JP2020086771A - 搬送物表示装置及び搬送物表示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】センサ間を搬送される紙葉類の位置を表示することができる搬送物表示装置及び搬送物表示システムを提供する。【解決手段】搬送物表示装置20は、インターフェースと、プロセッサ21と、表示部27と、を備える。インターフェースは、センサが搬送路を搬送される搬送物を検知した通過時刻を示すログデータを取得する。前記プロセッサは、前記搬送物の位置を推定するための対象時刻を設定し、前記対象時刻と前記通過時刻と前記搬送物が前記搬送路を搬送される搬送速度とに基づいて前記対象時刻における前記搬送路上の前記搬送物の位置を推定する。前記表示部は、前記搬送物の位置を表示する。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、搬送物表示装置及び搬送物表示システムに関する。
搬送物表示装置には、紙葉類などの搬送物を集積する集積装置からのログデータを取得するものがある。そのような搬送物表示装置は、取得したログデータに基づいて、集積装置の各部にあるセンサが搬送された紙葉類を検知した時刻などを表示する。
従来、搬送物表示装置は、センサ間を搬送される紙葉類の位置を表示することができないという課題がある。
上記の課題を解決するため、センサ間を搬送される紙葉類の位置を表示することができる搬送物表示装置及び搬送物表示システムを提供する。
実施形態によれば、搬送物表示装置は、インターフェースと、プロセッサと、表示部と、を表示する。インターフェースは、センサが搬送路を搬送される搬送物を検知した通過時刻を示すログデータを取得する。プロセッサは、搬送物の位置を推定するための対象時刻を設定し、前記対象時刻と前記通過時刻と前記搬送物が前記搬送路を搬送される搬送速度とに基づいて前記対象時刻における前記搬送路上の前記搬送物の位置を推定する。表示部は、前記搬送物の位置を表示する。
以下、図面を参照しながら実施形態について説明する。
実施形態に係る搬送物表示システムは、紙葉類などの搬送物を集積する集積装置内における搬送物の位置を表示する。集積装置は、搬送物を検知するセンサを各部に備える。集積装置は、センサからセンサ信号を時系列で取得し、ログデータを生成する。集積装置は、生成したログデータを搬送物表示装置に送信する。搬送物表示装置は、受信したログデータに基づいて、搬送物の位置及び位置の遷移を表示する。
実施形態に係る搬送物表示システムは、紙葉類などの搬送物を集積する集積装置内における搬送物の位置を表示する。集積装置は、搬送物を検知するセンサを各部に備える。集積装置は、センサからセンサ信号を時系列で取得し、ログデータを生成する。集積装置は、生成したログデータを搬送物表示装置に送信する。搬送物表示装置は、受信したログデータに基づいて、搬送物の位置及び位置の遷移を表示する。
図1は、搬送物表示システム1の構成例を示すブロック図である。図1が示すように、搬送物表示システム1は、集積装置10及び搬送物表示装置20などから構成される。なお、搬送物表示システム1は、図1が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、搬送物表示システム1から特定の構成が除外されたりしてもよい。
集積装置10は、紙葉類(搬送物)を集積する。集積装置10は、投入口に投入された紙葉類を種類別に集積する。たとえば、集積装置10は、紙葉類を種類に応じて異なる集積部に集積する。たとえば、紙葉類は、郵便物、紙幣又は有価証券などである。
図1が示すように、集積装置10は、制御部11、投入口12、搬送路13、ラインカメラ15(15a乃至15c)、アクチュエータ16(16a乃至16d)、集積部17(17a乃至17c)及びセンサS(Sa乃至Se)などを備える。なお、集積装置10は、図1が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、特定の構成を除外したりしてもよい。
制御部11は、集積装置10内の所定の位置に設置される。制御部11は、集積装置10全体を制御する。たとえば、制御部11は、プロセッサ、RAM及びROMなどから構成されてもよい。制御部11は、プロセッサがROMなどに予め記憶したプログラムを実行することにより実現されてもよい。また、制御部11は、制御ボードなどのハードウエアから構成されてもよい。
