させるかで表しても、回転ローラ216を何回転分回転させるかで表しても、ベルト217の移動量(mm,cm)で表してもよく、これらには限定されない。
所定時間は、所定量の決定と同様の方法により決定してもよい。また、所定量または所定時間は次のように決定してもよい。すなわち、給紙装置300で給紙しているシート束270の厚みに基づいて決定してもよい。
厚み取得部306は、給紙されているシート束270の厚みを取得する。そして、移動制御部305は、取得したシート束270の厚みから、給紙部201に積載されているシート束270の厚みを推定する。つまり、移動制御部305は、実際に給紙されたシート束270と同じ厚みのシート束270が積載されているとみなす。そして、移動制御部305は、取得したシート束270の厚みに基づいて、シート束270の移動量、すなわち、ベルト217によるシート束270の送り量を決定してもよい。
給紙装置300で給紙しているシート束270の厚みに応じて、移動制御部305がシート束270を移動させる量または時間を決定し、決定した量または時間でシート束270を移動させる。
例えば、シート束270の移動によるずれや、歪み、撓みなどは累積(蓄積)するので、移動制御部305は、ベルト217を正確に駆動しなければならない。そのため、このように、給紙しているシート束270の厚みに基づいて、所定量または所定時間を決定すると、より正確にベルト217の移動を制御することができる。
厚み取得部306がシート束270の厚みを取得する方法は、例えば、搬送ローラ214の移動量に基づいて、シート束270の厚みを取得する。つまり、搬送ローラ213は、固定されており位置が変動しないのに対して、搬送ローラ214は、固定されていないので位置が変動する可動式のローラである。したがって、厚み取得部306は、搬送ローラ214の変動量(移動量)から、シート束270の厚みを取得できる。
また、例えば、厚み取得部306は、取り出されたシート束の搬送路に、搬送ローラ213、214とは別に、位置固定の固定ローラと、この固定ローラと外周面同士が当接する変位ローラとで構成してもよい。シート束270が、固定ローラとローラとの間に入ると、シート束270の厚み分だけ変位ローラの位置が移動する。この移動量をから、シート束270の厚みを取得できる。さらに例えば厚み取得部306は、ユーザが操作部562を通じて入力した数値などにより、シート束270の厚みを取得してもよい。
なお、給紙装置300で取り扱われるシート束は、1枚の用紙(広告、新聞など)であっても、複数枚の用紙(広告、新聞など)であってもよい。
図4は、本実施形態に係る給紙装置300の備える移動制御テーブル401の一例を示す図である。移動制御テーブル401は、センサ検知フラグ411に関連付けてシート束厚み412、移動量413、移動時間414および給紙部数415を記憶する。センサ検知フラグ411は、検知部202でシート束270を検知いているか否かを示すフラグであり、シート束270を検知している場合には、フラグをONとする。シート束厚み412は、給紙装置300で取扱可能なシート束270の厚みや、給紙しているシート束270の厚みを表す。移動量413は、移動部215を移動させる量であり、移動時間414は、移動部215を移動させる時間である。給紙部数415は、シート束270を給紙した数である。そして、給紙装置300は、移動制御テーブル401を参照して移動部215によるシート束270の移動を制御する。
図5は、本実施形態に係る給紙装置300が備える移動制御部305のハードウェア構成を示すブロック図である。CPU(Central Processing Unit)510は演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで図3の給紙装置300の機能構成部を実現する。ROM(Read Only Memory)520は、初期データおよびプログラムなどの固定データおよびその他のプログラムを記憶する。また、ネットワークインタフェース530は、ネットワークを介して他の装置などと通信する。なお、CPU510は1つに限定されず、複数のCPUであっても、あるいは画像処理用のGPU(Graphics Processing Unit)を含んでもよい。また、ネットワークインタフェース530は、CPU510とは独立したCPUを有して、RAM(Random Access Memory)540の領域に送受信データを書き込みあるいは読み出しするのが望ましい。また、RAM540とストレージ550との間でデータを転送するDMAC(Direct Memory Access Controller)を設けるのが望ましい(図示なし)。さらに、入出力インタフェース560は、CPU510とは独立したCPUを有して、RAM540の領域に入出力データを書き込みあるいは読み出しするのが望ましい。したがって、CPU510は、RAM540にデータが受信あるいは転送されたことを認識してデータを処理する。また、CPU510は、処理結果をRAM540に準備し、後の送信あるいは転送はネットワークインタフェース530やDMAC、あるいは入出力インタフェース560に任せる。