制御部11は、投入口12、センサS、ラインカメラ15、アクチュエータ16、集積部17及びセンサSなどと通信可能に接続する。制御部11は、各部に対して動作を指示する信号を送信する。また、制御部11は、センサSで測定されたデータを示すセンサ信号などを取得する。制御部11は、センサSのセンサ信号に基づいてログデータを生成し搬送物表示装置20へ送信する。ログデータについては、後述する。
投入口12は、集積装置10の筐体に形成される。投入口12は、外部から紙葉類を投入可能に形成される。投入口12は、紙葉類の投入を受け付ける。たとえば、投入口12は、一度に複数枚の紙葉類を受け付ける。投入口12は、複数枚の紙葉類を所定の間隔で一枚ずつ搬送路13へ送り出す。たとえば、投入口12は、紙葉類を送り出すローラなどを備える。
搬送路13は、投入口12から投入された紙葉類が搬送される経路である。搬送路13は、集積装置10内において投入口12から集積部17までの間に形成される。搬送路13は、アクチュエータ16などの動作に従って紙葉類を集積装置10内で搬送する。たとえば、搬送路13は、紙葉類を挟んで短手又は長手方向に搬送させるベルトなどから構成される。ここでは、搬送路13上において、投入口12側を上流、集積部17側を下流とする。
搬送路13上において、センサSa、ラインカメラ15a乃至15c、センサSb、アクチュエータ16a並びに16b、センサSc並びにSd、アクチュエータ16c並びに16d、センサSe、及び、集積部17a乃至17cは、紙葉類の搬送方向上流から下流に向って順に設置される。
センサSは、搬送路13上を搬送される紙葉類を検知する。センサSは、搬送路13に沿って設置され、センサSを通過する紙葉類を検知する。センサSは、紙葉類が通過したことを示すセンサ信号を制御部11に送信する。たとえば、センサSは、紙葉類を検知し続けている間に紙葉類を検知したことを示すセンサ信号を制御部11に送信し続ける。
ここでは、センサSは、3つのフォトトランジスタから構成される。3つのフォトトランジスタは、紙葉類の搬送方向と直交(交差)する方向に一列に配置される。なお、センサSは、2つ以下又は4つ以上のフォトトランジスタから構成されてもよい。また、センサSは、他のセンサから構成されてもよい。センサSの構成は、特定の構成に限定されるものではない。
また、センサSの間には、それぞれ区間が形成されるものとする。たとえば、図1が示すように、センサSaとSbとの間には区間Aが形成される。
ラインカメラ15は、直線上に形成される受光素子から構成される。ラインカメラ15は、搬送路13上を搬送される紙葉類を撮影する。ラインカメラ15は、紙葉類の搬送方向に直交(交差)する方向に受光素子の受光面が向くように設置される。ラインカメラ15は、搬送路13上を通過する紙葉類を撮影する。ラインカメラ15は、撮影した画像を制御部11へ送信する。
アクチュエータ16は、制御部11からの信号に基づいて搬送路13を駆動する。たとえば、アクチュエータ16は、モータ、及び、モータによって駆動するローラなどから構成される。ローラは、搬送路13を構成するベルトに接する。アクチュエータ16は、モータを用いてローラを回転させることでベルトを駆動しベルトに挟まれた紙葉類を搬送する。なお、アクチュエータ16の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
集積部17は、制御部11からの信号に基づいて、搬送路13上で搬送される紙葉類を集積する。たとえば、集積部17は、制御部11からの信号によって搬送路13から分岐してきた紙葉類を集積する。集積部17は、紙葉類を集積する箱又は台などから構成される。たとえば、集積部17は、集積された紙葉類を集積装置10の外部に開放する(取出し可能な)構造である。集積部17は、その一部を開放することで外部に集積した紙葉類を取出可能とする。また、集積部17は、紙葉類を集積する箱又は台が取り外し可能な構成としてもよい。集積部17の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
たとえば、紙葉類が紙幣である場合、集積部17a乃至17cは、それぞれ異なる額面又は通貨の紙幣を集積する。また、紙葉類が郵便物である場合、集積部17a乃至17cは、それぞれ異なる宛先の郵便物を集積する。
搬送物表示装置20は、制御部11からのログデータに基づいて、紙葉類の状態を時系列で表示する。たとえば、搬送物表示装置20は、紙葉類の位置の遷移を動画で表示する。
次に、搬送物表示装置20の構成例について説明する。図2は、搬送物表示装置20の構成例を示すブロック図である。図2が示すように、搬送物表示装置20は、プロセッサ21、ROM22、RAM23、NVM24、通信部25、操作部26及び表示部27などを備える。これらの各部は、データバスなどを介して互いに電気的に接続される。なお、搬送物表示装置20は、図2が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、搬送物表示装置20から特定の構成が除外されたりしてもよい。
プロセッサ21は、搬送物表示装置20全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ21は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ21は、内部メモリ、ROM22又はNVM24が予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
なお、プロセッサ21がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ21は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
ROM22は、制御プログラム及び制御データなどが予め記憶された不揮発性のメモリである。ROM22に記憶される制御プログラム及び制御データは、搬送物表示装置20の仕様に応じて予め組み込まれる。ROM22は、たとえば、搬送物表示装置20の回路基板を制御するプログラムなどを格納する。
RAM23は、揮発性のメモリである。RAM23は、プロセッサ21の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM23は、プロセッサ21からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納する。また、RAM23は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
NVM24(記憶部)は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。NVM24は、たとえば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリなどから構成される。NVM24は、搬送物表示装置20の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション及び種々のデータなどを格納する。
NVM24は、データベースなどを格納する。データベースについては、後に詳述する。
通信部25は、集積装置10などの外部装置とデータを送受信するためのインターフェースである。即ち、通信部25は、集積装置10からログデータを取得する。たとえば、通信部25は、インターネットなどの通信網を介して集積装置10にアクセスするものであってもよい。通信部25は、たとえば、LAN接続をサポートするインターフェースである。
操作部26は、オペレータから種々の操作の入力を受け付ける。操作部26は、受け付けた操作を示す信号をプロセッサ21へ送信する。たとえば、操作部26は、キーボード、テンキー及びタッチパネルから構成される。
表示部27は、プロセッサ21の制御により種々の情報を表示する。たとえば、表示部27は、液晶モニタから構成される。なお、操作部26がタッチパネルなどで構成される場合、表示部27は、操作部26と一体的に形成されてもよい。
次に、NVM24が格納するデータベースについて説明する。
データベースは、集積装置10に関する事項を示す。図3は、データベースの構成例を示す。図3が示すように、データベースは、速度情報及び区間情報を格納する。
速度情報は、搬送路13が紙葉類を搬送する搬送速度を示す。即ち、速度情報は、紙葉類の移動速度を示す。ここでは、速度情報は、搬送速度として、3000mm/sを示す。
また、速度情報は、搬送速度の変動(速度変動)を示す。速度変動は、搬送速度が変動する幅である。ここでは、速度情報は、速度変動として、3%を示す。
区間情報は、センサS間に形成される搬送区間に関する情報を示す。区間情報は、各搬送区間において始点のセンサS、終点のセンサS及び始点のセンサと終点のセンサとの間の距離を示す。
たとえば、区間情報は、区間Aの始点がセンサSaであり、終点がセンサSbであり、距離が195mmであることを示す。
次に、制御部11が出力するログデータについて説明する。
ログデータは、各センサSが紙葉類を検知した時刻を示す。ここでは、ログデータは、各センサSが紙葉類を検知し始めた時刻及び各センサSが紙葉類を検知し終えた時刻を示す。即ち、ログデータは、各センサSに紙葉類が到達した時刻及び各センサSから紙葉類が退去した時刻を示す。