RAM540は、CPU510が一時記憶のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。RAM540には、本実施形態の実現に必要なデータを記憶する領域が確保されている。検知フラグ541は、検知部202でシート束270を検知しているか否かを示すフラグである。シート束厚み542は、給紙しているシート束270の厚みである。移動量413は、シート束270を移動させる量である。移動時間414は、シート束270を移動させる時間である。給紙部数546は、給紙されたシート束270の部数である。
入出力データ545は、入出力インタフェース560を介して入出力されるデータである。また、RAM540は、各種アプリケーションモジュールを実行するためのアプリケーション実行領域547を有する。
ストレージ550には、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要な以下のデータまたはプログラムが記憶されている。ストレージ550は、移動制御テーブル401を格納する。移動制御テーブル401は、図4に示した、センサ検知フラグ411と移動量413および移動時間414などとの関係を管理するテーブルである。ストレージ550は、さらに、移動制御モジュール551および厚み取得モジュール552を格納する。
移動制御モジュール551は、移動部215よるシート束270の移動を制御するモジュールである。厚み取得モジュール552は、シート束270の厚みを取得するモジュールである。これらのモジュール551〜552は、CPU510によりRAM540のアプリケーション実行領域547に読み出され、実行される。制御プログラム553は、給紙装置300の全体を制御するためのプログラムである。
入出力インタフェース560は、入出力機器との入出力データをインタフェースする。入出力インタフェース560には、表示部561、操作部562、が接続される。また、入出力インタフェース560には、さらに、記憶媒体564が接続されてもよい。さらに、音声出力部であるスピーカ563や、給紙制御インタフェース565、音声入力部であるマイクが接続されてもよい。給紙制御インタフェース565には、例えば、スマートフォンやタブレット端末などの携帯端末との接続をインタフェースする。なお、図5に示したRAM540やストレージ550には、給紙装置300が有する汎用の機能や他の実現可能な機能に関するプログラムやデータは図示されていない。
図6は、本実施形態に係る給紙装置の処理手順を説明するフローチャートである。このフローチャートは、CPU510がRAM540を使用して実行し、図3の移動制御部305の機能構成部を実現する。
ステップS601において、給紙装置300は、検知部202により取出位置においてシート束270を検知したか否かを判断する。シート束270を検知していない場合(ステップS601のNO)、給紙装置300は、ステップS603へ進む。ステップS603において、給紙装置300は、移動部301によりシート束270を移動させる。シート束270を検知している場合(ステップS601のYES)、給紙装置300は、ステップS605へ進む。
ステップS605において、給紙装置300は、シート束270の給紙回数Nを0にセットする。ステップS607において、給紙装置300は、シート束270を給紙する。ステップS609において、給紙装置300は、給紙回数Nを1つインクリメントして、N=N+1とする。これにより、シート束270の給紙部数をカウントする。
ステップS611において、給紙装置300は、ステップS609においてシート束270を給紙した後であっても、検知部202によりシート束270を検知しているか否かを判断する。シート束270を検知していない場合(ステップS611のNO)、給紙装置300は、ステップS603へ進む。シート束270を検知している場合(ステップS611のYES)、給紙装置300は、ステップS615へ進む。
ステップS615において、給紙装置300は、シート束270の給紙回数Nが所定回数(N1)になったか否かを判断する。すなわち、給紙装置300は、シート束270を所定部数給紙したか否かを判断する。給紙回数NがN1になっていない場合(ステップS615のNO)、給紙装置300は、ステップS607へ戻る。給紙回数NがN1になっている場合(ステップS615のYES)、給紙装置300は、ステップS617へ進む。
ステップS617において、給紙装置300は、シート束270を所定量または所定時間移動させる。ステップS619において、給紙装置300は、給紙回数Nを0にセットする。