図4は、ログデータの構成例を示す。図4が示すように、ログデータは、「時刻」と「センサ出力」とから構成される。
「時刻」は、制御部11が計時する時刻を示す。「時刻」は、制御部11が所定のタイミングから計時を開示した時刻を示す。ここでは、「時刻」は、msで示される。
「センサ出力」は、対応する「時刻」において、各センサSの検出結果を示す。「センサ出力」は、「ON」又は「OFF」から構成される。「ON」は、センサSが紙葉類を検知し始めたことを示す。また、「OFF」は、各センサSが紙葉類を検知し終えたことを示す。即ち、ログデータは、「ON」の時刻と「OFF」の時刻との期間において、紙葉類がセンサSを通過したことを示す。
たとえば、ログデータは、センサSaが50msの時点で紙葉類を検知し始め100msの時点で紙葉類の検出を終えたことを示す。即ち、ログデータは、50msから100msまでの期間において紙葉類がセンサSaを通過したことを示す。
制御部11は、各センサSからのセンサ信号に基づいてログデータを生成する。制御部11は、所定のタイミングでログデータを搬送物表示装置20に送信する。また、制御部11は、所定の操作を受け付けた場合にログデータを搬送物表示装置20に送信してもよい。また、制御部11は、搬送物表示装置20からのリクエストに従ってログデータを搬送物表示装置20に送信してもよい。
次に、搬送物表示装置20が実現する機能について説明する。搬送物表示装置20が実現する機能は、プロセッサ21がROM22又はNVM24などに格納されるプログラムを実行することで実現される。
まず、プロセッサ21は、ログデータを取得する機能を有する。
プロセッサ21は、通信部25を通じてログデータを集積装置10から取得する。たとえば、プロセッサ21は、集積装置10が所定のタイミングで送信するログデータを受信する。また、プロセッサ21は、オペレータの操作などに基づいてログデータを要求するリクエストを集積装置10に送信し、レスポンスとしてログデータを受信してもよい。
また、プロセッサ21は、外部メモリ(たとえば、USBメモリなど)からログデータを取得してもよい。
また、プロセッサ21は、ログデータに基づいて、搬送路13を通過する各紙葉類に番号(識別情報)を設定する機能を有する。
プロセッサ21は、ログデータから、番号付けセンサのセンサ出力を抽出する。番号付けセンサは、番号を設定するためのセンサである。たとえば、番号付けセンサは、搬送路13において最初のセンサ(たとえば、センサSa)である。ここでは、プロセッサ21は、センサSaのセンサ出力を番号付けセンサのセンサ出力として抽出する。
センサSaのセンサ出力を抽出すると、プロセッサ21は、センサSaを通過した紙葉類に対して順に(たとえば、1から順に)番号を設定する。たとえば、プロセッサ21は、センサSaがON又はOFFとなるセンサ出力を発見すると、その時にセンサSaを通過した紙葉類に対して番号を設定する。
また、プロセッサ21は、番号を設定した紙葉類が他のセンサS(Sb乃至Se)を通過した時刻を抽出してもよい。たとえば、プロセッサ21は、番号付けセンサを通過した順序(設定された番号)に従って当該順序の紙葉類が他のセンサSを通過した時刻を抽出する。たとえば、プロセッサ21は、「2」を設定された紙葉類がセンサSbを通過した時刻として、センサSbが「2」番目に紙葉類の通過を検知した時刻(ON又はOFFの時刻)を抽出する。
また、プロセッサ21は、ログデータに基づいて、時刻ごとに、搬送路13上における各紙葉類の位置を特定する機能を有する。
プロセッサ21は、紙葉類の位置を推定する対象時刻を設定する。プロセッサ21は、対象時刻においてある番号の紙葉類の位置を推定する。たとえば、プロセッサ21は、当該対象時刻において、当該紙葉類が存在する区間を特定する。即ち、プロセッサ21は、当該対象時刻において、当該紙葉類が始点を通過し終点を通過していない区間を特定する。たとえば、プロセッサ21は、当該紙葉類について、始点のセンサSがOFFとなり終点のセンサSがONとなっていない区間を特定する。
当該紙葉類が存在する区間を特定すると、プロセッサ21は、当該区間において当該紙葉類の位置を推定する。たとえば、プロセッサ21は、当該紙葉類が当該区間の始点を通過した時刻(通過時刻)を取得する。たとえば、通過時刻は、始点のセンサSがOFFとなった時刻である。通過時刻を取得すると、プロセッサ21は、当該通過時刻と当該対象時刻と速度情報とに基づいて当該区間において当該紙葉類の位置を特定する。たとえば、プロセッサ21は、当該対象時刻と当該通過時刻との差を速度情報が示す搬送速度に積算して当該区間の始点からの移動距離を算出する。移動距離を算出すると、プロセッサ21は、当該区間の始点から当該移動距離進んだ位置を当該紙葉類の位置として推定する。
プロセッサ21は、当該対象時刻において、上記のように各紙葉類の位置を推定する。
また、プロセッサ21は、上記のように、各対象時刻において、各紙葉類の位置を推定する。たとえば、プロセッサ21は、前の対象時刻に所定の値を加算した時刻を対象時刻として設定する。
また、プロセッサ21は、各時刻及び各紙葉類ごとに、推定された位置を表示する機能を有する。
たとえば、プロセッサ21は、表示部27に集積装置10のモデル図を表示する。モデル図は、集積装置10の外形及び内部装置をデフォルメして生成される図である。
プロセッサ21は、モデル図上に、各紙葉類の位置を表示する。即ち、プロセッサ21は、モデル図上に、推定された各位置に基づいて各紙葉類の位置を表示する。たとえば、プロセッサ21は、紙葉類が存在する区間において、当該区間の始点から移動距離進んだ位置に当該紙葉類を表示する。プロセッサ21は、各紙葉類について同様に表示する。
また、プロセッサ21は、各時刻において同様に各紙葉類の位置を表示する。たとえば、プロセッサ21は、動画で各紙葉類の位置を表示する。また、プロセッサ21は、シークバーなどによってオペレータから対象時刻の入力を受け付けてもよい。この場合、プロセッサ21は、入力された時刻おける各紙葉類の位置を表示する。
なお、プロセッサ21は、各紙葉類を色分けして表示してもよい。また、プロセッサ21は、所定の紙葉類に色を付けて表示してもよい。また、プロセッサ21は、各紙葉類に番号を付して表示してもよい。また、プロセッサ21は、オペレータなどによって指定された紙葉類の位置を表示してもよい。
図5乃至8は、プロセッサ21が各紙葉類の位置を表示する表示例を示す。
図5は、プロセッサ21が所定の時刻における各紙葉類の位置を表示する表示例を示す。図5が示すように、プロセッサ21は、モデル図30を表示する。また、プロセッサ21は、モデル図30上に紙葉類31を表示する。紙葉類31は、センサSa付近に表示される。
図6は、プロセッサ21が、図5の時刻から所定の時間が経過した時刻における各紙葉類の位置を表示する表示例を示す。図6が示すように、プロセッサ21は、モデル図30上に紙葉類31及び32を表示する。紙葉類31は、図5の紙葉類31の位置よりも進行した位置に表示される。紙葉類32は、センサSa付近に表示される。
図7は、プロセッサ21が、図6の時刻から所定の時間が経過した時刻における各紙葉類の位置を表示する表示例を示す。図7が示すように、プロセッサ21は、モデル図30上に紙葉類31乃至33を表示する。紙葉類31及び32は、図6の紙葉類31及び32の位置よりも進行した位置に表示される。紙葉類33は、センサSa付近に表示される。
図8は、プロセッサ21が、図7の時刻から所定の時間が経過した時刻における各紙葉類の位置を表示する表示例を示す。図8が示すように、プロセッサ21は、モデル図30上に紙葉類31乃至34を表示する。紙葉類31乃至33は、図7の紙葉類31乃至33の位置よりも進行した位置に表示される。紙葉類34は、センサSa付近に表示される。
次に、搬送物表示装置20の動作例について説明する。
図9及び10は、搬送物表示装置20が各時刻において各紙葉類の位置を推定する動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、搬送物表示装置20のプロセッサ21は、ログデータを取得する(S11)。ログデータを取得すると、プロセッサ21は、時刻T(対象時刻を示すパラメータ)をリセットする(S12)。たとえば、プロセッサ21は、時刻Tにログデータの初期の値(たとえば、0)を代入する。
時刻Tをリセットすると、プロセッサ21は、時刻Tにおいて紙葉類が番号付けセンサ(たとえば、センサSa)を通過したか判定する(S13)。
時刻Tにおいて紙葉類が番号付けセンサを通過したと判定すると(S13、YES)、プロセッサ21は、番号付けセンサを通過した紙葉類に番号を設定する(S14)。
時刻Tにおいて紙葉類が番号付けセンサを通過していないと判定した場合(S13、NO)、又は、番号付けセンサを通過した紙葉類に番号を設定した場合(S14)、プロセッサ21は、時刻Tに所定の値を加算する(S15)。たとえば、プロセッサ21は、ログデータが示す「時刻」の間隔の値を時刻Tに加算する。
時刻Tに所定の値を加算すると、プロセッサ21は、時刻Tが終了時刻(ログデータの最後の時刻)を超過したか判定する(S16)。時刻Tが終了時刻を超過していないと判定すると(S16、NO)、プロセッサ21は、S13に戻る。