本実施形態によれば、先頭のシート束が暴れることやシート束がもたれて撓むことにより給紙に不具合が生じることを防止することができる。また、取出位置において、シート束を正しい姿勢で位置させることができるので、シート束が撓んだり、もたれたりすることがなく、給紙に不具合が生じることを防止できる。
[他の実施形態]
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるWWW(World Wide Web)サーバも、本発明の範疇に含まれる。特に、少なくとも、上述した実施形態に含まれる処理ステップをコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)は本発明の範疇に含まれる。

Claims (7)

  1. 複数のシート束が積載され、積載された前記複数のシート束のうち取出位置にあるシート束を一部ずつ取り出して、給紙する給紙手段と、
    前記取出位置にある前記シート束を検知する検知手段と、
    を備え、
    前記給紙手段は、
    前記シート束の取り出しによる前記給紙手段の前記シート束の減少に応じて、前記給紙手段に積載された前記複数のシート束を前記取出位置に向かう方向へ移動させる移動手段と、
    前記給紙手段が前記取出位置にある前記シート束を取り出したことにより、前記検知手段が前記取出位置にある前記シート束を検知しなくなった場合、前記検知手段により前記シート束が再度検知されるように前記移動手段による移動を制御する移動制御手段と、
    を有し、
    前記移動制御手段は、前記移動手段により前記シート束を移動させてから、前記検知手段がシート束を検知したまま、所定部数給紙された場合、前記移動手段により前記シート束を所定量または所定時間移動させる、給紙装置。
  2. 前記検知手段は、前記移動手段による前記シート束の移動方向と直交する方向に離間して複数設けられ、
    前記移動制御手段は、複数の前記検知手段のいずれかにより前記シート束を検知しなくなった場合、前記移動手段による移動を制御し、
    前記移動手段により前記シート束を移動させた後、複数の前記検知手段の全てにより前記シート束を検知したまま、所定部数給紙された場合、前記移動手段により前記シート束を所定量または所定時間移動させる、請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記移動制御手段は、取り扱い可能なシート束の厚みに基づいて、移動させる所定量または所定時間を決定する請求項1または2に記載の給紙装置。
  4. 前記シート束の厚みを取得する厚み取得手段をさらに備え、
    前記移動制御手段は、取得した前記シート束の厚みに基づいて移動させる所定量または所定時間を決定する請求項1または2に記載の給紙装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の給紙装置を有する中入れ装置。
  6. 積載された複数のシート束のうち取出位置にあるシート束を一部ずつ取り出して、給紙する給紙ステップと、
    前記取出位置にある前記シート束を検知手段により検知する検知ステップと、
    を含み、
    前記給紙ステップは、
    前記取出位置にある前記シート束を取り出したことにより、前記検知手段が前記取出位置にある前記シート束を検知しなくなった場合、前記検知手段によって前記シート束が再度検知されるように、前記積載された前記複数のシート束を前記取出位置に向かう方向へ移動手段によって移動させる第1移動制御ステップと、
    前記移動手段によって前記シート束を移動させてから、前記検知手段がシート束を検知したまま、所定部数給紙された場合、前記移動手段によって前記シート束を所定量または所定時間移動させる第2移動制御ステップと、
    を含む給紙方法。
  7. 積載された複数のシート束のうち取出位置にあるシート束を一部ずつ取り出して、給紙する給紙ステップと、
    前記取出位置にある前記シート束を検知手段により検知する検知ステップと、
    をコンピュータに実行させる給紙プログラムであって、
    前記給紙ステップは、
    前記取出位置にある前記シート束を取り出したことにより、前記検知手段が前記取出位置にある前記シート束を検知しなくなった場合、前記検知手段によって前記シート束が再度検知されるように、前記積載された前記複数のシート束を前記取出位置に向かう方向へ移動手段によって移動させる第1移動制御ステップと、
    前記移動手段によって前記シート束を移動させてから、前記検知手段がシート束を検知したまま、所定部数給紙された場合、前記移動手段によって前記シート束を所定量または所定時間移動させる第2移動制御ステップと、
    を含む給紙プログラム。
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