時刻Tが終了時刻を超過したと判定すると(S16、YES)、プロセッサ21は、時刻Tをリセットする(S17)。
時刻Tをリセットすると、プロセッサ21は、位置を推定される紙葉類(たとえば、紙葉類の番号)を設定する(S18)。紙葉類を設定すると、プロセッサ21は、紙葉類が存在するか判定する区間を設定する(S19)。
区間を設定すると、プロセッサ21は、時刻Tにおいて当該紙葉類が当該区間の始点のセンサSを通過しているか判定する(S20)。時刻Tにおいて当該紙葉類が当該区間の始点のセンサSを通過していると判定すると(S20、YES)、プロセッサ21は、通過時刻を取得する(S21)。
時刻Tにおいて当該紙葉類が当該区間の始点のセンサSを通過していないと判定すると(S20、NO)、プロセッサ21は、S19に戻る。
通過時刻を取得すると、プロセッサ21は、時刻Tにおいて当該紙葉類が当該区間の終点のセンサSを通過しているか判定する(S22)。時刻Tにおいて当該紙葉類が当該区間の終点のセンサSを通過していないと判定すると(S22、NO)、プロセッサ21は、通過時刻及び速度情報などに基づいて当該紙葉類の位置を推定する(S23)。
時刻Tにおいて当該紙葉類が当該区間の終点のセンサSを通過していると判定すると(S22、YES)、プロセッサ21は、他に区間があるか判定する(S24)。他に区間があると判定すると(S24、YES)、プロセッサ21は、S19に戻る。
当該紙葉類の位置を推定した場合(S23)、又は、他に区間がないと判定した場合(S24、NO)、プロセッサ21は、他に位置を推定する紙葉類があるか判定する(S25)。他に位置を推定する紙葉類があると判定すると(S25、YES)、プロセッサ21は、S18に戻る。
他に位置を推定する紙葉類がないと判定すると(S25、NO)、プロセッサ21は、時刻Tに所定の値を加算する(S26)。時刻Tに所定の値を加算すると、プロセッサ21は、時刻Tが終了時刻を超過したか判定する(S27)。
時刻Tが終了時刻を超過していないと判定すると(S27、NO)、プロセッサ21は、S18に戻る。
時刻Tが終了時刻を超過したと判定すると(S27、YES)、プロセッサ21は、動作を終了する。
なお、プロセッサ21は、オペレータから入力された時刻について各紙葉類の位置を推定してもよい。また、プロセッサ21は、動画を再生しながら各紙葉類の位置を推定してもよい。
また、プロセッサ21は、最後の区間から搬出された紙葉類の位置を表示しなくともよい。
また、プロセッサ21は、ログデータから所定のセンサSから他のセンサSまで紙葉類が搬送される時間を算出し、当該時間に基づいて搬送速度を算出してもよい。
また、搬送物表示システム1は、複数の集積装置10を備えてもよい。この場合、搬送物表示装置20は、各集積装置10の各紙葉類の位置を推定し、オペレータからの操作などに従って所定の集積装置10の紙葉類の位置を表示してもよい。
また、搬送物表示装置20は、制御部11の機能として実現されてもよい。この場合、搬送物表示システム1は、サーバと複数の集積装置10とを備えてもよい。サーバは、1つの集積装置10からのログデータから推定された紙葉類の位置を示す表示データを他の集積装置10と共有してもよい。集積装置10は、自身の紙葉類の位置及び他の集積装置10の紙葉類の位置を表示してもよい。
以上のように構成された搬送物表示装置は、集積装置からのログデータに基づいて紙葉類が存在する区間を特定する。搬送物表示装置は、紙葉類が搬送される搬送速度などに基づいて、特定された区間内における紙葉類の位置を推定する。その結果、搬送物表示装置は、センサ間に存在する紙葉類の位置を表示することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…搬送物表示システム、10…集積装置、11…制御部、12…投入口、13…搬送路、15(15a乃至15c)…ラインカメラ、16(16a乃至16d)…アクチュエータ、17(17a乃至17c)…集積部、20…搬送物表示装置、21…プロセッサ、22…ROM、23…RAM、24…NVM、25…通信部、26…操作部、27…表示部、30…モデル図、31乃至34…紙葉類、S(Sa乃至Se)…センサ。
Claims (7)
- センサが搬送路を搬送される搬送物を検知した通過時刻を示すログデータを取得するインターフェースと、
搬送物の位置を推定するための対象時刻を設定し、前記対象時刻と前記通過時刻と前記搬送物が前記搬送路を搬送される搬送速度とに基づいて前記対象時刻における前記搬送路上の前記搬送物の位置を推定するプロセッサと、
前記搬送物の位置を表示する表示部と、
を備える搬送物表示装置。 - 前記プロセッサは、
センサ間に形成される複数の区間から前記搬送物が存在する区間を特定し、
前記搬送物が存在する前記区間の始点のセンサが前記搬送物の通過を検知した通過時刻と前記搬送速度とに基づいて、前記搬送路における前記搬送物の位置を推定する、
前記請求項1に記載の搬送物表示装置。 - 前記センサは、識別情報を設定するためのセンサを含み、
前記プロセッサは、
前記識別情報を設定するためのセンサを通過した搬送物に識別情報を設定し、
前記搬送物ごとに位置を推定する、
前記請求項1又は2に記載の搬送物表示装置。 - 前記搬送速度を格納する記憶部を備える、
前記請求項1乃至3の何れか1項に記載の搬送物表示装置。 - 前記センサは、前記搬送物を集積する集積装置に設置され、
前記表示部は、前記集積装置のモデル図上に前記位置を表示する、
前記請求項1乃至4の何れか1項に記載の搬送物表示装置。 - 前記搬送物は、紙葉類である、
前記請求項1乃至5の何れか1項に記載の搬送物表示装置。 - 集積装置と搬送物表示装置とを備える搬送物表示システムであって、
前記集積装置は、
搬送物を搬送する搬送路と、
前記搬送物の通過を検知するセンサと、
前記センサからのセンサ信号に基づいて、前記センサが搬送物の通過を検知した通過時刻を示すログデータを生成する制御部と、
を備え、
前記搬送物表示装置は、
前記ログデータを取得するインターフェースと、
前記搬送物の位置を推定するための対象時刻を設定し、前記対象時刻と前記通過時刻と前記搬送物が前記搬送路を搬送される搬送速度とに基づいて前記対象時刻における前記搬送路上の前記搬送物の位置を推定するプロセッサと、
前記搬送物の位置を表示する表示部と、
を備える、
搬送物表示システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018218401A JP2020086771A (ja) | 2018-11-21 | 2018-11-21 | 搬送物表示装置及び搬送物表示システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018218401A JP2020086771A (ja) | 2018-11-21 | 2018-11-21 | 搬送物表示装置及び搬送物表示システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020086771A true JP2020086771A (ja) | 2020-06-04 |
Family
ID=70908172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018218401A Pending JP2020086771A (ja) | 2018-11-21 | 2018-11-21 | 搬送物表示装置及び搬送物表示システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020086771A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021045378A (ja) * | 2019-09-19 | 2021-03-25 | 日本金銭機械株式会社 | 情報処理装置及び情報処理システム |
CN114973500A (zh) * | 2021-02-26 | 2022-08-30 | 深圳怡化电脑股份有限公司 | 金融终端机芯日志传输方法、装置、电子设备和介质 |
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2018
- 2018-11-21 JP JP2018218401A patent/JP2020086771A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021045378A (ja) * | 2019-09-19 | 2021-03-25 | 日本金銭機械株式会社 | 情報処理装置及び情報処理システム |
CN114973500A (zh) * | 2021-02-26 | 2022-08-30 | 深圳怡化电脑股份有限公司 | 金融终端机芯日志传输方法、装置、电子设备和介质 |
CN114973500B (zh) * | 2021-02-26 | 2023-12-22 | 深圳怡化电脑股份有限公司 | 金融终端机芯日志传输方法、装置、电子设备和介质 |
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